JP2006257621A - 書籍本文用紙 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】キャビテーションによって気泡を発生させ、これを古紙パルプ懸濁液に接触させて処理したDIPを書籍本文用紙のパルプ原料として使用する。キャビテーションによって気泡を発生させ、これをパルプ懸濁液に接触させて処理することで、パルプの濾水度を調整したパルプを書籍本文用紙のパルプ原料として使用する。
【選択図】図1
Description
(1)従来の機械力を伴うインキ剥離工程に代えて、キャビテーション処理を行う場合。この場合の脱墨工程は、次の構成となる。:キャビテーション処理+(フローテーション及び/または洗浄法)
(2)インキ剥離を従来の機械力とキャビテーションの組み合わせで行う場合。この場合の脱墨工程は、次の構成となる。:(機械力+キャビテーション処理)+(フローテーション及び/または洗浄法)
・保水度:J.TAPPI No.26に従った。
・篩別試験:JIS P 8207:1967に従った。
・カナダ標準濾水度(以下、CSFと記す):JIS P 8121:1955に従った。
・厚さ:JIS P 8118:1998に従った。
・坪量:JIS P 8124:1988(ISO536:1995)に従った。
・密度及び嵩:手抄きシートの厚さ、坪量の測定値より算出した。
・裂断長及び伸び:JIS P 8113:1998に従った。
・引裂強さ、比引裂強さ:JIS P 8116:2000に従った。
・比破裂強さ:JIS P 8112:1994に従った。
・白色度:JIS P 8148に準じて、色差計(村上色彩株式会社製)で測定した。
・不透明度:JIS P 8149:2000に従った。
・比散乱係数、比吸収係数:TAPPI T425om-91に準拠して、色差計(村上色彩株式会社製)で測定した。
<キャビテーション処理パルプの調整>
図1において、試料タンク1内に図示しないパルプ懸濁液(濃度1.1%)が収容され、試料タンク1には温度センサー12とミキサー13が挿入されている。試料タンク1のパルプ懸濁液はプランジャポンプ4を介した所定の配管によりキャビテーション噴流セル3に噴射液として導入される。キャビテーション噴流セル3の下部にはノズル2が設けられ、より詳細には試料タンク1のパルプ懸濁液はノズル2から噴流セル3内に噴射される。さらに、試料タンク1の側部から噴流セル3に向かう配管に給水弁9、循環弁10が設けられ、試料タンク1内のパルプ懸濁液を噴流セル3内に被噴射液として供給される。試料タンク1の側部からノズル2に向かう別の配管には上流側圧力制御弁5が介装されている。一方、噴流セル3の上部から試料タンク1に向かう別の配管には下流側圧力制御弁6が介装され、各弁5,6を調整することで、ノズル2へのパルプ懸濁液の噴射圧を調整可能になっている。又、ノズル2の入側には上流側圧力計7が設けられ、噴流セル3の上部には下流側圧力計8が設けられている。なお、噴流セル3の下部には排水弁が11が設けられている。
脱墨用の試料として、印刷後1年半以上経過した劣化新聞古紙を2cm×2cmに細断した。古紙絶乾660gに対して水酸化ナトリウム1.0重量%を加え、水でパルプ濃度15重量%に調整した後、パルパーを用いて、40℃で、6分間離解し離解原料Aとした。離解した試料に水を加えて古紙濃度が1.1重量%になるように希釈し、この希釈パルプ懸濁液に、キャビテーション噴流式清浄装置を用いて、1.1重量%のパルプ懸濁液を噴射した。キャビテーション噴流式洗浄装置にて、被噴射容器の圧力(下流圧)を0.1Mpa、噴射液の圧力(上流圧)を3Mpaとし、5分間処理した。得られた画分について、CSFを測定し、処理後のパルプを150メシュワイヤー上で十分に洗浄した。洗浄後のパルプについてTappi標準法に基づいて60g/m2の手抄きシート5枚を作成した。手抄きシートの白色度および色相を測定した。さらに残インキを測定するため、微細インキについて残インキ測定装置(カラータッチ:テクニダイン社製)を用いてERIC(有効残インキ濃度)値として測定した。粗大インキについては夾雑物測定装置(スペックスキャン2000:アポロジーテクノロジー社製)を用いて、異なる5枚の手抄きシート上の0.05mm2以上のダートを画像処理にて測定し、その平均値から未剥離インキ面積を測定した。パルプ品質を表1に示す。
キャビテーション噴流式洗浄装置にて、被噴射容器の圧力(下流圧)を0.1Mpa、噴射液の圧力(上流圧)を5Mpaとし、5分間処理した。これ以外は実施例用DIP1の調製と同様に行った。パルプ品質を表1に示す。
キャビテーション噴流式洗浄装置にて、被噴射容器の圧力(下流圧)を0.1Mpa、噴射液の圧力(上流圧)を7Mpaとし、5分間処理した。これ以外は実施例用DIP1の調製と同様に行った。パルプ品質を表1に示す。
キャビテーション噴流式洗浄装置にて、被噴射容器の圧力(下流圧)を0.1Mpa、噴射液の圧力(上流圧)を9Mpaとし、5分間処理した。これ以外は実施例用DIP1の調製と同様に行った。パルプ品質を表1に示す。
離解原料Aについて、150メッシュワイヤーで十分に洗浄した。洗浄後のパルプについて、実施例用DIPと同様の操作で手抄きシートを作成した。手抄きシートについて実施例用DIPと同じ項目を測定した。パルプ品質を表1に示す。
離解原料Aについて、水で希釈し、PFIミルを用いてクリアランス0.2mmで3,000カウント叩解した。得られた叩解パルプを150メッシュワイヤーで十分に洗浄した。洗浄後のパルプについて、実施例用DIPと同様の操作で手抄きシートを作成した。手抄きシートについて実施例用DIPと同じ項目を測定した。パルプ品質を表1に示す。
PFIミルを用いてクリアランス0.2mmで5,000カウント叩解した。これ以外は比較例用DIP2と同様に行った。パルプ品質を表1に示す。
PFIミルを用いてクリアランス0.2mmで7,000カウント叩解した。これ以外は比較例用DIP2と同様に行った。パルプ品質を表1に示す。
工場で製造された新聞系DIP(原料古紙が新聞古紙であるDIP)を原料B−1とした。原料B−1を濃度1.1重量%に調整後、キャビテーション噴流式洗浄装置(ノズル径1.5mm)を用いて、噴射液の圧力(上流圧)を7Mpa(噴流の流速70m/秒)、被噴射容器内の圧力(下流圧)を0.3Mpaとして、2分間処理した。なお、噴射液として濃度1.1重量%のパルプ懸濁液を使用し、容器内のパルプ懸濁液をキャビテーション処理した。処理後、CSF、カールを測定した。処理後のパルプを使用してTappi標準法に基づいて60g/m2の手抄きシート5枚を作成した。この手抄きシートの密度、裂断長、比破裂強さ、王研式平滑度、透気抵抗度を測定した。残存する100μm以上(目視できる)と、250μm以上の粗大インキについて、夾雑物測定装置(スペックスキャン2000:アポロジーテクノロジー社製)を用いて、異なる5枚の手抄きシート上のダートを画像処理にて測定し、その平均値から単位面積当たりの未剥離インキ面積を測定した。パルプ品質を表3に示した。
キャビテーション噴流式洗浄装置(ノズル径1.5mm)による処理時間を6分間とした以外は、実施例用DIP5と同様に行った。パルプ品質を表3に示した。
キャビテーション噴流式洗浄装置(ノズル径1.5mm)による処理時間を12分間とした以外は、実施例用DIP5と同様に行った。パルプ品質を表3に示した。
工場で製造された上質系DIP(原料古紙が上質古紙であるDIP)を原料B−2とした。原料B−2を濃度1.1重量%に調整後、キャビテーション噴流式洗浄装置(ノズル径1.5mm)を用いて、噴射液の圧力(上流圧)を7Mpa(噴流の流速70m/秒)、被噴射容器内の圧力(下流圧)を0.3Mpaとして、2分間処理した。なお、噴射液として濃度1.1重量%のパルプ懸濁液を使用し、容器内のパルプ懸濁液をキャビテーション処理した。処理後、CSF、カールを測定した。処理後のパルプを使用してTappi標準法に基づいて60g/m2の手抄きシート5枚を作成した。この手抄きシートの密度、裂断長、比破裂強さ、王研式平滑度、透気抵抗度を測定した。残存する100μm以上(目視できる)と、250μm以上の粗大インキについて、夾雑物測定装置(スペックスキャン2000:アポロジーテクノロジー社製)を用いて、異なる5枚の手抄きシート上のダートを画像処理にて測定し、その平均値から単位面積当たりの未剥離インキ面積を測定した。パルプ品質を表3に示した。
キャビテーション噴流式洗浄装置(ノズル径1.5mm)による処理時間を6分間とした以外は、実施例用DIP8と同様に行った。パルプ品質を表3に示した。
キャビテーション噴流式洗浄装置(ノズル径1.5mm)による処理時間を12分間とした以外は、実施例用DIP8と同様に行った。パルプ品質を表3に示した。
キャビテーション噴流式洗浄装置で処理していない原料B−1より、実施例用DIP5と同様に手抄きシートを作成し、同様の項目について測定した。パルプ品質を表3に示した。
原料B−1について、PFIミルを用いて、濃度10%、クリアランス0.2mmで、1,000カウントまで叩解した。叩解後のパルプについて前記と同じ項目を測定した。パルプ品質を表3に示した。
原料B−1について、PFIミルを用いて、濃度10%、クリアランス0.2mmで、3,000カウントまで叩解した。叩解後のパルプについて前記と同じ項目を測定した。パルプ品質を表3に示した。
原料B−1について、PFIミルを用いて、濃度10%、クリアランス0.2mmで、5,000カウントまで叩解した。叩解後のパルプについて前記と同じ項目を測定した。パルプ品質を表3に示した。
キャビテーション噴流式洗浄装置で処理していない原料B−2より、実施例用DIP8と同様に手抄きシートを作成し、同様の項目について測定した。パルプ品質を表3に示した。
原料B−2について、PFIミルを用いて、濃度10%、クリアランス0.2mmで、1,000カウントまで叩解した。叩解後のパルプについて前記と同じ項目を測定した。パルプ品質を表3に示した。
原料B−2について、PFIミルを用いて、濃度10%、クリアランス0.2mmで、3,000カウントまで叩解した。叩解後のパルプについて前記と同じ項目を測定した。パルプ品質を表3に示した。
原料B−2について、PFIミルを用いて、濃度10%、クリアランス0.2mmで、5,000カウントまで叩解した。叩解後のパルプについて前記と同じ項目を測定した。パルプ品質を表3に示した。
市販LBKPを低濃度パルパーで離解し、原料C(CSF=666ml)とした。原料Cを濃度1.1重量%に調整後、キャビテーション噴流式洗浄装置(ノズル径1.5mm)を用いて、噴射液の圧力(上流圧)を7Mpa(噴流の流速70m/秒)、被噴射容器内の圧力(下流圧)を0.3Mpaとして、2分間処理した。なお、噴射液として濃度1.1重量%のパルプ懸濁液を使用し、容器内のパルプ懸濁液をキャビテーション処理した。パルプ品質を表3に示した。
キャビテーション噴流式洗浄装置(ノズル径1.5mm)による処理時間を5分間とした以外は、実施例用KP1と同様に行った。結果を表3、4に示した。
キャビテーション噴流式洗浄装置(ノズル径1.5mm)による処理時間を10分間とした以外は、実施例用KP1と同様に行った。結果を表3、4に示した。
キャビテーション噴流式洗浄装置(ノズル径1.5mm)による処理時間を15分間とした以外は、実施例用KP1と同様に行った。結果を表3、4に示した。
原料Cの保水度、篩別試験及びカナダ標準濾水度(CSF)を測定した。結果を表3に示した。また、原料Cの手抄きシートについて、実施例用KP1と同様の項目について測定した。結果を表4に示した。
原料Cについて、PFIミルを用いて、濃度10%、クリアランス0.2mmで、3,000カウントまで叩解した。叩解後のパルプについて前記と同じ項目を測定した。結果を表3、4に示した。
PFIミルによる叩解時間を5,000カウントとした以外は、比較例用KP2と同様に行った。結果を表3、4に示した。
PFIミルによる叩解時間を7,000カウントとした以外は、比較例用KP2と同様に行った。結果を表3、4に示した。
PFIミルによる叩解時間を10,000カウントとした以外は、比較例用KP2と同様に行った。結果を表3、4に示した。
工場実機2次リファイニング後のラジアータパインのTMP(CSF=288ml)を原料Dとした。原料Dを濃度1.1重量%に調整後、キャビテーション噴流式洗浄装置(ノズル径1.5mm)を用いて、噴流液の圧力(上流圧)を7MPa(噴流の流速70m/秒)、被噴射容器内の圧力(下流圧)を0.3MPaとして、2分間処理した。なお、噴射液として濃度1.1重量%のパルプ懸濁液を使用し、容器内のパルプ懸濁液をキャビテーション処理した。処理後のパルプについて、保水度、篩別試験、CSFを測定した。処理後のパルプについてJIS P 8209に基づいて手抄きシート5枚を作製した。手抄きシートの厚さ、坪量、密度、嵩、裂断長、比引裂強さ、比破裂強さ、白色度、不透明度、比散乱係数、吸収係数を測定・算出した。結果を表5、6に示した。
キャビテーション噴流式洗浄装置(ノズル径1.5mm)による処理時間を5分間とした以外は、実施例用MP1と同様に行った。結果を表5、6に示した。
キャビテーション噴流式洗浄装置(ノズル径1.5mm)による処理時間を10分間とした以外は、実施例用MP1と同様に行った。結果を表5、6に示した。
キャビテーション噴流式洗浄装置(ノズル径1.5mm)による処理時間を15分間とした以外は、実施例用MP1と同様に行った。結果を表5、6に示した。
原料Dについて保水度、篩別試験及びカナダ標準濾水度(CSF)を測定した。結果を表5に示した。また、原料Dの手抄きシートについて、厚さ、坪量、密度、嵩、裂断長、比引裂強さ、比破裂強さ、白色度、不透明度、比散乱係数、吸収係数を測定・算出した。結果を表5、6に示した。
原料Dについて、PFIミルを用いて、濃度10%、クリアランス0.2mmで、1,000カウントまで叩解した。叩解後のパルプについて前記と同じ項目を測定した。結果を表5、6に示した。
原料Dについて、PFIミルを用いて、濃度10%、クリアランス0.2mmで、2,000カウントまで叩解した。叩解後のパルプについて前記と同じ項目を測定した。結果を表5、6に示した。
原料Dについて、PFIミルを用いて、濃度10%、クリアランス0.2mmで、3,000カウントまで叩解した。叩解後のパルプについて前記と同じ項目を測定した。結果を表5、6に示した。
原料Dについて、PFIミルを用いて、濃度10%、クリアランス0.2mmで、5,000カウントまで叩解した。叩解後のパルプについて前記と同じ項目を測定した。結果を表5、6に示した。
・平滑度:JIS P 8119に従って測定した。
・引張り強さ:JIS P 8113に従って測定した。
・オフセット印刷適性:オフセット輪転機(東芝オフセット輪転機OA-4B2T-600)を使用し、書籍本文用紙のF面について2万部の墨単色印刷を行い、ベタ部の濃度ムラ、ブランケットへの紙粉堆積量について、目視評価を行った。評価は以下の4段階とした。
◎:ベタ部の濃度ムラがなく、ブランケットへの紙粉堆積もない。
○:ベタ部の濃度ムラが殆どなく、ブランケットへの紙粉堆積も殆どない。
△:ベタ部の濃度ムラがやや観察され、ブランケットへの紙粉堆積もやや観察される。
×:ベタ部の濃度ムラがあり、ブランケットへの紙粉堆積も多い。
実施例用DIP1/LBKP(CSF=478ml、白色度72.4%、不透明度74.1%)=50/50(固形分重量比)の混合パルプスラリーに、硫酸バンドを対パルプ1.6%、紙力増強剤(EX-230、ハリマ化成株式会社製)を耐パルプ0.2%、クレーを対パルプ15%添加し、歩留り向上剤(DR3600、ハイモ株式会社製)を対パルプ200ppm添加し、ツインワイヤー型テスト抄紙機を用いて、ジェット/ワイヤー比101%、抄紙速度550m/分で原紙を抄紙した。酸化澱粉(SK20、日本コーンスターチ株式会社製)のみからなる表面処理剤を原紙両面に1.2g/m2(固形分重量となるように塗布し、乾燥後、カレンダー自重で処理し、坪量80g/m2の古紙入りの酸性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表7に示した。
実施例用DIP1の代わりに実施例用DIP2を使用した以外は実施例1と同様にして古紙入りの酸性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表7に示した。
実施例用DIP1の代わりに実施例用DIP3を使用した以外は実施例1と同様にして古紙入りの酸性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表7に示した。
実施例用DIP1の代わりに実施例用脱墨DIP4を使用した以外は実施例1と同様にして古紙入りの酸性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表7に示した。
実施例用DIP1の代わりに比較例用DIP1を使用した以外は実施例1と同様にして古紙入りの酸性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表7に示した。
実施例用DIP1の代わりに比較例用DIP2を使用した以外は実施例1と同様にして古紙入りの酸性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表7に示した。
実施例用DIP1の代わりに比較例用DIP3を使用した以外は実施例1と同様にして古紙入りの酸性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表7に示した。
実施例用DIP1の代わりに比較例用DIP4を使用した以外は実施例1と同様にして古紙入りの酸性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表7に示した。
実施例用DIP1/LBKP(CSF=478ml、白色度72.4%、不透明度74.1%)=50/50(固形分重量比)の混合パルプスラリーに、硫酸バンドを対パルプ1.6%、紙力増強剤(EX-230、ハリマ化成株式会社製)を耐パルプ0.2%、軽質炭酸カルシウムを対パルプ15%添加し、歩留り向上剤(DR3600、ハイモ株式会社製)を対パルプ200ppm添加し、ツインワイヤー型テスト抄紙機を用いて、ジェット/ワイヤー比101%、抄紙速度550m/分で原紙を抄紙した。酸化澱粉(SK20、日本コーンスターチ株式会社製)のみからなる表面処理剤を原紙両面に1.2g/m2(固形分重量となるように塗布し、乾燥後、カレンダー自重で処理し、坪量80g/m2の古紙入りの中性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表7に示した。
実施例用DIP1の代わりに実施例用DIP2を使用した以外は実施例5と同様にして古紙入りの中性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表7に示した。
実施例用DIP1の代わりに実施例用DIP3を使用した以外は実施例5と同様にして古紙入りの中性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表7に示した。
実施例用DIP1の代わりに実施例用DIP4を使用した以外は実施例5と同様にして古紙入りの中性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表7に示した。
実施例用DIP1の代わりに比較例用DIP1を使用した以外は実施例5と同様にして古紙入りの中性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表7に示した。
実施例用DIP1の代わりに比較例用DIP2を使用した以外は実施例5と同様にして古紙入りの中性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表7に示した。
実施例用DIP1の代わりに比較例用DIP3を使用した以外は実施例5と同様にして古紙入りの中性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表7に示した。
実施例用DIP1の代わりに比較例用DIP4を使用した以外は実施例5と同様にして古紙入りの中性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表7に示した。
(1)ERIC値で表示される微細インキが大幅に減少し、白色度が高い傾向にある。
(2)密度が低く嵩高であり、引裂強度が高く、初期純曲げこわさが高く剛度に優れる。
(3)平滑度が高くオフセット印刷適性に優れる(インキムラが少なくインキ着肉性に優れ、ブランケットパイリングが少ない)。
これらの傾向は、CSFがほほ同一のDIPを配合した実施例3と比較例2とを比較すれば、より明瞭である。
中性書籍本文用紙でも、実施例5〜8は比較例5〜8に比較して、同様に上記(1)、(2)、(3)が明らかである。尚、中性書籍本文用紙である実施例5〜8は、酸性書籍本文用紙である実施例1〜4よりも白色度が高いことが解る。
実施例用DIP5/LBKP(CSF=478ml、白色度72.4%、不透明度74.1%)=50/50(固形分重量比)の混合パルプスラリーに、硫酸バンドを対パルプ1.6%、紙力増強剤(EX-230、ハリマ化成株式会社製)を耐パルプ0.2%、クレーを対パルプ15%添加し、歩留り向上剤(DR3600、ハイモ株式会社製)を対パルプ200ppm添加し、ツインワイヤー型テスト抄紙機を用いて、ジェット/ワイヤー比101%、抄紙速度550m/分で原紙を抄紙した。酸化澱粉(SK20、日本コーンスターチ株式会社製)のみからなる表面処理剤を原紙両面に1.2g/m2(固形分重量となるように塗布し、乾燥後、カレンダー自重で処理し、坪量80g/m2の古紙入りの酸性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表8に示した。
実施例用DIP5の代わりに実施例用DIP6を使用した以外は実施例9と同様にして古紙入りの酸性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表8に示した。
実施例用DIP5の代わりに実施例用脱墨DIP7を使用した以外は実施例9と同様にして古紙入りの酸性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表8に示した。
実施例用DIP5の代わりに実施例用DIP8を使用した以外は実施例9と同様にして古紙入りの酸性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表8に示した。
実施例用DIP5の代わりに実施例用DIP9を使用した以外は実施例9と同様にして古紙入りの酸性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表8に示した。
実施例用DIP5の代わりに実施例用DIP10を使用した以外は実施例9と同様にして古紙入りの酸性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表8に示した。
実施例用DIP5の代わりに比較例用DIP5を使用した以外は実施例9と同様にして古紙入りの酸性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表8に示した。
実施例用DIP5の代わりに比較例用DIP6を使用した以外は実施例9と同様にして古紙入りの酸性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表8に示した。
実施例用DIP5の代わりに比較例用DIP7を使用した以外は実施例9と同様にして古紙入りの酸性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表8に示した。
実施例用DIP5の代わりに比較例用DIP8を使用した以外は実施例9と同様にして古紙入りの酸性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表8に示した。
実施例用DIP5の代わりに比較例用DIP9を使用した以外は実施例9と同様にして古紙入りの酸性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表8に示した。
実施例用DIP5の代わりに比較例用DIP10を使用した以外は実施例9と同様にして古紙入りの酸性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表8に示した。
実施例用DIP5の代わりに比較例用DIP11を使用した以外は実施例9と同様にして古紙入りの酸性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表8に示した。
実施例用DIP5の代わりに比較例用DIP12を使用した以外は実施例9と同様にして古紙入りの酸性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表8に示した。
実施例用DIP5/LBKP(CSF=478ml、白色度72.4%、不透明度74.1%)=50/50(固形分重量比)の混合パルプスラリーに、硫酸バンドを対パルプ1.6%、紙力増強剤(EX-230、ハリマ化成株式会社製)を耐パルプ0.2%、軽質炭酸カルシウムを対パルプ15%添加し、歩留り向上剤(DR3600、ハイモ株式会社製)を対パルプ200ppm添加し、ツインワイヤー型テスト抄紙機を用いて、ジェット/ワイヤー比101%、抄紙速度550m/分で原紙を抄紙した。酸化澱粉(SK20、日本コーンスターチ株式会社製)のみからなる表面処理剤を原紙両面に1.2g/m2(固形分重量となるように塗布し、乾燥後、カレンダー自重で処理し、坪量80g/m2の古紙入りの中性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表8に示した。
実施例用DIP5の代わりに実施例用DIP6を使用した以外は実施例15と同様にして古紙入りの中性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表8に示した。
実施例用DIP5の代わりに実施例用DIP7を使用した以外は実施例15と同様にして古紙入りの中性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表8に示した。
実施例用DIP5の代わりに実施例用DIP8を使用した以外は実施例15と同様にして古紙入りの中性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表8に示した。
実施例用DIP5の代わりに実施例用DIP9を使用した以外は実施例15と同様にして古紙入りの中性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表8に示した。
実施例用DIP5の代わりに実施例用DIP10を使用した以外は実施例15同様にして古紙入りの中性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表8に示した。
実施例用DIP5の代わりに比較例用DIP5を使用した以外は実施例15と同様にして古紙入りの中性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表8に示した。
実施例用DIP5の代わりに比較例用DIP6を使用した以外は実施例15と同様にして古紙入りの中性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表8に示した。
実施例用DIP5の代わりに比較例用DIP7を使用した以外は実施例15と同様にして古紙入りの中性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表8に示した。
実施例用DIP5の代わりに比較例用DIP8を使用した以外は実施例15と同様にして古紙入りの中性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表8に示した。
実施例用DIP5の代わりに比較例用DIP9を使用した以外は実施例15と同様にして古紙入りの中性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表8に示した。
実施例用DIP5の代わりに比較例用DIP10を使用した以外は実施例15と同様にして古紙入りの中性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表8に示した。
実施例用DIP5の代わりに比較例用DIP11を使用した以外は実施例15同様にして古紙入りの中性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表8に示した。
実施例用DIP5の代わりに比較例用DIP12を使用した以外は実施例15と同様にして古紙入りの中性書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表8に示した。
(1)密度が低く嵩高であり、初期純曲げこわさが高く剛度に優れる。
(2)平滑度が高く、オフセット印刷適性に優れる(インキムラが少なくインキ着肉性に優れ、ブランケットパイリングが少ない)。
これらの傾向は、CSFがほほ同一のDIPを配合した、実施例9と比較例10との比較、実施例10と比較例11との比較、実施例11と比較例12との比較から、明瞭である。
上質系古紙を原料とした酸性書籍本文用紙(実施例12〜14、比較例13〜16)では、キャビテーションによって発生させた気泡により所望の濾水度に調製したDIPを含有する実施例12〜14は、未叩解DIPを含有する比較例13や、機械力で叩解したDIPを含有する比較例14〜16に比較して、前記(1)、(2)が同様に言える。これらの傾向は、CSFがほほ同一のDIPを配合した、実施例12と比較例14との比較から、明瞭である。
新聞系古紙をDIPの原料とした中性書籍本文用紙(実施例15〜17、比較例17〜20)でも、実施例15〜17は比較例17〜20に比較して、同様に上記(1)、(2)が明らかである。尚、中性書籍本文用紙である実施例15〜17は、酸性書籍本文用紙である実施例9〜11よりも白色度が高いことが解る。
上質系古紙をDIPの原料とした中性書籍本文用紙(実施例18〜20、比較例21〜24)でも、実施例18〜20は比較例21〜24に比較して、同様に上記(1)、(2)が明らかである。尚、中性書籍本文用紙である実施例18〜20は、酸性書籍本文用紙である実施例12〜14よりも白色度が高いことが解る。
実施例用KP1/LBKP(CSF=478ml、白色度72.4%、不透明度74.1%)=50/50(固形分重量比)の混合パルプスラリーに、硫酸バンドを対パルプ1.6%、紙力増強剤(EX-230、ハリマ化成株式会社製)を耐パルプ0.2%、クレーを対パルプ15%添加し、歩留り向上剤(DR3600、ハイモ株式会社製)を対パルプ200ppm添加し、ツインワイヤー型テスト抄紙機を用いて、ジェット/ワイヤー比101%、抄紙速度550m/分で原紙を抄紙した。酸化澱粉(SK20、日本コーンスターチ株式会社製)のみからなる表面処理剤を原紙両面に1.2g/m2(固形分重量となるように塗布し、乾燥後、カレンダー自重で処理し、坪量80g/m2の酸性抄紙の上質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表9に示した。
実施例用KP1の代わりに実施例用KP2を使用した以外は実施例21同様にして酸性抄紙の上質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表9に示した。
実施例用KP1の代わりに実施例用KP3を使用した以外は実施例21と同様にして酸性抄紙の上質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表9に示した。
実施例用KP1の代わりに実施例用KP4を使用した以外は実施例21と同様にして酸性抄紙の上質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表9に示した。
実施例用KP1の代わりに比較例用KP1を使用した以外は実施例21と同様にして酸性抄紙の上質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表9に示した。
実施例用KP1の代わりに比較例用KP2を使用した以外は実施例21と同様にして酸性抄紙の上質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表9に示した。
実施例用KP1の代わりに比較例用KP3を使用した以外は実施例21と同様にして酸性抄紙の上質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表9に示した。
実施例用KP1の代わりに比較例用KP4を使用した以外は実施例21と同様にして酸性抄紙の上質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表9に示した。
実施例用KP1の代わりに比較例用KP5を使用した以外は実施例21と同様にして酸性抄紙の上質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表9に示した。
実施例用KP1/LBKP(CSF=478ml、白色度72.4%、不透明度74.1%)=50/50(固形分重量比)の混合パルプスラリーに、硫酸バンドを対パルプ1.6%、紙力増強剤(EX-230、ハリマ化成株式会社製)を耐パルプ0.2%、軽質炭酸カルシウムを対パルプ15%添加し、歩留り向上剤(DR3600、ハイモ株式会社製)を対パルプ200ppm添加し、ツインワイヤー型テスト抄紙機を用いて、ジェット/ワイヤー比101%、抄紙速度550m/分で原紙を抄紙した。酸化澱粉(SK20、日本コーンスターチ株式会社製)のみからなる表面処理剤を原紙両面に1.2g/m2(固形分重量となるように塗布し、乾燥後、カレンダー自重で処理し、坪量80g/m2の古紙入りの中性抄紙の上質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表9に示した。
実施例用KP1の代わりに実施例用KP2を使用した以外は実施例25と同様にして中性抄紙の上質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表9に示した。
実施例用KP1の代わりに実施例用KP3を使用した以外は実施例25と同様にして中性抄紙の上質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表9に示した。
実施例用KP1の代わりに実施例用KP4を使用した以外は実施例25と同様にして中性抄紙の上質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表9に示した。
実施例用KP1の代わりに比較例用KP1を使用した以外は実施例25と同様にして中性抄紙の上質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表9に示した。
実施例用KP1の代わりに比較例用KP2を使用した以外は実施例25と同様にして中性抄紙の上質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表9に示した。
実施例用KP1の代わりに比較例用KP3を使用した以外は実施例25と同様にして中性抄紙の上質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表9に示した。
実施例用KP1の代わりに比較例用KP4を使用した以外は実施例25と同様にして中性抄紙の上質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表9に示した。
実施例用KP1の代わりに比較例用KP5を使用した以外は実施例25と同様にして中性抄紙の上質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表9に示した。
(1)密度が低く嵩高であり、初期純曲げこわさが高く剛度に優れる。
(2)平滑度が高く、オフセット印刷適性に優れる(インキムラが少なくインキ着肉性に優れ、ブランケットパイリングが少ない)。
これらの傾向は、CSFがほほ同一のKPを配合した実施例24と比較例26、27とを比較すれば、より明瞭である。
中性書籍本文用紙でも、実施例25〜28は比較例30〜34に比較して、同様に上記(1)、(2)が明らかである。尚、中性書籍本文用紙である実施例25〜28は、酸性書籍本文用紙である実施例21〜24よりも白色度が高いことが解る。
LBKP(CSF=478ml、白色度72.4%、不透明度74.1%)/実施例用MP1=50/50(固形分重量比)の混合パルプスラリーに、硫酸バンドを対パルプ1.6%、紙力増強剤(EX-230、ハリマ化成株式会社製)を耐パルプ0.2%、クレーを対パルプ15%添加し、歩留り向上剤(DR3600、ハイモ株式会社製)を対パルプ200ppm添加し、ツインワイヤー型テスト抄紙機を用いて、ジェット/ワイヤー比101%、抄紙速度550m/分で原紙を抄紙した。酸化澱粉(SK20、日本コーンスターチ株式会社製)のみからなる表面処理剤を原紙両面に1.2g/m2(固形分重量となるように塗布し、乾燥後、カレンダー自重で処理し、坪量80g/m2の酸性抄紙の中質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表10に示した。
実施例用MP1の代わりに実施例用MP2を使用した以外は実施例29と同様にして酸性抄紙の中質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表10に示した。
実施例用MP1の代わりに実施例用MP3を使用した以外は実施例29と同様にして酸性抄紙の中質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表10に示した。
実施例用MP1の代わりに実施例用MP4を使用した以外は実施例29と同様にして酸性抄紙の中質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表10に示した。
実施例用MP1の代わりに比較例用MP1を使用した以外は実施例29と同様にして酸性抄紙の中質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表10に示した。
実施例用MP1の代わりに比較例用MP2を使用した以外は実施例29と同様にして酸性抄紙の中質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表10に示した。
実施例用MP1の代わりに比較例用MP3を使用した以外は実施例29と同様にして酸性抄紙の中質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表10に示した。
実施例用MP1の代わりに比較例用MP4を使用した以外は実施例29と同様にして酸性抄紙の中質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表10に示した。
実施例用MP1の代わりに比較例用MP5を使用した以外は実施例29と同様にして酸性抄紙の中質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表10に示した。
LBKP(CSF=478ml、白色度72.4%、不透明度74.1%)/実施例用MP1=50/50(固形分重量比)の混合パルプスラリーに、硫酸バンドを対パルプ1.6%、紙力増強剤(EX-230、ハリマ化成株式会社製)を耐パルプ0.2%、軽質炭酸カルシウムを対パルプ15%添加し、歩留り向上剤(DR3600、ハイモ株式会社製)を対パルプ200ppm添加し、ツインワイヤー型テスト抄紙機を用いて、ジェット/ワイヤー比101%、抄紙速度550m/分で原紙を抄紙した。酸化澱粉(SK20、日本コーンスターチ株式会社製)のみからなる表面処理剤を原紙両面に1.2g/m2(固形分重量となるように塗布し、乾燥後、カレンダー自重で処理し、坪量80g/m2の古紙入りの中性抄紙の中質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表10に示した。
実施例用MP1の代わりに実施例用MP2を使用した以外は実施例33と同様にして中性抄紙の中質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表10に示した。
実施例用MP1の代わりに実施例用MP3を使用した以外は実施例33と同様にして中性抄紙の中質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表10に示した。
実施例用MP1の代わりに実施例用MP4を使用した以外は実施例33と同様にして中性抄紙の中質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表10に示した。
実施例用MP1の代わりに比較例用MP1を使用した以外は実施例33と同様にして中性抄紙の中質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表10に示した。
実施例用MP1の代わりに比較例用MP2を使用した以外は実施例33と同様にして中性抄紙の中質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表10に示した。
実施例用MP1の代わりに比較例用MP3を使用した以外は実施例33と同様にして中性抄紙の中質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表10に示した。
実施例用MP1の代わりに比較例用MP4を使用した以外は実施例33と同様にして中性抄紙の中質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表10に示した。
実施例用MP1の代わりに比較例用MP5を使用した以外は実施例33と同様にして中性抄紙の中質書籍本文用紙を製造した。紙質結果を表10に示した。
(1)密度が低く嵩高であり、初期純曲げこわさが高く剛度に優れる。
(2)平滑度が高く、オフセット印刷適性に優れる(インキムラが少なくインキ着肉性に優れ、ブランケットパイリングが少ない)。
中性書籍用紙でも、実施例33と比較例40との比較、実施例34と比較例41との比較、実施例35と比較例42との比較、実施例36と比較例43との比較から、同様に上記(1)、(2)が明らかである。尚、中性書籍用紙である実施例33〜36は、酸性書籍用紙である実施例29〜32よりも白色度が高いことが解る。
2:ノズル
3:キャビテーション噴流セル
4:プランジャポンプ
5:上流側圧力制御弁
6:下流側圧力制御弁
7:上流側圧力計
8:下流側圧力計
9:給水弁
10:循環弁
11:排水弁
12:温度センサー
13:ミキサー
Claims (7)
- 古紙を再生する工程において、キャビテーションによって発生させた気泡を、古紙パルプ懸濁液に接触させて、パルプ繊維および灰分に付着している汚染物質を剥離した脱墨パルプを含有することを特徴とする書籍本文用紙。
- 紙料へ添加する填料が、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウムーシリカ複合物から選ばれる1種類以上を少なくとも含み、中性抄紙法で抄造されることを特徴とする請求項1記載の書籍本文用紙。
- キャビテーションによって発生させた気泡をパルプ懸濁液に接触させて、所望の濾水度に調製したパルプを含有することを特徴とする書籍本文用紙。
- キャビテーションによって発生させた気泡をパルプ懸濁液に接触させて所望の濾水度に調製するパルプ懸濁液が、脱墨パルプ懸濁液であることを特徴とする請求項3記載の書籍本文用紙。
- キャビテーションによって発生させた気泡をパルプ懸濁液に接触させて所望の濾水度に調製するパルプ懸濁液が、クラフトパルプ懸濁液であることを特徴とする請求項3記載の書籍本文用紙。
- キャビテーションによって発生させた気泡をパルプ懸濁液に接触させて所望の濾水度に調製するパルプ懸濁液が、機械パルプ懸濁液であることを特徴とする請求項3記載の書籍本文用紙。
- 紙料へ添加する填料が、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウムーシリカ複合物から選ばれる1種類以上を少なくとも含み、中性抄紙法で抄造されることを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項記載の書籍本文用紙。
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