JP2006325031A - 信号伝達装置および信号伝達方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の半導体チップを近接させるだけでチップ間の電気信号のやり取りを確実に行える信号伝達装置および信号伝達方法を提供する。
【解決手段】送信側インダクタ3から受信側インダクタ7へ信号を伝達する。NMOSFET4がパルス電圧を発生させ、送信側インダクタ3がこのパルス電圧により第1信号を発信する。受信側インダクタ7は第1信号を受信して第2信号を出力する。送信側インダクタ3と受信側インダクタ7とは同じインダクタンスと自己共振周波数fを有しており、パルス電圧幅Tは1/(4f)≦T≦3/(4f)と表される。
【選択図】 図2

Description

本発明は信号伝達装置および信号伝達方法に関し、特にパルス状の信号を送受信する受信回路と送信回路とを備えた信号伝達装置および信号伝達方法に関するものである。
半導体集積回路は、一般に微細化・高集積化が進むにつれ次々と周辺の回路をICチップ内に取り込み、ICチップ自体が高性能化していく傾向にある。さらに、小型化や高速化の要求から、総合的なシステムを一つのパッケージに集約することが要求されている。この要求に応える一つの方法として、一つのICチップ上に総合的なシステムをすべて作り込むという方法が考えられる。
しかし、大規模なICによって総合的なシステムを構築して一つの半導体チップにそのシステムを作り込んだ場合には、半導体装置の製造工程における前工程において歩留りが大幅に低下してしまう。従って、経済的な観点からこのような半導体チップを実現することが困難である。そこで、総合的なシステムを小型のパッケージ内に納める別の方法として、マルチ・チップ・モジュール(MCM)技術や、ICの三次元化技術等が考えられている(例えば、特許文献1,2)。
特開平6−291250号公報 特開平11−330350号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているようなチップ積層化による三次元ICの製造方法では、チップ間接続電極用のパッドを形成した複数のICチップを重ね合わせて、ICチップ間をチップ間接続電極により接続するため、実装の際にチップ間の精度の高い位置合わせとアスペクト比の大きいチップの両面を貫通する電極形成技術が必要である。さらに、チップ間接続電極形成のため、チップ間隔を広げることができず、内部チップの放熱が困難である。また、特許文献2に記載されている技術では、複数のチップの側面を接着剤で貼り合わせて、チップ同士の電気的接続はワイヤボンディングにより行っているが、この技術を用いてMCMを作成する際にはチップ上の素子や接続端子の配置に大きな制約が課せられ、様々なMCMを自由に作成することはできない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数の半導体チップを近接させるだけでチップ間の電気信号のやり取りを確実に行える信号伝達装置および信号伝達方法を提供することにある。
本発明の信号伝達装置は、パルス状の第1信号を送信する送信回路と、該第1信号を受信してパルス状の第2信号を出力する受信回路とを備えた信号伝達装置であって、前記送信回路は、スイッチング素子と前記第1信号を発信する第1インダクタ素子とを有し、前記受信回路は、前記第1信号を受信する第2インダクタ素子を有し、前記第1インダクタ素子と第2インダクタ素子とは実質的に同じインダクタンスおよび自己共振周波数を有しており、前記第1信号は、前記スイッチング素子のスイッチング動作により発生するパルス電圧が前記第1インダクタ素子に印加されて発生し、前記パルス電圧のパルス幅Tは、前記第1及び第2インダクタ素子の自己共振周波数をfとしたとき、1/(4f)≦T≦3/(4f)で表される。
このような構成にすると、送信回路の第1インダクタ素子と受信回路の第2インダクタ素子とが実質的に同じインダクタンスを有していて自己共振周波数fも同じであるので、1/(4f)≦T≦3/(4f)のパルス幅のパルス電圧が第1インダクタ素子に印加されると、振幅の大きいパルス状の第1信号が発信され、この信号を電磁誘導によって第2インダクタ素子が受信して電磁誘導によって振幅が大きい信号が出力される。ここで、パルス状の信号とは、方形波の一波分のみを意味するのではなく、極めて短時間だけ継続する変化からなる信号を意味し、一つの信号内に複数の波(波形)が含まれていてもよい。実質的に同じインダクタンスとは、2つのインダクタンスの差が2つのインダクタンスの平均の10%以内であることであり、好ましくは5%以内であり、より好ましくは2%以内である。
前記パルス電圧は、前記スイッチング素子が前記第1インダクタ素子への電流供給ラインを導通させることにより発生し始め、前記スイッチング素子が前記第1インダクタ素子への電流供給ラインを遮断することにより終了することが好ましい。このような構成にすると、パルス電圧が、スイッチング素子が第1インダクタ素子への電流供給ラインを遮断することにより終了するので、パルス電圧終了時には第1インダクタ素子には電流供給ラインの先に接続されている他の素子の寄生インダクタンスが加わらないため、第1インダクタ素子と第2インダクタ素子との共振周波数が実質的に一致して、第2インダクタ素子から出力される信号の振幅が大きくなる。
前記送信回路と前記受信回路とはそれぞれ異なる半導体チップに形成されていることが好ましい。このような構成にすると、2つの半導体チップ間での信号のやりとりをワイヤボンディングや接続電極の接触などにより行う必要が無く、チップ同士が接触せずに離間していてもチップ間の信号伝達が行える。
ある好適な実施形態において、前記送信回路は受信回路としても機能し、前記受信回路は送信回路としても機能する。つまり、一つの回路がトランシーバとして機能する。
本発明の信号伝達方法は、送信回路がパルス状の第1信号を送信し、受信回路が該第1信号を受信してパルス状の第2信号を出力する信号伝達方法であって、前記送信回路においてパルス幅Tのパルス電圧を、自己共振周波数fが1/(4T)≦f≦3/(4T)で表される第1インダクタ素子に印加して前記第1信号を発生させるステップと、前記受信回路において自己共振周波数が前記fである第2インダクタ素子によって前記第1信号を受信するステップと、前記受信回路において前記第1信号に応じた前記第2信号を出力するするステップとを含む。
前記第1信号を発生させるステップは、前記第1インダクタ素子への電流供給ラインを導通させて前記パルス電圧の印加を開始するサブステップと、当該電流供給ラインを遮断して前記パルス電圧の印加を終了するサブステップとを含むことが好ましい。
本発明によって、ICチップの三次元実装において複雑な工程を有するチップ間接続電極の形成が省略でき、かつ消費電力の低い極めて簡易な無線接続が実現できる。
本発明の実施形態について説明をする前に、本発明に至った経緯を説明する。
上述のように複数の機能を有する総合的なシステムを一つのパッケージにまとめる手段として、複数のチップを一つのパッケージ内に納めてチップ間は何らかの方法で接続を行うという手段がコスト的な面から有利だと考えられているが、現在考えられている特許文献1、2の方法では大きな課題がある。解決手段の一つとして、チップ間接続電極用のかわりに積層するICチップ上に平面インダクタを形成して、平面インダクタ間の電磁結合によってチップ間に配線接続のための無線信号伝達手法に本願発明者らは思い至った。しかし、インダクタ間の電磁結合による接続を多数集積する場合を考えると、その消費電力は大きく、低消費電力化が課題である。そこで、低消費電力化のため、平面インダクタの自己共振特性および平面インダクタ間の相互の共振特性を積極的に利用することを思いつき、本願発明に至った。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1に係る信号伝達装置を示す模式図である。上下のICチップ101,102にそれぞれ、層間無線接続のためのスパイラル・インダクタ1,2が形成されている。また、後述の信号伝達のための回路もICチップ101,102にそれぞれ形成されている。ここでは、平面インダクタとして、スパイラル・インダクタの例を示すが、他の構造のインダクタを用いてもよい。
本実施形態の信号伝達装置は、半導体チップに電子回路を形成する工程のうち金属配線を形成する工程において、金属配線と同じ金属からなるスパイラル・インダクタ1,2を形成することにより製造される。また、受信回路・送信回路を含む信号伝達装置の回路は、半導体チップに形成される電子回路と同時に形成される。このようにチップ間の信号伝達用の素子(端子)を電子回路形成と同時に形成することができ、従ってスルーホール形成や突起電極形成等の余分な工程を行う必要がなく、製造コストを低く抑えることができる。
次に、図2にスパイラル・インダクタ対1,2を等価回路で表し、等価回路で表された送信側インダクタ(第1インダクタ素子)3をNMOSFET(スイッチング素子)4でスイッチングする場合を示す。スパイラル・インダクタ1,2は同じ材料で同じ形状に設計されて形成されているので設計上は同じインダクタ特性を有しており、製造上での加工のむら・ずれ等を考えると、送信側インダクタ3と受信側インダクタ(第2インダクタ素子)7とは実質的に同じインダクタンスおよび自己共振周波数を有しているということができる。ここでは送信側インダクタ3と受信側インダクタ7との間の結合係数をkで示す。
NMOSFET4のゲート電極を図3に示すパルス11の電圧Vinで駆動する場合、送信側インダクタ3に流れる電流(iL)5および受信側インダクタ7の出力電圧(Vout)6は図3に示す波形12および13となる。
NMOSFET4から送信側インダクタ3に印加される駆動電圧パルス11の立上り、および立下りによって受信側インダクタ7に励起される出力電圧の信号は、上述の波形13である。出力電圧波形13は2つの減衰振動波形14、15からなるが、駆動電圧パルス11の立下りが励起する減衰振動波形15の方が、立上りが励起する減衰振動波形14より振幅が大きい。これは、立上り時にはNMOSFET4のONコンダクタンスのため送信側インダクタ3と受信側インダクタ7の特性が異なるためである。即ち、NMOSFET4のONコンダクタンスと送信側インダクタ3のインダクタンスとを合成したものが送信側の全体のインダクタンスとなる。一方、立下り時には、NMOSFET4は遮断されるため送信側インダクタ3と受信側インダクタ7の特性が等しくなり、インダクタ3,7間の共振現象によって減衰振動波形15の振幅が大きくなる。
このように、送信側インダクタ3の励起には、励起後にNMOSFET4の遮断状態にすることが重要である。今回は、NMOSFET4による励起方法で説明したが、他の励起方法でも励起後に送信インダクタ3を開放状態にすることが重要である。つまり、送信インダクタ3に駆動パルスを印加する場合には、NMOSFET4などのスイッチング素子が送信インダクタ3への電流供給ラインを導通させることで立ち上がり(パルスの発生)、スイッチング素子が電流供給ラインを遮断して開放状態にすることで立ち下がる(パルスの終了)ようにする。
上述の受信側インダクタ7の出力電圧波形13の立ち上がり時と立ち下がり時の関係は、駆動電圧のパルス波形がどのようなものでも一般的に当てはまるものであるが、送信側インダクタ3と受信側インダクタ7との間での信号伝達を確実なものにするためには受信側インダクタ7の出力電圧の振幅をより大きくした方が好ましい。図3の左下のパルス波形から本願発明者らは、出力側の振動波形の振幅を大きくするために、駆動パルスの立上がりで励起される振動波形14と駆動パルスの立下りで励起される振動波形15を重ね合わせることを考えついた。すなわち、図3に示すパルス幅の狭い駆動パルス16で送信側インダクタ3を励起すると、送信側インダクタ7が図3右中に示すパルス状の第1信号を発信する。この第1信号を受信側インダクタ7が受信すると電磁誘導により駆動パルスの立上がりで励起される振動波形14と駆動パルスの立下りで励起される振動波形15が重なり、さらに大きな振動波形17が実現できるのである。
なお、ここではパルス幅の狭い駆動パルス16のパルス幅Tは、T=1/(2f)のように、送信側及び受信側インダクタ3,7の自己共振周波数fに従って設定している。パルス幅TはT=1/(2f)であれば出力電圧波形の振幅が極大になるので非常に好ましいが、厳密に1/(2f)である必要はなく、1/(2f)の±50%以内、即ち1/(4f)≦T≦3/(4f)であれば出力側の振動波形の振幅が大きくなる。±25%以内、即ち3/(8f)≦T≦5/(8f)であれば実用上十分に振幅が大きくなるので好ましい。
また、消費電力の点からもパルス幅Tを1/(4f)から3/(4f)とすることが好ましい。このことを以下に説明する。
図2に示すスパイラル・インダクタ対3,7による結合回路での消費電力は主に、送信側インダクタ3に流れる電流iLで決定される。
駆動パルスのパルス幅を制御して出力側の振動波形の振幅を大きくする本実施形態に係る信号伝達装置では、送信側のインダクタ3に流れる電流の最大値を相対的に小さく設定することが可能であり、かつ図3に示すパルス幅の狭い駆動パルス16によって送信側インダクタ3に電流が流れる時間を短くできるため、図2に示すスパイラル・インダクタ対による結合回路での消費電力を著しく小さくする。つまり、出力側である受信側インダクタ7において所定量の出力電圧(=電圧振幅)を出力させようとした場合、本実施形態の回路構成にして本実施形態の駆動パルス幅とすれば最も消費電力を少なくすることができるのである。
次に、上記のパルス駆動のインダクタ対による結合回路を基にした、クロックが不要な本実施形態の非同期送受信回路を図4に示す。一般的には、送信信号と受信信号との同期をとるためにはクロックが必要であって、そのために非線形抽出回路やPLL回路などのクロックリカバリー回路が受信側に形成されるが、本実施形態ではクロック及びクロックリカバリー回路無しで送信側のパルス信号群を、パルス信号間の時間間隔も合わせて受信側で忠実に再現して出力できる。
図4に示す本実施形態の非同期送受信回路では、送信及び受信のスパイラル・インダクタ3,7に関しては、上で説明したものを用いている。動作時の各節点電圧の波形を図5に示し、以下に本実施形態に係る信号伝達の方法を説明する。
まずNMOSFET21のゲート電極をパルス発生回路36から発生したパルス22によって駆動する。この駆動によってパルス電圧が送信側スパイラルインダクタ3に印加される。このパルス電圧のパルス幅Tは、T=1/(2f)であって、送信側及び受信側インダクタ3,7の自己共振周波数fに従って設定している。
パルス電圧が印加されることにより、送信側スパイラル・インダクタ3は図3の右中の波形と同等の第1信号を発信し、それを受けた受信側インダクタ7の片側端子に中心電位0Vの振動波形23が励起される。
これを、コンデンサ24、抵抗25およびバイアス回路26によって所定電圧Vbn(ここでは0.4V)を加えてレベルシフトさせて、中心電位がVbnの振動波形信号(レベルシフト信号)27とする。そしてこのレベルシフト信号27をNMOSFET(第1スイッチング素子)28のゲート電極に与えてNMOSFET28を駆動する。
NMOSFET28のドレイン電極は、ダイナミックに充放電される端子であり、駆動される時点では、Vddに充電されている。また、NMOSFET28を駆動させるための閾電圧はVbnである。従って、NMOSFET28のゲート電極にレベルシフト信号27が与えられVbnより大きな信号が加わることによってNMOSFET28が導通するため、NMOSFET28のドレイン電極は放電されて0V電位に遷移していく。
この0Vへの遷移パルス(遷移信号)34が2つのインバータによって構成される遅延回路29によって、一定時間だけ遅延される。それから、この遅延された遷移信号(遅延遷移信号)31がPMOSFET30のゲート電極を駆動する。こうしてPMOSFET30が導通するため、再びNMOSFET28のドレイン電極はVddまで充電される。このステップは自己プリチャージステップということができる。この自己プリチャージによって、次の送信パルス22が送られてきたときに、NMOSFET28が再び遷移信号34を発することができる。一方、遅延遷移信号31はインバータにより反転されて受信信号32(第2信号)となる。
以上のように、送信パルス22が、第2信号32として再生される。第2信号32は再生回路37に入力する。図5からわかるように、送信パルス22と同じ形状のパルス群が第2信号32として出力される。送信パルス22と第2信号32とはパルス形状も、パルス間の間隔も同じである。なお、送信パルス22と第2信号32との間の遅延時間は0.4nsである。
さらに本実施形態では、図4に示すNMOSFET(第3スイッチング素子)33が、符号間干渉を抑制するために受信した振動波形の減衰率が大きくなるように、受信信号を再生した後、受信インダクタ7を短絡することで保持している電磁エネルギーを開放する。つまり、受信信号32がNMOSFET33を駆動して受信インダクタ7を短絡させるので、受信インダクタ7に励起される振動波形23のうち、減衰しながらも振動して尾を引いていく部分を速やかに減衰させて消滅させる。これにより誤動作を防止する。
また、図4のNMOSFET(第1スイッチング素子)28のリーク電流は、NMOSFET28のドレイン電極にあるダイナミック節点の電荷を徐々に放電して、ついには誤りパルスを出力してしまう。そこで、図6に示すリーク電流補償回路を設けてNMOSFET(第1スイッチング素子)28に接続している。
図6に示すリーク電流補償回路では、それぞれ抵抗、コンデンサとして働くPMOSFET41、42が構成している低域通過フィルタによって、リーク電流と信号パルスとを区別している。このリーク電流補償回路の動作を以下に説明する。
NMOSFET44、45によって構成されるソースフォロアによってレベルシフトされた端子43の電圧がPMOSFET46のゲート電極に与えられる。NMOSFET(第1スイッチング素子)28のリーク電流による放電によって、NMOSFET(第1スイッチング素子)28のドレイン電極に接続されている端子43の電位が降下すると、それに伴いPMOSFET46のゲート電極の電位が降下するため、PMOSFET46のゲート−ソース間電圧が大きくなり、PMOSFET46のドレイン電流である補償電流が増加して、リーク電流による端子43の電圧降下を抑制する。一方、信号パルスによる端子43の電位の変化は、数100ps程度と高速であるため、PMOSFET41、42で構成される低域通過フィルタで遮断され、PMOSFET46のゲート電極の電位変化を生じさせず、補償電流によって信号パルスの検出動作が影響されることはない。
さらに、図4に示すパルス発生回路63および論理レベル再生回路37によってNRZ信号の伝送を可能にする。図7(a)にパルス発生回路および図7(b)に論理レベル再生回路のブロック図を示す。
図7(a)に示すパルス発生回路では、第1,第2および第3NAND回路51,52,53の出力が第4NAND回路54の入力となり、第4NAND回路54の出力がパルス発生回路の出力となっている。第1NAND回路51には送信側のNRZ信号と、このNRZ信号を3つのNOT回路で遅延させた信号とが入力している。3つのNOT回路で遅延させた信号は元のNRZ信号とはON/OFFが逆になっているので、第1NAND回路51はNRZ信号の立ち上がりの時のみ反転パルスを出力し、そのパルス幅は3つのNOT回路の遅延時間である。一方、第2NAND回路52には、元のNRZ信号を3つのNOT回路で遅延させた信号をさらに偶数のNOT回路からなる第1Delay回路55によって遅延させた信号S1と、この信号S1を3つのNOT回路で遅延させた信号S2とが入力している。信号S1は元のNRZ信号とはON/OFFが逆になっており、信号S2は元のNRZ信号とON/OFFが同じであるので、第2NAND回路52は、NRZ信号の立ち下がりの時のみ反転パルスを出力する。そして、第3NAND回路53には信号S1を1つのNOT回路で遅延させた信号S3と信号S3を3つのNOT回路で遅延させた信号S4とが入力している。従って、第3NAND回路53は第1NAND回路51と同様にNRZ信号の立ち上がりの時のみ反転パルスを出力し、この出力は第1NAND回路51の出力から第1Delay回路55および1つのNOT回路による遅延分の時間だけ遅れている。
以上の3つのNAND回路51,52,53の出力が入力する第4NAND回路からは、NRZ信号の立ち上がりの時に2つの連続パルスが出力され、NRZ信号の立ち下がりの時に1つのパルスが出力される。2つの連続パルスのパルス間の離間時間は、第1Delay回路55および1つのNOT回路による遅延分の時間である。
次に、図7(b)に示す論理レベル再生回路では、第1及び第2RSフリップフロップ回路61,62と第2Delay回路63とにより、パルス発生回路が出力したパルスからNRZ信号を再生する。図7(b)の下側の第2RSフリップフロップ回路62は、自分自身の保持信号Q1によって第2Delay回路63により発生する一定時間の遅延の後にリセットされるように接続されているので、定常状態ではリセットされた状態である。この状態で受信信号32のパルスがVRXとして入力されると、このパルスによって第1RSフリップフロップ回路61がリセットされ、同時に第2RSフリップフロップ回路62がセットされる。それから一定時間の遅延の後、第2RSフリップフロップ回路62は保持信号Q1によってリセットされるが、このリセットまでの間にもう一つのパルスが入力されると第1RSフリップフロップ回路61はセットされる。即ち、一定時間内の連続パルスが入力される場合は第1RSフリップフロップ回路61はセットされるが、単独パルスの場合は第1RSフリップフロップ回路61はリセットされたままである。従って、この動作によってNRZ信号が再生されて出力される。
図8では以上説明したように、パルス発生回路は、入力されるNRZ信号の立上り時に連続するパルスを2つ発生する。この時連続するパルス間の間隔時間は、第2Delay回路63により発生する一定時間の遅延よりも短いことが必要である。但し、この間隔が1/fよりも小さくなると2つのパルスが一つに重なってしまうので、パルス間は1/f以上離れていることが必要である。一方、立下り時にはパルスを1つだけ発生する。また、論理レベル再生回路は、先のパルス駆動のインダクタ対による結合回路を通して送られてきたパルスから、2つのパルスが連続する場合は、出力の論理レベルをHighにして、1つのパルスだけが送られる場合には出力の論理レベルをLowにする。このような出力の論理レベルにより入力されたものと同形のNRZ信号を出力することができる。
本実施形態においては、貫通ビアのような高精度のチップ間位置合わせが不要であり、チップ形成のためのコストを低くすることができる。また、貫通ビアを用いたチップ間接続に比べてチップ間の間隔を大きく設定できるので、電子回路から発生する熱を容易に放出させることができる。そして、インダクタ素子間の共振特性を利用して信号伝達を行っているので、送信電力を低く抑えることができる。さらに、クロックを用いない非同期受信回路としているので、機能的には方向制御付きバッファと考えることができ、半導体チップ上の電子回路の論理設計時に論理ブロックとして容易に利用することができる。
(実施形態2)
実施形態2は図9に示す回路で表される信号伝達装置である。本実施形態では、図4の送信部および受信部の回路を融合し、接続するインダクタも1つとし、さらに、図9に示すようにスイッチとして働くPMOSFET50を追加することで、1つの回路を送信または受信に切り替えて使用できるトランシーバを容易に構成している。さらに説明すると、PMOSFET50のゲート電極にLowの信号を与えてPMOSFET50をONし、パルス発生回路(Pulse Generator)をONにして、バイアス回路にLowの信号を与えることでNMOSFETのM3をOFFすることによりこの回路は送信回路となる。逆に、PMOSFET50をOFFし、パルス発生回路(Pulse Generator)にHighの信号を与えてNMOSFETのM1をONにし、バイアス回路にHighの信号を与えることでNMOSFETのM3を駆動させることによりこの回路は受信回路となる。
この場合、図10に示すように、パルス発生回路、論理レベル再生回路を含むパルス駆動のインダクタ対による結合回路は、機能的には、方向制御付きバッファと考えることができ、論理設計時に機能ブロックとして容易に利用することができる。
このようなトランシーバの構成にすることにより、インダクタの数を半分に減らすことができ、送受信用の回路素子も減らすことができるので、装置全体を小型にでき、製造コストを下げることができる。
(実施形態3)
実施形態3では、送信側および受信側インダクタを厚み0.18μm、配線幅20μm、配線間隔1.5μm、巻数2、層数4、一辺200μmの正方形とし、2つのインダクタ間は100μm厚のシリコンチップにより隔てた。それ以外は実施形態2と同じである。
本実施形態の信号伝達装置を搭載したマルチチップモジュールで1.0Gbpsのデータレートにより信号伝達テストを行ったところ、0.95mW/1.0Gbps/chの性能を有していることがわかった。
(その他の実施形態)
上述の実施形態は本発明の例示であって、本発明はこれらの例に限定されない。
送信回路、受信回路、トランシーバ回路、リーク電流補償回路、パルス発生回路、論理レベル再生回路などは、上述の回路構成とは異なる回路構成であっても構わない。
NRZ信号の伝送においては、入力NRZ信号の立ち上がり時に連続するパルス2つを、立ち下がり時に単独パルスを発生する構成に限定されない。立ち上がり時に単独パルスを、立ち下がり時に連続する2つのパルスを発生してもよいし、3つ以上のパルスを発生させても構わない。
積層する半導体チップは3枚以上であっても構わない。この場合、例えばX、Y、Zの3枚の半導体チップがあるとすると、XY間の信号伝達に用いられるインダクタαとYZ間の信号伝達に用いられるインダクタβとXZ間の信号伝達に用いられるインダクタγとのインダクタンスをそれぞれ異なるように設定しておけば、それぞれの信号伝達間での混信が生じることなく確実に信号伝達を行える。この場合、一つの半導体チップの上に3種類の異なるインダクタンスを有するインダクタα、β、γが形成される。
上記実施形態の信号伝達装置は、複数の半導体チップが積層されて一つのパッケージとして纏められたマルチチップモジュールに用いられることが好ましい。一つのパッケージ内の異なる半導体チップ間の信号の伝達に上記の実施形態の信号伝達方法が用いられることが好ましい。
以上説明したように、本発明に係る信号伝達装置は、簡単な工程でチップ間接続電極を作成できチップ間の信号伝達を低電力で行うことができるので、マルチチップモジュールなどにおけるチップ間信号伝達等として有用である。
実施形態1に係る信号伝達装置の模式的な斜視図である。 送信および受信のインダクタ対の等価回路を示す回路図である。 図2の回路における駆動パルス波形、インダクタ電流波形、出力電圧波形である。 実施形態1に係る信号伝達装置の一部を示す回路図である。 図4の回路の駆動パルス波形、受信電圧波形、および自己プリチャージ機能を説明する各節点電位の波形である。 リーク電流補償回路を示す回路図である。 (a)は、パルス発生回路を示すブロック図であり、(b)は、論理レベル再生回路を示すのブロック図である。 パルス発生回路および論理レベル再生回路の動作波形である。 実施形態2に係る信号伝達装置の一部を示す回路図である。 本発明のインダクタ対を用いたICチップ間相互結合回路に機能的に等価である方向制御付きバッファの概念図である。
符号の説明
1 上段のICチップ上に形成されたスパイラル・インダクタ
2 下段のICチップ上に形成されたスパイラル・インダクタ
3 送信側インダクタ(第1インダクタ素子)
4 パルス駆動のためのトランジスタ(スイッチング素子)
5 送信側インダクタに流れる電流
6 受信側インダクタの出力電圧
7 受信側インダクタ(第2インダクタ素子)
11 駆動パルスの波形
12 送信側インダクタに流れる電流の波形
13 受信側インダクタの出力電圧の波形
14 駆動パルス11の立上りが励起する減衰振動
15 駆動パルス11の立下りが励起する減衰振動
16 パルス幅の狭い駆動パルス(パルス電圧)
17 重ね合わされた振動波形
21 パルス駆動のためのトランジスタ(スイッチング素子)
22 駆動パルスの波形
23 受信側インダクタに励起される振動波形
24 レベルシフトのためのコンデンサ
25 レベルシフトのための抵抗
26 バイアス回路
27 レベルシフトされた振動波形
28 受信した振動波形の検出用トランジスタ
29 遅延回路を構成する2つのインバータ
30 プリチャージを実行するトランジスタ
31 プリチャージを起動するパルス
32 再生されたパルス波形
33 符号間干渉を抑制するためのトランジスタ
36 パルス発生回路
37 論理レベル再生回路
41 抵抗として動作するトランジスタ
42 コンデンサとして動作するトランジスタ
43 補償回路の入出力端子
44 ソースフォロアのドライバ
45 ソースフォロアの負荷トランジスタ
46 補償電流を生成するトランジスタ
50 トランシーバの送受信を切り替えるスイッチ

Claims (6)

  1. パルス状の第1信号を送信する送信回路と、該第1信号を受信してパルス状の第2信号を出力する受信回路とを備えた信号伝達装置であって、
    前記送信回路は、スイッチング素子と前記第1信号を発信する第1インダクタ素子とを有し、
    前記受信回路は、前記第1信号を受信する第2インダクタ素子を有し、
    前記第1インダクタ素子と第2インダクタ素子とは実質的に同じインダクタンスおよび自己共振周波数を有しており、
    前記第1信号は、前記スイッチング素子のスイッチング動作により発生するパルス電圧が前記第1インダクタ素子に印加されて発生し、
    前記パルス電圧のパルス幅Tは、前記第1及び第2インダクタ素子の自己共振周波数をfとしたとき、1/(4f)≦T≦3/(4f)で表される、信号伝達装置。
  2. 前記パルス電圧は、前記スイッチング素子が前記第1インダクタ素子への電流供給ラインを導通させることにより発生し始め、前記スイッチング素子が前記第1インダクタ素子への電流供給ラインを遮断することにより終了する、請求項1に記載の信号伝達装置。
  3. 前記送信回路と前記受信回路とはそれぞれ異なる半導体チップに形成されている、請求項1または2に記載の信号伝達装置。
  4. 前記送信回路は受信回路としても機能し、前記受信回路は送信回路としても機能する、請求項1から3のいずれか一つに記載のパルス信号伝達装置。
  5. 送信回路がパルス状の第1信号を送信し、受信回路が該第1信号を受信してパルス状の第2信号を出力する信号伝達方法であって、
    前記送信回路においてパルス幅Tのパルス電圧を、自己共振周波数fが1/(4T)≦f≦3/(4T)で表される第1インダクタ素子に印加して前記第1信号を発生させるステップと、
    前記受信回路において自己共振周波数が前記fである第2インダクタ素子によって前記第1信号を受信するステップと、
    前記受信回路において前記第1信号に応じた前記第2信号を出力するするステップと
    を含む、信号伝達方法。
  6. 前記第1信号を発生させるステップは、前記第1インダクタ素子への電流供給ラインを導通させて前記パルス電圧の印加を開始するサブステップと、当該電流供給ラインを遮断して前記パルス電圧の印加を終了するサブステップとを含む、請求項5に記載の信号伝達方法。
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