JP2006259145A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【解決課題】 様々なユーザの使用状況に応じて、信頼度の高い適正な画像形成処理可能枚数を報知することで、適正な消耗品の交換時器を認識させることができ、かつ、生産性に支障を与えることなく、ユーザーの満足度を高める。
【解決手段】 ユーザが頻繁に使用している記録用紙Pのサイズを統計的に特定して基準サイズとし、並びにユーザ毎のエリカバレッジの平均値を演算し、前記基準サイズで平均的なエリアカバレッッジでの画像形成処理を実行した場合の、トナー残量に基づく処理可能枚数を表示(通知)するようにした(基準サイズの表示(通知)を含む)。これにより、ユーザ毎に異なる使用状況であっても、比較的正確、すなわち信頼度の高い報知が可能となる。
【選択図】 図3

Description

この発明は、複数種類のサイズの記録用紙から選択されたサイズの記録用紙を取り出し、当該記録用紙へ画像を形成する画像形成処理部を備えた画像形成装置に関するものである。
一例として、電子写真方式を適用した複写機、プリンタ、ファクシミリあるいはこれらの複合機等の画像形成装置が挙げられる。
従来、この種の電子写真方式を適用した複写機、プリンタ、ファクシミリあるいはこれらの複合機等の画像形成装置では、像担持体としての感光体ドラムを中心として、この感光体ドラムの周面に対向するように帯電部、光走査部、現像部、転写部等が配置されている。
すなわち、帯電部へ所定の電圧を印加することによって感光体ドラムの表面を一様に帯電し、光走査部からの光ビームによって静電潜像を形成し、現像部においてトナーを供給して現像し、転写部において例えば、中間転写体等へトナー像を転写した後、用紙へ画像を転写する。
画像が転写された用紙は、排出口までの搬送中に定着部において定着処理されるようになっている。
上記のような一連の画像形成処理を実行するに際し、特に、現像部で使用されるトナーが消耗品としての代表的なものである。
トナーは、カートリッジに充填され、画像形成装置に対して着脱可能とされ、カートリッジ内のトナー残量を検出し(吐出量を検出して満タン量から減算する場合も含む)、ある程度の余裕をもった所定の残量になった時点で、第1の段階としてユーザーに対して警告を発し、さらにカートリッジの交換がなされない場合には、第2の段階として画像形成処理自体を禁止するようにしている。
また、グラフィカルにトナーの残量をリアルタイムに表示することもなされている。
なお、画像形成装置の消耗品の残量検知に関しては、物理的な残量検出(特許文献1参照)や、例えば感光体ドラムの駆動回数に基づいて予測演算する(特許文献2参照)等、様々な残量検知の技術が提案されている。
これにより、ユーザーは、報知内容を確認することで、カートリッジ交換の適正な時期を把握することができる。或いは、強制的に交換しなければならない状況とすることができる。
ところが、上記従来技術では、カートリッジの交換時期や、トナー残量は比較的正確に把握することができるが、実質的な画像形成処理可能枚数は不明である。
このため、トナー残量から画像形成処理枚数を換算し表示する技術が、特許文献3に開示されている。この特許文献3では、トナー残量を標準的な1枚当たりのトナー使用量に基づいて枚数換算している。
これにより、ユーザーは、カートリッジ交換時期をさらに正確に把握することが可能となる。
実開平1−115758号公報 特開平3−62044号公報 特開2002−351270公報
しかしながら、上記特許文献3等の従来技術では、実際にユーザーが処理している記録用紙1枚当たりのトナー消費量(エリアカバレッジ)を考慮しているものではなく、ユーザーのエリアカバレッジ、平均的な連続処理枚数(1ジョブ)、使用される記録用紙サイズ等の使用状況の違いによって、表示とは異なる時期にトナーが無くなってしまう可能性が高くなり、ユーザーが予測した時期にジョブの終了しないといった事態が発生し(生産性低下)、ユーザーの満足度の低下を招く。
本発明は上記事実を考慮し、様々なユーザの使用状況に応じて、信頼度の高い画像形成処理可能な枚数又は時間を報知することで、適正な消耗品の交換時器を認識させることができ、かつ、生産性に支障を与えることなく、ユーザーの満足度を高めることができる画像形成装置を得ることが目的である。
本発明は、複数種類のサイズの記録用紙から選択されたサイズの記録用紙を取り出し、当該記録用紙へ画像を形成する画像形成処理部を備えた画像形成装置であって、前記画像形成処理部による画像形成処理を実行することで消耗する消耗品の残量を求め、画像形成装置の使用状況に基づいて、前記消耗品の残量に基づいて画像形成処理可能な枚数又は時間を予測する予測手段と、予測された前記枚数又は時間を報知する報知手段と、を有している。
本発明によれば、例えば、装置設置時、或いは消耗品カートリッジ交換時から、画像形成処理の実行によって消耗する消耗品の使用量を累積記憶する。
この累積記憶された消耗品の使用量に基づいて、消耗品の残量を演算し、この残量による基準サイズの記録用紙を用いた場合の画像形成処理可能枚数を演算する。
報知手段では、前記枚数又は時間を報知(例えば、表示)する。これにより、ユーザーは、自身の使用状況が反映された画像形成処理可能枚数を認識することができ、消耗品交換(カートリッジ交換)を的確な時期に実行することができる。
本発明において、 前記画像形成処理部が、一様帯電された像担持体上に、画像データに基づいて光ビームを照射することで、当該像担持体上に静電潜像を形成し、この静電潜像が形成された像担持体へトナーを供給することで現像し、現像されたトナー像を、所定の搬送経路に沿って搬送される記録用紙へ転写する静電型電子写真方式の画像形成部で構成されており、前記消耗品が、前記画像形成処理部に対して着脱可能なカートリッジに充填され、前記像担持体上へ供給されるトナーであり、前記消耗品の残量が、前記カートリッジの交換時にリセットされることを特徴としている。
消耗品がトナーであり、このトナーはカートリッジに充填された状態で、画像形成処理部に対して着脱可能となっている。このカートリッジが交換された時点でリセットされ、再度累積が開始される。新品のカートリッジはその充填量が既知であり、仮に再生品のカートリッジや一旦着脱を行ったカートリッジの場合には、その着脱時の残量情報をカートリッジに設けた記録媒体(例えば、ICタグ等)に記憶しておき、差分を補正すればよい。
また、本発明において、前記予測手段は、使用頻度が高いサイズの記録用紙を用いて画像形成処理可能な枚数を予測することを特徴としている。
さらに、前記使用頻度が高いサイズの記録用紙は、サイズ別に集計された使用回数に基づいて決定されることを特徴としている。
また、本発明において、前記予測手段は、消耗品の使用量にばらつきがある場合に、前記報知手段によって画像形成処理可能な枚数の信頼度が低い旨をさらに報知することを特徴としている。
さらに、本発明において、前記報知手段が、前記予想手段での予測結果に対して、所定枚数を減算した枚数を報知することを特徴としている。
また、本発明において、前記報知手段が、報知するべき画像形成処理可能な枚数が所定枚数以下となった時点で、定量的な数字の報知から、画像形成処理可能枚数が少なくなった旨のメッセージの報知に切り替えることを特徴としている。
記録用紙の基準サイズは、ユーザー毎に異なる最も使用頻度の高いものが好ましい。このため、例えば、累積記憶される期間中に使用されるサイズのヒストグラムに基づいて使用頻度の高い記録用紙を選択する。
このヒストグラムから顕著に使用頻度の高いサイズが抽出された場合には当該使用頻度の高いサイズを基準サイズとし、顕著に使用頻度の高いサイズが抽出できない場合には予め定められたデフォルトサイズを基準サイズとする。
累積記憶される消耗品の使用量における、累積単位に所定以上のばらつきがある場合、すなわち、1枚の記録用紙への使用量が文字であったり、画像であったり、様々な場合が混在する場合は、単位使用量が定まらない。このような場合、例えば、単位使用量をデフォルト値として前記画像形成処理可能な枚数を演算し、かつ、前記報知手段は、報知する画像形成処理可能な枚数の信頼度が低い旨をさらに報知することで、不正確な数値を報知するこを回避する。
演算どおりの画像形成処理可能枚数を報知すると、画像形成処理可能枚数以下で消耗品を使い切ってしまうという最悪の状態を招く可能性がある。そこで、演算結果に対して、所定枚数を減算して報知することで、上記最悪の状態を回避する。
画像形成処理枚数の少なくなった場合、報知する数値が実際と異なると、かえって混乱を招く場合がある。そこで、報知するべき画像形成処理可能な枚数が所定枚数以下となった時点で、定量的な数字の報知から、画像形成処理可能枚数が少なくなった旨のメッセージの報知に切り替えることで、定量的な数値を報知せず、消耗品の交換時期が迫っていることを知らせることができる。
上記発明において、前記予測手段は、消耗品の残量と、所定の範囲における使用時間とに基づいて、消耗品を使い切る時間を予測演算することを特徴としている。
また、前記所定の範囲の使用時間が最新に計時された使用時間であることを特徴としている。
さらに、前記所定の範囲の使用時間として、最も変化量が大きい範囲を選択することを特徴としている。
例えば、累積記憶開始をリセットスタート時期として使用時間(例えば、画像形成処理の動作時間)を計時し、前記消耗品の残量と、計時手段により計時された内の所定の範囲における使用時間とに基づいて、消耗品を使い切る時間を予測演算し、消耗品の補充を促す報知を実行することで、ユーザーは、消耗品を使い切る時期を認識することができる。
使用時間中の消耗品の消耗頻度は、一定ではないため、所定の範囲の使用時間として最新に計時された使用時間を適用することで、ユーザーの現状での使用状況に近似させることができる。
所定の範囲の使用時間を設定する場合に、最も変化量が多い、すなわち消耗頻度が激しいときとすることで、報知した時間前に消耗品が使い切られる確率を低くすることができる。
以上説明した如く本発明によれば、様々なユーザの使用状況に応じて、信頼度の高い画像形成処理可能な枚数又は時間を報知することで、適正な消耗品の交換時器を認識させることができ、かつ、生産性に支障を与えることなく、ユーザーの満足度を高めることができるという優れた効果を有する。
「第1の実施の形態」
図1には、画像形成装置における画像形成(プリント)を実行するためのエンジン部14が示されている。
エンジン部14は、図1の横方向に沿ってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に対応する感光体ドラム20Y、20M、20C、20Kが配列されている。感光体ドラム20Y、20M、20C、20Kは、それぞれ図1の矢印A方向に回転する構成となっている。
各感光体ドラム20Y、20M、20C、20Kは、中間転写ベルト30の表面(外周面)に接触しており、中間転写ベルト30が1周する間に4色のトナー像を重ね合せる、いわゆるタンデム型のフルカラープリントエンジンである。
なお、以下において、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色を区別する際には、符号の後にY、M、C、Kを付加して説明するが、感光体ドラム20Y、20M、20C、20Kはそれぞれ同一構造であるため、各色を区別する必要がない場合は、符号の後のY、M、C、Kは省略する。
前記感光体ドラム20の表面には、感光体ドラム20の表面を一様帯電する帯電ロール22が当接している。また、前記帯電ロール22の感光体ドラム20の回転方向下流側には、感光体ドラム20の表面に静電潜像を書き込むための光ビームを照射するレーザー露光装置24が配置されている。さらに、前記レーザー露光装置24の下流側には、前記静電潜像をトナー像に現像する現像装置26が当接している。
前記現像装置26の感光体ドラム20の回転方向下流側には、中間転写ベルト30との当接部(転写部)とされている。
前記中間転写ベルト30は、感光体ドラム20のそれぞれの周面に当接するようベルト搬送ロール32A、32B、32C、32Dに巻き掛けられ、図1の矢印B方向に回動するようになっている。
この中間転写ベルト30と感光体ドラム20とが当接する部分には、それぞれ一次転写ロール28が配置されており、該一次転写ロール28は、感光体ドラム20上に形成されたトナー像の帯電極性と逆極性の電圧を中間転写ベルト30に印加し、感光体ドラム20から中間転写ベルト30へトナー像を静電吸引して一次転写させるようになっている。
前記エンジン部14は、図1の下部に給紙トレイ34を備えている。前記給紙トレイ34にセットされた記録用紙Pは、1枚ずつ給紙トレイ34から図1の矢印C方向の搬送方向下流側へ給紙され、転写部36へ搬送されるようになっている。
前記転写部36には、中間転写ベルト30が巻き掛けられたベルト搬送ロール32Bと、該ベルト搬送ロール32Bに圧接された二次転写ロール36Bが配設されている。該二次転写ロール36Bは、図1の矢印D方向に回動する。
ベルト搬送ロール32Bと二次転写ロール36Bとのニップ部には、中間転写ベルト30が挟み込まれており、記録用紙Pは、この中間転写ベルト30と二次転写ロール36Bとの間をニップされながら通過する構成となっている。これにより、記録用紙Pはこのニップ部を通過する際に中間転写ベルト30からトナー像を転写されるようになっている。
前記転写部36における、記録用紙Pの搬送方向下流側には定着ユニット38が配設されている。前記定着ユニット38には、内部に定着部加熱源を備え、高温になるヒートロール38Aと、該ヒートロール38Aに圧接されたバックアップロール38Bが配設されている。
定着部加熱源は、例えば、ハロゲンランプ等が適用可能であり、このハロゲンランプをオン・オフ制御することで、ヒートロール38Aの表面温度を定着温度としている。
ここで、前記記録用紙Pが、ヒートロール38Aとバックアップロール38Bとのニップ部を通過する際に、トナーが溶融、凝固して記録用紙Pに定着されるようになっている。そして、記録用紙Pは、定着ユニット38の搬送方向下流側に配置された図示しない排紙ロールによって排紙されるようになっている。
また、感光体ドラム20Kの下流側、且つ転写部36の上流側には、前記中間転写ベルト30上に形成されたトナー画像の濃度を検知する濃度センサ42、及び、各色のトナー画像のカラーレジを検知するカラーレジ検知センサ40が配設されている。
さらに、エンジン部14の図1の上部には、各色の現像装置26が使用するトナーが充填されたトナーカートリッジ44が装填されており、着脱可能となっている。すなわち、トナーカートリッジ44は、新品の状態では所定量のトナーが充填され、現像装置26へトナーが供給されることで、徐々に充填量が減少する消耗品の1つである。従って、トナーカートリッジ44は、画像形成処理が進むにつれて、所定の交換時器に交換されることになる。
(画像形成装置全体の制御系の概略構成)
図2は、エンジン部12における画像形成のための制御系のブロック図である。
メイン電源管理部50には、図示しない商用電源が接続されており、LVPS(低電圧電源)及びHVPS(高電圧電源)を生成し、電源供給ラインを介して各部へ電源を供給する。
メインコントロール52には、ユーザインターフェイス54が接続され、ユーザの操作によって画像形成等に関する指示がなされると共に、画像形成時等の情報をユーザへ報知するようになっている。
また、このメインコントロール52には、図示しない外部ホストコンピュータとのネットワークラインが接続されており、画像データが入力されるようになっている。
画像データが入力されると、メインコントロール52では、例えば、画像データに含まれるプリント指示情報と、イメージデータとを解析し、エンジン部12に適合する形式(例えば、ビットマップデータ)に変換し、MCUの一部を構成する画像形成処理制御部56へ画像データを送出する。
画像形成処理制御部56では、入力されたイメージデータに基づいて、画像形成処理制御部56と共に、それぞれMCUを構成する駆動系コントロール部58、帯電コントロール部60、露光コントロール部62、転写コントロール部66、定着コントロール部68、除電コントロール部70、クリーナコントロール部72、現像コントロール部64のそれぞれを同期制御し、画像形成を実行する。
画像形成処理制御部56には、状態管理部76が接続されており、エンジン部12の稼動状態(例えば、処理モード中、スリープモード中、スリープモードからの立ち上げ中、処理中等)を判別するようになっている。状態管理部76で判別した前記稼動状態は、メインコントロール52へ送出されるようになっている。
また、前記メイン電源管理部50には、電源投入監視センサ78が接続され、この電源投入監視センサ78によって電源の投入時を検出し、その電源投入時情報を状態管理部76を介してメインコントロール52へ送出するようになっている。
さらに、メインコントロール52には、温度センサ80、湿度センサ82、並びに前述のカラーレジ検知センサ40、濃度センサ42等が接続されている。この温度センサ80、湿度センサ82では、エンジン部10内の環境温度・湿度を検出する。濃度センサ84は、プロセスコントロール(濃度補正)を行うときに適用される。
前記定着コントロール部68では、定着ユニット38のヒートロール38Aの温度を制御するようにしている。
この温度制御では、プリント処理が実行されていないときは、完全にオフ状態(定着部加熱源を非通電)させるのではなく、予め設定したスタンバイ温度を維持させるようにしている。
一方、プリント指示があった場合には、予め設定した定着能力と、所定の生産性を維持可能な恒常生産性温度に達するように、温度制御を切り替える。このとき、スタンバイ温度が所謂予熱温度となっているため、完全に冷え切った定着部加熱源から加熱するよりも比較的短い時間で目的の温度(恒常生産性保証温度)に立ち上げることができる。
恒常生産性保証温度に達すると、比較的短いインタバルでの連続処理が保証され、多量の連続プリント処理によりヒートロール38Aから熱が奪われ易い環境下においても、必要充分な処理能力を維持することができる。
ここで、第1の実施の形態では、メインコントローラ52に消耗品管理部100が接続されており、メインコントローラ52から必要な情報を得て、消耗品の使用状態を把握するようになっている。第1の実施の形態における消耗品としての対象物はトナーであり、このトナーは、画像形成処理が実行される度に消耗され、最終的にカートリッジ44を交換する時期(第1の実施の形態では、基準とされたサイズの記録用紙Pを用いたときの、画像形成処理可能枚数)を報知する役目を有している。
(消耗品管理部の構成)
図3には、消耗品管理部100における消耗品管理のための機能ブロック図が示されている。
メインコントローラ52からは、カートリッジ交換情報がリセット信号出力部102に入力されている。このカートリッジ交換信号が入力されたリセット信号出力部102では、サイズ別累積データメモリ104、並びにエリアカバレッジ累積データメモリ106のそれぞれに記憶されているデータをリセットする。
また、メインコントローラ52からは、用紙サイズデータがサイズ別累積部108に入力される。サイズ別累積部108では、画像形成処理に適用される記録用紙のサイズ毎の枚数を累積していき、その累積データは、前記サイズ別累積データメモリ104に更新記憶されるようになっている。
さらに、メインコントローラ52からは、画像データがエリアカバレッジ演算部110及びトナー残量データA演算部112に入力されるようになっている。なお、トナー残量データA演算部112には、画像形成処理動作開始信号も入力される。
エリアカバレッジ演算部110には、前記用紙サイズデータも入力されており、入力される画像データ(ドットパターン)に基づくトナー消費量を演算し、かつ適用されるサイズのベタ画像に消費されるトナー消費量に対する割合(エリアカバレッジ)を演算し、エリアカバレッジ累積部114へ送出されるようになっている。エリアカバレッジ累積部114では、累積したエリアカバレッジ累積データをエリアカバレッジ累積データメモリ106へ更新記憶するようになっている。
また、トナー残量データA演算部112には、メインコントローラ52からトナー充填量情報が入力されるカートリッジ初期充填量メモリ116に記憶されたカートリッジ初期充填量が入力されている。このトナー残量データA演算部112では、画像形成処理動作開始信号をトリガとして、前記カートリッジ初期充填量から、画像データに基づくトナー消費量を差し引き、トナー残量Aを得るようになっている。
演算されたトナー残量データAは、データA格納部118へ送出され、更新格納される。
前記画像形成処理動作開始信号は、基準サイズ設定指示部120、エリアカバレッジ平均値設定指示部122、画像形成処理実行カウンタ124にも入力されている。
基準サイズ設定指示部120は、上記画像形成処理動作開始信号が入力されると、サイズ別累積データ読出部126に対して基準サイズを設定することを指示する。
この指示により、サイズ別累積データ読出部126では、前記サイズ別累積データメモリ104からサイズ別累積データを読出し、基準サイズ抽出可否判定部128へ送出する。
基準サイズ抽出可否判定部128では、読み出したサイズ別累積データを例えばヒストグラムを作成し、最も利用頻度の高いサイズを選別するが、データ数が少ない場合、或いはヒストグラムにピークがなく、各サイズが平均的に利用されている場合等は、利用頻度の高いサイズを抽出できない場合がある。
そこで、この基準サイズ抽出可否判定部128において、利用頻度の高いサイズを抽出の可否を判定し、抽出可能(OK)の場合には基準サイズ決定部130へOK信号を出力し、抽出不可能(NG)の場合にはデフォルトサイズ読出部132へNG信号を送出する。
基準サイズ決定部130では、ヒストグラムのピークとなるサイズを基準サイズとして決定し、当該基準サイズデータを最大トナー消費量データC演算部134へ送出する。
一方、デフォルトサイズ読出部132では、デフォルトサイズデータメモリ136から予め設定されたデフォルトサイズデータを読出し、最大トナー消費量データC演算部134へ送出する。
最大トナー消費量データC演算部134では、決定された基準サイズにおける所謂黒ベタ画像形成時のトナー消費量データCを演算する。この演算されたトナー消費量データCは,データC格納部138へ送出され、更新格納される。
また、前記エリアカバレッジ平均値設定指示部122では、前記画像形成処理動作開始信号が入力されると、エリアカバレッジ累積データ読出部140に対して、エリアカバレッジ平均値を設定することを指示する。
この指示により、エリアカバレッジ累積データ読出部140では、前記エリアカバレッジ累積データメモリ106からエリアカバレッジ累積データを読出し、エリアカバレッジ平均値抽出可否判定部142へ送出する。
エリアカバレッジ平均値抽出可否判定部142には、画像形成処理実行カウンタ124から画像処理実行カウント値が入力されており、読み出したエリアカバレッジ累積データと画像処理実行カウント値とに基づいて、エリアカバレッジ平均値を演算するが、データ数が少ない場合等は、演算された平均値の信頼度が低い場合がある。
そこで、このエリアカバレッジ平均値抽出可否判定部142において、平均値の抽出(信頼度の高い平均値)を判定し、抽出可能(OK)の場合にはエリアカバレッジ平均値データB演算部144へOK信号を出力し、抽出不可能(NG)の場合にはデフォルト平均値データB読出部146へNG信号を送出する。
エリアカバレッジ平均値データB演算部144では、エリアカバレッジ累積データと画像処理実行カウント値とに基づいてエリアカバレッジ平均値を演算し、データB格納部148へ更新格納する。また、デフォルト平均値データB読出部146では、デフォルト平均値データメモリ150から予め設定されたデフォルト平均値データBを読出し、データB格納部148へ送出し、更新格納する。
ここで、前記データA格納部118、データB格納部148、データC格納部138は、画像形成処理可能枚数演算部152に接続され、それぞれのデータA(単位は「g」)、B(単位は「%」)、C(単位は「g」)がこの画像形成処理可能枚数演算部152では、以下の(1)に従って、画像形成処理可能枚数S(単位は「枚」)が演算される。
S=A/(C(B/100)・・・(1)
前記画像形成処理可能枚数演算部152によって演算された画像形成処理可能枚数Sは、報知データ生成部154へ送出される。この報知データ生成部154は、前記基準サイズ決定部130と接続されており、決定された基準サイズデータが入力されており、報知基礎データとして、画像形成処理可能枚数Sと基準サイズの報知データが生成される。この報知データにおける画像形成処理可能枚数は、若干量α減算される(S←S−α)。この若干量αは、画像形成処理可能枚数が表示されているのに、トナーが無くなってしまう事態を回避するためのものである。
ここで、この報知データ生成部154には、定量表示判定部156が接続されている。この定量表示判定部156では、画像形成処理可能枚数が所定枚数以下(例えば、100枚以下)となった場合には、誤差を救出するため、定量的な画像形成処理可能枚数Sの表示を禁止し、例えば、「処理可能枚数が少なくなりました」というような、曖昧な表現に表示を切り替えるように指示する。
報知データ生成部154は、報知データ出力部158を介して、メインコントローラ52へ送出され、ユーザインターフェイス54の表示部に画像形成処理可能枚数及び基準サイズを表示する、或いは、ネットワークを介して画像形成処理を指示した端末へ画像形成処理可能枚数及び基準サイズのデータを送信する。
以下に第1の実施の形態の作用を説明する。
(画像形成(プリント)処理の流れ)
感光体ドラム20の周囲では、周知の電子写真方式による各色毎の画像形成(印字)プロセスが次のように行われる。
まず、感光体ドラム20はそれぞれ所定の回転速度で回転駆動される。
そして、感光体ドラム20の表面は、図1に示すように、帯電ロール22に所定の帯電レベルの直流電圧を印加することによって、所定レベルに一様に帯電される。なお、第1の実施の形態では、帯電ロール22に対して直流電圧のみを印加しているが、交流成分を直流成分に重畳するように構成することもできる。
次に、一様な表面電位とされた感光体ドラム20の表面に、レーザー露光装置24によってレーザ光Lが照射され、画像情報に応じた静電潜像が形成される。これにより、感光体ドラム20のレーザ光による露光部位の表面電位は所定レベルにまで変位する。
そして、感光体ドラム20の表面に形成された静電潜像は対応する現像装置26によって現像され、感光体ドラム20上にトナー像として可視化される。
すなわち、現像装置26では、現像カートリッジから二成分現像剤を持ち出し、静電潜像に対して、現像ロールからトナーを飛翔させ感光体ドラム20の表面に付着させる。
このときの現像は、トナーを搬送する役目を有するキャリアは現像ロールに残り、トナーのみが感光体ドラム20へ転移する。
次に、各感光体ドラム20上に形成された各色のトナー像は、一次転写ロール28によって中間転写ベルト30上で各色のトナー像が重ね合わされ、転写部36の二次転写ロール36Bにおいて用紙搬送路を通る記録用紙Pに転写される。当該記録用紙Pは、転写の後、記録用紙P上に形成されたトナー像が、定着ユニット38のヒートロール38Aと、バックアップロール38Bとに挟持されて加熱、加圧搬送されることで、トナーが溶融、凝固して記録用紙Pに定着される。また、定着後、記録用紙Pは、排紙ロールによって排紙され、画像形成プロセスが終了する。
ここで、第1の実施の形態では、画像形成処理が実行される毎に、ユーザー毎に異なる頻繁に利用される記録用紙Pのサイズでの、画像形成処理可能枚数を逐次表示するようにしている。ところで、ユーザー間で、頻繁に利用される記録用紙Pのサイズ、エリアカバレッジが異なるため、従来は、単純に信頼度の高い画像形成処理可能枚数を表示することが困難であった。
そこで、第1の実施の形態では、画像形成処理可能枚数を表示するために、ユーザーの利用状況を把握し、前記基準サイズ、エリアカバレッジの平均値等を統計的に算出し、信頼度の高い画像形成処理可能枚数を表示するようにした。
以下、図4のフローチャートに従い、消耗品管理部100における基準サイズと画像形成処理可能枚数を表示するための手順を説明する。
ステップ200では、画像形成処理(印字)1枚毎の印字ドット数から、エリアカバレッジを算出して、エリアカバレッジ累積データメモリ106(図4では、「DB1」とする)に累積記憶し、次いで、ステップ202で使用された記録用紙のサイズデータをサイズ別累積データメモリ104(図4では、「DB2」とする)に累積記憶して、ステップ204へ移行する。
DB1は、例えば、表1に示される如く、エリアカバレッジを0%〜100%まで5%(5ポイント)単位で区切り、それぞれのエリアカバレッジとなる記録用紙Pの枚数を累積していく。
Figure 2006259145
また、DB2は、例えば、表2に示される如く、JIS規格を主体としたサイズ(A6〜A3、並びにインチサイズ(8.5×11、11×17等)毎に使用される記録用紙Pの枚数を累積していく(なお、表では「×」を「*」で示す)。
Figure 2006259145
ステップ204では、前記DB1に累積記憶されたデータ数、ばらつきでエリアカバレッジの平均値の予測が可能か否かが判断され、可能である(肯定判定)場合には、ステップ206へ移行してDB1のデータに基づいてエリアカバレッジの平均値を算出し、データB格納部148へ格納し、ステップ212へ移行する。
また、ステップ204で予測不可能である(否定判定)と判定された場合には、ステップ208へ移行して、デフォルトの平均値(例えば、ユーザー毎に予め設定しておくものであり、文字が多い場合は5%、文字、イメージが混在する場合は40〜50%、イメージが多い場合は90%等に定めておく。)として、データB格納部148へ格納し、次いでステップ210で予測確度が低い旨を表示(或いは通知)するように設定、ステップ212へ移行する。
ステップ212では、前記DB2のデータ数,ばらつきで記録用紙Pの基準サイズ(基準用紙Size)が決定可能か否かが判断される。
このステップ212で決定可能と判定(肯定判定)された場合には、ステップ214へ移行してDB2のデータに基づいて使用頻度の高い記録用紙Pのサイズを基準サイズの記録用紙Pとし、ステップ218へ移行する。
また、ステップ212で決定不可能であると判定(否定判定)された場合には、ステップ216へ移行して、デフォルトの基準サイズ(例えば、ユーザー毎に使用頻度が高いサイズを設定しおく。)を読み出し、ステップ218へ移行する。
ステップ218では、以下の式(2)によって、決定された基準サイズの記録用紙Pにおける画像形成処理可能枚数Sを演算する。なお、式(2)は前述の式(1)と同一である。
S=A/(C(B/100)・・・(2)
ここで、ステップ218では、演算の前処理として、前記データA格納部118にトナー残量を格納し(A「g」)、データB格納部148にエリアカバレッジ平均値を格納し、(B「%」)、データC格納部138に前記決定した基準サイズの記録用紙Pにおけるベタ画像形成時のトナー消費量(エリアカバレッジ100%時のトナー使用量)を格納しておき(C「g」)、これらのデータを画像形成処理可能枚数演算部152で読み出し、演算する。
次のステップ220では、前記ステップ218で演算された画像形成処理可能枚数Sに対して、途中でトナー切れになることを回避するための安全分(α)を減算し(S←S−α)、ステップ222へ移行する。
ステップ222では、画像形成処理可能枚数Sが予め設定した一定量以上か否かが判断され、肯定判定された場合には、ステップ224へ移行して、記録用紙Pの基準サイズと共に画像形成処理可能枚数Sをユーザインターフェイス54に表示する、或いはネットワークを介して基準サイズ情報及び画像形成処理可能枚数情報を端末等を操作しているユーザーへ通知する。
また、ステップ222で否定判定された場合には、ステップ226へ移行して、定量的な表示(通知)ではなく、画像形成処理可能枚数が不可能になる時期が迫っている旨の文字メッセージに切り替える。
以上説明したように第1の実施の形態では、ユーザが頻繁に使用している記録用紙Pのサイズを統計的に特定して基準サイズとし、並びにユーザ毎のエリカバレッジの平均値を演算し、前記基準サイズで平均的なエリアカバレッッジでの画像形成処理を実行した場合の、トナー残量に基づく処理可能枚数を表示(通知)するようにした(基準サイズの表示(通知)を含む)。これにより、ユーザ毎に異なる使用状況であっても、比較的正確、すなわち信頼度の高い報知が可能となる。
(第1の実施の形態の変形例)
以下、第1の実施の形態の変形例を示す。この変形例は、前述DB2のような使用される記録用紙Pの統計(ヒストグラム)をとらず、ユーザが予め頻繁に使用する記録用紙Pのサイズを指定することにある。
図5は、このユーザが記録用紙Pの基準サイズを指定した場合の画像形成処理可能枚数及び基準サイズの表示(通知)を行うための制御の流れを示すフローチャートである。
この図5のフローチャートにおいて、前記第1の実施の形態(図4のフローチャート)と同一ステップについては、同一の符号の末尾に”A”を付し説明を省略する。
図5に示される如く、ステップ200Aでは、画像形成処理(印字)1枚毎の印字ドット数から、エリアカバレッジを算出して、エリアカバレッジ累積データメモリ106(図5では、「DB1」とする)に累積記憶し、ステップ204Aへ移行する。
ステップ204Aでは、前記DB1に累積記憶されたデータ数、ばらつきでエリアカバレッジの平均値の予測が可能か否かが判断され、可能である(肯定判定)場合には、ステップ206Aへ移行してDB1のデータに基づいてエリアカバレッジの平均値を算出し、データB格納部148へ格納し、ステップ250へ移行する。
また、ステップ204Aで予測不可能である(否定判定)と判定された場合には、ステップ252へ移行して、画像形成処理可能枚数Sの表示(通知)を実行しないように設定し、このルーチンは終了する。
ステップ250では、基準用紙サイズをユーザが選択したか否かが判断される。
このステップ250で選択されていると判定(肯定判定)された場合には、ステップ254へ移行して、ユーザが選択した記録用紙Pのサイズを基準サイズとし、ステップ218Aへ移行する。
また、ステップ250で選択されていないと判定(否定判定)された場合には、ステップ216Aへ移行して、デフォルトの基準サイズ(例えば、ユーザー毎に使用頻度が高いサイズを設定しおく。)を読み出し、ステップ218Aへ移行する。
ステップ218A以降は、図4と同一であるので説明を省略する。
この変形例によれば、ユーザは自身が頻繁に使用する記録用紙Pのサイズをある程度把握していることが前提となっており、これにより、記録用紙Pの使用状態をヒストグラム等を用いて統計をとるといった制御が不要となり制御系の負担を軽くすることができる。
「第2の実施の形態」
以下に本発明の第2の実施の形態を説明する。
第2の実施の形態の特徴は、トナーが充填されるカートリッジ44の交換時期を報知することにある。
すなわち、従来は、消耗品(ここでは、トナーを例に挙げている)の交換の判定は、寿命に対して数%となることで判定していることが多い。
さらに、精度良く判定するためには、特開平11−179971号に記載のように、劣化度合いを検出して判定するものも存在している。
ところが、ユーザからのクレームは、消耗品がなくなって使用できないという場合と、使用できるにも拘わらず交換する旨の表示がなされ交換を強いられるのは納得できない、といった相反するクレームが起こり得る。
言い換えれば、判定している残使用量は単位時間当たり大量に使用しているユーザにとっては短い時間であるが、単位時間当たりの使用量が少量のユーザにとっては長い時間であるからである。
そこで、この第2の実施の形態では、消耗品が余っている状態で交換を強いられることを回避し、かつ消耗品を使い切ってしまって装置を停止せざるを得ない状況をも回避するべく、消耗品の座量に基づいて画像形成処理可能な時間を精度よく報知し、適正な時期に交換を可能とすることを目的としている。
なお、第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同一画像形成装置が用いられるため、構成の説明は省略し、交換することを促す報知までの手順を説明する。
(1) 画像形成装置におけるトナーの使用量を画像データに基づいて演算する。
(2) トナーのカートリッジ44が装填されたときのトナー充填量(通常は満タン)から使用量を差し引くことで、トナー残量を演算する。
(3) カートリッジ44が充填されたときにリセットされるタイマの計測時間と、トナー消費変化量(傾き)とに基づいて、残トナー量使用可能時間を演算する(画像形成処理毎に実行)。
(4) 交換時期の設定値を、例えば、3日とし、(3)で演算した使用可能時間が3日(8時間稼働で24時間)以下となった場合に、交換を促す報知を実行する。
すなわち、(3)の残トナー量使用時間は、そのときのトナー消費変化量によって変化するため、現在の使用状況に即した残トナー使用可能時間を得ることができる。
図6は、従来の時間−トナー残量との関係(鎖線)と、第2の実施の形態における時間−トナー残量との関係(実線)と、を表した特性図である。
従来は、トナーが満タンのときに予め予測曲線A(固定)が設定され、この予測曲線Aに基づいて設定される規定時間tを設定している。判別時期(従来)において残トナー使用可能時間を演算し、単純に期待時間t以内であれば交換を促す報知を実行していた。
しかし、第2の実施の形態では、そのときのトナー消費変化量に基づいて、予測曲線B、Cのように変更したため、予測曲線C、D、Eに基づく規定時間tの起点を変更することができる。
この結果、残時間1では、規定時間t以内ではないので交換報知は実行しない(非実行)。また、残時間2では、規定時間t以内であるので交換報知を実行する。
すなわち、トナー残量に加え、トナー消費状況(変化量)を考慮することで、証文品の残量に基づいて画像形成処理可能な時間を精度よく予測することができ、適正な交換時期を判定することができる。
なお、残トナー量使用可能時間は、常時表示部に表示するが、操作者による所定の操作に応じて表示部に表示するようにしてもよい。
また、本発明において、消耗品としてトナーを例に挙げて説明したが、感光体ドラム、定着オイル等、他の消耗品を対象としても同様の効果を得ることができる。
第1の実施の形態に係る画像形成装置のエンジン部の概略構成図である。 エンジン部の制御ブロック図である。 第1の実施の形態に係り、消耗品管理部における消耗品管理のための機能ブロック図である。 第1の実施の形態に係り、消耗品管理部における基準サイズと画像形成処理可能枚数を表示するための手順を示す制御フローチャートである。 第1の実施の形態の変形例に係り、消耗品管理部における基準サイズと画像形成処理可能枚数を表示するための手順を示す制御フローチャートである。 第2の実施の形態に係り、従来の時間−トナー残量との関係(鎖線)と、第2の実施の形態における時間−トナー残量との関係(実線)と、を表した特性図である。
符号の説明
P 記録用紙
14 エンジン部(画像形成装置)
20Y、20M、20C、20K 感光体
30 中間転写ベルト
22 帯電ロール
24 レーザー露光装置
26 現像装置
30 中間転写ベルト
28 一次転写ロール
34 給紙トレイ
36 転写部
38 定着ユニット
38A ヒートロール
50 メイン電源管理部
52 メインコントローラ
56 画像形成処理制御部
68 定着コントロール部
100 消耗品管理部
102 リセット信号出力部
104 サイズ別累積データメモリ
106 エリアカバレッジ累積データメモリ(累積記憶手段)
108 サイズ別累積部
110 エリアカバレッジ演算部
112 トナー残量データA演算部(残量演算手段)
114 エリアカバレッジ累積部
116 カートリッジ初期充填量メモリ
118 データA格納部(枚数演算手段)
120 基準サイズ設定指示部
122 エリアカバレッジ平均値設定指示部
124 画像形成処理実行カウンタ
126 サイズ別累積データ読出部
128 基準サイズ抽出可否判定部
130 基準サイズ決定部
132 デフォルトサイズ読出部
134 最大トナー消費量データC演算部
136 デフォルトサイズデータメモリ
138 データC格納部(枚数演算手段)
140 エリアカバレッジ累積データ読出部
142 エリアカバレッジ平均値抽出可否判定部
144 エリアカバレッジ平均値データB演算部
146 デフォルト平均値データB読出部
148 データB格納部(枚数演算手段)
150 デフォルト平均値データメモリ
152 画像形成処理可能枚数演算部(枚数演算手段)
154 報知データ生成部
156 定量表示判定部
158 報知データ出力部(報知手段)

Claims (10)

  1. 複数種類のサイズの記録用紙から選択されたサイズの記録用紙を取り出し、当該記録用紙へ画像を形成する画像形成処理部を備えた画像形成装置であって、
    前記画像形成処理部による画像形成処理を実行することで消耗する消耗品の残量を求め、画像形成装置の使用状況に基づいて、前記消耗品の残量に基づいて画像形成処理可能な枚数又は時間を予測する予測手段と、
    予測された前記枚数又は時間を報知する報知手段と、
    を有する画像形成装置。
  2. 前記画像形成処理部が、一様帯電された像担持体上に、画像データに基づいて光ビームを照射することで、当該像担持体上に静電潜像を形成し、この静電潜像が形成された像担持体へトナーを供給することで現像し、現像されたトナー像を、所定の搬送経路に沿って搬送される記録用紙へ転写する静電型電子写真方式の画像形成部で構成されており、
    前記消耗品が、前記画像形成処理部に対して着脱可能なカートリッジに充填され、前記像担持体上へ供給されるトナーであり、
    前記消耗品の残量が、前記カートリッジの交換時にリセットされることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記予測手段は、使用頻度が高いサイズの記録用紙を用いて画像形成処理可能な枚数を予測することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記使用頻度が高いサイズの記録用紙は、サイズ別に集計された使用回数に基づいて決定されることを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の何れか1項記載の画像形成装置。
  5. 前記予測手段は、消耗品の使用量にばらつきがある場合に、前記報知手段によって画像形成処理可能な枚数の信頼度が低い旨をさらに報知することを特徴とする請求項3又は請求項4項記載の画像形成装置。
  6. 前記報知手段が、前記予想手段での予測結果に対して、所定枚数を減算した枚数を報知することを特徴とする請求項3又は請求項4記載の画像形成装置。
  7. 前記報知手段が、報知するべき画像形成処理可能な枚数が所定枚数以下となった時点で、定量的な数字の報知から、画像形成処理可能枚数が少なくなった旨のメッセージの報知に切り替えることを特徴とする請求項3乃至請求項6の何れか1項記載の画像形成装置。
  8. 前記予測手段は、消耗品の残量と、所定の範囲における使用時間とに基づいて、消耗品を使い切る時間を予測演算することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像形成装置。
  9. 前記所定の範囲の使用時間が最新に計時された使用時間であることを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 前記所定の範囲の使用時間として、最も変化量が大きい範囲を選択することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
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