JP2007132379A - 固定式等速自在継手 - Google Patents

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Yoshihiko Hayama
佳彦 葉山
Daiji Okamoto
大路 岡本
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Abstract

【課題】 高作動角での折り曲げ動作時に引っ掛かり現象が発生することを抑制し、トラック溝の加工および構成部品の組み立てを簡便に行えるようにする。
【解決手段】 外周面に複数の直線状トラック溝16を軸線に対して傾斜させた状態で軸方向に形成した内輪11と、内周面に複数の直線状トラック溝17を軸線に対して内輪11のトラック溝16と反対方向に傾斜させた状態で軸方向に形成した外輪12と、内輪11のトラック溝16と外輪12のトラック溝17との交叉部に組み込まれたボール13と、内輪11の外周面と外輪12の内周面との間に配されてボール13を内輪11のトラック溝16と外輪12のトラック溝17との間で保持するケージ14とを備え、内輪11の隣接するトラック溝16および外輪12の隣接するトラック溝17をそれぞれ平行に配置すると共に、内輪11の外周面および外輪12の内周面に環状溝19,20を設け、ケージ14の継手軸方向変位を拘束する止め輪21,22を環状溝19,20に嵌着する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車や各種産業機械の動力伝達機構において使用され、例えば4WD車やFR車などで使用されるプロペラシャフトに組み込まれる摺動式等速自在継手を固定式としたクロスグルーブ型等速自在継手に関する。
例えば4WD車やFR車などの自動車で使用されるプロペラシャフトは、トランスミッションとディファレンシャル間の相対位置変化による角度変位に対応できる構造とするためにクロスグルーブ型と称される摺動式等速自在継手を具備するものがある。
図8〜図11はクロスグルーブ型等速自在継手を例示する。この等速自在継手は、図8および図9に示すように内輪1、外輪2、ボール3およびケージ4を主要な構成要素としている。内輪1は、その中心孔5にプロペラシャフトのスタブシャフト等(図示せず)がスプライン嵌合により連結され、外周面に複数の直線状トラック溝6が軸方向に形成されている。外輪2は内輪1の外周に位置し、内周面に内輪1のトラック溝6と同数の直線状トラック溝7が軸方向に形成されている。内輪1と外輪2の間にケージ4が配置され、ボール3はケージ4のポケット8内に収容されている。
内輪1のトラック溝6と外輪2のトラック溝7は、図10(ケージ4については図示省略)に示すように軸線Lに対して反対方向に傾斜した角度(トラック交叉角α)をなし、対をなす内輪1のトラック溝6と外輪2のトラック溝7との交叉部にボール3が組み込まれている。また、内輪1の隣接するトラック溝6および外輪2の隣接するトラック溝7は、図11に示すようにそれぞれ軸線Lに対して反対方向にトラック交叉角αだけ傾斜した状態に配置されている。
この種の等速自在継手は、非特許文献1および特許文献1に開示されている。
非特許文献1には、4個以上(一般的には6個)のボールを有する基本的なクロスグルーブ型等速自在継手が示されており、内輪のトラック溝および外輪のトラック溝のトラック交叉角は、等速自在継手が最大作動角をとった時、対向するトラック溝が平行にならないような角度(一般的には13〜19°)に設計されている。また、内輪のトラック溝および外輪のトラック溝の横断面形状はゴシックアーチをなし、一般的にその溝径をボール径の1.01〜1.04とし、さらに、ボール中心を基準としてボールとトラック溝とが接触するボール接触中心とトラック溝の溝底中心とのなす角度であるボール接触角を30〜45°としている。
特許文献1には、通常のクロスグルーブ型等速自在継手において、ケージの外球面を外輪で固定するか、あるいは、ケージの内球面を内輪で固定することにより、固定式等速自在継手としている。
Universal Joint and Driveshaft Manual Section 3.2.12 "Cross Groove Universal Joint" 米国特許US 6,497,622 B1
この等速自在継手では、内輪1のトラック溝6と外輪2のトラック溝7を前述したような構造、つまり、軸線Lに対して反対方向に傾斜した角度(トラック交叉角α)をなし、かつ、内輪1の隣接するトラック溝6および外輪2の隣接するトラック溝7を、それぞれ軸線Lに対して反対方向にトラック交叉角αだけ傾斜させた状態に配置している。
このように内輪1の隣接するトラック溝6および外輪2の隣接するトラック溝7のそれぞれが鏡像対称となるように配置されていることから、トルク負荷時、トラック溝6,7の交叉部に位置するボール3は、隣接するトラック溝6,7で互いに軸方向反対側へ飛び出そうとする。
従って、全てのボール3から作用される飛び出し力の合力によって、ボール3を保持するケージ4の継手軸方向位置が決まり、この状態で、内輪1からボール3を介して外輪2に駆動力および回転を伝達することができる。
ところで、一般的なクロスグルーブ型等速自在継手では、トラック溝6,7の形状および傾斜角(トラック交叉角α)によって決定される最大作動角があり、それ以上の作動角で折り曲げ動作を行うと、引っ掛かり現象が発生する。つまり、トラック溝6,7の傾斜角によっては、高作動角をとった時に内輪1および外輪2の対向するトラック溝6,7が平行状態に近づくことがあり、その内輪1のトラック溝6と外輪2のトラック溝7の交叉部からボール3が位置ずれすることによって内輪1と外輪2間で引っ掛かる箇所が発生することでスムーズな折り曲げ動作が得られない引っ掛かり現象が発生する。このような現象が発生すると、作動性が低下する。
また、内輪1のトラック溝6と外輪2のトラック溝7は、軸線Lに対して反対方向に傾斜した角度(トラック交叉角α)をなし、かつ、内輪1の隣接するトラック溝6および外輪2の隣接するトラック溝7を、それぞれ軸線Lに対して反対方向にトラック交叉角αだけ傾斜させた状態に配置している。このことから、内輪1のトラック溝6および外輪2のトラック溝7の加工時には、複雑な位置決め作業が必要となる。
さらに、前述したトラック溝6,7の構成でもって固定式等速自在継手として成立させるためには、ケージ4を内輪1あるいは外輪2のいずれか一方に固定しなければならない。前述の特許文献1に開示された固定方法、つまり、内輪の外周面あるいは外輪の内周面を球面状とすることによりケージを固定する場合、ボールの組み込み時にケージや内輪を傾けて一つずつ組み込まなければならず、組み立て工数が増加するという問題がある。
そこで、本発明は前述の問題点に鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、高作動角での折り曲げ動作時に引っ掛かり現象が発生することを抑制し、トラック溝の加工および構成部品の組み立てを簡便に行えるようにした固定式等速自在継手を提供することにある。
前述の目的を達成するため、本発明に係る固定式等速自在継手は、外周面に複数の直線状トラック溝を軸線に対して傾斜させた状態で軸方向に形成した内輪と、内周面に複数の直線状トラック溝を軸線に対して内輪のトラック溝と反対方向に傾斜させた状態で軸方向に形成した外輪と、内輪のトラック溝と外輪のトラック溝との交叉部に組み込まれたボールと、内輪の外周面と外輪の内周面との間に配されてボールを内輪のトラック溝と外輪のトラック溝との間で保持するケージとを備え、内輪の隣接するトラック溝および外輪の隣接するトラック溝をそれぞれ平行に配置すると共に、内輪あるいは外輪の少なくともいずれか一方にケージを止め輪により継手軸方向に固定したことを特徴とする。
従来のクロスグルーブ型等速自在継手では、内輪の隣接するトラック溝および外輪の隣接するトラック溝が軸線に対して反対方向に傾斜した状態に配置されていることから、トルク負荷時、ボールは、隣接するトラック溝で互いに軸方向反対側へ飛び出そうとし、全てのボールから作用される飛び出し力の合力によって、ボールを保持するケージの継手軸方向位置が決まり、この状態で、内輪からボールを介して外輪に駆動力および回転を伝達することができる。
これに対して、本発明のクロスグルーブ型等速自在継手では、内輪の隣接するトラック溝および外輪の隣接するトラック溝をそれぞれ平行に配置したことにより、トルク負荷時、トラック溝の交叉部に位置する全てのボールは同じ方向に飛び出そうとするため、その力によってケージが内輪あるいは外輪の軸方向に変位して等速自在継手として機能しなくなる。
そこで、内輪あるいは外輪の少なくともいずれか一方にケージを止め輪により継手軸方向に固定することにより、ボールを保持するケージの継手軸方向位置を決めることで、内輪からボールを介して外輪に駆動力および回転を伝達することができる。高作動角での折り曲げ動作において、従来のクロスグルーブ型等速自在継手では、隣り合う溝が鏡像対称となっており、回転対称でないため、ケージが本来存在するべき二等分面からずれる場合がある。これに対して、本発明のクロスグルーブ型等速自在継手では、隣り合う溝が回転対称であり、どの位相に折り曲げても、同じ構造であるため、ケージが二等分面から外れることはなく、結果として引っ掛かり現象が生じにくい。
このケージを止め輪により継手軸方向に拘束する手段としては、内輪の外周面あるいは外輪の内周面に環状溝を円周方向に沿って形成し、ケージの継手軸方向変位を拘束する止め輪を環状溝に嵌着した構造が望ましい。このような構造とすれば、ケージが内輪あるいは外輪の軸方向に変位しようとしても、そのケージが止め輪と干渉することにより軸方向変位が規制されるため、ケージの軸方向位置を決めることができる。
本発明では、内輪の隣接するトラック溝および外輪の隣接するトラック溝をそれぞれ平行に配置したことにより、トラック溝の加工時、内輪および外輪の位置決め作業を簡易に行うことができ、サイクルタイムの短縮や加工精度の向上が図れる。また、ケージを継手軸方向に拘束する手段として、前述した止め輪による構造を採用すれば、外輪に対して内輪、ケージおよびボールを簡易に組み付けることができる。
本発明では、前述した構成におけるボールを6個以上とすることが望ましい。このようにボールを6個以上とすることにより、実質的に作動に関与するボールの個数が増加することから、等速自在継手の作動性が向上し、高角化の実現も容易となる。
本発明によれば、内輪の隣接するトラック溝および外輪の隣接するトラック溝をそれぞれ平行に配置すると共に、内輪あるいは外輪の少なくともいずれか一方にケージを止め輪により継手軸方向に固定したことにより、高作動角での折り曲げ動作において、引っ掛かり現象の発生を抑制することができ、作動性を向上させることができると共に、トラック溝の加工時における位置決め作業が容易となって、サイクルタイムの短縮化や加工精度の向上が図れることから、製品の歩留まりが大幅に向上する。
また、ガタ詰め性がよいクロスグルーブ型等速自在継手を固定式として利用することから、固定式のツェッパ型等速自在継手よりも、ガタツキの少ない等速自在継手を提供できるので、高作動角を必要としないプロペラシャフト用の固定式等速自在継手として良好なものが得られる。
本発明に係る固定式クロスグルーブ型等速自在継手の実施形態を図1〜図7を参照しながら以下に詳述する。
図1および図2はクロスグルーブ型等速自在継手の主要部構成を示す断面図および側面図である。図3は内輪と外輪を組み合わせた状態での両トラック溝を示す正面図、図4は内輪のトラック溝と外輪のトラック溝を別々に示す正面図である。なお、図4は内輪の外周面および外輪の外周面を平面的に展開した状態で示す。図5はケージを軸方向に拘束する手段を示す要部拡大断面図、図6はそのケージの軸方向拘束手段の各種形態を示す要部拡大断面図、図7は作動角に対する折り曲げトルクの関係を示す特性図である。
このクロスグルーブ型等速自在継手は、図1および図2に示すように内輪11、外輪12、ボール13およびケージ14を主要な構成要素としている。内輪11は、その中心孔15にプロペラシャフトのスタブシャフト等(図示せず)がスプライン嵌合により連結され、外周面に複数の直線状トラック溝16が軸方向に形成されている。外輪12は内輪11の外周に位置し、内周面に内輪11のトラック溝16と同数の直線状トラック溝17が軸方向に形成されている。内輪11と外輪12の間にケージ14が配置され、ボール13はケージ14のポケット18内に収容されている。
なお、図示の実施形態では、6個のボール13を組み込んだ等速自在継手を説明しているが、ボール13は6個以上であってもよい。ボールを6個以上とすることにより、実質的に作動に関与するボールの個数が増加することから、等速自在継手の作動性が向上し、高角化の実現も容易となる。内輪11のトラック溝16および外輪12のトラック溝17の横断面形状はゴシックアーチをなし、ボール13は、内輪11のトラック溝16および外輪12のトラック溝17に対してアンギュラ接触する。
内輪11のトラック溝16と外輪12のトラック溝17は、図3(ケージ14については図示省略)に示すように軸線Lに対して反対方向に角度(トラック交叉角α)をなし、対をなす内輪11のトラック溝16と外輪12のトラック溝17との交叉部にボール13が組み込まれている。また、図4に示すように、内輪11の隣接するトラック溝16および外輪12の隣接するトラック溝17をそれぞれ平行に配置している。
以上のように、このクロスグルーブ型等速自在継手では、内輪11の隣接するトラック溝16および外輪12の隣接するトラック溝17をそれぞれ平行に配置したことにより、トルク負荷時、トラック溝16,17の交叉部に位置する全てのボール13は同じ方向に飛び出そうとするため、その力によってケージ14が内輪11あるいは外輪12の軸方向に変位して等速自在継手として機能しなくなる。
そこで、図1および図5に示すように内輪11および外輪12にケージ14を継手軸方向に固定する手段を設ける。この実施形態では、内輪11の外周面および外輪12の内周面に環状溝19,20を円周方向に沿って形成し、ケージ14の継手軸方向変位を拘束する止め輪21,22を環状溝19,20に嵌着した構造としている。
この環状溝19,20と止め輪21,22の形態としては、図6(a)〜(f)に示すようにそれぞれの断面形状が円、楕円、多角形、あるいは直線と曲線で構成された複合断面を有するものが適用可能である。なお、同図(a)〜(d)は内輪11に設けられた環状溝19a〜19dと止め輪21a〜21dを示すが、これは外輪12にも適用可能である。また、同図(e)(f)は外輪12に設けられた環状溝20e,20fと止め輪22e,22fを示すが、これは内輪11にも適用可能である。
この環状溝19,20と止め輪21,22は、内輪11の外周面および外輪12の内周面の軸方向二箇所に設けられ、一方の箇所に設けられた止め輪21,22によりケージ14が軸方向の一方側(図1の左側)へ変位することを拘束し、他方の箇所に設けられた止め輪21,22によりケージ14が軸方向の他方側(図1の右側)へ変位することを拘束する。これにより、ケージ14を内輪11および外輪12に対して軸方向位置に固定することができる。なお、内輪11の最大外径Ri、環状溝19,20に嵌着された止め輪21,22の外径Rc、外輪12の最小内径Roの関係は、Ro>Rc>Riとすることが必要である(図5参照)。
このような止め輪21,22による構造とすれば、ケージ14が内輪11あるいは外輪12の軸方向に変位しようとしても、そのケージ14が止め輪21,22と干渉することにより軸方向変位が規制されるため、ボール13を保持するケージ14の軸方向位置を決めることで、内輪11からボール13を介して外輪12に駆動力および回転を伝達することができる。
高作動角での折り曲げ動作において、従来のクロスグルーブ型等速自在継手では、隣り合う溝が鏡像対称となっており、回転対称でないため、ケージが本来存在するべき二等分面からずれる場合がある。これに対して、本発明のクロスグルーブ型等速自在継手では、隣り合う溝が回転対称であり、どの位相に折り曲げても、同じ構造であるため、ケージが二等分面から外れることはなく、結果として引っ掛かり現象を抑制することができて作動性の改善が図れる。図7は、作動角に対する折り曲げトルクの特性について、一般的な摺動式クロスグルーブ型等速自在継手(図中破線A)と本発明の固定式クロスグルーブ型等速自在継手(図中実線B)で比較したものであり、同図からも明らかなように、高作動角の領域で、本発明の固定式クロスグルーブ型等速自在継手の方が折り曲げトルクが低くなっており、良好な作動性を確保できている。
なお、この実施形態は、内輪11の外周面と外輪12の内周面の両方に環状溝19,20を設け、その環状溝19,20に止め輪21,22を嵌着した構造であるが、内輪11の外周面あるいは外輪12の内周面のいずれか一方に環状溝19,20を設け、その環状溝19,20に止め輪21,22を嵌着した構造であってもよい。この実施形態のように、内輪11の外周面と外輪12の内周面の両方に環状溝19,20および止め輪21,22による構造を設けた方が、ケージ14の固定が強固となる点で好ましい。
この等速自在継手では、内輪11の隣接するトラック溝16および外輪12の隣接するトラック溝17をそれぞれ平行に配置したことにより、トラック溝16,17の加工時、内輪11および外輪12の位置決め工程を削減することができてその位置決め作業を簡易に行うことができ、サイクルタイムの短縮や加工精度の向上が図れる。
一般的に、クロスグルーブ型等速自在継手には、内輪11の最大外径がケージ14の最小内径よりも小さいノンフロートタイプのものがあるが、このタイプの等速自在継手の組み立てでは、内輪11、ケージ14およびボール13をカセットとして外輪12に挿入するだけでよいが、本発明も同様な構造にすることによって、ケージ14を継手軸方向に拘束する手段として、前述した止め輪21,22による構造を採用すれば、特に、外輪12に対して内輪11、ケージ14およびボール13を簡易に組み付けることができる。
本発明の実施形態で、固定式クロスグルーブ型等速自在継手の主要部構成を示す断面図である。 図1のクロスグルーブ型等速自在継手を示す側面図である。 図2の内輪および外輪におけるトラック交叉角αを説明するための部分正面図である。 図2の内輪のトラック溝と外輪のトラック溝を示す部分展開図である。 ケージを軸方向に拘束する手段を例示する要部拡大断面図である。 (a)〜(f)はケージの軸方向拘束手段の各種形態を例示する要部拡大断面図である。 作動角に対する折り曲げトルクの関係を示す特性図である。 一般的な摺動式クロスグルーブ型等速自在継手の主要部構成を示す断面図である。 図8のクロスグルーブ型等速自在継手を示す側面図である。 図9の内輪および外輪におけるトラック交叉角αを説明するための部分正面図である。 図9の内輪のトラック溝と外輪のトラック溝を示す部分展開図である。
符号の説明
11 内輪
12 外輪
13 ボール
14 ケージ
16 トラック溝
17 トラック溝
19,20 環状溝
21,22 止め輪

Claims (4)

  1. 外周面に複数の直線状トラック溝を軸線に対して傾斜させた状態で軸方向に形成した内輪と、内周面に複数の直線状トラック溝を軸線に対して前記内輪のトラック溝と反対方向に傾斜させた状態で軸方向に形成した外輪と、前記内輪のトラック溝と外輪のトラック溝との交叉部に組み込まれたボールと、前記内輪の外周面と外輪の内周面との間に配されて前記ボールを内輪のトラック溝と外輪のトラック溝との間で保持するケージとを備え、前記内輪の隣接するトラック溝および外輪の隣接するトラック溝をそれぞれ平行に配置すると共に、前記内輪あるいは外輪の少なくともいずれか一方に前記ケージを止め輪により継手軸方向に固定したことを特徴とする固定式等速自在継手。
  2. 前記内輪の外周面に環状溝を円周方向に沿って形成し、前記ケージの継手軸方向変位を拘束する止め輪を前記環状溝に嵌着した請求項1に記載の固定式等速自在継手。
  3. 前記外輪の内周面に環状溝を円周方向に沿って形成し、前記ケージの継手軸方向変位を拘束する止め輪を前記環状溝に嵌着した請求項1に記載の固定式等速自在継手。
  4. 前記ボールが6個以上である請求項1〜3のいずれか一項に記載の固定式等速自在継手。

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