JP2006278051A - 照明制御装置および照明システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数系統の照明器具を同時に調光できない場合でも系統間の制御遅れを目立ちにくくした照明制御装置および照明システムを提供する。
【解決手段】照明制御装置1は、調光制御が可能な照明器具2a〜2dに対してそれぞれ調光信号を出力する複数系統の調光信号出力部14a〜14dと、各系統の調光信号出力部14a〜14dから出力される調光信号の明るさレベルを制御する制御部11とを備える。制御部11は、各系統の調光信号出力部14a〜14dから出力される調光信号の明るさレベルを各系統毎に設定された目標値に一つずつ変化させる際に、出力する調光信号の明るさレベルが暗い調光信号出力部14a〜14dほど優先度を高く設定し、優先度が高い調光信号出力部14a〜14dから順番に明るさレベルを変化させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の照明負荷の調光制御を行う照明制御装置および照明システムに関するものである。
この種の照明制御装置を用いた照明システムとして、図9に示すように、調光制御が可能な複数台の蛍光灯照明器具30と、調光制御が可能な複数台の白熱灯照明器具40と、照明制御装置50とで構成されるシステムがある。
照明制御装置50は、それぞれ独立して調光信号を出力可能な4系統の調光信号出力部51a〜51dを有し、各系統毎に調光信号線3a〜3dを介して接続された照明器具30,40を一斉に調光制御できるようになっている。また照明制御装置50は、各系統に接続された照明器具30,40の調光レベルを独立して調整するために、調光操作部52a〜52dを各系統毎に有しており、調光操作部52a〜52dを操作することで各系統の照明器具30,40を連続して調光制御できるようになっている。
4系統の調光信号出力部51a〜51dは異なる2種類の調光方式に対応している。4系統の内の2系統(調光信号出力部51a,51b)はPWM信号からなる調光信号を照明器具に出力するものであり、PWM信号のオンパルス幅(つまりオンデューティ)を変化させることによって照明器具を調光する。調光信号出力部51a,51bから出力されるPWM信号のオンパルス幅は、調光操作部52a,52bからの操作入力に応じて、PWM信号制御部53が個別に制御している。また、他の2系統(調光信号出力部51c,51d)は照明器具に交流電源を供給し、その供給電源の位相角を調整することで照明器具を調光する。調光信号出力部51c,51dから供給される交流電源の位相角は、調光操作部52c,52dからの操作入力に応じて、電源位相制御部54が個別に調整している。なお図9中の55は、商用電源ACを整流、平滑して得た直流電源を動作電源としてPWM信号制御部53、電源位相制御部54、調光信号出力部51a〜51dなどに供給する電源部である。
PWM信号による調光制御を行う調光信号出力部51a,51bには主として蛍光灯照明器具30が接続される。図10(a)は蛍光灯照明器具30のブロック図であり、この蛍光灯照明器具30は、蛍光灯負荷31と、商用電源ACを整流、平滑して直流電源に変換する電源部32と、電源部32から供給される直流電圧をスイッチングすることによって高周波の交流電圧に変換して蛍光灯31に供給する発振回路部33と、調光信号出力部51a又は51bからのPWM信号が入力されるPWM信号入力部34と、PWM信号入力部34から入力されたPWM信号のオンパルス幅(オンデューティ)に応じて発振回路部33の発振周波数を制御する発振周期制御部35とを備えており、PWM信号のオンパルス幅に応じて発振周波数を予め設計された動作で変化させることによって蛍光灯31の点灯出力を変化させて、照明光を変化させるものである。なお図11(a)は調光信号出力部51a,51bから出力されるPWM信号のオンデューティ(%)と照明器具30の光出力の力率(%)との関係を示している。
また供給電源の位相角を変化させる調光信号出力部51c,51dには主として白熱灯照明器具40が接続される。図10(b)は白熱灯照明器具40のブロック図であり、白熱灯42と、調光信号出力部51c又は51dから位相制御された交流波形が入力され、入力された交流波形の位相角に応じて、白熱灯42に供給する電力を位相制御する電源入力部41とを備え、電源位相角を変化させることで白熱灯42を調光するものである。なお図11(b)は調光信号出力部51c,51dから供給される電源の位相角と照明器具40の光出力の力率(%)との関係を示している。
このような照明制御装置は、住宅環境や非住宅環境(オフィス・諸施設)などの照明に使用されるものであり、この照明制御装置をオフィスに適用した例を図12に基づいて説明する。図12に示す例ではフロア60内を使用用途や管轄などの観点から4つの照明領域61〜64に分割して、照明領域61,62にはそれぞれ調光信号出力部51a,51bに調光信号線3a,3bを介して接続された蛍光灯照明器具30を設置し、照明領域63,64にはそれぞれ調光信号出力部51c,51dに調光信号線3c,3dを介して接続された白熱灯照明器具40を設置してある。この照明制御装置では、個々の照明領域61〜64に設置された照明器具30,40を調光信号出力部51a〜51dで一括して調光することができ、且つ、他の照明領域に設置された照明器具30,40とは独立に調光制御することも可能である。
また上述の照明制御装置と類似したものとして、調光特性が互いに異なる複数種類の照明器具に対応するために、照明負荷に点灯出力を供給する点灯回路の出力特性を切り替える特性切替スイッチを設け、このスイッチの切替操作に応じて照明器具の調光特性に合った出力特性を選択できるようにしたものも従来より提供されている(例えば特許文献1参照)。
特開2001−297886号公報
上述の照明制御装置では、4系統の調光信号出力部51a…を備えているが、PWM信号制御部53および電源位相制御部54では同時に1系統の制御しか行えないので、複数系統の器具の調光レベルを同時に変化させようとすると、系統間で微小な時間ではあるが制御遅れが発生する。照明器具の調光レベルが明るい場合には、系統間の制御遅れは目立たないが、比較的暗めの調光レベルで点灯している照明器具の場合には明るさの変化が人間の目に認識され易いため、系統間の制御遅れが目立ってしまい、使用者が違和感を感じてしまう可能性があった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、複数系統の照明器具を同時に調光できない場合でも系統間の制御遅れを目立ちにくくした照照明制御装置および照明システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、外部より調光信号が入力され該調光信号に基づいてランプを調光する照明器具に対して調光信号をそれぞれ出力する複数系統の調光信号出力部と、各系統の調光信号出力部から出力される調光信号の明るさレベルを制御する制御部とを備え、制御部は、各系統の調光信号出力部から出力される調光信号の明るさレベルを各系統毎に設定された目標値に一つずつ変化させる際に、出力する調光信号の明るさレベルが暗い調光信号出力部ほど優先度を高く設定し、優先度が高い調光信号出力部から順番に明るさレベルを変化させることを特徴とする。
複数系統の調光信号出力部の出力を順番に変化させる場合、系統間で制御遅れが発生するために、異なる系統に接続された照明器具の間で光出力を変化させるタイミングがずれる場合に、人間の目に感じやすい低照度での制御を後回しにすると、遅れて制御されたことが目立って使用者が違和感を感じる可能性があるが、請求項1の発明によれば、出力する調光信号の明るさレベルが暗い調光信号出力部ほど優先度を高く設定し、優先度が高い調光信号出力部から順番に明るさレベルを変化させており、人間の目に感じ易い低照度での制御を優先することで、各系統の間で制御の遅れを感じにくくできる。
請求項2の発明は、制御部が、調光信号の明るさレベルを制御する前の段階で明るさレベルが暗い調光信号出力部ほど優先度を高く設定し、請求項3の発明では、制御部が、調光信号の明るさレベルの目標値が調光信号出力部ほど優先度を高く設定しており、請求項1の発明と同様に、人間の目に感じ易い低照度での制御を優先することで、各系統の間で制御の遅れを感じにくくできる。
請求項4の発明は、請求項1〜3の何れか1つの発明において、制御部は、制御開始時刻から制御完了時刻までの間で所定の制御周期が経過する毎に調光信号の明るさレベルを段階的に変化させ、制御完了時刻において調光信号の明るさレベルを目標値に一致させており、明るさレベルの調光可能範囲を複数の領域に分割し、明るさレベルが暗い領域ほど制御間隔が短くなるように各々の領域で制御間隔を異なる時間に設定したことを特徴とする。
この発明によれば、明るさレベルが暗い領域ほど制御間隔が短くなるように各々の領域で制御間隔を異なる時間に設定しており、人間の目に感じ易い低照度の領域では制御間隔を短くすることで、調光信号の明るさレベルを細かく制御して、照明器具の光出力を滑らかに変化させることができ、且つ、人間の目に感じ難い高照度の領域では制御間隔を長くすることで、調光信号を段階的に変化させる回数を少なくして、制御部の負荷を低減することができる。
請求項5の発明は照明システムに係る発明であって、請求項1〜4の何れか1つに記載の照明制御装置と、前記照明制御装置によって制御される照明器具とを備えて成ることを特徴とする。
この発明によれば、複数の系統の照明器具の間で制御遅れを目立ちにくくした照明システムを実現することができる。
ところで、複数系統の調光信号出力部の出力を順番に変化させる場合、系統間で制御遅れが発生するために、異なる系統に接続された照明器具の間で光出力を変化させるタイミングがずれる場合に、人間の目に感じやすい低照度での制御を後回しにすると、遅れて制御されたことが目立って使用者が違和感を感じる可能性があるが、本発明によれば、出力する調光信号の明るさレベルが暗い調光信号出力部ほど優先度を高く設定し、優先度が高い調光信号出力部から順番に明るさレベルを変化させており、人間の目に感じ易い低照度での制御を優先することで、各系統の間で制御の遅れを感じにくくでき、使用者に与える違和感を低減できるという効果がある。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態の照明制御装置を用いた照明システムのブロック図であり、この照明システムは、複数台の照明器具2a〜2dと、複数系統の調光出力を有し各系統に接続された照明器具2a〜2dを一括して調光する照明制御装置1とを備えている。
照明制御装置1は制御部11と記憶部12と赤外線リモコン入力部13と調光信号出力部14a〜14dと電源部15とを主要な構成として備える。
制御部11は例えばマイクロコンピュータで構成され、それぞれ独立してPWM信号からなる調光信号を出力する4系統の調光信号出力部14a〜14dを制御し、各系統の調光信号出力部14a〜14dから調光信号線3a〜3dへ出力されるPWM信号のオンデューティを0%〜100%までの範囲で変化させることが可能である。図2は調光信号出力部14a〜14dから出力されるPWM信号の波形例であり、このPWM信号の周期Tおよび振幅Vは一定値であって、オン時間t1およびオフ時間t2を任意の値に調整することによって、オンデューティおよびオフデューティを変化させている。なおオンデューティとは周期Tに対するオン時間t1の比率であり、オフデューティとは周期Tに対するオフ時間t2の比率である。
記憶部12には、複数種類の照明負荷の調光特性を示す調光テーブルが記憶されている。ここで、調光テーブルとは、調光信号出力部14a…から出力されるPWM信号のオンデューティ(%)と照明負荷の光出力(%)との対応関係を表したテーブルである。表1は3種類の負荷A,B,C毎にオンデューティとその時の光出力との関係を示した調光テーブルの一例である。また、図3は表1の調光テーブルをグラフ化したものであり、図中のaは負荷A、bは負荷B、cは負荷Cに対応する出力特性を示している。
Figure 2006278051
上述のように記憶部12には、各負荷毎にPWM信号のオンデューティと光出力との対応関係を表したテーブルが保存されているので、負荷を特定すれば、表1のテーブルをもとに所望の光出力に対するオンデューティを決定することができる。また記憶部12には、照明の場面(シーン)毎に各系統A〜Dに接続されている照明器具2a〜2dの光出力を個別に設定したシーンテーブルが記憶されており、表2に示す例では3つのシーンについて各系統A〜Dに接続された照明器具の光出力の組み合わせが設定されている。
Figure 2006278051
赤外線リモコン入力部13は、リモコン送信器4から赤外線のような光信号からなるワイヤレス信号で送信された命令信号を受信して、受信した命令信号を制御部11に出力する。リモコン送信器4からは、各照明器具2a〜2dの光出力を0%から100%までの範囲で任意の光出力に変化させる命令信号や、記憶部12に予め記憶させてある任意のシーンの光出力で各照明器具2a〜2dを点灯させる命令信号が主に出力される。
例えばリモコン送信器4からある照明器具2a…の光出力を任意の光出力に変化させる命令信号が送信されると、赤外線リモコン入力部13が命令信号を受信して制御部11に出力する。このとき、制御部11は、記憶部12に登録された調光テーブルから、命令信号で指定された照明器具2a…の光出力に対応するオンデューティを読み込み、指定された照明器具2a…に対応する調光信号出力部14a…を制御して、調光信号出力部14a…から出力されるPWM信号のデューティ比を調整し、指定された照明器具2a…を所望の光出力で点灯させる。
また、リモコン送信器4から所望のシーンを再生する命令信号が送信されると、赤外線リモコン入力部13が命令信号を受信して制御部11に出力する。このとき、制御部11は、記憶部12に登録されたシーンテーブルから、命令信号で指定されたシーンにおける各照明器具2a…の光出力の設定値を読み込むとともに、各照明器具2a…の光出力の設定値に対応するオンデューティを調光テーブルから読み込み、各照明器具2a…に対応する調光信号出力部14a…を制御して、調光信号出力部14a…から出力されるPWM信号のデューティ比を調整し、各系統A〜Dの照明器具2a〜2dを指定されたシーンに対応する光出力で点灯させる。
調光信号出力部14a〜14dは、制御部11からの制御信号に応じてオンデューティが調整されたPWM信号を調光信号線3a〜3dを介して照明器具2a〜2dに出力する。
電源部15は、商用電源ACを整流、平滑して直流電源に変換し、制御部11などに動作電源として供給する。
次に照明器具2aの構成を図4のブロック図に基づいて説明する。なお他の照明器具2b〜2dの構成は照明器具2aの構成と同様であるので、照明器具2aについてのみ説明を行い、他の照明器具2b〜2dについての説明は省略する。
照明器具2aは、蛍光灯のようなランプ21と、商用電源ACを整流、平滑して直流電源に変換する電源部22と、電源部22から供給される直流電圧をスイッチングすることによって高周波の交流電圧に変換してランプ21に供給する発振回路部23と、調光信号出力部14a…からPWM信号よりなる調光信号が入力される調光信号入力部24と、調光信号入力部24から入力された調光信号のオンデューティに応じて発振回路部23の発振周波数を制御する発振周期制御部25とを備えており、調光信号のオンデューティに応じて発振周波数を予め設計された動作で変化させることにより、ランプ21の点灯出力を変化させて、照明光を変化させるものである。このような照明器具2a〜2dは各系統A〜D毎に複数台接続されて使用されるのである。
照明システムは以上説明したような構成を有しており、その動作について以下に説明を行う。まず初めに照明制御装置1が備える4系統の調光信号出力部14a〜14dにそれぞれ調光信号線3a〜3dを介して照明器具2a〜2dを接続する。図1では各系統A〜D毎に照明器具2a〜2dを3台ずつ接続しているが、各調光信号出力部14a…の電気容量の範囲内であれば各系統A…に照明器具2a…を何台でも接続することが可能である。但し、各調光信号出力部14a…に接続される照明器具2a〜2dは同一の調光特性を有する器具であることが条件となる。
各系統の調光信号出力部14a〜14dに照明器具2a〜2dを接続した後に、照明制御装置1と照明器具2a〜2dとに電源を投入すると、各系統の調光信号出力部14a〜14dから既定の調光レベルに対応したオンデューティのPWM信号が調光信号線3a〜3dに出力される。各調光信号出力部14a…には、PWM信号により調光される照明器具2a…がそれぞれ接続されているので、各照明器具2a…は調光信号出力部14a…から入力されたPWM信号のオンデューティにしたがって調光点灯する。
次にリモコン送信器4を用いて再生するシーンを変更する場合の動作について説明する。ここで、各系統A〜Dの照明器具2a〜2dがシーン1の設定で調光点灯している状態から、シーン2の設定で調光点灯する状態へ切り替える場合を想定する。
シーンの変更動作は、リモコン送信器4からシーン切替の命令信号が送信されることで開始され、この命令信号を照明制御装置1の赤外線リモコン入力部13が受信すると、受信した命令信号に基づいて制御部11がシーン切替の制御を開始する。この時、制御部11では、記憶部12に記憶されているシーンテーブルを参照して、各系統A〜Dの照明器具2a〜2dについてシーン2で規定された光出力の設定値(目標値)を読み出す。制御部11は、各照明器具2a〜2dの光出力の目標値を読み出すと、図5に示すように各照明器具2a〜2dの光出力を所定の段数T(図5の例では7段)で現状の光出力(シーン1での光出力)からシーン2での光出力まで変化させる。なお図5中のaは系統Aに接続された照明器具2a、bは系統Bに接続された照明器具2b、cは系統Cに接続された照明器具2c、dは系統Dに接続された照明器具2dにそれぞれ対応する出力特性を示している。また、a〜dの符号の後に表示した括弧内の数字は、各系統A〜Dの優先順位を示している。
ここで、図5中の時刻t11がシーン切替の開始時刻、時刻t12がシーン切替の完了時刻であり、時刻t11から所定の時間間隔(制御間隔)ΔTが経過する毎に光出力を徐々に変化させ、最終的に時刻t12でシーン切替を完了するようになっている。すなわち、制御部11では、記憶部12に記憶された調光テーブルから、シーン2における各系統A〜Dの光出力に対応した調光信号のオンデューティDT2を読み出し、現在のオンデューティDT1との差分(DT2−DT1)を段数Tで等分割した値(小数点以下は切り捨て)をオンデューティの変化分dtとして求め(dt=(DT2−DT1)/T)、1段からT段まで所定の時間間隔が経過する毎にオンデューティの目標値をdtずつ変化させる。このように、光出力を変化させる際に各照明器具2a…の光出力を所定の段数Tでシーン1での光出力からシーン2での光出力まで変化させているので、照明器具2a…の光出力が急激に変化するのを防止でき、光出力を滑らかに変化させることで、使用者が違和感を感じるのを防止している。
なお制御部11では、オンデューティの現状値と目標値の差分を所定の段数で等分割してオンデューティの変化分dtを求め、1段からT段までオンデューティをdtずつ変化させているが、記憶部12に記憶された調光テーブル(表1参照)において、シーン1における光出力C1(レコード番号n1)とシーン2における光出力C2(レコード番号n2)との間にあるレコードの数(n2−n1)を段数Tで等分割して得た値(小数点以下は切り捨て)をレコード番号の増分ΔNに決定し(ΔN=(n2−n1)/T)、1段からT段まで光出力C1に対応したレコード番号n1からレコード番号を増分ΔNずつ進めて、各段階におけるレコードを決定し、このレコードに設定されたオンデューティを各段階の目標値に設定することによって、シーン1での光出力からシーン2での光出力まで所定の段数Tで変化させても良い。
ところで、制御部11が、各系統A〜Dの照明器具2a〜2dの光出力をシーン1での明るさからシーン2での明るさに切り替える場合、全ての系統A〜Dの光出力を同時に切り替えることはできないため、1系統ずつ光出力を切り替えることになるが、4つの系統A〜Dを所定の優先順位にしたがって順番に制御している。すなわち、制御部11ではシーン変更前の各系統A〜Dの制御状態(例えば光出力)に応じて優先順位を決定しており、シーン変更前の光出力が暗い順番に各系統A〜Dを制御する。図5に示すようにシーン1からシーン2に切り替える場合、シーン1での光出力の設定は系統Dが最も暗く、系統D、系統C、系統B、系統Aの順番に明るくなるので、制御部11では開始時刻t11から時間ΔTが経過した時点で系統D、系統C、系統B、系統Aの順番に光出力を1段分変化させ、その後時間ΔTが経過した時点で系統D、系統C、系統B、系統Aの順番に光出力をさらに1段変化させ、完了時刻t12がくるまで上記の順番で光出力の切替を繰り返す。
一般に人間の目の明るさ感は入射光量に対して対数的な特性を有しているので、図5に示すように光出力を直線的に変化させた場合、光出力が高い領域での変化よりも光出力が低い領域での変化の方が人間の目には感じ易いという傾向がある。したがって、時刻t11から時間ΔTが経過するまでの光出力変化では、系統Aの光出力の変化が最も感じにくく、系統Dの光出力の変化が最も感じ易くなると考えられ、変化を感じ易い低照度の系統Dの制御を後回しにすると、遅れて制御されたことが目立って使用者が違和感を感じる可能性がある。よって本実施形態では制御部11が、シーン変更前の各系統A〜Dの制御状態をもとに光出力が暗い系統ほど優先度が高くなるように優先順位を決定し、決定された優先順位にしたがって各系統A〜Dの照明器具を制御しており、系統間の制御遅れを目立ちにくくして、複数系統の照明器具で略同時に調光制御が行われているように見せることができる。
ところで、上述の説明では制御部11がシーン変更前の各系統A〜Dの制御状態をもとに光出力が暗い系統ほど優先度が高くなるように優先順位を決定しているが、シーン変更後の各系統A〜Dの制御状態をもとに光出力が暗い系統ほど優先度が高くなるように優先順位を決定しても良い。
図6に示すようにシーン1からシーン2に切り替える場合、シーン変更後のシーン2における光出力の設定は系統Aが最も暗く、系統A、系統C、系統B、系統Dの順番に明るくなるので、制御部11では開始時刻t11から時間ΔTが経過した時点で系統A、系統C、系統B、系統Dの順番に光出力を1段分変化させ、その後時間ΔTが経過した時点で系統A、系統C、系統B、系統Dの順番に光出力をさらに1段変化させ、完了時刻t12がくるまで上記の順番で光出力の切替を繰り返す。尚、図6中のaは系統Aに接続された照明器具2a、bは系統Bに接続された照明器具2b、cは系統Cに接続された照明器具2c、dは系統Dに接続された照明器具2dにそれぞれ対応した出力特性を示し、a〜dの符号の後に表示した括弧内の数字は、各系統A〜Dの優先順位を示している。
ここで、図6中の時刻t13がシーン切替の開始時刻、時刻t14がシーン切替の完了時刻であり、時刻t14より時間ΔTだけ前の時点から時刻t14に至るまでの光出力変化では、系統Dの光出力の変化が最も感じにくく、系統Aの光出力の変化が最も感じ易くなると考えられる。よって本実施形態では制御部11が、シーン変更後の各系統A〜Dの制御状態をもとに光出力が暗い系統ほど優先度が高くなるように優先順位を決定し、決定された優先順位にしたがって各系統A〜Dの照明器具を制御しており、系統間の制御遅れを目立ちにくくし、複数系統の照明器具で略同時に調光制御が行われているように見せることができる。
また、上述の説明では制御部11が、シーン変更前或いはシーン変更後の各系統A〜Dの制御状態をもとに光出力が暗い系統ほど優先度が高くなるように優先順位を決定すると、シーンを変更する間中ずっと同じ順番で各系統A〜Dの照明器具を制御しているが、シーンの切替を所定の段数で行う場合に、シーン切替の前半期間はシーン変更前の光出力をもとに決定した優先順位にしたがって各系統A〜Dの照明器具を順番に制御し、後半期間はシーン変更後の光出力をもとに決定した優先順位にしたがって各系統A〜Dの照明器具を順番に制御しても良い。
図7に示すようにシーン1からシーン2に所定の段数(7段)で光出力を変化させる場合、シーン切替の開始時刻t21から切替途中の時刻t22までの前半期間Taでは、制御部11が、シーン1での制御状態をもとに光出力が暗い系統ほど優先度が高くなるように優先順位を決定し、決定された優先順位にしたがって系統D、系統C、系統B、系統Aの順番に光出力を制御する。そして、時刻t22から時間ΔTが経過した時刻t23から完了時刻t24までの後半期間Tbでは、制御部11が、シーン2での制御状態をもとに光出力が暗い系統ほど優先度が高くなるように優先順位を決定し、決定された優先順位にしたがって系統A、系統C、系統B、系統Dの順番に光出力を制御する。
ここで、シーン切替の前半期間Taでは調光レベルの暗い系統Dの光出力変化が最も感じ易く、調光レベルの明るい系統Aの光出力変化は最も感じ難くなると考えられるので、前半期間Taではシーン変更前の光出力をもとに決定した優先順位で各系統A〜Dの光出力を制御することによって、系統間の制御遅れを目立ちにくく出来る。一方、シーン切替の後半期間Tbでは各系統A〜Dの光出力が目標値に近付くことによって明るさの順番が変動し、目標値が最も暗い系統Aの光出力変化が最も感じ易く、目標値が最も明るい系統Dの光出力変化は最も感じ難くなると考えられるので、後半期間ではシーン変更後の光出力をもとに決定した優先順位で各系統の光出力を制御することによって、系統間の制御遅れを目立ちにくく出来る。このようにシーン切替の前半期間と後半期間とで制御の優先順位を変更することで、シーン切替の間中ずっと同じ順番で制御する場合に比べ、系統間の制御遅れをさらに目立ちにくくできる。
また、上述の説明では制御部11がシーン切替制御を行う場合、シーン切替の開始時刻から完了時刻までを所定の時間間隔ΔTに分割し、時間間隔ΔTが経過する毎に各系統A〜Dの照明器具2a〜2dの光出力を制御しているため、各系統A〜DでT回ずつ制御を行う必要があるが、人間の目の明るさ感は入射光量に対して対数的な特性を有しており、光出力が高い領域での変化よりも光出力が低い領域での変化の方が人間の目には感じ易いという傾向があるため、光出力の低い領域では制御間隔を短くすることで、光出力の変化を滑らかに見せることが出来、また光出力の高い領域では制御間隔を長くすることで、制御回数を減らすことが可能になる。
図8は各系統A〜Dの照明器具2a〜2dをシーン1の光出力からシーン2の光出力まで変化させる場合の光出力変化を示しており、図中のaは系統Aに接続された照明器具2a、bは系統Bに接続された照明器具2b、cは系統Cに接続された照明器具2c、dは系統Dに接続された照明器具2dにそれぞれ対応する出力特性を示している。
ここで、制御部11では、各照明器具2a…の明るさレベルの調光可能範囲(0%〜100%)を複数(本実施形態では例えば3つ)の領域に分割し、明るさレベルが暗い領域ほど制御間隔が短くなるように、各々の領域で制御間隔を異なる時間に設定しており、例えば調光比がL1%〜100%までの領域Raでは4ΔTの制御間隔で制御を行い、調光比がL2%〜L1%までの領域Rbでは2ΔTの制御間隔で制御を行い、調光比が0%〜L2%までの領域RcではΔTの制御間隔で制御を行っている。このように調光比が明るい領域ほど制御を行う時間間隔を長くとることで、明るさの変化が人間の目に目立ちにくい領域では制御の回数を減らして、制御部11にかかる負荷を低減することができる。また明るさの変化が人間の目に目立ちやすい領域では制御を行う時間間隔を短くとることで、光出力の変化を滑らかに見せることが出来る。
なお、本発明の精神と範囲に反することなしに、広範に異なる実施形態を構成することができることは明白なので、この発明は、特定の実施形態に制約されるものではない。
本実施形態の照明制御装置を用いる照明システムのブロック図である。 同上に用いる調光信号の波形図である。 同上に用いる各負荷の調光特性の説明図である。 同上に用いる照明器具のブロック図である。 同上の制御動作を説明する説明図である。 同上の別の制御動作を説明する説明図である。 同上のまた別の制御動作を説明する説明図である。 同上のさらに別の制御動作を説明する説明図である。 従来の照明制御装置を用いた照明システムのブロック図である。 (a)は同上に用いる蛍光灯照明器具のブロック図、(b)は同上に用いる白熱灯照明器具のブロック図である。 (a)はPWM信号のオンデューティと光出力との関係を説明する説明図、(b)は供給電源の位相角と光出力との関係を説明する説明図である。 同上の照明制御装置を建物のフロアに適用した例の説明図である。
符号の説明
1 照明制御装置
2a〜2d 照明器具
11 制御部
14a〜14d 調光信号出力部

Claims (5)

  1. 外部より調光信号が入力され該調光信号に基づいてランプを調光する照明器具に対して調光信号をそれぞれ出力する複数系統の調光信号出力部と、各系統の調光信号出力部から出力される調光信号の明るさレベルを制御する制御部とを備え、制御部は、各系統の調光信号出力部から出力される調光信号の明るさレベルを各系統毎に設定された目標値に一つずつ変化させる際に、出力する調光信号の明るさレベルが暗い調光信号出力部ほど優先度を高く設定し、優先度が高い調光信号出力部から順番に明るさレベルを変化させることを特徴とする照明制御装置。
  2. 前記制御部は、調光信号の明るさレベルを変化させる前の段階で前記明るさレベルが暗い調光信号出力部ほど優先度を高く設定することを特徴とする請求項1記載の照明制御装置。
  3. 前記制御部は、調光信号の明るさレベルの目標値が暗い調光信号出力部ほど優先度を高く設定することを特徴とする請求項1記載の照明制御装置。
  4. 前記制御部は、制御開始時刻から制御完了時刻までの間で所定の制御周期が経過する毎に調光信号の明るさレベルを段階的に変化させ、制御完了時刻において調光信号の明るさレベルを目標値に一致させており、明るさレベルの調光可能範囲を複数の領域に分割し、明るさレベルが暗い領域ほど前記制御間隔が短くなるように各々の領域で前記制御間隔を異なる時間に設定したことを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載の照明制御装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1つに記載の照明制御装置と、前記照明制御装置によって制御される照明器具とを備えて成ることを特徴とする照明システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011198669A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Nec Lighting Ltd 照明装置
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