JPH09512063A - 紙製造における超音波の使用方法 - Google Patents

紙製造における超音波の使用方法

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JPH09512063A JP7526899A JP52689995A JPH09512063A JP H09512063 A JPH09512063 A JP H09512063A JP 7526899 A JP7526899 A JP 7526899A JP 52689995 A JP52689995 A JP 52689995A JP H09512063 A JPH09512063 A JP H09512063A
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Abstract

(57)【要約】 繊維フロキュレーションの発生と、既に形成された繊維フロキュレーションの分散とを防止し、添加化学薬剤を更に良好に分布させ、フィブリル化の増加を防止し、2つの成分の化学薬剤から保持性および歩留まりを改善し、機械部品および白水循環の他の部分への微生物と他の種類の堆積物の形成を防止し、ワイヤとフェルトの詰まりを防止し、コーティング装置におけるフロキュレーションを防止し、原料中の空気成分を減少し、発泡を減少する方法。当該方法は、15〜60KHzの周波数の超音波エネルギが、外部に取付けられた超音波トランスジューサまたは内部に用いられた浸漬可能な超音波装置を介して、原料、機械部品、洗浄トレーおよびコーティング装置に対して印加されることにより達成される。超音波エネルギは、望ましくは、外部からヘッド・ボックスに取付けられた超音波トランスジューサまたは内部に用いられた浸漬可能な超音波装置から印加される。超音波エネルギ準位は、所望のフロキュレーションに達するように、インライン装備された地合いまたはフロキュレーション・サイズ測定システムによって制御される。測定されたフロキュレーションは、製造される紙または厚紙に対する単位面積当たりの重量の設定点の最適化および単位時間当たりの最大生産量に対する基準として用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】 紙製造における超音波の使用方法 本発明は、極めて有効な作用効果を得るための、製紙プロセスにおける超音波 エネルギの使用方法に関する。超音波エネルギは、短い白水(white wa ter)システムと一般に呼ばれているプロセスの部分、即ち1つまたは複数の ヘッドボックスと、金網部で分離されて原液を所望の原液濃度(consist ency)へ希釈するために用いられる白水と、該白水システム内部の白水トレ イとタンクとに対して加えられる。更に、超音波エネルギは、ワイアとフェルト とに対する洗浄システムに加えられ、これらのワイアとフェルトとを完全に清潔 に保持して、これらの閉塞を防止する。これにより、製紙プロセスにおけるこれ らの過程対して一定かつ高い脱水能力をもたらすことができる。要約すると、こ のことは、改善された紙品質、紙成分の高い歩留まり、スチーム消費の減少、お よび生産装置単位の生産能力の増大を意味する。 超音波エネルギは、紙における繊維のフロキュレーション(塊)の形成を防止 し、かつ微生物の繁殖を防止するために、白水システムに供給される。微生物が 繁殖すると、繊維フロキュレーションと結合して洗浄の中断および機械停止を生 じ、これにより生産時間の損失を生じてしまう。ある場合には、微生物による汚 染が白水システムへ添加される生原料から生じることが発見された時に、このよ うな汚染源の広がりを阻止するために、この生原料へも超音波エネルギを印加す ることが必要となる。 パルプおよび紙製造産業に超音波エネルギを利用することは以前から知られて いるが、パルプの製造と原液調製システム内においてのみ使用されており、実際 の製紙機械のはるか前段階で用いられていた。 英国特許第1,577,664号には、特定の樹種から製造されるパルプから 非常に厄介な種類の樹脂を除去するために超音波エネルギを用いる方法が開示さ れており、このような樹脂が種々の製紙機械部分に存在すると大きな問題の原因 となるものである。しかしながら、この英国特許においては、本発明において目 的としているものとは全く異なる問題の解決を目的とするもので、超音波エネル ギの印加は、製紙機械のはるか前段階で行われている。 Derwentのアブストラクト第82−97003E/45号、SU(スエ ーデン特許)896130には、特に繊維ノット(未解蒸物;knots)の形 成を阻止するためにパルプの濾過(スクリーニング)のため用いられる高濃度ス クリーンに、即ち、製紙機械のはるか前段階において超音波エネルギを印加する 方法が記載されている。 Derwentのアブストラクト第82−85514E/40号、SU 88 7610には、原液の着色を改善するために、原液調製時に超音波エネルギが用 いられる方法が開示されており、これもまた、製紙機械のはるか前段階において 使用されている。この特許は、連続的プロセスにおいて使用されるように見越さ れていなかったバッチ処理法を記載している。 Derwentのアブストラクト第81−17053/D号、SU 7460 12もまた、原液調製におけるバッチ処理を取扱うもので、これにおいては、改 善された機械的強度および撥水特性を有する紙を製造するために、パラフィン蝋 分散剤とコポリマーとを添加することを可能にするために、超音波エネルギが用 いられている。 更に、Tappi Journalの第77巻、第3部に開示されているよう に、レーザ印刷され、このことは、高温度でトナーがシートに固着され、取除く のが非常に困難であることを意味するが、レーザ印刷された紙から作られた再生 繊維の原液の脱インク性(インク除去特性)を改善するために、超音波エネルギ を使用できることが公知である。 先に述べたプロセスにおける超音波エネルギの使用は、本発明が解決しようと している目的とは全く相違するものであり、例えば、木および二次的繊維からの パルプの製造、および実際の製紙プロセスのはるか前段階での原液の調製を含む 異なるプロセスを改善するためのものである。 本特許出願によりカバーされる問題を解決するために超音波エネルギを使用す ることは、上記刊行物には開示されておらず、また当業者にとっても明らかでは ない。経済性におけるインパクト 繊維フロキュレーションによって生じる紙シートにおける繊維の不均一な分布 に、注目しなければならない。静的繊維荷重の変化は、23.5平方ミリメート ルの面積を持つペーパ・ロンデル(rondell)で試験されたとき、7〜1 0%であったが、20,000平方ミリメートルの一般的なロンデルを用いたと き、その変化は0.5〜0.8%であった。したがって、繊維のフロキュレーシ ョンを無くすかあるいは減じることができるならば、大きな利益を得ることがで き、このことは、更により小さな装置面積当たりの荷重で同じ強度特性を達成す ることを可能にする。スェーデンの紙市場の場合は、潜在的な利益の合計は、装 置面積当たりの重量のパーセント減少につき、350,625,000SEK( スエーデン・クローネ)となる。 スライム(slime)および繊維のフロキュレーション(塊)集積の除去に よって洗浄を行うと、稼働中断および停止数の減少は、スライム管理のために使 用される化学薬品が増えないので、一年につき730、000、000SEKの 、スエーデンの紙生産において直接的な利益ならびに環境的な利益を生じる。 ワイヤ・セクションと乾燥セクションとにおける改善された脱水により生じる 利益に関するインパクトもまた注目すべきである。全てのプレス(圧縮)フェル トの連続的な洗浄は、圧縮セクション後の乾燥固体成分が0.4〜0.5%高く なる結果となるはずである。0.5%高い乾燥固体成分は、2.21%の生産増 の可能性と対応し、これは、一年当たり620,000,000SEKの、スエ ーデンの紙産業における利益可能性と対応する。図面の説明 図1は、空気クッションを持ち、超音波トランスジューサ1を備えた、本発明 に使用するに適したヘッドボックスの部分断面概略図である。 図2〜図5は、本発明に使用するに適する、超音波トランスジューサ1を備え た種々の異なる流体圧作動ヘッド・ボックスの部分断面概略図である。 図6は、本発明に使用するに適している、超音波トランスジューサ1を備えた 、2つの大型流体圧作動ヘッドボックスである。 図7は、本発明に使用するに適している、多孔ロールが浸漬可能な装置で置換 された超音波トランスジューサ1を備えたヘッド・ボックスである。 図8および図9は、本発明に使用するに適している、超音波トランスジューサ 1を備えた、ワイヤおよびフェルトの洗浄システムの事例である。 上述の装置は、本発明がどのように適用し得るかについての事例に過ぎず、本 発明の範囲内にあるべき他の解決法も可能である。フロキュレーション生成の防止 製紙プロセスにおいては、完成紙製品ができるだけ均一な繊維および充填剤( filler:填料)の分布として得ることができるように、ヘッド・ボックス から長網抄紙機のワイヤ上へ流れる繊維の懸濁中のフロック(floc)の形成 を防止することを、種々の装置によって試みている。フロックは、繊維および充 填剤によって形成されるが、最初は繊維によって形成される。パルプの濃度(密 度)が高くなり、洗練度が高くなり、繊維が長くなるほど塊状体が増加し、これ により、例えば、袋用紙の生産中に、製紙業者は、非常に低い濃度で操業しなけ ればならいことになる。フロックのサイズおよび形態は、半透明光により紙シー トを観察することによって、容易に検出することができる。フロックは、間に比 較的明るい部分を持つ紙の比較的暗い部分により表わされる。このように、紙は 、単位面積当たり重い重量の比較的暗い部分と、単位面積当たり少ない重量の比 較的明るい部分とによって形成される。紙の機械的強度特性は、単位面積当たり 重量が重くなると増大し、単位面積当たり重量が小さくなると減少する。このこ とは、紙の機械的強度特性が、紙の暗い部分の間の明るい部分によって決定され ることを意味する。充填剤および繊維の保持性(retention)、特に細 片の保持性性がフロック中で高くなるが、比較的明るい部分において、保持特性 は、製紙機械の湿潤端部、即ちワイヤ・セクションおよびプレス・セクションか ら排出される白水に依存する傾向がある。 フロキュレーションを減少することは、製紙機械での「地合い(format ion)の改善」と呼ばれるが、このようにフロキュレーションを減少すること によって、単位面積当たり同じ繊維重量での改善された強度特性を持つ紙を作る ことができるか、あるいは単位面積当たり少ない繊維から同じ強度特性を持つ紙 を作ることができる。このように地合いの改善は、更に優れた繊維歩留まりの可 能性をもたらし、結局、更に改善された原料経済性をもたらす。フロックはまた 、より多くの水分を含み、ワイヤならびにプレス・セクションにおける脱水操作 を低減することになり、これが更に、より多くの水分がシートから分離されねば ならないことにより生じる高速水流によって生じる、プレス・セクションにおけ るクラッシュ傾向の増加を招き、繊維をシートから引裂くことになり、流体圧力 が大きいときに、中断の原因となる。中断回数を減じるために、プレス・セクシ ョンにおける圧力を少なくして操業しなければならず、これが乾燥セクションに 進入する紙に対する圧力・セクションからの乾燥粒剤を低減する。これにより、 トン当たりのスチーム消費を増大し、乾燥器部の能力を増加しなければ、必要な 生産速度を低下させる。要約すれば、地合いの改善により、生原料およびエネル ギをより有効に管理することができることになり、装置当たりの生産量を増加さ せることができ、これが更に、資本コストを低減することができる。最大のコス ト低減は、単位面積当たりの重量が少ない紙を作ることができるとともに、該生 産された紙が同じ強度特性を保持することができるようにすることによって、達 成される。 このように、地合いの改善は、技術的ならびに経済的に極めて大きな関心をも たれている。この目標を達成するために、多孔ロールの回転中に、そして(また は)少なくとも理論的に新たなフロックの形成を阻止できる、原料流の乱流を生 じる貫通流域の拡張および縮小の反復により、一般に、種々のヘッド・ボックス の設計がなされてきた。状況は改善されても、問題は未解決のままであった。 先に述べた利点を得るための15KHz〜60KHzの範囲内の超音波エネルギ の供給は、これらの問題を解決しあるいは著しく低減することができる。この場 合、超音波エネルギはヘッド・ボックス内の原料に供給されるが、超音波エネル ギは複数の超音波トランスジューサによって供給され、該超音波トランスジュー サは、エア・クッションとしてのアルミニウム・バー、及び好適にはヘッド・ボ ックスの下方に配置される解放ヘッド・ボックスに取付けられるか、あるいは流 体圧作動ヘッド・ボックスとなるように、ヘッド・ボックスの周囲に固着される (図1〜図6)。また、これらのトランスジューサを、ヘッド・ボックスの内部 に取付けられた多数の浸漬可能装置として取付けることもでき(図7)、あるい は、種々の取付け方法の組合わせによって取付けることもできる。超音波トラン スジューサは、幾つかの並列なトランスジューサの組合わせを用いて、超音波エ ネルギがヘッド・ボックスの長、幅および高さ内のすべての原料へ供給されるよ うに取付けられる。このような方法において、問題を解決するのに充分な量の超 音波エネルギが原料に供給されることが必要である。 原料は、マニフォルドおよび拡散バンクを介してヘッド・ボックス内へ圧送さ れる。拡散バンクの後に原料がヘッド・ボックス内へ流入すると、流速の極めて 迅速な減少が生じ、これによりフロックが分散されることが確実となる。フロッ クの再形成が非常に迅速に生じ、しかも、フロックの再形成が防止されることを 確認することが望ましい。このような技術は、数十年間テストされ使用されてき た多くの設計にも拘わらず、その目的を達成することを可能にするものではなか った。 超音波エネルギの分散効果は、異なる構成要素、例えば、アニロックス(an ilox)・ロールまたはグラビア印刷ロールの超音波洗浄のため使用される周 知のキャビテーションによって生じ、またこの場合、乾燥した水性インクでもグ ラビア印刷されたセルから除去することも可能である。超音波が材料を透過する 時、材料の分子は、超音波の進行方向に縦に振動するように誘導される。この結 果、液体中にキャビテーション、即ち直径が0.1〜0.2mmの小さな気泡の 形成を生じる、圧力変化を生じる。これらの小さな気泡に超音波が照射されると 、これら気泡は、連続的に超音波の圧縮および膨張サイクルからのエネルギを連 続的に吸収して、超音波の波長に依存する臨界サイズまで成長し、その後サイズ が非常に迅速に成長し始め、最後にはμ秒以内で内破(implode)する。 この内破気泡は、付近の媒体にエネルギを伝達し、これにより、繊維懸濁におい て、存在するフロックを分散すると共に、新たなフロックが生じることを阻止し て、フィブリル化(fibrillation)を増大することになる。フィブ リル化が生じることは、自由度値(freeness value)の測定によ って検証され、該測定により、超音波エネルギの供給の前後の自由度の差が検証 された。分散効果もまた、スエーデン国特許出願第9002006−6(468 、754)号において開示されており、これにおいては、超音波エネルギの分散 効果が、印刷品質の改善とインクの節減をもたらす結果になっている。 超音波エネルギの供給は、フロックの再形成を防止し、そして既に形成された フロックの分散を行う。超音波エネルギがある範囲の波長にわたって掃引する波 長範囲で供給されるならば、1波長の長さが周波数に直接依存するので、このエ ネルギは、異なる周波数の波長がトランスジューサからの異なる距離において見 出され、これらの距離の倍数で媒体中に伝播されることになる。このように、超 音波キャビテーションは、繊維懸濁全体に分布され、フロックの再生または形成 を阻止する。これは更に、ガス抜きして発砲を低減することに寄与することにな る。 紙の生成において他の化学薬剤、例えば、しばしば2つの構成種類のポリマで ある保持性助剤(retention aid)もまた用いられる。これらの保 持性助剤は、ワイヤ・セクションでの紙匹(web)における繊維および充填剤 の保持性を改善し、これにより白水中のこれらの紙組成の成分を低減し、ワイヤ ・セクションをプレス・セクションへ進入したままで、紙匹中のこれらの紙組成 の成分を増大させることができる。超音波エネルギは、反応特性を増大して歩留 まりを改善するこれら化学薬剤の各成分を分散させる。超音波エネルギは、さら にこれら化学薬剤を均等に分散させ、これにより、同量の保持性助剤に対する保 持性を改善し、あるいは、より少量の保持性助剤で同じ程度の保持性をもたらす ことになる。 ある時間後に剥離して最後には中断を生じることになる、機械の各部に対する 繊維の塊状(集積)体にも、超音波エネルギの分散効果を用いることができる。 これら塊状体は、例えばトランスジューサの周囲、検査蓋、突起板などの渦流が 存在する場所に、一般に形成される。これらの場所付近に超音波トランスジュー サを取付けることは、このような繊維の塊状体の形成を阻止することができるこ とになる。 製紙機械の他の部分もまた、超音波エネルギの分散効果および洗浄効果を利用 することができる。この例としては、フェルトとワイヤであり、これらがトレイ を通過するならば、時には微生物の成長、脱水効果や有効寿命を減じてしまうピ ッチ、その他の有機および無機物質の介在を阻止するための化学薬剤を、保持す る。応用の事例は、図8および図9に示している。 以前は、超音波エネルギが迅速に吸収され、従って全原料にインパクトを与え ることができないので、原料中のセルロース繊維の存在、大きな原料流、および ヘッド・ボックスの大きな容積が、超音波エネルギを紙製造プロセスに印加する ことを不可能にしてきたという意見があった。このことが当を得ていないこと、 および、これにより本発明による紙製造プロセスに対する超音波エネルギの印加 が完全に新しい考え方を表わし、従ってこれが技術的な革新であることを示して いる。超音波エネルギは、繊維懸濁中に迅速に分散される。フィブリル化の増加 およびフロキュレーション(塊状体)の減少または阻止によって、セルロース繊 維が超音波エネルギの一部を吸収することは確かであるが、これは必要で所望の 機能であり、ヘッド・ボックス中の全量にわたっての超音波エネルギの分散を阻 止するものではない。その理由は、ルーメン(lumen:繊維における中空部 )が水で完全に充填されること、およびセル壁もまた大量の水を吸収することで ある。このように、全量のセルロース懸濁が液体として働き、充分な超音波エネ ルギが供給されるならば、該超音波エネルギは、ヘッド・ボックス中の全原料に わたって分散される。洗練度を増加し、パルプの濃度を増加し、原料の流速を増 加することは、特定のエネルギ要求を増大させることになる。 地合いと繊維重量の検査および測定のため製紙機械の湿潤端部に取付けられる システムの利用は、原料の濃度、超音波パワー、および適正な紙特性仕様を満た すに充分な紙の重量などの他の生産パラメータの最適化および制御のために使用 することが可能である。製紙用パルプのような生原料、化学薬剤およびエネルギ の特定の使用は、今日まで可能でなかった方法、および品質と採算性の改善のた めに、極めて大きな可能性でもって最適化が可能である。 原料中の微生物の成長および水の循環は、これまで製紙プロセスにおいて大き な問題であった。好気性ならびに嫌気性のスライムを形成する微生物は、機械構 成要素および白水と原料タンクの壁面にスライムを形成する。嫌気性成長の存在 は、好気性微生物が得られる全酸素を消尽する事実によって、好気性成長がそれ 自体の下で嫌気性条件を形成するという事実によって説明される。特に、デスル ホビブリオ・デスルフリクナス(Desulfovibrio Desulfu ricnas)のような硫酸塩を減じるバクテリアの嫌気性成長が、金属の腐食 を増進し、また特にヒドロ亜硫酸亜鉛(zinc hydrosulphite )またはヒドロ亜硫酸ナトリウム(sodium hydrosulphite )による湿潤浴(beaching)を低減する時、明るさに直接的に影響を及 ぼすことになる。 微生物の成長は、機械部分に対してスライムの形成を生じ、これが早晩、分解 が非常に困難な塊体として剥離する。これらの塊体は、例えば、ファン・ポンプ その他のポンプを通過し、拡散バンクや多孔ロールを通過してスライム・スポッ トを生じ、生産が中断する。このような塊体は、有機および無機物質よりも何倍 も菌類およびバクテリアからなる。水系統および原料系統における渦流の存在は 、繊維の塊体の成長および形成にとって好都合であり、それにより状況が悪化す ることになる。 これらの問題の解決は、これまではしばしば分散剤と組合わされた生物学的活 性物質、殺生物物質および生体静力学的物質(biostat)によって実施さ れてきた。最初は、外部環境に対して非常な環境バーム(barm)を生じる有 機水銀化合物あるいは塩化フェノールが用いられ、これは、非毒性管理の要求が 理由であった。化学的であると共に生物学的に活性であり、同時に生物に対して 影響をもたないことに見合うものは、確かに困難であるか又は不可能である。 超音波エネルギは、この問題を解決することができる。微生物の成長が生じる 部分に超音波エネルギを加えることにより、塊状集積体の生成を有効に阻止する ことができる。超音波エネルギは、金属、特にステンレス鋼から作られた構成要 素およびタンクに関するヘッド・ボックスに対して、外部から加えることができ る。コンクリート製、タイル張りあるいはプラスチックで被覆したタンクにおい ては、浸漬可能な装置を用いて超音波エネルギを加える必要があり、この場合、 壁部までの距離とエネルギ準位は、問題の解決のためにキャビテーションが充分 に強いが、タイルや被覆を剥離するほど強くないように調整されなければならな い。 製紙プロセスにおける超音波エネルギの印加は、先に述べた事例に限定される ものではなく、他の装置、例えば脱気における改善を行う脱気器(deccul ator)における類似の問題の解決、あるいは水を基材とする製品が用いられ る別のコーティング・ステーションすなわち積層機械におけるフロキュレーショ ン(塊状体)の形成を防止することができる。当業者は、当技術を製紙機械また はコーティング装置の多くの異なる部分において、インラインまたはオフライン で適用できることを見出すであろうが、これらの用途は本発明の範囲内にあるも のである。図面に関する注釈 図1〜図4 1・・超音波トランスジューサ 図5 1・・超音波トランスジューサ 2・・ステップ拡散器を備えたチューブ・パック 3・・十字(クロス)分配器 図6 1・・超音波トランスジューサ 2・・十字分配器 3・・チューブ・パック 4・・プラスチック・フィルム 図7 1・・超音波トランスジューサ 図8 1・・超音波トランスジューサ 2・・オーバーフロー用パイプを備え、水が充満された洗浄トレイ 3・・プレス・フェルト 4・・フェルト・ガイド・ロール 5・・真空セクションボックス 6・・水供給部 図9 1・・超音波トランスジューサ 2・・オーバーフロー用パイプを備え、水が充満された洗浄トレイ 3・・ワイア 4・・ワイア・ガイド・ロール 5・・ワイア洗浄及び洗浄トレイの水充填用のスプレイ・パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TT, UA,UG,US,UZ,VN 【要約の続き】 定されたフロキュレーションは、製造される紙または厚 紙に対する単位面積当たりの重量の設定点の最適化およ び単位時間当たりの最大生産量に対する基準として用い られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.繊維フロキュレーション(塊状体)の発生を防止し、既に形成された繊維 フロキュレーションを分散し、フィブリル化を増大し、2つの成分の化学薬剤か らの保持性および歩留まりを改善し、白水循環系の機械部品及び他の部分への微 生物と他の種類の堆積物の形成を防止し、ワイヤとフェルトとの綴じ込みを防止 し、コーティング・ステーションまたは機械におけるフロキュレーションの生成 を防止し、原料中の空気成分を減少し、発泡を減少する方法において、15〜6 0KHzの周波数の超音波エネルギが、外部に取付けられた超音波トランスジュ ーサ、または、内部的印加の浸漬可能な超音波装置によって、原料、機械部品、 洗浄トレーおよびコーティング装置へ印加されることを特徴とする方法。 2.請求項1記載の方法において、超音波エネルギが、図2または図3に示さ れた外部からヘッド・ボックスに取付けられた超音波トランスジューサ、または 内部的印加の浸漬可能な超音波装置によって印加され、超音波エネルギが地合い および保持性を改善するために用いられることを特徴とする方法。 3.請求項1または2記載の方法において、超音波エネルギ準位が、所望のフ ロキュレーションに達するように、インライン組込みされた地合いまたはフロキ ュレーション・サイズ測定システムにより制御され、かつ該測定されるフロキュ レーションが、製造される紙または厚紙に対する単位面積当たりの重量設定点の 最適化と、単位時間当たりの最大生産量との基準として用いられることを特徴と する方法。 4.請求項1記載の方法において、超音波エネルギが、微生物、有機物または 無機物の堆積を防止するために、白水循環系内の機械部品またはタンクへ印加さ れることを特徴とする方法。 5.請求項1記載の方法において、超音波エネルギが、微生物、有機物または 無機物のフェルトおよびワイヤのファイリングを防止するために、特殊の洗浄ト レーへ印加されることを特徴とする方法。 6.請求項1記載の方法において、超音波エネルギが、コーティング物質の循 環中に異なる種類のフロキュレーションを形成すること、あるいはコーティング または積層ステーションの機械部品に対する堆積物の形成を防止するために、コ ーティングまたは積層ステーションにおいて、コーティング物質に対して印加さ れることを特徴とする方法。 7.請求項1記載の方法において、超音波エネルギが、発泡を低減し脱気を改 善するために、原料に対して印加されることを特徴とする方法。 8.請求項1〜7のいずれかに記載の方法において、超音波エネルギが、15 KHz〜60KHzの周波数範囲内で掃引されて、印加されることを特徴とする方 法。 9.請求項1〜7いずれかに記載の方法において、印加される超音波エネルギ が、15KHz〜60KHz間の1つまたは複数の予め定めた周波数を有すること を特徴とする方法。
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