JP2007270997A - 固定式等速自在継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】 外輪のトラック溝および内輪のトラック溝でのボールの乗り上げを抑制すると共にケージの強度を確保する。
【解決手段】 内球面21に複数のトラック溝22を形成した外輪25と、外球面26に複数のトラック溝27を形成した内輪28と、外輪25と内輪28間に介在してトルクを伝達する複数のボール29と、外輪25と内輪28間に介在してボール29を保持するケージ30とを備え、外輪25のトラック溝22の開口側溝底をテーパ状にすると共に内輪28のトラック溝27の奥側溝底をテーパ状とし、外輪25および内輪28のトラック溝22,27の曲率中心O,Oを継手の中心軸L上から径方向にオフセットさせ、外輪25または内輪28のトラック溝22,27の曲率中心O,Oとボール中心Oとの距離PCRを、径方向オフセットなしにおける外輪および内輪のトラック溝の曲率中心とボール中心との距離よりも大きく設定する。
【選択図】 図2

Description

本発明は固定式等速自在継手に関し、詳しくは、自動車や各種産業機械の動力伝達系において使用されるもので、駆動側と従動側の二軸間で作動角度変位のみを許容する固定式の等速自在継手に関する。
近年、自動車の乗車空間拡大の観点からホイールベースを長くすることがあるが、それに伴って車両回転半径が大きくならないようにするため、自動車のドライブシャフト等の連結用継手として使用されている固定式等速自在継手の高角化による前輪の操舵角の増大が求められている。
一般的に、固定式等速自在継手は、図10に示すように内球面1に複数のトラック溝2を円周方向等間隔に軸方向に沿って形成した外側継手部材としての外輪5と、外球面6に外輪5のトラック溝2と対をなす複数のトラック溝7を円周方向等間隔に軸方向に沿って形成した内側継手部材としての内輪8と、外輪5のトラック溝2と内輪8のトラック溝7との間に介在してトルクを伝達する複数のボール9と、外輪5の内球面1と内輪8の外球面6との間に介在してボール9を保持するケージ10とを備えている。
前述した高角化のニーズに対する固定式等速自在継手は、大きな作動角を取り得る構造とするため、図10に示すようにケージ10の内球面11の曲率中心Oと、外球面12の曲率中心Oとは、継手中心面Pに対して等距離fだけ軸方向に逆向きにオフセットされている(ケージオフセット)。このように、ケージオフセットを設けることにより、ケージ10は、外輪25の開口側に向けて厚肉で、かつ、その奥側に向けて薄肉となる形状を有する。
また、外輪5のトラック溝2の曲率中心Oおよび内輪8のトラック溝7の曲率中心Oは、外輪5の内球面1の曲率中心Oおよび内輪8の外球面6の曲率中心Oに対して等距離Fだけ軸方向に逆向きにオフセットされている(トラックオフセット)。このように、トラックオフセットを設けることにより、外輪5のトラック溝2および内輪8のトラック溝7のそれぞれは、外輪5の開口側で深く、かつ、その奥側で浅くなっている。これら一対のトラック溝2,7により、外輪5の奥側から開口側に向けて径方向間隔が徐々に増加する楔状のボールトラックが形成されている。
なお、図10において、Cは外輪5のトラック溝2を軸方向に移動するボール9の中心軌跡を示し,Cは内輪8のトラック溝7を軸方向に移動するボール9の中心軌跡を示す。
内輪8の外球面6の曲率中心Oはケージ10の内球面11の曲率中心と一致し、外輪5の内球面1の曲率中心Oはケージ10の外球面12の曲率中心と一致している。また、外輪5のトラック溝2の曲率中心Oおよび内輪8のトラック溝7の曲率中心O、内輪8の外球面6の曲率中心(ケージ10の内球面11の曲率中心)Oおよび外輪5の内球面1の曲率中心(ケージ10の外球面12の曲率中心)Oは、図10に示す作動角0°時における継手の中心軸L上にある。
この固定式等速自在継手では、さらに高角化を図るため、外輪5のトラック溝2の開口側溝底を、その外輪5の開口側に向けて直線的に拡径したテーパ状にすると共に、内輪8のトラック溝7の奥側溝底を、その内輪8の奥側に向けて直線的に拡径したテーパ状とすることにより、高角域の作動を実現している(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開2001−153149号公報 特開2001−304282号公報 特開2001−349332号公報
図11は、この固定式等速自在継手が最大作動角θをとった状態を示す。このような高作動角時、外輪5のトラック溝2の最も奥側に位置する位相(位相角φ=180°)にあるボール9は、外輪5のトラック溝2の浅い部分に位置することになる。この時、外輪5のトラック溝2が浅い継手において回転トルクが負荷されると、ボール9がトラック溝2から逸脱して外輪5の内球面1に乗り上げる可能性がある。従って、このボール9の乗り上げを抑制するためには、外輪5のトラック溝2の奥側部分を深くすることが望ましい。
この固定式等速自在継手では、外輪5のトラック溝2の曲率中心Oを作動角0°時における継手の軸線L上に配置していることから、その外輪5のトラック溝2の奥側部分を深くするためには、外輪5の内球面径を小さくする方法が一般的である。
しかしながら、外輪5の内球面径のみを小さくすると、図12に示すようにケージ10の奥側部分の肉厚が小さくなり、ケージ10の強度が著しく低下してしまうという問題がある。このケージ10の奥側部分の肉厚を確保するため、外輪5の内球面径および内輪8の外球面径の両方を小さくすると、図13に示すように内輪8のトラック溝7の奥側部分が浅くなり、内輪8のトラック溝7が浅い継手において回転トルクが負荷されると、ボール9がトラック溝7から逸脱して内輪8の外球面6に乗り上げ易くなるという問題が発生する。
そこで、本発明は前述の問題点に鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、外輪のトラック溝および内輪のトラック溝でのボールの乗り上げを抑制すると共にケージの強度を確保し得る高角化の固定式等速自在継手を提供することにある。
前述の目的を達成するための技術的手段として、本発明は、内球面に複数のトラック溝を円周方向等間隔に軸方向に沿って開口端に向けて形成した外側継手部材と、外球面に外側継手部材のトラック溝と対をなす複数のトラック溝を円周方向等間隔に軸方向に沿って形成した内側継手部材と、外側継手部材と内側継手部材の両トラック溝間に介在してトルクを伝達する複数のボールと、外側継手部材の内球面と内側継手部材の外球面との間に介在してボールを保持するケージとを備え、ケージの外球面中心と内球面中心は継手中心に対して軸方向に等距離だけ反対側にオフセットされ、ケージの縦断面において、外側継手部材の開口端側を厚肉にすると共にその反開口端側を薄肉にし、外側継手部材のトラック溝の開口端側溝底を、開口端に向けて直線的に拡径したテーパ状にすると共に、内側継手部材のトラック溝の反開口端側溝底を、その反開口端側に向けて直線的に拡径したテーパ状とし、外側継手部材および内側継手部材のトラック溝の曲率中心を継手の中心軸上から径方向にオフセットさせ、外側継手部材または内側継手部材のトラック溝の曲率中心とボール中心との距離を、径方向オフセットなしにおける外側継手部材または内側継手部材のトラック溝の曲率中心とボール中心との距離よりも大きく設定したことを特徴とする。
ここで、径方向オフセットなしにおける外側継手部材または内側継手部材のトラック溝の曲率中心は、継手の中心軸上に位置する。
本発明では、外側継手部材および内側継手部材のトラック溝の曲率中心を継手の中心軸上から径方向にオフセットさせ、外側継手部材または内側継手部材のトラック溝の曲率中心とボール中心との距離を、径方向オフセットなしにおける外側継手部材または内側継手部材のトラック溝の曲率中心とボール中心との距離よりも大きく設定したことにより、外側継手部材の内球面径および内側継手部材の外球面径を変更しないため、ケージの肉厚を小さくすることなく、外側継手部材のトラック溝の深さを確保することができる。その結果、ケージの強度を確保すると共に外側継手部材のトラック溝からのボールの乗り上げを抑制することができる。
前述した構成におけるケージは、その外球面の開口側端部を軸方向に向けて延在させ、ケージの内球面の開口側端部を外球面の開口側端部に向けて拡径するテーパ状とした構造が望ましい。ここで、ケージの外球面の開口側端部を軸方向に向けて延在させる場合、等速自在継手が最大作動角をとった状態で、内側継手部材に取り付けられたシャフトがケージの開口側端部と干渉しない程度にその外球面の開口側端部を延在させる。
シャフトがケージの開口側端部と干渉しない程度までケージの外球面の開口側端部を延在させる場合、ケージの内球面の開口側端部のテーパ角度を、外側継手部材と内側継手部材がなす最大作動角の半分以上とすることが望ましい。このようにテーパ角度を最大作動角の半分以上とすれば、高角域においてもケージの外球面と外側継手部材の内球面との接触面積を確保することができる点で好ましい。なお、このテーパ角度が最大作動角の半分よりも小さければ、シャフトがケージのテーパ状開口側端部と干渉することになる。
このように高角域においてもケージの外球面と外側継手部材の内球面との接触面積を確保することができることにより、最大作動角をとった時に、ボールがケージを開口側へ押し、そのケージの外球面の開口側端部と外側継手部材の内球面が強く擦れ合っても発熱による耐久性の低下や伝達トルクの損失を最小限に抑えることができる。また、ケージの剛性を最大限に確保することができるので、ケージ自体の強度も向上する。
本発明では、外側継手部材および内側継手部材の両トラック溝をテーパ状とすることにより、外側継手部材の外径を大きくすることなく、作動角の高角化を容易に実現する上で、外側継手部材の肉厚を薄くしてもその外側継手部材の強度および加工性を低下させないように、この固定式等速自在継手の内部諸元の中で、トラック溝をテーパ状にすることによる影響および傾向を検証し、前述のトラック溝のテーパ角度の最適値としてその上限値を12°に規定した。
本出願人は、従来必要な基本性能である強度や耐久性を確保しながら、静的内部力解析、有限要素法(FEM)解析を用いて検討を進め、トラック溝のテーパ角度の範囲を絞り込んで最適設定した。そして、テーパ角度を変えたサンプルの評価結果と解析結果との整合性を確認した。
前述の構成において、ケージの外球面中心と内球面中心とのケージオフセット量fと、外側継手部材のトラック溝の曲率中心または内側継手部材のトラック溝の曲率中心とボール中心との距離PCRとの比の値f/PCRが0.12以下であることが望ましい。このケージオフセット量fは、ケージの縦断面における肉厚差に関係するため、この点を考慮してケージオフセット量fを設定することが望ましい。
例えば、ケージオフセット量fを大きく設定することにより、外側継手部材の開口側にケージの厚肉側を位置させるようにすれば、外側継手部材の開口側のケージの肉厚を増大させて強度向上を図ることができる利点を有する。また、外側継手部材の開口側のケージの肉厚を増大させることによって、作動角をとった時、外側継手部材の開口端部から飛び出そうとするボールをケージで拘束することができる。
ただし、ケージオフセット量fが大きすぎると、ケージのポケット内におけるボールの周方向移動量が大きくなり、ボールの適正な運動を確保するため、ケージのポケットの周方向寸法を大きくする必要が生じるので、ケージの柱部が細くなり、強度面が問題となる。また、ケージの入口側と反対側に位置する奥側の肉厚が小さくなり、強度面が問題となる。
以上より、ケージオフセット量fが過大であるのは好ましくなく、ケージオフセット量fを設ける意義と前述の強度面での問題との均衡を図り得る最適範囲が存在する。ただ、ケージオフセット量fの最適範囲は継手の大きさによって変わるので、継手の大きさを表わす基本寸法との関係において求める必要がある。そのため、ケージオフセット量fと、外側継手部材のトラック溝の曲率中心または内側継手部材のトラック溝の曲率中心とボール中心との距離PCRとの比f/PCRを用いる。
そこで、前述の構成におけるケージオフセット量は、そのケージオフセット量fと、作動角0°時における外側継手部材のトラック溝の曲率中心または内側継手部材のトラック溝の曲率中心とボール中心との距離PCRとの比f/PCRを0より大きく、かつ、0.12以下とすることが望ましい。
この比f/PCRが0.12より大きいと前述の強度面での問題がある。逆に、0以下であるとケージオフセット量fを設ける意義がなくなる。すなわち、ケージオフセット量fが0の場合、トラックオフセット量も0のため、オフセットが0となり、くさび角=0でボール(ケージ)位置が定まらず、作動性が著しく悪化することから、0以下の範囲では、その目的が達成できない。従って、ケージ強度の確保、耐久性の確保の点から、比f/PCRが0より大きく、かつ、0.12以下であることが、ケージオフセット量fの最適範囲である。
なお、本発明は、ボール数が6個あるいは8個である固定式等速自在継手に適用可能であるが、ボール数が8個の固定式等速自在継手に適用すれば、固定式等速自在継手のコンパクト化が図れる点で有効である。
本発明によれば、外側継手部材および内側継手部材のトラック溝の曲率中心を継手の中心軸上から径方向にオフセットさせ、外側継手部材および内側継手部材のトラック溝の曲率中心とボール中心との距離を、径方向オフセットなしにおける外側継手部材および内側継手部材のトラック溝の曲率中心とボール中心との距離よりも大きく設定したことにより、外側継手部材の内球面径および内側継手部材の外球面径を変更しないため、ケージの肉厚を小さくすることなく、外側継手部材のトラック溝の深さを確保することができる。
従って、ケージの強度を確保すると共に外側継手部材のトラック溝からのボールの乗り上げを抑制することができることから、継手の強度を確保することができると共に継手の耐久性の向上が図れる。その結果、作動角の高角化を容易に実現することができ、近年における自動車の乗車空間拡大の観点からホイールベースを長くする要望に対して、車両回転半径が大きくならないように前輪の操舵角の増大を容易に図ることができる。
本発明に係る固定式等速自在継手の実施形態を以下に詳述する。
図1に示す実施形態の等速自在継手は、内球面21に複数のトラック溝22を円周方向等間隔に軸方向に沿って形成したマウス部24を有する外側継手部材としての外輪25と、外球面26に外輪25のトラック溝22と対をなす複数のトラック溝27を円周方向等間隔に軸方向に沿って形成した内側継手部材としての内輪28と、外輪25のトラック溝22と内輪28のトラック溝27間に介在してトルクを伝達する複数のボール29と、外輪25の内球面21と内輪28の外球面26との間に介在して各ボール29を保持するケージ30とを備えている。
複数のボール29は、ケージ30に形成されたポケット33に収容されて円周方向等間隔に配置されている。ボール29の数、換言すれば、トラック溝22,27の数は任意であるが、例を挙げるならば6あるいは8である。特に、ボール29が8個の場合、コンパクトな等速自在継手を実現することができる。
前述の外輪25のマウス部24から一体的に延びるステム部(図示せず)に例えば従動軸(図示せず)が連設され、内輪28に駆動軸(図示せず)がセレーション等で結合されることにより、それら従動軸と駆動軸間で作動角度変位を許容しながらトルク伝達が可能な構造となっている。
外輪25の各トラック溝22は、その開口側溝底を外輪25の開口側に向けて直線的に拡径させたテーパ状としている。つまり、トラック溝22は、マウス部24の奥側での円弧底22aと、マウス部24の開口側でのテーパ底22bとを有する。一方、内輪28の各トラック溝27は、その奥側溝底を内輪28の奥側に向けて直線的に拡径させたテーパ状としている。つまり、トラック溝27は、マウス部24の開口側での円弧底27aと、マウス部24の奥側でのテーパ底27bとを有する。
ここで、図1は作動角が0°の状態、図4は作動角が最大作動角θの状態を示している。作動角とは、外輪25の回転軸Xと内輪28の回転軸Yとがなす角度を意味する。また、外輪25の回転軸Xと内輪28の回転軸Yが0°以外のある作動角をとったとき、両回転軸X,Yのなす角度θの二等分線に垂直な平面を継手中心面Pと称する。作動角θをとったとき、すべてのボール29が継手中心面P上にあれば、ボール中心から両回転軸X,Yまでの距離が相等しく、従って、両回転軸X,Y間で等速度で回転運動の伝達が行われる。継手中心面Pと回転軸X,Yとの交点を継手中心Oと称する。固定式等速自在継手では、作動角θに関わりなく継手中心Oは固定されている。
図2および図3は、外輪25および内輪28のそれぞれのトラック溝22,27の形状、トラックオフセットおよびケージオフセットを説明するため、図1の拡大断面を示す。図2に示す実施形態の等速自在継手ではトラックオフセット量をFとし、図3に示す他の実施形態の等速自在継手ではトラックオフセット量をFとし、両者の等速自在継手ではトラックオフセット量を異ならせている(F≠F)。なお、このトラックオフセット量は任意である。
この継手では、大きな作動角θを取り得る構造とするため、図2および図3に示すように、外輪25のトラック溝22の曲率中心Oは内球面21の中心Oに対して、内輪28のトラック溝27の曲率中心Oは外球面26の中心Oに対して、等距離Fだけ軸方向に逆向きにオフセットさせている(トラックオフセット)。このように、トラックオフセットを設けることにより、外輪25のトラック溝22および内輪28のトラック溝27のそれぞれは、外輪25の開口側で深く、かつ、その奥側で浅くなる。これら一対のトラック溝22,27により、外輪25の奥側から開口側に向けて径方向間隔が徐々に増加する楔状のボールトラックが形成されている。
一方、ケージ30の外球面32の曲率中心Oと内球面31の曲率中心Oは、継手中心Oに対して等距離fだけ軸方向に逆向きにオフセットさせている(ケージオフセット)。このように、ケージオフセットを設けることにより、ケージ30は、外輪25の開口側に向けて厚肉で、かつ、その奥側に向けて薄肉となる形状を有する。
ケージ30の外球面32は外輪25の内球面21と接し、その内球面31は内輪28の外球面26と接している。外輪25の内球面21の曲率中心とケージ30の外球面32の曲率中心とは一致し、図2および図3に符号Oで示している。同様に、内輪28の外球面26の曲率中心とケージ30の内球面31の曲率中心とは一致し、図2および図3に符号Oで示している。
この実施形態では、外輪25のトラック溝22の曲率中心Oおよび内輪28のトラック溝27の曲率中心Oを継手の中心軸L上から径方向にオフセットさせている(ラジアルオフセット)。このラジアルオフセット量を図中gで示す。このラジアルオフセットでは、外輪25のトラック溝22または内輪28のトラック溝27の曲率中心O,Oとボール中心Oとの距離PCR(図2および図3参照)を、径方向オフセットなしにおける従来の外輪5のトラック溝2または内輪8のトラック溝7の曲率中心O,Oとボール中心Oとの距離PCR(図10参照)よりも大きく設定する(PCR>PCR)。なお、径方向オフセットなしにおける従来の外輪5のトラック溝2および内輪8のトラック溝7の曲率中心O,Oは、作動角0°における継手の中心軸L上に位置する(図10参照)。
ここで、図2において、Aは外輪25のトラック溝22を軸方向に移動するボール29の中心軌跡を示し,Aは内輪28のトラック溝27を軸方向に移動するボール29の中心軌跡を示す。同様に、図3において、Bは外輪25のトラック溝22を軸方向に移動するボール29の中心軌跡を示し,Bは内輪28のトラック溝27を軸方向に移動するボール29の中心軌跡を示す。
このように、外輪25のトラック溝22の曲率中心Oおよび内輪28のトラック溝27の曲率中心Oを継手の中心軸L上から径方向にオフセットさせ、外輪25のトラック溝22または内輪28のトラック溝27の曲率中心O,Oとボール中心Oとの距離PCRを、径方向オフセットなしにおける従来の外輪5のトラック溝2または内輪8のトラック溝7の曲率中心O,Oとボール中心Oとの距離PCRよりも大きく設定したことにより、外輪25の内球面径および内輪28の外球面径を変更しないため、ケージ30の奥側部分の肉厚を小さくすることなく、外輪25のトラック溝22の深さを確保することができる。その結果、ケージ30の強度を確保すると共に外輪25のトラック溝22からのボール29の乗り上げを抑制することができる。
図6は、(a)に実施形態のケージ30を示し、このケージ30と比較するため、(b)に従来のケージ10(図10参照)を示す。この実施形態のケージ30は、従来品よりも、その外球面32の開口側端部を軸方向に向けて延在させ、内球面31の開口側端部を外球面32の開口側端部に向けて拡径するテーパ面34を形成している。このケージ30の開口側端部では、図4に示すように外輪25と内輪28が最大作動角θをとった状態で、内輪28にセレーション嵌合で取り付けられたシャフト35がケージ30の開口側端部と干渉しない程度にその外球面32の開口側端部を延在させる。
シャフト35がケージ30の開口側端部と干渉しない程度までケージ30の外球面32の開口側端部を延在させる場合、ケージ30の内球面31の開口側端部に位置するテーパ面34のテーパ角度θ/2を、外輪25と内輪28がなす最大作動角θの半分以上とすることが望ましい。このようにテーパ面34のテーパ角度θ/2を最大作動角θの半分以上とすれば、高角域においてもケージ30の外球面32と外輪25の内球面21との接触面積を確保することができる。なお、このテーパ角度θ/2が最大作動角θの半分よりも小さければ、シャフト35がケージ30の開口側端部と干渉することになる。
このように高角域においてもケージ30の外球面32と外輪25の内球面21との接触面積を確保することができることにより、最大作動角θをとった時に、ボール29がケージ30を開口側へ押し、そのケージ30の外球面32の開口側端部と外輪25の内球面21が強く擦れ合っても発熱による耐久性の低下や伝達トルクの損失を最小限に抑えることができる。また、ケージ30の剛性を最大限に確保することができるので、ケージ30自体の強度も向上する。
図4に示すように外輪25と内輪28が作動角θをとった状態でトルクを伝達するとき、楔状のボールトラックの間隔の広い方へ移動させようとする軸方向の力を受ける。外輪25と内輪28が最大作動角θをとったとき、外輪25のマウス部24の開口端部からボール29が飛び出すことを防止するため、ケージ30のポケット33で拘束できるようにケージオフセット量fを従来のものよりも大きく設定する。
すなわち、ケージオフセット量fと、ボール29の中心軌跡半径値、すなわち、作動角0°時における外輪25のトラック溝22の曲率中心Oまたは内輪28のトラック溝27の曲率中心Oとボール29の中心Oとの距離PCRとの比の値、f/PCRが0より大きく、かつ、0.12以下となるように設定する。
このように、外輪25および内輪28の両トラック溝22,27をテーパ状とすれば、最大作動角の高角化と共に、外輪25のトラック溝22におけるボール29との接触長さを確保することができるので、外輪25と内輪28との間で安定したトルク伝達を確保することができる。また、作動角をとった時にボール29が最も飛び出そうとする位相(位相角φ=0°)(図4および図5参照)のトラック荷重およびポケット荷重を低減することができるので、外輪25と内輪28の高角域での作動において有利である。ここで、トラック荷重とポケット荷重とは、接触するボール29からトラック溝22,27またはポケット33が受ける荷重を意味する。
また、ケージ30の外球面32は外輪25の内球面21に接触案内され、ケージ30の内球面31は内輪28の外球面26に接触案内され、トルク伝達時にケージ30と外輪25または内輪28との間で球面力が作用するが、その球面力の最大値を低減することができ、継手内部での発熱を抑制できる。さらに、鍛造型が抜き易いことから冷間鍛造による加工性がよく、製造コストの低減も図れる。
本出願人は、外輪25および内輪28の両トラック溝22,27をテーパ状とすることにより、前述したトラック荷重、ポケット荷重および球面力からなる内部力の影響および傾向を検証し、有限要素法(FEM)解析を実施することで、トラック溝22,27のテーパ角度α(図1〜図3参照)の範囲を絞り込んで最適設定した。
まず、トラック溝22,27のテーパ角度αを大きくすることによる内部力(トラック荷重、ポケット荷重および球面力)の傾向は、表1のとおりである。なお、表1において、ボール29が最も飛び出そうとする位相(位相角φ=0°)と内部力が最大値となるボール29の位相、つまり、ボール29が最も奥に入る位相(位相角φ=180°付近)について検証した(図4および図5参照)。また、球面力の変動幅とは、球面力の最大値と最小値との差を意味する。
Figure 2007270997
上表から明らかなようにテーパ角度αを大きくすると、ポケット荷重の最大値が大きくなるが、ボール29が最も奥に入る位相(位相角φ=180°付近)で外輪25の肉厚を大きく、また、ケージオフセット量を大きくしてケージの肉厚を大きくすることにより強度を確保することができるので問題にはならない。
次に、テーパ角度αの上限値を決定するために、有限要素法(FEM)解析を実施した。テーパ角度αが大きくなれば、ボール29が最も飛び出そうとする位相(位相角φ=0°)では内部力(トラック荷重およびポケット荷重)が小さくなり、強度的に有利になるが、外輪25の開口端部でありその肉厚が小さくなるため、トラック溝22に発生する応力値を継手強度に換算して傾向を確認した。その結果は、図7に示すとおりである。同図に示す特性から明らかなようにテーパ角度αが12.9°で継手強度が必要強度を下回ることから、テーパ角度αの最適範囲としてその上限値を12°として規定した。
なお、前述の実施形態では、トラックオフセットを設けた場合について例示したが、そのトラックオフセットを設けずにトラックオフセット量Fを0にしてもよい。つまり、トラックオフセットを設けていると、外輪25の奥側に位置する円弧底22aがその奥側に向けて浅くなることから、作動角をとった時にトラック溝22の最奥部に位置するボール29の乗り上げが生じる可能性がある。
そこで、外輪25のトラック溝22の曲率中心Oをその内球面21の曲率中心Oに一致させ、かつ、内輪28のトラック溝27の曲率中心Oをその外球面26の曲率中心Oに一致させてトラックオフセット量Fを0とすることにより、外輪25の奥側に位置する円弧底22aが奥側に向けて浅くなることがなく均一な深さとなることから、作動角をとった時にトラック溝22の最奥部に位置するボール29の乗り上げを抑制することができる。
トラックオフセット量F、ケージオフセット量f、テーパ角度αの各因子を変動させて内部力解析を行った結果を次に述べる。ここで、トラックオフセットについては、高角域に入っても許容負荷トルクが落ちない超高角固定式等速自在継手の特性を考慮してトラックオフセット量F=0すなわち「トラックオフセットなし」とした。ケージオフセットについては、内部力の観点からはできるだけ小さい方がよいが、継手の機能確保のためにはある程度ケージオフセットをつけなくてはならないことから、0≦f/PCR≦0.150で変動させた。テーパ角度αについては、0°から12°までの範囲で変動させた。
ケージオフセット量f=0(f/PCR=0)ならば、テーパ角度αが1.1°以上のとき、ボール29が最も飛び出そうとする位相(0°位相)のトラック荷重およびポケット荷重はゼロになる。一方、テーパ角度α=12°ならば、ケージオフセット量f=3.94(f/PCR=0.114)以下のとき、ボール29が最も飛び出そうとする位相(0°位相)のトラック荷重およびポケット荷重はゼロになる。
つまり、ケージオフセット量fとテーパ角度αとの関係が図8の斜線領域内に設定されていれば、ボール29が最も飛び出そうとする位相(0°位相)のトラック荷重およびポケット荷重はゼロになる。ここで、図8は内部力解析により算出したデータに基づいて作図したもので、横軸がテーパ角度α(deg)、縦軸がf/PCRを表している。
これより、ボール29が最も飛び出そうとする位相(0°位相)に負荷される荷重を極力小さくし、より高角作動域において有利となる内部仕様は次のようになる。
トラックオフセット:なし
ケージオフセット量f:0<f/PCR≦0.12
テーパ角度α:1°≦α≦12°
また、この実施の形態では、ボール29が最も飛び出そうとする位相(0°位相)における荷重が低減する一方、ピークの荷重は従来の等速自在継手と比較して大きくなることから、強度を確保するため、ケージ30の肉厚部を外輪25の開口端側に向けた配置とするのが好ましい。
前述の内部仕様で寸法を設定した本発明による固定式等速自在継手(実施例)と従来の固定式等速自在継手(比較例)について、最大作動角時のボール29が最も飛び出そうとする位相(0°位相)におけるトラック荷重およびポケット荷重を算出したところ、結果は図9に示すとおりであった。同図より、比較例に対して実施例が、トラック荷重とポケット荷重のいずれも8割以上減少していることが分かる。
本発明に係る固定式等速自在継手の実施形態を示す断面図である。 本発明の実施形態において、ケージオフセットおよびトラックオフセット等の内部諸元を説明するための図である。 本発明の他の実施形態において、ケージオフセットおよびトラックオフセット等の内部諸元を説明するための図である。 図1の等速自在継手において、外輪に対して内輪が最大作動角をとった状態を示す断面図である。 ケージに収容されたボールの位相を示す断面図である。 (a)は図1の等速自在継手におけるケージを示す断面図、(b)は従来の等速自在継手におけるケージを示す断面図である。 トラック溝のテーパ角度に対する継手強度の関係を示す特性図である。 トラック溝のテーパ角度とf/PCRとの関係を示す特性図である。 最大作動角時における基本トルク負荷時の0°位相荷重を示す特性図である。 固定式等速自在継手の従来例を示す断面図である。 図10の等速自在継手において、外輪に対して内輪が最大作動角をとった状態を示す断面図である。 図10の等速自在継手において、外輪の内球面径のみを小さくした場合を説明するための要部拡大断面図である。 図10の等速自在継手において、外輪の内球面径および内輪の外球面径を小さくした場合を説明するための要部拡大断面図である。
符号の説明
21 外側継手部材(外輪)の内球面
22 外側継手部材(外輪)のトラック溝
25 外側継手部材(外輪)
26 内側継手部材(内輪)の外球面
27 内側継手部材(内輪)のトラック溝
28 内側継手部材(内輪)
29 ボール
30 ケージ
31 ケージの内球面
32 ケージの外球面
34 テーパ面
f ケージオフセット量
,F トラックオフセット量
外側継手部材(外輪)のトラック溝の曲率中心
内側継手部材(内輪)のトラック溝の曲率中心
ケージの内球面中心
ケージの外球面中心
ボールの中心
α トラック溝のテーパ角度
θ/2 ケージの内球面の開口側端部のテーパ角度

Claims (6)

  1. 内球面に複数のトラック溝を円周方向等間隔に軸方向に沿って開口端に向けて形成した外側継手部材と、外球面に前記外側継手部材のトラック溝と対をなす複数のトラック溝を円周方向等間隔に軸方向に沿って形成した内側継手部材と、前記外側継手部材と内側継手部材の両トラック溝間に介在してトルクを伝達する複数のボールと、外側継手部材の内球面と内側継手部材の外球面との間に介在してボールを保持するケージとを備え、
    前記ケージの外球面中心と内球面中心は継手中心に対して軸方向に等距離だけ反対側にオフセットされ、ケージの縦断面において、外側継手部材の開口端側を厚肉にすると共にその反開口端側を薄肉にし、
    前記外側継手部材のトラック溝の開口端側溝底を、前記開口端に向けて直線的に拡径したテーパ状にすると共に、前記内側継手部材のトラック溝の反開口端側溝底を、その反開口端側に向けて直線的に拡径したテーパ状とし、
    前記外側継手部材および内側継手部材のトラック溝の曲率中心を継手の中心軸上から径方向にオフセットさせ、前記外側継手部材または内側継手部材のトラック溝の曲率中心とボール中心との距離を、前記径方向オフセットなしにおける外側継手部材または内側継手部材のトラック溝の曲率中心とボール中心との距離よりも大きく設定したことを特徴とする固定式等速自在継手。
  2. 前記ケージの外球面の開口側端部を軸方向に向けて延在させ、ケージの内球面の開口側端部を外球面の開口側端部に向けて拡径するテーパ状とした請求項1に記載の固定式等速自在継手。
  3. 前記ケージの内球面の開口側端部のテーパ角度を、外側継手部材と内側継手部材がなす最大作動角の半分以上とした請求項2に記載の固定式等速自在継手。
  4. 前記外側継手部材および内側継手部材の両トラック溝のテーパ角度の上限値を12°とした請求項1〜3のいずれか一項に記載の固定式等速自在継手。
  5. 前記ケージの外球面中心と内球面中心とのケージオフセット量fと、作動角0°時における外側継手部材のトラック溝の曲率中心または内側継手部材のトラック溝の曲率中心とボール中心との距離PCRとの比の値f/PCRが0より大きく、かつ、0.12以下である請求項1〜4のいずれか一項に記載の固定式等速自在継手。
  6. 前記ボールの個数を8個とした請求項1〜5のいずれか一項に記載の固定式等速自在継手。
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