JP2006280112A - グロメット及びグロメットの固定構造 - Google Patents

グロメット及びグロメットの固定構造 Download PDF

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JP2006280112A JP2005096134A JP2005096134A JP2006280112A JP 2006280112 A JP2006280112 A JP 2006280112A JP 2005096134 A JP2005096134 A JP 2005096134A JP 2005096134 A JP2005096134 A JP 2005096134A JP 2006280112 A JP2006280112 A JP 2006280112A
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Masahiro Sora
正浩 空
Michio Hayashi
美智男 林
Yoshinori Ogino
吉規 荻野
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Abstract

【課題】 ドアヒンジ面部にクリップ係合孔を設けるスペースがなくても、グロメットを容易に装着でき、且つ、グロメットをドアパネルに強固に固定できるグロメットの固定構造を提供する。
【解決手段】 ドアパネル10の車室側パネル面部11とドアヒンジ面部12にかけて装着され、ドアから車体にかけてワイヤーハーネスWHを防水しつつ配索するグロメット1の固定構造において、車室側パネル面部11にクリップ係合孔14が設けられ、ドアヒンジ面部12に爪係止穴15が設けられ、グロメット1に、車室側パネル面部11に対応する箇所にクリップ部5と、ドアヒンジ面部12に対応する箇所に係止爪6がそれぞれ設けられ、クリップ部5がクリップ係合孔14に圧入されると共に、この圧入ストロークによって係止爪6が爪係止穴15に係止された。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ドアから車体にかけて配索されるワイヤーハーネスを保護するグロメット及びグロメットの固定構造に関する。
この種の従来のグロメットとして、図7及び図8に示すものがある(例えば、特許文献1参照)。図7及び図8に示すように、グロメット50は、ドアパネル60の車室側パネル面部61とドアヒンジ面部62にかけて装着されている。ドアヒンジ面部62にはグロメット装着凹部63が形成され、このグロメット装着凹部63にクリップ係合孔64が形成されている。
グロメット50は、可撓性のハーネス保護筒51が突設されたグロメット本体52と、これに組み付けされたグロメットインナー53とから大略構成され、グロメットインナー53にクリップ部54が固定されている。このクリップ部54がクリップ係合孔64に圧入されることによってグロメット50がドアパネル60のグロメット装着凹部63に装着されている。
ドアパネル60に配索されたワイヤーハーネスWHは、その一端側がグロメット本体52とグロメットインナー53内の図示しないハーネス挿通路を通り、さらに、ハーネス保護筒51内を通って車体側に防水しつつ配索されている。
上記構成において、グロメット50内にワイヤーハーネスWHを配索し、このグロメット50のクリップ部54をドアヒンジ面部62のクリップ係合孔64に位置合わせして押し込むと、クリップ部54が弾性変形によって縮径してクリップ係合孔64に圧入される。これにより、グロメット50がドアパネル60のグロメット装着凹部63に装着される。
この従来例によれば、グロメット50をワンタッチで装着できると共に、グロメット50をクリップ部54の圧入力によってドアパネル60に固定できるものである。特に、グロメット50はドア開閉時等においてハーネス保護筒51を介して車体側に引っ張られるような外力を受けるが、クリップ部54がドアヒンジ面部62に圧入されているため、そのような外力によってグロメット50がドアヒンジ面部62より浮くことがなく強固に固定される。
特開2000−168466号公報
しかしながら、前記従来例のグロメット50及びその固定構造では、ドアパネル60のドアヒンジ面部62にクリップ係合孔64を設置する必要があった。従って、ドアパネル60への補機等の設置要件や、ドアヒンジ面部62の幅要件(例えば、軽・小型車両のドア厚み要件)等によってはドアヒンジ面部62にクリップ係合孔64を形成できない場合には、従来のグロメット50及びその固定構造が適用できないという問題があった。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、ドアヒンジ面部にクリップ係合孔を設けるスペースがなくても、グロメットを容易に装着でき、且つ、グロメットをドアパネルに強固に固定できるグロメット及びグロメットの固定構造を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、ドアパネルの車室側パネル面部とドアヒンジ面部にかけて装着され、ドアから車体にかけてワイヤーハーネスを防水しつつ配索するグロメットにおいて、前記車室側パネル面部に形成されたクリップ係合孔に圧入されるクリップ部と、前記ドアヒンジ面部に形成された爪係止穴に、前記クリップ部の前記クリップ係合孔への圧入ストロークによって係止される係止爪とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、ドアパネルの車室側パネル面部とドアヒンジ面部にかけて装着され、ドアから車体にかけてワイヤーハーネスを防水しつつ配索するグロメットの固定構造において、前記車室側パネル面部にクリップ係合孔が設けられ、前記ドアヒンジ面部に爪係止穴が設けられ、前記グロメットに、前記車室側パネル面部に対応する箇所にクリップと、前記ドアヒンジ面部に対応する箇所に係止爪がそれぞれ設けられ、前記クリップ部が前記クリップ係合孔に圧入されると共に、この圧入ストロークによって前記係止爪が前記爪係止穴に係止されたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2記載のグロメットの固定構造であって、前記ドアパネルの前記車室側パネル面部と前記ドアヒンジ面部にかけてグロメット装着凹部が形成され、このグロメット装着凹部に前記クリップ係合孔と前記爪係止穴が形成されたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、係止爪を爪係止穴内に挿入し、クリップ部をクリップ係合孔に位置合わせしてグロメットを圧入方向に押圧すると、クリップ部がクリップ係合孔に圧入されると共にこの圧入ストロークによって係止爪が爪係止穴に係止されるため、簡単な組み付け作業によってグロメットを装着できる。そして、グロメットのクリップ部が圧入力によってドアパネルに強固に固定されると共に、グロメットの係止爪の係止によってグロメットがドアヒンジ面部より浮くことがない。これにより、ドアヒンジ面部にクリップ係合孔を設けるスペースがなくても、グロメットを容易に装着でき、且つ、グロメットを強固に固定できる。また、グロメットの装着にボルト等の締結具を使用しないため、解体が容易であるという利点も有する。
請求項2の発明によれば、係止爪を爪係止穴内に挿入し、クリップ部をクリップ係合孔に位置合わせしてグロメットを圧入方向に押圧すると、クリップ部がクリップ係合孔に圧入されると共にこの圧入ストロークによって係止爪が爪係止穴に係止されるため、簡単な組み付け作業によってグロメットを装着できる。そして、グロメットのクリップ部が圧入力によってドアパネルに強固に固定されると共に、グロメットの係止爪の係止によってグロメットがドアヒンジ面部より浮くことがない。これにより、ドアヒンジ面部にクリップ係合孔を設けるスペースがなくても、グロメットを容易に装着でき、且つ、グロメットを強固に固定できる。また、グロメットの装着にボルト等の締結具を使用しないため、解体が容易であるという利点も有する。
請求項3の発明によれば、グロメットがドアパネル面より突出するのを確実に抑えることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図6は本発明の一実施形態を示し、図1はグロメットがドアパネルに装着された状態を示す斜視図、図2は裏面側から見たグロメットとドアパネルの被装着箇所を示す分解斜視図、図3はグロメットの表面側から見た斜視図、図4はグロメットがドアパネルに装着された状態を示す断面図、図5はグロメットがドアパネルに装着される前の状態を示す断面図、図6はグロメットがドアパネルに装着される途中過程の状態を示す断面図である。
図1に示すように、グロメット1はドアパネル10の車室側パネル面部11とドアヒンジ面部12にかけて装着されている。
図2に示すように、ドアパネル10は、車室側に配置された車室側パネル面部11と車体との間に図示しないヒンジ部が設置されたドアヒンジ面部12とを備えている。この車室側パネル面部11とドアヒンジ面部12はほぼ直交して配置され、この直交して配置された車室側パネル面部11とドアヒンジ面部12にかけてグロメット装着凹部13が形成されている。このグロメット装着凹部13の車室側パネル面部11には、ほぼ楕円状のクリップ係合孔14が形成されている。このグリップ係合孔14は、後述するクリップ部5の基端箇所よりも大径に形成されている。また、グロメット装着凹部13のドアヒンジ面部12には細長い長方形状の爪係止穴15が形成されている。この爪係止穴15は、後述する係止爪6の平面寸法より若干大きく設定されている。
図2及び図3に示すように、グロメット1は、グロメット本体2と、これに組み付けされたグロメットインナー3とから大略構成されている。グロメット本体2とグロメットインナー3は、長手方向の中間箇所でほぼ直角に折曲され、直角に折曲されたグロメット本体2とグロメットインナー3の内部には図示しないハーネス挿通路が形成されている。グロメット本体2の表面には、蛇腹形状で可撓性のハーネス保護筒4が突設されており、その内部は図示しないハーネス挿通路に連通されている。ハーネス保護筒4の先端は車体側に取り付けされる。
グロメットインナー3の外面で、且つ、直角の折曲箇所を境として一方の面にはクリップ部5が、他方の面には係止爪6が、それぞれ設けられている。このクリップ部5は弾性体の略楕円柱状を有し、その基端から先端に向かって徐々に縮径形状に形成されている。また、クリップ部5の基端箇所には抜け防止突起片5aが突設され、この抜け防止突起片5aによってクリップ係合孔14に強固に嵌合するようになっている。クリップ部5の基端の外周には防水等のためのリップ部7が設けられている。係止爪6はクリップ部5の圧入方向Bが係止方向になるように設定されている。そして、図4に示すように、クリップ部5がクリップ係合孔14に圧入され、且つ、この圧入ストロークによって係止爪6が爪係止穴15に係止されることによってグロメット1がドアパネル10のグロメット装着凹部13に装着されている。
ドアパネル10に配索されたワイヤーハーネスWHの一端側は、図1に示すように、グロメット1のハーネス挿通路を通り、さらに、ハーネス保護筒4内を通って車体側に導かれている。このようにワイヤーハーネスWHは、ドアから車体にかけた配索箇所がグロメット1によって防水されつつ配索されている。
次に、グロメット1の装着手順を説明する。
グロメット1内にワイヤーハーネスWHを配索する。次に、図5に示すように、グロメット1の係止爪6をドアヒンジ面部12の爪係止穴15に位置合わせしてグロメット1を車室側パネル面部11に沿う方向Aに移動させ、図6に示すように、グロメット1の係止爪5を爪係止穴15内に挿入する。
次に、図6に示すように、グロメット1のクリップ部5を車室側パネル面部11のクリップ係合孔14に位置合わせしてグロメット1を圧入方向Bに押圧する。すると、図4に示すように、クリップ部5が弾性変形により縮径してクリップ係合孔14に圧入されると共に、この圧入ストロークによって係止爪6が爪係止穴15に係止される。そして、グロメット1がクリップ部5の圧入力によって強固にドアパネルに固定されると共に、グロメット1が係止爪6のドアヒンジ面部12に係止することによってグロメット1がドアヒンジ面部12より浮くことがない。
これにより、ドアヒンジ面部12にクリップ係合孔14を設けるスペースがなくても、グロメット1を簡単な組み付け作業によって装着でき、且つ、グロメット1を強固に固定できる。また、グロメット1の装着にボルト等の締結具を使用しないため、解体が容易であるという利点も有する。
ドアパネル10の車室側パネル面部11とドアヒンジ面部12にかけてグロメット装着凹部13が形成され、このグロメット装着凹部13にクリップ係合孔14と爪係止穴15が形成されたので、グロメット1がドアパネル10の表面より突出するのを確実に抑えることができる。
クリップ部5はほぼ楕円柱形状であり、クリップ係合孔14はほぼ楕円形状であるので、グロメット1に回転力が作用するとクリップ部5に回転阻止力が作用するため、グロメット1を更に強固に固定できる。また、グロメット1の回転による係止爪6の破損を防止できる。
本発明の一実施形態を示し、グロメットがドアパネルに装着された状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態を示し、裏面側から見たグロメットとドアパネルの被装着箇所を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態を示し、グロメットの表面側から見た斜視図である。 本発明の一実施形態を示し、グロメットがドアパネルに装着された状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態を示し、グロメットがドアパネルに装着される前の状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態を示し、グロメットがドアパネルに装着される途中過程の状態を示す断面図である。 従来例を示し、グロメットがドアパネルに装着された状態を示す斜視図である。 従来例を示し、グロメットがドアパネルに装着された状態を示す断面図である。
符号の説明
1 グロメット
5 クリップ部
6 係止爪
10 ドアパネル
11 車室側パネル面部
12 ドアヒンジ面部
13 グロメット装着凹部
14 クリップ係合孔
15 爪係止穴
WH ワイヤーハーネス

Claims (3)

  1. ドアパネルの車室側パネル面部とドアヒンジ面部にかけて装着され、ドアから車体にかけてワイヤーハーネスを防水しつつ配索するグロメットにおいて、
    前記車室側パネル面部に形成されたクリップ係合孔に圧入されるクリップ部と、前記ドアヒンジ面部に形成された爪係止穴に、前記クリップ部の前記クリップ係合孔への圧入ストロークによって係止される係止爪とを備えたことを特徴とするグロメット。
  2. ドアパネルの車室側パネル面部とドアヒンジ面部にかけて装着され、ドアから車体にかけてワイヤーハーネスを防水しつつ配索するグロメットの固定構造において、
    前記車室側パネル面部にクリップ係合孔が設けられ、前記ドアヒンジ面部に爪係止穴が設けられ、前記グロメットに、前記車室側パネル面部に対応する箇所にクリップ部と、前記ドアヒンジ面部に対応する箇所に係止爪がそれぞれ設けられ、前記クリップ部が前記クリップ係合孔に圧入されると共に、この圧入ストロークによって前記係止爪が前記爪係止穴に係止されたことを特徴とするグロメットの固定構造。
  3. 請求項2記載のグロメットの固定構造であって、
    前記ドアパネルの前記車室側パネル面部と前記ドアヒンジ面部にかけてグロメット装着凹部が形成され、このグロメット装着凹部に前記クリップ係合孔と前記爪係止穴が形成されたことを特徴とするグロメットの固定構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016162521A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 古河電気工業株式会社 グロメットインナ及びグロメット

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