JP2006267674A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】転写ローラの製造過程で生じる抵抗値の周ムラがある場合でも、転写バイアスを最適に制御し転写効率及び濃度を一定に維持できる高品質な画像形成装置の提供。
【解決手段】表面に現像像が形成される像担持体と、該像担持体と圧接ニップ部を形成し、転写バイアスが印加されることによって該圧接ニップ部にて転写媒体としての中間転写体又は転写材に前記像担持体から前記現像像を転写させる転写ローラを有し、前記転写ローラに転写工程において印加する転写バイアスを決定する前処理工程を行う画像形成装置において、 転写ローラ周上の特定位置を検知する位置検知手段を備え、前記前処理工程において、前記転写ローラに印加した電圧とそのときに前記特定位置を除いた圧接ニップ部に流れる電流の関係に基づいて転写バイアスを決定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子写真方式又は静電記録方式の複写機、プリンタ等の画像形成装置において、像担持体上に形成した現像像を転写媒体である中間転写体又は転写材等に転写する際の、最適な転写バイアスの決定方法に関するものである。
従来より、例えば電子写真方式の画像形成装置においては、像担持体としての1個又は複数個の感光体ドラムに静電潜像を形成し、該潜像をイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色トナーにより順次現像して各色の現像像(トナー像)を形成し、それらのトナー像を、一旦、転写媒体としてドラム状又はベルト状の中間転写体上に重ねて転写(一次転写)した後、続いて転写材に一括転写(二次転写)して記録画像を得る中間転写方式のフルカラー画像形成装置が知られている。或は、感光体ドラム上にブラックのトナー像のみを形成し、そのトナー像を直接、転写材上に転写するモノクロ画像形成装置が知られている。
これらの装置では、一次転写又は二次転写が行われる転写工程において、転写手段として導電性の転写ローラ等が使用される。転写ローラは感光体ドラム又は中間転写体に当接して使用され、放電によらず、電荷注入によりトナー像の転写に必要な電荷を付与するのでオゾン発生量が少ないという利点がある。
ところで、転写ローラの抵抗は装置内の温湿度や通電により変動し易いことが知られている。特に、材料としてイオン導電剤や界面活性剤を分散させたイオン導電性の転写ローラを用いた場合、上記の抵抗変動が生じ易い。
一方、導電剤としてカーボンや金属酸化物等の導電性フィラーを分散させた電子導電性の転写ローラを用いると温湿度や通電による抵抗変動は少なくなる。しかし、長期の耐久により転写ローラの表面がトナーで汚れたり、或は転写ローラが対向する感光体表層の厚みが磨耗により減少すると、転写ローラと感光体ドラムを含めた全体の抵抗が変化する。
何れにしても、これらの抵抗が変動するため、転写ローラに転写バイアスとして一定の電圧を印加しても転写ローラに流れる電流が変動し、トナー像の転写が最適に行われないという問題がある。
そこで、転写ローラの抵抗変動に起因する転写不良の発生を防止するため、前処理工程として、例えば特許文献1に記載されるように、転写ローラに印加する電圧と転写部位に流れる電流の関係を測定し、その測定結果に応じて転写ローラに印加する転写バイアスを最適に制御する方法が採用されている。
この制御方法では、画像形成(作像)前の前回転中に転写ローラに定電圧制御された定電圧を印加し、その時の電流値を検出し、転写ローラに印加する電圧と転写部位に流れる電流の関係から最適電流I0を得るのに必要な最適電圧V0を算出し、作像中の転写時に転写バイアスとして、その電圧V0を印加する。このようにすることで転写ローラの抵抗変動があっても常に転写部位に最適な電流を流すことが可能となる。
尚、本明細書では、画像形成工程において、画像形成装置に外部からのプリント信号が送信されてから、1枚目の転写材の、現像剤像が転写される位置(転写部)に到来するまでの時間において、各画像形成手段が動作している時間帯を前回転と称する。
特開2001−125338号公報
しかしながら、上記の転写バイアス制御を行うに当たり以下の問題があった。
即ち、図9に示すように、転写ローラの製造工程では、ローラ形状をした金型14bに芯金14aを挿入し、芯金に対して垂直な方向Cからローラ材料である混練ゴムを注入する。ゴム材は、芯金に衝突して2方向に分岐し再び合流して金型内部にゴム材が充填される。このとき、合流部Lはゴム材が圧縮されてゴム密度が上がるため、導電材の密度も上がり周囲に比べて抵抗値が低くなる。
図10はこのようにして製造された転写ローラの周方向の抵抗変化を測定したもので、転写ローラを一定速度で回転しながら芯金に一定電圧を印加したときの転写部に流れる電流変化を示したものである。電流は、ローラの回転周期で変動し、合流部Lでは局所的に電流が多く流れている。つまり、合流部Lでは抵抗値が低くなっていることが分かる。このため、ローラに一定電圧を印加した場合、周方向にΔiの電流変化を生じる。
上記転写ローラを使用して転写バイアス制御を行うと、転写ローラに定電圧を印加して電流を検出する際に、合流部において電流を検出した場合、抵抗値が低いために目標電流を得るために必要な転写バイアスが低く設定され、その結果、合流部以外の部分で転写電流が不足し、トナー像が十分に転写されないという問題が生じた。これを回避するため、電流の検出を周方向の複数ポイントで行い、それら検出結果の平均値から転写バイアスを決定することで抵抗値の周方向ムラの影響を小さくする方法が採られているが、検出ポイントをランダムに決定しているため、検出ポイントに合流部を含む場合と含まない場合で転写バイアス値に差異を生じ、転写効率が変動し画像濃度変動を生じる問題があった。
従って、本発明の目的は、転写ローラの製造過程で生じる抵抗値の周ムラがある場合でも、転写バイアスを最適に制御し転写効率及び濃度を一定に維持できる高品質な画像形成装置を提供することである。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、下記の構成を特徴とする画像形成装置を提供する。
(1)表面に現像像が形成される像担持体と、該像担持体と圧接ニップ部を形成し、転写バイアスが印加されることによって該圧接ニップ部にて転写媒体としての中間転写体又は転写材に前記像担持体から前記現像像を転写させる転写ローラを有し、前記転写ローラに転写工程において印加する転写バイアスを決定する前処理工程を行う画像形成装置において、
転写ローラ周上の特定位置を検知する位置検知手段を備え、前記前処理工程において、前記転写ローラに印加した電圧とそのときに前記特定位置を除いた圧接ニップ部に流れる電流の関係に基づいて転写バイアスを決定することを特徴とする画像形成装置。
(2)転写ローラ周上の複数の特定位置を検知する位置検知手段を備え、前記前処理工程において、前記転写ローラに印加した電圧とそのときに前記特定位置を除いた圧接ニップ部に流れる電流の関係に基づいて転写バイアスを決定することを特徴とする(1)の画像形成装置。
本発明によれば、作像の前処理工程で転写バイアスを決定する転写バイアス制御を行う画像形成装置において、転写ローラの製造工程で生じる低抵抗部の影響を受けないように転写バイアスを決定できるので、転写効率の低下に伴う濃度低下を防止することができる。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して詳しく説明する。
<実施の形態1>
図1は本発明を適用した画像形成装置の一例の概略構成を示す。
本実施の形態では、複数色の現像像(トナー像)を像担持体である感光体ドラム1に形成し、それを転写媒体としての中間転写体である中間転写ベルト6に重ねて一次転写し、その複数色の複合トナー像を二次転写部にて転写材Pに一括転写する、電子写真方式で、中間転写方式を採用したカラー画像形成装置における本発明の適用例について説明する。
先ず、画像形成装置全体構成について説明する。
図1において、感光体ドラム1は像担持体であり、矢線A方向に回転し、感光体ドラム1の周囲に設けた帯電装置2及び画像情報に基づいて露光する露光装置3により画像情報に応じた静電潜像が形成される。又、この感光体ドラム1の周囲にはイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色に対応した現像器を含む現像器ユニット8が配設されており、感光体ドラム1上に形成された静電潜像を上記の何れかの現像器で現像してトナー像を形成する。
感光体ドラム1の表面に当接されるよう配設された中間転写ベルト6は、複数の張架ローラ9〜13に張架されて矢印Bの方向へ回動するようになっている。本実施の形態では、張架ローラ10,11は、一次転写位置の近傍に配置され中間転写ベルト9の平坦な面を感光体ドラム1に当接させ、一次転写用のニップを形成する。
又、張架ローラ12は、中間転写ベルト9の張力を一定に維持するためのテンションローラであり、不図示の加圧バネにより付勢されている。又、張架ローラ13は、中間転写ベルト6を回転させる駆動ローラ13であり、張架ローラ9は、二次転写ローラ14に圧接し二次転写部となるニップ部を構成する二次転写対向ローラ(バクアップローラ)9である。
中間転写ベルト6としては、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリフッ化ビニリデン等の樹脂にカーボンブラックを適当量含有させ、その体積抵抗率を1×10〜1×1013Ω・cm、厚みを70〜100μmとしたものを用いている。
更に、中間転写ベルト6の感光体ドラム1に対向する一次転写位置において、中間転写ベルト6の内面側には、転写手段である一次転写ローラ7が配設されており、この一次転写ローラ7に、トナーの帯電極性と逆極性の転写バイアスを高圧電源(転写バイアス印加手段)17により印加することで、感光体ドラム1上のトナー像が中間転写ベルト6上に一次転写される。
又、一次転写後の感光体ドラム1上に残留したトナーを除去するドラムクリーナ5が感光体ドラム1に対向して備えられている。ドラムクリーナ5によるクリーニングを終えた感光体ドラム1は、除電ランプ30により、感光体ドラム1の残留電荷が減衰され、次回の作像に備えられる。
又、転写材Pの搬送経路に面した中間転写ベルト6の二次転写位置には、中間転写ベルト6のトナー像担持面側に圧接配置される二次転写ローラ14と、中間転写ベルト6の内面側に配設されて二次転写ローラ14の対向電極を成す接地されたバックアップローラ9を備えている。二次転写ローラ14には、トナーの帯電極性と逆極性の二次転写バイアスが高圧電源18により印加されている。
更に、二次転写位置の下流側には、二次転写後の中間転写ベルト6上に残留したトナーを除去するベルトクリーナ16が設けられている。
尚、二次転写ローラ14及びベルトクリーナ16は、中間転写ベルト6に対して接離可能に配設されており、複数色のカラー画像が形成する場合には、最終色前のトナー像が二次転写ローラ14及びベルトクリーナ16を通過するまで中間転写ベルト9から離間しており、最終色のトナー像が二次転写位置に到達する前に二次転写ローラ14及びベルトクリーナ16が中間転写ベルト6に当接される。
転写材Pは、レジストローラ15に挟まれ一旦位置決め停止させた後、所定のタイミングで二次転写位置へ送り込むようになっており、更に、二次転写後の転写材Pは搬送部材(不図示)により定着器(不図示)へ送られ、転写材Pにトナー像を溶融固着するようになっている。
次に、本装置の作像プロセスについて説明する。
先ず、感光体ドラム1上に静電潜像の書き込みが行われ、この静電潜像に対応した現像器によって現像される。これは、例えば感光体ドラム1上に書き込まれた静電潜像がイエローの画像情報に対応したものであれば、この静電潜像は、イエローのトナーを内包する現像器Yで現像され、感光体ドラム1上にはイエローのトナー像が形成される。
そして、感光体ドラム1上に形成されたトナー像は、感光体ドラム1と中間転写ベルト6とが接する一次転写位置で感光体ドラム1から中間転写ベルト9の表面に転写される。
このとき、単色画像を形成する場合には、中間転写ベルト6に一次転写されたトナー像を直ちに転写材Pに二次転写するのであるが、複数色のトナー像を重ね合わせたカラー画像を形成する場合には、感光体ドラム1上でのトナー像形成並びにこのトナー像の一次転写の工程が色数分だけ繰り返される。例えば、4色のトナー像を重ね合わせたフルカラー画像を形成する場合には、感光体ドラム1上には、その1回転毎にイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックのトナー像が形成され、これらトナー像は順次中間転写ベルト6に一次転写される。
一方、中間転写ベルト6は最初に一次転写されたトナー像を担持したまま感光体ドラム1と同一周期で回動し、中間転写ベルト6上にはその1回転毎にイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックのトナー像が重ねて転写される。
このようにして中間転写ベルト6に一次転写されたトナー像は、中間転写ベルト6の回動に伴って二次転写位置へと搬送される。一方、転写材Pはレジストローラ15にて所定のタイミングで二次転写位置へと供給され、バクアップローラ9と二次転写ローラ14で狭持する。このとき二次転写ローラ14に二次転写バイアスが印加され、二次転写ローラ14とバクアップローラ9との間に形成される転写電界の作用で、中間転写ベルト6に担持されたトナー像が転写材Pに静電転写される。
一次転写ローラ7又は二次転写ローラ14は、その抵抗値が1×10〜1×1010(Ω)程度の値に調整されたものを使用する。これらの転写ローラは、金属の芯金の外周面に導電性の弾性層を設けたもので、導電性を付与する方法として主として次の2種類がある。電子導電性の転写ローラは、EPDM、ウレタン等のスポンジにカーボンや金属酸化物等の導電性フィラーを分散させたもので、導電性フィラーの添加量により抵抗値を調整する。又、イオン導電性の転写ローラは、イオン導電系の材料を含むもので、NBR、ウレタン、エピクロルヒドリン等のゴム若しくはスポンジの材料自身に導電性を持たせたものや、それらに界面活性剤を分散させたものを用いる。
次に、図11により、前処理工程における二次転写ローラ14の転写バイアスの制御方法について説明する。
前処理工程として、作像工程直前の前回転中に、感光体ドラム1及び中間転写ベルト6を回転させ、更に中間転写ベルト6に二次転写ローラ14を圧接させた状態で二次転写ローラ14に電圧2500V、3000V、3500Vを定電圧で印加し、その時の電流値を検出する。ここで検出した電流と電圧の関係から直線補間で目標電流I0(=45μA)(=35μA)を得るのに必要な転写バイアスV0(=2700V)を算出することによって適切な転写バイアスを決定する。
尚、作像工程における転写中は転写バイアスを定電圧制御で印加する。この理由は、定電流制御で転写電流を印加すると、紙の持つ抵抗により通紙領域は電流が流れにくいため電流が通紙領域外へ逃げ、通紙部、即ち画像部の電流が不足しトナーが十分に転写されなくなるためである。定電圧制御を行えば、通紙部にも必要な電界が形成され電流を確保することができる。
尚、転写バイアスを決定する際に、上記のように定電圧を3点印加して電流と電圧の直線補間から求めるのではなく、目標電流I0を1点だけ印加して電圧を検知して決定しても良い。
次に、図2〜図5により、本発明の特徴的な構成と前処理工程の動作について説明する。
図2は転写ローラ14の一端の構成を示したものである。合流部Lは前述した通り抵抗値が低い部分であり、芯金14aの周上で合流部Lと同じ位置にマーク42が貼り付けてある。マーク14aは、光学的な反射シールで、発光及び受光素子を内蔵したフォトセンサ41によりマーク42の位置が検出できるようになっている。又、フォトセンサ41は、転写ローラ14とバックアップローラ9の軸を結んだ直線上に配置してあり、これにより回転中の転写ローラ14に対し、合流部Lが二次転写ニップ部に来たときにマーク42を検出することができる。
図3及び図4は前処理工程で電流を検出する位置とタイミングを示したものである。
図3のように、転写ローラ14を周方向に等間隔に分割し、且つ、合流部Lを除いたP1〜P6の計6ポイントの位置で電流を検出する。
図4はマーク検出信号に同期して電流をサンプリングするタイミングを示したもので、マーク検出信号が検出された時点、即ち、合流部Lがニップ部を通過した時点を起点として時間t後にサンプリングを開始し、計6回のサンプリングを行う。時間tは、合流部LからP1までの回転時間である。これにより、合流部Lを除いた領域での電流検出が可能となる。転写バイアス決定する際、これら6ポイントの電流の平均値を取り電流−電圧の関係を求める。複数ポイントで電流を検出するのは、合流部Lを除いた領域の全体に対し、より平均的に最適な転写バイアスを設定するためである。
図5に本発明の効果を示す。
図5は転写電流に対する転写効率の変化を示したもので、転写効率が90%以上の場合が転写が良好とされる。図5によれば、転写効率が90%以上になるのは、電流が領域a(目標電流の中心値=45μA)に設定された場合である。Δiは転写ローラ14の周方向の抵抗ムラによる電流変化分を示す。従来は、転写ローラ14の周方向にランダムに電流を検出して転写バイアスを決定していたため、合流部Lを含んでサンプリングする場合があり、その場合には、合流部Lの抵抗が低いために、転写バイアスが低く設定されることがあった。そのため、例えば、領域bに設定されることがあり、周方向で電流不足になり転写効率が90%を下回りトナーが十分に転写されず、濃度低下を招いていた。これに対し、本発明では合流部Lを除いてサンプリングするために、領域aに設定され、周方向の全域で良好な転写が行えるようになった。
<実施の形態2>
図6及び図7は合流部がL1とL2の2箇所に存在する転写ローラについて、合流部を除くように制御する方法を示す。
<実施の形態3>
次に、実施の形態3について説明する。
上述した制御の方法は、カラー画像形成装置だけでなくモノクロ画像形成装置にも適用できる。図8に電子写真方式のモノクロ画像形成装置の一例を示す。
図8において、図1に示したカラー画像形成装置と同一の機能を有する部分については図1と同一の符号を記した。感光体ドラム1は、矢印Aの方向に所定の周速度で回転駆動される。帯電装置2により感光体ドラム1の周面が所定の極性、電位に帯電される。露光装置3は記録すべき画像情報に対応して発光制御されたレーザ光を出力して、感光体ドラム1上に目的の画像情報に応じた静電潜像が形成される。
現像装置8は、感光体ドラム1上の静電潜像をブラックトナーにより可視化しトナー像が形成される。トナーは磁性一成分現像剤を使用した。
現像装置8の下流には感光体ドラム1に面して転写前帯電器4が配設されており、トナー像に電荷付与を行う。
不図示の給紙カセットには、ここでは転写媒体となる転写材Pが収納されており、給紙スタート信号に基づいて不図示の給紙ローラが駆動され、給紙カセット内の転写材Pが1枚ずつ給紙され、レジストローラ15により矢印Bの向きに転写材Pが搬送され、感光体ドラム1と転写ローラ19との当接ニップ部である転写部位に所定のタイミングで導入される。即ち、感光体ドラム1上のトナー像の先端部が転写部位に到達するタイミングと同期するようにレジストローラ15で転写材Pの搬送が制御される。
転写部位に導入された転写材Pは、転写部位を挾持搬送され、そのとき、転写ローラ19には高圧電源20から所定に制御された転写バイアスが定電圧で印加される。この転写バイアス制御については後述する。転写ローラ19にトナーと逆極性の転写バイアスが印加されることで感光体ドラム1上のトナー像が転写材Pに静電転写される。その後、転写材Pは感光体ドラム1から分離搬送され、不図示の定着装置に搬送され、トナー像の加熱加圧定着工程を受ける。
上記のような、転写ローラ19に対しても本発明を同様に適用できる。
又、本発明は、図1の一次転写ローラについても同様に適用できる。
以上に説明した画像形成装置の構成部品の寸法、材質、形状及びその相対位置等は、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。そして、静電記録方式のものにおいても、像担持体表面の電位の変更の方法を変えて本発明は適用できる。
本発明に係る画像形成装置の概略構成図である。 転写ローラの合流部Lを検出する検出手段を示す図である。 転写ローラの電流検出位置を示す図である。 転写ローラの電流検出タイミングを示す図である。 転写バイアス制御における印加電圧と検出電流の関係を示す図である。 複数の低抵抗部を持つ転写ローラの電流検出位置を示す図である。 複数の低抵抗部を持つ転写ローラの電流検出タイミングを示す図である。 本発明の実施の形態3に係る画像形成装置の概略構成図である。 転写ローラの製造工程を示す図である。 転写ローラの周方向の抵抗変化を測定した結果を示す図である。
符号の説明
1 感光体ドラム(像担持体)
6 中間転写ベルト(中間転写体、転写媒体)
7 一次転写ローラ(転写手段)
14 二次転写ローラ(転写手段)
17,18,20 高圧電源(転写バイアス印加手段)
19 転写ローラ(転写手段)
P 転写材
42 マーク
41 マーク検出手段

Claims (2)

  1. 表面に現像像が形成される像担持体と、該像担持体と圧接ニップ部を形成し、転写バイアスが印加されることによって該圧接ニップ部にて転写媒体としての中間転写体又は転写材に前記像担持体から前記現像像を転写させる転写ローラを有し、前記転写ローラに転写工程において印加する転写バイアスを決定する前処理工程を行う画像形成装置において、
    転写ローラ周上の特定位置を検知する位置検知手段を備え、前記前処理工程において、前記転写ローラに印加した電圧とそのときに前記特定位置を除いた圧接ニップ部に流れる電流の関係に基づいて転写バイアスを決定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 転写ローラ周上の複数の特定位置を検知する位置検知手段を備え、前記前処理工程において、前記転写ローラに印加した電圧とそのときに前記特定位置を除いた圧接ニップ部に流れる電流の関係に基づいて転写バイアスを決定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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