JP2006262185A - 集合住宅用インターホンシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】従来よりもコストの上昇を抑えながら複数の共用部装置と住戸機との間で同時に通話可能とする。
【解決手段】伝送線路は、4台のロビーインターホン2に接続される4系統の幹線L11〜L14と、各幹線L11〜L14から分岐されて通話切換器5を介して住戸機4に接続される4系統の住戸別線L21〜L24とを含む。通話切換器5における幹線L11〜L14の切換は、住戸機4に設けた電源供給部49による直流電圧の供給をオン・オフすることで行っている。よって、従来例のように制御信号の受信回路や制御信号に応じてリレーなどを駆動制御する制御回路等を通話切換器5に備える必要が無く、従来よりもコストの上昇を抑えながら複数のロビーインターホン2と住戸機4との間で同時に通話することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、集合住宅の共用玄関に設置された共用部装置と各住戸にそれぞれ設置される住戸機の何れか1台との間で択一的に通信路を確立して通話可能とする集合住宅用インターホンシステムに関するものである。
従来、集合住宅の共用玄関に設置され音声の入出力が可能な共用部装置(ロビーインターホン)と、集合住宅の各住戸にそれぞれ設置され共用部装置とは伝送線路を介して接続されるとともに共用部装置が有する選択手段(テンキーなど)を来訪者が操作することにより選択されると共用部装置との間で通信路を確立する複数台の住戸機(インターホン親機や住宅情報盤など)と、集合住宅の各住戸にそれぞれ設置され住戸機とは通話用の子器接続線を介して接続されるドアホン子器とを備えた集合住宅用インターホンシステムが提供されている。なお、伝送線路は共用部装置に接続された幹線と幹線から分岐された複数の住戸別線とを含み、幹線及び住戸別線は、少なくとも選択手段の操作に伴って発生し通話の開始を指示する制御信号を伝送する制御線と、音声信号を伝送する通話線とからなる。
ところで、この種のシステムで最も簡易なものでは幹線が1系統しかなく、複数のロビーインターホンが設置される場合に何れか一つのロビーインターホンが通話している間は他のロビーインターホンが通話できないことになる。
そのために従来は、それぞれにロビーインターホンが接続された複数系統の幹線から分岐された複数系統の住戸別線と住戸機との間に通話切換器を設け、制御線を介して伝送される制御信号により通話切換器を制御して何れかの住戸別線の通話線を択一的に切り換えて住戸機に接続することにより、複数系統の幹線及び住戸別線を介して複数のロビーインターホンが同時に住戸機と通話できるようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平1-196953号公報
しかしながら、上記従来システムでは、制御線を介して制御信号を受信する受信回路や受信した制御信号に基づいてリレーなどのスイッチ要素を駆動して住戸別線の切換接続を行う制御回路等を通話切換器に備える必要があったので、通話切換器が高価になってしまう。しかも、このように高価な通話切換器が複数の住戸機毎に必要であるから、システム全体のコストが大幅に上昇してしまうという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、従来よりもコストの上昇を抑えながら複数の共用部装置と住戸機との間で同時に通話することができる集合住宅用インターホンシステムを提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、集合住宅の共用玄関に設置され音声の入出力が可能な複数の共用部装置と、集合住宅の各住戸に設置され複数の共用部装置とはそれぞれ伝送線路を介して接続されるとともに各共用部装置が有する選択手段を来訪者が操作することにより選択されると該共用部装置との間で通信路を確立する複数の住戸機とを備え、伝送線路は、複数の共用部装置に各別に接続された複数の幹線と各幹線から分岐された複数の住戸別線とを含み、幹線及び住戸別線は、少なくとも選択手段の操作に伴って発生し通話の開始を指示する制御信号を伝送する制御線と、音声信号を伝送する通話線とからなり、複数の住戸別線に含まれる通話線の何れか一つを住戸機に択一的に切り換えて接続する通話切換器を有し、通話切換器は、複数の住戸別線の各通話線が接続される複数の切換接点と、住戸機に接続する共通接点と、非動作時に共通接点を何れかの切換接点に接続させるとともに住戸機から電源が供給される動作時には共通接点を他の何れかの切換接点に切換接続させるスイッチ要素とを備え、各共用部装置は、前記選択手段と、前記通信路を介して住戸機との間で通話を行うための通話手段とを備え、各住戸機は、前記通信路を介して共用部装置との間で通話を行うための通話手段と、伝送線路を介して前記制御信号を受信する制御信号受信手段と、制御信号受信手段で受信した制御信号に応じて通話切換器への電源供給をオン又はオフすることで選択元の共用部装置に接続された幹線から分岐されている住戸別線の通話線と通話手段を切換接続させる制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、集合住宅の管理人室に設置され各住戸機とは伝送線路を介して接続される通話装置と、複数の幹線に含まれる通話線の何れか一つを通話装置に択一的に切り換えて接続する幹線切換器とを有し、幹線切換器は、複数の幹線の各通話線が接続される複数の切換接点と、通話装置に接続する共通接点と、非動作時に共通接点を何れかの切換接点に接続させるとともに通話装置から電源が供給される動作時には共通接点を他の何れかの切換接点に切換接続させるスイッチ要素とを備え、通話装置は、何れかの住戸機を選択する選択手段と、選択手段で選択された住戸機との間で確立される通信路を介して当該住戸機と通話するための通話手段と、選択手段の選択結果に応じて幹線切換器への電源供給をオン又はオフすることで通話相手の住戸機に接続された幹線の通話線と通話手段を切換接続させる制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、制御信号受信手段で受信した制御信号に応じて住戸機の制御手段が通話切換器への電源供給をオン又はオフすることで選択元の共用部装置に接続された幹線から分岐されている住戸別線の通話線と通話手段を切換接続させるので、従来例のように制御信号の受信回路や制御信号に応じてリレーなどを駆動制御する制御回路等を通話切換器に備える必要が無く、従来よりもコストの上昇を抑えながら複数の共用部装置と住戸機との間で同時に通話することができる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、コストの上昇を抑えながら、共用部装置と住戸機の通話中においても管理人室に設置される通話装置と住戸機との間で同時に通話を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
本実施形態のシステム構成例を図1に示す。本実施形態では、集合住宅の共用玄関等に設置される複数台の共用部装置(ロビーインターホン)2と、各住戸にそれぞれ設置される複数台(図示は4台のみ)の住戸機4とを備え、ロビーインターホン2と住戸機4とがそれぞれ伝送線路を介して接続されている。なお、複数台のロビーインターホン2及び住戸機4はそれぞれ同一の構成を有するものであるから、それぞれのロビーインターホン2並びに住戸機4を区別しないときは「ロビーインターホン2」、「住戸機4」と表記し、各ロビーインターホン2並びに住戸機4を区別するときは「ロビーインターホン21」、「ロビーインターホン22」、「ロビーインターホン23」、「ロビーインターホン24」並びに「住戸機41」、「住戸機42」、「住戸機43」、「住戸機44」と表記する。伝送線路は、4台のロビーインターホン2に接続される4系統の幹線L11〜L14と、各幹線L11〜L14から分岐されて後述する通話切換器5を介して住戸機4に接続される4系統の住戸別線L21〜L24とを含み、さらに集合住宅の管理人室に設置された通話装置(警報監視盤1)が幹線L11〜L14に接続される。この伝送線路としては、ペア線をシース内に備えるツイストペアケーブルを用いており、図示は省略するがロビーインターホン2と住戸機4との間で音声信号を伝送する複数系統(図示例では4系統)の通話線Laと、ロビーインターホン2が有する選択手段(後述する)により選択された住戸機4を指定する制御信号を伝送する制御線Lcとにそれぞれペア線を用いている。
図3に示すようにロビーインターホン2は、音声を入出力するマイクロホン24a及びスピーカ24bと、通話線Laを介して住戸機4から伝送される音声信号を信号処理してスピーカ24bに出力するとともにマイクロホン24aから入力する音声信号を信号処理して通話線Laに送出することでハンズフリー通話を実現する通話処理部25と、住戸番号を指定するための番号キーや呼出釦を有する操作スイッチ部22と、操作スイッチ部22で指定された住戸番号等を示す操作信号を送出するスイッチ入力部23と、操作スイッチ部22の操作を報知するための報知音等を生成してスピーカ24bへ出力する報知音生成部26と、CPUを主構成要素とし上記各部の動作を制御する制御部20と、制御部20と制御線Lcのインタフェースを行う伝送送受信部21とを備えている。つまり、来訪者が選択手段である操作スイッチ部22の番号キーを操作して訪問先の住戸番号を選択した後に呼出釦を操作するとスイッチ入力部23から制御部20に操作信号が送出されて住戸番号に対応する住戸機4を選択したことになる。ここで、ロビーインターホン2の制御部20では、選択された住戸番号に対応する住戸機4に対して自己に割り当てられている固有のアドレスを付加した制御信号(呼出コマンド)を制御線Lcを介して送出する。
一方、住戸機4は、図2に示すように音声を入出力するマイクロホン41a及びスピーカ41bを備え、マイクロホン41aとスピーカ41bとはそれぞれ通話処理部42に接続されている。また、通話処理部42には受話側並びに送話側の各伝送経路と2線の通話線Laとを2線4線変換する2線4線変換部(図示せず)が接続されている。通話処理部42は、通話線Laを介して伝送されてくる音声信号(受話信号)とマイクロホン41aから出力される音声信号(送話信号)のレベルを比較することで通話状態(受話状態又は送話状態)を推定し、受話状態と推定したときには送話信号の伝送経路に損失を挿入し、送話状態と推定したときには受話信号の伝送経路に損失を挿入することで受話モードと送話モードを切り換える音声スイッチや、マイクロホン41aとスピーカ41bの音響結合によって生じる音響エコーを消去するためのエコーキャンセラなどを具備する。但し、このような音声スイッチやエコーキャンセラは従来周知であるから詳細な構成及び動作の図示並びに説明は省略する。したがって、ロビーインターホン2と住戸機4との間で通話線Laを通して音声信号を授受することができ、来訪者がロビーインターホン2を用いるとともに居住者が住戸機4を用いることによって、来訪者と居住者との間で音声通話が可能となる。
また住戸機4には、2系統の住戸別線L2a,L2bをそれぞれ通話信号(受話信号及び送話信号)の伝送線路(以下、「通話路」と呼ぶ。)に択一的に切り換えて接続する通話路切換部45が設けられ、さらに通話路切換部45と通話処理部42との間の通話路には、通話処理部42を通話路切換部45と子器インタフェース部44とに択一的に切り換えて接続するドアホン切換部43が設けられている。子器インタフェース部44には子器接続線L3を介してドアホン子器3が接続される。ドアホン子器3は集合住宅の各住戸の玄関先に配置されるものであってマイクロホン及びスピーカを備え、子器インタフェース部44はドアホン子器3との通話のための音声双方向増幅回路や通話路を接続するための開閉路回路などを備える。したがって、ドアホン切換部43が子器インタフェース部44に切換接続されている状態ではドアホン子器3と住戸機4との間で子器接続線L3を介した通話が可能になっている。またドアホン子器3には呼出釦が設けられ、呼出釦が操作されたときに子器接続線L3に呼出信号を送出する機能を有し、住戸機4では呼出信号を検出したときに報知音生成部46で生成された呼出音がスピーカ41bから送出されるようになっている。
住戸機4には、CPUを主構成要素とし内部回路を制御する制御部40が設けられ、制御部40には制御線Lcとのインタフェースとなる伝送送受信部47が接続される。伝送送受信部47は、制御部40から出力された制御信号を制御線Lcに送出し、制御線Lcから受信した制御信号を制御部40に引き渡す機能を有する。また住戸機4には、呼出に応答する際に操作される応答釦等を含む操作スイッチ部48aと、操作スイッチ部48aの操作に応じた操作入力を制御部40に入力するスイッチ入力部48bとが設けられる。さらに図示は省略するが、住戸機4には住戸内に設置される種々のセキュリティセンサ(火災感知器やガス漏れ感知器など)と制御部40とのインタフェースが設けられている。つまり、住戸機4においては、セキュリティセンサから火災やガス漏れ等の異常発生を知らせる検知信号が制御部40に入力されると、制御部40が報知音生成部46に対して異常発生を報知するための警報音や警報メッセージを生成させてスピーカ41bから送出させるとともに、伝送送受信部47から制御線Lcを介して警報監視盤1に異常発生を報知するための制御信号を送信させ、警報監視盤1においても異常発生の警報を行うように構成されている。尚、このように通話機能とセキュリティ機能を有した住戸機4は特に住宅情報盤と呼ばれる。
ところで、ロビーインターホン2から送出された制御信号は制御線Lcに接続されるすべての住戸機4に伝送される。ここに、住戸機4の制御部40には個別にアドレス(たとえば、住戸番号)が設定されており、ロビーインターホン2において住戸機4のアドレスを選択することによって、住戸機4のアドレスを指定する制御信号(呼出コマンド)が制御線Lcを介して全ての住戸機4に伝送することが可能になっている。住戸機4の制御部40は、制御信号に含まれるアドレスが自己のアドレスであれば報知音生成部46に生成させた報知音(呼出音)をスピーカ41bから送出させる。そして、呼出音に応じて居住者が住戸機4の操作スイッチ部48aに設けられている応答釦を押操作すれば、制御部40がドアホン切換部43を制御して通話処理部42を通話路切換部45に切換接続するとともに、後述するように通話路切換部45を制御して呼出元のロビーインターホン2が接続されている幹線L1k(k=1〜4の何れか)の通話線Laに切換接続することによって通信路を確立し、呼出元のロビーインターホン2と選択された住戸機4との間でのみ通話可能にすることができる。尚、ロビーインターホン2において選択された住戸機4がロビーインターホン2との間で通信路を確立している状態は、呼出元のロビーインターホン2または住戸機4において適宜の操作釦を用いた通話終了が検出されると終了する。
また、ドアホン子器3の呼出釦が押操作されて子器接続線L3に呼出信号が送出されると、呼出信号を検出した住戸機4の制御部40が報知音生成部46に生成させた報知音(呼出音)をスピーカ41bから送出させる。そして、呼出音に応じて居住者が住戸機4の応答釦48bを押操作すれば、制御部40がドアホン切換部43を制御して通話処理部42を子器インタフェース部44に接続する状態に切り換えてドアホン子器3との間に通信路を確立することにより、ドアホン子器3と住戸機4との間で通話可能となる。
警報監視盤1は集合住宅の管理人室に設置されるものであって、図4に示すようにハンドセット14aを用いて通話するための通話処理部14と、住戸機4の住戸番号を入力するための番号キー等を有する操作スイッチ部12と、住戸機4における異常発生を報知するための警報音や警報メッセージを生成してスピーカ15aから送出する警報音生成部15と、操作スイッチ部12の操作に応じた操作入力を送出するスイッチ入力部13と、CPUを主構成要素とし上記各部の動作を制御する制御部10と、制御部10と制御線Lcのインタフェースを行う伝送送受信部11と、2系統の通話線La1,La2をそれぞれ通話処理部14に択一的に切り換えて接続する通話路切換部16とが設けられ、通話線La1,La2を介して各住戸機4との間で通話を行う機能や、制御線Lcを介して住戸機4から伝送される異常発生を報知するための制御信号を受信して警報を発する機能等を有している。例えば、管理人が操作スイッチ部12を操作して住戸番号を入力した後に通話処理部14のハンドセット14aを持ち上げてオフフックすると、入力された住戸番号に対応する住戸機4に対して制御部10が制御信号(呼出コマンド)を生成し、伝送送受信部11から制御線Lcに送出させ、上述したロビーインターホン2と住戸機4との通話時と同様に、選択された住戸機4と警報監視盤1との間でのみ通話線La1又はLa2を介した通話が可能となる。
ところで、住戸機4並びに警報監視盤1では通話路切換部45,16を設けることで2系統の幹線L11,L12に択一的に切換接続できるようになっているが、本実施形態では4系統の幹線L11〜L14に択一的に切換接続できるように住戸機4と幹線L11〜L14との間に通話切換器5を設けるとともに、警報監視盤1と幹線L11〜L14との間に幹線切換器5’を設けている。通話切換器5と幹線切換器5’とは同一構成のものであって、図5に示すように共通接点51aと2つの切換接点(常閉接点51b及び常開接点51c)を有する単安定型の2組のリレー511,512と、住戸機4に設けられた電源供給部49又は警報監視盤1に設けられた電源供給部17から給電線Ldを介して供給される直流電源(直流電圧)を定電圧化して2組のリレー511,512の励磁コイルLに励磁電流を流す定電圧回路52とを備えている。すなわち、電源供給部49,17から直流電圧が供給されていないときは定電圧回路52から励磁コイルLに励磁電流が流れないために2組のリレー511,512が何れも動作せず、各リレー511,512は共通接点51aが常閉接点51bに接続された状態を保持し、電源供給部49,17から直流電圧が供給されているときは定電圧回路52から励磁コイルLに励磁電流が流れるために2組のリレー511,512が何れも動作し、各リレー511,512は共通接点51aが常開接点51cに接続される。従って、住戸機4の通話路切換部45並びに警報監視盤1の通話路切換部16と通話切換器5及び幹線切換器5’との組み合わせによって、4系統の幹線L11〜L14を住戸機4及び警報監視盤1に択一的に切換接続することができる。
次に、本実施形態において同時に複数台のロビーインターホン2が住戸機4と通話する際の動作、例えば、ロビーインターホン21と住戸機42とが通話しているときにロビーインターホン22が新たに住戸機41と通話する際の動作を説明する。
まず、来訪者がロビーインターホン22の操作スイッチ部22の番号キーを操作して訪問先の住戸番号(住戸機41のアドレス)を選択した後に呼出釦を操作するとスイッチ入力部23から制御部20に操作信号が送出され、制御部20が選択された住戸番号に対応する住戸機41に対して自己に割り当てられている固有のアドレスを付加した制御信号(呼出コマンド)を制御線Lcを介して送出する。
一方、呼出先の住戸機41では、伝送送受信部41で受信した制御信号に含まれるアドレスが自己のアドレスに一致した場合、制御部40が報知音生成部46に生成させた報知音(呼出音)をスピーカ41bから送出させる。そして、呼出音に応じて居住者が住戸機41の操作スイッチ部48aに設けられている応答釦を押操作すれば、制御部40がドアホン切換部43を制御して通話処理部42を通話路切換部45に切換接続し、さらに受信した制御信号に含まれる呼出元のアドレスに基づいてロビーインターホン22が接続されている幹線L12を判別する。この場合、制御部40は通話路切換部45を制御して幹線L12に接続可能な住戸別線L2aに切換接続するとともに、電源供給部49から給電線Ldを介して通話切換器5に直流電圧を供給させる。電源供給部49から供給される直流電圧により定電圧回路52が励磁コイルLに励磁電流を流し、2組のリレー511,512がそれぞれ駆動されて共通接点51aが常閉接点51bから常開接点51cに切り換えられる。その結果、住戸機41の通話処理部42とロビーインターホン22との間に幹線L12、通話切換器5、住戸別線L2a、通話路切換部45、ドアホン切換部43を介した通信路が形成され、ロビーインターホン22と住戸機41とが通話可能となる。尚、ロビーインターホン22と住戸機41との間で通信路を確立している状態は、呼出元のロビーインターホン22または住戸機41において適宜の操作釦を用いた通話終了が検出されると終了する。ここで、通話が終了すると住戸機41の制御部40は電源供給部49から給電線Ldを介した直流電圧の供給を停止するので、通話切換器5では励磁コイルLに励磁電流が流れなくなり、2組のリレー511,512が何れも駆動されなくなって共通接点51aが常閉接点51bに接続された状態に復帰する。
続いて、ロビーインターホン2と住戸機4が通話しているときに警報監視盤1と住戸機4が通話する際の動作、例えば、ロビーインターホン21と住戸機41とが通話しているときに警報監視盤1が住戸機42と通話する際の動作を説明する。
まず、ロビーインターホン21と住戸機41とが通話している場合、警報監視盤1ではロビーインターホン21から送信される制御信号(呼出コマンド)を監視することでロビーインターホン21が接続されている幹線L11が使用中であることを制御部10において把握している。そして、管理人が警報監視盤1の操作スイッチ部12を操作して呼出先の住戸機42の住戸番号を入力した後に通話処理部14のハンドセット14aを持ち上げてオフフックすると、警報監視盤1の制御部10は、現在使用中である幹線L11を除く何れかの幹線L1(例えば、L12)を指定する番号と、入力された住戸番号及び自己に割り当てられたアドレスとを含む制御信号(呼出コマンド)を生成し、伝送送受信部11から制御線Lcに送出させる。さらに制御部10では、通話路切換部16を制御して指定した幹線L12に接続可能な通話線La1に切換接続するとともに、電源供給部17から給電線Ldを介して幹線切換器5’に直流電圧を供給させる。電源供給部17から供給される直流電圧により定電圧回路52が励磁コイルLに励磁電流を流し、2組のリレー511,512がそれぞれ駆動されて共通接点51aが常閉接点51bから常開接点51cに切り換えられる。その結果、警報監視盤1の通話処理部14と指定した幹線L12とが接続される。
一方、呼出先の住戸機42では、伝送送受信部41で受信した制御信号に含まれるアドレスが自己のアドレスに一致した場合、制御部40が報知音生成部46に生成させた報知音(呼出音)をスピーカ41bから送出させる。そして、呼出音に応じて居住者が住戸機42の操作スイッチ部48aに設けられている応答釦を押操作すれば、制御部40がドアホン切換部43を制御して通話処理部42を通話路切換部45に切換接続し、さらに受信した制御信号に含まれる指定番号に基づいて使用する幹線L12を判別する。この場合、制御部40は通話路切換部45を制御して幹線L12に接続可能な住戸別線L2aに切換接続するとともに、電源供給部49から給電線Ldを介して通話切換器5に直流電圧を供給させる。電源供給部49から供給される直流電圧により定電圧回路52が励磁コイルLに励磁電流を流し、2組のリレー511,512がそれぞれ駆動されて共通接点51aが常閉接点51bから常開接点51cに切り換えられる。その結果、住戸機42の通話処理部42と警報監視盤1との間に幹線切換器5’、幹線L12、通話切換器5、住戸別線L2a、通話路切換部45、ドアホン切換部43を介した通信路が形成され、警報監視盤1と住戸機42とが通話可能となる。尚、警報監視盤1と住戸機42との間で通信路を確立している状態は、警報監視盤1または住戸機42において適宜の操作釦を用いた通話終了が検出されると終了する。ここで、通話が終了すると警報監視盤1の制御部10及び住戸機41の制御部40は電源供給部17,49から給電線Ldを介した直流電圧の供給を停止するので、幹線切換器5’及び通話切換器5では励磁コイルLに励磁電流が流れなくなり、2組のリレー511,512が何れも駆動されなくなって共通接点51aが常閉接点51bに接続された状態に復帰する。
上述のように本実施形態によれば、2系統の幹線L1に接続可能な住戸機4及び警報監視盤1を通話切換器5並びに幹線切換器5’を用いて4系統の幹線L11〜L14に接続することが可能であり、しかも、通話切換器5及び幹線切換器5’における幹線L11〜L14の切換は、住戸機4及び警報監視盤1に設けた電源供給部49,17による直流電圧の供給をオン・オフすることで行っているので、従来例のように制御信号の受信回路や制御信号に応じてリレーなどを駆動制御する制御回路等を通話切換器5及び幹線切換器5’に備える必要が無く、従来よりもコストの上昇を抑えながら複数のロビーインターホン2と住戸機4との間で同時に通話することができるとともに、ロビーインターホン2と住戸機4との通話中に警報監視盤1と住戸機4との間においても同時に通話することができる。
本発明の実施形態を示すシステム構成図である。 同上における住戸機のブロック図である。 同上におけるロビーインターホンのブロック図である。 同上における警報監視盤のブロック図である。 同上における通話切換器及び幹線切換器のブロック図である。
符号の説明
1 警報監視盤
2 ロビーインターホン
4 住戸機
5 通話切換器
5’ 幹線切換器
L1 幹線
L2 住戸別線
La 通話線
Lc 制御線

Claims (2)

  1. 集合住宅の共用玄関に設置され音声の入出力が可能な複数の共用部装置と、集合住宅の各住戸に設置され複数の共用部装置とはそれぞれ伝送線路を介して接続されるとともに各共用部装置が有する選択手段を来訪者が操作することにより選択されると該共用部装置との間で通信路を確立する複数の住戸機とを備え、伝送線路は、複数の共用部装置に各別に接続された複数の幹線と各幹線から分岐された複数の住戸別線とを含み、幹線及び住戸別線は、少なくとも選択手段の操作に伴って発生し通話の開始を指示する制御信号を伝送する制御線と、音声信号を伝送する通話線とからなり、複数の住戸別線に含まれる通話線の何れか一つを住戸機に択一的に切り換えて接続する通話切換器を有し、通話切換器は、複数の住戸別線の各通話線が接続される複数の切換接点と、住戸機に接続する共通接点と、非動作時に共通接点を何れかの切換接点に接続させるとともに住戸機から電源が供給される動作時には共通接点を他の何れかの切換接点に切換接続させるスイッチ要素とを備え、各共用部装置は、前記選択手段と、前記通信路を介して住戸機との間で通話を行うための通話手段とを備え、各住戸機は、前記通信路を介して共用部装置との間で通話を行うための通話手段と、伝送線路を介して前記制御信号を受信する制御信号受信手段と、制御信号受信手段で受信した制御信号に応じて通話切換器への電源供給をオン又はオフすることで選択元の共用部装置に接続された幹線から分岐されている住戸別線の通話線と通話手段を切換接続させる制御手段とを備えたことを特徴とする集合住宅用インターホンシステム。
  2. 集合住宅の管理人室に設置され各住戸機とは伝送線路を介して接続される通話装置と、複数の幹線に含まれる通話線の何れか一つを通話装置に択一的に切り換えて接続する幹線切換器とを有し、幹線切換器は、複数の幹線の各通話線が接続される複数の切換接点と、通話装置に接続する共通接点と、非動作時に共通接点を何れかの切換接点に接続させるとともに通話装置から電源が供給される動作時には共通接点を他の何れかの切換接点に切換接続させるスイッチ要素とを備え、通話装置は、何れかの住戸機を選択する選択手段と、選択手段で選択された住戸機との間で確立される通信路を介して当該住戸機と通話するための通話手段と、選択手段の選択結果に応じて幹線切換器への電源供給をオン又はオフすることで通話相手の住戸機に接続された幹線の通話線と通話手段を切換接続させる制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の集合住宅用インターホンシステム。
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