JP2006266329A - 固定型等速自在継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】 外輪および内輪の両トラック溝のテーパ角度を規定することで継手強度および加工性を低下させることなく、作動角を高角化を容易に実現する。
【解決手段】 内球面21に複数のトラック溝22を円周方向等間隔に軸方向に沿って開口端23に向けて形成した外輪25と、外球面26に外輪25のトラック溝22と対をなす複数のトラック溝27を円周方向等間隔に軸方向に沿って形成した内輪28と、外輪25と内輪28の両トラック溝22,27間に介在してトルクを伝達する複数のボール29と、外輪25の内球面21と内輪28の外球面26との間に介在してボール29を保持するケージ30とを備え、外輪25のトラック溝22の開口側溝底を、開口端23に向けて直線的に拡径したテーパ状にすると共に、内輪28のトラック溝27の奥側溝底を、その奥端に向けて直線的に拡径したテーパ状とした固定型等速自在継手であって、外輪25および内輪28の両トラック溝22,27のテーパ角度を0〜12°とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は固定型等速自在継手に関し、詳しくは、自動車や各種産業機械の動力伝達系において使用されるもので、駆動側と従動側の二軸間で作動角度変位のみを許容する固定型の等速自在継手に関する。
近年、自動車の衝突安全性向上の観点からホイールベースを長くすることがあるが、それに伴って車両回転半径が大きくならないようにするため、自動車のドライブシャフト等の連結用継手として使用されている固定型等速自在継手の高角化による前輪の操舵角の増大が求められている。
一般的に、固定型等速自在継手は、内球面に複数のトラック溝を円周方向等間隔に軸方向に沿って開口端に向けて形成した外側継手部材と、外球面に前記外側継手部材のトラック溝と対をなす複数のトラック溝を円周方向等間隔に軸方向に沿って形成した内側継手部材と、前記外側継手部材と内側継手部材の両トラック溝間に介在してトルクを伝達する複数のボールと、外側継手部材の内球面と内側継手部材の外球面との間に介在してボールを保持するケージとを備えている。
前述した高角化のニーズに対する固定型等速自在継手としては、外側継手部材のトラック溝の開口側溝底を、前記開口端に向けて直線的に拡径したテーパ状にすると共に、前記内側継手部材のトラック溝の奥側溝底を、その奥端に向けて直線的に拡径したテーパ状とすることにより、高角域の作動を実現している(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開2001−153149号公報 特開2001−304282号公報 特開2001−349332号公報
ところで、従来、高角化を図った固定型等速自在継手においては、外側継手部材および内側継手部材の両トラック溝のテーパ角度を規定することについて特別に考慮することがなかったというのが現状である。
前述した各特許文献1〜3に開示された固定型等速自在継手では、外側継手部材および内側継手部材の両トラック溝をテーパ形状にすることで作動角の高角化を容易にしているが、軽量コンパクト化が主流となり、外側継手部材の外径が規制されている状況においてトラック溝のテーパをより一層付加させていくと外側継手部材の肉厚が薄くなり、外側継手部材の強度低下を招くことになる。
そこで、本発明は前述の問題点に鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、外側継手部材および内側継手部材の両トラック溝のテーパ角度を規定することで等速自在継手の強度および加工性を低下させることなく、作動角の高角化を容易に実現し得る固定型等速自在継手を提供することにある。
前記目的を達成するための技術的手段として、本発明は、内球面に複数のトラック溝を円周方向等間隔に軸方向に沿って開口端に向けて形成した外側継手部材と、外球面に前記外側継手部材のトラック溝と対をなす複数のトラック溝を円周方向等間隔に軸方向に沿って形成した内側継手部材と、前記外側継手部材と内側継手部材の両トラック溝間に介在してトルクを伝達する複数のボールと、外側継手部材の内球面と内側継手部材の外球面との間に介在してボールを保持するケージとを備え、前記外側継手部材のトラック溝の開口側溝底を、前記開口端に向けて直線的に拡径したテーパ状にすると共に、前記内側継手部材のトラック溝の奥側溝底を、その奥端に向けて直線的に拡径したテーパ状とした固定型等速自在継手であって、前記外側継手部材および内側継手部材の両トラック溝のテーパ角度の上限値を12°としたことを特徴とする。
本発明では、外側継手部材および内側継手部材の両トラック溝をテーパ状とすることにより、外側継手部材の外径を大きくすることなく、作動角の高角化を容易に実現する上で、外側継手部材の肉厚を薄くしてもその外側継手部材の強度および加工性を低下させないように、この固定型等速自在継手の内部諸元の中で、トラック溝をテーパ状にすることによる影響および傾向を検証し、前述のトラック溝のテーパ角度の最適値としてその上限値を12°に規定した。
本出願人は、従来必要な基本性能である強度や耐久性を確保しながら、静的内部力解析、有限要素法(FEM)解析を用いて検討を進め、トラック溝のテーパ角度の範囲を絞り込んで最適設定した。そして、テーパ角度を変えたサンプルの評価結果と解析結果との整合性を確認した。
前述の構成において、ケージの外球面中心と内球面中心とが、前記継手中心面に対して軸方向に等距離だけ反対側にオフセットされ、そのケージオフセット量が、外側継手部材の開口端からのボールの飛び出しをケージのポケットで拘束できるように大きく設定されていることが望ましい。
ここで、ケージオフセット量を大きく設定することにより、内側継手部材が組み入れられるケージの入口側の肉厚を増大させて強度向上を図ることができるという利点がある。また、ケージの入口側の肉厚を増大させることができることから、作動角をとった時、外側継手部材の開口端からボールが飛び出すことをケージのポケットで拘束することができる。
ただし、ケージオフセット量が大きすぎると、ケージのポケット内におけるボールの周方向移動量が大きくなり、ボールの適正な運動を確保するため、ケージのポケットの周方向寸法を大きくする必要が生じるので、ケージの柱部が細くなり、強度面が問題となる。また、ケージの入口側と反対側に位置する奥側の肉厚が小さくなり、強度面が問題となる。
以上より、ケージオフセット量が過大であるのは好ましくなく、ケージオフセット量を設ける意義と前述の強度面での問題との均衡を図り得る最適範囲が存在する。ただ、ケージオフセット量の最適範囲は継手の大きさによって変わるので、継手の大きさを表わす基本寸法との関係において求める必要がある。そのため、ケージオフセット量fと、外側継手部材のトラック溝の曲率中心または内側継手部材のトラック溝の曲率中心とボールの中心とを結ぶ線分の長さPCRとの比f/PCRを用いる。
そこで、前述の構成におけるケージオフセット量は、そのケージオフセット量fと、外側継手部材のトラック溝の曲率中心または内側継手部材のトラック溝の曲率中心とボールの中心とを結ぶ線分の長さPCRとの比f/PCRが0.018〜0.150の範囲内となるように設定することが望ましい。
この比f/PCRが0.150より大きいと前述の強度面での問題がある。逆に、0.018より小さいとケージオフセット量fを設ける意義がなくなる。すなわち、ケージオフセットは、高作動角の時にボールの外側継手部材入口側の接触点がケージのポケットからはみ出すことを防ぐのが目的で0.018より小さい範囲では、その目的が達成できない。従って、ケージ強度の確保、耐久性の確保の点から、比f/PCRが0.018〜0.150の範囲内であることが、ケージオフセット量fの最適範囲である。
また、前述の構成において、ケージの外球面中心と内球面中心とが、前記継手中心面に対して軸方向に等距離だけ反対側にオフセットされ、前記外側継手部材のトラック溝の曲率中心と、前記内側継手部材のトラック溝の曲率中心面に対してケージオフセット量分だけ反対側にオフセットされてトラックオフセット量が0であることが望ましい。
外側継手部材の内球面の曲率中心とそのトラック溝の曲率中心との間にオフセットがあり、同様に、内側継手部材の外球面の曲率中心とそのトラック溝の曲率中心との間にオフセットがあると、外側継手部材の奥側に向けてトラック溝が浅くなることから、作動角をとった時にトラック溝の最奥部に位置するボールの乗り上げが生じる可能性がある。そこで、このトラックオフセット量を0とすることにより、外側継手部材の奥側でトラック溝が浅くなることがなくなるので、作動角をとった時にトラック溝の最奥部に位置するボールの乗り上げを抑制することができる。
さらに、前述の構成において、外側継手部材および内側継手部材の両トラック溝は、冷間鍛造により仕上げ成形されていることが望ましい。
このようにテーパ状のトラック溝を冷間鍛造により仕上げ成形することにより、鍛造型が抜き易いことから冷間鍛造の加工性がよく、製造コストの低減が図れる。
本発明によれば、外側継手部材および内側継手部材の両トラック溝のテーパ角度の上限値を12°の最適範囲に規定したことにより、等速自在継手の強度および加工性を低下させることなく、作動角の高角化を容易に実現することができ、近年における自動車の衝突安全性向上の観点からホイールベースを長くする要望に対して、車両回転半径が大きくならないように前輪の操舵角の増大を容易に図ることができる。
本発明に係る固定型等速自在継手の実施形態を以下に詳述する。
図1に示す実施形態の等速自在継手は、内球面21に複数のトラック溝22を円周方向等間隔に軸方向に沿って開口端23に向けて形成したマウス部24を有する外側継手部材である外輪25と、外球面26に外輪25のトラック溝22と対をなす複数のトラック溝27を円周方向等間隔に軸方向に沿って形成した内側継手部材である内輪28と、外輪25と内輪28の両トラック溝22,27間に介在してトルクを伝達する複数のボール29と、外輪25の内球面21と内輪28の外球面26との間に介在して各ボール29を保持するケージ30とを備えている。複数のボール29は、ケージ30に形成されたポケット33に収容されて円周方向等間隔に配置されている。
前述の外輪25のマウス部24から一体的に延びるステム部(図示せず)に例えば従動側の回転軸(図示せず)が連設され、内輪28に駆動側の回転軸(図示せず)がセレーション等で結合されることにより、両回転軸間で作動角度変位を許容しながらトルク伝達が可能な構造となっている。
外輪25の各トラック溝22は、その開口側溝底を外輪25の開口端に向けて直線的に拡径させたテーパ状としている。つまり、トラック溝22は、マウス部24の奥側での円弧底22aと、マウス部24の開口側でのテーパ底22bとを有する。一方、内輪28の各トラック溝27は、その奥側溝底を内輪28の奥端に向けて直線的に拡径させたテーパ状としている。つまり、トラック溝27は、マウス部24の開口側での円弧底27aと、マウス部24の奥側でのテーパ底27bとを有する。
ここで、図1は作動角θが0°の状態、図3は作動角θが最大角の状態を示している。作動角θとは、外輪25の回転軸Xと内輪28の回転軸Yとがなす角度を意味する。また、外輪25の回転軸Xと内輪28の回転軸Yが0°以外のある作動角θをとったとき、両回転軸X,Yのなす角度θの二等分線に垂直な平面を継手中心面Pと称する。作動角θをとったとき、すべてのボール29が継手中心面P上にあれば、ボール中心から両回転軸X,Yまでの距離が相等しく、従って、両回転軸X,Y間で等速度で回転運動の伝達が行われる。継手中心面Pと回転軸X,Yとの交点を継手中心Oと称する。固定型等速自在継手では、作動角θに関わりなく継手中心Oは固定されている。
図2は、外輪25および内輪28のそれぞれのトラック溝22,27の形状、トラックオフセットおよびケージオフセットを説明するため、図1の拡大断面(ハッチングは省略)を示す。
この実施形態の等速自在継手では、大きな作動角を取り得る構造とするため、外輪25のトラック溝22の曲率中心O1と、内輪28のトラック溝27の曲率中心O2とは、ボール中心を含む継手中心面Pに対して等距離Fだけ軸方向に逆向きにオフセットされている(トラックオフセット)。同様に、ケージ30の内球面31の曲率中心O3と、外球面32の曲率中心O4とは、継手中心面Pに対して等距離fだけ軸方向に逆向きにオフセットされている(ケージオフセット)。内輪28の外球面26の曲率中心と、外輪25の内球面21の曲率中心はそれぞれケージ30の内外球面31,32の曲率中心O3,O4と一致している。
このようにして、一対のトラック溝22,27により、外輪の奥側から開口端側に向けて径方向間隔が徐々に増加する楔状のボールトラックが形成されている。各ボール29は一対のトラック溝22,27間に転動可能に組み込まれており、外輪25と内輪28が作動角θをとった状態でトルクを伝達するとき、楔状のボールトラックの間隔の広い方へ移動させようとする軸力の作用を受ける。
外輪25と内輪28が最大作動角θmaxをとったとき、外輪25のマウス部24の開口端23からボール29が飛び出すことを防止するため、ケージ30のポケット33で拘束できるようにケージオフセット量fを従来のものよりも大きく設定する。すなわち、ケージオフセット量をf、ボール29の中心軌跡半径値、すなわち、外輪25のトラック溝22の曲率中心O1または内輪28のトラック溝27の曲率中心O2とボール29の中心O5とを結ぶ線分の長さをPCRとした場合、f/PCR=0.018〜0.150とする。
このように、外輪25および内輪28の両トラック溝22,27をテーパ状とすれば、最大作動角の高角化と共に、外輪25のトラック溝22におけるボール29との接触長さを確保することができるので、外輪25と内輪28との間で安定したトルク伝達を確保することができる。また、作動角をとった時にボール29が最も飛び出そうとする位相(位相角φ=0°)(図3および図4参照)のトラック荷重およびポケット荷重を低減することができるので、外輪25と内輪28の高角域での作動において有利である。ここで、トラック荷重とポケット荷重とは、接触するボール29からトラック溝22,27またはポケット33が受ける荷重を意味する。また、ケージ30の外球面32は外輪25の内球面21に接触案内され、ケージ30の内球面31は内輪28の外球面26に接触案内され、トルク伝達時にケージ30と外輪25または内輪28との間で球面力が作用するが、その球面力の最大値を低減することができ、継手内部での発熱を抑制できる。さらに、鍛造型が抜き易いことから冷間鍛造による加工性がよく、製造コストの低減も図れる。
本出願人は、外輪25および内輪28の両トラック溝22,27をテーパ状とすることにより、前述したトラック荷重、ポケット荷重および球面力からなる内部力の影響および傾向を検証し、有限要素法(FEM)解析を実施することで、トラック溝22,27のテーパ角度αの範囲を絞り込んで最適設定した。
まず、トラック溝22,27のテーパ角度αを大きくすることによる内部力(トラック荷重、ポケット荷重および球面力)の傾向は、下表のとおりである。なお、下表において、ボール29が最も飛び出そうとする位相(位相角φ=0°)と内部力が最大値となるボール29の位相、つまり、ボール29が最も奥に入る位相(位相角φ=180°付近)について検証した。また、球面力の変動幅とは、球面力の最大値と最小値との差を意味する。
Figure 2006266329
上表から明らかなようにテーパ角度αを大きくすると、ポケット荷重の最大値が大きくなるが、ボール29が最も奥に入る位相(位相角φ=180°付近)で外輪25の肉厚を大きく、また、ケージオフセット量を大きくしてケージの肉厚を大きくすることにより強度を確保することができるので問題にはならない。
次に、テーパ角度αの上限値を決定するために、有限要素法(FEM)解析を実施した。テーパ角度αが大きくなれば、ボール29が最も飛び出そうとする位相(位相角φ=0°)では内部力(トラック荷重およびポケット荷重)が小さくなり、強度的に有利になるが、外輪25の開口端でありその肉厚が小さくなるため、トラック溝22に発生する応力値を継手強度に換算して傾向を確認した。その結果は、図5に示すとおりである。同図に示す特性から明らかなようにテーパ角度αが12.9°で継手強度が必要強度を下回ることから、テーパ角度αの最適範囲としてその上限値を12°として規定した。
なお、前述の実施形態では、トラックオフセットを設けた場合について例示したが、本発明はこれに限定されず、トラックオフセットをケージオフセットに一致させてそのトラックオフセット量を0としてもよい。つまり、トラックオフセット量が0でないと、外輪25の奥側に位置する円弧底22aがその奥側に向けて浅くなることから、作動角をとった時にトラック溝22の最奥部に位置するボール29の乗り上げが生じる可能性がある。そこで、このトラックオフセット量を0とすることにより、外輪25の奥側に位置する円弧底22aが奥側に向けて浅くなることがなく均一な深さとなることから、作動角をとった時にトラック溝22の最奥部に位置するボール29の乗り上げを抑制することができる。
本発明に係る固定型等速自在継手の実施形態を示す断面図である。 図1の等速自在継手において、ケージオフセットおよびトラックオフセット等の内部諸元を説明するための図である。 図1の等速自在継手において、外輪に対して内輪が最大作動角をとった状態を示す断面図である。 ケージに収容されたボールの位相を示す断面図である。 トラック溝のテーパ角度に対する継手強度の関係を示す特性図である。
符号の説明
21 外側継手部材(外輪)の内球面
22 外側継手部材(外輪)のトラック溝
23 開口端
25 外側継手部材(外輪)
26 内側継手部材(内輪)の外球面
27 内側継手部材(内輪)のトラック溝
28 内側継手部材(内輪)
29 ボール
30 ケージ
31 ケージの内球面
32 ケージの外球面
33 ポケット
f ケージオフセット量
F トラックオフセット量
1 外側継手部材(外輪)のトラック溝の曲率中心
2 内側継手部材(内輪)のトラック溝の曲率中心
3 ケージの内球面中心
4 ケージの外球面中心
α テーパ角度

Claims (5)

  1. 内球面に複数のトラック溝を円周方向等間隔に軸方向に沿って開口端に向けて形成した外側継手部材と、外球面に前記外側継手部材のトラック溝と対をなす複数のトラック溝を円周方向等間隔に軸方向に沿って形成した内側継手部材と、前記外側継手部材と内側継手部材の両トラック溝間に介在してトルクを伝達する複数のボールと、外側継手部材の内球面と内側継手部材の外球面との間に介在してボールを保持するケージとを備え、前記外側継手部材のトラック溝の開口側溝底を、前記開口端に向けて直線的に拡径したテーパ状にすると共に、前記内側継手部材のトラック溝の奥側溝底を、その奥端に向けて直線的に拡径したテーパ状とした固定型等速自在継手であって、
    前記外側継手部材および内側継手部材の両トラック溝のテーパ角度の上限値を12°としたことを特徴とする固定型等速自在継手。
  2. 前記ケージの外球面中心と内球面中心とが、前記継手中心面に対して軸方向に等距離だけ反対側にオフセットされ、そのケージオフセット量が、外側継手部材の開口端からのボールの飛び出しをケージのポケットで拘束できるように大きく設定されている請求項1に記載の固定型等速自在継手。
  3. 前記ケージの外球面中心と内球面中心とが、前記継手中心面に対して軸方向に等距離だけ反対側にオフセットされ、そのケージオフセット量fと、外側継手部材のトラック溝の曲率中心又は内側継手部材のトラック溝の曲率中心とボールの中心とを結ぶ線分の長さPCRとの比f/PCRが0.018〜0.150の範囲内である請求項1又は2に記載の固定型等速自在継手。
  4. 前記ケージの外球面中心と内球面中心とが、前記継手中心面に対して軸方向に等距離だけ反対側にオフセットされ、前記外側継手部材のトラック溝の曲率中心と、前記内側継手部材のトラック溝の曲率中心とが、ボール中心を含む継手中心面に対してケージオフセット量分だけ反対側にオフセットされてトラックオフセット量が0である請求項1又は2に記載の固定型等速自在継手。
  5. 前記外側継手部材および内側継手部材の両トラック溝は、冷間鍛造により仕上げ成形されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の固定型等速自在継手。
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