JP2006251683A - 立体画像撮影システム - Google Patents

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Abstract

【課題】立体画像を形成する左右の視差画像を電子ズームにより補正することにより、補正データの作成に時間や労力を要することなく左右の視差画像における同一被写体の画像の大きさ、即ち、左右の視差画像の撮影倍率を精度良く一致させることができる立体画像撮影システムを提供する。
【解決手段】左右のビデオカメラ10A、10Bから出力された左右の映像信号は、画像処理装置20に入力される。画像処理装置20において、右側の映像信号は電子ズーム回路72によって電子ズーム処理が施される。電子ズーム回路72での電子ズーム倍率は、画像処理部70が左右の映像信号の画像に基づいて設定される。
【選択図】 図1

Description

本発明は立体画像撮影システムに係り、特に2台のカメラを使用して右目用と左目用の視差画像を撮影することにより立体画像を撮影する立体画像撮影システムに関する。
例えば左右2台のテレビカメラを平行に配置して右目用(右側)と左目用(左側)の視差画像を撮影することによって両眼立体視のための立体画像(立体映像)を撮影する立体カメラが知られている。
立体カメラでは、違和感のない立体画像を撮影するために、左右のカメラの光学系として同一種(同一性能)の撮影レンズが使用される。また、撮影レンズの制御についてもズーム(焦点距離)やフォーカス(焦点位置)等の撮影条件を常に左右で一致させる必要があるため、例えば一方を主、他方を従として主側の撮影レンズの撮影条件を変更するとそれに連動して従側の撮影レンズの撮影条件が変更されるようになっている。
ところで、撮影レンズには、同一種のものであっても製造誤差によって個体差が生じており、また、制御に使用するセンサ、例えば、ズーム位置を検出する位置センサ等にも個体差がある。そのため、左右のカメラで同一種の撮影レンズを用い、センサからの信号値に基づいて左右の撮影レンズを同一の撮影条件となるように制御したとしても完全に撮影条件を一致させることは難しい。特に、ズーム機能付きの撮影レンズ(ズームレンズ)を使用した場合に、左右の撮影レンズの焦点距離に差が生じていると、左右のカメラでの撮影倍率が一致せず、右側と左側の視差画像における被写体の大きさ(同一被写体の画像の大きさ)が相違する。左右の視差画像での被写体の大きさが相違すると、鑑賞者にとって非常に見づらい画像となり、長時間の観賞では疲労が大きくなるという問題がある。
このような問題を解消するため、例えば、特許文献1では、左右の撮影レンズ(ズームレンズ)でのズーム位置を検出する位置センサの出力をルックアップテーブルで補正することによって位置センサによるズーム位置の検出特性を一致させるようにすること等が提案されている。
また、特許文献2では、左右の撮影レンズ(ズームレンズ)におけるズーム用レンズ群(変倍レンズ群)の制御において、左右の変倍レンズの相対的な位置関係を補正することによって、左右の撮影レンズのズーム比(焦点距離)を一致させることが提案されている。
特許第3303255号公報 特許第3117303号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2の方法では、センサの出力や変倍レンズ群の位置をどの程度補正すれば左右の撮影レンズでの焦点距離を高精度に一致させることできるかを製品出荷前等において製品ごとに測定し、補正データとしてレンズ制御装置に記憶させておく必要がある。このような製品ごとの補正データの作成作業には多くの時間と労力を要するという問題があった。また、撮影レンズやセンサの経時的な特性変化に対応することも難しいという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、補正データの作成に時間や労力を要することなく、立体画像を形成する左右の視差画像での被写体の大きさ、即ち、左右の視差画像についての撮影倍率を精度良く一致させることができる立体画像撮影システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の立体画像撮影システムは、立体画像を形成するための右側の視差画像を撮影する右側撮影手段と、立体画像を形成するための左側の視差画像を撮像する左側撮影手段と、前記右側撮影手段により撮影された右側の視差画像と、前記左側撮影手段により撮影された左側の視差画像のうち少なくとも一方の視差画像を所定の電子ズーム倍率で電子的に拡大又は縮小する電子ズーム手段と、前記右側撮影手段により撮影された右側の視差画像と前記左側撮影手段から得られた左側の視差画像とを取得し、該取得した両側の視差画像に基づいて、両側の視差画像における同一被写体の大きさが一致するように前記電子ズーム手段における電子ズーム倍率を変更する電子ズーム倍率変更手段と、を備えたことを特徴とする立体画像撮影システム。
本発明によれば、左右の撮影手段によって撮影された左右の視差画像を電子ズームによって電子的に拡大/縮小すると共に、その電子ズーム倍率を実際に得られた視差画像に基づいて設定するようにしたため、左右の光学系やセンサの特性の違いを全く考慮することなく、左右の視差画像での被写体の大きさ(同一被写体の画像の大きさ)を精度良く一致させることができる。即ち、電子ズームを考慮した場合の左右の撮影手段の撮影倍率を精度良く一致させることができる。
請求項2に記載の立体画像撮影システムは、請求項1に記載の発明において、前記電子ズーム倍率変更手段は、前記右側撮影手段から取得する右側の視差画像と前記左側撮影手段から取得する左側の視差画像のうち、前記電子ズーム手段により拡大又は縮小される視差画像に関しては、前記電子ズーム手段により拡大又は縮小された後の視差画像を取得すると共に、取得した右側の視差画像と左側の視差画像の差分により差画像を抽出して該差画像に基づいて、右側の視差画像と左側の視差画像における同一被写体の画像の大きさの差を表す誤差量を算出する誤差量算出手段と、前記電子ズーム手段における電子ズーム倍率を変更しながら、前記誤差量算出手段により算出される誤差量を取得し、前記取得した誤差量が最小値を示したときの電子ズーム倍率を前記電子ズーム手段における電子ズーム倍率として設定する最良電子ズーム倍率検出手段と、を備えたことを特徴としている。
本発明は、左右の視差画像に基づいて、左右の視差画像での被写体の大きさが一致するように電子ズーム倍率を設定するための具体的な態様を示している。特に本発明では、電子ズームにより電子的に拡大/縮小した後の左右の視差画像(左右の視差画像のうち一方の視差画像を電子ズームにより電子的に拡大/縮小しない場合にはその視差画像については撮影手段によって得られた視差画像)を用いて左右の視差画像での被写体の大きさが実際に一致するように電子ズーム倍率を設定することができる。
請求項3に記載の立体画像撮影システムは、請求項1又は2に記載の発明において、前記右側撮影手段は、撮像面に像を結像する右側光学系を備えると共に、前記左側撮影手段は、撮像面に像を結像する左側光学系を備え、前記右側光学系と前記左側光学系は、光軸方向に前後動可能な変倍レンズ群の位置によって焦点距離が変更される光学系であって、前記右側光学系と前記左側光学系の焦点距離が常に一致するように前記変倍レンズ群が制御されることを特徴としている。
本発明は、左右の撮影手段の光学系が変倍レンズ群によって焦点距離を変更することが可能な場合に、その変倍レンズ群の制御においても左右の光学系の焦点距離が一致するように行われる場合を示している。即ち、光学系の焦点距離(光学ズーム)によって左右の撮影手段の撮影倍率が変更可能な場合に左右の光学系の焦点距離も一致するように制御される場合を示している。このように光学系の焦点距離が制御される場合であっても左右の光学系の個体差やセンサの個体差によって撮影倍率(焦点距離)を完全に一致させることが難しいため、請求項1、2のようにその誤差を電子ズームによって補正することは効果的である。
請求項4に記載の立体画像撮影システムは、立体画像を形成するための右側の視差画像を撮影する右側撮影手段と、立体画像を形成するための左側の視差画像を撮像する左側撮影手段と、前記右側撮影手段において撮像面に像を結像する光学系であって、光軸方向に前後動可能な変倍レンズ群の位置によって焦点距離が変更される右側光学系と、前記左側撮影手段において撮像面に像を結像する光学系であって、光軸方向に前後動可能な変倍レンズ群の位置によって焦点距離が変更される左側光学系と、前記右側撮影手段により撮影された右側の視差画像と前記左側撮影手段により撮影された左側の視差画像とを取得し、該取得した両側の視差画像に基づいて、両側の視差画像における同一被写体の画像の大きさが一致するように前記右側光学系と前記左側光学系のうちの少なくとも一方の光学系の変倍レンズ群を制御して焦点距離を変更する焦点距離変更手段と、を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、左右の撮影手段によって実際に得られた左右の視差画像に基づいて光学系の焦点距離を変更するようにしたため、左右の光学系やセンサの特性の違いを全く考慮することなく、左右の視差画像での被写体の大きさを精度良く一致させることができる。
請求項5に記載の立体画像撮影システムは、請求項4に記載の発明において、前記焦点距離変更手段は、前記右側撮影手段から取得した右側の視差画像と前記左側撮影手段から取得した左側の視差画像の差分により差画像を抽出して該差画像に基づいて右側の視差画像と左側の視差画像における同一被写体の画像の大きさの差を表す誤差量を算出する誤差量算出手段と、前記右側光学系と前記左側光学系のうち少なくとも一方の光学系における変倍レンズ群を変位させながら、前記誤差量算出手段により算出される誤差量を取得し、前記取得した誤差量が最小値を示したときの位置に変倍レンズ群を設定する変倍レンズ群制御手段と、を備えたことを特徴としている。
本発明は、左右の視差画像に基づいて、左右の視差画像での被写体の大きさが一致するように光学系の焦点距離を変更するための具体的な態様を示している。本発明では、光学系の変倍レンズ群を移動させて光学的に視差画像を拡大又は縮小して左右の視差画像での被写体の大きさが一致する変倍レンズ群の位置を検出するようにしている。
請求項6に記載の立体画像撮影システムは、請求項4に記載の発明において、前記焦点距離変更手段は、前記右側撮影手段から取得した右側の視差画像と前記左側撮影手段から取得した左側の視差画像のうち少なくとも一方の視差画像を所定の電子ズーム倍率で電子的に拡大又は縮小すると共に、右側の視差画像と左側の視差画像の差分により差画像を抽出して該差画像に基づいて右側の視差画像と左側の視差画像における同一被写体の画像の大きさの差を表す誤差量を算出する誤差量算出手段と、前記電子ズーム倍率を変更しながら、前記誤差量算出手段により算出される誤差量を取得し、前記取得した誤差量が最小値を示したときの電子ズーム倍率に基づいて前記右側光学系と前記左側光学系の少なくとも一方の光学系の変倍レンズ群を制御して焦点距離を変更する変倍レンズ群制御手段と、を備えたことを特徴としている。
本発明は、左右の視差画像に基づいて、左右の視差画像での被写体の大きさが一致するように光学系の焦点距離を変更するための具体的な態様を示している。本発明では、電子ズームにより電子的に視差画像を拡大又は縮小して左右の視差画像での被写体の大きさが一致する電子ズーム倍率を求め、その電子ズーム倍率に基づいて光学系の変倍レンズ群の位置を制御するようにしている。
本発明に係る立体画像撮影システムによれば、補正データの作成に時間や労力を要することなく、立体画像を形成する左右の視差画像での被写体の大きさ、即ち、左右の視差画像についての撮影倍率を精度良く一致させることができる。
以下、添付図面に従って本発明に係る立体画像撮影システムの好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、本発明に係る立体画像撮影システムの全体構成を示した図である。同図に示す立体画像撮影システムは、左右平行に配置された2台のビデオカメラ(テレビカメラ)10A、10Bを備えており、ビデオカメラ10A、10Bはそれぞれ光学系を構成する撮影レンズ12A、12Bと、撮影レンズ12A、12Bがマウントによって装着されると共に撮像系を構成するカメラ本体(カメラヘッド)14A、14Bとから構成されている。
また、同図に示すシステムは、各ビデオカメラ10A、10Bの光学系(撮影レンズ12A、12B)を制御する左右のレンズ制御系として、マイクロプロセッシング装置(MPU)16、ズーム操作部18、その他の一点鎖線で囲まれていない構成部(後述する)を備えている。更に撮像系の一部として画像処理装置20を備えている。
尚、左右のレンズ制御系の各構成部は、撮影レンズ12A、12Bやカメラ本体14A、14Bと別体の1又は複数の装置として構成される場合の他に、その一部又は全部が、撮影レンズ12A、12B又はカメラ本体14A、14Bのいずれかに一体の装置として組み込まれていてもよい。
ビデオカメラ10Aの光学系(撮影レンズ12A)、撮像系、及び、レンズ制御系と、ビデオカメラ10Bの光学系(撮影レンズ12A)、撮像系、及び、レンズ制御系とは、対応する構成部が同等の種類(特性、性能)のもので構成されており、以下、ビデオカメラ10Aを左側、ビデオカメラ10Bを右側として左側のビデオカメラ10Aに関連した構成部を主として説明する。尚、左右のビデオカメラ10A、10Bに関する構成の入れ替えは可能である。
左側のビデオカメラ10Aの光学系(撮影レンズ12A)は、例えば、固定レンズ(群)30A、変倍レンズ(群)32A、フォーカスレンズ(群)34A等を備えており、変倍レンズ32Aが光軸方向に前後移動することによって撮影レンズ12Aの焦点距離(光学ズーム倍率)が変更され、フォーカスレンズ34Aが光軸方向に前後移動することによって焦点位置が調整される。
ビデオカメラ10Aのレンズ制御系は、変倍レンズ32Aを駆動制御するズーム制御系とフォーカスレンズ34Aを駆動制御するフォーカス制御系とを有している。ズーム制御系は、変倍レンズ32Aを駆動するモータ40Aと、モータ40Aを動作させるモータ駆動回路(モータドライバ)42Aと、変倍レンズ32Aの位置を検出する位置検出器44Aを備えている。モータドライバ42Aは、MPU16からの制御信号によって制御され、その制御信号に基づいてモータ40Aを駆動するようになっている。
例えば、ズーム操作部18には、操作方向によってズーミングの方向(テレ方向又はワイド方向)を指示すると共に、その操作量によってズーミング速度(速さ)を指示するズームシーソレバー46が設けられており、そのズームシーソレバー46の操作に応じた電圧信号がズーミング指令信号としてズーム操作部18からA/D変換器48を介してMPU16に与えられるようになっている。MPU16からモータドライバ42Aには、ズーム操作部18から与えられたズーミング指令信号に従ってズーミング方向とズーミング速度を示す制御信号が与えられ、その制御信号に従ってモータドライバ42Aがモータ40Aを駆動する。これによって変倍レンズ32Aがズームシーソレバー46の操作方向に対応したズーミング方向に駆動されると共に、ズームシーソレバー46の操作量に対応したズーミング速度で駆動され、左側の撮影レンズ12Aの焦点距離が変更される。
位置検出器44Aは、例えばポテンショメータで構成され、テレ端−ワイド端間における変倍レンズ32Aの位置をズーム位置電圧Vaとして検出する。このズーム位置電圧Vaは、左側の撮影レンズ12Aの焦点距離(光学ズーム倍率)を示す情報として利用される。ズーム位置電圧Vaは、図示しないA/D変換器を介してMPU16に与えられる。
ビデオカメラ10Aのフォーカス制御系は、フォーカスレンズ34Aを駆動するモータ50Aと、そのモータ50Aを動作させるモータ駆動回路(モータドライバ)52Aとフォーカスレンズ34Aの位置を検出する位置検出器54Aとを備えている。図示しないオートフォーカス(AF)手段に基づいてMPU16からモータドライバ52Aに制御信号が出力され、その制御信号に従ってモータ50Aがモータドライバ52Aによって駆動される。これによって、フォーカスレンズ34Aが合焦位置に駆動される。位置検出器54Aは例えばポテンショメータで構成され、フォーカスレンズ34Aの位置をフォーカス位置電圧として検出し、そのフォーカス位置電圧を図示しないA/D変換器を介してMPU16に与えている。
ビデオカメラ10Aの撮像系は、主にカメラ本体14Aに搭載されており、CCD60A、CCD駆動回路(ドライバ)62A、CDS回路64A、基準信号発生器(SSG)66A、信号処理回路68A等から構成されている。前述した撮影レンズ12Aを通過した被写体光は、CCD60Aの受光面(撮像面)に結像され、光の強さに応じた量のR,G,B信号電荷に変換される。R,G,Bの電荷は、ドライバ62Aから加えられる読み出しパルスによって読みだされ、CDS回路64Aによって信号分離された後、信号処理回路68Aでデジタル化されると共に公知の信号処理が施される。これによって信号処理回路68Aで得られた画像信号(映像信号)がカメラ本体14Aから後述の画像処理装置20に送られる。ドライバ62A、CDS回路64A、信号処理回路68AにはSSG66Aからのタイミング信号がそれぞれ加えられており、各回路の同期がとられている。
他方、右側のビデオカメラ10Bについては、光学系(撮影レンズ12B)は、固定レンズ(群)30B、変倍レンズ(群)32B、フォーカスレンズ(群)34B等を備えており、レンズ制御系は、変倍レンズ32Bを駆動制御するズーム制御系とフォーカスレンズ34Bを駆動制御するフォーカス制御系とを有している。ズーム制御系は、変倍レンズ32Bを駆動するモータ40Bと、そのモータ40Bを動作させるモータ駆動回路(モータドライバ)42Bと、変倍レンズ32Bの位置を検出する位置検出器44Bを備えている。フォーカス制御系は、フォーカスレンズ34Bを駆動するモータ50Bと、そのモータ50Bを動作させるモータ駆動回路(モータドライバ)52Bとフォーカスレンズ34Bの位置を検出する位置検出器54Bを備えている。また、撮像系は、主にカメラ本体14Bに搭載されたCCD60B、CCD駆動回路(ドライバ)62B、CDS回路64B、基準信号発生器(SSG)66B、信号処理回路68B等から構成されている。これらの右側のビデオカメラ10Bにおける光学系、レンズ制御系(ズーム制御系及びズーム制御系)、撮像系の構成は、前述した左側のビデオカメラ10Aと同様であり、フォーカス制御系でのフォーカス制御や撮像系での撮像処理も前述のビデオカメラ10Aと同様である。
一方、右側のビデオカメラ10Bのズーム制御系におけるズーム制御はビデオカメラ10Aと異なる。モータドライバ42Bは、左右のズーム位置の誤差に基づいて駆動制御されるもので、ズーム操作部18のズームシーソレバー46の操作によって先行して駆動された左側の光学系(撮影レンズ10A)の変倍レンズ32Aの動きによって生じる左右の光学系の焦点距離(光学ズーム倍率)の誤差を小さくするように、変倍レンズ32Bを駆動するようになっている。即ち、左側の光学系(撮影レンズ10A)をマスター側、右側の光学系(撮影レンズ10B)をスレーブ側として、マスター側の変倍レンズ32Aの動きにスレーブ側の変倍レンズ32Bを追従させることにより、左右の光学系の焦点距離の誤差が生じないようにしている。但し、実際には左右の光学系の個体差や位置検出器44A、44Bの個体差によって左右の光学系に焦点距離の誤差が生じている。
具体的には、位置検出器44Bは、変倍レンズ32Bの位置を検出し、ズーム位置電圧Vbとして出力しており、このズーム位置電圧Vbは、右側の撮影レンズ10Bの焦点距離(光学ズーム倍率)を示す情報として図示しないA/D変換器を介してMPU16に与えられる。MPU16は、前述した左側の位置検出器44Aから得られたズーム位置電圧Vaと、右側の位置検出器44Bから得られたズーム位置電圧Vbとの差に基づいて制御信号をモータドライバ42Bに出力する。その制御信号は、ズーム位置電圧Vaとズーム位置電圧Vbとの差が小さくなるズーミング方向に変倍レンズ32Aを移動させると共に、その差が大きい程、ズーミング速度が大きくなるような指令をモータドライバ42Bに与える。これによって右側の光学系の変倍レンズ32Bが左側の光学系の変倍レンズ32Aに追従して移動する。
尚、ズーム操作部18が目標のズーム位置を指令するズーミング指令信号を出力する場合には、前述のように左側の光学系の変倍レンズ32Aの動きに右側の光学系の変倍レンズ32Bを追従させるのではなく、ズーミング指令信号により指令されたズーム位置となるように左右の光学系の変倍レンズ32A、32Bを別々に制御してもよい。また、前述のようにズーム操作部18が目標のズーム速度(ズーミング方向とズーミング速度(速さ))を指令するズーミング指令信号を出力する場合であっても、ズーミング指令信号により指令されたズーム速度となるように左右の光学系の変倍レンズ32A、32Bを別々に制御してもよい。この場合、光学系の焦点距離(光学ズーム倍率)に比較的大きな差を生じる恐れがあるが、後述のように電子ズームによってその差を補正することができる。
次に、画像処理装置20について説明する。画像処理装置20は、主として画像処理部70と電子ズーム回路72とから構成されている。前述のように左側のビデオカメラ10Aの撮像系で得られた画像信号(映像信号)は左側のカメラ本体14Aから画像処理装置20に送られ、入力信号Aとして画像処理装置20に入力される。同様に右側のビデオカメラ10Bの撮像系で得られた画像信号(映像信号)は右側のカメラ本体14Bから画像処理装置20に送られ、入力信号Bとして画像処理装置20に入力される。
画像処理装置20では、入力信号Aとして取り込まれた左側の映像信号が、そのまま出力信号Aとして画像処理装置20から出力されると共に、画像処理部70に取り込まれるようになっている。一方、入力信号Bとして入力された右側の映像信号は、電子ズーム回路72に入力され、その映像信号の各コマ(各フィールド)の画像が電子ズームの処理によって拡大又は縮小されるようになっている。後述のように電子ズーム回路72での電子ズームの倍率(電子ズーム倍率)は、画像処理部70によって決定され、画像処理部70からの指示信号によって設定されるようになっている。電子ズーム回路72によって電子ズーム処理された映像信号は、出力信号Bとして画像処理装置20から出力されると共に、画像処理部70に取り込まれるようになっている。
尚、画像処理装置20から出力信号A、出力信号Bとして出力される左側の映像信号と右側の映像信号はそれぞれ、本システムが立体画像(立体映像)を形成する左側(左目用)の視差画像と右側(右目用)の視差画像として最終的に出力する映像信号であり、本システムで撮影される左側の視差画像と右側の視差画像の撮影倍率はそれぞれ左側の光学系(撮影レンズ10A)と右側の光学系(撮影レンズ10B)の焦点距離に応じた光学ズーム倍率と、画像処理装置20の電子ズーム倍率とにより変更される。本システムでは、光学系の光学ズーム倍率による左側の視差画像と右側の視差画像の撮影倍率の誤差を右側の視差画像に対して行う電子ズームの電子ズーム倍率により補正することによって、本システムで撮影される左側の視差画像と右側の視差画像の撮影倍率を一致させるようにしている。即ち、左側の視差画像と右側の視差画像の各々における同一被写体の画像の大きさ(実空間での被写体の長さに対する画像上での長さ)が高精度に一致するようにしている。
画像処理部70は、詳細を後述するように、出力信号Aとして出力される左側の映像信号から1コマ分(1画面分)の画像(視差画像)を取り込むと共に、出力信号Bとして出力される右側の映像信号から1コマ分の画像(視差画像)を取り込み、それらの画像を比較して、それらの視差画像での被写体の大きさ(同一被写体の画像の大きさ)が等しくなるように電子ズーム回路72での電子ズーム倍率を変更する。
尚、画像処理部70は、左右のカメラ本体14A、14BにおけるSSG66A、66Bに同期信号を与え、各SSG66A、66Bから出力するタイミング信号のタイミングを同期させて、左側の映像信号と右側の映像信号の同期を図っている。
図2は、電子ズーム回路72の具体的構成の一例を示す要部ブロック図である。電子ズーム回路72は、主として、基準信号発生器(SSG)100、ライトバッファ102、フレームメモリ104、リードバッファ106、ライトアドレス発生回路108、リードアドレス発生回路110等から構成されている。
図1において右側のビデオカメラ10B(カメラ本体14B)から電子ズーム回路72に入力された右側の映像信号のデータは、ライトバッファ102に順次入力する。ライトバッファ102に一時的に記憶されたデータは、ライトアドレス発生回路108によってアドレスが指定され、SSG100からの書き込みタイミング信号に基づいて、フレームメモリ104に書き込まれる。フレームメモリ104に書き込まれた画像データは、リードアドレス発生回路110によって指定される読み出しアドレスに従って読み出され、リードバッファ106を介して出力される。上記書き込み動作と読み出し動作を交互に繰り返すように、SSG100がタイミングを調整している。また、SSG100は読み出しアドレスをフレームメモリ104に加える際に、画像処理部70から指示された電子ズーム倍率に基づいて読み出し開始アドレスや読み出しのタイミング等を調整することにより、指示された電子ズーム倍率で入力画像を拡大又は縮小している。尚、図2で示した電子ズーム回路72の構成は一例であって他の構成であってもよい。
次に、画像処理部70での処理を図3のフローチャートを用いて説明する。画像処理部70は、入力信号Aとして左側のビデオカメラ10Aから入力された映像信号の1画面分の画像(輝度データ)を取り込む(ステップS10)。尚、このステップS10で取り込んだ画像を画像Aとする。続いて、電子ズーム回路72の電子ズーム倍率を0.95に設定し(ステップS12)、変数nを0に設定する(ステップS14)。
次に、画像処理部72は、入力信号Bとして右側のビデオカメラ10Bから入力され電子ズーム回路72で電子ズーム処理された映像信号の1画面分の画像(輝度データ)を取り込む(ステップS16)。尚、このステップS16で取り込んだ画像を画像Bとする。そして、画像Aと画像Bの差分を抽出して差画像Cを求める(ステップS18)。即ち、画像Aと画像Bの対応する画素の画素値(輝度値)の差の絶対値(|A−B|)を求め、これによって得られた画像を差画像Cとする。次に差画像Cの各画素について画素値が所定のしきい値以上であれば1、しきい値未満であれば0として差画像Cを2値化する(ステップS20)。そして2値化した差画像Cにおいて1を示す画素の面積を求め、その面積の値をArea(n)とする(ステップS22)。尚、面積Area(n)は、画像Aと画像Bにおける同一被写体の画像の大きさの差を表す誤差量である。
次に、変数nに1を加算する。即ち、n=n+1とする(ステップS24)。続いて、電子ズーム回路72での電子ズーム倍率を、
0.95+(0.01×n)
に設定する(ステップS26)。そして、電子ズーム倍率が1.05未満か否か、即ち、nが10未満か否かを判定する(ステップS28)。
このステップS28においてYESと判定した場合には、ステップS16の処理に戻り、nに1を加算したときの差画像Cの面積を求める。即ち、nを0〜9まで変化させて電子ズーム倍率を0.95から0.01ずつ変化させ、各電子ズーム倍率での差画像Cの面積Area(n)を算出する。
ステップS28においてNOと判定した場合、即ち、電子ズーム倍率が1.05となった場合には、次に、nが0〜9の各値のときの面積Area(n)のうち最小値となるものを検出する(ステップS30)。そして、面積Area(n)が最小値となったときの電子ズーム倍率を電子ズーム回路72の電子ズーム倍率として設定する(ステップS32)。
以上の処理を適宜繰り返し行うことにより、左側の視差画像と右側の視差画像における同一被写体の画像の大きさが常に一致するように電子ズーム回路72での電子ズーム倍率が変更される。
尚、図3に示したフローチャートでは、電子ズーム倍率を変更する際にステップS12により電子ズーム倍率の初期値を0.95に設定するようにしたが、必ずしも0.95に設定する必要はない。例えば、前回本フローチャートの処理を実行したときにステップS32で設定した電子ズーム倍率をそのまま初期値として、電子ズーム回路72での電子ズーム倍率をその初期値に対して増減させて面積Area(n)を求め、そのうち最小値が得られたときの電子ズーム倍率に電子ズーム回路72での電子ズーム倍率を変更するようにしてもよい。また、その初期値に対して面積Area(n)が減少する方向に電子ズーム倍率を変更し、面積Area(n)が極小となったときの電子ズーム倍率に電子ズーム回路72での電子ズーム倍率を設定してもよい。
また、図3に示したフローチャートの処理は、任意のタイミング(連続的、又は、所定時間間隔)で行うようにしてもよいし、左右の光学系の焦点距離(光学ズーム倍率)が変化した場合に行うようにしてもよい。
以上、上記実施の形態では、右側の映像信号に対して電子ズームの処理を施すようにしたが、右側の映像信号の代わりに左側の映像信号に対して電子ズームの処理を施すことによって、又は、左右両側の映像信号に対して電子ズームの処理を施すことによって、両側の視差画像での被写体の大きさが一致するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、画像処理装置20の画像処理部70は、電子ズーム回路72によって電子ズーム処理された映像信号(右側の映像信号)の画像を取り込み、その画像に基づいて電子ズーム回路72の電子ズーム倍率を設定するようにしたが、これに限らない。電子ズーム回路72によって電子ズーム処理される前の左右の映像信号の画像を取り込み、その画像に基づいて適切な電子ズーム倍率を求めて電子ズーム回路72での電子ズーム倍率を設定してもよい。
また、上記実施の形態では、電子ズームを使用して左右の視差画像での被写体の大きさを高精度に一致させるようにしたが、左右の少なくとも一方の光学系の焦点距離(光学ズーム)を補正して左右の視差画像での被写体の大きさを高精度に一致させるようにしてもよい。例えば、左側の光学系(撮影レンズ10A)をマスター側、右側の光学系(撮影レンズ10B)をスレーブ側として制御する場合に、左側の光学系の変倍レンズ32Aの位置が変化して焦点距離が変化した場合に、右側の光学系の変倍レンズ32Bを変倍レンズ32Aの位置に対応した位置に移動させる。続いて、左側のカメラ本体14Aと右側のカメラ本体14Bから出力された映像信号の画像(左右の視差画像)を画像処理部70に相当する処理部で取得し、上記実施の形態と同様に左右の視差画像の差分を抽出して差画像の面積Area(誤差量)を求める。そして、その面積Areaが最小値となる位置に変倍レンズ32Bを設定する。ここで、面積Areaが最小値となる変倍レンズ32Bの位置は、変倍レンズ32Bを実際に移動させながら差画像の面積Areaを求め、その面積Areaが最小値(極小値)となった位置として検出することができる。又は、左右の視差画像を取得した処理部内において少なくとも一方の視差画像、例えば、右側の視差画像を電子ズームにより電子的に拡大/縮小して上記実施の形態と同様に左右の視差画像での被写体の大きさが一致する電子ズーム倍率を求め、その電子ズーム倍率に相当する分だけ左側の光学系の焦点距離(光学ズーム倍率)を変更するように変倍レンズ32Bを変位させるようにすることもできる。
また、本発明は、左右の光学系の特性(種類)が異なる場合であっても適用可能であり、また、電子ズームを使用して左右の視差画像での被写体の大きさを補正する場合には光学系の焦点距離が可変でない場合であっても有効に適用できる。
また、図1に示したように左右の光学系の変倍レンズ32A、32Bを個別のモータ40A、40Bで別々に駆動する構成ではなく、図4に示すように1つのモータ120に連動させて変倍レンズ32A、32Bを駆動する構成であっても上記実施の形態のように左右のビデオカメラ10A、10Bによって撮影された左右の視差画像での被写体の大きさを電子ズームで補正する態様を適用することができる。図4において、図1と同一又は類似の作用の構成部には同一符号を付しており、図1と相違する点は、左右の変倍レンズ32A、32Bが1つのモータ120に図示しない連結機構によって連結され、モータ120の動作が1つのモータドライバ122によって制御されるようになっている点であり、そのモータ120、ドライバ122は、図1に示した左側のビデオカメラ10Aのモータ40A、ドライバ42Aと同様にMPU16によって制御される。
図1は、本発明に係る立体画像撮影システムの全体構成を示した図である。 図2は、電子ズーム回路の具体的構成の一例を示す要部ブロック図である。 図3は、画像処理部での処理手順を示したフローチャートである。 図4は、本発明に係る立体画像撮影システムの他の実施の形態の全体構成を示した図である。
符号の説明
10A、10B…ビデオカメラ、12A、12B…撮影レンズ、14A、14B…カメラ本体、16…マイクロプロセッシング装置、18…ズーム操作部、20…画像処理装置、32A、32B…変倍レンズ(群)、40A、40B…モータ、42A、42B…モータ駆動回路(モータドライバ)、44A、44B…位置検出器、60A、60B…CCD、62A、62B…CCD駆動回路(ドライバ)、64A、64B…CDS回路、66A、66B…基準信号発生器(SSG)、68A、68B…信号処理回路、70…画像処理部、72…電子ズーム回路

Claims (6)

  1. 立体画像を形成するための右側の視差画像を撮影する右側撮影手段と、
    立体画像を形成するための左側の視差画像を撮像する左側撮影手段と、
    前記右側撮影手段により撮影された右側の視差画像と、前記左側撮影手段により撮影された左側の視差画像のうち少なくとも一方の視差画像を所定の電子ズーム倍率で電子的に拡大又は縮小する電子ズーム手段と、
    前記右側撮影手段により撮影された右側の視差画像と前記左側撮影手段から得られた左側の視差画像とを取得し、該取得した両側の視差画像に基づいて、両側の視差画像における同一被写体の大きさが一致するように前記電子ズーム手段における電子ズーム倍率を変更する電子ズーム倍率変更手段と、
    を備えたことを特徴とする立体画像撮影システム。
  2. 前記電子ズーム倍率変更手段は、
    前記右側撮影手段から取得する右側の視差画像と前記左側撮影手段から取得する左側の視差画像のうち、前記電子ズーム手段により拡大又は縮小される視差画像に関しては、前記電子ズーム手段により拡大又は縮小された後の視差画像を取得すると共に、取得した右側の視差画像と左側の視差画像の差分により差画像を抽出して該差画像に基づいて、右側の視差画像と左側の視差画像における同一被写体の画像の大きさの差を表す誤差量を算出する誤差量算出手段と、
    前記電子ズーム手段における電子ズーム倍率を変更しながら、前記誤差量算出手段により算出される誤差量を取得し、前記取得した誤差量が最小値を示したときの電子ズーム倍率を前記電子ズーム手段における電子ズーム倍率として設定する最良電子ズーム倍率検出手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1の立体画像撮影システム。
  3. 前記右側撮影手段は、撮像面に像を結像する右側光学系を備えると共に、前記左側撮影手段は、撮像面に像を結像する左側光学系を備え、
    前記右側光学系と前記左側光学系は、光軸方向に前後動可能な変倍レンズ群の位置によって焦点距離が変更される光学系であって、前記右側光学系と前記左側光学系の焦点距離が常に一致するように前記変倍レンズ群が制御されることを特徴とする請求項1又は2の立体画像撮影システム。
  4. 立体画像を形成するための右側の視差画像を撮影する右側撮影手段と、
    立体画像を形成するための左側の視差画像を撮像する左側撮影手段と、
    前記右側撮影手段において撮像面に像を結像する光学系であって、光軸方向に前後動可能な変倍レンズ群の位置によって焦点距離が変更される右側光学系と、
    前記左側撮影手段において撮像面に像を結像する光学系であって、光軸方向に前後動可能な変倍レンズ群の位置によって焦点距離が変更される左側光学系と、
    前記右側撮影手段により撮影された右側の視差画像と前記左側撮影手段により撮影された左側の視差画像とを取得し、該取得した両側の視差画像に基づいて、両側の視差画像における同一被写体の画像の大きさが一致するように前記右側光学系と前記左側光学系のうちの少なくとも一方の光学系の変倍レンズ群を制御して焦点距離を変更する焦点距離変更手段と、
    を備えたことを特徴とする立体画像撮影システム。
  5. 前記焦点距離変更手段は、
    前記右側撮影手段から取得した右側の視差画像と前記左側撮影手段から取得した左側の視差画像の差分により差画像を抽出して該差画像に基づいて右側の視差画像と左側の視差画像における同一被写体の画像の大きさの差を表す誤差量を算出する誤差量算出手段と、
    前記右側光学系と前記左側光学系のうち少なくとも一方の光学系における変倍レンズ群を変位させながら、前記誤差量算出手段により算出される誤差量を取得し、前記取得した誤差量が最小値を示したときの位置に変倍レンズ群を設定する変倍レンズ群制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項4の立体画像撮影システム。
  6. 前記焦点距離変更手段は、
    前記右側撮影手段から取得した右側の視差画像と前記左側撮影手段から取得した左側の視差画像のうち少なくとも一方の視差画像を所定の電子ズーム倍率で電子的に拡大又は縮小すると共に、右側の視差画像と左側の視差画像の差分により差画像を抽出して該差画像に基づいて右側の視差画像と左側の視差画像における同一被写体の画像の大きさの差を表す誤差量を算出する誤差量算出手段と、
    前記電子ズーム倍率を変更しながら、前記誤差量算出手段により算出される誤差量を取得し、前記取得した誤差量が最小値を示したときの電子ズーム倍率に基づいて前記右側光学系と前記左側光学系の少なくとも一方の光学系の変倍レンズ群を制御して焦点距離を変更する変倍レンズ群制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項4の立体画像撮影システム。
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