JP2006282579A - アルコキシナフチル基を有する液晶性(メタ)アクリル化合物およびその重合体 - Google Patents

アルコキシナフチル基を有する液晶性(メタ)アクリル化合物およびその重合体 Download PDF

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Abstract

【課題】 従来の側鎖型液晶性ポリマーに比べ、配向性に優れ、より低温で良好な配向性を示す液晶性(メタ)アクリル化合物および当該化合物から誘導される(共)重合体を提供する。
【解決手段】 式(1)で表されるアルコキシナフチル基を有する液晶性(メタ)アクリル化合物、および当該化合物から誘導される重合体。
Figure 2006282579

Rはメチル基、水素を表わし、L,Lは−O−、等の連結基を表わし、Mはフェニレン環やシクロヘキシレン環等を表わす。
【選択図】 なし

Description

本発明は、アルコキシナフチル基を有する新規な液晶性(メタ)アクリル化合物、および当該化合物から誘導される新規な側鎖型液晶性ポリマーに関する。
近年、液晶材料を光学用途に使用するための研究開発が活発に行われている。例えば、液晶材料を固定化し、フィルム化させて得る液晶フィルムは、液晶ディスプレイの色補償や視野角拡大の用途に実用化されている(例えば、特許文献1参照。)。
液晶フィルムを作る方法は種々知られている。例えば、液晶材料の薄膜を基板上に形成させ、ガラス転移点(Tg)より高い温度で熱処理して液晶材料を配向させた後、冷却して配向を固定化し、次いで光照射や加熱などの外部刺激を与えて架橋する方法が挙げられる(例えば、特許文献2参照。)。この方法は、主鎖型液晶性ポリマーと比較して低Tgの側鎖型液晶性ポリマーを用いても、耐熱性に優れた液晶フィルムを製造できるため、優れた方法である。
この方法では、液晶材料の分子設計が、配向にムラのない均一な液晶フィルムを形成できるかどうかに影響を及ぼす。例えば、液晶材料として側鎖型液晶性ポリマーを用いる場合、側鎖の分子設計や構成するモノマーの配合比などを変えると、得られる液晶フィルムの配向状態は大きく変化する。
従来の側鎖型液晶性ポリマーでは、側鎖部分すなわちメソゲン部分にビフェニル骨格が主に使用されている。ビフェニル骨格はメソゲンとして典型的な骨格と知られているものの、液晶材料が均一に配向した液晶フィルムを形成するには、比較的高温下で処理せねばならないという問題があり、さらなる改良が望まれている。
特許第3248038号公報 特開2004−123597号公報
本発明は、従来の側鎖型液晶性ポリマーに比べ、配向性に優れ、より低温で良好な配向性を示す液晶性(メタ)アクリル化合物および当該化合物から誘導される(共)重合体を提供するものである。
本発明者らは、前記課題について鋭意研究した結果、側鎖型液晶性ポリマーが均一に配向する温度を下げることのできるメソゲンとしてアルコキシナフチル基を導入した液晶性(メタ)アクリル化合物を見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明の第1は、下記式(1)で表されるアルコキシナフチル基を有する(メタ)アクリル化合物に関する。
Figure 2006282579
(式(1)中、Rはメチル基または水素を表し、LおよびLはそれぞれ個別に単結合、−O−、−O−CO−、−CO−O−のいずれかを表し、Mは式(2)のいずれかの基を表し、mは1〜10の整数を表し、nは0〜11の整数を表す。)
Figure 2006282579
本発明の第2は、前記式(1)で表されるアルコキシナフチル基を有する(メタ)アクリル化合物から誘導される式(3)で表されるユニットを含む側鎖型液晶性ポリマーに関する。
Figure 2006282579
(式(3)中、R、L、L、M、mおよびnは式(1)と同じである。)
本発明の第3は、前記式(3)で示されるユニットを5〜100モル%含むことを特徴とする本発明の第2の側鎖型液晶性ポリマーに関する。
本発明の第4は、重量平均分子量が2,000〜100,000であることを特徴とする本発明の第2または本発明の第3に記載の側鎖型液晶性ポリマーに関する。
本発明の第5は、本発明の第2〜第4のいずれかに記載の側鎖型液晶性ポリマーを少なくとも10質量%以上含有することを特徴とする高分子液晶組成物に関する。
本発明の第6は、光カチオン発生剤および/または熱カチオン発生剤を含むことを特徴とする本発明の第5に記載の高分子液晶組成物に関する。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のアルコキシナフチル基を有する液晶性(メタ)アクリル化合物は、下記式(1)で表されるアルコキシナフチル基を有する(メタ)アクリル化合物である。
Figure 2006282579
式(1)中、Rはメチル基または水素を表し、LおよびLはそれぞれ個別に単結合、−O−、−O−CO−、−CO−O−のいずれかを表し、Mは式(2)のいずれかの基を表し、mは1〜10の整数を表し、nは0〜11の整数を表す。
Figure 2006282579
すなわち、本発明の液晶性(メタ)アクリル化合物は、アルコキシナフチル基を有する芳香族基やシクロヘキシル基等がエステル結合で連なるメソゲン部分を、(メタ)アクリロイル基と結合させた構造をしている。
各構成単位について説明する。
式(1)において、LおよびLはそれぞれ独立に、単結合、−O−、−CO−O−、−O−CO−のいずれかを表し、Mは式(2)から選ばれるいずれかの官能基を表す。mは1〜10の整数を表し、nは0〜11の整数を示す。
式(1)中の「−(CH−」において、mは1〜10、好ましくは1〜6である。アルコキシナフチル基部分の「−(CH−」については、nは0〜11、好ましくは0〜5である。炭化水素鎖の長さは長すぎると側鎖型液晶性ポリマーが均一に配向しづらくなり、さらに液晶フィルムとした場合の耐熱性を下げたりして好ましくない。
本発明のアルコキシナフチル基を有する液晶性(メタ)アクリル化合物は、通常の有機化学合成法で合成できるもので、特に制限されるものではない。例えば、ウィリアムソンのエーテル合成や、脱水縮合剤を用いたエステル合成などの手段で、アルコキシナフチル基を有する液晶性(メタ)アクリル化合物を合成できる。
次に、本発明の側鎖型液晶性ポリマーについて説明する。
本発明の側鎖型液晶性ポリマーは、前記式(1)で表されるアルコキシナフチル基を有する(メタ)アクリル化合物から誘導される下記式(3)で表されるユニットを含む側鎖型液晶性ポリマーである。
Figure 2006282579
式(3)で表されるユニットを含む側鎖型液晶性ポリマーは、式(1)で表されるアルコキシナフチル基を有する液晶性(メタ)アクリル化合物を、ラジカル反応で単独重合もしくは他の共重合可能な化合物と共重合すれば容易に合成できる。
重合条件は、特に限定されるものではなく、通常のラジカル重合の条件を採用すればよい。共重合可能な化合物は、ラジカル重合性があり、本発明の式(1)で表される液晶性(メタ)アクリル化合物と共重合できる化合物であれば、特に限定されるものではないが、得られたポリマーの液晶性が高い方が好ましいため、メソゲンを有する(メタ)アクリル化合物が望ましい。
式(3)で表されるユニットを含む側鎖型液晶性ポリマーは、式(3)で表されるユニットを5〜100モル%含むものが好ましく、10〜100モル%含むものが特に好ましい。式(3)で表されるユニットが少ないと、均一に配向する温度が十分に低くならないため好ましくない。重合平均分子量は、通常は2,000〜100,000で、4,000〜40,000が特に好ましい。重合平均分子量が低すぎると側鎖型液晶性ポリマーの粘度が低くなり、十分な膜厚を有する液晶フィルムが得られないため好ましくない。
液晶性高分子組成物に含まれる、本発明の側鎖型液晶性ポリマーの含有量は10質量%以上が好ましく、より好ましくは30質量%以上、さらに好ましくは50質量%以上含むものが望ましい。本発明の側鎖型液晶性ポリマーの含有量が少ないと、均一に配向する温度が十分に低くならないため好ましくない。
本発明の液晶性高分子組成物には、光カチオン発生剤および/または熱カチオン発生剤などの外部刺激でカチオンを発生し得る化合物を配合するのが好ましい。
光カチオン発生剤とは、適当な波長の光を照射することによりカチオンを発生できる化合物を意味し、有機スルフォニウム塩系、ヨードニウム塩系、フォスフォニウム塩系などを例示することが出来る。これら化合物の対イオンとしては、アンチモネート、フォスフェート、ボレートなどが好ましく用いられる。具体的な化合物としては、ArSbF 、ArBF 、ArPF (ただし、Arはフェニル基または置換フェニル基を示す。)などが挙げられる。また、スルホン酸エステル類、トリアジン類、ジアゾメタン類、β−ケトスルホン、イミノスルホナート、ベンゾインスルホナートなども用いることができる。
熱カチオン発生剤とは、適当な温度に加熱されることによりカチオンを発生できる化合物であり、例えば、ベンジルスルホニウム塩類、ベンジルアンモニウム塩類、ベンジルピリジニウム塩類、ベンジルホスホニウム塩類、ヒドラジニウム塩類、カルボン酸エステル類、スルホン酸エステル類、アミンイミド類、五塩化アンチモン−塩化アセチル錯体、ジアリールヨードニウム塩−ジベンジルオキシ銅、ハロゲン化ホウ素−三級アミン付加物などを挙げることができる。
これらのカチオン発生剤の液晶性高分子組成物中への添加量は、用いる側鎖型液晶性ポリマーを構成するメソゲン部分やスペーサー部分の構造や、液晶の配向条件などにより異なるため一概には言えないが、側鎖型液晶性ポリマーに対し、通常100質量ppm〜20質量%、好ましくは1000質量ppm〜10質量%、より好ましくは0.2質量%〜7質量%、最も好ましくは0.5質量%〜5質量%の範囲である。100質量ppmよりも少ない場合には、発生するカチオンの量が十分でなく重合が進行しないおそれがあり、また20質量%よりも多い場合には、液晶フィルム中に残存するカチオン発生剤の分解残存物等が多くなり耐光性などが悪化するおそれがあるため好ましくない。
次に、本発明の液晶性高分子組成物を用いた液晶フィルムの製造方法について説明する。液晶フィルムの製造方法としてはこれらに限定されるものではないが、液晶材料を配向基板上に展開し、当該液晶性高分子組成物を配向させた後、加熱処理および/または光照射することにより当該配向状態を固定化することにより製造できる。
配向基板としては、ポリイミド、ポリフェニレンスルフィド、ポリフェニレンオキシド、ポリエーテルケトン、ポリスルホン、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリアリレート、トリアセチルセルロース等のフィルムが例示できる。
当該液晶性高分子組成物を配向基板上で均一に配向させるためには、用いる液晶性高分子組成物の液晶発現温度範囲で熱処理すればよい。熱処理の条件としては、用いる液晶性高分子組成物の液晶相挙動温度(転移温度)により最適条件や限界値が異なるため一概には言えないが、通常10〜250℃、好ましくは40℃〜180℃の範囲であり、当該液晶性高分子組成物のTg以上の温度、さらに好ましくはTgより10℃以上高い温度で熱処理するのが好ましい。あまり低温では、液晶配向が充分に進行しないおそれがあり、また高温では液晶性高分子組成物中のカチオン重合性反応基や配向基板に悪影響を与えるおそれがある。また、熱処理時間については、通常3秒〜30分、好ましくは10秒〜10分の範囲である。3秒より短い熱処理時間では、液晶配向が充分に完成しないおそれがあり、また30分を超える熱処理時間では、生産性が悪くなるため、どちらの場合も好ましくない。
本発明のアルコキシナフチル基を有する液晶性(メタ)アクリル化合物およびその(共)重合体は、従来の側鎖型液晶性ポリマーに比べ配向性に優れ、より低温で良好な配向性を示す。
以下に実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、実施例で用いた各分析方法は以下の通りである。
(1)H−NMRの測定
化合物を重水素化クロロホルムに溶解し、400MHzのH−NMR(VARIAN社製INOVA400)で測定した。
(2)GPCの測定
化合物をテトラヒドロフランに溶解し、東ソー社製8020GPCシステムで、TSK−GEL SuperH1000、SuperH2000、SuperH3000、SuperH4000を直列につなぎ、溶出液としてテトラヒドロフランを用いて測定した。分子量の較正にはポリスチレンスタンダードを用いた。
(3)相挙動の観察
相挙動はメトラー社製ホットステージ上で、試料を加熱しつつ、オリンパス光学社製BH2偏光顕微鏡で観察した。
相転移温度は、Perkin−Elmer社製示差走査熱量計DSC7により測定した。
[参考例1]
スキーム1に従い、4−(2−アクリロイロキシ−エトキシ)フェノールを合成した。
Figure 2006282579
[参考例2]
スキーム2に従い、2−ヘキシルオキシ−6−ナフタレンカルボン酸を合成した。
Figure 2006282579
[参考例3]
特許文献2を参考に、アルコキシナフチル基をもたない液晶性アクリル化合物1(下記式(4)で示される化合物)を合成した。
Figure 2006282579
[参考例4]
特許文献2を参考に、アルコキシナフチル基を持たない液晶性アクリル化合物2(下記式(5)で示される化合物)を合成した。
Figure 2006282579
[参考例5]
液晶性ポリアクリレート1を、特許文献2を参考に合成した。
参考例3で合成した液晶性アクリル化合物1(9.9g,24mmol)、参考例4で合成した液晶性アクリル化合物2(2.6g,6.0mmol)をDMF(85ml)に100℃で溶解させた。この溶液に2,2−アゾビスイソブチロニトリル(0.25g)を添加し、窒素下100℃で6時間重合した後、メタノール(700ml)に再沈させ精製し、液晶性ポリアクリレート1を得た。ホットステージ観察より、160℃以上でほぼ均一なネマチック相が観察された。
[参考例6]
液晶性ポリアクリレート2を、特許文献2を参考に合成した。
参考例3で合成した液晶性アクリル化合物1(1.0g,2.5mmol)をDMF(20ml)に100℃で溶解させた。この溶液に2,2−アゾビスイソブチロニトリル(25mg)を添加し、窒素下100℃で6時間重合した後、メタノール(60ml)に再沈させ精製し、液晶性ポリアクリレート2を得た。ホットステージ観察より、140℃以上でほぼ均一なネマチック相が観察された。
[実施例1]
下記スキーム3に従い、アルコキシナフチル基を有する液晶性アクリル化合物3を合成した。
参考例1に従い合成した4−(2−アクリロイロキシ−エトキシ)フェノール(10g,50mmol)、参考例2に従い合成した6−ヘキシロキシ−2−ナフタレンカルボン酸(14g,50mmol)、4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール(BHT)およびジクロロメタン(100ml)の溶液を氷浴で冷却し、これに1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)(11g,55mmol)のジクロロメタン(10ml)溶液を滴下し、0℃で1時間次いで室温で10時間撹拌した。生じた沈殿物をろ別し、1N塩酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水の順に洗浄し、次いで無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、溶液を濃縮した。得られた白色固体をエタノールで再結晶して、目的とするアルコキシナフチル基を有する液晶性アクリル化合物3(16g,収率71%)を得た。
得られた液晶性アクリル化合物3のH−NMRスペクトルを図1に示す。なお、図中の×は不純物のピークを表す。ホットステージ観察より、スライドガラス上で80℃以上の温度でホメオトロピック相が発現することを確認した。
Figure 2006282579
[実施例2]
実施例1で合成した液晶性アクリル化合物3(1.2g,2.5mmol)をDMF(20ml)に100℃で溶解させた。この溶液に2,2−アゾビスイソブチロニトリル(25mg)を添加し、窒素下100℃で6時間重合した後、メタノール(60ml)に再沈させ精製し、側鎖型液晶性ポリアクリレート3を得た。
側鎖型液晶性ポリアクリレート3のH−NMRスペクトルを図2に示す。なお、図中の×は不純物のピークを表す。ホットステージ観察より、140℃以上で均一なネマチック相が観察された。
[実施例3]
参考例3で合成した液晶性アクリル化合物1(7.4g,18mmol)、参考例4で合成した液晶性アクリル化合物2(2.6g,6.0mmol)、実施例1で合成した液晶性アクリル化合物3(2.8g,6.0mmol)をDMF(85ml)に100℃で溶解させた。この溶液に2,2−アゾビスイソブチロニトリル(0.25g)を添加し、窒素下100℃で6時間撹拌した後、メタノール(0.70L)に再沈させ精製し、側鎖型液晶性ポリアクリレート4を得た。
得られた液晶性ポリアクリレート4のH−NMRスペクトルを図3に示す。なお、図中の×は不純物のピークを表す。
DSC測定より、Tgは66℃であった。
得られた液晶性ポリアクリレート4の重量平均分子量はMw=6890であった。
ホットステージ観察より、150℃以上で均一なネマチック相が観察された。
実施例1で得られた液晶性アクリル化合物3のH−NMRスペクトルを示す。横軸はテトラメチルシラン(TMS)基準の化学シフト(ppm)である。 実施例2で得られた液晶性ポリアクリレート3のH−NMRスペクトルを示す。横軸はテトラメチルシラン(TMS)基準の化学シフト(ppm)である。 実施例3で得られた液晶性ポリアクリレート4のH−NMRスペクトルを示す。横軸はテトラメチルシラン(TMS)基準の化学シフト(ppm)である。

Claims (6)

  1. 式(1)で表されるアルコキシナフチル基を有する(メタ)アクリル化合物。
    Figure 2006282579
    (式(1)中、Rはメチル基または水素を表し、LおよびLはそれぞれ個別に単結合、−O−、−O−CO−、−CO−O−のいずれかを表し、Mは式(2)のいずれかの基を表し、mは1〜10の整数を表し、nは0〜11の整数を表す。)
    Figure 2006282579
  2. 前記式(1)で表されるアルコキシナフチル基を有する(メタ)アクリル化合物から誘導される式(3)で表されるユニットを含む側鎖型液晶性ポリマー。
    Figure 2006282579
    (式(3)中、R、L、L、M、mおよびnは式(1)と同じである。)
  3. 前記式(3)で示されるユニットを5〜100モル%含むことを特徴とする請求項2に記載の側鎖型液晶性ポリマー。
  4. 重量平均分子量が2,000〜100,000であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の側鎖型液晶性ポリマー。
  5. 請求項2〜4のいずれかの項に記載の側鎖型液晶性ポリマーを少なくとも10質量%以上含有することを特徴とする高分子液晶組成物。
  6. 光カチオン発生剤および/または熱カチオン発生剤を含むことを特徴とする請求項5に記載の高分子液晶組成物。
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