JP2006256766A - ウェブ送出装置 - Google Patents

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JP2006256766A JP2005075571A JP2005075571A JP2006256766A JP 2006256766 A JP2006256766 A JP 2006256766A JP 2005075571 A JP2005075571 A JP 2005075571A JP 2005075571 A JP2005075571 A JP 2005075571A JP 2006256766 A JP2006256766 A JP 2006256766A
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尚司 高橋
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Abstract


【課題】廃棄されるウェブを減したウェブ送出装置の提供。
【解決手段】ウェブ送出装置10を、ウェブコイル22a,22bがセットされる送出部13と、カッタ33を備えた接合部14と、ウェブ廃棄部15とから構成する。ウェブ巻取り部15を、送出部13から送り出されるウェブ9を挟持可能なニップローラ38及び受ローラ39と、ウェブ9の両側端部を把持して回転可能な巻取チャック44a,44bとから構成する。両ローラ38,39のウェブ搬送方向上流側でウェブ9の通過を検出する反射型光センサ75を設ける。ウェブ9の終端辺が反射型光センサ75を通過したら、巻取りチャック44a,44bでウェブ9の側端部を把持するとともに、カッタ33でウェブ9を切断する。切断後のフイルム9の残りを巻取チャック44a,44bで巻き取ることで、ロスとして廃棄されるウェブを減らすこと。
【選択図】 図1

Description

本発明は、薄い金属板、紙、フイルム等のウェブをコイル状に巻き取ったウェブコイルからウェブを順次送り出すウェブ送出装置に関するものである。
写真感光材料、磁気記録材料、感光性平版印刷版などの製造ラインでは、薄い金属板、紙、フイルム等のウェブを長手方向に連続して走行させつつ、感光材料、磁性材料の塗布や乾燥あるいは裁切断、巻き替え等の各種処理を施している。これらのウェブはロール状に巻き回されたウェブコイルの形態で、製造ラインの最上流にあるウェブ送出装置にセットされる。そして、このウェブコイルからウェブが引き出されて製造ラインに送り出されている。
このようなウェブ送出装置では、搬送ラインにウェブを連続して送出できるように、複数個のウェブコイルがセットされる。そして、ウェブ送出中のウェブコイルに残ったウェブの残長が所定の長さ以下になったらウェブの送出を一旦停止して、このウェブを所定位置で切断する。次いで、この切断された先行ウェブの後端部に、別のウェブコイルから送出される後続ウェブの先端部を接合して、先行ウェブに引き続いて後続ウェブを連続送出させている(特許文献1参照)。
また、先行ウェブを切断した際に、ウェブコイルの巻芯側に残ったウェブはロスとして廃棄される。そして、このウェブの残りは、装置内にウェブ廃棄スペースを設けなくとも良いように、巻芯に巻き戻されるのが通常である(特許文献2参照)。このように巻芯に巻き取られたウェブの残りは、例えば特許文献3に記載されているような処理装置で巻芯から分離されて廃棄される。
特許第3553282号公報(第8頁、第1図) 特開平4−223957号公報(第4頁) 特開平5−17054号公報(第2、第3頁)
ところで、前記特許文献2に記載されているように、先行ウェブを切断した際に発生するウェブの残りを巻芯に巻き取るためには、ウェブの終端辺が巻芯から離間してしまわないように、接合を開始する際のウェブコイルのウェブの残長の設定値を一定長さ以上にする必要がある。その結果、ロスとして廃棄されるウェブの長さを短くすることができないという問題が生じる。また、前記特許文献3に記載されているように、巻芯に巻き取られたウェブ(残巻)を別の装置で巻芯から分離させなければならないので、作業に手間が掛かるという問題も生じる。
本発明は上記問題を解決するためのものであり、ロスとして廃棄されるウェブを可能な限り減らすことができるウェブ送出装置を提供することを目的とする。
本発明のウェブ送出装置は、ウェブコイルからウェブを引き出して送出するウェブ送出手段と、前記ウェブコイルのウェブ搬送方向下流側に設けられ、前記ウェブの通過を検出する検出手段と、前記検出手段のウェブ搬送方向下流側に設けられ、前記ウェブを切断する切断手段と、前記ウェブコイルの巻芯から離間した前記ウェブの終端辺が前記検出手段を通過した時に、前記切断手段を駆動して前記ウェブを切断する切断制御手段と、前記検出手段と前記切断手段との間のウェブ搬送路上に設けられ、前記切断手段により切断された前記ウェブの残りを把持して巻き取る巻取手段とを備えることを特徴とする。
前記巻取手段を、前記ウェブを把持する把持状態、及び前記ウェブの把持を解除して前記ウェブの通過を許容する把持解除状態に切り替え可能な把持切替機構と、前記ウェブの終端辺が前記検出手段を通過した時に、前記把持解除状態にある前記巻取手段が前記把持状態に切り替えられるように前記把持切替機構を制御する把持切替制御手段とを備え、前記切断制御手段は、前記巻取手段が前記把持状態に切り替えられた後に前記切断手段を駆動して前記ウェブを切断することが好ましい。
また、前記巻取手段のウェブ搬送方向上流側に、走行中の前記ウェブを挟持しつつ従動回転する一対のローラが設けられ、前記検出手段は、前記一対のローラの前記ウェブ搬送方向上流側を走行中の前記ウェブの通過を検出することが好ましい。さらに、前記一対のローラを、前記ウェブを挟持する挟持状態、及び前記ウェブの挟持を解除した挟持解除状態に切り替え可能なローラ切替機構と、前記ウェブコイルに残った前記ウェブの残長を検出する残長検出手段と、前記残長検出手段の残長検出結果に基づき、前記ウェブの残長が所定長を上回るときは前記一対のローラを前記挟持解除状態に切り替えるとともに、前記ウェブの残長が所定長を下回ったときは前記一対のローラを前記挟持状態に切り替えるように前記ローラ切替機構を制御するローラ切替制御手段とを備えることが好ましい。
また、前記ウェブの終端辺が前記検出手段を通過した時に、前記ウェブの送出が停止されるように前記ウェブ送出手段を制御する送出制御手段を備え、前記把持切替制御手段は、前記ウェブの送出が停止された後に前記巻取手段を前記把持解除状態から前記把持状態に切り替えることが好ましい。また、前記ウェブの残りを前記巻取手段で巻き取ったウェブ残巻の周面に接着テープを貼り付けて、このウェブ残巻の端辺を残巻周面に固定するテープ貼付け手段を備えることが好ましい。さらに、前記接着テープにより前記端辺が前記残巻周面に固定された前記ウェブ残巻を装置外に排出する排出手段を備えることが好ましい。
また、複数個の前記ウェブコイルがセットされるコイル保持部材と、前記切断手段により切断された先行ウェブの後端部に、前記ウェブ送出手段により次のウェブコイルから引き出された後続ウェブの先端部を接合する接合手段とを備えることが好ましい。また、前記巻取手段は、前記ウェブの両側端部を把持して回転可能な一対の巻取りチャックと、前記一対の巻取りチャックを回転させるモータとから構成されることが好ましい。
本発明のウェブ送出装置は、ウェブコイルからウェブを引き出して搬送するウェブ搬送手段と、前記ウェブの通過を検出する検出手段と、前記ウェブを切断する切断手段と、前記ウェブの終端辺が前記検出手段を通過した時に、前記切断手段を駆動して前記ウェブを切断する切断制御手段と、前記切断手段により切断された前記ウェブの残りを把持して巻き取る巻取手段とを備えるようにしたので、ウェブ切断後に残る前記ウェブの残りの長さを短くすることができる。また、前記ウェブの残りと前記ウェブコイルの巻芯と分離させた状態で回収することができるので、別途巻芯からウェブを分離させる手間を省くことができる。
また、前記巻取手段を、前記ウェブを把持する把持状態及び前記ウェブの把持を解除する把持解除状態に切り替え可能な把持切替機構と、前記ウェブの終端辺が前記検出手段を通過した時に前記巻取手段を前記把持状態に切り替える把持切替制御手段とを備え、前記巻取手段が前記把持状態に切り替えられた後に前記切断手段で前記ウェブを切断するようにしたので、前記ウェブの残りを確実に把持することができる。
また、前記巻取手段のウェブ搬送方向上流側に、走行中の前記ウェブを挟持しつつ従動回転する一対のローラを設けたので、前記巻取手段に対する前記ウェブの入射角度を一定にすることができる。これにより、前記ウェブの終端辺が前記巻芯から離間しても、前記ウェブを確実に把持させることができる。
また、前記一対のローラを挟持状態及び挟持解除状態に切り替え可能なローラ切替機構と、前記ウェブコイルに残った前記ウェブの残長を検出する残長検出手段と、前記ウェブの残長が所定長を上回るときは前記一対のローラを前記挟持解除状態に切り替えるとともに、前記ウェブの残長が所定長を下回ったときは前記一対のローラを前記挟持状態に切り替えるように前記ローラ切替機構を制御するローラ切替制御手段とを備えるようにしたので、同様に前記ウェブを確実に把持させることができる。また、前記一対のローラとの接触に起因する前記ウェブの傷付きや異物付着の発生を抑えることができる。
また、前記ウェブの終端辺が前記検出手段を通過した時に、前記ウェブの送出が停止されるように前記ウェブ送出手段を制御し、前記ウェブの送出が停止された後に前記巻取手段を前記把持解除状態から前記把持状態に切り替えるようにしたので、前記ウェブを確実に把持することができる。
また、前記巻取りチャックで巻き取ったウェブ残巻の周面に接着テープを貼り付けて、このウェブ残巻の端辺を残巻周面に固定するようにしたので、前記ウェブ残巻が巻ほぐれるのが防止される。
また、前記接着テープで固定された前記ウェブ残巻を装置外に排出する排出手段を備えるようにしたので、オペレータが前記ウェブ残巻を廃棄する手間を省くことができる。
また、複数個の前記ウェブコイルがセットされるコイル保持部材と、前記切断手段により切断された先行ウェブの後端部に後続ウェブの先端部を接合する接合手段とを備えるようにしたので、前記ウェブを連続送出することができる。
また、前記巻取手段を前記把持切替機構により前記把持状態及び前記把持解除状態に切替可能な巻取チャックと、前記巻取りチャックを回転させるモータとから構成したので、同様にして、複雑な機構を用いることなく前記ウェブの残りを把持して巻き取ることができる。
図1は本発明を実施したものであり、写真感光材料、磁気記録材料、感光性平版印刷版などの製造ラインの最上流に配置され、製造ラインに薄い金属板、紙、フイルム等のウェブ9を送出するウェブ送出装置10の概略図を示したものである。このウェブ送出装置10は、大別して2軸ターレット方式のウェブ送出部13と、ウェブ接合部14と、本発明を実施したウェブ巻取り部15とから構成され、先行のウェブ9aの終端部に後続のウェブ9bの先端部を接合してウェブ9を製造ラインに連続送出する。
ウェブ送出部13は、2軸のターレットアーム17と、ターレットアーム17を回動自在に保持する保持台18と、ターレットアーム17の両端に設けられたコイル回転軸19a,19bとから構成される。コイル回転軸19a,19bには、それぞれ巻芯21a,21bにウェブ9a,9bをコイル状に巻き取ったウェブコイル22a,22bがセットされている。コイル回転軸19a,19bは、それぞれウェブ送出モータ24により回転駆動される。そして、コイル回転軸19a,19bが図中時計方向に回転駆動されるとウェブ9a,9bがウェブコイル22a,22bから引き出されて、ウェブ接合部14に向けて送り出される。
ターレットアーム17は、図示しない駆動伝達機構及びモータを介して180°ずつ間欠回転される。これにより、ターレットアーム17にセットされたウェブコイル22a,22bが、それぞれウェブ9を送り出す送出位置と、待機位置とに交互に移動される。なお、図1中ではウェブコイル22aが送出位置にセットされ、ウェブコイル22bが待機位置にセットされている。そして、ウェブコイル22aからのウェブ9aの送り出しが終了したら、ターレットアーム17が図中時計方向に間欠回転されて巻芯21aが待機位置にセットされるとともに、ウェブコイル22bが送出位置にセットされる。その後、コイル回転軸19aから巻芯21aが取り外され、新たなウェブコイル22aがセットされる。
ウェブ接合部14は、待機中のウェブコイル22bから引き出されたウェブ9bの先端部を保持する先端保持ユニット25と、ウェブコイル22aから送出されるウェブ搬送経路に沿って配置された接合ユニット26及びサクションドラム機構27と、搬送経路上に複数配置されたパスローラ28と、これら各部材が取り付けられる接合部本体29とから構成される。
先端保持ユニット25は、後続のウェブ9bの先端部を保持する保持器31と、接合部本体29に回動自在に取り付けられ、保持器31を保持する移動アーム32とから構成される。この移動アーム32の回転軸には図示しないモータが接続されており、接合時には移動アーム32を回転させて保持器31を所定の接合待機位置(図中実線で表示)から、接合ユニット26と対向する接合準備位置(図中点線で表示)まで移動させる。この保持器31は、図示は省略するが搬送ローラ対を備えており、接合準備位置まで搬送されたらウェブ9bを接合ユニット26に向けて送り出す。
接合ユニット26は、ウェブ搬送経路上に設けられ、先行のウェブ9aを所定位置で切断するカッタ33と、そのウェブ9aの後端部に保持器31より送り出される後続ウェブ9bの先端部を接合する接合器34とから構成される。この接合器34としては、両ウェブ9a,9bの接合が可能であれば超音波接合器や接着テープの貼付器などの各種接合器を用いることができる。
サクションドラム機構27は、ウェブ送出部13から送り出されたウェブ9aを吸着しながら回転して、このウェブ9をウェブ搬送方向下流側の製造ライン(図示せず)に向けて送り出す。なお、本発明はサクションドラム機構27に限定されるものではなく、ウェブ9aを搬送方向下流側の製造ラインに向けて送り出すことができれば、サクションドラム機構27の代わりに例えば搬送ローラ対などを用いてもよい。
このように、先行のウェブ9aの後端部に次のウェブ9bの先端部を接合することでウェブ9を連続送出することができるが、この接合の際にウェブ9aはカッタ33により切断されるため、ウェブコイル22aの巻芯21a側にウェブ9aが残ってしまう。この巻芯21a側に残ったウェブ9aはロスとして廃棄されるが、従来のように残ったウェブ9a(以下、廃棄ウェブ36(図7及び図8参照)という)を巻芯21aに再度巻き取ってから廃棄するためには、ウェブコイル22aのウェブ9aの残長を一定長以上確保する必要があるので、この廃棄ウェブ36の長さが長くなってしまう。また、この巻き取られた廃棄ウェブ36を巻芯21aから分離する必要があるので、この分離作業に手間がかかってしまう。
そこで、本実施形態では廃棄ウェブ36をウェブ巻取り部15で巻き取ることにより、廃棄ウェブ36の長さを短くするとともに、廃棄ウェブ36と巻芯21aとの分離作業を廃止できるようにする。ウェブ巻取り部15は、ウェブ送出部13からウェブ接合部14に向けて送り出されるウェブ9aを挟持しつつ従動回転するニップローラ38及び受けローラ39と、ニップローラ38を回動自在に保持する第1保持ユニット42と、受ローラ39を回動自在に保持する第2保持ユニット43と、第1保持ユニット42に保持され、両ローラ38、39から送り出されるウェブ9aの両側端部を把持した状態で回転される一対の巻取りチャック44a,44bと、接合部本体29に取り付けられたガイド板45と、このガイド板45に沿って第1保持ユニット42をスライド移動させるシフト機構46と、ガイド板45に取り付けられたテープ貼付けユニット47と、巻き取った廃棄ウェブ36(残巻67)を排出する排出機構48とから構成される。
図1及び図2に示すように、両ローラ38、39はウェブ9aの搬送経路を挟んで互いに対向するように第1、第2保持ユニット42,43に保持されている。第1保持ユニット42は、ニップローラ38の回転軸の両端部をそれぞれ回動自在に保持するローラ保持部50a,50bと、両ローラ保持部50a,50bを接続するバー形状の接続部51と、巻取りチャック44a,44bを保持するチャック保持部52a,52bと、ガイド板45に形成されたガイド溝45aに係合する係合部53とが一体形成されている。
第1保持ユニット42は、その係合部53がガイド溝45aに係合することで、ガイド板45にスライド移動自在に取り付けられている。シフト機構46はカムやソレノイド等からなり、第1保持ユニット42を、そのニップローラ38が受ローラ39との間でウェブ9aを挟持する挟持位置(図1、図6、図7参照)と、そのニップローラ38がウェブ9aから離れて受ローラ38との間に隙間を形成する挟持解除位置(図4参照)との間で移動させる。なお、詳しくは後述するが、第1保持ユニット42は、廃棄ウェブ36の巻取り開始時にのみ挟持位置に移動され、通常搬送中やターレットアーム17回転時には挟持解除位置に移動されている。
ここで、挟持解除位置にある第1保持ユニット42は、ターレットアーム17の回転を妨げない位置まで退避されている。そのため、本実施形態では廃棄ウェブ36の巻き取りが開始される前に、シフト機構46により第1保持ユニット42を挟持位置と挟持解除位置との間の待機位置(図5参照)に移動させておく。これにより、第1保持ユニット42を短時間で挟持位置まで移動させることができる。
第2保持ユニット43は、受けローラ39の回転軸の両端部を回動自在に保持するローラ保持部55と、ターレットアーム17回転時に受ローラ39及びローラ保持部55を退避させるローラ退避機構56とから構成される。このローラ保持部55を配置する位置は、特に限定はされないが、満巻のウェブコイル22aから送り出されたウェブ9aと接しない位置に配置されている。これにより、第1保持ユニット42が挟持解除位置または待機位置にあるときは、両ローラ38,39とウェブ9aとの接触が防止される。これにより、通常搬送中は両ローラ38,39によるウェブ9aの傷付きや異物付着の発生を抑えることができる。
ローラ退避機構56は、例えばローラ保持部55の側端部に設けられた回転軸57と、回転軸に接続されたモータ58とから構成される。そして、ターレットアーム17回転時には、この回転軸57を中心としてローラ保持部55を回転させて、受ローラ39及びローラ保持部55をターレットアーム17の移動を妨げない位置まで退避させる。
巻取りチャック44a,44bとしては、例えば市販の平行開閉型エアチャックが用いられる。両チャック44a,44bは、チャック保持部材52a,52bに回動自在に保持されており、第1保持ユニット42の移動に応じて共に移動される。そして、本実施形態では、第1保持ユニット42がロール挟持位置にあるときに、巻取りチャック44a,44bが両ローラ38,39の間から送り出されるウェブ9aの側端部を把持できるように、チャックの取付け位置やチャック保持部材52a,52bの形状が調整されている。
エアチャックである巻取りチャック44a,44bは、2つのエアポート(図示せず)を有しており、両エアポートにはそれぞれ図示しないエアジョイントを介して高圧送風源であるエアブロア60が接続されている。このエアブロア60は、本発明の把持切替機構に相当するものであり、エアブロア60から一つのエアポートに高圧エアが送られるとチャックが閉じて、ウェブ側端部を把持する把持状態に巻取りチャック44a,44bが切り替えられる。そして、エアブロア60から他方のエアポートに高圧エアが送られるとチャックが開いて、ウェブ側端部の把持を解除してウェブ9aの通過が許容される把持解除状態に巻取りチャック44a,44bが切り替えられる。
チャック保持部材52a,52bは、ローラ保持部50a,50bと一体に形成された保持部本体62と、この保持部本体62に対してウェブ幅方向にスライド自在に取り付けられ、巻取チャック44a,44bを回動自在に保持するスライド部63とから構成される。チャック保持部材52a,52bは、例えばカムやソレノイド等からなるチャック退避機構64に接続されている。このチャック退避機構64は、第1保持ユニット42を挟持位置に移動させる時に、巻取チャック44a,44bを走行中のウェブ9aの側端部から離れたチャック退避位置に退避させる。これにより、第1保持ユニット42の移動の際に、走行中のウェブ9aに巻取チャック44a,44bが引っ掛かるのが防止される。そして、第1保持ユニット42が挟持位置に移動されたら、ウェブ側端部を把持可能な把持待機位置に巻取チャック44a,44bを移動させる。
また、巻取りチャック44a,44bには、図示しない駆動伝達機構を介してチャック回転モータ65が接続されており、巻取チャック44a,44bをウェブ9aの幅方向に平行な回転軸を中心として回転させることができる。これにより、巻取チャック44a,44bで把持したウェブ9a(廃棄ウェブ36)を略筒状に巻き取ることができる。
廃棄ウェブ36を巻き取るときは、シフト機構46を駆動して第1保持ユニット42をロール挟持位置に移動させる。また、この際には、チャック退避機構64を駆動して巻取チャック44a,44bをチャック退避位置に移動させておく。そして、第1保持ユニット42の移動終了後、巻取チャック44a,44bを把持待機位置に移動させ、エアブロア60を制御して巻取チャック44a,44bを把持状態に切り替える。次いで、チャック回転モータ65を駆動して巻取チャック44a,44bを回転させることで、廃棄ウェブ36を巻き取ることができる。
テープ貼付けユニット47は、巻取チャック44a,44bにより廃棄ウェブ46を略筒状に巻き取った残巻67(図9参照)の周面に接着テープ68を貼り付けて、この残巻67の端辺を残巻周面に固定する。このテープ貼付けユニット47は、接着テープ68をロール状に巻き取った接着テープロール69と、カッタ70と、吸着ローラ71と、これらを保持する貼付けユニット本体72とから構成される。これら接着テープロール69及びテープ吸着ローラ68は、図示しない送りモータにより回転駆動される。
吸着ローラ71は、第1保持ユニット42が挟持解除位置に移動されたときに、巻き取られた残巻67の周面に当接可能な位置に保持されている。従って、廃棄ウェブ36の巻取り開始後に第1保持ユニット42が挟持解除位置に移動されたら、接着テープロール69から接着テープ68が吸着ローラ71に送り出される。吸着ローラ71は、接着テープ68を吸着しながら回転し、この接着テープ68の吸着を残巻67の周面と接する位置で解除する。これにより、残巻67の周面に接着テープ68が貼り付けられる。そして、接着テープ68の貼り付けが終了したら、カッタ70を作動させて接着テープ68を切断する。残りの接着テープ68は、図示しない保持器で保持され、次の接着テープ貼付け時に再び吸着ローラ71に向けて送り出される。
残巻67の端辺が接着テープ68で残巻周面に固定されるので、残巻67が巻きほぐれるのが防止される。この残巻67、つまり、ウェブコイル22aの最終巻部分は、ウェブ9aの終端部を巻芯21aに巻き付けたときに形成される段差によって筋状の跡がついている場合が多いので製品にはならない。そして、接着テープ68が貼り付けられたら、残巻67は、排出機構48によって装置外に排出された後、廃棄される。なお、テープ貼付けユニット47は、残巻67の周面に接着テープ68を貼付可能であれば、上述したものに限定はされない。
排出機構48は、ガイド板45の幅方向中央部に形成された貫通孔45b(図1及び図9参照)と、この貫通孔45bを通ってガイド板45に交差するように取り付けられたシュータ(ガイド板)48aと、図示しない排出口に接続された送り出しコンベア48bとから構成される。シュータ48aは、第1保持ユニット47の移動を妨げないように取り付け位置及び長さが調整され、その一端が吸着ローラ71の鉛直下方の位置まで延び、他端が送り出しコンベア48bまで延びている。そして、残巻67の端辺が接着テープ68で残巻周面に固定され、接着テープ68がカッタ70により切断されたら、巻取チャック44a,44bを把持解除状態に切り替えるとともに、チャック退避位置に移動させる。これにより、残巻67がシュータ48aに落下する。シュータ48aに落下した残巻67は、このシュータ48aに沿って送り出しコンベア48b上に移動する。送り出しコンベア48bは、巻取チャック44a,44bがチャック退避位置に移動されるのと同時に作動して、残巻67を排出口(図示せず)から排出する。これにより、残巻67を自動的に装置外に排出することができるので、オペレータが残巻67を廃棄する手間を省くことができる。
図3に示すように、これら各部、各ユニットの駆動は統括制御部70により制御される。統括制御部70は、シフト制御部70a、送出制御部70b、ブロア制御部70c、カッタ制御部70d、巻取り制御部70eなどから構成され、ウェブ送出装置10の各部の動作を制御する。この統括制御部70には、上述のウェブ送出モータ24、接合ユニット26、シフト機構46、テープ貼付けユニット47、ローラ退避機構56、エアブロア60、チャック退避機構64、チャック回転用モータ65の他に、サクションドラム機構27の駆動を制御するドラム駆動機構73、残長演算部74、反射型光センサ75等が接続されている。また、図示は省略するが、ターレットアーム17や先端保持ユニット25を駆動する駆動機構も接続されている。
シフト制御部70aは、シフト機構46の駆動を制御して、第1保持ユニット42を上述の挟持解除位置、待機位置、挟持位置、挟持位置解除位置のサイクルで移動させる。送出制御部70bは、ウェブ送出モータ24及びドラム駆動機構73の駆動を制御して、ウェブコイル22a(22b)からのウェブ9a(9b)の送出・送出停止を制御する。ブロア制御部70cは、ブロア60を制御して、巻取チャック44a,44bを把持状態及び把持解除状態に切り替える。カッタ制御部70dは、カッタ33の作動を制御する。巻取り制御部70eは、チャック回転モータ65を制御して巻取チャックの回転・回転停止を制御する。
残長演算部74には、パルスジェネレータ(以下、単にPGという)77(図1参照)が接続されており、PG77より送られるパルス信号に基づき送出位置にセットされたウェブコイル22a(22bも同様)のウェブ9aの残長(以下、単に残長という)を演算する。PG77は、コイル回転軸19a(19b)に接続されており、このコイル回転軸19a(ウェブコイル22a)の回転をパルス信号に変換する。残長演算部74は、入力されるパルス信号のパルス数をカウントすることで、ウェブコイル22aの残長を演算して、その演算結果を統括制御部70に入力する。
反射型光センサ75は、発光素子と受光素子とから構成されている。この反射型光センサ75は、第1保持ユニット42のローラ保持部50aに取り付けられている。この反射型光センサ75の取付け位置は、特に限定はされないが第1保持ユニット42が挟持位置にあるときに、両ローラ38,39のウェブ搬送方向上流側を走行中のウェブaに検査光を照射可能な位置に取り付けられている(図1及び図7参照)。
また、本実施形態ではターレットアーム17に反射板76a,76bが取り付けられている。反射板76aは、ウェブコイル22aが送出位置にセットされたときに、挟持位置にある反射型光センサ75から照射される検査光をセンサ75の受光素子に反射できる位置に設けられている(図7参照)。また、反射板76bは、同様にウェブコイル22bが送出位置にセットされたときに、検査光を受光素子に反射可能な位置に設けられている。
従って、ウェブコイル22aの巻芯21aからウェブ9aの終端辺が離間し、この離間したウェブ9aの終端辺が反射型光センサ75と反射板76aと間を通過すると、センサ75の受光素子の受光状態が変化する。この反射型光センサ75により検出された終端辺の通過検出信号は統括制御部70に送られる。これにより、統括制御部70は、両ローラ38,39のウェブ搬送方向上流側を走行中のウェブ9aの終端辺の通過を検出することができる。
次に、本実施形態における廃棄ウェブ36の巻取り作業について説明する。図4に示すように、統括制御部70は残長演算部74より入力されるウェブコイル22aの残長演算結果に基づき、ウェブコイル22aの残長が所定値(例えば約100m)を下回るまでは、第1保持ユニット42を挟持解除位置で保持する。そして、図5に示すように、ウェブコイル22aの残長が約100mを下回ったら、シフト制御部70aは、シフト機構46を駆動して挟持解除位置にある第1保持ユニット42を待機位置に移動させる。
次いで、送出制御部70bは、ウェブコイル22aの残長が所定値(例えば約20m)を下回ったら、サクションドラム機構27及びウェブ送出モータ24を制御してウェブ9aの送出(搬送)を一端停止させる。ウェブ9aの送出が停止されたら、図6に示すように、シフト制御部70aは、シフト機構46を駆動して第1保持ユニット42を挟持位置に移動させて、ニップローラ38と受ローラ39とによりウェブ9aを挟持させる。また、この際に、チャック退避機構64を駆動して巻取チャック44a,44bをチャック退避位置に移動させておき、第1保持ユニット42が挟持位置に移動されたら巻取チャック44a,44bを把持待機位置に移動させる。第1保持ユニット42が挟持位置に移動されたら、送出制御部70bはウェブ9aの送出を再開する。そして、反射型光センサ75を用いてウェブ9aの終端辺の検出(サーチ)を開始する。
図7に示すように、ウェブ9aの終端辺が巻芯21aから離間し、この終端辺の通過が反射型光センサ75により検出されたら、送出制御部70bは、サクションドラム機構27及びウェブ送出モータ19aを制御してウェブ9aの送出を停止させる。次いで、ブロア制御部70cは、エアブロア60を作動して巻取チャック44a,44bを把持状態に切り替えてウェブ9a(廃棄ウェブ36)の両側端部を把持させる。この際に、ウェブコイル22aからウェブ送出部14に向けて送りだされるウェブ9aの出射角度は、ウェブコイル22aの残長(巻径)が減少するのに従って変化するが、本実施形態ではウェブ9aをニップローラ38及び受ローラ39で挟持している。そのため、巻取チャック44a,44bに対するウェブ22aの入射角度を一定にすることができる。これにより、ウェブ9aの終端辺が巻芯21aから離間しても、巻取チャック44a,44bによるウェブ9aの把持を確実に行うことができる。また、ウェブ9aが両ローラ38,39とウェブ接合部14との間で弛まないので、同様にウェブ9aの把持を確実に行うことができる。
巻取りチャック44a,44bが把持状態に切り替えられたら、切断制御部70dは、接合ユニット26のカッタ33を作動させてフイルム9aを切断する。このとき、巻取りチャック44a,44bにより把持されているウェブ9aが廃棄ウェブ36となる。
図8に示すように、ウェブ9aが切断されたら、巻取り制御部70eは、チャック回転モータ65を駆動して巻取チャック44a,44bを回転させ、廃棄ウェブ36の巻き取りを開始する。また、これと同時にシフト制御部70aは、シフト機構46を駆動して第1保持ユニット42を挟持位置から挟持解除位置に移動させる。
そして、図9に示すように、第1保持ユニット42が挟持解除位置に移動されたら、統括制御部70は、テープ貼付けユニット47を作動させて巻取チャック44a,44bに巻き取られた残巻67の周面に接着テープ68を貼り付ける。これにより、残巻67の巻きほぐれが防止される。この残巻67は排出機構48によって装置外に排出された後、廃棄される。
このように、本実施形態によれば、ウェブ送出部13からウェブ接合部14に向けて送り出されるウェブ9の搬送路上に、ニップローラ38、受けローラ39.巻取りチャック44a,44b等から構成されるウェブ巻取り部15を設けたので、ウェブ9aの終端辺が巻芯21aから離間した後にウェブ9aを切断するとともに、この切断後に形成される廃棄ウェブ36を巻き取ることができる。
次に、本実施形態の作用について図10のフローチャートを用いて説明する。送出位置にセットされたウェブコイル22aからのウェブ9aの送出が開始されたら、統括制御部70は残長演算部74によるウェブコイル22aの残長演算結果に基づき、ウェブコイル22aの残長を検出する(図4参照)。そして、ウェブコイル22aの残長が約100mを下回ったら、統括制御部70のシフト制御部70aは、シフト機構46を駆動して第1保持ユニット42を待機位置に移動させる(図5参照)。
次いで、ウェブコイル22aの残長が約20mを下回ったら、送出制御部70bは、サクションドラム機構27及びウェブ送出モータ19aを制御してウェブ9aの送出を一端停止させた後、シフト機構46を駆動して第1保持ユニット42を挟持位置に移動させる(図6参照)。この際に、統括制御部70は、第1保持ユニット42が挟持位置に移動されるまで、巻取チャック44a,44bをチャック退避位置に移動させておく。
第1保持ユニット42が挟持位置に移動されたら、送出制御部70bはウェブ9aの送出を再開する。そして、巻芯21aから離間したウェブ9aの終端辺の通過が反射型光センサ75により検出されたら、送出制御部70bはウェブ9aの搬送を停止させる。次いで、ブロア制御部70cは、エアブロア60を作動させて巻取チャック44a,44bによりウェブ9aの両側端部を把持させる。ウェブ9aの両側端部が把持されたら、カッタ制御部70dは、接合ユニット26のカッタ33を作動してウェブ9aを切断する(図7参照)。
ウェブ9aが切断されたら、巻取り制御部70eは、チャック回転モータ65を駆動して巻取チャック44a,44bを回転させ、廃棄ウェブ36の巻き取りを開始するとともに、シフト機構46を駆動して第1保持ユニット42を挟持位置から挟持解除位置に移動させる(図8参照)。第1保持ユニット42が挟持解除位置に移動されたら、統括制御部70は、テープ貼付けユニット47を作動させて残巻67の周面に接着テープ68を貼り付けて、残巻67が巻ほぐれないようにする(図9参照)。この残巻67は排出機構48によって装置外に排出された後、廃棄される。
また、統括制御部70は、第1保持ユニット42が挟持解除位置に移動されるのと同時に、先端保持ユニット25の移動アーム32を回転させて、ウェブ9bの先端部を保持している保持器31を接合待機位置から接合準備位置に移動させる(図1参照)。次いで、統括制御部70は、ウェブ9bの先端部を保持器31から接合ユニット26に向けて送り出す。このウェブ9bの先端部が接合器34に搬送されたら、統括制御部70は接合器34を作動させて、先行のウェブ9aの後端部と後続のウェブ9bの先端部とを接合する。
両ウェブ9a,9bの接合が終了したら、統括制御部70はローラ退避機構を駆動して、受けローラ39を退避させた後、ターレットアーム17を図1中時計方向に180°間欠回転させて、ウェブコイル22bを送出位置にセットする。また、オペレータにより空の巻芯21aがコイル回転軸19aから取り外されて、新たなウェブコイル22aがセットされる。そして、図11に示すように、ウェブコイル22bが送出位置にセットされたら、統括制御部70は、サクションドラム機構27及びウェブ送出モータ19aを制御してウェブ9bの送出を開始する。以下、ウェブ9の送出を停止するまで上述の作業を繰り返して行えばよい。
本実施形態によれば、ウェブ9aの終端辺が巻芯21aから離間した後に、巻取チャック44a,44bでウェブ9aの側端部を把持するとともに、カッタ33でウェブ9aを切断する。そして、ウェブ9a切断後に形成される廃棄ウェブ36を巻取チャック44a,44bで巻き取るようにしているので、この廃棄ウェブ36の長さを短くすることができる。また、廃棄ウェブ36を巻芯21aと分離させた状態で回収することができるので、別途廃棄ウェブ36を巻芯21aと分離させる手間を省くことができる。
なお、本実施形態では、巻取チャック44a,44bとしてエアチャックが用いられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ウェブ9の両側端部を把持可能な各種巻取りチャックを用いてよい。また、本発明は巻取りチャックに限定されるものではなく、ウェブ9の両側端部を把持して回転が可能であれば、巻取りチャック以外の巻き取り機構を用いてよい。例えば、巻取チャックの代わりに、挟持状態及び挟持解除状態に切替可能な搬送ローラ対を配置して、この搬送ローラ対を回転させることでウェブ9aを巻き取るようにしてもよい。
また、本実施形態では、テープ貼付けユニット47により残巻67の周面に接着テープ68を貼り付けて、この残巻67の端辺を残巻周面に固定するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、残巻67が巻ほぐれないように固定可能であれば、各種固定方法を用いてよい。
本実施形態では、コイル回転軸19a,19bに接続されたPG77より送られるパルス信号に基づきウェブコイル22a、22bのウェブ9の残長を演算するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ウェブコイル22a,22bの残長を演算可能であれば任意の方法を用いてよい。例えば、ウェブ送出モータ24aに送られる駆動パルス信号の数をカウントして、ウェブ9aの残長を演算するようにしてもよい。
なお、本実施形態のウェブ送出装置10のウェブ送出部13は、2軸のターレット方式のものを例に説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、1軸または3軸以上の送出部を備えたウェブ送出装置に適用することができる。
本発明のウェブ送出装置の一例を示した概略図である。 ウェブ送出装置のウェブ巻取り部を示した斜視図である。 ウェブ送出装置の電気的構成を示したブロック図である。 ウェブ巻取り部の概略図を示したものであり、ウェブコイルの残長が約100mより長いときの状態を示した図である。 ウェブ巻取り部の概略図を示したものであり、ウェブコイルの残長が約100mを下回ったときの状態を示した図である。 ウェブ巻取り部の概略図を示したものであり、ウェブコイルの残長が約20mを下回ったときの状態を示した図である。 ウェブ巻取り部の概略図を示したものであり、ウェブの終端辺の通過が反射型光センサで検出されたときの状態を示した図である。 ウェブ巻取り部の概略図を示したものであり、廃棄ウェブの巻き取りを開始したときの状態を示した図である。 ウェブ巻取り部の概略図を示したものであり、廃棄ウェブの巻取り終了後の状態を示した図である。 ウェブ送出装置のウェブ送出処理を示したフローチャートである。 ウェブ巻取り部の概略図を示したものであり、ウェブ接合後の状態を示した図である。
符号の説明
9 ウェブ
10 ウェブ送出装置
13 ウェブ送出部
14 ウェブ接合部
15 ウェブ巻取り部
22a,22b ウェブコイル
33 カッタ
36 廃棄ウェブ
38 ニップローラ
39 受ローラ
44a,44b 巻取りチャック
47 テープ貼付けユニット
70 統括制御部

Claims (9)

  1. ウェブコイルからウェブを引き出して送出するウェブ送出手段と、
    前記ウェブコイルのウェブ搬送方向下流側に設けられ、前記ウェブの通過を検出する検出手段と、
    前記検出手段のウェブ搬送方向下流側に設けられ、前記ウェブを切断する切断手段と、
    前記ウェブコイルの巻芯から離間した前記ウェブの終端辺が前記検出手段を通過した時に、前記切断手段を駆動して前記ウェブを切断する切断制御手段と、
    前記検出手段と前記切断手段との間のウェブ搬送路上に設けられ、前記切断手段により切断された前記ウェブの残りを把持して巻き取る巻取手段とを備えることを特徴とするウェブ送出装置。
  2. 前記巻取手段を、前記ウェブを把持する把持状態、及び前記ウェブの把持を解除して前記ウェブの通過を許容する把持解除状態に切り替え可能な把持切替機構と、
    前記ウェブの終端辺が前記検出手段を通過した時に、前記把持解除状態にある前記巻取手段が前記把持状態に切り替えられるように前記把持切替機構を制御する把持切替制御手段とを備え、
    前記切断制御手段は、前記巻取手段が前記把持状態に切り替えられた後に前記切断手段を駆動して前記ウェブを切断することを特徴とする請求項1記載のウェブ送出装置。
  3. 前記巻取手段のウェブ搬送方向上流側に、走行中の前記ウェブを挟持しつつ従動回転する一対のローラが設けられ、
    前記検出手段は、前記一対のローラの前記ウェブ搬送方向上流側を走行中の前記ウェブの通過を検出することを特徴とする請求項1または2記載のウェブ送出装置。
  4. 前記一対のローラを、前記ウェブを挟持する挟持状態、及び前記ウェブの挟持を解除した挟持解除状態に切り替え可能なローラ切替機構と、
    前記ウェブコイルに残った前記ウェブの残長を検出する残長検出手段と、
    前記残長検出手段の残長検出結果に基づき、前記ウェブの残長が所定長を上回るときは前記一対のローラを前記挟持解除状態に切り替えるとともに、前記ウェブの残長が所定長を下回ったときは前記一対のローラを前記挟持状態に切り替えるように前記ローラ切替機構を制御するローラ切替制御手段とを備えることを特徴とする請求項3記載のウェブ送出装置。
  5. 前記ウェブの終端辺が前記検出手段を通過した時に、前記ウェブの送出が停止されるように前記ウェブ送出手段を制御する送出制御手段を備え、
    前記把持切替制御手段は、前記ウェブの送出が停止された後に前記巻取手段を前記把持解除状態から前記把持状態に切り替えることを特徴とする請求項2ないし4いずれか1項記載のウェブ送出装置。
  6. 前記ウェブの残りを前記巻取手段で巻き取ったウェブ残巻の周面に接着テープを貼り付けて、このウェブ残巻の端辺を残巻周面に固定するテープ貼付け手段を備えることを特徴とする請求項1ないし5いずれか1項記載のウェブ送出装置。
  7. 前記接着テープにより前記端辺が前記残巻周面に固定された前記ウェブ残巻を装置外に排出する排出手段を備えることを特徴とする請求項6記載のウェブ送出装置。
  8. 複数個の前記ウェブコイルがセットされるコイル保持部材と、
    前記切断手段により切断された先行ウェブの後端部に、前記ウェブ送出手段により次のウェブコイルから引き出された後続ウェブの先端部を接合する接合手段とを備えることを特徴とする請求項1ないし7いずれか1項記載のウェブ送出装置。
  9. 前記巻取手段は、
    前記ウェブの両側端部を把持して回転可能な一対の巻取りチャックと、
    前記一対の巻取りチャックを回転させるモータとから構成されることを特徴とする請求項1ないし8いずれか1項記載のウェブ送出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106743859A (zh) * 2017-01-25 2017-05-31 常州市伟邦光电科技有限公司 触感膜涂布机放卷***换卷自计算定位机构及其换卷方法
WO2023021835A1 (ja) * 2021-08-19 2023-02-23 株式会社瑞光 残資材回収装置
KR102571327B1 (ko) * 2022-12-07 2023-08-29 주식회사 시스템알앤디 초음파 용접을 통해 테이프를 연결하는 테이프릴 자동교체 장치

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