JP2006247775A - 切削工具及びインサート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 長尺円柱状の工具本体32を有し、工具本体32の外周面に複数配置された切欠部39が形成され、切欠部39に切刃65を備えたカートリッジ51が収容された切削工具31であって、カートリッジ51は、外形が平板状とされ、カートリッジ51の表面には、切刃65を備えた切刃部70と装着部53とが並設されるとともに、カートリッジ51の裏面には、装着部53と切刃部70とを分けるように延びるスリット57が形成されており、切刃部70の裏面側に、切刃65の工具本体32径方向外側への突出量を調整する調整機構33が具備されたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
また、切刃部12とワッシャ7とがクランプネジにて接続されている。そして、切刃部12の先端側、つまり工具本体2径方向外側には切刃13を有するインサート14が固定されている。
また、このラインバー1に装着された微調整式マイクロカートリッジ4は、調整ナット10をスパナ等の作業用工具で回動させることにより、切刃部12を回転させることなく、つまり切刃13の角度を変化させることなく、切刃部12を工具本体2径方向で出没させることができる。したがって、このラインバー1では、切刃13の工具本体2径方向外側への突出量を精度良く調整できるので、ラインバー1での加工精度を向上させることができる。
ラインバー31は、長尺円柱状の工具本体32と、インサート取付座52とインサート61とからなる切刃部70を具備するカートリッジ51と、主切刃65の工具本体32径方向の位置を調整する調整機構33とを有する。
そして、これら第1切欠部39Aと第2切欠部39Bには、それぞれ主切刃65を有するインサート61が取り付けられたカートリッジ51が収容されている。
カートリッジ51を工具本体32に装着した際に、工具回転方向の後方側となる部分は軸線Oに平行に延びるとともに工具回転方向の後方側に向かうに従い工具本体32径方向内側に後退する傾斜面58が形成されている。
インサート取付座52に設けられた凹部55の工具本体32径方向内側(図8において右側)の壁面は、図8に示すようにカートリッジ51の切刃部70側(図8において上側)に向かうに従い漸次工具本体32径方向外側(図8において右側)に傾くように形成されている。
また、上面部63がなす正方形の中心部分には、底面部62に垂直に延びる取付ネジ挿通孔68が形成されている。
また、カートリッジ51は、装着部53に設けられた装着ネジ挿通孔54に装着ネジ59が挿通され、工具本体32の切欠部39に形成されたネジ孔に螺着されてカートリッジ51が工具本体32に装着される。ここで、第1切欠部39A、第2切欠部39Bの中にカートリッジ51が収容され、インサート61の主切刃65部分が工具本体32の外周面から突出されている。
第2切欠部39Bに収容されたカートリッジ51のインサート取付座52の裏面側には、貫通孔42に収納された調整ネジ47の先端部が当接され、調整ネジ47の係合孔が工具本体32の外周面に露呈されている。
ここで、取付部35に開口されたクーラント孔36に切削油剤が供給され、クーラント供給孔43を通じて切欠部39に装着されたカートリッジ51の主切刃65に向けて切削油剤が供給されている。
したがって、工具本体32の剛性を高くすることができるとともに、工具本体32の動バランスを向上できるので、切削抵抗による工具本体32の撓みが防止され、ラインバー31の加工精度が向上するとともに、ラインバー31の回転速度を上げて加工効率を向上することができる。
また、調整ナット44の頭部44Bが工具本体32外周面に露出されているので、自動調整機を用いて主切刃65の工具本体32径方向外側への突出量を調整することができる。すなわち、図1及び図2に示すように、自動調整機のナット把持部Hによって調整ナット44の頭部44Bを把持でき、主切刃65の工具本体32径方向外側への突出量を調整することができる。
また、インサート61が対称に形成されているので、このインサート61を回転させて4つの主切刃65を順次使用してインサート61を有効使用でき、インサート61の使用コストを低減することができる。
本実施の形態でも第1の実施の形態の第2切欠部39Bと同様に、切欠部39の工具本体32径方向内側の壁面から工具本体32外周面に開口する貫通孔82が設けられているが、この貫通孔82が工具本体32径方向に対して傾斜するように、つまり、主切刃65の調整方向に対して傾斜するように形成されている。この貫通孔82には調整ネジ87が螺着されており、調整ネジ87の先端側には先端面が斜めに切り欠かれたピンが挿入されている。そして、調整ネジ87の後端側には係合孔が形成され、この係合孔が工具本体32外周面に向けて露呈されている。
ここで、調整ネジ87が主切刃65の調整方向に対して傾斜するように設けられているので、調整ネジ87のネジピッチよりも精度良く主切刃65の位置調整を行うことができる。したがって、主切刃65の位置調整を精度良くでき、このラインバー31の加工精度をより一層向上させることができる。
また、図19、図20に示すような三角形平板状のものや、図21、図22に示す菱形平板状のものであっても良い。
32 工具本体
33 調整機構
39 切欠部
44 調整ナット
44A 調整軸
44B 頭部
45 コイルスプリング(付勢部材)
51 カートリッジ
53 装着部
57 スリット
47、87 調整ネジ
61 インサート
65 主切刃(切刃)
66 面取部
70 切刃部
Claims (8)
- 軸線回りに回転される長尺円柱状の工具本体を有し、該工具本体の外周面には前記軸線方向に複数配置された切欠部が形成され、該切欠部に切刃を備えたカートリッジが収容され、前記切刃が前記工具本体の径方向外側に突き出された切削工具であって、
前記カートリッジは、外形が平板状とされ、その厚さ方向を前記工具本体の径方向に向けて前記切欠部に収容され、前記カートリッジの前記径方向外側を向く表面には、前記切刃を備えた切刃部と、前記カートリッジを前記工具本体の前記切欠部に装着する装着部とが並設されるとともに、前記カートリッジの裏面には、前記装着部と前記切刃部とを分けるように延びるスリットが形成されており、
前記工具本体には、前記切刃部の前記裏面側に、前記切刃部の前記裏面を押圧して前記切刃の前記工具本体径方向外側への突出量を調整する調整機構が具備されたことを特徴とする切削工具。 - 前記調整機構が、前記切刃部の前記裏面に向けて前記工具本体にねじ込まれる調整ネジであることを特徴とする請求項1に記載の切削工具。
- 前記調整ネジが、前記切刃部の前記裏面に向けて延びる調整軸と頭部が前記工具本体の前記切欠部とは反対側の外周面に露出された調整ナットとを備えていることを特徴とする請求項2に記載の切削工具。
- 前記調整機構には、前記調整ネジを前記切欠部とは反対側に付勢する付勢部材が備えられていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の切削工具。
- 前記調整ネジが、前記切刃部の前記裏面から前記工具本体の前記軸線を通り、前記軸線と垂直な方向に延びて前記工具本体の外周面に開口部を有する収納孔に収納され、前記開口部の周囲には、前記工具本体が切り欠かれた平坦部が形成されていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の切削工具。
- 前記調整ネジが、前記工具本体径方向に対して傾斜した方向にねじ込まれていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の切削工具。
- 前記切刃部が、前記切刃を有するインサートと、前記カートリッジに設けられたインサート取付座とからなることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の切削工具。
- 請求項7に記載の切削工具に装着されるインサートであって、
多角形平板状をなし、該多角形をなす上面部を前記工具本体の径方向外側に向けて前記インサート取付座に取り付けられ、前記上面部の辺稜部には主切刃が設けられるとともに、該主切刃と交差する前記多角形の他の辺稜部には、面取部が形成されて、前記主切刃に連なる副切刃が形成されていることを特徴とするインサート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005066147A JP2006247775A (ja) | 2005-03-09 | 2005-03-09 | 切削工具及びインサート |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006247775A true JP2006247775A (ja) | 2006-09-21 |
Family
ID=37088781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005066147A Pending JP2006247775A (ja) | 2005-03-09 | 2005-03-09 | 切削工具及びインサート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006247775A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010099795A (ja) * | 2008-10-24 | 2010-05-06 | Honda Motor Co Ltd | 中ぐり工具 |
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2005
- 2005-03-09 JP JP2005066147A patent/JP2006247775A/ja active Pending
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