JP2006270751A - 動画記録装置および動画記録処理プログラム - Google Patents

動画記録装置および動画記録処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 手ぶれや電池残量を勘案した動画記録を行う動画記録装置を実現する。
【解決手段】 制御部13は、電源部12の電池残量が少ないと、画像符号化部15の動作クロックを低速に設定し、かつ動きベクトルの探索範囲を狭めて消費電力の低減を図り、画質を犠牲にして電池消耗を抑えた動画記録を行う。電源部12の電池残量が所定量有る時に、動き補償可能な大きな手ぶれが発生すると、画像符号化部15の動作クロックを高速に設定し、かつ動きベクトルの探索範囲を広げ、電池寿命を犠牲にして画質を優先した動画記録を行う。動き補償しきれない程の大きな手ぶれが発生した場合には、動作クロックを低速に設定し、かつ動きベクトルの探索範囲を狭めて消費電力の低減を図り、画質を犠牲にして電池消耗を抑えた動画記録を行う。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えばデジタルカメラやデジタルビデオカメラに用いて好適な動画記録装置および動画記録処理プログラムに関する。
動画撮影機能を備えるデジタルカメラや、デジタルビデオカメラでは、動き補償フレーム間予測符号化技術を用いてリアルタイムに圧縮符号化して動画記録する。フレーム間予測符号化技術では、動き補償を行うことで圧縮率を高めることに成功する一方、そのための動きベクトル検出はCPUに負荷を掛け、これが消費電力の増加を招き、電池寿命を短くする一因となっている。とりわけ撮像画像に手ぶれが生じていると、撮像画像全体に平行移動や回転が生じる為、動きベクトル探索の演算量が増大する為、電池消耗が顕著になる。
手ぶれによる演算量の増加を軽減して効率的な符号化を実現する技術として、例えば特許文献1には、加速度センサを用いて撮像手段の運動方向および運動量を検知し、これに応じて動き補償フレーム間予測する際の動き補償範囲を移動させる装置が開示されている。
特開2004−56578号公報
ところで、上記特許文献1に開示の装置は、単に手ぶれによる演算量増加を軽減させるだけなので、例えば電池容量が残り少ない場合や、手ぶれが少ない場合には消費電力を抑えるように符号化する等、手ぶれや電池残量を勘案した動画記録を行うことが出来ない、という問題がある。
そこで本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、手ぶれや電池残量を勘案した動画記録を行うことができる動画記録装置および動画記録処理プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、電池残量を検出する残量検出手段と、手ぶれ量を検出する手ぶれ検出手段と、前記残量検出手段により検出される電池残量と前記手ぶれ検出手段により検出される手ぶれ量とに応じて定まる圧縮態様を指示する指示手段と、前記指示手段により指示される圧縮態様に従い、撮像された画像を圧縮符号化して動画記録する記録手段とを具備することを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項2に記載の発明では、前記圧縮態様は、フレーム間予測符号化の動作速度と動きベクトル検出に於ける探索限界であることを特徴とする。
上記請求項2に従属する請求項3に記載の発明では、前記探索限界は、探索範囲及び試行回数の少なくとも何れか一つであることを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項4に記載の発明では、前記指示手段は、前記手ぶれ検出手段により検出される手ぶれ量を判定する複数の閾値を有し、これら閾値を超える手ぶれ量に対応して圧縮態様を変化させることを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項5に記載の発明では、前記指示手段は、前記手ぶれ検出手段により検出される手ぶれ量を判定する複数の閾値を有し、これら閾値を前記残量検出手段により検出される電池残量に応じて変化させることを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項6に記載の発明では、前記指示手段は、前記手ぶれ検出手段により検出される手ぶれ量を判定する複数の閾値を有し、これら閾値をユーザ操作で可変設定する閾値設定手段を備えることを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項7に記載の発明では、前記指示手段は、前記残量検出手段により検出される電池残量が所定値より少ない場合、フレーム間予測符号化の動作速度を低速にし、かつ動きベクトル検出に於ける探索限界を狭めるように前記記録手段に指示することを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項8に記載の発明では、前記指示手段は、前記残量検出手段により検出される電池残量が所定量有る時に、前記手ぶれ検出手段により検出される手ぶれ量が動き補償可能な範囲内である場合、フレーム間予測符号化の動作速度を高速にし、かつ動きベクトル検出に於ける探索限界を広げるように前記記録手段に指示することを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項9に記載の発明では、前記指示手段は、前記残量検出手段により検出される電池残量が所定量有る時に、前記手ぶれ検出手段により検出される手ぶれ量が動き補償可能な範囲外である場合、フレーム間予測符号化の動作速度を低速にし、かつ動きベクトル検出に於ける探索限界を狭めるように前記記録手段に指示することを特徴とする。
請求項10に記載の発明では、電池残量を検出する残量検出処理と、手ぶれ量を検出する手ぶれ検出処理と、前記残量検出処理により検出される電池残量と前記手ぶれ検出処理により検出される手ぶれ量とに応じて定まる圧縮形態を指示する指示処理と、前記指示処理にて指示される圧縮形態に従い、撮像された画像を圧縮符号化して動画記録する記録処理とをコンピュータで実行させることを特徴とする。
請求項1、10に記載の発明によれば、電池残量と手ぶれ量とを検出し、検出された電池残量と手ぶれ量とに応じて定まる圧縮態様に従い、撮像された画像を圧縮符号化して動画記録するので、手ぶれや電池残量を勘案した動画記録を行うことができる。
請求項7に記載の発明によれば、電池残量が所定値より少ない場合、フレーム間予測符号化の動作速度を低速にし、かつ動きベクトル探索範囲を狭めるように指示するので、画質劣化を招くことなく電池消耗を抑えた動画記録を行うことができる。
請求項8に記載の発明によれば、電池残量が所定量有る時に検出される手ぶれ量が動き補償可能な範囲内である場合、フレーム間予測符号化の動作速度を高速にし、かつ動きベクトル探索範囲を広げるように指示するので、電池寿命を犠牲にして画質を優先した動画記録を行うことができる。
請求項9に記載の発明によれば、電池残量が所定量有る時に検出される手ぶれ量が動き補償可能な範囲外である場合、フレーム間予測符号化の動作速度を低速にし、かつ動きベクトル探索範囲を狭めるように指示するので、画質を犠牲にして電池消耗を抑えた動画記録を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
A.構成
(1)全体構成
図1は、本発明による動画記録装置を備えた実施の一形態によるデジタルカメラの概略構成を示すブロック図である。この図において、操作部10は、電源スイッチやシャッターキー等の各種操作キーを有し、キー操作に応じたキーイベントを発生して制御部13に供給する。加速度センサ11は、例えばピエゾ抵抗素子等から構成され、撮影時の手ぶれを検出して出力する。電源部12は、DC/DCコンバータを備え、電池電圧を各部に供給する駆動電圧に変換出力すると共に、電池残量を検出して制御部13に出力する。
制御部13は、CPU等から構成され、操作部10から入力されるキーイベントに応じて各部を制御する制御信号を発生する。また、制御部13は、動画撮影時には後述の撮影動作制御処理(図3参照)を実行し、電源部12から供給される電池残量と加速度センサ11が検出する手ぶれとを勘案した動画記録態様を画像符号化部15に指示する。撮像部14は、撮影レンズ群およびシャッタ機構を備える光学系と、被写体像を撮像して所定のフレーム周期でカラー画像信号を生成するCCD等のカラーイメージセンサとを有し、撮像して得た画像信号を輝度成分および色差成分とからなる画像データに変換して出力する。
画像符号化部15は、撮像部14から入力される動画像(一連の画像データ)をフレーム間予測符号化方式を用いて圧縮符号化するものであり、その概略構成については追って説明する。また、画像符号化部15では、制御部13からの指示に従って動作クロックを変更し、後述する動きベクトル検出部107における動きベクトルの探索範囲を広めたり狭めたりするようになっている。画像記憶部16は、制御部13の制御の下に、画像符号化部15が出力する符号化データを動画ファイルとして記憶する。画像復号部17は、制御部13の指示に従い、画像記憶部16に格納される動画ファイルを復号して動画像データを出力する。表示部18は、制御部13の制御の下に、画像復号部17が発生する動画像データを画面表示する。
(2)画像符号化部15の構成
図2は画像符号化部15の概略構成を示すブロック図である。この図において、減算器100は、現ブロックの画素値から予測ブロックの画素値を減算して輝度差分を表す予測誤差信号を発生する。変換/量子化部101は、減算器100から出力される予測誤差信号に整数DCT(離散コサイン変換)を施し、これにより得られる変換係数を所定の量子化幅で量子化して係数データを発生する。エントロピー符号化部102は、変換/量子化部101が発生した係数データについて、可変長符号化VLCをベースとした指数ゴロム符号と、それを応用したCABAC(Context-based Adaptive Binary Arithmetic Coding)とを用いてエントロピー符号化した符号化データを発生する。
逆量子化/逆変換部103、加算器104、ループフィルタ105およびフレームメモリ106は、ローカル復号部を形成する。ローカル復号部では、変換/量子化部101が発生した係数データに、逆量子化および逆整数DCTを施した後、それに前予測ブロックの画素値を加算して復号画像を生成し、生成した復号画像にループフィルタリングを施してブロックノイズを低減させた後、フレームメモリ106に一時記憶する。動き検出部107は、現ブロックの動きベクトルを検出する。
動き検出部107では、制御部13からの指示に応じて、動きベクトルの探索範囲を広めたり狭めたりする。動き補償部108は、動き検出部107が検出した現ブロックの動きベクトルに応じて参照フレーム(フレームメモリ106から読み出される復号画像)に動き補償を施してフレーム間予測ブロック値を算出する。このような構成によれば、時間領域での相関を利用するフレーム間符号化にて動画圧縮され、その圧縮率は手ぶれの量や電池残量に応じて変化するようになっている。
B.動作
次に、図3を参照して制御部13が実行する撮影動作制御処理の動作を説明する。上記構成によるデジタルカメラにおいて、動画撮影するモードに設定されると、制御部13は図3に図示するステップSA1に処理を進め、レジスタBP1、BP2、SH1〜SH3に各々所定の閾値(後述する)をセットしたり、レジスタCK、SRをリセットするイニシャライズを行う。続いて、ステップSA2では、電源部12から供給される電池残量がレジスタBP1に格納される閾値(以下、閾値BP1と記す)より小さいか否か判断する。電源部12の電池残量が閾値BP1より小さければ、判断結果は「YES」になり、ステップSA3に進み、レジスタCKに「L」を、レジスタSRに「S」をセットして本処理を終える。
ここで、レジスタCKにセットされる「L」とは、画像符号化部15の動作クロックを低速にする旨を表す。また、レジスタSRにセットされる「S」とは、画像符号化部15における動き検出部107の動きベクトル探索範囲を狭めることを表す。
したがって、電源部12の電池残量が閾値BP1より小さいと、画像符号化部15は制御部13の指示に従い、動作クロックを低速に設定し、かつ動きベクトルの探索範囲を狭めて消費電力の低減を図る。これにより画質を犠牲にして電池消耗を抑えた動画記録が行われる。
一方、電源部12の電池残量が閾値BP1より大きければ、上記ステップSA2の判断結果は「NO」になり、ステップSA4に進む。ステップSA4では、電源部12から供給される電池残量がレジスタBP2に格納される閾値(以下、閾値BP2と記す)より大きく電池残量に余裕があるかどうかを判断する。閾値BP2より大きく電池残量に余裕があると、判断結果は「YES」となり、レジスタSH1〜SH3の各閾値に所定値αを加算し、手ぶれ量を判定する閾値SH1〜SH3を増加させた後、ステップSA6に進む。
これに対し、閾値BP2より小さく電池残量に余裕がない場合には、上記ステップSA4の判断結果は「NO」となり、この場合、上述のステップSA1にて初期値セットされた閾値SH1〜SH3を用いてステップSA6以降を実行する。なお、閾値SH1〜SH3は、SH1<SH2<SH3の関係にある。
次に、ステップSA6では、加速度センサ11により検出された手ぶれ量が閾値SH1より小さいか否かを判断する。手ぶれ量が閾値SH1より小さいと、判断結果は「YES」になり、ステップSA7に進み、レジスタCKに「L」を、レジスタSRに「S」をセットして本処理を終える。
したがって、手ぶれ量が閾値SH1より小さければ、画像符号化部15は制御部13の指示に従い、動作クロックを低速に設定し、かつ動きベクトルの探索範囲を狭める。つまり、手ぶれが小さいということは、画像の動きが少なく、動きベクトルの探索範囲を狭めても最適な動きベクトル検出が可能なので、この場合、画質劣化を招くことなく電池消耗を抑えた動画記録を行う。
一方、手ぶれ量が閾値SH1より大きいと、上記ステップSA6の判断結果は「NO」になり、ステップSA8に進む。ステップSA8では、加速度センサ11により検出された手ぶれ量が閾値SH2より小さいか否かを判断する。手ぶれ量が閾値SH2より小さいと、判断結果は「YES」になり、ステップSA9に進み、レジスタCKに「M」を、レジスタSRに「M」をセットして本処理を終える。
ここで、レジスタCKにセットされる「M」とは、画像符号化部15の動作クロックを中速にする旨を表す。また、レジスタSRにセットされる「M」とは、画像符号化部15における動き検出部107の動きベクトル探索範囲を中位にすることを表す。したがって、手ぶれ量が閾値SH2より小さければ、画像符号化部15は制御部13の指示に従い、動作クロックを中速に設定し、かつ動きベクトルの探索範囲を中位とするので、最適な動きベクトル検出が可能になる。
これに対し、手ぶれ量が閾値SH2より大きいと、上記ステップSA8の判断結果が「NO」になり、ステップSA10に進む。ステップSA10では、加速度センサ11により検出された手ぶれ量が閾値SH3より小さいか否かを判断する。手ぶれ量が閾値SH3より小さいと、判断結果は「YES」になり、ステップSA11に進み、レジスタCKに「H」を、レジスタSRに「L」をセットして本処理を終える。
ここで、レジスタCKにセットされる「H」とは、画像符号化部15の動作クロックを高速にする旨を表す。また、レジスタSRにセットされる「L」とは、画像符号化部15における動き検出部107の動きベクトル探索範囲を広げることを表す。したがって、手ぶれ量が閾値SH3より小さいと、画像符号化部15は制御部13の指示に従い、動作クロックを高速に設定し、かつ動きベクトルの探索範囲を広げる。これにより、消費電力の増加を招くものの、画質劣化することなく動画記録を行う。
一方、手ぶれ量が閾値SH3より大きいと、上記ステップSA10の判断結果は「NO」になり、ステップSA12に進む。ステップSA12では、レジスタCKに「L」を、レジスタSRに「S」をセットして本処理を終える。したがって、手ぶれ量が閾値SH3より大きいと、画像符号化部15は制御部13の指示に従い、動作クロックを低速に設定し、かつ動きベクトルの探索範囲を狭める。つまり、動き補償しきれない程の手ぶれが生じた状態では、動きベクトルの探索範囲を広めても最適な動きベクトル検出が期待できないから、動作クロックを低速に設定し、かつ動きベクトルの探索範囲を狭めて消費電力の低減を図る。これにより画質を犠牲にして電池消耗を抑えた動画記録を行う。
このように、本実施の形態では、電源部12の電池残量と加速度センサ11により検出された手ぶれ量とに応じて、画像符号化部15の動作クロックと動きベクトル探索範囲とを変化させることによって、「画質劣化を招くことなく電池消耗を抑えた動画記録」、「電池寿命を犠牲にして画質を優先した動画記録」および「画質を犠牲にして電池消耗を抑えた動画記録」を行う。
すなわち、電源部12の電池残量が少ないと、画像符号化部15の動作クロックを低速に設定し、かつ動きベクトルの探索範囲を狭めて消費電力の低減を図り、画質を犠牲にして電池消耗を抑えた動画記録を行う。また、電源部12の電池残量が所定量有る時に小さい手ぶれが発生した場合にも、画像符号化部15の動作クロックを低速に設定し、かつ動きベクトルの探索範囲を狭める。この場合、画像の動きが少なく、動きベクトルの探索範囲を狭めても最適な動きベクトル検出が可能だから、画質劣化を招くことなく電池消耗を抑えた動画記録を行うことができる。
さらに、電源部12の電池残量が所定量有る時に、動き補償可能な範囲の大きな手ぶれが発生すると、画像符号化部15の動作クロックを高速に設定し、かつ動きベクトルの探索範囲を広げ、電池寿命を犠牲にして画質を優先した動画記録を行う。また、電源部12の電池残量が所定量有る時に、動き補償しきれない程の大きな手ぶれが発生した場合には、動きベクトルの探索範囲を広めても最適な動きベクトル検出が期待できないから、動作クロックを低速に設定し、かつ動きベクトルの探索範囲を狭めて消費電力の低減を図り、画質を犠牲にして電池消耗を抑えた動画記録を行う。この結果、手ぶれや電池残量を勘案した動画記録を行うことができる。
なお、上述した実施の形態では、電源部12の電池残量の余裕の有無に応じて、手ぶれ量を判別する閾値SH1〜SH3を変更するようにしたが、これに替えてユーザ操作で手ぶれ量を判別する閾値SH1〜SH3を可変設定する態様にしてもよい。このようにすれば、ユーザ好みの動画記録態様を選択できるようになる。
さらに、経時変化する電源部12の電池残量に追随させて連続的に閾値SH1〜SH3を可変設定する態様にすることも可能であり、そのようにすれば時々刻々変化する電源部12の電池残量と手ぶれ量とに適応した動画記録態様を自動的に設定し得るようになる。
C.その他の実施形態
次に、図4を参照して、その他の実施形態による撮影動作制御処理の動作を説明する。図4に図示する撮影動作制御処理が上述の実施形態(図3参照)と相違する点は、動きベクトル探索範囲を、動きベクトル探索の試行回数に替えたことにある。
すなわち、その他の実施形態において、動画撮影するモードに設定されると、制御部13は図4に図示するステップSB1に処理を進め、レジスタBP1、BP2、SH1〜SH3に各々所定の閾値(後述する)をセットしたり、レジスタCK、RLをリセットするイニシャライズを行う。続いて、ステップSB2では、電源部12から供給される電池残量がレジスタBP1に格納される閾値(以下、閾値BP1と記す)より小さいか否か判断する。電源部12の電池残量が閾値BP1より小さいと、判断結果は「YES」になり、ステップSB3に進み、レジスタCKに「L」を、レジスタRLに「S」をセットして本処理を終える。
ここで、レジスタCKにセットされる「L」とは、画像符号化部15の動作クロックを低速にする旨を表す。また、レジスタRLにセットされる「S」とは、画像符号化部15における動き検出部107の動きベクトル探索の試行回数を少なくすることを表す。
したがって、電源部12の電池残量が閾値BP1より小さいと、画像符号化部15は制御部13の指示に従い、動作クロックを低速に設定し、かつ動きベクトル探索の試行回数を少なくして消費電力の低減を図る。これにより画質を犠牲にして電池消耗を抑えた動画記録を行う。
一方、電源部12の電池残量が閾値BP1より大きいと、上記ステップSB2の判断結果は「NO」になり、ステップSB4に進む。ステップSB4では、電源部12から供給される電池残量がレジスタBP2に格納される閾値(以下、閾値BP2と記す)より大きく電池残量に余裕があるかどうかを判断する。閾値BP2より大きく電池残量に余裕があると、判断結果は「YES」となり、レジスタSH1〜SH3の各閾値に所定値αを加算し、手ぶれ量を判定する閾値SH1〜SH3を増加させた後、ステップSB6に進む。
これに対し、閾値BP2より小さく電池残量に余裕がないと、上記ステップSB4の判断結果は「NO」となり、この場合、上述のステップSB1にて初期値セットされた閾値SH1〜SH3を用いてステップSB6以降を実行する。なお、閾値SH1〜SH3は、SH1<SH2<SH3の関係にある。
次に、ステップSB6では、加速度センサ11により検出された手ぶれ量が閾値SH1より小さいか否かを判断する。手ぶれ量が閾値SH1より小さいと、判断結果は「YES」になり、ステップSB7に進み、レジスタCKに「L」を、レジスタRLに「S」をセットして本処理を終える。
したがって、手ぶれ量が閾値SH1より小さいと、画像符号化部15は制御部13の指示に従い、動作クロックを低速に設定し、かつ動きベクトル探索の試行回数を少なくする。つまり、手ぶれが小さいということは、画像の動きが少なく、動きベクトル探索の試行回数を少なくしても最適な動きベクトル検出が可能なので、この場合、画質劣化を招くことなく電池消耗を抑えた動画記録を行う。
一方、手ぶれ量が閾値SH1より大きいと、上記ステップSB6の判断結果は「NO」になり、ステップSB8に進む。ステップSB8では、加速度センサ11により検出された手ぶれ量が閾値SH2より小さいか否かを判断する。手ぶれ量が閾値SH2より小さいと、判断結果は「YES」になり、ステップSB9に進み、レジスタCKに「M」を、レジスタRLに「M」をセットして本処理を終える。
ここで、レジスタCKにセットされる「M」とは、画像符号化部15の動作クロックを中速にする旨を表す。また、レジスタRLにセットされる「M」とは、画像符号化部15における動き検出部107の動きベクトル探索の試行回数を中位にすることを表す。したがって、手ぶれ量が閾値SH2より小さければ、画像符号化部15は制御部13の指示に従い、動作クロックを中速に設定し、かつ動きベクトル探索の試行回数を中位とするので、最適な動きベクトル検出が可能になる。
これに対し、手ぶれ量が閾値SH2より大きいと、上記ステップSB8の判断結果が「NO」になり、ステップSB10に進む。ステップSB10では、加速度センサ11により検出された手ぶれ量が閾値SH3より小さいか否かを判断する。手ぶれ量が閾値SH3より小さいと、判断結果は「YES」になり、ステップSB11に進み、レジスタCKに「H」を、レジスタRLに「L」をセットして本処理を終える。
ここで、レジスタCKにセットされる「H」とは、画像符号化部15の動作クロックを高速にする旨を表す。また、レジスタRLにセットされる「L」とは、画像符号化部15における動き検出部107の動きベクトル探索の試行回数を多くすることを表す。したがって、手ぶれ量が閾値SH3より小さいと、画像符号化部15は制御部13の指示に従い、動作クロックを高速に設定し、かつ動きベクトル探索の試行回数を多くする。この結果、消費電力が増加するものの、画質劣化することなく動画記録を行う。
一方、手ぶれ量が閾値SH3より大きいと、上記ステップSB10の判断結果は「NO」になり、ステップSB12に進む。ステップSB12では、レジスタCKに「L」を、レジスタRLに「S」をセットして本処理を終える。したがって、手ぶれ量が閾値SH3より大きいと、画像符号化部15は制御部13の指示に従い、動作クロックを低速に設定し、かつ動きベクトル探索の試行回数を少なくする。つまり、動き補償しきれない程の手ぶれが生じた状態では、動きベクトル探索の試行回数を多くしても最適な動きベクトル検出が期待できないから、動作クロックを低速に設定し、かつ動きベクトル探索の試行回数を少なくして消費電力の低減を図る。これにより画質を犠牲にして電池消耗を抑えた動画記録を行う。
なお、上述したその他の実施形態では、電源部12の電池残量と加速度センサ11により検出された手ぶれ量とに応じて、画像符号化部15の動作クロックと動きベクトル探索の試行回数とを変化させることによって、「画質劣化を招くことなく電池消耗を抑えた動画記録」、「電池寿命を犠牲にして画質を優先した動画記録」および「画質を犠牲にして電池消耗を抑えた動画記録」を行うようにしたが、これに替えて、手ぶれ量および電池残量に応じて、これら動画記録態様のいずれかをユーザ操作で選択する形態にしても構わない。
なお、本明細書中では、動き補償が不十分であった場合の不具合として「画質の劣化」を挙げて記述したが、もとよりこれは符号量を一定に保とうとした場合であって、画質を一定に保とうとすれば「符号量の増加」という形の不具合となって表れることは言うまでもない。
本発明による実施の一形態の全体構成を示すブロック図である。 画像符号化部15の概略構成を示すブロック図である。 撮影動作制御処理の動作を示すフローチャートである。 その他の実施形態による撮影動作制御処理の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 操作部
11 加速度センサ
12 電源部
13 制御部
14 撮像部
15 画像符号化部
16 画像記憶部
17 画像復号化部
18 表示部

Claims (10)

  1. 電池残量を検出する残量検出手段と、
    手ぶれ量を検出する手ぶれ検出手段と、
    前記残量検出手段により検出される電池残量と前記手ぶれ検出手段により検出される手ぶれ量とに応じて定まる圧縮態様を指示する指示手段と、
    前記指示手段により指示される圧縮態様に従い、撮像された画像を圧縮符号化して動画記録する記録手段と
    を具備することを特徴とする動画記録装置。
  2. 前記圧縮態様は、フレーム間予測符号化の動作速度と動きベクトル検出に於ける探索限界であることを特徴とする請求項1に記載の動画記録装置。
  3. 前記探索限界は、探索範囲及び試行回数の少なくとも何れか一つであることを特徴とする請求項2に記載の動画記録装置。
  4. 前記指示手段は、前記手ぶれ検出手段により検出される手ぶれ量を判定する複数の閾値を有し、これら閾値を超える手ぶれ量に対応して圧縮態様を変化させることを特徴とする請求項1に記載の動画記録装置。
  5. 前記指示手段は、前記手ぶれ検出手段により検出される手ぶれ量を判定する複数の閾値を有し、これら閾値を前記残量検出手段により検出される電池残量に応じて変化させることを特徴とする請求項1に記載の動画記録装置。
  6. 前記指示手段は、前記手ぶれ検出手段により検出される手ぶれ量を判定する複数の閾値を有し、これら閾値をユーザ操作で可変設定する閾値設定手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の動画記録装置。
  7. 前記指示手段は、前記残量検出手段により検出される電池残量が所定値より少ない場合、フレーム間予測符号化の動作速度を低速にし、かつ動きベクトル検出に於ける探索限界を狭めるように前記記録手段に指示することを特徴とする請求項1に記載の動画記録装置。
  8. 前記指示手段は、前記残量検出手段により検出される電池残量が所定量有る時に、前記手ぶれ検出手段により検出される手ぶれ量が動き補償可能な範囲内である場合、フレーム間予測符号化の動作速度を高速にし、かつ動きベクトル検出に於ける探索限界を広げるように前記記録手段に指示することを特徴とする請求項1に記載の動画記録装置。
  9. 前記指示手段は、前記残量検出手段により検出される電池残量が所定量有る時に、前記手ぶれ検出手段により検出される手ぶれ量が動き補償可能な範囲外である場合、フレーム間予測符号化の動作速度を低速にし、かつ動きベクトル検出に於ける探索限界を狭めるように前記記録手段に指示することを特徴とする請求項1に記載の動画記録装置。
  10. 電池残量を検出する残量検出処理と、
    手ぶれ量を検出する手ぶれ検出処理と、
    前記残量検出処理により検出される電池残量と前記手ぶれ検出処理により検出される手ぶれ量とに応じて定まる圧縮形態を指示する指示処理と、
    前記指示処理にて指示される圧縮形態に従い、撮像された画像を圧縮符号化して動画記録する記録処理と
    をコンピュータで実行させることを特徴とする動画記録処理プログラム。
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