JP2006247776A - フライスカッター - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 円盤状の工具本体32の先端部外周に切刃を有するインサート51が装着されるフライスカッター31であって、取付座35には、少なくとも工具本体32の軸線方向に向けて延びるガイド部が形成される一方、インサート51の着座面には、ガイド部が延びる方向に摺動可能に嵌合する被ガイド部が形成されるとともに、工具本体32には、ガイド部が延びる方向と交差する壁面に開口する切欠部38が設けられ、切欠部38には調整ピース41が挿入されており、調整ピース41の内周部分に調整ネジ46が挿通され、調整ピース41の内周面又は調整ネジ46の少なくとも一方には調整ピース41の外側に向かうに従い径が漸次拡大する拡径部が設けられたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
そこで、このようなフライスカッターにおいては、インサートの工具本体軸線方向の位置を移動させ、各切刃の振れ出し量を調整するための調整機構を備えたものが提案されている(特許文献1、特許文献2)。
フライスカッター1は、軸線O回りに回転される円盤状の工具本体2と、複数のインサート3とを有する。工具本体2の先端部外周には、複数のチップポケット4が形成されており、チップポケット4の工具回転方向T後方側には、インサート3の取付座5が形成されている。
また、調整ピースが弾性変形することで調整ネジ自体も締め付けられるように押圧されるので、このフライスカッターを高速回転した際でも調整ネジが緩んでしまうことが防止され、切刃の振れ精度を維持したままインサートを強固に固定することができる。
しかも、主切刃からインサートに工具本体径方向内側に作用する送り分力をガイド部と被ガイド部の嵌合で受けることができるので、取付剛性が向上し、切削時の切削抵抗によりインサートがずれることを防止できる。
図1から図5に本発明の第一の実施の形態であるフライスカッター31を示す。図6から図8に本実施の形態で使用される調整ピース41を、図9から図12にインサート51を示す。
フライスカッター31は、鋼材等で構成されて円盤状をなす工具本体32を有し、この工具本体32の先端側外周に切刃を有するインサート51が配置されている。
そして、この調整ピース41には、押圧部42に平行にかつ大径部43の円形断面の中心軸線に沿うように延びるスリット45が、大径部43側から小径部の途中までの前記押圧部42が設けられた範囲に形成されている。
また、インサート51の上面部52の中央部には、インサート51を取付座35に取り付けるためのクランプネジ37が挿通される挿通孔57が、上面部52と垂直な方向に延びるように設けられており、インサート51は、この挿通孔57の中心線に関して90°回転対称となるように形成されている。
調整ネジ46をねじ込んだ場合には、調整ピース41の拡径部44に当接した調整ネジ46のテーパー部46Cが該拡径部44を押圧して、スリット45の終点を支点として調整ピース41が押し広げられるように弾性変形し、押圧部42がインサート51の工具本体32後端側を向く面51Aを押圧し、インサート51が、取付座35の取付面35Aに形成された突条部36に沿って工具本体32先端側へ突き出される。一方、調整ネジ46を緩めた場合には、押し広げられるように弾性変形していた調整ピース41が弾性復帰し、インサート51の工具本体32後端側を向く面51Aを押圧する力が小さくなり、インサート51が工具本体32後端側へ後退する。
また、調整ピース41が弾性変形することでインサート51を押圧するとともに調整ネジ46自体も締め付けられるように押圧されるので、このフライスカッター31を高速回転した際に調整ネジ46が緩んでしまうことが防止され、切刃の振れ出し量を確実に維持しつつもインサート51を強固に固定することができる。
また、切欠部38が工具本体32径方向外側に向けて開口されているので、調整ネジ46の頭部46Bが工具本体32外周面に露呈され、調整ネジ46を回転する際に作業用工具等が工具本体32等と干渉することがなく、調整ネジ46の回転作業を簡易に行うことができる。
図13から図15に、本発明の第二の実施の形態であるフライスカッター61を、図16から図18に調整ピース71を示す。
第二の実施の形態であるフライスカッター61においては、各取付座35の工具本体32後端側に、工具回転方向T前方側に向けて開口するように工具本体32が切り欠かれた切欠部68が設けられている。この切欠部68は断面長円形状に形成され、取付座35側の側縁部が該取付座35に向けて開口させられている。本実施形態では、この切欠部68の工具回転方向T前方側を向く底面に、調整ネジ46の雄ネジ部46Aが螺着されるネジ孔が形成されている。
また、インサートの材質を超硬合金として説明したが、インサートの材質に制限されない。また、逃げ角が付されたポジティブインサートとして説明したが、逃げ角のないネガティブインサートであっても良い。
32 工具本体
34 チップポケット(凹部)
35 取付座
36 突条部(ガイド部)
38、68 切欠部
41、71 調整ピース
44 拡径部
45 スリット
46 調整ネジ
46A 雄ネジ部
46B 頭部
46C テーパー部(拡径部)
51 インサート
53 底面部(着座面)
54 主切刃(切刃)
56 副切刃
58 セレーション溝(被ガイド部)
59 凸部
Claims (5)
- 軸線回りに回転される円盤状の工具本体の先端部外周に形成された凹部に取付座が備えられ、該取付座に、切刃を有するインサートがその着座面を密着させて着脱自在に装着されるフライスカッターであって、
前記取付座には、少なくとも前記工具本体の軸線方向に向けて延びるガイド部が形成される一方、前記インサートの前記着座面には、前記ガイド部が延びる方向に摺動可能に嵌合する被ガイド部が形成されるとともに、
前記工具本体には、前記取付座の前記ガイド部が延びる方向と交差する壁面に開口する切欠部が設けられ、該切欠部には、弾性変形することにより前記インサートの側面を押圧して前記インサートの位置を調整する調整ピースが挿入されており、
前記調整ピースは、筒体状に形成され、該筒体の軸線に沿って延びるスリットが形成されるとともに、前記筒体の内周部分には、雄ネジ部と該雄ネジ部より大径の頭部とを有する調整ネジが挿通されて、前記雄ネジ部が前記切欠部の底面に螺着されるとともに前記頭部が前記調整ピースの内周面に当接させられ、前記調整ピースの内周面又は前記調整ネジの前記頭部の少なくとも一方には前記調整ピースの外側に向かうに従い径が漸次拡大する拡径部が設けられたことを特徴とするフライスカッター。 - 前記インサートが、多角形平板状に形成され、該多角形の辺稜部には、このインサートが前記取付座に装着された際に外周切刃をなす主切刃が設けられ、この主切刃の工具本体先端側には、前記主切刃に対して内側に傾いて前記軸線に略垂直な平面上に位置する副切刃が設けられ、前記ガイド部と前記被ガイド部は、前記外周切刃をなす主切刃に平行に延びるように形成されていることを特徴とする請求項1記載のフライスカッター。
- 前記切欠部が、前記取付座の前記工具本体後端側に、前記工具本体径方向外側を向く面に開口されて設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のフライスカッター。
- 前記切欠部が、前記取付座の前記工具本体後端側に、前記工具本体の回転方向前方側を向く面に開口されて設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のフライスカッター。
- 前記インサートは、多角形平板状をなし、多角形の各辺稜部に切刃が設けられてなり、前記工具本体に装着される際に前記取付座と当接される前記着座面に、該着座面に対向する側から見て互いに交差する少なくとも2方向に向けて延びる同形同大の複数のセレーション溝が設けられることにより、複数の凸部が形成されているものであって、
少なくとも2方向に向けて延びる前記セレーション溝の一つが選択的に、前記被ガイド部とされるとともに、前記ガイド部は、前記セレーション溝が嵌合可能な突条部とされていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のフライスカッター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005066149A JP2006247776A (ja) | 2005-03-09 | 2005-03-09 | フライスカッター |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005066149A JP2006247776A (ja) | 2005-03-09 | 2005-03-09 | フライスカッター |
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ID=37088782
Family Applications (1)
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JP2005066149A Pending JP2006247776A (ja) | 2005-03-09 | 2005-03-09 | フライスカッター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006247776A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012096334A (ja) * | 2010-11-04 | 2012-05-24 | Disco Corp | 切削加工装置 |
CN114472378A (zh) * | 2020-10-26 | 2022-05-13 | 江西瑞林装备有限公司 | 锤、铣一体的电解阴极结粒清除刀具组件 |
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-
2005
- 2005-03-09 JP JP2005066149A patent/JP2006247776A/ja active Pending
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