JP2006254298A - 動画再生装置及び動画再生方法 - Google Patents

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靖大 武居
Takaharu Morohashi
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Abstract

【課題】 従来トランスポートストリーム内のPCRによってSTCに不連続が発生すると、出力する画像データのPTSとの一致がとれなくなるため、固定周期でのビデオデータの出力処理、デコード処理を行う。しかし、ビデオデータの表示間隔が動的に変化する場合には、再生品位が低下する。
【解決手段】 PTSとSTCの差分をSTC/PTS比較器502にて算出し、ある閾値以下の場合は、不連続がないと判断し、STC/PTS比較器502からSTCとPTSが一致タイミングで出力制御指示を行う。差分がある閾値以上の場合、不連続が発生したと判断し、表示間隔計算器504で算出した前フレームと次フレーム間の差分、すなわち表示間隔を算出し、表示間隔をもとに出力制御指示を行う。
【選択図】 図5

Description

本発明は、デジタルBS放送、デジタルCS放送や地上波デジタル放送で送られるMPEG2−TSのストリームを再生する際に、ビデオとオーディオとを同期再生させるのに用いて好適な動画再生装置及び動画再生方法に関するもので、特に、MPEG2−TSのストリームやPCRの連続性が途切れたような場合のビデオ再生における対処に係わる。
日本のデジタル放送は、ARIB(Association of Radio Industrial and Businesses)の規格に基づいて行われている。このARIBの規格は、ヨーロッパのDVB(Digital Video Broadcasting)方式の規格を基に作成されたもので、MPEG(Moving Picture Coding Experts Group)2−TS(Transport Stream)のシステムで、映像及び音声を放送するものである。
MPEG2−TSでは、188バイトの固定長のTSパケットが複数個集まって、TSストリームが構成される。この188バイトのTSパケットの長さは、ATM(Asynchronous Transfer Mode)セル長との整合性を考慮して決定されている。
TSパケットは、4バイトの固定長のパケットヘッダと、可変長のアダプテーションフィールド及びペイロードで構成される。パケットヘッダには、PID(パケット識別子)や各種のフラグが定義されている。このPIDにより、TSパケットの種類が識別される。
ビデオやオーディオなどの個別ストリームが収められたPES(Packetized Elementary Stream)パケットは、同じPID番号を持つ複数のTSパケットに分割されて伝送される。ビデオの符号化には、例えばMPEG2方式や1セグメント放送規格におけるMPEG4−AVC/H.264方式が用いられる。オーディオの符号化は、例えば、AAC(MPEG2 Advanced Audio Coding)方式が用いられている。
また、字幕などのデータが納められたPESパケットも、ビデオやオーディオのパケットと同様に、複数のTSパケットに分割されて伝送される。
このようなMPEG2−TSでは、STC(System Time Clock)の時間を合わすために、所定時間毎に、PCR(Program Clock Reference)が送られる。
すなわち、TSパケットには、アダプテーションフィールドが含まれているものがある。アダプテーションフィールドは、個別ストリームに関する付加情報を伝送するためのもので、ここには、オプショナルフィールドに、6バイトのPCRが配される。
受信機側では、システムクロックであるSTC(System Time Clock)は、STCカウンタでカウントされる。このSTCカウンタの時刻は、PCRの時刻に基づいて校正される。
MPEG2−TSでは、AV(オーディオ・ビデオ)同期をとるために、アクセスユニット毎(例えば、ビデオの場合にはピクチャ毎、オーディオの場合にはオーディオフレーム毎)にタイムスタンプが付加される。これらのアクセスユニットがPES化され、このPESパケットのヘッダに、再生時刻を指定するPTS(Presentation Time Stamp)が付加される。
このPTSの時刻は、STCの値で記述される。受信機側では、STCの値は、送信側からのPCRと同期して進められる。このSTCのカウント値とPTSの値とが比較され、STCのカウント値とPTSの値とが一致したら、表示処理やデコード処理が開始される。これにより、STCとの同期再生が行われる。
このように、MPEG2−TSでは、PCRに同期して進められるSTCのカウント値と、ビデオ及びオーディオのPESパケットに付加されて送られてくるPTSの値とを比較し、ビデオ、オーディオそれぞれがSTCのカウント値とPTSの値が一致するタイミングで表示処理やデコード処理を開始することにより、AV同期再生を実現している。
送信側より、符号化・多重化したTSを送信し、受信側でこれを復号再生処理する際、TSが連続して伝送される場合には問題はないが、不連続が起こった場合や、PCRが不連続な場合は、TSパケットの不連続の検出、またはPCRの不連続検出を行い、前記検出のあったときはSTCの値を校正し、それ以降は校正後のSTCを用いて処理を行うことで対応していた。
しかし、校正したSTCを用いて直ちに表示やデコードを開始する、すなわち直ぐにデコーダのSTCとして使用すると、バッファに一時蓄積したデータの中に、校正する前のSTCを用いるべきデータと、校正後のSTCを用いるべきデータとが混在する場合には、校正する前のSTCを用いるべきデータのPTSとSTCが大きく異なるようになる。PTSとSTCが大きく異なると時間が過ぎてもPTSの値とSTCカウンタの値とが一致しないことになり、バッファがオーバーフローを起こし、再生が停止する。
これら課題に対し、特許文献1では、PESパケットを蓄えるバッファの容量を監視し、オーバーフローが検出されたら、AV非同期で再生を行うようにしている。ここでAV非同期再生とは、オーディオデータはオーディオの1フレーム周期で、出力処理やデコード開始処理を行い、ビデオデータはあらかじめ決めた固定周期で、出力処理やデコード開始処理を行う方法である。すなわち、バッファのオーバーフローが検出されたら、PTSとSTCを比較し、一致したタイミングで出力処理やデコード開始処理を行うことを止め、ビデオやオーディオの各々の周期でデコード処理、出力処理を行っている。その結果、AV同期はとれなくなるものの、バッファのオーバーフローはなくなり再生不能になるという事態は回避できる。
また、AV非同期モードへの遷移条件として、STCとPTSを比較し、差の絶対値が所定の閾値以上になった場合に、AV非同期モードで再生を行うようにする手法(特許文献2)もある。
特開2003−101962号公報 特開2002−204404号公報
上記従来技術に示した、不連続が起こった場合やPCRが不連続な場合のAV非同期モード再生は、オーディオデータの場合、フレーム周期で連続して出力されるために、STCとPTSとを、一致させなくても違和感はない。また、ビデオデータの場合も、既存のデジタル放送(BSデジタル放送や地上波デジタル放送)のようにビデオ画像の表示間隔が固定である場合は、AV非同期モード再生時の固定周期をビデオ画像の表示間隔と合わせて、デコード処理や表示処理を行っていけばよい。
しかしながら、現在放送が予定されている1セグデジタル放送のように、モバイル環境下での利用を目的としているようなビデオデータの場合、転送ビットレートを抑えるため、表示間隔は送信側で動的に変化させることがある。このように動的に表示間隔が変化する場合、上記AV非同期再生モードのように、あらかじめ決めた固定の周期で出力処理、デコード処理を行うと、オーディオデータと大きく同期ずれが発生する結果となり、リップシンクがとれないため再生品位を激しく劣化させる。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、MPEG2−TSストリームにおけるTSパケットが不連続、またはPCRが不連続であった場合に、ビデオデータの表示間隔が動的に変化するような状況でも、同期ずれをなくし、送信側の意図に沿った再生を実現する動画再生装置及び動画再生方法を提供することを目的とする。
本発明の動画再生装置は、ビデオデータ、及びオーディオデータと、時間情報とが多重化された伝送データを入力とし、前記時間情報にはシステム基準時刻と再生時刻とを含み、前記再生時刻と前記システム基準時刻とを比較し、前記システム基準時刻が前記再生時刻と一致したら再生する動画再生装置において、前記システム基準時刻と前記再生時刻の差分値を計算し、前記差分値がある閾値以下かどうかを判断し、前記差分値が0になれば再生指示を出力する比較器と、前回出力したフレームの再生時刻と次回出力するフレームの再生時刻の差分から、フレームの表示時間を計算し、表示時間が経過すると再生指示を出力する表示間隔計算器とを備え、前記差分値がある閾値以下の場合には、前記比較器の再生指示により再生を行い、前記差分値がある閾値以上である場合には、前記表示間隔計算器の表示指示をもとに再生を行うことを特徴とするものである。
本発明の動画再生方法は、システム基準時刻と再生時刻の差分値を計算し、前記差分値がある閾値以下かどうかを判断し、前記差分値が0になれば再生指示を出力する比較ステップと、前回出力したフレームの再生時刻と次回出力するフレームの再生時刻の差分から、フレームの表示時間を計算し、表示時間が経過すると再生指示を出力する表示間隔計算ステップとを含み、前記差分値がある閾値以下の場合には、前記比較ステップの再生指示により再生を行い、前記差分値がある閾値以上である場合には、前記表示間隔計算ステップの表示指示をもとに再生を行うことを特徴とするものである。
本発明の動画再生装置及び動画再生方法によると、STCの不連続が発生した場合で、かつビデオデータの表示間隔が動的に変化する場合でも、正確に表示間隔を守りながら表示を継続することができる。
本発明の動画再生装置は、伝送データにおけるプログラム基準時刻とシステム基準時刻との差分を計算し、差分値がある閾値以下の場合には、前記システム基準時刻の校正を行い、ある閾値より大きい場合には前記システム基準時刻の校正を行わないことを特徴とするSTC校正制御部と、システム基準時刻、またはシステム基準時刻と前記差分値との加算値と、前記再生時刻とを比較し、前記加算値が前記再生時刻に近似する場合は、前記システム基準時刻の校正指示を出力する同期制御部とを備えたことを特徴とするものである。
本発明の動画再生方法は、伝送データにおけるプログラム基準時刻とシステム基準時刻との差分を計算し、差分値がある閾値以下の場合には、前記システム基準時刻の校正を行い、ある閾値より大きい場合には前記システム基準時刻の校正を行わないSTC校正制御ステップと、システム基準時刻、またはシステム基準時刻と前記差分値との加算値と、再生時刻とを比較し、前記加算値が前記再生時刻に近似する場合は、前記システム基準時刻の校正指示を出力する同期制御ステップとを含むことを特徴とするものである。
本発明の動画再生装置及び動画再生方法によると、STCの不連続が発生した場合、STC校正を制御することにより、本来参照すべきSTCカウント値となり、STC同期制御を行うことができる。
本発明の動画再生装置は、伝送データにおけるフレームの再生時刻を取得し、フレーム間の再生時刻の差分値を算出し、前記差分値がある閾値より大きい場合、前記差分値を保持する再生時刻オフセット算出部と、前記再生時刻とシステム基準時刻の差分値がある閾値以下かどうか判断し、差分値が0になれば再生指示を出力し、かつ、前記差分値がある閾値以上である場合、前記システム基準時刻から前記フレーム間の時刻情報の差分値を差し引いて前記再生時刻を比較し、差分値が0になれば再生指示を出力する同期制御部とを備えたことを特徴とするものである。
本発明の動画再生方法は、伝送データにおけるフレームの再生時刻を取得し、フレーム間の再生時刻の差分値を算出し、前記差分値がある閾値より大きい場合、前記差分値を保持する再生時刻オフセット算出ステップと、前記再生時刻とシステム基準時刻の差分値がある閾値以下かどうか判断し、差分値が0になれば再生指示を出力し、かつ、前記差分値がある閾値以上である場合、前記システム基準時刻から前記フレーム間の時刻情報の差分値を差し引いて前記再生時刻を比較し、差分値が0になれば再生指示を出力する同期制御ステップとを含むことを特徴とするものである。
本発明の動画再生装置及び動画再生方法によると、STCの不連続が発生した場合、STCカウント値にPTSオフセット分減算して参照することにより、本来参照すべきSTCカウント値となり、再生状態において画像の乱れが生じないシームレスな再生を行うことができる。
本発明によれば、画像の表示間隔を算出し、表示間隔をもとに出力制御指示を行うことにより、STCの不連続が発生した場合で、かつビデオデータの表示間隔が動的に変化する場合でも、正確に表示間隔を守りながら表示を継続することが可能になり、再生品位が向上する。
また、STCカウント値の校正を行い、同期制御を行うことにより、再生状態において画像の乱れが生じないシームレスな再生を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1について、図1ないし図6を用いて説明する。
図1は実施の形態1による動画再生装置の構成を示す図である。
図1において、入力端子100に、MPEG2−TSのストリームが供給される。入力端子100からMPEG2−TSのストリームは、デマルチプレクサ101に供給され、デマルチプレクサ101により、所望のビデオPESパケットとオーディオPESパケットとが分離される。
デマルチプレクサ101により分離されたビデオPESパケットは、ビデオバッファ103に供給される。また、デマルチプレクサ101により分離されたオーディオPESパケットは、オーディオバッファ110に供給される。
さらに、デマルチプレクサ101により、所定タイミング毎のTSパケットのアダプテーションフィールドにあるPCRの値が抽出される。
ここで、図2を用いて、MPEG2−TSストリームのデータ構造を説明する。図2において、200はMPEG2−TSストリームである。MPEG2−TSストリーム200は、188バイト固定長の複数のTSパケット203から構成される。MPEG2−TSパケット203はヘッダ204とペイロード205とからなる。
ヘッダ204はMPEG2−TSパケット203の先頭を示すシンクワード206と、MPEG2−TSパケット203内のデータ識別子であるPID207と、ペイロード205が有効かどうかを示すアダプテーションフィールドコントロール208と、アダプテーションフィールド209と、その他の制御フラグ等(図示せず)から構成される。
PCRはMPEG2−TSパケット203のアダプテーションフィールド209に付加され、PMT(プログラムマップテーブル)内から取得したPCR用のPID番号がPID207に付加されている。
MPEG2−TSストリームには、所定時間毎に、PCRが付加される。デマルチプレクサ101は、PID207を取得し、PCRが付加されていることを示すPID番号と一致した場合、アダプテーションフィールド209からPCRを抽出する。抽出されたPCRは、STCカウンタ102に供給される。
なお、入力端子100に供給されるMPEG2−TSは、例えば、地上波デジタル放送或いはBSデジタル放送、CSデジタル放送の受信信号を復調して形成される。また、MPEG2−TSのストリームを直接磁気テープやHDD(Hard Disk Drive)に記録再生する記録再生装置が知られている。入力端子100には、このような記録再生装置から再生されたTSストリームが供給される場合もある。
STCカウンタ102は、同期基準カウンタとして動作する。例えば、42ビットのカウンタである。このSTCカウンタ102は、所定時間毎に送られてくるPCRの値を初期値として、例えば27MHzのステップでカウントされる。このSTCカウンタ102の出力は、ビデオ同期制御部109及びオーディオ同期制御部116に供給される。
デマルチプレクサ101で分離されたビデオPESパケットは、ビデオバッファ103に一旦蓄積される。このビデオバッファ103に蓄積されたビデオPESパケットは、フレームバッファ105に1フレーム分の空き容量ができたら、すなわち、デコード画像がビデオ出力制御部106から出力されたら、ビデオデコーダ104に供給される。
ビデオデコーダ104では、ビデオPESパケット内のPESヘッダから再生時間情報であるPTSと、PESパケットデータからビデオ符号化データを抽出する。
ここで、図3を用いて、PESパケットのデータ構造を説明する。PESパケット300は、PESパケットの先頭を示すパケットスタートコードプリフィックス303と、PESパケットデータ307に含まれるストリームを識別するためのストリームID304と、PESパケットの長さを示すPESパケット長305と、PESヘッダ306と、ストリームデータが格納されるPESパケットデータ307とから構成される。
さらに、PESヘッダ306には、オプションフィールド308とその他の制御フラグ等(図示せず)から構成される。このオプションフィールド308内には、PESパケットデータ307に含まれるストリームの再生時刻情報であるPTS309が格納されている。
ビデオデコーダ104は、PESパケットデータ307内のビデオデータと、PESヘッダ306のオプションフィールド308内のPTS309を抽出する。抽出されたPESパケットデータは、例えば、MPEG4−AVC/H.264方式やMPEG4方式の画像復号化処理が行われ、画像データとしてフレームバッファ105に格納される。抽出されたPTSはビデオPTS情報蓄積部108に格納される。
ビデオPTS情報蓄積部108は、ビデオデコーダ104から取得したPTSとフレームバッファ105に格納されている画像データとを対応させながら蓄積を行っている。蓄積されたPTSは画像データが出力されると削除される。さらに、次回出力を行う画像データのPTSをビデオ同期制御部109へ出力する。
ビデオ同期制御部109はSTCとPTSを比較し、画像出力条件を満たした場合、ビデオ出力制御部106に対し出力制御指示を行う。出力制御指示を受けたビデオ出力制御部106は、フレームバッファ105から画像データを取得し、モニタ107へ出力する。
なお、画像出力条件については、後に詳細に説明する。
一方、デマルチプレクサ101で分離されたオーディオPESパケットは、オーディオバッファ110に一旦蓄積される。このオーディオバッファ110に蓄積されたオーディオPESパケットは、PCMバッファ112に1フレーム分の空き容量ができたら、すなわち、デコードPCMデータがオーディオ出力制御113から出力されたら、オーディオデコーダ111に供給される。
オーディオデコーダ111では、まず、オーディオPESパケット内のPESヘッダから再生時間情報であるPTSと、PESパケットデータからオーディオ符号化データを取得する。抽出されたPESパケットデータは、例えば、AAC方式などの復号化処理が行われ、PCMデータとしてPCMバッファ112に格納される。抽出されたPTSはオーディオPTS情報蓄積部115に格納される。
オーディオPTS情報蓄積部115は、オーディオデコーダ111から取得したPTSとPCMバッファ112に格納されているPCMデータとを対応させながら蓄積を行っている。蓄積されたPTSはPCMデータが出力されると削除される。さらに、次回出力を行うPCMデータのPTSをオーディオ同期制御部116へ出力する。
オーディオ同期制御部116はSTCとPTSを比較し、出力条件を満たした場合、オーディオ出力制御部113に対し出力制御を行う。出力指示を受けたオーディオ出力制御部113は、PCMバッファ112からPCMデータを取得し、スピーカ114へ出力する。
なお、ここで抽出されているPTSはビデオとオーディオでは異なるものである。
次に、本実施の形態1におけるビデオ部のSTC同期制御について、図4、図5、図6を参照して詳細に説明する。
図5は、図1におけるビデオ同期制御部109の構成を示すものである。なお、オーディオ同期制御部116の構成(図示せず)とは異なる。
図5において、ビデオ同期制御部109は、STCとPTSの比較処理と比較結果より出力制御指示を出力するSTC/PTS比較器502と、前回表示したフレームのPTSを保持する遅延器503と、次回表示フレームのPTSと前回表示したフレームのPTSを比較し表示間隔を計算し、計算結果を出力する表示間隔計算器504と、表示間隔計算器504からの計算結果を初期値とし、PTSと同じクロック周期でデクリメントを行い、カウント値が0になったタイミングで表示制御指示を行うカウンタ506と、STCとPTSの比較結果からの判断によって、STC/PTS比較器502からの表示制御指示とカウンタ506からの表示制御指示を選択するセレクタ505とから構成されている。
STC/PTS比較器502における、STCとPTSの比較処理では、PTSとSTCの差分値の絶対値、すなわち、
|PTS−STC|
を計算し、差分値がある閾値(Threshold)よりも小さい、すなわち、
|PTS−STC|<Threshold
かどうかを判断する。
上記不等号が正しい場合は、セレクタ505をSTC/PTS比較器502の出力制御指示が選択されるように切り替え制御を行う。さらに、再度STCのカウント値を取得しPTSの比較を、差分値が0になるまで繰り返す。差分値が0になったタイミングで出力制御指示を出力する。
上記不等号が誤りである場合、すなわち閾値より大きい場合は、セレクタ505をカウンタ506からの出力制御指示が選択されるように切り替え制御を行う。
次に、ビデオ同期制御部109の動作を、通常動作時とSTCに不連続が発生する場合とに分けて説明する。
入力端子500からは次回表示するフレームのPTSが入力され、入力端子501からは現在のSTCのカウント値が入力される。ただし、STCのカウント値は入力されるときに、PTSと同じ単位、例えば90kHz単位に変換されているものとする。
通常動作時の場合、すなわち、MPEG2−TSストリームが連続、またはPCRが連続の場合は、図4(a)に示すように、STCは連続で変化し、PTSも同様STCに追従して変化する。
まず、STC/PTS比較器502はSTCのカウント値とPTSの差分値|PTS−STC|を計算する。差分値が、あるThresholdよりも小さい|PTS−STC|<Threshold場合、STCとPTSが一致するまで、すなわち差分値が0になるまでSTCのカウント値の取得とPTSとの比較を繰り返し、差分値が0になったタイミングで、表示制御指示をセレクタ505へ出力する。このとき、セレクタ505は、|PTS−STC|<Thresholdが成立したため、STC/PTS比較器502の出力制御指示を選択する。すなわちB側を選択している。
これによりSTC同期制御のビデオ出力制御が可能となる。
MPEG2−TSストリームが不連続、またはPCRが不連続の場合、STCはPCRが更新された時点で、図4(b)に示すように、途中で不連続な状態が発生する。しかし、PTSは少し遅れてSTCに追従するため、PTSとSTCとが大きく離れている区間、AB区間(図4(b)ではPTSはSTCに対して遅れている)が発生する。このAB区間では、STC/PTS比較器502で計算する差分値|PTS−STC|がThresholdよりも大きい、すなわち、
|PTS−STC|>Threshold
であり、制御不能と判断し、セレクタ505をカウンタ506の出力制御指示に切り替える。すなわちA側を選択する。
一方、表示間隔計算器504は、前回出力したフレームのPTSと次回出力するPTSの差分値、
|PTS(n)−PTS(n−1)|
すなわち前回出力したフレームの表示時間を計算し、結果をカウンタ506へ出力する。カウンタ506はこの表示時間を初期値として、PTSと同じ単位のクロック周期でデクリメントを行い、0になったタイミング、すなわち、前回出力中の画像の表示期間が完了した時点で、次のフレームの出力指示を行う。これにより、STCとPTSが同期していない場合でも、適切な表示間隔でフレームを出力することが可能となる。
AB区間が終わった次のフレーム、図4(b)のPTS(b+1)では、PTSはSTCに追従し始めたので、差分値|PTS−STC|はThresholdより小さくなる。結果、セレクタ505をB側であるSTC/PTS比較器502に切替え、再びSTC/PTS比較器502からの出力制御指示が行われるようになる。すなわち、STCと同期したで画像出力が行われるようになる。
ビデオ部のSTC同期制御の処理シーケンスを、図6のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップ601で次回出力するフレームのPTSをビデオPTS情報蓄積部108から取得する。ステップ602で現在のSTCのカウント値を取得する。ステップ603で取得したPTSとSTCの差分値を計算する。ステップ604でその差分値がある閾値(Threshold)より大きいかどうかを判断する。
差分値がThresholdより小さい場合、ステップ605へ進み、セレクタ505がPTS/STC比較器502の出力を選択するように設定する。ステップ606で再度現在のSTCのカウント値を取得し、ステップ607でPTSとSTCの差分値を計算する。差分値が0より大きければ、ステップ606へ戻り、差分値が0になれば、PTSとSTCが一致したため、ビデオ出力制御部106へ出力制御指示を行う(ステップ608)。
ステップ604で差分値がThresholdより大きい場合、ステップ609へ進み、保存しておいた前回出力を行ったフレームのPTSと次回表示を行うフレームのPTSとの差分、PTS(n)−PTS(n−1)を計算し、表示間隔を算出する。ステップ610では、算出された表示間隔を初期値としてカウンタにセットする。ステップ611では、カウンタはカウント値の1デクリメントを行う。ステップ612でカウンタが0かどうかを判断し、0でない場合はステップ611へ戻る。カウンタが0になった場合、ステップ613で表示指示を行う。
最後に、表示指示が完了した時点で、ステップ614で表示指示を行った現在のフレームのPTSを、次回の表示間隔算出のために保存する。保存完了後、再度ステップ601へ戻り、次のフレームの表示を行うための処理を行う。
以上を繰り返すことにより、表示を継続する。
このように構成された動画再生装置及び動画再生方法によれば、MPEG2−TSストリームが不連続、またはPCRが不連続による、STCの不連続が発生した場合で、かつビデオデータの表示間隔が動的に変化する場合でも、正確に表示間隔を守りながら表示を継続することが可能になり、再生品位が向上する。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2について、図7ないし図10を用いて説明する。
図7は実施の形態2による動画再生装置の構成を示す図である。図7は、図1に示した実施の形態1の動画再生装置の構成において、PCR−STC校正制御部717と、STC校正指示出力を行うビデオ同期制御部709を備えたものである。なお、図1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
同期基準カウンタとして動作するSTCカウンタ102は、所定時間毎に送られてくるPCRの値により、STCのカウント値が校正される。送られてくるPCRが不連続であった場合に、ビデオ同期制御部709で参照するSTCが不連続な状態となり、STC同期制御が不可能となる。
そのため、STC校正のタイミングを制御するPCR−STC校正制御部717、ビデオ同期制御部709を備えることにより、PCRが不連続であった場合でもSTC同期制御を行うことができる。
次に、PCR−STC校正制御部717、ビデオ同期制御部709について、説明する。
PCR−STC校正制御部717は、デマルチプレクサ101から出力されたPCRと現在のSTCとの差分値の絶対値、すなわち、
|PCR−STC|
を計算し保持する。
また、ビデオ同期制御部709からPCR−STC校正制御部717に対し、STCのカウント値校正指示制御が行われると、STCのカウント値が校正される。
ビデオ同期制御部709は、STCとPTSとの差分値|STC−PTS|と、PCR−STC差分情報にSTCを加算した値STC+|PCR−STC|とPTSとの差分値|STC+|PCR−STC|−PTS|を比較し、画像出力条件を満たした場合、ビデオ出力制御部106に対し出力指示制御を行う。
PCR−STC校正制御部717の動作を説明する。デマルチプレクサ101により抽出されたPCRと現在のSTCのカウント値との差分値の絶対値、すなわち、
|PCR−STC|
を計算し、差分値が、ある閾値(Threshold)以下、すなわち、
|PCR−STC|≦Threshold
かどうかを判断する。
上記不等号が正しい場合は、STCのカウント値をPCRの値に校正する。
上記不等号が誤りである場合、すなわち閾値より大きい場合は、STCの校正を行わない。
ビデオ同期制御部709の動作を説明する。
STCとPTSとの差分を計算し、PTS−STC差分値|PTS−STC|を抽出し、前記差分値と、STCにPCR−STC差分値|PCR−STC|を加算した値とPTSとの差分値|STC+|PCR−STC|−PTS|とを比較し、前者が後者以下、すなわち、
|PTS−STC|≦|STC+|PCR−STC|−PTS|
の場合、STCとPTSが一致するまで、すなわち0になるまで待ち、ビデオ出力制御部106に対し出力制御指示を行う。
一方、
|PTS−STC|>|STC+|PCR−STC|−PTS|
が成立する場合は、PCR−STC校正制御部717に対し、STC+|PCR−STC|の値をSTCのカウント値に設定する校正指示制御を行う。STCの校正後、STCとPTSが一致するまで待ち、ビデオ出力制御部106に対し出力指示を行う。
次に、図7におけるPCR−STC校正制御部717、及びビデオ同期制御部709の処理シーケンスを、図8、図9、図10を参照し説明する。
図8は、PCR−STC校正制御部717におけるSTC校正制御のフローチャートである。
図8において、まず、ステップ801で現在のSTCのカウント値を取得する。
デマルチプレクサ701から供給されたPCRとステップ801で取得したSTCを減算することで、ステップ802で、PCR−STC差分値の絶対値|PCR−STC|を設定する。
ステップ803で、設定したPCR−STC差分値の絶対値|PCR−STC|が、ある所定の閾値以上か否かを判断する。所定の閾値未満である場合は、ステップ804でSTCをPCRの値に校正し、ステップ805でPCR−STC差分値|PCR−STC|をクリアし、終了する。ステップ803で所定の閾値以上である場合は、PCRの値をSTCに校正せずに、ステップ805でPCR−STC差分値|PCR−STC|をクリアし、終了する。
図9は、PCR−STC校正制御部717におけるSTC校正指示制御のフローチャートである。
図9において、まず、ステップ901で現在のSTCのカウント値を取得する。次にステップ902で、PCR−STC差分値の絶対値|PCR−STC|をSTCのカウント値に加算し、ステップ903でSTCのカウント値の校正を行う。
図10は、ビデオ同期制御部709での処理を示すフローチャートである。
図10において、まずステップ1001で、次に表示するフレームのPTSを取得する。ステップ1002でより現在のSTCのカウンタ値を取得する。ステップ1003でPCR−STC校正制御部717で取得したPCR−STC差分値の絶対値|PCR−STC|を参照する。また、ステップ1002で取得したSTCのカウント値にPCR−STC差分値の絶対値|PCR−STC|を加算する。ここでいうPCR−STC差分値の絶対値|PCR−STC|は、PCR−STC校正制御部717で抽出した値である。
ステップ1004では、PTS―STC差分値の絶対値|PTS−STC|と、STCにPCR−STC差分値の絶対値|PCR−STC|を加算した値からPTSを減算した値とを比較する。
ステップ1004で比較した結果が、
|PTS−STC|≦STC+|PCR−STC|−PTS
の場合、ステップ1005で再度、現在のSTCを取得し、ステップ1006で差分値が0になるまで待ち、0になれば一致した為、ステップ1007でビデオ出力制御部106へ出力指示を行う。
ステップ1004で比較した結果が、
|PTS−STC|>STC+|PCR−STC|−PTS
の場合、ステップ1008でPCR−STC校正制御部717に対しSTC校正指示を行う。STC校正後、ステップ1005以降のステップを行う。
以上を繰り返すことにより、表示を継続する。
このように構成された動画再生装置及び動画再生方法によれば、MPEG2−TSストリームが不連続、またはPCRが不連続によるSTC不連続が発生した場合でも、STC校正を制御することにより、本来参照すべきSTCカウント値となり、STC同期制御を行うことができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3について、図11ないし図13を用いて説明する。
図11は実施の形態3による動画再生装置の構成を示す図である。図11は、図1に示した実施の形態1の動画再生装置の構成において、PTSオフセット算出部1117を備えたものである。なお、図1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
PTSオフセット算出部1117は、デマルチプレクサ101からビデオバッファ103に送られるビデオデータのPTSをウオッチしていき、変化点を検出し、PTSオフセットを算出する。
図12は、ビデオデータが再生される時刻を示すPTSの値の相互の関係を、横軸を経過時間、縦軸をPTSとして示したものである。PTSオフセット算出部1117は、PTS309(図3)の値をウオッチしていき、現フレームにおけるPTSと前フレームのPTSの差分値の絶対値、すなわち、
|PTS(r)−PTS(r−1)| (rを現フレーム番号とする)
を計算し、差分値がある閾値(Threshold1)よりも大きい、すなわち、
|PTS(r)−PTS(r−1)|>Threshold1
である場合、変化点とする。
ここで、PTSの保持手段としては、遅延器を用いて実現する。図12では、A点を変化点とする。変化点Aの現フレームのPTSと前フレームのPTSの差分値の絶対値、すなわち、
|PTS(r)−PTS(r−1)|
をPTSオフセットとする。
ビデオ同期制御部109は、STCとPTSの差分値の絶対値、すなわち、
|PTS−STC|
を計算し、差分値がある閾値(Threshold2)よりも小さい、すなわち、
|PTS−STC|<Threshold2
かどうかを判断する。ここで、閾値Threshold1と閾値Threshold2は、同じとする。
上記不等号が正しい場合は、STCのカウント値を取得しPTSの比較を、差分値が0になるまで繰り返す。差分値が0になったタイミングで表示制御指示を出力する。
上記不等号が誤りである場合、すなわち閾値より大きい場合は、STCのカウント値とPTSオフセット算出部1117からPTSオフセットを取得し、STCカウント値をPTSオフセットの差分値の絶対値、すなわち、
|STCのカウント値−PTSオフセット|
を算出し、この値とPTSの比較を0になるまで繰り返す。差分値が0になったタイミングで表示制御指示を出力する。
ビデオ部のSTC同期制御の処理シーケンスを図13のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップ1301で、デマルチプレクサ101からビデオバッファ103に送られるPTSをウオッチしていき、変化点を検出し、現フレームにおけるPTSと前フレームのPTSの差分値の絶対値、PTSオフセット|PTS(r)−PTS(r−1)|を算出する。ステップ1302で現在のSTCのカウント値を取得する。ステップ1303で取得したPTSとSTCの差分値を計算する。ステップ1304でその差分値がある閾値(Threshold)より大きいかどうかを判断する。
差分値がThresholdより小さい場合、ステップ1305へ進み、現在のSTCのカウント値を取得し、ステップ1306でPTSとSTCの差分値を計算する。差分値が0より大きければ、ステップ1305へ戻り、差分値が0になれば、PTSとSTCが一致したため、ビデオ出力制御部106へ出力制御指示を行う(ステップ1307)。
ステップ1304で差分値がThresholdより大きい場合、ステップ1308へ進み、PTSオフセット算出部の算出したPTSオフセットを取得し、STCカウント値をPTSオフセットの差分値とPTSの差分値を計算する(ステップ1309)。ステップ1310で、差分値が0より大きければ、ステップ1309へ戻り、差分値が0になれば、PTSとSTCが一致したため、ビデオ出力制御部106へ出力制御指示を行う(ステップ1307)。
このように構成された動画再生装置及び動画再生方法によれば、MPEG2−TSストリームが不連続、またはPCRが不連続によるSTCの不連続が発生した場合で、STCカウント値にPTSオフセット分減算して参照することにより、本来参照すべきSTCカウント値となり、再生状態において画像の乱れが生じないシームレスな再生を行うことができる。
本発明にかかる動画再生装置及び動画再生方法は、デジタルBS放送、デジタルCS放送や地上波デジタル放送で送られるMPEG2−TSのストリームを再生する際に有用である。
本発明の実施の形態1に係る動画再生装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係るMPEG2−TSストリームのデータ構造図 本発明の実施の形態1に係るPESパケットのデータ構造図 本発明の実施の形態1に係るPTSとSTCの関係図 本発明の実施の形態1に係るビデオ同期制御部の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る同期制御におけるフローチャート 本発明の実施の形態2に係る動画再生装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係るSTC校正制御におけるフローチャート 本発明の実施の形態2に係るSTC校正指示制御におけるフローチャート 本発明の実施の形態2に係る同期制御におけるフローチャート 本発明の実施の形態3に係る動画再生装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3に係るPTSと時間の関係図 本発明の実施の形態3に係る同期制御におけるフローチャート
符号の説明
100,500,501 入力端子
101 デマルチプレクサ
102 STC
103 ビデオバッファ
104 ビデオデコーダ
105 フレームバッファ
106 ビデオ出力制御部
107 モニタ
108 ビデオPTS情報蓄積部
109,709 ビデオ同期制御部
110 オーディオバッファ
111 オーディオデコーダ
112 PCMバッファ
113 オーディオ出力制御部
114 スピーカ
115 オーディオPTS情報蓄積部
116 オーディオ同期制御部
502 STC/PTS比較器
503 遅延器
504 表示間隔計算器
505 セレクタ
506 カウンタ
717 PCR−STC校正制御部
1117 PTSオフセット算出部

Claims (6)

  1. ビデオデータ、及びオーディオデータと、時間情報とが多重化された伝送データを入力とし、前記時間情報にはシステム基準時刻と再生時刻とを含み、前記再生時刻と前記システム基準時刻とを比較し、前記システム基準時刻が前記再生時刻と一致したら再生する動画再生装置において、
    前記システム基準時刻と前記再生時刻の差分値を計算し、前記差分値がある閾値以下かどうかを判断し、前記差分値が0になれば再生指示を出力する比較器と、
    前回出力したフレームの再生時刻と次回出力するフレームの再生時刻の差分から、フレームの表示時間を計算し、表示時間が経過すると再生指示を出力する表示間隔計算器とを備え、
    前記差分値がある閾値以下の場合には、前記比較器の再生指示により再生を行い、前記差分値がある閾値以上である場合には、前記表示間隔計算器の表示指示をもとに再生を行うことを特徴とする動画再生装置。
  2. 伝送データにおけるプログラム基準時刻とシステム基準時刻との差分を計算し、差分値がある閾値以下の場合には、前記システム基準時刻の校正を行い、ある閾値より大きい場合には前記システム基準時刻の校正を行わないことを特徴とするSTC校正制御部と、
    システム基準時刻、またはシステム基準時刻と前記差分値との加算値と、前記再生時刻とを比較し、前記加算値が前記再生時刻に近似する場合は、前記システム基準時刻の校正指示を出力する同期制御部とを備えたことを特徴とする動画再生装置。
  3. 伝送データにおけるフレームの再生時刻を取得し、フレーム間の再生時刻の差分値を算出し、前記差分値がある閾値より大きい場合、前記差分値を保持する再生時刻オフセット算出部と、
    前記再生時刻とシステム基準時刻の差分値がある閾値以下かどうか判断し、差分値が0になれば再生指示を出力し、かつ、前記差分値がある閾値以上である場合、前記システム基準時刻から前記フレーム間の時刻情報の差分値を差し引いて前記再生時刻を比較し、差分値が0になれば再生指示を出力する同期制御部とを備えたことを特徴とする動画再生装置。
  4. システム基準時刻と再生時刻の差分値を計算し、前記差分値がある閾値以下かどうかを判断し、前記差分値が0になれば再生指示を出力する比較ステップと、
    前回出力したフレームの再生時刻と次回出力するフレームの再生時刻の差分から、フレームの表示時間を計算し、表示時間が経過すると再生指示を出力する表示間隔計算ステップとを含み、
    前記差分値がある閾値以下の場合には、前記比較ステップの再生指示により再生を行い、前記差分値がある閾値以上である場合には、前記表示間隔計算ステップの表示指示をもとに再生を行うことを特徴とする動画再生方法。
  5. 伝送データにおけるプログラム基準時刻とシステム基準時刻との差分を計算し、差分値がある閾値以下の場合には、前記システム基準時刻の校正を行い、ある閾値より大きい場合には前記システム基準時刻の校正を行わないSTC校正制御ステップと、
    システム基準時刻、またはシステム基準時刻と前記差分値との加算値と、再生時刻とを比較し、前記加算値が前記再生時刻に近似する場合は、前記システム基準時刻の校正指示を出力する同期制御ステップとを含むことを特徴とする動画再生方法。
  6. 伝送データにおけるフレームの再生時刻を取得し、フレーム間の再生時刻の差分値を算出し、前記差分値がある閾値より大きい場合、前記差分値を保持する再生時刻オフセット算出ステップと、
    前記再生時刻とシステム基準時刻の差分値がある閾値以下かどうか判断し、差分値が0になれば再生指示を出力し、かつ、前記差分値がある閾値以上である場合、前記システム基準時刻から前記フレーム間の時刻情報の差分値を差し引いて前記再生時刻を比較し、差分値が0になれば再生指示を出力する同期制御ステップとを含むことを特徴とする動画再生方法。
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