JP7254510B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式、静電記録方式等を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に備えられた現像装置の寿命を判断する技術に関する。
電子写真画像形成方式(電子写真プロセス)を用いたプリンタ等の画像形成装置では、像担持体としての電子写真感光体(以下、「感光体」という。)を一様に帯電させ、帯電した感光体を選択的に露光することによって、感光体上に静電像を形成する。感光体上に形成された静電像は、現像剤としてのトナーでトナー像として顕像化される。そして、感光体上に形成されたトナー像を、記録用紙、プラスチックシート等の記録材に転写し、更に記録材上に転写されたトナー像に熱や圧力を加えることでトナー像を記録材に定着させることで画像形成を行う。
このような画像形成装置は、一般に、現像剤の補給や各種のプロセス手段のメンテナンスを必要とする。この現像剤の補給作業や各種のプロセス手段のメンテナンスを容易にするために、感光体、帯電手段、現像手段、クリーニング手段等を枠体内にまとめてカートリッジ化し、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジとすることが実用化されている。プロセスカートリッジ方式によれば、ユーザビリティーに優れた画像形成装置を提供することができる。
このようなプロセスカートリッジでは、画像形成回数が増えるにつれ、感光体の一例である感光ドラムに現像されずに何度も回収されるトナーが発生する。そのようなトナーは、トナー像の形成が何度も繰り返されることにより、添加している外添剤がトナーの母体となる樹脂粒子から遊離したり、埋め込まれたりすることにより、劣化を生じることがある。このような場合、トナーが所望の電荷量を得られなくなり、画像上の白地部にトナーが付着する、所謂かぶりなどが発生することがある。そこで、特許文献1には、画像形成装置内におけるトナーの劣化度合いを算出し、それを積算することで現像装置が寿命に達したと判断するものが提案されている。また、特許文献2では、現像ローラ上に、トナーや外添剤が堆積していく、所謂フィルミングの度合いによる現像ローラの劣化度合いも加味してより最適な現像装置の寿命を判断するものが提案されている。
特許第4743273号公報 特開2016-161645号公報
近年、多岐にわたる市場要望の1つに、より豊かな画像を得ることを目的として、画像濃度の高濃度化や色味の拡大を要望されている。その目的を果たすために、以下の技術が知られている。それは、まず一般的な画像濃度を得るための画像形成モードに加え、高濃度や色味の増大を実現するための手段として、感光ドラムと現像ローラの周速比を変化させる画像形成モードを備える。このようにすることで、感光ドラムへのトナー供給量を増加させ、記録媒体上のトナー量を増加させることで画像の高濃度化や色味の増大を実現している。
この技術を用いて感光ドラムと現像ローラの周速比を大きくして印刷を行うと、現像ローラの劣化に影響してくることが発明者による検討により判明した。現像ローラが早期に劣化すると、体積抵抗値が高くなり、現像ローラ上のトナーの電荷が現像ローラに抜けにくくなりトナーが電荷をため込むようになる。これにより、例えば、現像ローラ上のトナ
ーが持つ電荷が過剰になり、規制部材による規制が不十分となってしまう、所謂規制不良が早いタイミングで発生してしまう。つまり、ユーザに現像装置の寿命を適切なタイミングで報知することが要望される。
本発明の目的は、このような課題を解決するためのものである。すなわち、感光ドラムと現像ローラの回転周速比を変化させる画像形成モードを選択可能な画像形成装置において、より適切な現像装置の寿命を判断可能な技術を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明における画像形成装置は
回転可能な像担持体と、
前記像担持体に現像剤を供給し、前記像担持体上の静電潜像を現像する現像剤担持体を有する現像装置と、を備え、
前記現像剤担持体が前記像担持体に対して第1の周速比で回転する第1モードと、前記現像剤担持体が前記像担持体に対して第1の周速比よりも大きい第2の周速比で回転する第2モードと、を有する画像形成装置であって、
前記像担持体と前記現像剤担持体との回転周速比に応じた第1補正係数と、前記現像装置の寿命閾値と、を記憶する記憶手段と、
前記現像剤担持体が前記第1モードで動作したときの第1駆動量情報と、前記現像剤担持体が前記第2モードで動作したときの第2駆動量情報と、に基づいて、前記現像装置の寿命判断値に対して前記現像剤担持体の駆動量情報を累加又は初期値から累減し、前記寿命判断値を更新する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記第1補正係数を読み出し、前記第1駆動量情報及び/又は前記第2駆動量情報に対して用いることで、前記現像剤担持体の同じ駆動量に対して、前記第2駆動量情報による累加又は累減する駆動量情報の大きさを、前記第1駆動量情報による累加又は累減する駆動量情報の大きさよりも大きくして、前記寿命判断値を更新することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明における画像形成装置は、
回転可能な像担持体と、
前記像担持体に現像剤を供給し、前記像担持体上の静電潜像を現像する現像剤担持体を有する現像装置と、を備え、
前記現像剤担持体が前記像担持体に対して第1の周速比で回転する第1モードと、前記現像剤担持体が前記像担持体に対して第1の周速比よりも大きい第2の周速比で回転する第2モードと、を有する画像形成装置であって、
前記像担持体と前記現像剤担持体との回転周速比に応じた第1補正係数と、前記現像装置の寿命閾値を記憶する記憶手段と、
前記現像剤担持体が前記第1モードで動作したときの第1駆動量情報を累加した駆動量情報の第1合計値、及び前記現像剤担持体が前記第2モードで動作したときの第2駆動量情報を累加した駆動量情報の第2合計値を累加する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、
前記第1補正係数を読み出し、前記第1合計値及び/又は前記第2合計値に対して用い、前記第1合計値及び前記第2合計値に基づく合計、又は初期値からの減算により寿命判断値を算出し、
前記現像剤担持体の同じ駆動量における、前記第2合計値による前記合計又は前記減算の大きさが、前記第1合計値による前記合計又は前記減算の大きさよりも大きいことを特徴とする。
本発明によれば感光ドラムと現像ローラ間の回転周速比が違う複数の画像形成モードを持つ画像形成装置においても、現像装置の寿命を適切に判断することができる。
画像形成装置の概略図 ドラムカートリッジの概略図 現像カートリッジの概略図 画像形成装置のハードウェアブロック図 回転周速比と、感光ドラムと現像ローラ間の電流値との関係を示すグラフ 現像カートリッジの寿命判断シーケンスチャート 別の現像カートリッジの寿命判断シーケンスチャート 別の現像カートリッジの寿命判断シーケンスチャート 別の現像カートリッジの寿命判断シーケンスチャート 現像カートリッジの残寿命推移の一例 感光ドラムのキャリア移送層の膜厚と現像ローラ間に流れる電流値 実施例3における現像カートリッジの残寿命推移の一例
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
[実施例1]
電子写真画像形成装置(画像形成装置)の一実施例の全体構成について説明する。図1は、本実施例の画像形成装置100の断面図である。本実施例の画像形成装置100は、インライン方式、中間転写方式を採用したフルカラーレーザービームプリンタである。画像形成装置100は、画像情報に従って、記録材(例えば、記録用紙、プラスチックシート、布など)にフルカラー画像を形成することができる。画像情報は、画像形成装置本体に接続された画像読み取り装置、或いは画像形成装置本体に通信可能に接続されたパーソナルコンピュータ等のホスト機器から、画像形成装置本体に入力される。画像形成装置100は、複数の画像形成部としてのそれぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を形成するためのSY、SM、SC、SKを有する。本実施例では、画像形成部SY、SM、SC、SKは、鉛直方向と交差する方向に一列に配置されている。
本実施例における画像形成装置100は、メンテナンスの簡略化などの為に、詳しくは後述するが、図2に示す感光ドラム1、帯電ローラ2、クリーニングブレード6、ドラムカートリッジ枠体11を一体的に構成し、ドラムカートリッジ210としている。また、図3に示す現像ローラ4、トナー供給ローラ5、トナー量規制部材8、現像室20a及び現像剤収容室20bを構成する現像剤容器22も同様に一体的に構成され、現像装置としての現像カートリッジ200としている。
前述の画像形成部は、ドラムカートリッジ210(210Y、210M、210C、210K)と現像カートリッジ200(200Y、200M、200C、200K)からなる。これらのドラムカートリッジ210及び現像カートリッジ200は、画像形成装置本体に設けられた装着ガイド、位置決め部材などの装着手段を介して、画像形成装置100に着脱可能となっている。本実施例では、各色用のドラムカートリッジ210と現像カートリッジ200は全て同一形状を有しており、各色用の現像カートリッジ200内には、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナーが収容されている。本実施例では、ドラムカートリッジ210と現像カートリッジ200が独立に着脱可能な構成について説明するが、ドラムカートリッジ210と現像カートリッジ200が一体となって画像形成装置本体に着脱可能な構成としても良い。
感光ドラム1は、図示しない駆動手段(駆動源)により回転駆動される。感光ドラム1の周囲にはスキャナユニット(露光装置)30が配置されている。スキャナユニット30は、画像情報に基づきレーザを照射して感光ドラム1上に静電像(静電潜像)を形成する露光手段である。レーザ露光の書き出しは、主走査方向(記録材12の搬送方向と直交する方向)では、走査ラインごとにBDと呼ばれるポリゴンスキャナ内の位置信号から行われる。一方で、副走査方向(記録材12の搬送方向)では、記録材12搬送路内のスイッチ(不図示)を起点とするTОP信号から所定の時間だけ遅延させて行われる。これにより、4つのプロセスステーションY、M、C、Kにおいて、常に感光ドラム1上の同じ位置に対してレーザ露光を行うことができる。
4個の感光ドラム1に対向して、感光ドラム1上のトナー像を記録材12に転写するための中間転写体としての中間転写ベルト31が配置されている。中間転写体としての無端状のベルトで形成された中間転写ベルト31は、全ての感光ドラム1に当接し、図示矢印B方向(反時計方向)に循環移動(回転)する。中間転写ベルト31の内周面側には、各感光ドラム1に対向するように、一次転写手段としての、4個の一次転写ローラ32が並設されている。そして、一次転写ローラ32に、図示しない一次転写バイアス印加手段としての一次転写バイアス電源(高圧電源)から、トナーの正規の帯電極性とは逆極性のバイアスが印加される。これによって、感光ドラム1上のトナー像が中間転写ベルト31上に転写(一次転写)される。
また、中間転写ベルト31の外周面側において二次転写手段としての二次転写ローラ33が配置されている。そして、二次転写ローラ33に、図示しない二次転写バイアス印加手段としての二次転写バイアス電源(高圧電源)から、トナーの正規の帯電極性とは逆極性のバイアスが印加される。これによって、中間転写ベルト31上のトナー像が記録材12に転写(二次転写)される。例えば、フルカラー画像の形成時には、上述のプロセスが、画像形成部SY、SM、SC、SKにおいて順次に行われ、中間転写ベルト31上に各色のトナー像が順次に重ね合わせて一次転写される。その後、中間転写ベルト31の移動と同期が取られて記録材12が二次転写部へと搬送される。そして、記録材12を介して中間転写ベルト31に当接している二次転写ローラ33の作用によって、中間転写ベルト31上の4色トナー像は、一括して記録材12上に二次転写される。
トナー像が転写された記録材12は、定着手段としての定着装置34に搬送される。定着装置34において記録材12に熱および圧力を加えられることで、記録材12にトナー像が定着される。
[ドラムカートリッジ]
本実施例の画像形成装置100に装着されるドラムカートリッジ210の構成について説明する。図2は、感光ドラム1の長手方向(回転軸線方向)に沿って見た本実施例のドラムカートリッジ210の断面(主断面)図である。
ドラムカートリッジ210には、図示しない軸受を介して感光ドラム1が回転可能に取り付けられている。感光ドラム1は、感光ドラム駆動手段(駆動源ア)としての駆動モータの駆動力を受けることによって、画像形成動作に応じて図示矢印A方向に回転駆動される。
感光ドラム1は、Φ30mmのアルミニウム製シリンダの外周面に機能性膜である下引き層、高抵抗層、キャリア層、キャリア移送層を順にコーティングした有機感光体を用いている。キャリア移送層は、画像形成動作により削れて消耗していくため、ドラムカートリッジ210の寿命に応じた膜厚を形成しなければならない。近年の市場要望を受け、長寿命化を達成するため、本実施例においては、25μmとした。
また、ドラムカートリッジ210には、感光ドラム1の周面上に接触するように、帯電ローラ2と弾性体で形成されたクリーニングブレード6が配置されている。また、クリーニングブレード6によって除去された感光ドラム上1のトナーを収容する収容空間を有するドラムカートリッジ枠体11が設けられている。帯電ローラ2には、図示しない帯電バイアス印加手段としての帯電バイアス電源(高圧電源)から、感光ドラム1上に任意の電荷を載せられるのに十分なバイアスが印加される。本実施例では、感光ドラム1上の電位(帯電電位:Vd)が-500Vとなるように印加するバイアスを設定した。スキャナユニット30から画像情報に基づきレーザ35が照射され感光ドラム1上に静電像(静電潜像)を形成する。レーザ35が照射された結果、照射部は、キャリア発生層からのキャリアにより、感光ドラム1表面の電荷が消失し、電位が低下する。この結果、レーザ35の照射部は所定の明部電位(Vl)、未照射部は所定の暗部電位(Vd)となる静電潜像を形成する。
また、ドラムカートリッジ210には、記憶手段である不揮発性メモリ(以下、Oメモリm1)が設けられている。Oメモリm1には、感光ドラム1の回転数や製造番号などの情報が記憶されており、Oメモリm1が持つ情報をもとにドラムカートリッジの使用量を把握することができる。なお、Oメモリm1は図1で示した画像形成装置100の制御部300と非接触、または不図示の電気接点を介した接触によって通信(情報の書き込み、読取り)可能に構成されている。
[現像カートリッジ]
次に、本実施例の画像形成装置100に装着される現像カートリッジ200の構成について説明する。図3は、現像ローラ4の長手方向(回転軸線方向)に沿って見た本発明の現像カートリッジ200の断面(主断面)図である。
現像カートリッジ200は、現像室20aと現像剤収容室20b、現像ローラ4、トナー供給ローラ5、現像室20aと現像剤収容室20bを構成する現像剤容器22から構成される。現像剤収容室20bは現像室20aの下方に配置されている。この現像剤収容室20bの内部には、現像剤としてのトナー9が収容されている。本実施例において、このトナー9の正規帯電極性は、負極性を用いており、以下、負帯電性トナーを用いた場合について説明する。ただし、本発明は、負帯電性トナーに限定されるものではない。
また、現像剤収容室20bには、このトナー9を現像室20aに搬送するための現像剤搬送部材21が設けられており、図中矢印Gの方向へ回転することによってトナー9を現像室20aへと搬送している。現像剤搬送部材21はカートリッジ長手方向に伸びる弾性を持ったシート状の部材から構成される。
現像室20aには、対応する感光ドラム1と接触し、現像駆動手段(駆動源イ)としての駆動モータの駆動力を受けることによって図示矢印D方向に回転する現像剤担持体としての現像ローラ4が設けられている。本実施例では、現像ローラ4と感光ドラム1とは、対向部(接触部)において互いの表面が同方向に移動するようにそれぞれ回転する。また、現像ローラ4は、金属芯金の周囲に所定の体積抵抗を持つ導電性弾性ゴム層を設けたものである。そして、図示しない現像バイアス印加手段としての現像バイアス電源(高圧電源)から、感光ドラム1上の静電潜像をトナー像として現像、可視化するのに十分なバイアスが印加される。
また、現像室20aの内部には、現像剤収容室20bから搬送されたトナーを現像ローラ4に供給するトナー供給ローラ(以下、単に「供給ローラ」という。)5と、供給ローラ5によって供給された現像ローラ4上のトナーのコート量規制及び電荷付与を行うトナ
ー量規制部材(以下、単に「規制部材」という。)8が配置されている。
また、現像カートリッジ200には、記憶手段である不揮発性メモリ(以下、DTメモリm2)が設けられている。DTメモリm2には、現像ローラ4の総駆動量やトナー残量などが記憶されており、DTメモリm2が持つ情報をもとに現像カートリッジの使用量を把握することができる。なお、DTメモリm2は画像形成装置100の制御部300と非接触、または不図示の電気接点を介した接触によって通信(情報の書き込み、読取り)可能に構成されている。
[画像形成モード]
本実施例の画像形成装置100は、2つの画像形成モードを持つ。第1モードは通常の画像濃度を得る画像形成モード(以下、通常モードとする。)である。第2モードは像担持体上の暗部電位を下げつつ、像担持体としての感光ドラム1と現像剤担持体としての現像ローラ5との回転周速比を増加し、高濃度や色味の選択範囲の増大を得るための画像形成モード(以下、高濃度モードとする。)である。
本実施例における通常モードと高濃度モードの具体的な制御の違いを以下の表1に示す。
Figure 0007254510000001
表1中の暗部電位Vdは、帯電ローラ2で感光ドラム1表面を帯電した後の感光ドラム1表面の電位である。また、明部電位Vlは、レーザ35が照射された後の感光ドラム1表面の電位である。現像電位Vdcは現像ローラ4に現像バイアス電源によって印加される電位である。
本実施例における回転周速比とは、感光ドラム1の回転周速を1としたときの現像ローラ4の回転周速比である。具体的には、通常モードにおいて、感光ドラム1の回転周速を200mm/sec、現像ローラ4の回転周速を280mm/secに設定してある。一方、高濃度モードにおいては、感光ドラム1の回転周速を100mm/sec、現像ローラ4の回転周速を250mm/secに設定してある。ここで、高濃度モードで感光ドラム1の回転周速を遅くした理由は、記録材12上のトナー量を増やしたため、良好な定着性を確保するためである。定着装置34において記録材12に加える熱を上げても良いが、消費電力が大きくなってしまうので、本実施例では感光ドラム1の回転周速を遅くしてある。
表1に示すように通常モードに対して高濃度モードでは現像電位Vdcと明部電位Vlとの差(以下、現像コントラストという。)を大きく設定してある。これによって、通常モードに対して高濃度モードの方が、現像ローラ4上にコートされたトナーのうち感光ドラム1へと現像されるトナーの量が多くなる。また、感光ドラム1と現像ローラ4との間の回転周速比を大きく設定することによって、感光ドラム1の単位面積あたりに現像ローラ4から供給されるトナー量が多くなる。この2つの効果により、記録材12上のトナー量を増やすことができ、高濃度かつ高色域な画像を印刷できるようになる。
[トナー残量検出方法]
ここで、本実施例で用いたビデオカウント方式によるトナー残量検出方法について説明する。図4に、本実施例における画像形成装置のハードウェアブロック図を示す。画像形成装置100の制御部300には、各種算出処理を行い、後述する現像ローラの補正距離などの補正量情報を取得する補正情報取得部やトナー残量についての情報を取得する残量取得部としての役割も果たすCPU501が備えられている。また、モータ駆動部511や高圧電源512の制御に必要な情報が格納された装置本体側のメモリ502等も備えられている。さらに、ドラムカートリッジ210のOメモリm1や現像カートリッジ200のDTメモリm2に格納された情報は、メモリ通信部500を介して入出力I/F503からCPU501に入出力され、制御部300とのやり取りを行っている。また、制御部300には、画像形成動作により出力されるビデオ信号を計測するビデオカウント計測部305が接続されている。
ビデオカウントを利用したトナー残量検出の原理について説明する。制御部300の上流に不図示の別の制御装置が配置されており、その制御装置からのレーザ駆動信号(ビデオ信号)を分岐し、感光ドラム上に静電潜像を形成する期間中、ビデオ信号をサンプリングする。サンプリングしたビデオ信号を制御部300内のハードウェアカウンタに入力してビデオ信号のON/OFFのうち、ONである数をカウントして、その値をCPU501で読み取っている。この読み取られた値はトナーの消費量を示すものであり、所定の初期値からこのカウント値を累減的に差し引いた値はトナーの残量を示す情報となる。そして、ビデオ信号のONの数を記録材上の画像が印刷される領域に仮に全て黒画像を印刷した場合に計測されるONのカウント数で割ると、静電潜像を形成するためにどれだけレーザが点灯したかの比率を求めることができる。静電潜像は、レーザが照射された部分に形成され、そこにトナーが付着するのでレーザの点灯比率に基づいてトナー残量を算出することができる。なお、ビデオカウント計測部305によるカウントは、具体的には、レーザビームを照射するONのビデオ信号のカウントに相当するが、そのサンプリング周期は、ビデオ信号のビデオクロックに同期していなくとも良い。ビデオクロックよりも短い周期でサンプリングするのであれば、ビデオカウント計測部305は、ビデオクロックと非同期で、画素情報をカウントしても良い。そして、制御部300に備えられたCPU501にて、計測されたビデオカウント値から現像カートリッジ200内のトナー9の残量を算出する。
ビデオカウント計測部305では、出力画像の画素情報(ビデオカウント値VCn)を計測する。本実施例では、出力される記録材12の1枚分を1回のビデオカウント値VCnとした。CPU501では、以下の手順でトナー残量を算出する。まず、現像カートリッジ200のDTメモリm2に格納された現像カートリッジ200の使用開始からの累積ビデオカウント値VCrに、ビデオカウント計測部305で計測されたビデオカウント値VCnを加算し、トータルビデオカウント値VCtを算出する。
VCt=VCr+VCn
次に、CPU501では、DTメモリm2に格納されているビデオカウント閾値VCthと、トータルビデオカウント値VCtから現像カートリッジ200内のトナー残量TPを算出する。
TP[%]=(1-VCt/VCth)×100
そして、CPU501では、トータルビデオカウント値VCtを累積ビデオカウント値VCrとして、DTメモリm2に書き込む。
ここで、トナー残量TP=100%の場合には、現像カートリッジ200内のトナー9が満タンの状態であり、現像カートリッジ200が新品であることを示している。また、トナー残量TP=0%の場合には、現像カートリッジ200内のトナー9の残量がほぼ無くなり、現像カートリッジ200が交換タイミングであることを示している。
本実施例において、トナー残量TP=0%となるビデオカウント閾値VCthは、ベタ画像のような高印字画像の印刷を行った時にも、供給ローラ5から現像ローラ4へのトナ
ー供給不足が起こらないトナー9の残量を基に設定した。従って、実際のトナー残量として例えばTP=5%などとしても良い。
[現像ローラ寿命算出方法]
次に、現像ローラ4の寿命算出方法について説明する。現像ローラ4の寿命は、現像ローラ4の走行距離Wuに応じて決められる。尚、以後、走行距離Wuを現像ローラ4がどれだけ駆動したかを示す駆動量情報の一例として用い説明を行っていくが、駆動量情報は、現像ローラ4がどれだけ駆動したかを示せば、様々なパラメータを用いることができる。例えば、現像カートリッジ200の総駆動時間でも良いし、現像ローラ4の総回転数でも良い。或いは、現像カートリッジ200を用いて形成された印刷枚数でも良い。
画像形成装置100には、現像ローラ4の走行距離Wuを計測する現像ローラ走行距離計測部302が備えられており、CPU501にて、現像ローラ走行距離補正係数kを用いて計測した現像ローラ4の走行距離Wuの補正を行っている。
現像ローラ走行距離計測部302は、現像カートリッジ200の駆動時間Tdと、画像形成装置100のプロセススピードPs、現像ローラ4の感光ドラム1に対する周速比Sr、から走行距離Wuを計測する。
Wu=Td×Ps×Sr
ここで、走行距離Wuとは、現像ローラ4表面上のある1点が現像ローラ4の回転によってどれだけ進んだかを表している。また、画像形成装置100のプロセススピードPsとは、感光ドラム1の回転速度である。
CPU501は、画像形成モードに応じて、係数取得部としてDTメモリm2に格納された第1補正係数である現像ローラ走行距離補正係数kを読む。より具体的には、感光ドラム1と現像ローラ4の回転周速比に応じて、現像ローラ走行距離補正係数kを読みだすことになる。例えば、CPU501により読み取られる現像ローラ走行距離補正係数kを、通常モードでk=1、高濃度モードでk=1.5とできる。
そして、CPU501は、補正距離取得部として、所定の現像ローラ走行距離Wuに、現像ローラ走行距離補正係数kを掛けて、補正後現像ローラ走行距離Huを算出する。
Hu=Wu×k
次に、DTメモリm2に格納されている現像カートリッジ200の使用開始からの累加後現像ローラ走行距離HTn-1に、補正後現像ローラ走行距離Huを累加する。そうすることで、通算補正距離となるトータル補正後現像ローラ走行距離HT(n=1、2・・・・n、HT=0)、すなわち最新の累加後現像ローラ走行距離HTを算出する。
HT=HTn-1+Hu
そして、DTメモリm2に格納されている現像ローラ走行距離閾値Wthと、最新の累加後現像ローラ走行距離HTから、以下の計算式で現像ローラ残寿命DPを計算する。
DP[%]=(1-HT/Wth)×100
なお、上記の現像ローラ走行距離閾値Wthが、現像ローラの寿命に関する寿命閾値に相当する。
そして、最新の累加後現像ローラ走行距離HT(寿命判断値)を、次回の寿命判断時における累加後現像ローラ走行距離HTn-1として、DTメモリm2に書き込み、更新する。
ここで、現像ローラ残寿命DP=100%の場合には、現像カートリッジ200が新品であることを表している。また、現像ローラ残寿命DP≦0%の場合には、現像カートリッジ200が交換タイミングであることを示している。
なお、本実施例において現像ローラ走行距離閾値Wthは、現像ローラ4上のトナーのコート量が規制部材8によって十分に規制されなくなる、所謂規制不良が発生する現像ローラ走行距離を基に設定した。
ここで、現像ローラ走行距離と規制不良との関係について説明する。現像ローラ4に対しては、供給ローラ5、規制部材8、感光ドラム1表面が所定の電位差を持って接触している。このとき、現像ローラ4に電流が流れ、現像ローラ4の抵抗値が上昇する(通電劣化)。現像ローラ4の抵抗値が上昇すると、現像ローラ4上のトナーが保持する電荷が抜けにくくなり、トナーの帯電量が上昇する。現像ローラ4への付着力が高まり、規制部材8での規制力を上回ると十分に規制できなくなり、規制不良が発生する。
通電劣化は、現像ローラ4に流れる電流の大きさで変わる。感光ドラム1と現像ローラ4との回転周速比が変わった時に、図5に示すように回転周速比が大きくなるほど現像ローラに流れる電流値が大きくなる。すなわち、回転周速比が大きいほど通電劣化が進んでしまう。回転周速比の違うモードがある場合には、それを補正する必要がある。また、通電劣化のしやすさは現像ローラの特性によって変化する。現像ローラの仕様が変わる可能性があるので、現像カートリッジ200に搭載のDTメモリm2内に補正係数を格納しておくのが好ましい。しかし、これに限定されるわけではなく、画像形成装置本体のメモリに格納されていてもよい。
[現像カートリッジ寿命判断シーケンス]
図6は実施例1での現像カートリッジ200の寿命を判断するシーケンスチャートである。現像カートリッジ200に搭載のDTメモリm2の情報を基に、制御部300に内蔵されたCPU501が寿命判断部として図6のフローチャートに示す処理を行うことによって、現像カートリッジ200の寿命を判断し、その結果をユーザに報知する。
図6に示すフローチャートについて説明する。まず、画像形成装置100が、外部I/F504を通じて外部のコンピュータで作成されたドキュメントに基づくプリントデータを受信する(S101)。
CPU501は、プリントデータに含まれる設定情報に例えば「0」が設定されていれば通常モードを、設定情報に「1」が設定されていれば高濃度モードを選択し、以後の処理を実行する(S102)。
次に、CPU501は、現像カートリッジ200を含む画像形成装置100の画像形成動作を開始する(S103)。ここでの画像形成動作には、表1で説明した、帯電ローラ2の帯電電位、現像ローラ4の現像電位設定、所定の回転周速比を持った感光ドラム1及び現像ローラ4の回転駆動等、画像形成に必要な全ての動作を含む。なお、現像ローラ4の駆動が開始されると、CPU501により、走行距離Wuが計測されるが、このような計測処理も、ここでは、画像形成動作に含まれるものとする。そして、S101で通常モードが選択された場合に計測された走行距離Wuが第1モードの第1駆動量情報に相当し、高濃度モードが選択された場合に計測された走行距離Wuが第2モードの第2駆動量情報に相当する。
次に、CPU501は、S102で選択された画像形成モードに応じた現像ローラ走行距離補正係数kをDTメモリm2より読み取る(S104)。例えば、S102でCPU501により選択された画像形成モードが高濃度モードであればk=1.5が、或いは、通常モードであればk=1を、CPU501は読み取る。なお、選択された画像形成モードの補正係数が1の場合には、補正をする必要がないので、このS102の処理をCPU501にスキップさせても良い。
次に、CPU501は、読み取られた現像ローラ走行距離補正係数kを用いて、補正後
現像ローラ走行距離Huを算出する(S105)。なお、CPU501が補正後現像ローラ走行距離Huを算出するタイミングは、印刷終了後でも良いし、所定間隔でも良い。いずれにおいても、算出対象は、未演算の現像ローラ走行距離Wuとなる。
そして、CPU501は、補正後現像ローラ走行距離Huと、DTメモリm2内に格納されている、前回の累加後現像ローラ走行距離HTn-1から、寿命判断値としての最新の累加後現像ローラ走行距離HTを算出する(S106)。
その後、CPU501は、最新の累加後現像ローラ走行距離HTを走行距離閾値Wthと比較し、最新の累加後現像ローラ走行距離HTが走行距離閾値Wthを超えたかどうか判断する(S107)。そして、CPU501は、HTがWthを超えていれば、前述のトータル補正後現像ローラ走行距離である最新の累加後現像ローラ走行距離HTをDTメモリm2に書き込む(S109)。その後、外部I/F504を通じ、報知手段を用いて、ユーザに現像カートリッジ200が寿命に到達したことを通知する(S110)。なお、報知手段としては、モニタなどの本体表示手段や音声スピーカーなどが考えられるが、これらに限定されないし、例えば画像形成装置に接続しているPCなどの外部装置にメッセージを送るなどしてもよい。
また、S107にて、トータル補正後現像ローラ走行距離である最新の累加後現像ローラ走行距離HTが走行距離閾値Wthを超えていない場合、CPU501は、最新の累加後現像ローラ走行距離HTをDTメモリm2に書き込み、更新する(S108)。そして次の画像形成に備えた準備を行う。
なお、上記にて、トータル補正後現像ローラ走行距離HTが走行距離閾値Wthを超えたかどうかで現像ローラの寿命を判断してきたが、これに限定されない。すなわち、S106にて現像ローラ残寿命DPを以下の式を用いてCPU501が求め、DPが0または所定の値を下回ったかどうかで、現像ローラの寿命を判断してもよい。
DP[%]=(1-HT/Wth)×100
なお、この現像ローラ残寿命DPを用いたやり方は、後述の図8でも同様である。
一方、CPU501は、プリントデータに基づく画像情報を受け取った後(S111)、ビデオカウント計測部305でビデオカウント値VCを計測し、トータルビデオカウント値VCtを算出する(S112)。その後、CPU501は、トナー残量TPを算出(S113)し、トナー残量が少ない場合か否か、即ちトナー残量TPが0%以下かどうか(所定の閾値残量以下かどうか)を判断する(S114)。トナー残量TPが0%以下に達していれば、CPU501は累積ビデオカウント値VCrをDTメモリm2に書き込み(S116)、ユーザに対して現像カートリッジ200が寿命に到達したことを報知する(S110)。一方、トナー残量TPが0%以下に達していない場合には、CPU501は累積ビデオカウント値VCrをDTメモリm2に書き込む(S115)と共に、画像形成装置100は次の画像形成に備えた準備を行う。
なお、トナー残量が少ない場合か否かを判断する手法として、トナー残量TPを算出することを説明したが、これに限定されない。例えば、トータルビデオカウント値VCtはトナー消費量自体を示すので、トータルビデオカウント値Vctが、所定の閾値を超えているかどうかをCPU501が判断し、トナー残量が少ない場合か否かを判断しても良い。また、ビデオカウント方式によるトナー残量検出方法を例に説明したが、これに限るものではない。例えば、静電容量による残量検出方式や、光透過方式の残量検知方式を用いても良いし、これらと併用してもよい。具体的には、ビデオカウント方式により取得されるトナー残量が所定の残量以下となった場合に、静電容量方式や光透過方式のいずれかを用いるようにしてもよい。すなわち、トナーの残量の程度に応じて、より適した残量取得方法を選択する構成としてよい。なお、静電容量方式とは、現像剤収容室内部におけるト
ナーの状態の変化に応じて検出される静電容量が変化する電極を用い(例えば、収容室内壁に導電部材を貼り付ける)、検出される静電容量の変化に基づいてトナーの量を取得する方法である。従来周知の方法であり詳細な説明は省略する。また、光透過方式とは、現像剤収容室の内部に光を照射させる光源と、収容室内を通過した光を受光する受光部と、を用い、受光部の受光状態の変化に基づいてトナーの量を取得する方法である。この方法も、従来周知の方法であり詳細な説明は省略する。これらのことは後述するフローチャートでも同様である。
この一連のフローチャートを実行する実施例1では、現像ローラ4の走行距離Wuを、ユーザが選択した画像形成モードに応じて、現像ローラ走行距離補正係数kで補正する。このようにすることで、現像カートリッジ200の寿命を適正に判断し、ユーザに報知できるようになる。また、トナー残量の検出結果も併用し、現像カートリッジ200内のトナー量がほぼ無くなったことを併せて検知している。これによって、現像ローラ4の通電劣化による寿命だけではなく、トナーの残量による現像カートリッジ200の寿命も併せて報知することができ、より適正に現像カートリッジ200の寿命をユーザに報知できる。
ここで、図10を用いて、具体的に通常モードで印刷を行った場合と、高濃度モードで印刷を行った場合でのトータル補正後現像ローラ走行距離HTの違いを説明する。図10(a)は、一定のパターンを通常モードと高濃度モードのそれぞれで印刷を行った場合を示している。横軸を印刷枚数、縦軸をトナー残量TPで示しており、同一のパターンを印刷した場合にも高濃度モードの方が使用するトナー量が多くなるため傾きが違っている。通常モードの場合は、トナー残量TPが0%に達するまで問題が起きなかった。一方、高濃度モードの場合は現像ローラの通電劣化に起因する規制不良が発生した。点Aで示すポイントである。この図10(a)の横軸を現像ローラ4の残寿命DPに換算したものを図10(b)に示してある。図10(b)中の点Aが示す通り、トナー残量TPも現像ローラの残寿命DPも0%に達しない、つまり、ユーザへの寿命報知がなされる前に、画像弊害が発生してしまったことを示している。
図10(c)は通常モードで印刷した場合の補正係数k=1として、高濃度モードで印刷した場合の現像ローラ寿命に対して補正係数k=1.5を適用し、現像ローラ寿命の補正を行った場合を示している。その結果、現像ローラ4の残寿命DP=0%まで規制不良などの画像弊害は発生しなかった。したがって、現像ローラ4の走行距離Wの補正を行うことで、現像ローラ4の通電劣化による規制不良などの画像弊害が発生する前に、現像カートリッジ200の寿命を報知することができた。
[第1の別の現像カートリッジ寿命判断シーケンス]
図6の説明では、前回のトータル補正後現像ローラ走行距離に相当するHTn-1に、補正後現像ローラ走行距離Huを累加し、最新の累加後現像ローラ走行距離(トータル走行距離)HTを随時求めて、現像ローラの寿命を判断する方法を説明してきた。しかし、これに限定されない。例えばDTメモリm2に格納されている現像カートリッジ200の使用開始時における初期値としての現像ローラ走行可能距離TD(Total Distance)から、補正後現像ローラ走行距離Huを累減する。このようにすることで、現像ローラの寿命を判断する寿命判断値としての走行可能距離HT’を算出してもよい。なお、HTは、初期値としての現像ローラ走行可能距離TDと一致する。
Ht’=HTn-1-Hu
そしてDTメモリm2に格納されている現像ローラ走行距離閾値Wthを用いた以下の計算式で現像ローラ算寿命DP’を計算する。
DP’[%]=(HT’/Wth)×100
以下、図7のフローチャートを用いて、CPU501の累減処理による現像カートリッジ寿命判断シーケンスについて詳しく説明する。まず、図7のS201乃至S205の処理については、図6で説明したS101乃至S105の処理と同様なので詳しい説明を省略する。次に、補正後現像ローラ走行距離HuをDTメモリm2に格納された初期値TDまたは前回の走行可能距離HT’n-1から累減し、最新の走行可能距離HT’を算出する(S206)。なお、この最新の走行可能距離HT’が寿命判断値に相当する。
そして、CPU501は、最新の走行可能距離HT’を走行距離閾値Wthと比較して、最新の走行可能距離HT’が走行距離閾値Wthを下回ったか否かを判断する(S207)。S207のCPU501による判断で、走行可能距離HT’が、走行距離閾値Wthを下回っていれば、CPU501は、累減後の走行可能距離HT’をDTメモリm2に書き込み(S209)。その後、外部I/F504を通じ、報知手段を用いて、ユーザに現像カートリッジ200が寿命に到達したことを通知する(S110)。
一方、最新の走行可能距離HT’が、走行距離閾値Wthを下回っていない場合、CPU501は、最新の走行可能距離HT’をDTメモリm2に書き込んで、更新し(S108)、次の画像形成に備えた準備を行う。その他の処理については、図6に示すフローチャートと同様なので詳しい説明を省略する。
なお、上記にて、走行可能距離HT’が走行距離閾値Wthを下回ったかどうかで現像ローラの寿命を判断してきたが、これに限定されない。すなわち、S206にて現像ローラ残寿命DP’を以下の式を用いてCPU501が求め、DP’が0か所定の値を下回ったかどうかで、現像ローラの寿命を判断してもよい。
DP’[%]=(HT’/Wth)×100
なお、この現像ローラ残寿命DP’を用いたやり方は、後述の図9でも同様である。
なお、S205乃至S207の処理をどの頻度で実行するかは、特定の頻度に限定されることはない。例えば、1秒毎に、CPU501により随時計測される走行距離Wuに対してS205乃至S207の処理を行っても良い。もしくは、プリントジョブが完了するごと、プリントジョブ開始から計測された走行距離Wuに対してS205乃至S207の処理を行っても良い。さらには、所定数の複数のプリントジョブが完了するごとにS205の処理を行っても良い。また上で説明した図6のS105乃至S107についても同様である。
[第2の別の現像カートリッジ寿命判断シーケンス]
上の図6、図7の説明では、CPU501が、所定の頻度で、随時、累加後現像ローラ走行距離HTや走行可能距離HT’の更新を行い、現像カートリッジ200が寿命に達したか否かを判断するよう説明した。しかし、別の寿命判断シーケンスでも、同様の効果を得ることができる。
例えば、通常モードの現像ローラ総走行距離Wtと、高濃度モードの現像ローラ総走行距離Wtとをそれぞれ記憶しておき、CPU501が、記憶されたWt、Wtに基づき、現像カートリッジ200の寿命を判断しても良い。なお、Wtの添え字で、「0」は通常モードを、「1」は高濃度モードを意味している。以下、図8のフローチャートを用いその形態について詳しく説明する。
まず図8のS301乃至S303の処理については、図6で説明したS101乃至S103の処理と同様なので詳しい説明を省略する。次に、CPU501は、S302で選択された画像形成モードと、S303で計測された走行距離Wuと、に基づき、WtまたはWtを更新する(S304)。例えば、S302で選択された画像形成モードが、高濃度モードの場合には、S303で計測された走行距離Wuを、現像ローラ総走行距離Wtに加算し、CPU301は、最新のWt及びWtを取得する。ここで、Wtが通常モードで計測された走行距離Wuである第1駆動量情報を累加した第1合計値、Wt1が高濃度モードで計測された走行距離Wuである第2駆動量情報を累加した第2合計値
に夫々相当し、以下この用語により説明する。
次に、CPU501は、画像形成モードに応じた現像ローラ走行距離補正係数kをDTメモリm2より読み取る(S305)。そして、CPU501は、通常モードの補正後現像ローラ走行距離Hu、及び高濃度モードの補正後現像ローラ走行距離Huを、それぞれS305で読み取った現像ローラ走行距離補正係数kに基づき算出する(S306)。例えば、通常モードに対する補正係数kが1、高濃度モードに対する補正係数kが1.5の場合に、CPU501は、Hu=Wt×1、Hu=Wt×1.5というように、Hu及びHuを算出する。
そして、CPU501は、算出されたHu及びHuを用い、Ht=Hu+Huの演算式により、トータル走行距離Htを算出し(S307)、算出されたトータル走行距離Htが走行距離閾値Wthを超えていないかを判断する(S308)。S309、S310では、CPU501は、S304で更新した第1合計値Wt及び第2合計値WtをDTメモリm2に書き込む。なお、その他の各ステップの処理は図6で説明した通りなのでここでの詳しい説明を省略する。
[第3の別の現像カートリッジ寿命判断シーケンス]
更に図8で説明したフローチャートを変更し、初期値としての現像ローラ走行可能距離TDから、第1合計値Wt及び高濃度モードの第2合計値Wtを減算し、現像カートリッジ200の寿命を判断しても良い。以下、図9のフローチャートを用いその形態について詳しく説明する。
まず図9のS401乃至S406の処理については、図8で説明したS301乃至S306の処理と同様なので詳しい説明を省略する。次に、CPU501は、S407で、初期値としての現像ローラ走行可能距離TDから、第1合計値Wt及び第2合計値Wtを減算し、走行可能距離Ht’を算出する。
Ht’=TD-(Hu+Hu
次に、CPU501は、算出された走行可能距離Ht’が走行距離閾値Wthを下回っていないかを判断し、S409及びS410で、S309及びS310と同様の処理を行う。なお、その他の各ステップの処理は図6で説明した通りなのでここでの詳しい説明を省略する。
[補正係数kの用い方の変形例]
なお、図6乃至図10の説明では、通常モードの現像ローラ走行距離補正係数を1、高濃度モードの現像ローラ走行距離補正係数を1.5として説明してきたがこれに限定されない。各モードの現像ローラ走行距離補正係数値と、現像ローラ走行距離閾値Wthと、の比の関係が保たれていれば、各モードに別の補正係数を割り当てても良い。以下、一例を表2、3に示す。
Figure 0007254510000002
また、各モードの現像ローラ走行距離補正係数と、現像ローラ走行可能距離TDとの関係についても同様である。
Figure 0007254510000003
このように、各モードに対する現像ローラ走行距離補正係数及び現像ローラ走行距離閾値Wthの組み合わせは様々な形態が想定されるが、何れでも同様の効果を得られる。即ち、現像ローラ4の同じ駆動量に対して、通常モードにおいて累加又は累減する駆動量情
報の大きさを、高濃度モードにおける累加又は累減する駆動量情報の大きさよりも大きくし、寿命判断値を更新できる。
また、現像ローラ走行距離補正係数kが1の場合には、CPU501による補正係数の読取をスキップしても良いことは上述した通りであるが、1以外の補正係数が割り当てられている場合にはCPU501は補正係数を読み取る必要がある。即ち、CPU501は、各モードにどのような補正係数が割り当てられているかで、通常モード又は高濃度モードで計測された走行距離Wuのみに補正係数を用いたり、各モードで計測された走行距離Wu双方に対して補正係数を用いたりする。また、図8、9の場合には、第1合計値Wt又は第2合計値Wt1のみに補正係数を用いたり、各モードの各々で累加された第1合
計値Wt及び第2合計値Wt1の双方に対して補正係数を用いたりする。このように、
本実施例においては、様々な補正係数の用い方によって、現像カートリッジ200の適切な寿命判断を行うことができる。
本実施例では、現像ローラ走行距離補正係数kが単一の場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、現像ローラ残寿命DPに応じて、現像ローラ走行距離補正係数kを変更するようにしてもよい。すなわち、まず表4に示すように、現像ローラの残寿命DPの範囲に応じて現像ローラ走行距離補正係数kを複数の補正係数(k1~k3)に区分する。そして、CPU501が、前述の現像ローラ走行距離補正係数kを、現像ローラ残寿命DPに応じて区分された補正係数を用いることも可能である。これら複数の補正係数は例えばDTメモリm2に記憶され、適宜CPU501により読み取られる。
Figure 0007254510000004
そして、表4の現像ローラ残寿命DPに応じて区分された補正係数は、通常モード又は高濃度モードのみに適用しても良いし、双方のモードに適用しても良い。また、表4では、現像ローラ4の残寿命DPに応じて現像ローラ走行距離補正係数kを変える場合について説明したが、これに限るものではない。トナー残量TPに応じて替えてもよいし、現像ローラ4の残寿命DPとトナー残量TPとを併用してもよい。用いる現像ローラ4の劣化に寄与するパラメータの変化に応じて適正に現像ローラ補正係数kが決められるようにさえしてればよい。
[実施例2]
本実施例では、ドラムカートリッジ210に搭載のOメモリm1内にも補正係数を格納しておき、現像カートリッジ200に搭載のDTメモリm2内に格納されてある補正係数と合わせて補正係数を決定するものである。図11に示すように現像ローラと感光ドラム間に流れる電流は感光ドラムのキャリア移送層の膜厚で変化する。つまり、感光ドラムの消耗度合いなどから判断されるドラムカートリッジの状態によっても現像ローラの寿命が変わりうる。そこで、ドラムカートリッジ210に搭載のOメモリm1内にも表5に示すような、ドラムカートリッジの残寿命に応じて複数に区分された補正係数(第2補正係数)を格納しておく。そして、前述の現像ローラ走行距離補正係数と合わせて最終的な現像ローラ走行距離補正係数kを決定することによって、より正確な寿命報知をユーザに対して行うことができる。
Figure 0007254510000005
[本実施例における現像ローラ寿命算出シーケンス]
本実施例における現像ローラ残寿命DPを算出するシーケンスについて説明する。なお、実施例1もしくは2と重複する部分についてはその説明を省略する。ドラムカートリッジ残寿命は、感光ドラム1の回転数、Oメモリm1内に格納された初期状態での感光ドラム1のキャリア移送層の膜厚やキャリア移送層の削れ速度などから求められる感光ドラム1の消耗度合いを用いて求められる。表4と表5のテーブルを用い、補正後現像ローラ走行距離Huは、所定の現像ローラ走行距離Wuに、DTメモリm2内に格納された現像ローラ走行距離補正係数knと、Oメモリm1内に格納された現像ローラ走行距離補正係数onを掛けて求められる。また図8、図9で説明した補正後現像ローラ走行距離HuやHuについても同様である。
Hu=Wu×kn×on (n=1,2,3)
例えば、現像カートリッジ残寿命が80%、ドラムカートリッジ残寿命が20%だった場合の現像ローラ補正係数kは、k=k1×o3=1.5×1.2=1.8、となる。
このように、現像ローラの駆動履歴状況を加味することで、更に適切な現像カートリッジ200の寿命判断を行うことが出来る。
[実施例3]
本実施例では、高濃度モードでの印刷において、画像形成部によって感光ドラム1と現像ローラ4との回転周速比を変える場合について説明する。具体的には、表6に示すような電位設定と回転周速比の設定にすることで、以下のような設定とした。すなわち、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の画像形成部では高濃度・広色域を実現し、テキスト印字がメインとなるブラック(K)は、高濃度・広色域となる設定ではなく、現像ローラ4の劣化を抑える設定である。これによって、各画像形成部の現像カートリッジ200の使われ方に応じて、感光ドラム1と現像ローラ4との回転周速比を高く設定する必要がない場合には、不必要に現像ローラ4を劣化させないので、現像カートリッジ200の交換回数を減らすことができる。
具体的には表6に示すような電位設定と回転周速比の設定にした。この時、感光ドラム1の回転周速はすべて100mm/secとした。これは、中間転写ベルト31と感光ドラム1との間の回転周速比がイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)とブラック(K)とで違わないようにするためである。この上で、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の現像ローラ4の回転周速を250mm/secに設定し、ブラック(K)の現像ローラ4の回転周速を1400mm/secに設定してある。
Figure 0007254510000006
図12を用いてイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)とブラック(K)のトータル補正後現像ローラ走行距離HTnの違いを説明する。図11(a)は印刷枚数に対するトナー量を示した図である。ブラック(K)はユーザの使用量が多いため、出荷時に現像カートリッジ200に収容してあるトナー量をイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)よりも多くしてある。図12(a)に対して、横軸を現像ローラ残寿命DPに、縦軸をトナー残量TPに変換したものが図12(b)である。それぞれのトナー量に応じてトナー残量TPを算出してある。図12(b)から現像ローラ走行距離補正係数kを用いて補正を行った後を示したものが図12(c)である。イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)に対しては、実施例1で説明した通りに補正を行った。しかし、ブラック(K)は高濃度モードでも現像ローラ4と感光ドラム1との回転周速比を通常モードから変更しないため、補正を行わない(現像ローラ走行距離補正係数k=1にする)ようにした。これによって、高濃度モードを選択した場合において、感光ドラム1と現像ローラ4との回転周速比を変えない画像形成部では不必要に現像ローラ走行距離の補正を行わず、適正に現像カートリッジ200の寿命を報知することができた。
100…画像形成装置、200…現像カートリッジ(現像装置)、1…感光ドラム、4…現像ローラ、303…現像ローラ走行距離算出部、300…制御部

Claims (11)

  1. 回転可能な像担持体と、
    前記像担持体に現像剤を供給し、前記像担持体上の静電潜像を現像する現像剤担持体を有する現像装置と、を備え、
    前記現像剤担持体が前記像担持体に対して第1の周速比で回転する第1モードと、前記現像剤担持体が前記像担持体に対して第1の周速比よりも大きい第2の周速比で回転する第2モードと、を有する画像形成装置であって、
    前記像担持体と前記現像剤担持体との回転周速比に応じた第1補正係数と、前記現像装置の寿命閾値と、を記憶する記憶手段と、
    前記現像剤担持体が前記第1モードで動作したときの第1駆動量情報と、前記現像剤担持体が前記第2モードで動作したときの第2駆動量情報と、に基づいて、前記現像装置の寿命判断値に対して前記現像剤担持体の駆動量情報を累加又は初期値から累減し、前記寿命判断値を更新する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記第1補正係数を読み出し、前記第1駆動量情報及び/又は前記第2駆動量情報に対して用いることで、前記現像剤担持体の同じ駆動量に対して、前記第2駆動量情報による累加又は累減する駆動量情報の大きさを、前記第1駆動量情報による累加又は累減する駆動量情報の大きさよりも大きくして、前記寿命判断値を更新することを特徴とする画像形成装置。
  2. 回転可能な像担持体と、
    前記像担持体に現像剤を供給し、前記像担持体上の静電潜像を現像する現像剤担持体を有する現像装置と、を備え、
    前記現像剤担持体が前記像担持体に対して第1の周速比で回転する第1モードと、前記現像剤担持体が前記像担持体に対して第1の周速比よりも大きい第2の周速比で回転する第2モードと、を有する画像形成装置であって、
    前記像担持体と前記現像剤担持体との回転周速比に応じた第1補正係数と、前記現像装置の寿命閾値を記憶する記憶手段と、
    前記現像剤担持体が前記第1モードで動作したときの第1駆動量情報を累加した駆動量情報の第1合計値、及び前記現像剤担持体が前記第2モードで動作したときの第2駆動量情報を累加した駆動量情報の第2合計値を累加する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、
    前記第1補正係数を読み出し、前記第1合計値及び/又は前記第2合計値に対して用い、前記第1合計値及び前記第2合計値に基づく合計、又は初期値からの減算により寿命判断値を算出し、
    前記現像剤担持体の同じ駆動量における、前記第2合計値による前記合計又は前記減算の大きさが、前記第1合計値による前記合計又は前記減算の大きさよりも大きいことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記寿命判断値を前記寿命閾値と比較し、前記寿命判断値が前記寿命閾値を超えている又は下回っているかを判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記現像剤担持体に供給すべく現像剤容器に収容されている現像剤の量を取得する残量取得部と、を更に備え、
    前記制御手段は、前記寿命判断値が前記寿命閾値を超えていない場合であっても、前記現像剤の残量が少ない場合に、前記現像装置が寿命に達したと判断することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記寿命判断値と前記寿命閾値とに基づいて、前記現像装置の寿命に係る判断をすることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1補正係数は、前記現像剤担持体の残寿命に応じた複数の補正係数を含むことを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記現像剤担持体の残寿命が少ないほど、大きな前記第1補正係数が割り当てられていることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記第1補正係数で補正した前記現像剤担持体の駆動量情報を、前記像担持体の消耗度合いに応じた第2補正係数で更に補正することを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記第2補正係数は、前記画像形成装置に着脱可能なカートリッジに設けられた前記像担持体の残寿命が少なくなるほど、大きくなることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  10. 前記第2補正係数は、前記カートリッジに設けられた記憶手段に記憶されていることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  11. 前記現像装置の寿命に係る報知をする報知手段を更に有することを特徴とする請求項1~1のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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