JP2006236892A - 調光器及び調光システム - Google Patents

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Abstract

【課題】接続された複数の照明器具を調光制御する調光器、及びこの調光器を備えた調光システムにおいて、操作に不慣れな人であっても簡単に操作することができるようにする。
【解決手段】調光器1は、所定の照明パターンを再生する際に選択操作されるパターンスイッチSWと、選択操作されたパターンスイッチSWに基づいて照明器具を調光制御する演算処理部3とを備えており、複数の照明器具が2回路に分けて接続される。選択操作されたパターンスイッチSWに基づいて、2回路に分けて接続された複数の照明器具の調光レベルを制御し照明パターンを再生するので、ユーザは、複数の照明器具を個々に操作することなく、パターンスイッチSWのみを操作することにより所定の照明パターンを再生することが可能となる。また、複数の照明器具を2回路に統括して制御するので、スイッチ数を削減することができ、迷うことなく簡単に操作することができるようなる。
【選択図】図3

Description

本発明は、接続された複数の照明器具を調光制御する調光器、及び、これら照明器具と調光器とを備えた調光システムに関し、例えば、不特定多数の人が利用する会議室やミーティングルーム等で使用する場合に好適な調光器及び調光システムに関する。
照明器具は、その設置場所や使用環境等に応じて照明パターンを調整して使用する必要がある場合がある。例えば、会議室等ではプロジェクタがよく使用されるが、プロジェクタ使用時にはスクリーン等に映し出された映像が見え易く、且つ、手元でメモがとれる程度の明るさにする必要がある。従来、調光レベルを設定することができない照明器具においては、プロジェクタ使用時、全ての照明器具をオフにする、又は、映像が映し出される側の照明器具のみをオフにする等にして照明パターンを調整していた。しかしながら、全ての照明器具をオフにするとプロジェクタで映し出された映像は見え易くなるが、メモがとり難くなる。一方、映像が映し出される側の照明器具のみをオフにした場合、照明器具をオンにした領域とオフにした領域で照度差が強くなり落ち着かない状態となる。
近年、調光信号により調光制御可能な照明器具が普及してきており、このような照明器具を調光制御する装置として、1回路用調光器や、記憶式多回路用調光器等が使用されている(例えば、特許文献1参照)。
図8に示されるように、1回路用調光器101は、接続された照明器具の調光レベルを設定するためのボリュームV11と、接続された照明器具をON又はOFFするためのON/OFFスイッチSW11とを備えている。
一方、図9に示されるように、記憶式多回路用調光器201は、各回路に接続された照明器具の調光レベルを設定するためのボリュームV21と、各回路に接続された照明器具をON又はOFFするためのON/OFFスイッチSW21と、所定の照明パターンを再生する際に選択操作されるパターンスイッチSW22とを備えている。
特開平6−292263号公報
しかしながら、1回路用調光器101は、接続された全ての照明器具の調光レベルを全て同じ値にしか設定できなかったため、例えば、上述したプロジェクタ使用時ように、スクリーン等に映し出された映像が見え易く、且つ、手元でメモがとれる程度の明るさにする場合には、1回路用調光器101を2台並べる必要がある。1回路用調光器101を2台並べると照明器具をオン又はオンする際、毎回2回の操作が必要となり操作に手間が掛かる。また、プロジェクタ使用時の照明パターンを調整する際には、ボリュームV11を毎回手動で操作する必要があるため、不特定多数の人が使用することを前提にすると、調整することに不慣れな人は、照明をどこまで落としたらよいのか判断がつかず悩むことになり貴重な時間を無駄にすることになる。
一方、記憶式多回路用調光器201の場合は、プロジェクタ使用時の照明パターンを予め記憶させておくことにより明るさの調整に悩むことがなくなる反面、多機能であるため操作パネルに多数のスイッチがあり、初めて使用する人は、まず、照明器具を点灯させる際にどのスイッチを操作したらよいのか分かり難く、その調光器にプロジェクタ用の照明パターンが設定されていることすら気づかない可能性もある。
以上のように、従来においては、会議室等のような不特定多数の人が使用する場所に設置する場合に適した調光器が存在しなかったため、調光信号により調光制御可能な照明器具が普及しているにも関わらず、不特定多数の人が使用する場所での調光器の使用は進んでいない。
また、従来の調光器101,201においては、一般的に、ボリュームV11,V21の設定範囲の各値は、照明器具の調光レベルとリニアに対応するように割り当てられていた。このようなボリュームの割り当て方法は、調光レベルの使用頻度に偏りがない場合には特に問題にはならないが、調光レベルの使用頻度に偏りがある場合には以下のような問題が生じる。例えば、上述したように会議室等での使用を想定した場合、プロジェクタの不使用時等、明るい照明パターンの場合には調光レベルは100%に設定され、プロジェクタの使用時等、暗めの照明パターンの場合には、調光レベルは約5%〜約40%の範囲に設定される。このため、41%〜99%付近の調光レベルはほとんど使用されず、この範囲に割り当てられたボリュームの設定範囲は無駄になっていた。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、操作に不慣れな人であっても簡単な操作で所望する照明パターンを再生することができる調光器及び調光システムを提供することを目的とする。
また、照明器具の調光レベルを設定する際に操作されるボリューム等の設定範囲を効率的に照明器具の調光レベルに割り当てることができる調光器及び調光システムを提供することも目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、調光信号を出力することにより接続された複数の照明器具を調光制御する調光器において、前記複数の照明器具が2つの回路に分けて接続され、所定の照明パターンを再生する際に選択操作されるパターン選択手段と、前記パターン選択手段に基づいて、前記2つの回路のそれぞれに接続された照明器具に出力される前記調光信号を制御し、これら各回路に接続された照明器具の調光レベルを制御して、選択操作された前記パターン選択手段に割り当てられた照明パターンを再生する調光制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の調光器において、前記照明パターンは、前記2つの回路に接続された全ての照明器具をオフにする第1のパターンと、前記2つの回路に接続された全ての照明器具の調光レベルを略100%にする第2のパターンと、一方の回路に接続された照明器具の調光レベルを第1の所定レベルにし、他方の回路に接続された照明器具の調光レベルを第2の所定レベルにする第3のパターンとを含み、前記パターン選択手段は、第1のパターン乃至第3のパターンのそれぞれに割り当てられた第1の選択手段乃至第3の選択手段を有することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の調光器において、前記パターン選択手段に割り当てられた照明パターンが固定であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1又は請求項2に記載の調光器において、前記パターン選択手段に割り当てられた照明パターンを調整する際にユーザによって操作され、前記2つの回路に接続された照明器具の調光レベルを設定するためのレベル設定手段を備えたことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載の調光器において、前記レベル設定手段の設定範囲を前記照明器具の調光レベルの使用頻度に応じて割り当て、使用頻度が高い調光レベルの範囲にレベル設定手段の設定範囲を広く割り当て、使用頻度が低い調光レベルの範囲にレベル設定手段の設定範囲を狭く割り当てたことを特徴とする。
請求項6の発明は、前記2つの回路に分けて接続され、前記調光信号により調整制御可能な複数の照明器具と、請求項1乃至請求項5の何れかに記載の調光器とを備えたことを特徴とする調光システムである。
請求項1に記載の調光器によれば、選択操作されたパターン選択手段に基づいて、2回路に分けて接続された複数の照明器具の調光レベルを制御し、照明パターンを再生するので、ユーザは、複数の照明器具を個々に操作することなく、パターン選択手段のみを操作することにより所定の照明パターンを再生することが可能となる。また、複数の照明器具を2回路に統括して制御するので、照明器具を操作するためのスイッチ等を削減することができ、操作すべきスイッチ等を見つけ易くして、調光器の操作に不慣れな人であっても迷うことなく簡単に操作することができるようにすることが可能となる。
請求項2に記載の調光器によれば、第1のパターン乃至第3のパターンが、第1の選択手段乃至第3の選択手段にそれぞれ割り当てられているので、ユーザは第1の選択手段乃-至第3の選択手段を操作することにより、簡単に第1のパターン乃至第3のパターンを再生することができる。
請求項3に記載の調光器よれば、パターン選択手段に割り当てられた照明パターンが固定であるので、調光器の操作に不慣れなユーザであっても調光レベルの設定に煩わされることなく、簡単に照明パターンを操作することができる。
請求項4に記載の調光器よれば、第1の回路及び第2の回路に接続された照明器具の調光レベルを設定するレベル設定手段を備えるので、照明器具の設置環境や使用環境に応じた照明パターンの調整が可能となる。
請求項5に記載の調光器よれば、レベル設定手段の設定範囲を、照明器具の調光レベルの使用頻度に応じて割り当てたので、使用頻度が低い調光レベルの範囲に割り当てられるレベル設定手段の設定範囲の無駄を省いて、レベル設定手段の設定範囲を効率的に利用することができる。
請求項6に記載の調光システムよれば、上記請求項1乃至請求項5の効果を有する調光システムを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る調光器について説明する。図1は、調光器1を不特定多数の人が利用する会議室Rに設置した例を示している。調光器1は、デューティ信号(調光信号)を出力することにより接続された複数のインバータ蛍光灯照明器具(以下、単に照明器具という)11A,11Bを調光制御する装置であり、これら照明器具11A,11B及び調光器1により調光システム80が形成されている。図2に示されるように、調光器1には、複数の照明器具11A,11Bが配線12A,12Bを介して第1の回路10A及び第2の回路10Bの2回路に分けて接続される。
図3に示されるように、調光器1は、所定の照明パターンを再生する際に選択操作されるパターンスイッチ(パターン選択手段)SWと、選択操作されたパターンスイッチSWに基づいて、第1の回路10A及び第2の回路10Bに接続された照明器具11A,11Bに出力されるデューティ信号を制御し、これら各回路10A,10Bに接続された照明器具11A,11Bの調光レベルを制御して、選択操作されたパターンスイッチSWに割り当てられた照明パターンを再生する演算処理部(調光制御手段)4とを備えている。その他、調光器1は、商用電源20から入力された交流電流を直流電流に変換する直流電源部2、デューティ信号を生成する信号発生部4、可変抵抗器からなるボリュームV、及び発光ダイオードLを備えている。なお、図2に示されるように、パターンスイッチSWは、会議室Rの壁面等に取り付けられた操作パネル40に形成されていてもよくワイアレスリモコン50に形成されていてもよい。
演算処理部3は直流電源部2から供給される直流電源により動作し、ユーザによって選択操作されたパターンスイッチSW及びボリュームVからの入力に基づいて内部処理を実行し、信号発生部4から照明器具11A,11Bに出力されるデューティ信号を制御して照明器具11A,11Bの調光レベルを制御し、照明パターンを再生する。また、演算処理部3は、操作されたパターンスイッチSWに応じて、現在再生中の照明パターンに対応する発光ダイオードLを点灯させ、再生中の照明パターンをユーザに報知する。
調光器1により再生される照明パターンには、第1の回路10A及び第2の回路10Bに接続された全ての照明器具11A,11Bをオフにする全消灯パターン(第1のパターン)と、第1の回路10A及び第2の回路10Bに接続された全ての照明器具11A,11Bの調光レベルを略100%にする全点灯パターン(第2のパターン)と、第1の回路10Aに接続された照明器具11Aの調光レベルをかなり暗めの調光レベル(例えば、約5%(第1の所定レベル))に設定し、第2の回路10Bに接続された照明器具11Bの調光レベルを少し暗めの調光レベル(例えば、約40%(第2の所定レベル))にするプロジェクタ用パターン(第3のパターン)とが含まれている。プロジェクタ用パターンは、図1に示されるように、プロジェクタPを使用してスクリーンSに映像を映し出す際に用いられる。
その他、照明パターンには、プロジェクタPの投射方向がスクリーンSの方向でない場合など、どこに映像が映し出されるか分からない場合に利用される、会議室R全体が暗めになるように調整された全体調光用パターンも含まれている。
図3及び図4に示されるように、パターンスイッチSWは、全消灯パターンに割り当てられたON/OFFスイッチ(第1の選択手段)SW1と、全点灯パターンに割り当てられた全点灯スイッチ(第2の選択手段)SW2と、プロジェクタ用パターンに割り当てられたプロジェクタ用パターンスイッチ(第3の選択手段)SW3と、全体調光用パターンに割り当てられた全体調光用パターンスイッチSW4とを有している。
なお、全点灯パターン、プロジェクタ用パターン、又は全体調光用パターンが再生された状態でON/OFFスイッチSW1が操作されると全消灯パターンに移行する。一方、全消灯パターンでON/OFFスイッチSW1が操作されると、全消灯パターンになる前に再生されていた照明パターンが再生される。
図5に示されるワイアレスリモコン50のON/OFFスイッチRSW1、全点灯スイッチRSW2、プロジェクタ用パターンスイッチRSW3、及び全体調光用パターンスイッチRSW4は、それぞれ操作パネル40のON/OFFスイッチSW1、全点灯スイッチSW2、プロジェクタ用パターンスイッチSW3、及び全体調光用パターンスイッチSW4に対応している。ワイアレスリモコン50から出力された信号は、操作パネル40の受光部40aを介して調光器1に入力される(図4参照)。
図3及び図4に示されるように、発光ダイオードLは、再生中の照明パターンが全消灯パターンのときに点灯する第1の発光ダイオードL1と、照明パターンが全点灯パターンのときに点灯する第2の発光ダイオードL2と、照明パターンがプロジェクタ用パターンのときに点灯する第3の発光ダイオードL3と、照明パターンが全体調光用パターンのときに点灯する第4の発光ダイオードL4とを有している。
本実施形態においては、パターンスイッチSWに割り当てられた照明パターンが固定されるようにボリュームVは固定されており、エンドユーザ側では操作できないようになっている。パターンスイッチSWに割り当てられた照明パターンを固定する方法は、ボリューム(可変抵抗器)Vでなくてもよく、パターンスイッチSWに割り当てられた調光レベルに関する情報を記憶するメモリなどであってもよい。この場合、パターンスイッチSWが選択操作されると、メモリに記憶された情報が演算処理部3に入力され、これ基づいて照明器具11A,11Bの調光レベルが決定される。図3に示されるように、ボリュームVは、プロジェクタ用パターン時の照明器具11A,11Bの調光レベルを設定するボリュームV1A,V1Bと、全体調光用パターン時の照明器具11A,11Bの調光レベルを設定するボリュームV2とを有しており、予め会議室Rでの使用に最適な調光レベルが設定されている。
次に、調光器1の操作方法について説明する。ユーザは入室後、ON/OFFスイッチSW1を押下し、会議室Rの照明器具11A,11Bをオンにする。そして、スクリーンSを使用してプロジェクタPを使用する場合、プロジェクタ用パターンスイッチSW3を押下して予め調整されているプロジェクタ用パターンを再生する。このとき、ワイアレスリモコン50のプロジェクタ用パターンスイッチRSW3を押下するようにしてもよい。
そして、プロジェクタPの使用を終了して討議等に戻る場合には、全点灯スイッチSW2を押して全点灯パターンを再生し、部屋を明るくする。会議終了後は、ON/OFFスイッチSW1を押下することにより全て照明器具11A,11Bをオフにする。
このように、本実施形態の調光器1によれば、選択操作されたパターンスイッチSWに基づいて、2回路に分けて接続された複数の照明器具11A,11Bの調光レベルを制御し、照明パターンを再生するので、ユーザは、複数の照明器具11A,11Bを個々に操作することなく、パターンスイッチSWのみを操作することにより所定の照明パターンを再生することが可能となる。すなわち、全消灯パターン、全点灯パターン、及びプロジェクタ用パターンが、それぞれ全消灯スイッチSW1、全点灯スイッチSW2、及びプロジェクタ用パターンスイッチSW3に割り当てられているので、ユーザはこれらのパターンスイッチSWを操作することにより、簡単に全消灯パターン、全点灯パターン、及びプロジェクタ用パターンを再生することができる。
また、複数の照明器具11A,11Bを2回路に統括して制御するので、照明器具11A,11Bを操作するためのスイッチ等を削減することができ、操作すべきスイッチ等を見つけ易くして、調光器1の操作に不慣れな人であっても迷うことなく簡単に操作することができるようにすることが可能となる。
また、パターンスイッチSWに割り当てられた照明パターンを固定とし、エンドユーザ側での照明パターンの調整を不要としたので、調光器1の操作に不慣れなユーザであっても調光レベルの設定に煩わされることなく、簡単に照明パターンを操作することができる。また、多数の会議室がある場合等、照明パターンの調整が設備管理者にとって大変な負担になる場合があるが、本実施形態のように予め最適な照明パターンが設定されている調光器1によれば、施工後そのまま使用できるため設備管理者の負担を軽減することができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る調光器について説明する。本実施形態の調光器1は、パターンスイッチに割り当てられた照明パターンをエンドユーザ側で調整できるようにした点で第1の実施形態と異なる。
図6に示されるように、本実施形態においては、エンドユーザがボリュームVを介して照明パターンを調整できるように、ボリュームVが操作パネル40の前面パネルを取り外した部分に形成されている。このように、ボリュームVを前面パネルで覆ってエンドユーザから隠すことにより、前面プレートに表れるスイッチ数を削減して、操作すべきスイッチをユーザが容易に見つけることができるようにしている。
ユーザは、ボリュームVを操作することにより、第1の回路10A及び第2の回路10Bに接続された照明器具11A,11Bの調光レベルを設定し、パターンスイッチSWに割り当てられた照明パターンを調整する。
ボリュームVは、プロジェクタ用パターンを調整する際に操作されるボリュームV1A,V1Bと、全体調光用パターンを調整する際に操作されるボリュームV2とを有している。
ボリュームV1Aは、第1の回路10Aに接続された照明器具11Aの調光レベルを設定するためのものであり、ボリュームV1Bは、第2の回路10Bに接続された照明器具11Bの調光レベルを設定するためのものである。また、ボリュームV2は、第1の回路10A及び第2の回路10Bに接続された照明器具11A,11Bの調光レベルを一括して設定するためのものである。
ボリュームVの設定範囲(可動範囲)は、照明器具11A,11Bの調光レベルの使用頻度に応じて割り当てられており、使用頻度が高い調光レベルの範囲にはボリュームVの設定範囲が広く割り当てられており、使用頻度が低い調光レベルの範囲にはボリュームVの設定範囲が狭く割り当てられている。
例えば、調光レベルと照度の関係が略リニアとなる照明器具に、調光器1が接続された場合、ボリュームVの設定範囲を照明器具の調光レベルに対して指数関数的に割り当てる。一般に、照明器具の光束比(調光レベル)と人の目に感じる明るさ感とはリニアな関係にならず指数関数的な関係を有することが知られており、2.3乗調光特性等として調光器等に利用されている。このように、ボリュームVの設定範囲を照明器具の調光レベルに対して指数関数的に割り当てることにより、明るさを指数関数的に感じる人の眼に適した調光レベルの設定が可能となり、照明パターンの調整が容易となる。
図7に示されるように、本実施形態においては、使用する可能性がほとんどない調光レベルの範囲にはボリュームVの設定範囲をほとんど割り当てず、使用頻度が低く、使用しても設定がシビアでない調光レベルの範囲には、ボリュームVの設定範囲を、調光レベルに対してリニアに割り当てる場合に比べて狭くなるように割り当てる。また、使用頻度は高いが、設定があまりシビアでない調光レベルの範囲には、ボリュームVの設定範囲を、調光レベルに対してリニアに割り当てる場合に比べて広くなるように割り当てる。更に、使用頻度が高く、且つ、設定がシビアな調光レベルの範囲には、上記より更に広くなるようにボリュームVの設定範囲を割り当てる。
次に、パターンスイッチSWに割り当てられた照明パターンを調整する際の手順について説明する。まず、ボリュームVを覆っている前面パネルを取り外し、ボリュームVを操作できる状態にする。そして、プロジェクタ用パターンスイッチSW3を押下し、プロジェクタ用パターンを再生させる。このときワイアレスリモコン50のプロジェクタ用パターンスイッチRSW3を操作してもよい。そして、スクリーンS等に映し出された映像が見え易く、且つ、手元でメモがとれる程度の明るさにするために、ボリュームV1Aを操作してスクリーンSに近い側の照明器具11Aの調光レベルをかなり暗めに設定し、ボリュームV1Bを操作してスクリーンSから遠い側の照明器具11Bの調光レベルを少し暗めに設定する。
次に、全体調光用パターンスイッチSW4を押下して全体調光用パターンを再生し、ボリュームV2を操作して全体調光用パターンを調整する。全体調光用パターンは、プロジェクタPの投射方向がスクリーンSの方向でない場合など、どこに映像が映し出されるか分からない場合を想定して、会議室R全体が暗めになるように調整される。そして、これらプロジェクタ用パターン、及び全体調光用パターンの調整が終了すると、前面プレートを取り付けて照明パターンの調整作業を終了する。なお、調光器1の操作方法は第1の実施形態と同様である。
このように本実施形態の調光器1よれば、第1の回路10A及び第2の回路10Bに接続された照明器具11A,11Bの調光レベルをエンドユーザ側で設定するボリュームVを備えるので、照明器具の設置環境や使用環境に応じた照明パターンの調整が可能となる。
また、ボリュームVの設定範囲を、照明器具の調光レベルの使用頻度に応じて割り当てたので、使用頻度が低い調光レベルの範囲に割り当てられるボリュームVの設定範囲の無駄を省いて、ボリュームVの設定範囲を効率的に利用することができる。
本発明は上記実施形態の構成に限られることなく、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、パターンスイッチSWに割り当てられる調光パターンは、プロジェクタ用パターン等でなくてもよく、調光器1の設置場所や使用環境に応じて適宜決定される。
本発明の第1の実施形態に係る調光器の使用例の説明図。 同調光器を備えた調光システムの概念図。 同調光器のブロック図。 同調光器の操作パネルの正面図。 同調光器に用いられるワイアレスリモコンの正面図。 本発明の第2の実施形態に係る調光器の操作パネルの前面プレートを取り外した状態を示す正面図。 同調光器のボリュームと照明器具の調光レベルの関係を示すグラフ。 従来例に係る1回路用調光器の操作パネルの正面図。 従来例に係る記憶式多回路用調光器の操作パネルの正面図。
符号の説明
1 調光器
2 直流電源部
3 演算処理部(調光制御部)
4 信号発生部
80 調光システム
10A 第1の回路
10B 第2の回路
11A,11B 照明器具
SW1 ON/OFFスイッチ(パターン選択手段(第1の選択手段))
SW2 全点灯スイッチ(パターン選択手段(第2の選択手段))
SW3 プロジェクタ用パターンスイッチ(パターン選択手段(第3の選択手段))
SW4 全体調光用パターンスイッチ(パターン選択手段)
V1A,V1B,V2 ボリューム(レベル設定手段)

Claims (6)

  1. 調光信号を出力することにより接続された複数の照明器具を調光制御する調光器において、
    前記複数の照明器具が2つの回路に分けて接続され、
    所定の照明パターンを再生する際に選択操作されるパターン選択手段と、
    前記パターン選択手段に基づいて、前記2つの回路のそれぞれに接続された照明器具に出力される前記調光信号を制御し、これら各回路に接続された照明器具の調光レベルを制御して、選択操作された前記パターン選択手段に割り当てられた照明パターンを再生する調光制御手段と、
    を備えたことを特徴とする調光器。
  2. 前記照明パターンは、前記2つの回路に接続された全ての照明器具をオフにする第1のパターンと、前記2つの回路に接続された全ての照明器具の調光レベルを略100%にする第2のパターンと、一方の回路に接続された照明器具の調光レベルを第1の所定レベルにし、他方の回路に接続された照明器具の調光レベルを第2の所定レベルにする第3のパターンとを含み、
    前記パターン選択手段は、第1のパターン乃至第3のパターンのそれぞれに割り当てられた第1の選択手段乃至第3の選択手段を有することを特徴とする請求項1に記載の調光器。
  3. 前記パターン選択手段に割り当てられた照明パターンが固定であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の調光器。
  4. 前記パターン選択手段に割り当てられた照明パターンを調整する際にユーザによって操作され、前記2つの回路に接続された照明器具の調光レベルを設定するためのレベル設定手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の調光器。
  5. 前記レベル設定手段の設定範囲を前記照明器具の調光レベルの使用頻度に応じて割り当て、
    使用頻度が高い調光レベルの範囲にレベル設定手段の設定範囲を広く割り当て、使用頻度が低い調光レベルの範囲にレベル設定手段の設定範囲を狭く割り当てたことを特徴とする請求項4に記載の調光器。
  6. 前記2つの回路に分けて接続され、前記調光信号により調整制御可能な複数の照明器具と、
    請求項1乃至請求項5の何れかに記載の調光器とを備えたことを特徴とする調光システム。
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