JP2006223707A - 不織布構造体、シートクッション材及びそれからなる車両用シート - Google Patents
不織布構造体、シートクッション材及びそれからなる車両用シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006223707A JP2006223707A JP2005043546A JP2005043546A JP2006223707A JP 2006223707 A JP2006223707 A JP 2006223707A JP 2005043546 A JP2005043546 A JP 2005043546A JP 2005043546 A JP2005043546 A JP 2005043546A JP 2006223707 A JP2006223707 A JP 2006223707A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nonwoven fabric
- seat cushion
- cushion material
- fibers
- hard
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Abstract
【解決手段】 シートクッション材を構成する不織布構造体の不織布がソフトな不織布、ハードな不織布よりなり、不織布表皮材で包み込まれ、座部上側には表皮材、さらには、前記ハードな不織布の溝部が、相対する溝部の略中間に互い違いとなるように形成している不織布構造体からなることを特徴とするシートクッション材により解決され、座り心地と耐久性に優れるクッションが得られる。
【選択図】 図1
Description
設定することにより、相対する溝部の略中間に互い違いに溝部を形成して製造できる。相対する溝部の略中間に互い違いに溝部を形成することにより、密度が局部的に高くなる部分を分散し、座り心地の良いものとすることができる。
ものである。
本発明の不織布構造体は、シートクッション用途に適するが、中でも車両用のシートクッション用途に最適である。本願発明の不織布構造体は、貫通気孔構造を有しているので、従来のウレタンフォームに較べて通気性に優れ、車両シートのクッションに用いた場合、長時間の座り続けていても蒸れる事がない。
カネボウ合繊(株)製ギャッチ付きベッドマット(特許文献5)(密度40kg/m3)を長辺に並行に幅80mmにカットして、カット断面を天あるいは地として図2の如く
並べてハードな不織布(3)を得た。このときに用いたベッドマットのギャッチは、図4に示すような相対する溝部の略中間に互い違いに溝部7が形成された不織布を用いた。
実施例1のバインダー繊維を帝人ファイバー株式会社製熱可塑性弾性バインダー繊維エルク(6.6dtex、51mm)に置き換えて、実施例1と同様に金型にセットした。
カネボウ合繊(株)製ギャッチ付きベッドマット(特許文献5)(密度40kg/m3)の耳部を三力製作所製のロータリー式万能粉砕機にて適度な条件で破砕し、未開繊の繊維塊部分の径が1mm〜30mm程度の玉綿と開繊された繊維が混在するウエブを得た。このウェブを実施例1のソフトな不織布部分に置き換えて、上述と同様に金型にセットした。
クッション材を得た。得られたシートクッション材は非常に座り心地がよく、耐久性にも優れたものであった。
カネボウ合繊(株)製ポリエチレンテレフタレート(PET)短繊維H588(15dtex、51mm)を80%、バインダー繊維としてユニチカファイバー(株)製共重合PET短繊維4080(3.3dtex、51mm)20%を開繊、混綿し、カード機、クロスレイヤー処理を行った。引続き試料の両面側から140〜200℃加熱処理を施し、さらに加熱処理ゾーン出口にてローラで不織布を圧縮して厚さを調節して目付け600g/m2、厚さ100mmの不織布を得た。
シートクッションの形状に成形された発泡性ウレタンに、表皮材を設けたシートクッション材を入手した。
蒸れ感:○は良、△は普通、×は悪い
耐熱ヘタリ性:70℃雰囲気中で50%圧縮した状態で22時間放置した後の厚みの保持率で○は70%以上の保持率、△は50%以上の保持率、×は50%を下回るものの3水準で評価した。
2.ソフトな不織布
3.ハードな不織布
4.裏面凸部不織布
5.不織布表皮材
6.面ファスナー
7.溝部
8.金属板に突設した板状の突起を有する治具
Claims (10)
- 不織布構造体がソフトな不織布とハードな不織布構造体よりなり、ハードな不織布において、ウェブの層がシート平面に対し垂直であり、ハードな不織布の両側に縦方向に溝部を形成したことを特徴とする不織布構造体。
- 前記ハードな不織布の溝部が、相対する溝部の略中間に互い違いとなるように形成している請求項1記載の不織布構造体。
- ソフトな不織布とハードな不織布よりなる請求項1記載の不織布構造体が、不織布表皮材で包み込まれ、座部上側には表皮材からなることを特徴とするシートクッション材。
- シートクッション材を構成する不織布構造体の不織布が、マトリックス繊維とバインダー繊維からなり、その組成が、マトリックス繊維:バインダー繊維=97:3〜50:50であり、加熱による自己接着により一体接合されたことを特徴とする請求項3記載のシートクッション材。
- シートクッション材を構成する不織布構造体のソフトな不織布において、ウェブの層がシート平面に対し水平であり、密度がハードな不織布の40〜90%であることを特徴とする請求項3記載のシートクッション材。
- シートクッション材を構成する不織布構造体のソフトな不織布が、バインダー繊維を含む玉綿を、加熱による自己接着により一体接合された不織布であり、密度がハードな不織布の40〜90%であることを特徴とする請求項1記載のシートクッション材。
- 不織布表皮材が、マトリックス繊維とバインダー繊維からなり、その組成が、マトリックス繊維:バインダー繊維=90:10〜50:50であり、加熱による自己接着により一体接合された不織布であることを特徴とする請求項3記載のシートクッション材。
- 不織布表皮材が、マトリックス繊維とバインダー繊維からなり、その組成が、マトリックス繊維:バインダー繊維=90:10〜50:50であり、ニードルパンチにより交絡された不織布、又は、ニードルパンチにより交絡された後に、加熱による自己接着により一体接合された不織布であることを特徴とする請求項3記載のシートクッション材。
- 不織布構造体がポリエステル繊維のみからなる、請求項1記載のシートクッション材。
- 請求項1乃至2いずれかに記載の不織布構造体からなることを特徴とする、車両用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005043546A JP2006223707A (ja) | 2005-02-21 | 2005-02-21 | 不織布構造体、シートクッション材及びそれからなる車両用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005043546A JP2006223707A (ja) | 2005-02-21 | 2005-02-21 | 不織布構造体、シートクッション材及びそれからなる車両用シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006223707A true JP2006223707A (ja) | 2006-08-31 |
Family
ID=36985571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005043546A Pending JP2006223707A (ja) | 2005-02-21 | 2005-02-21 | 不織布構造体、シートクッション材及びそれからなる車両用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006223707A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010253725A (ja) * | 2009-04-22 | 2010-11-11 | Teijin Fibers Ltd | 繊維クッション材およびその製造方法および繊維製品 |
JP2011529353A (ja) * | 2008-07-31 | 2011-12-08 | ジョンソン・コントロールズ・ゲー・エム・ベー・ハー | クッション部材、特に自動車用で、異なる硬度領域のあるシートクッション部材またはヘッドレストクッション部材、並びにクッション部材および車両シートおよび/またはヘッドレストの製造方法。 |
JP2017169998A (ja) * | 2016-03-25 | 2017-09-28 | 帝人株式会社 | クッション体 |
JP6399718B1 (ja) * | 2017-12-28 | 2018-10-03 | 株式会社エムール | 掛布団 |
WO2021177226A1 (ja) * | 2020-03-03 | 2021-09-10 | 株式会社シーエンジ | クッション材 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07265176A (ja) * | 1994-02-08 | 1995-10-17 | Kanebo Ltd | ***変換用マットレス |
JPH08164038A (ja) * | 1994-12-14 | 1996-06-25 | Unitika Ltd | クッション材およびその製造方法 |
JPH11279918A (ja) * | 1998-03-24 | 1999-10-12 | Kanebo Ltd | 不織布構造体 |
JP2001254259A (ja) * | 2000-03-09 | 2001-09-21 | Tokyo Kasen Kk | 繊維成型材 |
JP2002129456A (ja) * | 2000-10-23 | 2002-05-09 | Osaka Gas Co Ltd | クッション部材及びその製造方法 |
JP2004019083A (ja) * | 2002-06-20 | 2004-01-22 | Toyobo Co Ltd | 調湿性部材及び調湿性座席 |
-
2005
- 2005-02-21 JP JP2005043546A patent/JP2006223707A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07265176A (ja) * | 1994-02-08 | 1995-10-17 | Kanebo Ltd | ***変換用マットレス |
JPH08164038A (ja) * | 1994-12-14 | 1996-06-25 | Unitika Ltd | クッション材およびその製造方法 |
JPH11279918A (ja) * | 1998-03-24 | 1999-10-12 | Kanebo Ltd | 不織布構造体 |
JP2001254259A (ja) * | 2000-03-09 | 2001-09-21 | Tokyo Kasen Kk | 繊維成型材 |
JP2002129456A (ja) * | 2000-10-23 | 2002-05-09 | Osaka Gas Co Ltd | クッション部材及びその製造方法 |
JP2004019083A (ja) * | 2002-06-20 | 2004-01-22 | Toyobo Co Ltd | 調湿性部材及び調湿性座席 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011529353A (ja) * | 2008-07-31 | 2011-12-08 | ジョンソン・コントロールズ・ゲー・エム・ベー・ハー | クッション部材、特に自動車用で、異なる硬度領域のあるシートクッション部材またはヘッドレストクッション部材、並びにクッション部材および車両シートおよび/またはヘッドレストの製造方法。 |
US9039095B2 (en) | 2008-07-31 | 2015-05-26 | Johnson Controls Technology Company | Cushion element with different hardness zones for motor vehicles |
JP2010253725A (ja) * | 2009-04-22 | 2010-11-11 | Teijin Fibers Ltd | 繊維クッション材およびその製造方法および繊維製品 |
JP2017169998A (ja) * | 2016-03-25 | 2017-09-28 | 帝人株式会社 | クッション体 |
JP6399718B1 (ja) * | 2017-12-28 | 2018-10-03 | 株式会社エムール | 掛布団 |
JP2019118361A (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | 株式会社エムール | 掛布団 |
WO2021177226A1 (ja) * | 2020-03-03 | 2021-09-10 | 株式会社シーエンジ | クッション材 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3145709B1 (en) | Liner for upholstered furniture | |
JP2006223707A (ja) | 不織布構造体、シートクッション材及びそれからなる車両用シート | |
KR101102529B1 (ko) | 시트 원단 및 이의 제조방법 | |
JP5605148B2 (ja) | 発泡成型品補強材用不織布及びその製造方法 | |
JPH0797772A (ja) | 表面に凹凸を有する繊維製クッション材およびその製造方法 | |
JP3976238B2 (ja) | クッション材及びその製造方法 | |
JP6782543B2 (ja) | 車両用クッション材 | |
JP3150605U (ja) | ウレタン補強用不織布 | |
JP2003033586A (ja) | クッション材およびその製造方法、その製造方法に用いる製造装置 | |
JP3541969B2 (ja) | ベットマット | |
JP2002000408A (ja) | 乗物用座席 | |
JP2843561B2 (ja) | 積層布帛の製造方法及び繊維製品 | |
JP3444368B2 (ja) | 不織布積層網状体と製法及びそれを用いた製品 | |
JP3610405B2 (ja) | クッション性椅子 | |
JP3454375B2 (ja) | 不織布積層構造体と製法及びそれを用いた製品 | |
JP3663495B2 (ja) | 側地複合体、その製造方法およびクッション構造体 | |
JP3431096B2 (ja) | 不織布積層網状体と製法及びそれを用いた製品 | |
JP3430447B2 (ja) | 積層弾性構造体と製法及びそれを用いた製品 | |
JPH0118183B2 (ja) | ||
JP3431091B2 (ja) | 不織布積層網状体と製法及びそれを用いた製品 | |
JP3637929B2 (ja) | マット及びその製法 | |
JP3444369B2 (ja) | 積層網状体と製法及びそれを用いた製品 | |
JP3431092B2 (ja) | 不織布積層網状体と製法及びそれを用いた製品 | |
JPH07300756A (ja) | 多層積層網状体と製法及びそれを用いた製品 | |
JPH10309217A (ja) | クッション材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20070914 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070925 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20070914 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101008 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20101019 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20110315 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |