JP2006253386A - 位置決め装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 チャンバの重量増加及び大型化を伴うことなく、干渉計の位置変動の抑制が可能な位置決め装置を提供する。
【解決手段】 天板30と、底板32と、複数の側板8とから形成され内部を密閉空間とするチャンバ1と、チャンバ1外に配置された光源2と、チャンバ1内へ収容された移動可能なステージ4と、チャンバ1内に配置された干渉計6a,6bとを備えた位置決め装置において、干渉計6aを、光源2と対向する側板8aと隣り合う側板8bの内壁面24bに取り付け、干渉計6bを、側板8aの内壁面24aに干渉計支持部材26を介して取り付け、干渉計支持部材26を、側板8aの内壁面24aにおいて、内壁面24aの隅角部近傍にそれぞれ設定された、四箇所の取り付け位置28を介して内壁面24aに取り付ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、半導体製造装置等に備えられる、真空環境で用いる位置決め装置に関する。
従来から、例えば半導体製造装置等に備えられているような、真空環境内における精密な位置決めを必要とする位置決め装置として、例えば、図9及び図10に示されているような位置決め装置が用いられている。この位置決め装置は、内部を密閉空間とするチャンバ1と、チャンバ1外に配置されチャンバ1内へビームB1を照射可能なレーザー光源(図示せず)と、チャンバ1内へ収容された移動可能なステージ4と、チャンバ1内に配置された干渉計6a,6bとを備えている。
チャンバ1は、天板30、底板32、複数の側板8から形成されており、チャンバ1内は、例えば真空環境等、チャンバ1外の空間と異なる気圧の空間となっている。複数の側板8のうち一枚には、光源から照射されたビームB1が透過可能な透過部10a,10bが設けられている。ステージ4は、図中に示すx方向及びy方向へ移動可能なX−Yステージによって形成されており、x方向移動手段16及びy方向移動手段18によって、x方向及びy方向への移動量が制御されている。ステージ4の上面には、ステージ4と共に移動し、後述する測定用ビームB2,B3を反射する測定鏡22a,22bが取り付けられている。また、ステージ4の上面には、ウエハ等のワーク20を載置可能なスペースが確保されている。
各干渉計6a,6bは共に、内部に偏光ビームスプリッタ、複数の反射鏡、1/4λ板、光電センサを有するユニット体であり、底板32の底面38に干渉計支持部材26を介して取り付けられている。干渉計6aは、光源から照射され透過部10aを透過したビームB1を、後述する測定用ビームB2,B3として測定鏡22aへ向けて出射する。干渉計6bは、光源から照射され透過部10bを透過したビームB1を、後述する測定用ビームB2,B3として測定鏡22bへ向けて出射する。
このような位置決め装置では、干渉計6a内で、参照用ビーム(図示せず)と、測定鏡22aから干渉計6aへ向けて反射された測定用ビームB3とを互いに干渉させ、この干渉によって発生する干渉縞の変化を検出することにより、測定鏡22aの移動量を検出して、干渉計6aと測定鏡22aとの距離Dxを測定している。また、干渉計6b内でも、干渉計6aと同様に、参照用ビーム(図示せず)と、測定鏡22bから干渉計6bへ向けて反射された測定用ビームB3とを互いに干渉させ、この干渉によって発生する干渉縞の変化を検出することにより、測定鏡22bの移動量を検出して、干渉計6bと測定鏡22bとの距離Dyを測定している。
そして、これらの測定結果に基づいてフィードバック制御を行い、x方向移動手段16及びy方向移動手段18によるステージ4の移動量を制御している。
しかしながら、このような位置決め装置では、各干渉計6a,6bが、干渉計支持部材26を介して底面38に取り付けられているため、例えば、チャンバ1外の大気圧が変動して底板32が変形すると、底面38が変形して、図11に示すように、各干渉計6a,6bの位置が変動してしまう。なお、底面38の変形による位置の変動は、干渉計6a及び干渉計6bに対して同様に生じるため、図11中では、干渉計6bと、干渉計6bに関連する干渉計支持部材26及び底面38の図示を省略している。また、図11中では、変形が生じる前の底面を底面38´として破線で示しており、底面38に変形が生じる前の干渉計を、干渉計6a´として破線で示している。また、干渉計6a及び干渉計支持部材26の中心軸線を中心軸線CLとして一点鎖線で示し、底面38に変形が生じる前の中心軸線CLを、中心軸線CL´として一点鎖線で示している。
ここで、各干渉計6a,6bの位置の変動量をΔLで示すと、この変動量ΔLは、以下の式(1)で求められる。なお、Lは各干渉計6a,6bの底面38からの高さであり、θ1は底面38の変形によって生じた中心軸線CLの傾きである。
ΔL=Lsinθ1 …(1)
したがって、例えば、L=200mmであり、わずかθ1=0.1秒である場合であっても、ΔL=97nmとなる。
各干渉計6a,6bの位置が変動すると、図12に示すように、測定用ビームB2,B3の光路長が変化してしまい、距離Dx及び距離Dyの測定結果に誤差が生じるため、ステージ4の移動量が不適切なものとなる。なお、測定用ビームB2,B3の光路長の変化による測定結果の誤差は、干渉計6a及び干渉計6bに対して同様に生じるため、図12中では、干渉計6b及び測定鏡22bの図示を省略している。また、図12中では、光路長が変化する前の測定用ビームB2,B3を、測定用ビームB2´,B3´として破線で示している。
また、光路が傾くことによる光路長の変化量をΔRで示すと、この変化量ΔRは、以下の式(2)で求められる。なお、Rは各干渉計6a,6bの位置が変動する前の測定用ビームB2´,B3´の光路長であり、θ2は各干渉計6a,6bの位置の変動によって生じた測定用ビームB2,B3の光路の傾きである。
ΔR=R(cosθ2+sinθ2・tanθ2 -1) …(2)
したがって、例えば、R=300mmであり、θ2=0.1秒である場合、ΔR≒0nmとなりΔRは殆ど変化しないが、R=300mmであり、θ2=10秒である場合、ΔR=0.35nmとなる。
以上より、底面38の傾きの変化によって生じる各干渉計6a,6bの位置の変動は、特に大きいことがわかる。
底面38に生じる変形を抑制する方法としては、底板32の厚さを増加する方法がある。しかしながら、この方法ではチャンバ1の重量が増加するとともにチャンバ1が大型化してしまうため、位置決め装置の設置条件等が制限されてしまう。
また、ステージ4の全高が高い場合等、底面38と測定鏡22a,22bとの距離が長い場合は、底面38に生じた変形が微小なものであっても、この変形によって距離Dの測定結果に大きな誤差が生じてしまう。このため、底板32の厚さを増加する必要があり、チャンバ1の重量が増加するとともにチャンバ1が大型化してしまう。
そこで、これらの問題を解決するために、特許文献1及び特許文献2に記載されているような位置決め装置が開示されている。これらの位置決め装置は、チャンバの外部に、大気圧に対して十分に減圧された空間、すなわち、大気圧の変動の影響を受けない空間を設け、チャンバの底面に生じる変形を防止することにより、干渉計と測定鏡との距離の測定結果に誤差が生じることを防止する位置決め装置である。
特開2003−17394号公報 特開2003−68609号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載されている位置決め装置では、チャンバの重量増加は防止できるものの、チャンバの大型化を防止できないという欠点がある。
また、ステージとして差動排気シール付きのステージを備えた位置決め装置では、ステージ定盤の基準面がチャンバ外に位置するため、チャンバの外部に、大気圧の変動の影響を受けない空間を設けることは困難である。このため、底板の厚さを増加させる方法以外の方法によって、底面に生じる変形の抑制は困難である。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたもので、チャンバの重量増加及び大型化を伴うことなく、チャンバ内に配置された干渉計の位置変動を防止することが可能な位置決め装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明のうち、請求項1に記載した発明は、内部を密閉空間とするチャンバと、当該チャンバ外に配置されチャンバ内へビームを照射する光源と、前記チャンバ内へ収容されて移動可能なステージと、当該ステージに取り付けられ前記ビームを反射する測定鏡と、前記チャンバ内において前記光源と前記測定鏡との間のビームの光路上に配置される干渉計と、を備えた位置決め装置において、
前記干渉計は、前記チャンバの内壁面に取り付けられることを特徴とするものである。
本発明によると、チャンバの内壁面に干渉計を取り付けることにより、チャンバの底面に立設した干渉計支持部材を介してチャンバの底面に干渉計を取り付けた場合よりも、チャンバの変形による干渉計の変位量を小さくすることが可能となる。このため、チャンバの重量増加及び大型化を伴うことなく、干渉計の位置変動を抑制することが可能となる。
次に、請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した発明であって、前記干渉計は、前記チャンバの内壁面に干渉計支持部材を介して取り付けられ、
前記干渉計支持部材は、前記干渉計を挟んで前記チャンバの内壁面に離間して設定された二箇所以上の取り付け位置を介してチャンバの内壁面に取り付けられることを特徴とするものである。
本発明によると、チャンバの内壁面に設定した干渉計支持部材の取り付け位置を、干渉計を挟んで離間した二箇所以上とすることにより、これらの取り付け位置同士の間の部分では、干渉計支持部材がチャンバの内壁面に接しない。このため、干渉計支持部材がチャンバの内壁面の変形の影響をほとんど受けることがなく、干渉計の位置変動を抑制することが可能となる。
次に、請求項3に記載した発明は、請求項1に記載した発明であって、前記干渉計は、前記チャンバの内壁面に干渉計支持部材を介して取り付けられ、
前記干渉計支持部材は、前記チャンバの内壁面において当該内壁面の隅角部又はその近傍に設定された四箇所の取り付け位置を介してチャンバの内壁面に取り付けられることを特徴とするものである。
本発明によると、チャンバの内壁面のうち他の部分よりも変形量の少ない隅角部又はその近傍の四箇所に、干渉計支持部材の取り付け位置を設定することにより、請求項2に記載した発明と同様の理由によって、干渉計の位置変動を抑制することが可能となる。さらに、干渉計支持部材の取り付け位置をチャンバの内壁面の隅角部又はその近傍と設定したことにより、チャンバの天板や底板の変形によって生じるモーメントが、チャンバの内壁面の変形を抑制するように作用するため、これらの位置でのチャンバの内壁面の変形を特に抑制することが可能となる。
次に、請求項4に記載した発明は、請求項1から3のうちいずれか1項に記載した発明であって、前記チャンバの外壁面のうち内壁面に前記干渉計又は干渉計支持部材が取り付けられている位置の裏側となる位置に、リブを設けたことを特徴とするものである。
本発明によると、チャンバの内壁面への干渉計又は干渉計支持部材の取り付け位置における、チャンバの内壁面の変形を抑制することが可能となるため、干渉計の位置変動を抑制することが可能となる。
次に、請求項5に記載した発明は、請求項1から4のうちいずれか1項に記載した発明であって、前記チャンバの熱膨張係数をα1、前記干渉計支持部材の熱膨張係数をα2とし、前記チャンバの内壁面と前記干渉計との距離をA、前記チャンバの外壁面とチャンバの基準位置との距離をBとしたときに、
α1A=α2Bの条件式を満足したことを特徴とするものである。
本発明によると、チャンバの内壁面と干渉計との距離の熱膨張による変位と、チャンバの外壁面と基準位置との距離の熱膨張による変位とが、同一の変位量となるため、干渉計と基準位置との距離の変化を抑制することが可能となる。
なお、チャンバの基準位置としては、例えば、位置決め装置が使用される半導体製造装置の加工点や、位置決め装置が使用される検査装置の検査位置に対応するx−y座標とすることが好適である。
次に、請求項6に記載した発明は、請求項1から5のうちいずれか1項に記載した発明であって、前記ステージは、差動排気シール付のステージであることを特徴とするものである。
本発明によると、差動排気シール付のステージを備える位置決め装置において、チャンバの底面よりも変形量の少ないチャンバの内壁面に干渉計を取り付けることにより、底板の板厚を増加させることなく、干渉計の位置変動を抑制することが可能となる。
本発明によれば、チャンバの重量増加及び大型化を生じることなく、チャンバ内に配置された干渉計の位置変動を抑制することが可能となるため、位置決め装置の軽量化及び小型化が可能となるとともに、測定鏡の位置の測定精度の向上が可能となる。
以下、本発明の第一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
まず、図1から図5を参照して本実施形態の構成を説明する。なお、図9及び図10に示した従来の位置決め装置と同様の構成については、同一符号を付して説明する。
図1に示すように、本実施形態の位置決め装置は、内部を密閉空間とするチャンバ1と、チャンバ1外に配置されチャンバ1内へビームB1を照射する光源2と、チャンバ1内へ収容された移動可能なステージ4と、チャンバ1内に配置された干渉計6a,6bとを備えている。
図1及び図2に示すように、チャンバ1は、天板30と、底板32と、複数の側板8とから形成されており、チャンバ1の内部は、図示しない真空ポンプ等によって真空環境とされている。また、チャンバ1を構成する複数の側板のうち、光源2と対向する一枚の側板8aには、後述するビームB1aが透過可能な透過部10aと、後述するビームB1bが透過可能な透過部10bが設けられている。
光源2は、ビームB1として、例えばHe−Neレーザーを照射可能なレーザー光源によって形成されており、ビームB1の照射方向は干渉計6a及び透過部10aへ向けられている。ビームB1は、ゼーマン効果によって周波数を異ならせた、互いに偏光特性の異なる二成分を含んでいる。チャンバ1外において、光源2と透過部10aとの間には、ビームB1を、干渉計6aに照射されるビームB1aと、ビームB1aと直角の方向へ照射されるビームB1bとに分光するビームスプリッタ12が配置されている。また、チャンバ1外には、ビームB1bを干渉計6bへ向けて反射する反射鏡14も配置されている。
ステージ4は、図中に示すx方向及びy方向へ移動可能なX−Yステージから形成されており、ステージ4をx方向へ移動させるx方向移動手段16と、ステージ4をy方向へ移動させるy方向移動手段18とを備えている。ステージ4の上面には、ウエハ等のワーク20を載置可能なスペースが確保され、ステージ4の上面のうち干渉計6a側の位置には、後述する測定用ビームB2a,B3aを反射する測定鏡22aが取り付けられている。また、ステージ4の上面4aのうち干渉計6b側の位置には、後述する測定用ビームB2b,B3bを反射する測定鏡22bが取り付けられている。測定鏡22a及び測定鏡22bは、ステージ4が移動すると、ステージ4と共に移動する。x方向移動手段16及びy方向移動手段18は、リニアガイド等の直動案内装置及び駆動装置(図示せず)によって形成されており、後述する距離Dx,Dyの測定結果に基づいてフィードバック制御を行い、ステージ4の移動量を制御する制御手段を有している。なお、駆動装置としては、例えば、モータとボールねじとを組合せた装置、リニアモータ、圧電アクチュエータ等を用いる。
干渉計6aは、内部に、偏光ビームスプリッタ、二つの反射鏡、1/4λ板、x方向距離測定手段を有するユニット体であり、側板8aと隣り合う側板8bの内壁面24bにおいて、ビームB1aの光路上となる位置に取り付けられている。
偏光ビームスプリッタは、光源2から照射され透過部10aを透過したビームB1aを、偏光方向の異なる測定用ビームB2aと参照用ビーム(図示せず)とに分光して、測定用ビームB2aを1/4λ板へ向けて反射させ、参照用ビームを二つの反射鏡のうち一方の反射鏡へ向けて透過させる。また、1/4λ板を透過して測定鏡22aで反射され、再び1/4λ板を透過した測定用ビームB2aを、二つの反射鏡のうち他方の反射鏡へ向けて透過させ、二つの反射鏡のうち他方の反射鏡から戻された測定用ビームB2aを、測定用ビームB3aとして1/4λ板へ向けて透過させる。さらに、1/4λ板を透過して測定鏡22aで反射され、再び1/4λ板を透過した測定用ビームB3aを、x方向距離測定手段へ向けて反射させる。二つの反射鏡のうち一方の反射鏡から戻された参照用ビームは、再び偏光ビームスプリッタを透過し、x方向距離測定手段へ入射する。
二つの反射鏡は、例えば、直角プリズムによって形成されており、二つの反射鏡のうち一方の反射鏡は、内部で参照用ビームを二回反射して、この参照用ビームを偏光ビームスプリッタへ戻す。二つの反射鏡のうち他方の反射鏡は、1/4λ板を透過して測定鏡22aで反射され、再び1/4λ板を透過して偏光ビームスプリッタを透過した測定用ビームB2aを、内部で二回反射して、この測定用ビームB2aを偏光ビームスプリッタへ戻す。
1/4λ板は、透過するビームの偏光方向を変化させる働きがあり、1/4λ板を二度透過したビームは偏光方向が90°変化する。これにより、測定用ビームB2a,B3aが偏光ビームスプリッタを反射するか透過するかが、上記のように定まる。x方向距離測定手段は、例えば、光電センサによって形成されており、測定用ビームB3aと参照用ビームとの干渉によって発生する干渉縞の変化を検出して、干渉計6aと測定鏡22aとの距離Dxを測定する。
干渉計6bは、内部に、偏光ビームスプリッタ、二つの反射鏡、1/4λ板、y方向距離測定手段を有するユニット体であり、側板8aの内壁面24aにおいて、ビームB1bの光路上となる位置に干渉計支持部材26を介して取り付けられている。
偏光ビームスプリッタは、光源2から照射され透過部10bを透過したビームB1bを、偏光方向の異なる測定用ビームB2bと参照用ビーム(図示せず)とに分光して、測定用ビームB2bを1/4λ板へ向けて透過させ、参照用ビームを二つの反射鏡のうち一方の反射鏡へ向けて反射させる。また、1/4λ板を透過して測定鏡22bで反射され、再び1/4λ板を透過した測定用ビームB2bを、二つの反射鏡のうち他方の反射鏡へ向けて反射させ、二つの反射鏡のうち他方の反射鏡から戻された測定用ビームB2bを、測定用ビームB3bとして1/4λ板へ向けて反射させる。さらに、1/4λ板を透過して測定鏡22bで反射され、再び1/4λ板を透過した測定用ビームB3bを、y方向距離測定手段へ向けて透過させる。二つの反射鏡のうち一方の反射鏡から戻された参照用ビームは、再び偏光ビームスプリッタで反射され、y方向距離測定手段へ入射する。
二つの反射鏡のうち一方の反射鏡は、内部で参照用ビームを二回反射して、この参照用ビームを偏光ビームスプリッタへ戻す。二つの反射鏡のうち他方の反射鏡は、1/4λ板を透過して測定鏡22bで反射され、再び1/4λ板を透過して偏光ビームスプリッタで反射された測定用ビームB2bを、内部で二回反射して、この測定用ビームB2bを偏光ビームスプリッタへ戻す。
1/4λ板は、透過するビームの偏光方向を変化させる働きがあり、1/4λ板を二度透過したビームは偏光方向が90°変化する。これにより、測定用ビームB2b,B3bが偏光ビームスプリッタを反射するか透過するかが、上記のように定まる。y方向距離測定手段は、測定用ビームB3bと参照用ビームとの干渉によって発生する干渉縞の変化を検出して、干渉計6bと測定鏡22bとの距離Dyを測定する。
なお、干渉計6a,6bは、それぞれ、照射されたビームを内部で測定用ビームと参照用ビームとに分光し、測定鏡22a,22bから戻ってくる測定用ビームと参照用ビームとの干渉に基いて、距離Dx,Dyが測定可能な構成であればよく、上記のような構成に限定されるものではない。
干渉計支持部材26は、図3に示すように、側板8aの内壁面24aにおいて、内壁面24aの隅角部近傍にそれぞれ設定された、四箇所の取り付け位置28を介して、内壁面24aに取り付けられている。
また、天板30、底板32、複数の側板8、干渉計支持部材26は、天板30、底板32、複数の側板8の熱膨張係数をα1、干渉計支持部材26の熱膨張係数をα2とし、図4に示すように、側板8aの内壁面24aと干渉計6bとの距離をA、側板8aの外壁面34aと基準位置(図示せず)との水平方向の距離をBとしたときに、条件式α1A=α2Bを満足するように形成されている。なお、基準位置は、例えば、位置決め装置が半導体露光装置に用いられる場合であれば、露光中心位置とする。
また、側板8bの外壁面34bのうち、内壁面24bに干渉計6aが取り付けられている位置の裏側となる位置には、干渉計6aの取り付け強度を補強するリブ36が設けられている。このリブ36は、図5(a)に示すように、天板30と底板32とを連続するように設けられている。
次に、本実施形態の作用・効果について説明する。
光源2からチャンバ1内へ向けてビームB1を照射すると、このビームB1は、ビームスプリッタ12によって、透過部10aを透過して干渉計6aへ照射されるビームB1aと、反射鏡14で反射され透過部10bを透過して干渉計6bへ照射されるビームB1bとに分光される。
透過部10aを透過して干渉計6aへ照射されたビームB1aは、偏光ビームスプリッタにより測定用ビームB2aと参照用ビームに分光される。偏光ビームスプリッタで反射された測定用ビームB2aは、1/4λ板を透過して測定鏡22aで反射され、再び1/4λ板を透過して偏光ビームスプリッタに入射する。このとき、測定用ビームB2aは1/4λ板を二度通過しているため、偏光方向が90°変化しており、偏光ビームスプリッタを透過して他方の反射鏡に入射する。他方の反射鏡に入射した測定用ビームB2aは、他方の反射鏡内で二回反射されて入射方向に戻り、測定用ビームB3aとして偏光ビームスプリッタで測定鏡22aへ向けて透過して、1/4λ板を通過して測定鏡22aで反射され、再び1/4λ板を通過して、偏光ビームスプリッタへ入射する。このとき、測定用ビームB3aは、1/4λ板を二回通過しているため偏光方向が90°変化しており、x方向距離測定手段へ向けて偏光ビームスプリッタで反射される。
また、参照用ビームは、一方の反射鏡に入射し、一方の反射鏡内で二回反射されて偏光ビームスプリッタに戻り、x方向距離測定手段へ向けて透過する。
このようにして、測定用ビームB3aと参照用ビームが重なって干渉ビームとなり、x方向距離測定手段に入射する。ここで、ビームB1aは周波数の異なる二成分を有しているため、もともとうなりを生じているが、測定鏡22aが移動することにより、測定鏡22aで反射される測定用ビームB3aの周波数がドップラー効果のため変化し、干渉ビームのうなりの周期が変化する。すなわち、測定用ビームB3aと参照用ビームを互いに干渉させることにより生じる干渉縞が変化する。このため、この干渉縞の変化をx方向距離測定手段で検出することにより測定鏡22aの移動量、すなわち、ステージ4のx方向への移動量が検出され、干渉計6aと測定鏡22aとの距離Dxが測定される。このとき、内壁面24bのうち干渉計6aの裏側に位置する部分は、リブ36によって補強されているため、チャンバ1の外気圧の変化等が生じても、干渉計6aの位置変動が抑制され、距離Dxの測定精度の低下が防止される。
透過部10bを透過して干渉計6bへ照射されたビームB1bは、偏光ビームスプリッタにより測定用ビームB2bと参照用ビームに分光される。測定用ビームB2bは、1/4λ板を透過して測定鏡22bで反射され、再び1/4λ板を透過して偏光ビームスプリッタに入射する。このとき、測定用ビームB2bは1/4λ板を二度通過しているため、偏光方向が90°変化しており、偏光ビームスプリッタで反射されて他方の反射鏡に入射する。他方の反射鏡に入射した測定用ビームB2bは、他方の反射鏡内で二回反射されて入射方向に戻り、測定用ビームB3bとして偏光ビームスプリッタで測定鏡22bへ向けて反射され、1/4λ板を通過して測定鏡22bで反射され、再び1/4λ板を通過して、偏光ビームスプリッタへ入射する。このとき、測定用ビームB3bは、1/4λ板を二回通過しているため偏光方向が90°変化しており、y方向距離測定手段へ向けて偏光ビームスプリッタを透過する。
また、参照用ビームは、一方の反射鏡に入射し、一方の反射鏡内で二回反射されて偏光ビームスプリッタに戻り、y方向距離測定手段へ向けて反射される。
このようにして、測定用ビームB3bと参照用ビームが重なって干渉ビームとなり、y方向距離測定手段に入射する。ここで、ビームB1bは周波数の異なる二成分を有しているため、もともとうなりを生じているが、測定鏡22bが移動することにより、測定鏡22bで反射される測定用ビームB3bの周波数がドップラー効果のため変化し、干渉ビームのうなりの周期が変化する。すなわち、測定用ビームB3bと参照用ビームを互いに干渉させることにより生じる干渉縞が変化する。このため、この干渉縞の変化をy方向距離測定手段で検出することにより測定鏡22bの移動量、すなわち、ステージ4のy方向への移動量が検出され、干渉計6bと測定鏡22bとの距離Dyが測定される。このとき、干渉計6bは、側板8aの内壁面24aのうち、他の部分と比較して外気圧変化に伴う変形量の小さい隅角部近傍に設定した取り付け位置に取り付けられた干渉計支持部材26を介して、側板8aの内壁面24aに取り付けられているため、チャンバ1の外気圧の変化等が生じても、干渉計6bの位置変動が抑制され、距離Dyの測定精度の低下が防止される。
距離Dx及び距離Dyが測定されると、これらの測定結果に基づいて、制御手段がフィードバック制御を行い、ステージ4の移動量を制御する。
したがって、本実施形態の位置決め装置であれば、干渉計6aが側板8bの内壁面24bに取り付けられており、干渉計6bが側板8aの内壁面24aに干渉計支持部材26を介して取り付けられているため、チャンバ1の外気圧の変化等が生じても、干渉計6a,6bの位置変動が抑制される。このため、距離Dx及び距離Dyの測定精度の低下が防止され、ステージ4の移動量が適切に制御される。
また、本実施形態の位置決め装置であれば、底板32の厚さを増加させることなく、干渉計6a,6bの位置変動を抑制することが可能となるため、チャンバ1の重量増加及び大型化を生じることなく、位置決め装置の軽量化及び小型化が可能となる。このため、位置決め装置の設置条件等が拡大され、多種多様な条件下において、位置決め装置を使用することが可能となる。
さらに、本実施形態の位置決め装置であれば、干渉計6bが、図3中に示されているように、側板8aの内壁面24aにおいて、内壁面24aの隅角部近傍に干渉計6bを左右方向及び上下方向から挟むように設定された四箇所の取り付け位置28に、干渉計支持部材26を介して取り付けられている。このため、四箇所の取り付け位置28以外の位置では、側板8aと干渉計支持部材26との間に隙間が形成され、チャンバ1の外気圧の変化等により側板8aが変形しても、その影響は干渉計支持部材26には殆ど及ばない。この場合、取り付け位置28の設定箇所で側板8aに傾きが生じても、干渉計支持部材26が架け渡されていることにより、干渉計支持部材26への影響が緩和される。また、各取り付け位置28間の部分も側板8aと接していないため、殆ど変形することはない。その結果、チャンバ1の外気圧が変化しても、干渉計6bの位置変動が抑制され、距離Dyの測定精度の低下が防止される。
また、本実施形態の位置決め装置であれば、天板30、底板32、複数の側板8の熱膨張係数をα1、干渉計支持部材26の熱膨張係数をα2とし、側板8aの内壁面24aと干渉計6bとの距離をA、側板8aの外壁面34aと基準位置との水平方向の距離をBとしたときに、条件式α1A=α2Bを満足するように形成されているため、以下に示す作用・効果がある。
天板30、底板32、複数の側板8及び干渉計支持部材26が上述した構成である場合、例えば、チャンバ1に温度上昇が生じた場合に、側板8aは測定鏡22bから離れるように変形し、干渉計支持部材26は干渉計6bが測定鏡22bへ近づくように変形する。その結果、側板8aは測定鏡22bから離れる量と干渉計6bが測定鏡22bへ近づく量が等しくなるため、チャンバ1に温度上昇が生じても、干渉計6bと測定鏡22bの距離Dyは一定となり、距離Dyの測定精度の低下が防止される。
また、本実施形態の位置決め装置であれば、側板8bの外壁面34bのうち、内壁面24bに干渉計6aが取り付けられている位置の裏側となる位置に、干渉計6aの取り付け強度を補強するリブ36を設けたため、干渉計6aの位置変動を抑制することが可能となる。
また、本実施形態の位置決め装置であれば、底板32の厚さを増加させることなく、干渉計6a,6bの位置変動を抑制することが可能となるため、底板32の板厚を薄くすることが可能となり、ステージ4の全高を低くすることが可能となる。その結果、ステージ4の動特性を向上させることが可能となる。
なお、本実施形態の位置決め装置では、干渉計6aが側板8bの内壁面24bに取り付けられており、干渉計6bが側板8aの内壁面24aに干渉計支持部材26を介して取り付けられているが、これに限定されるものではない。すなわち、例えば、側板8bの外壁面34bにリブ36を設けることが困難である場合等は、干渉計6aを側板8bの内壁面24bに干渉計支持部材26を介して取り付けてもよい。
また、本実施形態の位置決め装置では、干渉計6bが干渉計支持部材26を介して内壁面24aに取り付けられており、また、干渉計支持部材26が、内壁面24aにおいて、内壁面24aの隅角部又はその近傍に設定された四箇所の取り付け位置28を介して、内壁面24aに取り付けられているが、これに限定されるものではない。すなわち、四箇所の取り付け位置28を、内壁面24aの隅角部又はその近傍以外の位置に設定してもよい。また、取り付け位置28を二箇所又は三箇所に設定してもよく、五箇所以上に設定してもよい。もっとも、各取り付け位置28が、干渉計6の載置位置を挟んで、上下あるいは左右に略対称となるように、干渉計6の載置位置から離間して設定することが好適である。
さらに、本実施形態の位置決め装置では、リブ36を、天板30と底板32とを連続するように設けたが、これに限定するものではなく、例えば図5(b)に示すように、天板30と底板32とを連続しない構成としてもよい。もっとも、リブ36は、天板30と底板32とを連続するように設けることが好適である。
また、本実施形態の位置決め装置では、天板30、底板32、複数の側板8の熱膨張係数をα1、干渉計支持部材26の熱膨張係数をα2とし、側板8aの内壁面24aと干渉計6bとの距離をA、側板8aの外壁面34aと基準位置との水平方向の距離をBとしたときに、条件式α1A=α2Bを満足するように形成したが、これに限定されるものではない。すなわち、α1<α2であればよく、α1Aとα2Bとが近似であってもよい。
また、本実施形態の位置決め装置では、ステージ4を、x方向及びy方向へ移動可能なX−Yステージから形成したが、これに限定されるものではなく、x方向又はy方向へのみ移動可能なステージとしてもよい。
また、本実施形態の位置決め装置では、チャンバ1を、天板30、底板32、複数の側板8とから形成したが、これに限定されるものではなく、例えば、半球状や略半球状等の天板と側板とが明確に区分されていない形状としてもよい。
次に、本発明の第二実施形態について図6を参照しつつ説明する。
まず、図6を参照して、本実施形態の構成を説明する。
図6に示されているように、本実施形態の位置決め装置1は、上述した第一実施形態の位置決め装置と、以下の点で構成が異なっている。すなわち、ステージ4として、差動排気シール40付きのステージを備えている。このステージは、チャンバ1外に、ステージ4のy方向移動手段として、複数の軸受42とY軸スライダ44とを備えている。
その他の構成は、上述した第一実施形態と同様である。
次に、本実施形態の作用・効果について説明する。
本実施形態の位置決め装置であれば、上述した第一実施形態と同様に、底板32の厚さを増加させることなく、干渉計6a,6bの位置変動を抑制することが可能となるため、底板32の板厚を薄くすることが可能となり、ステージ4の全高を低くすることが可能となる。このため、チャンバ1外のY軸スライダ44と、チャンバ1内に収容されたステージ4との距離を短縮することが可能となり、ステージ4の動特性を向上させることが可能となる。
また、本実施形態の位置決め装置であれば、Y軸駆動系及びY軸案内系を大気中に配置可能であるという利点がある。一方、構成上、Y軸スライダ44とステージ4とは上下方向に隔たりが避けられず、この隔たりを縮めるためには底板32の薄型化が望まれる。しかし、底板32の薄型化は、構造上、底板32にY軸方向に沿ったスリットを設ける必要があることも相俟って、底板32はより変形しやすくなる。これに対し、本実施形態の位置決め装置によれば、底板32の変形にかかわらず、干渉計6a,6bの位置変動を抑制できるので、距離Dx,Dyの高精度な測定が可能となる。
その他の作用・効果は、上述した第一実施形態と同様である。
次に、本発明の第三実施形態について図7及び図8を参照しつつ説明する。
まず、図7及び図8を参照して、本実施形態の構成を説明する。
図7及び図8に示されているように、本実施形態の位置決め装置1は、以下の点で上述した第一実施形態の位置決め装置と構成が異なっている。すなわち、側壁8aの外壁面34aのうち、内壁面24aに取り付け位置28が設定されている位置の裏側となる位置に、それぞれリブ36aが設けられている。
その他の構成は、上述した第一実施形態と同様である。
次に、本実施形態の作用・効果について説明する。
本実施形態の位置決め装置では、チャンバ1の外気圧の変化等が生じても、干渉計6bの位置変動が抑制されるため、上述した第一実施形態と比較して、距離Dyの測定精度の低下が更に防止され、ステージ4の移動量が適切なものとなる。
その他の作用・効果は、上述した第一実施形態と同様である。
本発明例及び従来例と同様の構成を有する位置決め装置に対し、設計及び有限要素法による解析を行い、その結果を比較した。なお、従来例の位置決め装置としては、図9及び図10に示す位置決め装置の構成を、ステージとして差動排気シール付きのステージを備えた構成に変更した位置決め装置を用いた。また、本発明例の位置決め装置としては、図6に示す本発明の第二実施形態で説明した位置決め装置を用いた。
その結果、従来例の位置決め装置では、チャンバ1外の大気圧が2hPa変動した際に、干渉計6a,6bの位置が、それぞれ測定方向に沿って48.5nm変動した。
これに対し、本発明例の位置決め装置では、チャンバ1外の大気圧が2hPa変動した際に、干渉計6aの位置が測定方向に沿って2.0nm変動し、干渉計6bの位置が測定方向に沿って5.6nm変動した。
したがって、本発明例の位置決め装置では、従来の位置決め装置と比較して干渉計の位置変動が抑制されていることが確認された。
本発明の第一実施形態を示す図である。 図1のII−II線断面図を示す図である。 図1のIII−III線断面図を示す図である。 図3のIV−IV線断面図を示す図である。 リブの構成を示す説明図であり、図5(a)は第一実施形態のリブの構成を示し、図5(b)は変形例のリブの構成を示している。 本発明の第二実施形態を示す図である。 本発明の第三実施形態を示す図である。 図7のVIII−VIII線断面図を示す図である。 従来の位置決め装置を示す図である。 図9のX−X線断面図を示す図である。 図9に示した位置決め装置におけるチャンバの底面の変形状態を示す説明図である。 光路が傾いた場合の測定用ビームの光路長の変化を示す説明図である。
符号の説明
1 チャンバ
2 光源
4 ステージ
6 干渉計
8 側板
10 透過部
12 ビームスプリッタ
14 反射鏡
16 x方向移動手段
18 y方向移動手段
20 ワーク
22 測定鏡
24 内壁面
26 干渉計支持部材
28 取り付け位置
30 天板
32 底板
34 外壁面
36 リブ
38 底面
40 差動排気シール
42 軸受
44 Y軸スライダ
1 ビーム
2,B3 測定用ビーム
D 干渉計と測定鏡との距離

Claims (6)

  1. 内部を密閉空間とするチャンバと、当該チャンバ外に配置されチャンバ内へビームを照射する光源と、前記チャンバ内へ収容されて移動可能なステージと、当該ステージに取り付けられ前記ビームを反射する測定鏡と、前記チャンバ内において前記光源と前記測定鏡との間のビームの光路上に配置される干渉計と、を備えた位置決め装置において、
    前記干渉計は、前記チャンバの内壁面に取り付けられることを特徴とする位置決め装置。
  2. 前記干渉計は、前記チャンバの内壁面に干渉計支持部材を介して取り付けられ、
    前記干渉計支持部材は、前記干渉計を挟んで前記チャンバの内壁面に離間して設定された二箇所以上の取り付け位置を介してチャンバの内壁面に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載した位置決め装置。
  3. 前記干渉計は、前記チャンバの内壁面に干渉計支持部材を介して取り付けられ、
    前記干渉計支持部材は、前記チャンバの内壁面において当該内壁面の隅角部又はその近傍に設定された四箇所の取り付け位置を介してチャンバの内壁面に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載した位置決め装置。
  4. 前記チャンバの外壁面のうち内壁面に前記干渉計又は干渉計支持部材が取り付けられている位置の裏側となる位置に、リブを設けたことを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項に記載した位置決め装置。
  5. 前記チャンバの熱膨張係数をα1、前記干渉計支持部材の熱膨張係数をα2とし、前記チャンバの内壁面と前記干渉計との距離をA、前記チャンバの外壁面とチャンバの基準位置との距離をBとしたときに、
    α1A=α2Bの条件式を満足したことを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1項に記載した位置決め装置。
  6. 前記ステージは、差動排気シール付のステージであることを特徴とする請求項1から5のうちいずれか1項に記載した位置決め装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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