JP2002204404A - 同期装置及び方法、ディジタル放送受信装置 - Google Patents

同期装置及び方法、ディジタル放送受信装置

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JP2002204404A
JP2002204404A JP2001312420A JP2001312420A JP2002204404A JP 2002204404 A JP2002204404 A JP 2002204404A JP 2001312420 A JP2001312420 A JP 2001312420A JP 2001312420 A JP2001312420 A JP 2001312420A JP 2002204404 A JP2002204404 A JP 2002204404A
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 MPEGの放送を再生する際に、PTSにジ
ッタや遅延がある場合でも画面が乱れや音切れが発生し
ないようにする。 【解決手段】 PTSの値とSTCの値との差の絶対値
が所定の閾値以下かどうかを判断し、PTSの値がST
Cの値より大きければ、リピートカウンタで示される値
を限度として、同一フレームを繰り返し再生させ、PT
Sの値がSTCの値より大きくなければ、スキップカウ
ンタで示される値を限度として、フレームのデコードを
スキップして再生させて、PTSの値とSTCの値との
差の絶対値が閾値以内になるようにする。初期同期の時
の閾値を一度同期が確立した後の閾値より狭い値とする
と共に、初期同期のときのリピートカウンタのセット値
及びスキップカウンタのセット値を、一度同期が確立し
た後のリピートカウンタのセット値及びスキップカウン
タのセット値より大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、MPEG(Movi
ng Picture Coding Experts Group )2のストリームに
おいて、オーディオとビデオとの同期をとるのに用いて
好適なディジタル信号の同期装置及び方法、並びに、デ
ィジタル放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル衛星放送では、MPEG2の
トランスポートストリームが伝送される。MPEG2の
ストリームでは、そのヘッダに、再生の時間を示すPT
S(Presentation Time Stamp )が送られている。この
PTSと、クロックシステム内部の基準クロックSTC
(System Time Clock )とが比較され、PTSとSTC
とが一致したときに、デコードを行うような処理が行わ
れる。これにより、ビデオとオーディオ間の同期再生が
実現される。
【0003】なお、ビデオでは特殊な符号化ストリーム
の送出順序があることから、DTS(Decoding Time St
amp )が設けられる。すなわち、IピクチャとPピクチ
ャは、Bピクチャより先行する。このため、MPEG2
のストリームには、PTSとDTSとが異なる場合に
は、両方付加される。同じ場合には、PTSだけ付加さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、MPEG
2のストリームでは、PTSとSTCとを比較し、PT
SとSTCとが一致したら、デコードを行うことで、ビ
デオとオーディオとの同期を保つようにしている。
【0005】ところが、放送局から送られてくるPTS
は、常に正しいものであるとは限らない。放送局からの
信号によっては、不正な間隔でジッタを伴うPTS値
や、不正に遅延されたPTS値が送られることがある。
【0006】従来では、上述のように、PTSとSTC
とを比較し、PTSとSTCとが一致したら、デコード
を行うような処理を常に行っていたため、ジッタを伴う
PTS値や、不正に遅延されたPTS値が送られてくる
と、その影響を受けて、画像に乱れや音切れを発生させ
るいう問題がある。
【0007】したがって、この発明の目的は、PTSに
ジッタや遅延があったような場合でも、画面が乱れた
り、音切れが発生することを防止できるようにした同期
装置及び方法、ディジタル放送受信装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、TS
(Transport Stream)パケットのストリーム中に含まれ
る再生時間情報と基準時間情報とを比較する手段と、再
生時間情報と基準時間情報との時間差が閾値内にあるか
否かを判断する手段と、再生時間情報と基準時間情報と
の時間差が所定の閾値内にあればそのフレームの再生を
開始し、再生時間情報と基準時間情報との時間差が閾値
内になければ、再生するフレームを所定のスキップ回数
又はリピート回数を限度として、スキップ又はリピート
して、再生時間情報と基準時間情報との時間差を小さく
していき、再生時間情報と基準時間情報との時間差が所
定の閾値内になったらそのフレーム再生を開始する手段
とを有し、再生時間情報と基準時間情報との時間差が最
初に閾値内になったら、スキップ回数又はリピート回数
の限度を変更するようにしたことを特徴とする同期装置
である。
【0009】請求項7の発明は、TS(Transport Stre
am)パケットのストリーム中に含まれる再生時間情報と
基準時間情報とを比較するステップと、再生時間情報と
基準時間情報との時間差が閾値内にあるか否かを判断す
るステップと、再生時間情報と基準時間情報との時間差
が所定の閾値内にあればそのフレームの再生を開始し、
再生時間情報と基準時間情報との時間差が閾値内になけ
れば、再生するフレームを所定のスキップ回数又はリピ
ート回数を限度として、スキップ又はリピートして、再
生時間情報と基準時間情報との時間差を小さくしてい
き、再生時間情報と基準時間情報との時間差が所定の閾
値内になったらそのフレーム再生を開始するステップと
を含み、再生時間情報と基準時間情報との時間差が最初
に閾値内になったら、スキップ回数又はリピート回数の
限度を変更するようにしたことを特徴とするディジタル
信号の同期方法である。
【0010】請求項13の発明は、ディジタル放送を受
信する手段と、ディジタル放送の受信信号からTS(Tr
ansport Stream)パケットのストリームをデコードする
手段と、デコードされたTSパケットのストリーム中に
含まれる再生時間情報と基準時間情報とを比較する手段
と、再生時間情報と基準時間情報との時間差が閾値内に
あるか否かを判断する手段と、再生時間情報と基準時間
情報との時間差が所定の閾値内にあればそのフレームの
再生を開始し、再生時間情報と基準時間情報との時間差
が閾値内になければ、再生するフレームを所定のスキッ
プ回数又はリピート回数を限度として、スキップ又はリ
ピートして、再生時間情報と基準時間情報との時間差を
小さくしていき、再生時間情報と基準時間情報との時間
差が所定の閾値内になったらそのフレーム再生を開始す
る手段とを有し、再生時間情報と基準時間情報との時間
差が最初に閾値内になったら、スキップ回数又はリピー
ト回数の限度を変更するようにしたことを特徴とするデ
ィジタル放送受信装置である。
【0011】PTSの値とSTCの値との差の絶対値が
所定の閾値以下であるかどうかを判断し、PTSの値が
STCの値より大きければ、再生時間が実時間より早い
ものとして、リピートカウンタで示される値を限度とし
て、同一フレームを繰り返し再生させ、PTSの値がS
TCの値より大きくなければ、再生時間が実時間より遅
いものとして、スキップカウンタで示される値を限度と
して、フレームのデコードをスキップして再生させて、
PTSの値とSTCの値との差の絶対値が所定の閾値以
内になるように追い込むような処理を行っている。そし
て、初期同期のときの閾値を、一度同期が確立した後の
閾値より狭い値とすると共に、初期同期のときのリピー
トカウンタのセット値及びスキップカウンタのセット値
を、一度同期が確立した後のリピートカウンタのセット
値及びスキップカウンタのセット値より大きくしてい
る。
【0012】これにより、初期同期のときには、PTS
の値とSTCの値とが確実に一致するまで同期がとら
れ、一度同期が確立した後には、PTSの値とSTCの
値との同期がとれなければ、非同期モードで再生される
ようになり、初期同期が済んだ後では、PTSの値にジ
ッタを含んでいる場合に、ジッタに引きずられて同期が
乱れることがなくなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、この発明が適用
できるIRD(Integrated Receiver Decoder )の一例
を示すものである。
【0014】図1において、例えば12GHz帯の電波
で衛星を介して送られてくるディジタル衛星放送の電波
は、パラボラアンテナ1で受信され、パラボラアンテナ
1に取り付けられた低雑音コンバータ2で、1GHz帯
の信号に変換される。この低雑音コンバータ2の出力が
チューナ回路3に供給される。チューナ回路3により、
受信信号の中から所定の搬送波周波数の信号が選択さ
れ、この信号が中間周波信号に変換される。チューナ回
路3には、コントローラ4から周波数設定用の制御信号
が供給される。この制御信号に基づいて、受信周波数が
設定される。
【0015】チューナ回路3の出力が復調回路5に供給
される。復調回路5により、QPSK(Quadrature Pha
se Shift Keying )の復調処理が行われる。復調回路5
の出力がエラー訂正回路6に供給される。エラー訂正回
路6より、エラー訂正処理が行われる。
【0016】エラー訂正回路6の出力がデスクランブラ
7に供給される。デスクランブラ7には、受信されたE
CM(Entitlement Control Message )データ及びEM
M(Entitlement Management Message)データが供給さ
れると共に、ICカードインターフェース9に装着され
ているICカード8に記憶されているデスクランブル用
の鍵データが供給される。また、このECMやEMMの
データにより、録画可能な番組かどうかが判断できる。
【0017】デスクランブラ7は、この受信されたEC
Mデータ及びEMMデータと、ICカード8の鍵データ
を用いて、MPEGトランスポートストリームのデスク
ランブルを行なう。また、ECMデータ及びEMMデー
タによりコピー禁止かどうかが判断できる。デスクラン
ブルされたMPEG2のトランスポートストリームは、
デマルチプレクサ10に送られる。
【0018】デマルチプレクサ10は、コントローラ4
からの指令に基づいて、デスクランブラ7からのストリ
ームの中から、所望のパケットを分離するものである。
伝送パケットには、ヘッダ部にパケット識別子(PI
D)が記述されている。デマルチプレクサ10では、こ
のPIDに基づいて、所望のプログラムの映像パケット
及び音声パケットが抽出される。この所望のプログラム
の映像パケットは、ビデオ処理回路11に送られ、音声
パケットは、オーディオ処理回路12に送られる。
【0019】ビデオ処理回路11は、デマルチプレクサ
10からの映像信号のパケットを受け取り、MPEG2
方式のデコード処理を行なって、ビデオデータを形成す
る。このビデオデータは、NTSCエンコーダ13に供
給される。NTSCエンコーダ13で、ビデオ処理回路
11でデコードされたビデオデータがNTSC方式のビ
デオ信号に変換される。NTSCエンコーダ13の出力
がビデオ出力端子14に供給される。ビデオ出力端子1
4からNTSC方式のコンポジットビデオ信号が出力さ
れる。
【0020】オーディオ処理回路12は、デマルチプレ
クサ10からの音声パケットを受け取り、MPEG方式
の音声デコード処理を行なって、データ圧縮前のオーデ
ィオデータを形成する。オーディオ処理回路12の出力
は、D/Aコンバータ15でアナログオーディオ信号に
変換された後、オーディオ出力端子16から出力され
る。
【0021】IRDを操作するための入力は、リモート
コントローラ18により行われる。リモートコントロー
ラ18からの赤外線コマンド信号は、受光部19で受光
され、コントローラ4に送られる。また、モデム17が
設けられており、モデム17が電話回線に接続される。
【0022】この発明は、上述のようなディジタル衛星
放送において、MPEGストリームを再生する際に、ビ
デオとオーディオとの同期をとるのに用いて好適であ
る。
【0023】図2は、この発明が適用されたビデオとオ
ーディオとの同期回路の構成を示すものである。
【0024】図2において、デマルチプレクサ101
(図1におけるデマルチプレクサ10に対応する)で、
PIDを基に、ビデオパケットとオーディオパケットと
が分離される。ビデオパケットは、ビデオバッファ10
2に送られ、オーディオパケットは、オーディオバッフ
ァ109に送られる。ビデオバッファ102の出力がビ
デオ同期処理部103に供給されると共に、ビデオデコ
ード部104(図1におけるビデオ処理回路11に対応
する)に供給される。
【0025】オーディオバッファ109の出力は、オー
ディオ同期処理部110に供給されると共に、オーディ
オデコード部111(図1におけるオーディオ処理回路
12に対応する)に供給される。
【0026】また、TSストリーム中には、時刻の基準
となるSTCのセット・校正のために、SCR(System
Clock Reference(システム時刻基準参照値))と、P
CR(Program Clock Reference (プログラム時刻基準
参照値))が送られる。このSCRやPCRがSTCカ
ウンタ108に供給される。STCカウンタ108から
は、時刻の基準となるSTCが発生される。このSTC
は、ビデオ同期処理部103に供給されると共に、オー
ディオ同期処理部110に供給される。
【0027】ビデオ同期処理部103及びオーディオ同
期処理部110は、PTS(又はDTS)で示される時
刻と、システムの基準となるSTCで示される時刻とを
比較し、PTSとSTCとが一致したときに、ビデオ信
号及びオーディオ信号を再生させることで、ヒデオとオ
ーディオとの同期をとるものである。ビデオ同期処理部
103及びオーディオ同期処理部110からは、PTS
とSTCとが一致したときに、同期指示信号CMV及び
CMAが出力される。
【0028】ビデオデコード部104には、ビデオバッ
ファ102から、ビデオパケットが供給されると共に、
ビデオ同期処理部103から、同期指示信号CMVが供
給される。ビデオ同期処理部103から同期指示信号C
MVが供給されると、ビデオデコード部104で、MP
EG2方式によるビデオデータのデコード処理が行われ
る。ビデオデコード部104の出力がフレームバッファ
105を介してビデオ出力処理部106に供給される。
【0029】オーディオデコード部111には、オーデ
ィオバッファ109から、オーディオパケットが供給さ
れると共に、オーディオ同期処理部110から、同期指
示信号CMAが供給される。オーディオ同期処理部11
0から同期指示信号CMAが供給されると、オーディオ
デコード部111で、オーディオデータのデコード処理
が行われる。オーディオデコード部111の出力がPC
Mバッファ112を介してオーディオ出力処理部113
に供給される。
【0030】図3は、ビデオ同期処理部103及びオー
ディオ同期処理部110の構成を示すものである。な
お、ビデオ同期処理部103と、オーディオ同期処理部
110とは、基本的には、同様に構成されている。
【0031】図3において、PTS取得部201で、P
ESヘッダ情報内のPTSが抜き取られる。このPTS
取得部201の出力が(PTS−STC)検出部202
に供給される。また、STCカウンタ108からのST
Cが(PTS−STC)検出部202に供給される。
【0032】(PTS−STC)検出部202で、ST
Cの値と、PTSの値との差分が求められる。この(P
TS−STC)検出部202の出力が同期指示部203
に供給される。
【0033】同期指示部203には、(PTS−ST
C)検出部202の出力が供給されると共に、ビデオデ
コード部104又はオーディオデコード部111から、
バッファニアフル情報BUFV又はBUFAが供給され
る。同期指示部203で、(PTS−STC)検出部2
02の出力と、バッファニアフル情報BUFV又はBU
FAとから、後に示す制御処理に従って、同期指示信号
CMV又はCMAが生成される。
【0034】ここで、バッファニアフル情報は、ビデオ
処理部においては、ビデオデコード部104で検出され
るビデオバッファ内のビデオデータの格納状態がオーバ
ーフローに近いかを示すものである。オーディオ処理部
においては、オーディオデコード部111で検出される
オーディオバッファ内のオーディオデータの格納状態が
オーバーフローに近いかを示すものである。
【0035】図4は、ビデオ同期処理部103での同期
処理を示すフローチャートである。図4において、先ず
スキップカウンタの値がCs1にセットされ、リピート
カウンタの値がCr1にセットされる(ステップS
1)。リピートカウンタは、PTSの値がSTCの値よ
り大きいときに、再生時間が実際の時刻より早いので、
1フレームを繰り返して再生させてPTSの値をSTC
の値に近づけるような処理を行う際のリピート回数の制
限値を示している。スキップカウンタは、PTSの値が
STCの値より大きくないときに、再生時間が実際の時
刻より遅いので、1フレームをスキップして再生させて
PTSの値をSTCの値に近づけるような処理を行う際
のスキップ回数の制限値を示している。
【0036】なお、初期同期のときのスキップカウンタ
の値Cs1及びリピートカウンタの値Cr1は、一度同
期が確立した後のスキップカウンタの値Cs2及びリピ
ートカウンタの値Cr2(後述する)よりも大きい値 Cs1>Cs2 Cr1>Cr2 に設定される。
【0037】すなわち、初期同期のときには、一度、同
期の確立が必要であるため、スキップカウンタの値Cs
1及びリピートカウンタの値Cr1が大きい値が設定さ
れる。
【0038】(PTS−STC)検出部202の出力か
ら、PTSの値とSTCの値との差の絶対値が所定の閾
値T1以下であるか否かが判断される(ステップS
2)。 |PTS−STC|≦T1
【0039】なお、初期同期のときの閾値T1は、一度
同期が確立した後の閾値T2(後述する)よりも小さい
値 T2>T1 に設定される。
【0040】すなわち、初期同期のときには、一度、完
全に同期の確立させる必要であるため、閾値T1が狭く
設定される。
【0041】ステップS2で、PTSの値とSTCの値
との差の絶対値が所定の閾値T1以下でなければ、バッ
ファ状態がニアフルであるか否かが判断される(ステッ
プS3)。バッファ状態がニアフルの場合には、同期し
て復号処理を行うことは困難であるので、ビデオとオー
ディオの非同期モードとして画像復号処理を行うことが
指示される(ステップS4)。
【0042】ここで、バッファ状態がニアフルではなけ
れば、(PTS−STC)が0より大きいか否かが判断
される(ステップS5)。
【0043】(PTS−STC)が0より大きい場合に
は、STCで示される時間よりPTSの時間が進んでい
るので、再生を遅らせる必要がある。この場合には、リ
ピートカウンタの値が0より大きいか否かが判断され
(ステップS6)、リピートカウンタの値が0より大き
ければ、1フレーム繰り返し表示処理が指示され(ステ
ップS7)、リピートカウンタの値が1減算されて(ス
テップS8)、ステップS2にリターンされる。
【0044】このように、STCで示される時間よりP
TSの時間が進んでいる場合には、ステップS2、S
3、S5、S6、S7、S8のループを繰り返すことに
より、再生が遅らされ、PTSの値がSTCの値に近づ
いてくる。そして、S2、S3、S5、S6、S7、S
8のループを繰り返す毎に、ステップS8で、リピート
カウンタの値がデクリメントされていく。
【0045】このようにして、PTSの値がSTCの値
に近づいていき、ステップS2で、PTSの値とSTC
の値との差の絶対値が所定の閾値T1以下になると判断
されたら、画像の復号処理が指示される(ステップS
9)。
【0046】ステップS2、S3、S5、S6、S7、
S8の処理を、リピートカウンタの設定値Cs1だけ繰
り返しても、ステップS2で、PTSの値とSTCの値
との差の絶対値が所定の閾値T1以下になると判断され
ないときには、ステップS6で、リピートカウンタの値
が0以上ではないと判断されることになる。この場合に
は、ビデオとオーディオの非同期モードとして画像復号
処理を行うことが指示される(ステップS4)。
【0047】ステップS5で、(PTS−STC)が0
より小さい場合には、STCで示される時間よりPTS
の時間が遅れているので、再生を進める必要がある。こ
の場合には、スキップカウンタの値が0より大きいか否
かが判断され(ステップS10)、スキップカウンタの
値が0より大きければ、1フレーム、デコードのスキッ
プ処理が指示され(ステップS11)、スキップカウン
タの値が1減算されて(ステップS12)、ステップS
2にリターンされる。
【0048】このように、STCで示される時間よりP
TSの時間が遅れている場合には、ステップS2、S
3、S5、S10、S11、S12のループを繰り返す
ことにより、再生が進められ、PTSの値がSTCの値
に近づいてくる。そして、ステップS2、S3、S5、
S10、S11、S12のループを繰り返す毎に、ステ
ップS12で、スキップカウンタの値がデクリメントさ
れていく。
【0049】このようにして、PTSの値がSTCの値
に近づいていき、ステップS2で、PTSの値とSTC
の値との差の絶対値が所定の閾値T1以下になると判断
されたら、画像の復号処理が指示される(ステップS
9)。
【0050】ステップS2、S3、S5、S10、S1
1、S12の処理を、スキップカウンタの設定値Cs1
だけ繰り返しても、ステップS2で、PTSの値とST
Cの値との差の絶対値が所定の閾値T1以下になると判
断されないときには、ステップS10で、スキップカウ
ンタの値が0以上ではないと判断されることになる。こ
の場合には、ビデオとオーディオの非同期モードとして
画像復号処理を行うことが指示される(ステップS
4)。
【0051】このように、初期同期では、STCで示さ
れる時間よりPTSの時間が進んでいる場合には、ステ
ップS2、S3、S5、S6、S7、S8のループを繰
り返すことにより、再生が遅らされ、PTSの値がST
Cの値に近づけられる。また、STCで示される時間よ
りPTSの時間が遅れている場合には、ステップS2、
S3、S5、S6、S10、S11、S12のループを
繰り返すことにより、再生が進められ、PTSの値がS
TCの値に近づけられる。このときの、繰り返し数は、
スキップカウンタの値及びリピートカウンタの値で示さ
れ、このスキップカウンタの値及びリピートカウンタの
値Cs1及びCr1は、大きい値に設定される。したが
って、確実に同期させるまで、同期処理が行われる。
【0052】一度、初期同期が済むと、ステップS2
で、PTSの値とSTCの値との差の絶対値が所定の閾
値T1以下になると判断され、ステップS9で、画像の
復号処理が指示される。
【0053】それから、スキップカウンタの値がCs2
にセットされ、リピートカウンタの値がCr2にセット
される(ステップS13)。なお、初期同期が済んだ後
のスキップカウンタの値Cs2及びリピートカウンタの
値Cr2は、初期同期でのスキップカウンタの値Cs1
及びリピートカウンタの値Cr1よりも小さい値であ
る。
【0054】そして、(PTS−STC)検出部202
の出力から、PTSの値とSTCの値との差の絶対値が
所定の閾値T2以下であるか否かが判断される(ステッ
プS14)。 |PTS−STC|≦T2
【0055】なお、一度同期が済んだ後の閾値T2は、
初期同期のときの閾値T1よりも大きい値に設定され
る。すなわち、一度同期が済んだ後には、PTSの値に
ジッタを含んでいる場合を考慮して、閾値T2が広く設
定される。
【0056】ステップS14で、PTSの値とSTCの
値との差の絶対値が所定の閾値T2以下でなければ、バ
ッファ状態がニアフルであるか否かが判断される(ステ
ップS15)。バッファ状態がニアフルの場合には、同
期して復号処理を行うことは困難であるので、ビデオと
オーディオの非同期モードとして画像復号処理を行うこ
とが指示される(ステップS4)。
【0057】ここで、バッファ状態がニアフルではなけ
れば、(PTS−STC)が0より大きいか否かが判断
される(ステップS16)。
【0058】(PTS−STC)が0より大きい場合に
は、STCで示される時間よりPTSの時間が進んでい
るので、再生を遅らせる必要がある。この場合には、リ
ピートカウンタの値が0より大きいか否かが判断され
(ステップS17)、リピートカウンタの値が0より大
きければ、1フレーム繰り返し表示処理が指示され(ス
テップS18)、リピートカウンタの値が1減算されて
(ステップS19)、ステップS14にリターンされ
る。
【0059】このように、STCで示される時間よりP
TSの時間が進んでいる場合には、ステップS14、S
15、S16、S17、S18、S19のループを繰り
返すことにより、再生が遅らされ、PTSの値がSTC
の値に近づいてくる。そして、ステップS14、S1
5、S16、S17、S18、S19のループを繰り返
す毎に、ステップS19で、リピートカウンタの値がデ
クリメントされていく。
【0060】このようにして、PTSの値がSTCの値
に近づいていき、ステップS14で、PTSの値とST
Cの値との差の絶対値が所定の閾値T2以下になると判
断されたら、画像の復号処理が指示される(ステップS
9)。
【0061】ステップS14、S15、S16、S1
7、S18、S19のループを、リピートカウンタの設
定値Cs2だけ繰り返しても、ステップS14で、PT
Sの値とSTCの値との差の絶対値が所定の閾値T2以
下になると判断されないときには、ステップS17で、
リピートカウンタの値が0以上ではないと判断されるこ
とになる。この場合には、ビデオとオーディオの非同期
モードとして画像復号処理を行うことが指示される(ス
テップS4)。
【0062】ステップS16で、(PTS−STC)が
0より小さい場合には、STCで示される時間よりPT
Sの時間が遅れているので、再生を進める必要がある。
この場合には、スキップカウンタの値が0より大きいか
否かが判断され(ステップS20)、スキップカウンタ
の値が0より大きければ、1フレーム、デコードのスキ
ップ処理が指示され(ステップS21)、スキップカウ
ンタの値が1減算されて(ステップS22)、ステップ
S14にリターンされる。
【0063】STCで示される時間よりPTSの時間が
遅れている場合には、ステップS14、S15、S1
6、S20、S21、S22のループを繰り返すことに
より、再生が進められ、PTSの値がSTCの値に近づ
いてくる。そして、ステップS14、S15、S16、
S20、S21、S22のループを繰り返す毎に、ステ
ップS22で、スキップカウンタの値がデクリメントさ
れていく。
【0064】このようにして、PTSの値がSTCの値
に近づいていき、ステップS14で、PTSの値とST
Cの値との差の絶対値が所定の閾値T2以下になると判
断されたら、画像の復号処理が指示される(ステップS
9)。
【0065】ステップS14、S15、S16、S2
0、S21、S22の処理を、スキップカウンタの設定
値Cs2だけ繰り返しても、ステップS14で、PTS
の値とSTCの値との差の絶対値が所定の閾値T2以下
になると判断されないときには、ステップS20で、ス
キップカウンタの値が0以上ではないと判断されことに
なる。この場合には、ビデオとオーディオの非同期モー
ドとして画像復号処理を行うことが指示される(ステッ
プS4)。
【0066】図5は、オーディオ同期処理部110での
同期処理を示すフローチャートである。図5において、
先ずスキップカウンタの値がCs1にセットされ、リピ
ートカウンタの値がCr1にセットされる(ステップ5
1)。なお、初期同期のときのスキップカウンタの値C
s1及びリピートカウンタの値Cr1は、一度同期が確
立した後のスキップカウンタの値Cs2及びリピートカ
ウンタの値Cr2(後述する)よりも大きい値 Cs1>Cs2 Cr1>Cr2 に設定される。
【0067】(PTS−STC)検出部202の出力か
ら、PTSの値とSTCの値との差の絶対値が所定の閾
値T1以下であるか否かが判断される(ステップS5
2)。 |PTS−STC|≦T1
【0068】なお、初期同期のときの閾値T1は、一度
同期が確立した後の閾値T2(後述する)よりも小さい
値 T2>T1 に設定される。
【0069】ステップS52で、PTSの値とSTCの
値との差の絶対値が所定の閾値T1以下でなければ、バ
ッファ状態がニアフルであるか否かが判断される(ステ
ップS53)。バッファ状態がニアフルの場合には、同
期して復号処理を行うことは困難であるので、ビデオと
オーディオの非同期モードとしてオーディオ復号処理を
行うことが指示される(ステップS54)。
【0070】ここで、バッファ状態がニアフルではなけ
れば、(PTS−STC)が0より大きいか否かが判断
される(ステップS55)。
【0071】(PTS−STC)が0より大きい場合に
は、STCで示される時間よりPTSの時間が進んでい
るので、再生を遅らせる必要がある。この場合には、リ
ピートカウンタの値が0より大きいか否かが判断され
(ステップS56)、リピートカウンタの値が0より大
きければ、1オーディオフレーム繰り返し表示処理が指
示され(ステップS57)、リピートカウンタの値が1
減算されて(ステップS58)、ステップS52にリタ
ーンされる。
【0072】このように、STCで示される時間よりP
TSの時間が進んでいる場合には、ステップS52、S
53、S55、S56、S57、S58のループを繰り
返すことにより、再生が遅らされ、PTSの値がSTC
の値に近づいてくる。そして、ステップS52、S5
3、S55、S56、S57、S58のループを繰り返
す毎に、ステップS58で、リピートカウンタの値がデ
クリメントされていく。
【0073】このようにして、PTSの値がSTCの値
に近づいていき、ステップS52で、PTSの値とST
Cの値との差の絶対値が所定の閾値T1以下になると判
断されたら、オーディオ復号処理が指示される(ステッ
プS59)。
【0074】ステップS52、S53、S55、S5
6、S57、S58のループを、リピートカウンタの設
定値Cs1だけ繰り返しても、ステップS52で、PT
Sの値とSTCの値との差の絶対値が所定の閾値T1以
下になると判断されないときには、ステップS56で、
リピートカウンタの値が0以上ではないと判断されるこ
とになる。この場合には、ビデオとオーディオの非同期
モードとしてオーディオ復号処理を行うことが指示され
る(ステップS54)。
【0075】ステップS55で、(PTS−STC)が
0より小さい場合には、STCで示される時間よりPT
Sの時間が遅れているので、再生を進める必要がある。
この場合には、スキップカウンタの値が0より大きいか
否かが判断され(ステップS60)、スキップカウンタ
の値が0より大きければ、1オーディオフレーム、デコ
ードのスキップ処理が指示され(ステップS61)、ス
キップカウンタの値が1減算されて(ステップS6
2)、ステップS52にリターンされる。
【0076】このように、STCで示される時間よりP
TSの時間が遅れている場合には、ステップS52、S
53、S55、S60、S61、S62のループを繰り
返すことにより、再生が進められ、PTSの値がSTC
の値に近づいてくる。そして、ステップS52、S5
3、S55、S60、S61、S62のループを繰り返
す毎に、スキップカウンタの値がデクリメントされてい
く。
【0077】このようにして、PTSの値がSTCの値
に近づいていき、ステップS52で、PTSの値とST
Cの値との差の絶対値が所定の閾値T1以下になると判
断されたら、オーディオ復号処理が指示される(ステッ
プS59)。
【0078】ステップS52、S53、S55、S6
0、S61、S62のループを、スキップカウンタの設
定値Cs1だけ繰り返しても、ステップS52で、PT
Sの値とSTCの値との差の絶対値が所定の閾値T1以
下になると判断されないときには、ステップS60で、
スキップカウンタの値が0以上ではないと判断されるこ
とになる。この場合には、ビデオとオーディオの非同期
モードとしてオーディオ復号処理を行うことが指示され
る(ステップS54)。
【0079】このように、初期同期では、STCで示さ
れる時間よりPTSの時間が進んでいる場合には、ステ
ップS52、S53、S55、S56、S57、S58
のループを繰り返すことにより、再生が遅らされ、PT
Sの値がSTCの値に近づけられる。また、STCで示
される時間よりPTSの時間が遅れている場合には、ス
テップS52、S53、S55、S56、S57、S5
8のループを繰り返すことにより、再生が進められ、P
TSの値がSTCの値に近づけられる。このときの、繰
り返し数は、スキップカウンタの値及びリピートカウン
タの値で示され、このスキップカウンタの値及びリピー
トカウンタの値Cs1及びCr1は、大きい値に設定さ
れる。したがって、確実に同期させるまで、同期処理が
行われる。
【0080】一度、初期同期が済むと、ステップS52
で、PTSの値とSTCの値との差の絶対値が所定の閾
値T1以下になると判断され、ステップS59で、オー
ディオの復号処理が指示される。
【0081】それから、スキップカウンタの値がCs2
にセットされ、リピートカウンタの値がCr2にセット
される(ステップS63)。なお、初期同期が済んだ後
のスキップカウンタの値Cs2及びリピートカウンタの
値Cr2は、初期同期でのスキップカウンタの値Cs1
及びリピートカウンタの値Cr1よりも小さい値であ
る。
【0082】(PTS−STC)検出部202の出力か
ら、PTSの値とSTCの値との差の絶対値が所定の閾
値T2以下であるか否かが判断される(ステップS6
4)。 |PTS−STC|≦T2
【0083】ステップS64で、PTSの値とSTCの
値との差の絶対値が所定の閾値T2以下でなければ、バ
ッファ状態がニアフルであるか否かが判断される(ステ
ップS65)。バッファ状態がニアフルの場合には、同
期して復号処理を行うことは困難であるので、ビデオと
オーディオの非同期モードとしてオーディオ復号処理を
行うことが指示される(ステップS54)。
【0084】ここで、バッファ状態がニアフルではなけ
れば、(PTS−STC)が0より大きいか否かが判断
される(ステップS66)。
【0085】(PTS−STC)が0より大きい場合に
は、STCで示される時間よりPTSの時間が進んでい
るので、再生を遅らせる必要がある。この場合には、リ
ピートカウンタの値が0より大きいか否かが判断され
(ステップS67)、リピートカウンタの値が0より大
きければ、1オーディオフレーム繰り返し表示処理が指
示され(ステップS68)、リピートカウンタの値が1
減算されて(ステップS69)、ステップS64にリタ
ーンされる。
【0086】このように、STCで示される時間よりP
TSの時間が進んでいる場合には、ステップS64、S
65、S66、S67、S68、S69のループを繰り
返すことにより、再生が遅らされ、PTSの値がSTC
の値に近づいてくる。そして、ステップS64、S6
5、S66、S67、S68、S69のループを繰り返
す毎に、ステップS69で、リピートカウンタの値がデ
クリメントされていく。
【0087】このようにして、PTSの値がSTCの値
に近づいていき、ステップS64で、PTSの値とST
Cの値との差の絶対値が所定の閾値T2以下になると判
断されたら、オーディオ復号処理が指示される(ステッ
プS59)。
【0088】ステップS64、S65、S66、S6
7、S68、S69のループを、リピートカウンタの設
定値Cs2だけ繰り返しても、ステップS64で、PT
Sの値とSTCの値との差の絶対値が所定の閾値T2以
下になると判断されないときには、ステップS70で、
リピートカウンタの値が0以上ではないと判断されるこ
とになる。この場合には、ビデオとオーディオの非同期
モードとしてオーディオ復号処理を行うことが指示され
る(ステップS54)。
【0089】ステップS66で、(PTS−STC)が
0より小さい場合には、STCで示される時間よりPT
Sの時間が遅れているので、再生を進める必要がある。
この場合には、スキップカウンタの値が0より大きいか
否かが判断され(ステップS70)、スキップカウンタ
の値が0より大きければ、1オーディオフレーム、デコ
ードのスキップ処理が指示され(ステップS71)、ス
キップカウンタの値が1減算されて(ステップS7
2)、ステップS64にリターンされる。
【0090】このように、STCで示される時間よりP
TSの時間が遅れている場合には、ステップS64、S
65、S66、S70、S71、S72のループを繰り
返すことにより、再生が進められ、PTSの値がSTC
の値に近づいてくる。そして、ステップS64、S6
5、S66、S70、S71、S72のループを繰り返
す毎に、ステップS72で、スキップカウンタの値がデ
クリメントされていく。
【0091】このようにして、PTSの値がSTCの値
に近づいていき、ステップS69で、PTSの値とST
Cの値との差の絶対値が所定の閾値T2以下になると判
断されたら、オーディオ復号処理が指示される(ステッ
プS59)。
【0092】ステップS64、S65、S66、S7
0、S71、S72のループを、スキップカウンタの設
定値Cs2だけ繰り返しても、ステップS64で、PT
Sの値とSTCの値との差の絶対値が所定の閾値T2以
下になると判断されないときには、ステップS70で、
スキップカウンタの値が0以上ではないと判断されるこ
とになる。この場合には、ビデオとオーディオの非同期
モードとしてオーディオ復号処理を行うことが指示され
る(ステップS54)。
【0093】なお、上述の例では、PTSの値とSTC
の値との差分を使っているが、勿論、PTSの代わり
に、DTSを用いる場合もある。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では、P
TSの値とSTCの値との差の絶対値が所定の閾値以下
であるかどうかを判断し、PTSの値がSTCの値より
大きければ、再生時間が実時間より早いものとして、リ
ピートカウンタで示される値を限度として、同一フレー
ムを繰り返し再生させ、PTSの値がSTCの値より大
きくなければ、再生時間が実時間より遅いものとして、
スキップカウンタで示される値を限度として、1フレー
ムのデコードをスキップして再生させて、PTSの値と
STCの値との差の絶対値が所定の閾値以内になるよう
に追い込むような処理を行っている。そして、初期同期
のときの閾値T1を、一度同期が確立した後の閾値T2
より狭い値とすると共に、初期同期のときのリピートカ
ウンタのセット値Cr1及びスキップカウンタのセット
値Cs1を、一度同期が確立した後のリピートカウンタ
のセット値Cr2及びスキップカウンタのセット値Cs
2より大きくしている。
【0095】これにより、初期同期のときには、PTS
の値とSTCの値とが確実に一致するまで同期がとら
れ、一度同期が確立した後には、PTSの値とSTCの
値との同期がとれなければ、非同期モードで再生される
ようになり、初期同期が済んだ後では、PTSの値にジ
ッタを含んでいる場合に、ジッタに引きずられて同期が
乱れることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用できる衛星放送のIRDの構成
を示すブロック図である。
【図2】この発明が適用された同期装置の一例のブロッ
ク図である。
【図3】この発明が適用された同期装置における同期処
理部の一例のブロック図である。
【図4】この発明が適用された同期装置の一例の説明に
用いるフローチャートである。
【図5】この発明が適用された同期装置の一例の説明に
用いるフローチャートである。
【符号の説明】
101・・・デマルチプレクサ,103・・・ビデオ同
期処理部,104・・・ビデオデコード部,110・・
・オーディオ同期処理部,111・・・オーディオデコ
ード部,202・・・(PTS−STC)検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小関 英資 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 千葉 芳之 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C025 AA29 DA01 5C059 KK34 KK35 MA00 RC02 RC04 RC12 RC32 RE03 SS02 UA02 UA05 UA32 5C064 BB05 BC16 BC20 BC22 BD07 BD08 5K047 AA06 AA18 DD01 GG06

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 TSパケットのストリーム中に含まれる
    再生時間情報と基準時間情報とを比較する手段と、 上記再生時間情報と基準時間情報との時間差が閾値内に
    あるか否かを判断する手段と、 上記再生時間情報と基準時間情報との時間差が所定の閾
    値内にあればそのフレームの再生を開始し、上記再生時
    間情報と基準時間情報との時間差が閾値内になければ、
    再生するフレームを所定のスキップ回数又はリピート回
    数を限度として、スキップ又はリピートして、上記再生
    時間情報と基準時間情報との時間差を小さくしていき、
    上記再生時間情報と基準時間情報との時間差が所定の閾
    値内になったらそのフレーム再生を開始する手段とを有
    し、 上記再生時間情報と基準時間情報との時間差が最初に閾
    値内になったら、上記スキップ回数又はリピート回数の
    限度を変更するようにしたことを特徴とする同期装置。
  2. 【請求項2】 上記再生時間情報と基準時間情報との時
    間差が最初に閾値内になったら、上記スキップ回数又は
    リピートの回数の限度を小さくするようにした請求項1
    に記載の同期装置。
  3. 【請求項3】 更に、上記再生時間情報と基準時間情報
    との時間差が一度閾値内になったら、上記閾値を変更す
    るようにした請求項1に記載の同期装置。
  4. 【請求項4】 更に、上記再生時間情報と基準時間情報
    との時間差が一度閾値内になったら、上記閾値を広げる
    ようにした請求項3に記載の同期装置。
  5. 【請求項5】 上記再生するフレームのスキップ回数
    又はリピートの回数が上記所定のスキップ回数又はリピ
    ート回数に達しても、上記再生時間情報と基準時間情報
    との時間差が所定の閾値内にならなければ、非同期でそ
    のフレームの再生を行うようにした請求項1に記載の同
    期装置。
  6. 【請求項6】 更に、再生デコーダのバッファが満杯に
    近いことが検出されたら、非同期でそのフレームの再生
    を行うようにした請求項1に記載の同期装置。
  7. 【請求項7】 TSパケットのストリーム中に含まれる
    再生時間情報と基準時間情報とを比較するステップと、 上記再生時間情報と基準時間情報との時間差が閾値内に
    あるか否かを判断するステップと、 上記再生時間情報と基準時間情報との時間差が所定の閾
    値内にあればそのフレームの再生を開始し、上記再生時
    間情報と基準時間情報との時間差が閾値内になければ、
    再生するフレームを所定のスキップ回数又はリピート回
    数を限度として、スキップ又はリピートして、上記再生
    時間情報と基準時間情報との時間差を小さくしていき、
    上記再生時間情報と基準時間情報との時間差が所定の閾
    値内になったらそのフレーム再生を開始するステップと
    を含み、 上記再生時間情報と基準時間情報との時間差が最初に閾
    値内になったら、上記スキップ回数又はリピート回数の
    限度を変更するようにしたことを特徴とするディジタル
    信号の同期方法。
  8. 【請求項8】 上記再生時間情報と基準時間情報との時
    間差が最初に閾値内になったら、上記スキップ回数又は
    リピートの回数の限度を小さくするようにした請求項7
    に記載のディジタル信号の同期方法。
  9. 【請求項9】 更に、上記再生時間情報と基準時間情報
    との時間差が一度閾値内になったら、上記閾値を変更す
    るようにした請求項7に記載の同期方法。
  10. 【請求項10】 更に、上記再生時間情報と基準時間情
    報との時間差が一度閾値内になったら、上記閾値を広げ
    るようにした請求項9に記載のディジタル信号の同期方
    法。
  11. 【請求項11】 上記再生するフレームのスキップ回数
    又はリピートの回数が上記所定のスキップ回数又はリピ
    ート回数に達しても、上記再生時間情報と基準時間情報
    との時間差が所定の閾値内にならなければ、非同期でそ
    のフレームの再生を行うようにした請求項7に記載の同
    期方法。
  12. 【請求項12】 更に、再生デコーダのバッファが満杯
    に近いことが検出されたら、非同期でそのフレームの再
    生を行うようにした請求項7に記載の同期方法。
  13. 【請求項13】 ディジタル放送を受信する手段と、 上記ディジタル放送の受信信号からTSパケットのスト
    リームをデコードする手段と、 上記デコードされたTSパケットのストリーム中に含ま
    れる再生時間情報と基準時間情報とを比較する手段と、 上記再生時間情報と基準時間情報との時間差が閾値内に
    あるか否かを判断する手段と、 上記再生時間情報と基準時間情報との時間差が所定の閾
    値内にあればそのフレームの再生を開始し、上記再生時
    間情報と基準時間情報との時間差が閾値内になければ、
    再生するフレームを所定のスキップ回数又はリピート回
    数を限度として、スキップ又はリピートして、上記再生
    時間情報と基準時間情報との時間差を小さくしていき、
    上記再生時間情報と基準時間情報との時間差が所定の閾
    値内になったらそのフレーム再生を開始する手段とを有
    し、 上記再生時間情報と基準時間情報との時間差が最初に閾
    値内になったら、上記スキップ回数又はリピート回数の
    限度を変更するようにしたことを特徴とするディジタル
    放送受信装置。
  14. 【請求項14】 上記再生時間情報と基準時間情報との
    時間差が最初に閾値内になったら、上記スキップ回数又
    はリピートの回数の限度を小さくするようにした請求項
    13に記載のディジタル放送受信装置。
  15. 【請求項15】 更に、上記再生時間情報と基準時間情
    報との時間差が一度閾値内になったら、上記閾値を変更
    するようにした請求項13に記載のディジタル放送受信
    装置。
  16. 【請求項16】 更に、上記再生時間情報と基準時間情
    報との時間差が一度閾値内になったら、上記閾値を広げ
    るようにした請求項15に記載のディジタル放送受信装
    置。
  17. 【請求項17】 上記再生するフレームのスキップ回数
    又はリピートの回数が上記所定のスキップ回数又はリピ
    ート回数に達しても、上記再生時間情報と基準時間情報
    との時間差が所定の閾値内にならなければ、非同期でそ
    のフレームの再生を行うようにした請求項13に記載の
    ディジタル放送受信装置。
  18. 【請求項18】 更に、再生デコーダのバッファが満杯
    に近いことが検出されたら、非同期でそのフレームの再
    生を行うようにした請求項13に記載のディジタル放送
    受信装置。
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