JP2006305268A - 管腔拡張用具 - Google Patents

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敏之 入江
Kazutaka Nanaumi
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Abstract

【目的】管腔の閉塞・狭窄部位を押し広げた状態を保持し続けることができるような充分な復元力をもって自己拡張させるようにしても、管腔の屈曲に良く追従して適正な状態でその屈曲部分にステントを装着させることができるようにする。
【構成】カテーテル内に口径が細くなるように圧縮して装着され、カテーテルの先端から押し出されたときに復元力によって拡張して、血管や消化管などの管腔の閉塞・狭窄部位を押し広げた状態に保持する筒状の管腔拡張用具にあって、その管腔拡張用具を蛇腹構造にする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、血管や消化管などの管腔内に装着されて、その管腔の閉塞・狭窄部位を押し広げた状態に保持する管腔拡張用具に関する。
一般に、管腔拡張用具(以下ステントという)は、柔軟な復元力のある細い線材をメッシュ状に編み込んで筒状にし、あるいは柔軟な復元力のある材料からなる筒に径方向に拡張力をもたせるように細かな切り込みを入れた医療用具であり、例えば、カテーテル内にステントを口径が細くなるように圧縮して装着し、血管の狭窄部位にカテーテルが達したらその先端からステントを押し出して、復元力によってステントが拡張して押し広げられた血管内にステントを留置させるようにしている。
解決しようとする問題点は、屈曲した管腔内にステントを装着する場合に、ステントの復元力により真っ直ぐな状態に戻ろうとする力が働いて、管腔壁に大きなストレスを与えたり、ステントの屈曲部分の内側が管腔内壁から浮き上がったりしてしまう。そして、屈曲の程度が大きい部分でステントを無理に曲げるとその屈曲部分でステントがつぶれてしまうなど、適合性が悪くなってしまうことである。
また、屈曲性を良くするためにステントの復元力を弱くすると、管腔の閉塞・狭窄部位を充分に押し広げて、その状態を保持し続けることが困難になってしまうという問題がある。
また、血管や消化管などの管腔にあっては生体反応からその長さ方向にも伸縮するが、従来のステントでは長さ方向の伸縮性があまりなく、適合性が悪いものになっている。
本発明は、カテーテル内に口径が細くなるように圧縮して装着され、カテーテルの先端から押し出されたときに復元力によって拡張して、血管や消化管などの管腔の閉塞・狭窄部位を押し広げた状態に保持する筒状のステントにあって、管腔の状態に応じて適合性良くその閉塞・狭窄部位を押し広げた状態に保持することができるようにするべく、そのステントを蛇腹構造にしている。
本発明によれば、ステントを蛇腹構造にしているために拡張性、屈曲性、伸縮性ともに優れたものとなり、管腔の閉塞・狭窄部位を押し広げた状態を保持し続けることができるような充分な復元力をもって拡張させるようにしても、管腔の屈曲、伸縮に良く追従して適正な状態でその屈曲部分にステントを装着させることができるようになる。
図1および図2は、本発明による蛇腹構造をもったステントをそれぞれ示している。
図1に示すステントにあっては、柔軟な弾力性のある復元力をもった長さ方向に山と谷が連続的に形成されたステンレス・スチール、Ni−Ti合金あるいは樹脂(生体吸収タイプや成分分解排せつタイプなどがある)などからなるチューブ1に、レーザ加工などによってその各傾斜部分の周面にジグザグの細かな切り込み2を入れることによって、蛇腹構造を得るようにしている。
その際、最初から山と谷が連続的に形成されたチューブ1を用いることなく、円筒状のチューブを用いて、それに切り込みを入れたあとで、そのチューブに山と谷を連続的に形成する加工を施すようにしてもよい。
図2に示すステントにあっては、柔軟な弾力性のあるNi−Ti合金などからなる線材3をジグザグに折ることによって作成した台錐形のユニット4を交互につき合せるように連結して、蛇腹構造を得るようにしている。
その連結には、その連結部分が可動となるように、糸を用いて各つき合せ部分を結ぶ。あるいは、図3、図4に示すように、柔軟な金属5を用いてつき合せ部分を可動に接着する。その際、全てのつき合せ部分を連結させることなく、つき合せ部分の一部をもって周囲均等に連結させるようにしてもよい。
なお、図5に示すように、そのつき合せ部分における線材3を曲線状に折るようにしてもよい。
図1に示すように、チューブ1に切り込み2を入れて蛇腹構造を作成する場合には、連結部を細く、薄く形成するようにする。
ステントが拡張したときに少なくとも1つの山が形成されることが必要である。実際には、4つ以上の山が形成されることが望ましい。
また、蛇腹における山と山、谷と谷との長さは、ステントの谷部分の口径の20〜10%以下となるように設定するのが望ましい。
蛇腹は、それを2本の線材を組み合せることによって螺旋状に連続して形成するようにしてもよい。
ステントをこのような蛇腹構造にすることによって、屈曲部にあっても筒形状が変形したりするようなことなくその屈曲の状態に良く追従して滑らかに湾曲し、特に屈曲した管腔の内側の面からのステントの浮き上がを有効に抑制して、その屈曲した管腔の外側の面に充分な拡張保持力を与えることができるようになる。また、屈曲の程度が大きい部分でもステントがつぶれたり折れたりして内腔閉鎖するようなことなく、適合性良く装着させることができるようになる。また、管腔の生体反応による長さ方向の伸縮にも良く追従してステント自体が伸縮して、生体適合性に優れたものになる。
本発明は、図6に示すように、ステントの一部を蛇腹構造とするようにしてもよい。また、図7に示すように、ダンベル型の蛇腹構造によるステント、図8に示すように、テーパー型の蛇腹構造によるステントとすることも可能である。
また、図9に示すように、1つのユニット4に複数の線材31,32を折り込むようにしても、また、図10に示すように、1つのユニット4に折り込まれる線材3の長さを変えるようにしてもよい。
さらに、図11に示すように、曲線的な蛇腹構造とすることも可能である。この場合には、管腔の壁面との接触性が良くなり、自己拡張によって管腔の閉塞・狭窄部位をよく押し広げて、その状態を良好に保持し続けることができるようになる。
また、本発明によるステントにあっては、管腔の直線部分で拡張したときには滑らかな円筒状になるが、管腔の屈曲部分で湾曲したときにはその湾曲の内側部分のみに蛇腹を生ずるようにすることも可能である。
その場合、屈曲したときに蛇腹を形成しやすいように、ステントの片側の拡張保持力を強くするようにする。
直線的なステントに蛇腹が自動的に形成されるためには、例えば、図12に示すように、Aの部分では拡張保持力を強く、Bの部分では拡張保持力を弱く、Cの部分では拡張保持力を強くする。ここでは、拡張保持力の強いほうが蛇腹の谷になり、拡張保持力の弱いほうが蛇腹の山になる。
拡張保持力に違いをもたせるには、例えば、図3に示すように、ジグザグに折った線材3をつき合せて可動に連結する金属5の厚みを変えて、拡張保持力を弱くするほうは薄くする。また、金属5の幅を変えて、拡張保持力を弱くするほうは細くする。
あるいはまた、例えば、図13に示すように、線材3を折ってつき合せるデザインを変えて拡張保持力に違いをもたせるようにすることも可能である。図中、D部分にあっては拡張保持力が弱く、E部分にあっては拡張保持力が強くなっている。
本発明によるステントは、管腔の閉塞・狭窄部位を自らの拡張力によって押し広げて、その状態を保持する自己拡張型、またはカテーテルの先端に取り付けられたバルーンを膨らませて管腔の閉塞・狭窄部位を押し広げた状態でその部分にステントを装着するバルーン拡張型の何れにも適用されるものである。
本発明は、カテーテル内に口径が細くなるように圧縮して装着され、カテーテルの先端から押し出されたときに復元力によって拡張して、血管や消化管などの管腔の閉塞・狭窄部位を押し広げた状態に保持する筒状のステントにあって、そのステントを蛇腹構造にしているために拡張性、屈曲性、伸縮性ともに優れたものとなり、管腔の状態に応じて生体への適合性良くその閉塞・狭窄部位を押し広げた状態に保持することができるもので、医療の分野で有効である。
本発明によるステントの一構成例を示す正面図である。 本発明によるステントの他の構成例を示す正面図である。 ジグザグに折った線材のつき合せ部分を柔軟な金属によって連結した部分の一例を示す図である。 ジグザグに折った線材のつき合せ部分を柔軟な金属によって連結した部分の他の例を示す図である。 曲線的に折った線材のつき合せ部分を柔軟な金属によって連結した部分を示す図である。 一部を蛇腹構造としたステントを示す簡略図である。 ダンベル型の蛇腹構造によるステントを示す簡略図である。 テーパー型の蛇腹構造によるステントを示す簡略図である。 ステントのユニットに複数の線材を折り込んだものを示す正面図である。 ステントのユニットに折り込まれる線材の長さを変えるようにしたものを示す正面図である。 曲線的な蛇腹構造にしたステントを示す正面図である。 直線的なステントに蛇腹を形成させるための各部拡張保持力の強弱状態を示す図である。 線材を折ってつき合せるデザインを変えて拡張保持力に違いをもたせるようにしたときの一例を示す図である。
符号の説明
1 チューブ
2 切り込み
3 線材
4 ユニット
5 金属

Claims (6)

  1. カテーテル内に口径が細くなるように圧縮して装着され、カテーテルの先端から押し出されたときに復元力によって拡張して、血管や消化管などの管腔の閉塞・狭窄部位を押し広げた状態に保持する筒状の管腔拡張用具にあって、その筒を蛇腹構造にしたことを特徴とする管腔拡張用具。
  2. 柔軟な弾力性のある復元力をもった長さ方向に山と谷が連続的に形成されたチューブに、その各傾斜部分の周面にジグザグの細かな切り込みを入れることによって蛇腹構造を得るようにしたことを特徴とする請求項1の記載による管腔拡張用具。
  3. 柔軟な弾力性のある線材をジグザグに折ることによって作成した台錐形のユニットを交互につき合せるように可動に連結して、蛇腹構造を得るようにしたことを特徴とする請求項1の記載による管腔拡張用具。
  4. 連結部の拡張保持力を可変に設定したことを特徴とする請求項3の記載による管腔拡張用具。
  5. 蛇腹の山部が螺旋状に形成されていることを特徴とする請求項1の記載による管腔拡張用具。
  6. 蛇腹の山と山との間の長さが、蛇腹の谷部の口径の20%以下であることを特徴とする請求項1の記載による管腔拡張用具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010075685A (ja) * 2008-08-29 2010-04-08 Yoshihiko Yokoi ステント

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