JP2006298245A - 車両の警報装置および車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】 対人感知機構によって検知された車両の周囲の人に対して、有効かつ効率的に注意喚起を促す警報を発する。
【解決手段】 車両に取り付けられた人感知センサによって車両の周囲に人が警告出力対象として感知されると(ステップS100)、警告出力対象に向けて警報を出力するための指向性演算を行なった上で警報出力端の制御指示が発せられる(ステップS200)。各警報出力端が制御指示に従って所定の警報を発することにより、指向性を有する警報が警告出力対象に対して出力される(ステップS300)ので、車両の周囲の人に対して効率的に注意喚起を行なえる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、車両の警報装置に関し、より特定的には、車両の周囲の人に対して注意を喚起する警報装置およびそれを備えた車両に関する。
近年、環境問題対策の1つとして、モータからの駆動力により走行するハイブリッド自動車、燃料電池車、電気自動車などが注目されている。このような車両においては、モータにより走行する場合、モータの作動音がエンジンの作動音に比較して小さいため、車両の周囲の他車あるいは歩行者に対して自車の存在を認知させる必要性が生じる。
このような問題点に鑑みて、特開2002−2424号公報(特許文献1)には、電気自動車等に搭載される歩行者危険感知システムが開示される。この歩行者危険感知システムは、電気自動車のフロント部分に設けられたレーザー光線感知装置および電波感知装置による対象物感知ならびに、可変音量模擬走行音のスピーカからの発生を、コンピュータ制御により実行する。また、緊急事故回避時に、スピーカから緊急危険を歩行者等に発し、緊急事故回避時に携帯電話等に車から送信し音声により警告する。
特許文献1に開示された歩行者危険感知システムによれば、電気自動車の導入による走行音の減少に起因する歩行者の事故防止を、安価な装置により導入することができる。特に、既存の装置でもすぐに作れる装置であるとともに、カーナビゲーションや新技術の導入があってもシステム自体はすぐに新技術を利用できる点で有利である。
特開2002−2424号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された歩行者危険感知システムは、レーザー光線あるいは電波等で感知した車両周囲の人に対して、当該車両の接近による危険性をより確実かつ効率的に検知するための警報の発生機構について具体的な開示を欠いている。特に、車両の進行方向全域に当該車両の接近を知らせる構成とすれば、警報の態様によっては、警告出力対象となる人に対して有効な警報を発する際に車両周囲に過大な不快感を与えてしまう可能性がある。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、この発明の目的は、対人感知機構によって検知された車両の周囲の人に対して、有効かつ効率的に注意喚起を促す警報を発するための車両の警報装置およびこれを搭載した車両を提供することである。
本発明による車両の警報装置は、人感知手段と、警報出力手段と、指向性演算手段とを備える。人感知手段は、車両の周囲または近傍に居る人を感知する。警報出力手段と、車外に対して指向性のある警報を出力するために設けられる。指向性演算手段は、人感知手段により取得された情報に基づき、人感知手段により感知された人に向けて警報を発するための制御指示を生成する。警報出力手段は、指向性演算手段によって生成された制御指示に従って警報を出力する。
上記車両の警報装置では、車両の周囲または近傍にいる人を感知した場合に、感知した人に対して指向性のある警報を出力することができる。したがって、警告出力対象となった人に対する注意喚起を有効に行なうことができる。また、警報出力により車両周囲全体に与える不快感を抑制できる。
好ましくは、本発明による車両の警報装置は、危険度判定手段と、警報選択手段とをさらに備える。また、警報出力手段は、指向性のある警報を複数種類出力可能である。危険度判定手段は、車両の進行方向および速度に基づき、人感知手段により感知された人の危険度を判定し、警報選択手段は、危険度判定手段によって判定された危険度に基づき、複数種類のうちの1つを選択する。そして、警報出力手段は、警報選択手段によって選択された警報を、指向性演算手段によって生成された制御指示に従って出力する手段を含む。
上記車両の警報装置によれば、危険度に応じて警報の種類(たとえば、音楽、メロディ、警笛音、サイレン等)を選択的に、指向性のある警報として出力できる。したがって、危険度の高い人に対しては高い注意喚起を促がすような警報を発することができる一方で、危険度が低い人に対しては不快感を与えないような警報を発することができる。したがって、周囲に過度の不快感を与えることなく、危険度の高い警告出力対象に対しては注意喚起をより有効かつ確実に促すことができる。
好ましくは、本発明による車両の警報装置では、警報は、予め定められた態様の警報音である。
上記車両の警報装置によれば、車両の周囲の人に対して予め定められた態様の警報音(たとえばメロディ)を発生することにより、車両の周囲の人に対して不快感を与えることなく車両の存在を認知させて注意喚起を行なうことができる。
さらに好ましくは、本発明による車両の警報装置では、受信指示手段と、記憶手段と、警報設定手段とをさらに備える。また、車両は、車両外部の基地局と通信可能な通信手段を備える。受信指示手段は、通信手段を介して警報音の態様に対応するデータを受信するために設けられる。記憶手段は、受信したデータを蓄積する。警報設定手段は、警報出力手段による警報の出力時に記憶手段に蓄積されたデータに基づいて警報音の態様を設定する。
上記車両の警報装置においては、通信手段を介して警報音の態様(たとえばメロディ・電子音・音楽等)に対応するデータを受信して、受信したデータに基づいて警報音の態様を設定することができる。この結果、基地局からのダウンロードによって取得可能な運転者の所望のメロディ等を、警報音の態様として設定することができる。
また好ましくは、本発明による車両の警報装置は、警報出力手段を複数備え、かつ、警報選択手段をさらに備える。複数の警報出力手段は、それぞれが異なる種類の指向性のある警報を出力可能であり、警報選択手段は、車両の周囲状況に基づき複数の警報出力手段のうちの1つを選択する。複数の警報出力手段のうちの警報選択手段によって選択された警報出力手段は、指向性演算手段によって生成された制御指示に従って指向性のある警報を出力する。
上記車両の警報装置によれば、車両の周囲状況(照度、降雨有無、騒音等)に基づいて、当該周囲状況において有効に注意を喚起させることが可能な警報を、複数種類の警報(音、光、臭い等)から選択的に出力できる。
さらに好ましくは、本発明による車両の警報装置は、警報判定手段をさらに備える。車両には電動機および内燃機関が駆動力源として搭載され、警報判定手段は、車両の走行状態に応じて、警報出力手段からの警報出力の必要性を判定する。警報出力手段は、警報判定手段によって警報出力が必要と判断された場合には指向性のある警報を出力する。
特にこのような構成では、警報判定手段は、車両の自走中に発生する音が所定以下の場合に、警報出力手段からの警報出力が必要と判断する。あるいは、警報判定手段での判定は、内燃機関および電動機の少なくとも一方の回転数に基づいて行なわれる。
上記車両の警報装置によれば、電動機および内燃機関が駆動力源として搭載されたいわゆるハイブリッド自動車において、車両の走行状態(走行モード、電動機・内燃機関の回転数)に応じて警報出力手段からの警報出力の必要性を判定した上で、車両の周囲にいる人に対して警報の出力を行なうかどうかが判定される。したがって、車両の車両の自走中に発生する音(走行音レベル)が小さいと判断される場合に(車両が電動機のみの駆動力によって走行している場合、あるいは、内燃機関および電動機の少なくとも一方の回転数に基づいて車両の走行音が小さいと判断される場合)、車の周囲の人に対して指向性警報を自動的に発生して注意喚起を行なうことができる。また、車両の走行音が大きいときには、車の周囲の人に対する指向性警報の自動的な発生を行なわないので、車両の周囲に不快感を与えることを防止できる。
本発明に従う車両は、警笛発生手段と、請求項1から8のいずれか1項に記載の車両の警報装置とを備える。警笛発生手段と、第1の操作素子への操作に応答して第1の警笛を発生する。さらに、警報装置は、第1の警笛以下の音量であるという第1の条件および第1の警笛とは異なる態様であるという第2の条件の少なくとも一方を満足する第2の警笛として、警報を出力する。
上記車両によれば、車両の乗員による第1の操作素子(警笛スイッチ)への操作に応答して第1の警笛(たとえば、従来の法定基準を満足する警笛)を発生することができる一方で、対人検知機構(人感知手段)により感知された車両の周囲または近傍の人に対しては、指向性のある第2の警笛の発生により車両の存在を認知させることができる。第2の警笛は、第1の警笛の音量以下であるという条件および第1の警笛と異なる態様(たとえば人の聴覚に与える刺激が小さいやさしい音色)であるという条件のうち少なくとも一方の条件を満足するため、車両の周囲の人に対して不快感を与えることなく当該車両の接近に対する注意喚起を促すことができる。
好ましくは、本発明に従う車両は、第2の警笛を発生させるための第2の操作素子をさらに備える。警報装置は、第2の操作素子への入力に応答して、第2の警笛として、警報を出力する。
上記車両によれば、車両に設けられた第2の操作素子(警報スイッチ)の操作によって、警報出力装置から指向性のある警報を出力できる。このため、車両の乗員が車両の周囲に注意喚起が必要と感じる人を検知した場合に、より確実に注意喚起を行なうことができる。
特に、第2の操作素子を助手席から操作可能な位置に配置すれば、車両の助手席において第2の操作素子を操作できる。このため、たとえば助手席に着座している乗員の操作により車両の周囲の人に対して指向性のある警報を発生させて車両の存在を認知させることができる。
あるいは、第1の操作素子への入力に応答して、第2の警笛として警報を出力する構成とすれば、従来の警笛(第1の警笛)の発生とともに。車両の周囲の人に対して指向性のある警報(第2の警笛)を出力することができる。この結果、車両の周囲にいる人に対して、より確実に当該車両の接近を認知させることができる。
さらに好ましくは、本発明に従う車両は、警報出力手段による警報の出力を車両の内部に通知するための通知手段をさらに備える。好ましくは、通知手段は、所定音の発生により、警報出力手段による警報の出力を車両の内部に通知する。
上記車両の警報装置によれば、警報出力手段による指向性警報の出力を車両の内部に通知することができる。これにより、運転者は、警報が発生したことを確認することができる。また、通知手段による通知により、運転者は車両の周囲に人がいることを認知することが可能となる。
さらに好ましくは、本発明に従う車両は、車両外部の基地局と通信可能な通信手段をさらに備え、警報装置は、通信手段を介して所定音の態様に対応するデータを受信するための受信指示手段をさらに備える。通知手段は、受信したデータを蓄積するための記憶手段と、通知手段による警報の出力時に記憶手段に蓄積されたデータに基づいて所定音の態様を設定するための手段を含む。
上記車両の警報装置によれば、基地局からのダウンロードによって取得可能な運転者の所望のメロディを、指向性警報の車外への出力を通信手段によって車内に通知するための音の態様として設定することができる。
この発明による車両の警報装置および車両によれば、対人感知機構によって検知された車両の周囲の人に対して、有効かつ効率的に注意喚起を促す警報を発することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下では図中の同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さないものとする。
[実施の形態1]
図1に示すように、本実施の形態に係る車両の警報装置1000を搭載したハイブリッド自動車(以下、単に車両とも称する)10は、エンジン100と、モータジェネレータ(Motor Generator:以下、MGと略して記載)(1)200と、PCU(Power Control Unit)300と、蓄電装置であるバッテリ400と、MG(2)500と、通信装置650と、表示装置660と、これらの全てに接続されたHV−ECU(Hybrid Vehicle-Electronic Control Unit)600とを含む。
エンジン100は、燃料と空気との混合気を燃焼させてクランクシャフト(図示せず)を回転させ、駆動力を発生する。エンジン100が発生する駆動力は、動力分割機構700により、2経路に分割される。一方、減速機800を介して車輪900を駆動する経路である。もう一方は、MG(1)200を駆動させて発電する経路である。
MG(1)200は、動力分割機構700により分割されたエンジン100の動力により駆動されることで発電する。MG(1)200により発電された電力は、車両の運転状態や、バッテリ400のSOC(State Of Charge)の状態に応じて使い分けられる。たとえば、通常走行時や急加速時では、MG(1)200により発電された電力はPCU300を介してMG(2)500に供給される。
一方、バッテリ400のSOCが予め定められた値よりも低い場合、MG(1)200により発電された電力は、PCU300のインバータ302により交流電力から直流電力に変換され、コンバータ304により電圧が調整された後、バッテリ400に蓄えられる。
蓄電装置であるバッテリ400は、複数のバッテリセルを一体化したバッテリモジュールを、さらに複数直列に接続して構成された組電池である。なお、蓄電装置としては、バッテリ400の代わりに、キャパシタ(コンデンサ)を用いてもよい。
MG(2)500は、三相交流回転電機である。MG(2)500は、バッテリ400に蓄えられた電力およびMG(1)200により発電された電力の少なくとも一方の電力により駆動する。
MG(2)500の駆動力は、減速機800を介して車輪900に伝えられる。これにより、MG(2)500は、エンジン100をアシストして車両を走行させたり、MG(2)500からの駆動力のみにより車両を走行させたりする。
車両の回生制動時には、減速機800を介して車輪900によりMG(2)500が駆動され、MG(2)500が発電機として作動させられる。これによりMG(2)500は、制動エネルギを電力に変換する回生ブレーキとして作動する。MG(2)500により発電された電力は、インバータ302およびコンバータ304を介してバッテリ400に蓄えられる。
HV−ECU600は、CPU(Central Processing Unit)602と、メモリ604とを含む。CPU602は、車両の走行状態や、アクセル開度、ブレーキペダルの踏み量、シフトポジション、バッテリ400のSOC、メモリ604に保存されたマップおよびプログラム等に基づいて演算処理を行なう。これにより、HV−ECU600は、車両が所望の運転状態となるように、車両に搭載された機器類を制御する。
通信装置650は、車両10外の基地局(図示せず)と情報を双方向で通信する。たとえば、通信装置650は、基地局を経由して、通信網から情報を受信する。通信網とは、インターネットであってもよいし、専用の通信回線であってもよいものとする。本実施の形態において、通信装置650は、周知な技術を用いればよいためその詳細は説明しない。表示装置660は、車両室内に設けられ、各種情報を表示する。表示装置660は、たとえば、LCD(Liquid Crystal Display)である。
ナビゲーションシステム670は、GPS(Global Positioning System)を利用して車両10の現在位置を検知する。検知された現在位置に対応する信号は、HV−ECU600に送信される。また、ナビゲーションシステム670には、自車の現在位置周辺の地図情報が予め記憶されている。さらに、ナビゲーションシステム670には、ナビゲーションシステム670に設けられた操作部(図示せず)からの入力により登録された地図上の位置、あるいは、予め登録された地図上の位置が記憶されている。
次に、図2を用いて、図1に示した警報装置1000の構成をより詳細に説明する。
図2を参照して、警報装置1000は、制御装置1010と、人感知センサ1020と、記憶部1050を含んで構成される警報設定装置1040と、指向性のある警報1110(以下、指向性警報と称する)を出力するための警報出力装置1100と、記憶部1350を含んで構成される車内通知装置1300と、車内スピーカ1400とを備える。
車両10には、警笛発生装置1200が設けられる。警笛発生装置1200は、警笛スイッチ680の操作に応答して電源625と接続されるときに警笛1210を発生する。たとえば、警笛1210は、警笛発生装置1200が電源625の供給に応答して圧縮空気を供給することによって奏鳴される警笛である。すなわち、警笛1210は、ハイブリッド自動車以外の一般の自動車においても、いわゆる「クランクション」として設けられる、法定基準以上の音量を有するものである。さらに、警報出力装置1100を作動させるための警報スイッチ690が設けられる。
制御装置1010は、HV−ECU600と通信可能に接続され、警報装置1000からの指向性警報1110の出力を制御する。さらに、制御装置1010は、警報スイッチ690の操作に応答して電源625と接続されることにより、警報スイッチ690の操作を感知可能なように構成されている。
人感知センサ1020は、車外情報を検知する検出端(図示せず)を含んで構成され、車両周囲または近傍の人を感知する。たとえば、人感知センサ1020は、車両10の周囲の画像を取得するカメラであって、当該カメラで取得される画像を解析して対象物の形状あるいは動きに基づいて人を検知するように構成される。あるいは、人感知センサ1020は、赤外線センサであって、当該センサから受信する検知信号に基づいて対象物の形状あるいは温度分布を検知して人を検知するようにしてもよい。このように、人感知センサ1020については、車両10の周囲に存在する歩行者等の人を感知可能である限り特に限定されず、当業者にとって周知の機構を任意に採用することができる。
警報設定装置1040は、制御装置1010からの制御指示に基づいて、警報出力装置1100からの警報出力を制御する。警報設定装置1040は、記憶部1050に記憶されたデータに基づいて、警報出力装置1100から出力される指向性警報1110の態様を設定することができる。特に、指向性警報1110を警笛1210の音量以下であるという条件、および人の聴覚に与える刺激が小さい優しい音色であるという条件の少なくとも一方の条件を満足するように設定すると、車両の周囲の人に対して、不快感を与えることなく注意喚起を行なえる。このような観点より、たとえば、指向性警報1110は、記憶部1050に記憶されたデータに基づくメロディ、音楽(楽曲)、走行擬制音、サイレン音等とすることができる。
本発明の実施の形態による車両の警報装置では、警報出力装置1100から出力される警報1110は、人感知センサ1020によって感知された人に対して指向性を有する警報である。ここで、図3および図4を用いて、指向性警報の出力機構例について説明する。
図3を参照して、運転席20および助手席30を備える車両10は、警報出力装置1100を構成する複数の警報出力素子1150(1)〜1150(5)を含む。警報出力素子1150(1)〜1150(4)は車両の前進方向側に設けられ、警報出力素子1150(5)は、車両10の後退方向側に設けられる。たとえば、警報出力素子1150(1)〜1150(5)の各々は、警報音を出力するスピーカである。なお、警報出力素子1150の配置個数および配置位置については、特に限定されるものではない。
図4を参照して、各警報出力素子1150(i)(i:自然数)は、回転軸1160に対して、制御指示Sφに応じた任意の角度に回転可能に構成される。
再び図3を参照して、制御装置1010によって、人感知センサ1020により感知された人に対応させて警報出力素子1150(i)の少なくとも一部への制御指示Sφを生成することにより、感知された人に対して指向性のある警報1110を出力することができる。あるいは、人感知センサ1020によって感知された人に対応させて、警報出力素子1150(i)のうちの複数の警報出力素子から警報音を発生させ、かつ、これらの警報出力素子の間で警報音の位相に変化を持たせることにより、互いに干渉した警報音に指向性を持たせる構成とすることも可能である。なお、本実施の形態における警報出力装置1100には、指向性を有する警報を出力するための周知の機構を任意に適用可能であり、その構成は特に限定されるものではない。
再び図2を参照して、HV−ECU600は、車両の乗員からのダウンロード指示入力655に応答して、通信装置650を介して基地局(図示せず)と通信可能である。基地局との通信により、指向性警報1110として使用されるメロディ、音楽や走行擬制音等を発生させるためのデジタルデータを受信(ダウンロード)することができる。ダウンロードされたデータは、制御装置1010を介して、警報設定装置1040内の記憶部1050に記憶することができる。これにより、警報出力装置1100からの指向性警報1110を、ダウンロードによって運転者の所望の態様に設定できる。
車内通知装置1300は、制御装置1010からの制御指示に応答して警報出力装置1100から指向性警報1110が発生されたときに、警報1110が発生されたことを車内に通知する。たとえば、車内通知装置1300は、車内スピーカ1400から、所定音1410を発生させる。所定音1410についても、記憶部1350に記憶されたデータに基づくメロディや音楽等とすることができる。また、所定音1410を発生させるためのデジタルデータについても、ダウンロード指示入力655に応答して、通信装置650を介して基地局(図示せず)から受信(ダウンロード)することが可能である。
ここで、図2に示した構成と本発明の構成との対応関係を説明すれば、人感知センサ1020は本発明における「人感知手段」に対応し、警報出力装置1100は、本発明における「警報出力手段」に対応する。また、記憶部1050,1350は本発明における「記憶手段」に対応し、警報設定装置1040は、本発明における「警報設定手段」に対応する。また、警笛スイッチ680は本発明における「第1の操作素子」に対応し、警報スイッチ690は、本発明における「第2の操作素子」に対応し、警笛発生装置1200は本発明の「警笛発生手段」に対応する。さらに、車内通知装置1300は、本発明における「通知手段」に対応し、通信装置650は本発明における「通信手段」に対応し、ダウンロード入力指示655は本発明における「受信指示手段」に対応する。
以上のように、本発明の実施の形態による警報装置1000では、人感知センサ1020での感知情報に応じて、車両の周囲または近傍に居る人に対して指向性警報1110を自動的に出力できる、また、指向性警報1110は、従来の警笛出力装置1200とは別に設けられた警報出力装置1100から所望の態様で出力可能であるので、車両の周囲または近傍に居る人に対して過度に注意喚起して不快感を与えることなく自車の接近を感知させることができる。したがって、本発明の実施の形態による警報装置1000は、走行音が小さい走行モードを有するハイブリッド自動車、電気自動車および燃料電池車への搭載に好適である。
次に、図5を参照して、本発明の実施の形態1に係る警報装置1000の制御装置1010で実行されるプログラム制御構造について説明する。特に、図5に示すプログラムは、走行音が小さい走行モードを有するハイブリッド自動車(または電気自動車、燃料電池車)への搭載に好適な制御構造を有している。
ステップS100で、制御装置1010は、人感知センサ1020によって検知されたデータを処理して、警報出力対象となる人の存在を検知する。この際に、車両10の現在の進行方向および速度を考慮に入れて、未来における車両10と感知された人との相対位置演算が実行される。
ステップS150では、制御装置1010は、車両10の走行状態に応じて指向性警報1110の発生の必要性を判定する。具体的には、車両10の走行音レベルに応じて警報発生の必要性が判定される。たとえば、車両10が駆動用電動機であるMG(2)の駆動力のみによる走行モードであるとき、あるいは、エンジン100の回転数が所定回転数以下といった、車両の自走中に発生する音(走行音状態)が所定以下の場合に、指向性警報1110の発生が必要と判断される。
一例を示すと、MG(2)の回転数およびエンジン100の回転数に基づいて、下記(1)式に従って算出される走行音パラメータPSが基準値以下である場合に、ステップS150において指向性警報1110の発生が必要であると判定できる。
PS=k1・NE1+k2・NE2…(1)
ここで、k1,k2は所定の重み定数であり、NE1はエンジン100の回転数であり、NE2はMG(2)の回転数である。予め実験等により、回転数NE1,NE2と、走行音との関係について適切な定数k1,k2を設定することにより、走行音パラメータPSに基づいて車両走行音を推定することが可能である。
さらに、ステップS155では、制御装置1010は、ステップS100において警報出力対象として感知された人の危険度を判定する。たとえば、危険度は、ステップS100での、未来における警報出力対象(人)と自車の相対位置演算結果に基づいて判定される。
ステップS160では、制御装置1010は、ステップS150で判定された危険度に応じて警報の種類を選択する。たとえば、図6に示すように、危険度がレベル1〜レベル3に分類され、危険度の小さいレベル1では、メロディ、音楽等により車両の周囲に不快感を与えないように、車両の接近を認知させる警報が出力される。これに対して、危険度が上昇するレベル2またはレベル3では、より注意を喚起させるような警笛音やサイレン音を、必要であれば音量調節して発生する。これにより、より有効に車両10の接近を警報出力対象(人)に検知させることができる。これらの異なる種類を発生するためのデータは記憶部1050に記憶されており、ステップS160での選択結果に従ったデータが、警報設定装置1040によって記憶部1050から選択的に読出される。
再び図5を参照して、ステップS200では、制御装置1010は、ステップS100での未来における警報出力対象(感知された人)と自車の相対位置演算結果に基づいて、当該警報出力対象へ向けて警報を発生するための指向性演算を実行して、この指向性演算結果を反映した、各警報出力素子1150(i)への制御指示を生成する。すなわち、この制御指示には、ステップS160で選択された警報種類の指示、ならびに、各警報出力素子1150(i)での回転角に関する制御指示Sφあるいは警報音の出力位相等の指向性に関する指示が含まれている。
ステップS300では、ステップS200で生成された制御指示に応答して、警報出力装置1100を構成する各警報出力素子1150(i)が警報音を出力することにより、車両10の周囲または近傍の警報出力対象(感知された人)に対して、指向性警報1110が出力される。
さらに、ステップS310では、制御装置1010からの動作指示に応答して、警報出力装置1100から指向性警報1110が出力されたことが、車内通知装置1300によって車内に通知される。車内への通知は、上述したように車内スピーカ1400から所定音1410を発生させる構成の他に、表示装置660への表示を行なう構成としてもよい。これにより、車両10の乗員(特に運転車)は、指向性警報1110が出力されたことを確認することができ、あるいは、車両10の周囲に人がいることを認知することができるようになる。
図5に示したフローチャートに従えば、本実施の形態による警報発生装置1100は、ハイブリッド自動車等の走行音の小さい走行時に、人感知センサ1020によって感知された人に対して自動的に指向性のある警報を出力することにより、車両の接近を認知させて注意喚起を行なえる。
なお、図5に示したフローチャートと、本発明の構成との対応関係を説明すると、ステップS150は本発明における「警報判定手段」に対応し、ステップS200が本発明の「指向性演算手段」に対応する。さらに、ステップS155が本発明の「危険度判定手段」に対応し、ステップS160が本発明の「警報選択手段」に対応する。
ここで、人感知センサ1020によって、車両10のまわりに複数の人が感知された場合の処理について説明する。
図7を参照して、車速ベクトルVで進行する車両10の周囲に、人感知センサ1020によって、歩行者M1〜M4が感知されたとする。また、感知時における車両10から歩行者M1〜M4までの距離がそれぞれl1〜l4(l1<l2<l3<l4)であったとする。
この場合には、車速ベクトルVを考慮した未来での相対位置演算結果により、歩行者M3は、危険性は極小と判定され、警報出力対象から除外される。一方、歩行者M1,M2,M4に関しては、車速ベクトルVより車両10の進行方向に位置しているので、警報出力対象と判定される。
実際の警報出力時までの車両10の移動を加味した未来での相対位置演算結果に従うと、必ずしも感知時での距離の短い順に、歩行者M1,M2,M4の順に危険度が大きいと判定されるものではない。車両10の進行方向に存在する歩行者M4が、感知時の距離は長いものの危険度が最大と判定される。以下、歩行者M2,M1の順で危険度が大と判定される。
警告出力対象が複数存在する場合には、より危険度の高い警告出力対象に向けて優先的に指向性警報1110を出力するように警報出力装置1100への制御指示が生成される。また、複数の警告出力対象が一定範囲内に存在している場合には、当該範囲の中心に向けて指向性警報1110を出力するように、警報出力装置1100への制御指示が生成してもよい。
このように、人感知センサ1020による感知時から実際の警報出力時までの経過時間における車両10の移動を加味した相対値演算を反映することにより、より危険度が高く注意喚起が必要な人に対して、優先的に指向性のある警報を発生できる。
また、車両10の停止状態からの発進時には、人感知センサ1020によって、同一の警報出力素子1150(i)に対応する複数の警告出力対象(人)が感知された場合には、図8に示すように、一定の警報出力時間T(時刻t0〜t1)を複数(図8の例では3つ)に分割する。そして、分割された期間T1(時刻t0〜ta)、期間T2(時刻ta〜tb)および期間T3(時刻tb〜t1)のそれぞれにおいて、警告出力対象(人)を切換えて指向性を有する警報を出力する。なお、異なる警報出力素子1150(i)にそれぞれ対応する複数の警告出力対象(人)が感知された場合には、これらの警報出力素子1150(i)から並列に指向性警報を出力すればよい。以上のような構成とすることにより、車両10の発進時には、車両周囲の各人に対して注意喚起を行なうことができる。
[実施の形態1の変形例]
図9では、実施の形態1の警報装置1000における制御装置1010での実行プログラムの制御構造の変形例について説明する。
図9を図5と比較して、図9に示したフローチャートでは、図5に示したフローチャートの処理に加えて、ステップS110〜S130が実行される。その他の制御構造については、図5に示したフローチャートと同様であるので、詳細な説明は繰り返さない。
ステップS110では、制御装置1010は、操作スイッチ(たとえば、図10に示した警報スイッチ690)の操作有無を判定する。操作スイッチが操作されてオンされた場合(ステップS110におけるYES判定)には、さらに、ステップS120によって人感知センサ1020によって警告出力対象となる人が感知されているかどうかが確認される。
警告出力対象となる人が感知されている場合(ステップS120がYES判定)には、制御装置1010は、ステップS150による車両10の走行状態に応じた指向性警報1110の必要性判定を実行することなく、ステップS155〜ステップS310を実行する。すなわち、車両10の乗員の操作によって、車両10の走行音レベルに関わらず、実施の形態1と同様の指向性警報1110が出力される。
これに対して、警告出力対象となる人が感知されていない場合(ステップS120がNO判定)には、ステップS130により、特に指向性演算を行なうことなく各警報出力素子1150(i)から警報が出力される。これにより、操作スイッチの操作による警報1110のテスト出力が可能となる。あるいは、人感知センサ1020不調時に、警笛1210とは別の警報1110の出力が可能となる。
一方、操作スイッチへの入力がない場合には、(ステップS110におけるNO判定)、制御装置1010は、ステップS150以下を図5に示したフローチャートと同様に実行する。これにより、実施の形態1と同様の指向性警報1110についての出力制御が実行される。
なお、警報スイッチ690は、図3に示した助手席30から操作可能な位置に配置されることが好ましい。このような位置に警報スイッチ690を配置することにより、助手席に着座している乗員の操作により車両の周囲の人に対して警報を発生することができる。
あるいは、図2に点線で示した経路685を設けることにより、警笛スイッチ680の操作に応答して、制御装置1010が電源625と接続されるように構成してもよい。このような構成では、警笛スイッチ680を、図9のフローチャートにおける「操作スイッチ」として取り扱うことができる。したがって、警笛スイッチ680への操作に応答して、警笛1210とともに警報1110を出力する構成とできる。
以上説明した図9のフローチャートに従う制御構造によれば、警報出力装置1100による車両周囲の人に対する警報出力をより確実に行なえるので、車両10の接近をより確実認知させて、注意喚起を促すことができる。
なお、実施の形態1では、指向性警報1110を警報音として説明したが、この指向性警報1110は、車両の周囲の人に対して車両の存在を認知させることが可能であればその態様は限定されない。たとえば、指向性警報1110を人感知センサ1020によって感知された人へ向けて出力される光や臭い等とすることもできる。このような構成では、各警報出力素子1150は、光あるいは臭い等を、指向性を有して発生する装置として設けられる。
[実施の形態2]
図10は、実施の形態2に従う警報装置1000♯の構成を説明するブロック図である。
図10を参照して、実施の形態2に従う警報装置1000♯は、図2に示した警報装置1000と比較して、警報発生装置1500をさらに備える。警報発生装置1500は、指向性のある警報1510を出力するための警報出力素子(図示せず)から構成される。
警報発生装置1500からの警報1510は、警報出力装置1100から出力される警報1110とはその態様が異なる。たとえば、警報出力装置1100から出力される警報1110が警報音あるいは警笛音である場合には、警報発生装置1500から発生される警報1510は、音以外の手段、たとえば光や臭い等の発生により、車両10周囲の人に対して当該車両の接近を認知させる。
警報装置1000♯の他部分の構成は、図2に示した警報装置1000と同様であるので、詳細な説明は繰り返さない。
次に図11を用いて、本発明の実施の形態2に係る警報装置1000♯の制御装置1010で実行されるプログラム制御構造について説明する。
図11を図5と比較して、図11に示したフローチャートでは、図5に示したフローチャートでのステップS155およびS160に代えて、ステップS155♯およびステップS160♯がそれぞれ実行される。その他の制御構造については、図5に示したフローチャートと同様であるので、詳細な説明は繰り返さない。
ステップS155♯では、制御装置1010は、降雨センサ(図示せず)、照度センサ(図示せず)や温度センサ(図示せず)等によって車両の周囲状況を判定する。
ステップS160♯では、制御装置1010は、ステップS155♯での判定結果に基づいて、警報の選択、すなわち警報出力装置1100による警報1110および警報発生装置1500による警報1510のいずれを発生すべきかを判定する。
たとえば、降雨時の夕方でのライト非点灯時等、警報音が周囲の人に聴こえ難く、かつ、周囲が比較的暗い場合には、感知された歩行者等の警告出力対象に対して、警報音ではなく指向性のある光を発生することにより、より効果的に車両10の接近を認知させることが可能である。
なお、実施の形態2によるプログラムにおいても、図9に示したステップS110〜S130をさらに実行する制御フローとして、車両の乗員が操作可能な操作スイッチに応答して、より確実に指向性警報を発生する制御構造とすることが可能である。
また、図5(実施の形態1)および図11(実施の形態2)に示したフローチャートにおいては、ステップS150の実行を省略することにより、車両状態(たとえば車両走行音)に関わらず、人感知センサ1020での感知結果に基づいて自動的に警報出力装置1100からの指向性警報1110を発生するモードを設定してもよい。
以上の説明では、本発明の実施の形態による警報装置をハイブリッド自動車に搭載した例を示したが、本願発明の適用はこのような構成に限定されるものではない。すなわち、本発明に従う警報装置は、その種類を問わず任意の車両に搭載してセンサ等の対人検知機構により検知された車両周囲の人に対して、自動的に指向性警報を出力することができる。なお、図2等に示したような、従来の警笛とは独立に本発明に従う警報装置を搭載する構成とすれば、走行音が小さい走行モードを有するハイブリッド自動車、電気自動車および燃料電池車への搭載に好適である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る警報装置を搭載したハイブリッド自動車の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係る車両の警報装置の構成を示すブロック図である。 指向性警報を出力するための構成を説明する第1の図である。 指向性警報を出力するための構成を説明する第2の図である。 第1の実施の形態に係る車両の警報装置の制御装置で実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 危険度に応じた警報種類の選択を説明する概念図である。 車両の周囲に複数の人が感知された場合での処理を説明する概念図である。 車両発進時における指向性警報の出力を説明する概念図である。 第1の実施の形態の変形例に係る車両の警報装置の制御装置で実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る車両の警報装置の構成を示す図である。 第2の実施の形態に係る車両の警報装置の制御装置で実行されるプログラムの制御装置を示すフローチャートである。
符号の説明
10 ハイブリッド自動車(車両)、20 運転席、30 助手席、100 エンジン、302 インバータ、304 コンバータ、400 バッテリ、600 HV−ECU、625 電源、650 通信装置、655 ダウンロード指示入力、660 表示装置、670 ナビゲーションシステム、680 警笛スイッチ、690 警報スイッチ、700 動力分割機構、800 減速機、900 車輪、1000 警報装置、1010 制御装置、1020 人感知センサ、1040 警報設定装置、1050,1350 記憶部、1100,1500 警報出力装置、1110,1510 警報(指向性警報)、1150(i) 警報出力装置、1200 警笛発生装置、1210 警笛、1300 車内通知装置、1400 車内スピーカ、1410 所定音、1500 警報発生装置、1510 警報、M1〜M4 歩行者、MG(1),MG(2) モータジェネレータ、Sφ 制御指示(回転角)、V 車速ベクトル。

Claims (15)

  1. 車両の周囲または近傍に居る人を感知するための人感知手段と、
    車外に対して指向性のある警報を出力するための警報出力手段と、
    前記人感知手段により取得された情報に基づき、前記警報出力手段が前記人感知手段により感知された人に向けて警報を発するための制御指示を生成する指向性演算手段とを備え、
    前記警報出力手段は、前記指向性演算手段によって生成された前記制御指示に従って前記警報を出力する、車両の警報装置。
  2. 前記警報出力手段は、前記指向性のある警報を複数種類出力可能であり、
    前記警報装置は、
    前記車両の進行方向および速度に基づき、前記人感知手段により感知された人の危険度を判定する危険度判定手段と、
    前記危険度判定手段によって判定された危険度に基づき、前記複数種類のうちの1つを選択する警報選択手段とをさらに備え、
    前記警報出力手段は、前記警報選択手段によって選択された警報を、前記指向性演算手段によって生成された前記制御指示に従って出力する手段を含む、請求項1記載の車両の警報装置。
  3. 前記警報は、予め定められた態様の警報音である、請求項1記載の車両の警報装置。
  4. 前記車両は、前記車両外部の基地局と通信可能な通信手段を備え、
    前記警報装置は、
    前記通信手段を介して前記警報音の態様に対応するデータを受信するための受信指示手段と、
    前記受信したデータを蓄積するための記憶手段と、
    前記警報出力手段による前記警報の出力時に、前記記憶手段に蓄積されたデータに基づいて前記警報音の態様を設定するための警報設定手段とをさらに備える、請求項4に記載の車両の警報装置。
  5. 前記警報装置は、前記警報出力手段を複数備え、
    前記複数の警報出力手段は、それぞれが異なる種類の前記指向性のある警報を出力可能であり、
    前記警報装置は、
    前記車両の周囲状況に基づき、前記複数の警報出力手段のうちの1つを選択する警報選択手段をさらに備える、
    前記複数の警報出力手段のうちの前記警報選択手段によって選択された警報出力手段は、前記指向性演算手段によって生成された前記制御指示に従って前記指向性のある警報を出力する、請求項1記載の車両の警報装置。
  6. 前記車両には、電動機および内燃機関が駆動力源として搭載され、
    前記警報装置は、
    前記車両の走行状態に応じて、前記警報出力手段からの警報出力の必要性を判定する警報判定手段をさらに備え、
    前記警報出力手段は、前記警報判定手段によって前記警報出力が必要と判断された場合には前記指向性のある警報を出力する、請求項1から5のいずれか1項に記載の車両の警報装置。
  7. 前記警報判定手段は、前記車両の自走中に発生する音が所定以下の場合に、警報出力手段からの警報出力が必要と判断する、請求項6に記載の車両の警報装置。
  8. 前記警報判定手段での判定は、前記内燃機関および前記電動機の少なくとも一方の回転数に基づいて行なわれる、請求項6または7に記載の車両の警報装置。
  9. 第1の操作素子への操作に応答して第1の警笛を発生する警笛発生手段と、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の車両の警報装置とを備え、
    前記警報装置は、前記第1の警笛以下の音量であるという第1の条件および前記第1の警笛とは異なる態様であるという第2条件の少なくとも一方を満足する第2の警笛として、前記警報を出力する、車両。
  10. 前記第2の警笛を発生させるための第2の操作素子をさらに備え、
    前記警報装置は、前記第2の操作素子への入力に応答して、前記第2の警笛として、前記警報を出力する、請求項9記載の車両。
  11. 前記第2の操作素子は、助手席から操作可能な位置に配置される、請求項10記載の車両。
  12. 前記警報装置は、前記第1の操作素子への入力に応答して、前記第2の警笛として、前記警報を出力する、請求項9記載の車両。
  13. 前記警報装置は、前記警報出力手段による警報の出力を前記車両の内部に通知するための通知手段をさらに備える、請求項9から12のいずれか1項に記載の車両。
  14. 前記通知手段は、所定音の発生により、前記警報出力手段による警報の出力を前記車両の内部に通知する、請求項13記載の車両。
  15. 前記車両外部の基地局と通信可能な通信手段をさらに備え、
    前記警報装置は、
    前記通信手段を介して前記所定音の態様に対応するデータを受信するための受信指示手段をさらに備え、
    前記通知手段は、
    前記受信したデータを蓄積するための記憶手段と、
    前記通知手段による前記警報(所定音)の出力時に、前記記憶手段に蓄積されたデータに基づいて前記所定音の態様を設定するための手段を含む、請求項14に記載の車両。
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