JP2006218638A - 画像処理装置、記録装置、画像処理方法および制御プログラム - Google Patents

画像処理装置、記録装置、画像処理方法および制御プログラム Download PDF

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JP2006218638A JP2005031529A JP2005031529A JP2006218638A JP 2006218638 A JP2006218638 A JP 2006218638A JP 2005031529 A JP2005031529 A JP 2005031529A JP 2005031529 A JP2005031529 A JP 2005031529A JP 2006218638 A JP2006218638 A JP 2006218638A
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真一 荒崎
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Abstract

【目的】 粒状感の抑制と、色合いの変化の抑制とを同時に図る。
【解決手段】 画像処理装置は、メディア上にインクにより複数のドットを形成して画像
形成を行わせるに際し、入力画像データに対応する色が、人間の視覚特性に起因して濃度
ムラに敏感な色域以外の他の色域に属する場合に、粒状感を適正とするための第1濃度補
正を行う第1濃度補正処理部202と、入力画像データに対応する色が、人間の視覚特性
に起因して濃度ムラに敏感な色域に属する場合に、インクの混合比率を固定した第2濃度
補正を行う第2濃度補正処理部204と、を備える。
【選択図】 図6

Description

本発明は、画像処理装置、記録装置、画像処理方法および制御プログラムに係り、特に
カラー画像を印刷するのに好適な画像処理装置、記録装置、画像処理方法および制御プロ
グラムに関する。
従来より画像を記録する記録装置として、インクジェットプリンタが知られている。
このインクジェットプリンタにおいて、インクを吐出する印字ヘッドには、高速な印刷
を実現するために、複数のノズルが設けられている。そして、印字ヘッドを主走査方向に
走査しながら、各ノズルから並行してインクを吐出することによって、数ライン分の印字
を行い、印字完了後、記録用紙を副走査方向に搬送することにより印字を実施する。
また、ラインヘッドと呼ばれる印字ヘッドを有するインクジェットプリンタでは、記録
用紙を搬送することなく印字できる印字ヘッドの印字可能幅が、記録可能な最大記録用紙
の一片のサイズを印刷可能な大きさになっている。
したがって、ラインヘッド型のインクジェットプリンタは、印字ヘッドを主走査方向に
走査するインクジェットの1走査(主走査方向)分の印字を、走査することなく処理を終
えることができるので、非常に高速な印字が可能である。
上記従来のラインヘッド型のインクジェットプリンタにおいて、ラインヘッドが持つ複
数の各ノズルの特性を均一にあわせることは、非常に困難であり、一般的に同一ヘッド内
においてばらつき特性を持ち、印字位置によって、濃度が異なる濃度ムラが発生するとい
う不具合が生じ得る。
ここで、濃度ムラについて詳細に説明する。
濃度ムラ特性の一つとしては、例えば、ヘッド中央部とヘッド端との特性が異なるシェ
ーディング特性が挙げられる。シェーディング特性はヘッドの作り方により異なるが、例
えば、ヘッド中央よりもヘッド端の方がドットサイズが大きくなり、ヘッド端部分の方が
濃い画像が印字されるマクロ的な現象などが存在する。
この場合に、濃度ムラ補正処理を行うことで、印字濃度の最大ぶれの絶対値は小さくな
るものの、印字面で濃度変化が波打ったように発生する場合もある。
さらに、ノズル一つ一つのばらつきにより、常に濃い印字を行うノズル、薄い印字を行
うノズルなどが存在することによる、濃度ムラが発生することもある。
ところで、印字ヘッドが複数回主走査方向に走査して画像を形成するマルチパス方式の
プリンタでは、複数回走査することを利用して、濃度ムラ特性を補償するさまざまな仕組
みが実施されている。例えば、ヘッド端のノズルで印字したラインの隣のラインはヘッド
中央のノズルで印字するなど、濃度ムラがあるヘッド特性が持つ特性を印刷物では高周波
ノイズにすることによって、視覚的に目立たなくしている。
一方、ある領域をヘッドが一度だけ走査して印刷するラインヘッド型プリンタは、マル
チパス方式のプリンタと比較して高速化が図れるものの、濃度ムラ特性が直接印刷する画
像に反映され、結果として得られる画像に悪影響を及ぼす傾向がある。
また、ラインヘッド型と呼ばれるプリンタではその原理上、複数回走査することが困難
であることが多い。そこで、ラインヘッド型のプリンタでは1走査にて適切な画像を出力
する必要がある。
そこで、濃度ムラに対しては、濃度ムラが画像に存在することを前提にして、結果とし
て濃度ムラが発生しないように補正して画像データ出力を行う。
上述したようなノズルのばらつきや不吐出などに対処するために、さまざまな技術が提
案されている。
例えば、濃度ムラを補正する先行技術が開示された特許文献として、例えば、特許文献
1〜3に示すようなものが挙げられる。
いずれも、ノズルに対するばらつきを記録しておいて、そのばらつきを補正するもので
あるが、特許文献1記載の技術は、ノズル毎に濃度特性を補正を行うものであり、特許文
献2記載の技術は、ノズル間のばらつきに対応して補正を行うものであり、特許文献3記
載の技術は、濃度特性ごとに補正テーブルを用意して補正を行うものである。
特許第2748321号 特許第3040407号 特許第2942048号
ところで、濃度ムラに対して対策を行うべく、上述した濃度ムラ補正を実施するにあた
り、カラー画像に対しては、以下のような問題点が発生する。
(1) 同じ色あいのべタ画像を印字する場合、濃度ムラ補正によって色変換後のCMYK
インクの混合比率が変化すると、同じ色再現であっても、色あいの変化が見えてしまう場
合がある。特にグレー画像、ペールオレンジ(肌色)部分など人間の視覚特性上、視覚的
に敏感な色域に関しては、若干の色の変化が容易に視覚的に認識されて、画像として大幅
な劣化の要因になる。
また、厳密に色合わせを実施しても、インクの混合比率が異なっている場合は、光源が
変化すると色あいが変化する。これは、インクの分光分布特性によるもので、光源がどの
ように変化するかわからない状況下で反射を利用する印刷物では必ず発生する問題である
。したがって、インクジェットヘッドに形成された中央側のノズルと端部側のノズルで混
合比率が変化すると、色あいが変化して不自然な画像が生成される。特に、一つのヘッド
ユニットが0.5インチや1.0インチの長さを有し、複数のヘッドユニットを並べてラ
インヘッドを構成する場合には、一ライン上でインクの混合比率(あるいは画像の変化)
が繰り返し発生することになり、非常に不自然さが目立つ画像が形成されることとなる。
(2) 色あいの変化が認識されないように、完全に混合比率固定で制御すると、ノズ
ルの特性によって比較的サイズの大きいドットが印字される部分では、最小ドットサイズ
が制限され、粒状特性が特に低下する問題が発生する。また、ドットサイズが固定されて
いる場合、単純に、印字ドット数を低減させることになるので、粒状感が出てきてしまう
こととなる。
そこで、本発明の目的は、粒状感の抑制と、色合いの変化の抑制とを同時に図ることが
可能な画像処理装置、記録装置、画像処理方法および制御プログラムを提供することにあ
る。
上記課題を解決するため、画像処理装置は、メディア上にインクにより複数のドットを
形成して画像形成を行わせるに際し、入力画像データに対応する色が、人間の視覚特性に
起因して濃度ムラに敏感な色域以外の他の色域に属する場合に、粒状感を適正とするため
の第1濃度補正を行う第1濃度補正処理部と、前記入力画像データに対応する色が、人間
の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域に属する場合に、前記インクの混合比率を固
定した第2濃度補正を行う第2濃度補正処理部と、を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、第1濃度補正部は、人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色
域以外の他の色域に属する場合に、粒状感を適正とするための第1濃度補正を行う。
また、第2濃度補正部は、入力画像データに対応する色が、人間の視覚特性に起因して
濃度ムラに敏感な色域に属する場合に、インクの混合比率を補正前後で略同一としつつ第
2濃度補正を行う。
この場合において、前記第1濃度補正部は、同一の画像形成面積に対し、よりドット数
の多い濃度補正処理を選択するようにしてもよい。
さらに、前記第1濃度補正部は、同一の濃度補正量に対し濃度補正処理が複数選択可能
な場合に、より粒状感の低減が図れる濃度補正処理を選択するようにしてもよい。
さらにまた、前記入力画像データは、RGB形式で表現されており、前記第2濃度補正
部は、前記入力画像データをRGB形式からCMYK形式変換後に濃度補正を行い、前記
第1濃度補正部は、前記入力画像データをRGB形式のまま濃度補正を行うようにしても
よい。
また、処理対象の入力画像データに基づいて、対応する画像領域の色が人間の視覚特性
に起因して濃度ムラに敏感な色域に属するか否かを判別する色域判別部を備えるようにし
てもよい。
さらに、前記人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域は、グレー領域あるいは
ペールオレンジを含む色域であるようにしてもよい。
さらにまた、前記色域判別部は、前記入力画像データを輝度・色差への色空間変換を行
い、前記色空間変換後の色空間において、前記入力画像データに対応する色が所定の領域
に属するか否かに基づいて対応する画像領域の色が人間の視覚特性に起因して濃度ムラに
敏感な色域に属するか否かを判別するようにしてもよい。
また、前記色域判別部は、前記色空間変換としてYCbCr変換を行い、前記YCbC
r空間において、前記入力画像データに対応する色が所定の領域に属するか否かに基づい
て対応する画像領域の色が人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域に属するか否
かを判別するようにしてもよい。
さらに、前記色域判別部において、以下の条件を満たす色を前記濃度ムラに敏感なペー
ルオレンジを含む色域に属する色であると判別するようにしてもよい。
CbとCrとを直交する軸にとり、Crの軸を0度とし、反時計回り方向を正方向と定義
した場合に、
−20度〜−50度の角度範囲内であり、かつ、
Y>110、かつ、10<√(Cb2+Cr2)<60
さらにまた、人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域と、人間の視覚特性に起
因して濃度ムラに敏感な色域以外の他の色域とが隣接している場合には、その境界領域に
おいて、前記第1濃度補正処理および前記第2濃度補正処理の双方を適用するとともに、
各濃度補正処理の比率を補正対象の画像の性質に応じて変更するようにしてもよい。
また、記録装置は、制御データに基づいてメディア上にインクを吐出することにより複
数のドットを形成し、画像形成を行う記録ヘッドと、前記入力画像データに対応する色が
、人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域以外の他の色域に属する場合に、粒状
感を適正とするための第1濃度補正を行う第1濃度補正処理部と、入力画像データに対応
する色が、人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域に属する場合に、前記インク
の混合比率を固定した第2濃度補正を行う第2濃度補正処理部と、前記第1濃度補正後あ
るいは前記第2濃度補正後の入力画像データに基づいて前記制御データを生成し出力する
制御部と、を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、第1濃度補正部は、人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色
域以外の他の色域に属する場合に、粒状感を適正とするための第1濃度補正を行う。
また、第2濃度補正部は、入力画像データに対応する色が、人間の視覚特性に起因して
濃度ムラに敏感な色域に属する場合に、インクの混合比率を固定した第2濃度補正を行う

これにより、制御部は、前記第1濃度補正後あるいは前記第2濃度補正後の入力画像デ
ータに基づいて制御データを生成して出力し、記録ヘッドは、この制御データに基づいて
メディア上にインクを吐出することにより複数のドットを形成し、画像形成を行う。
この場合において、前記入力画像データは、RGB形式で表現されており、前記第2濃
度補正部は、前記入力画像データをRGB形式からCMYK形式変換後に濃度補正を行い
、前記第1濃度補正部は、前記入力画像データをRGB形式のまま濃度補正を行うように
してもよい。
さらに、前記第1濃度補正部は、同一の濃度補正量に対し濃度補正処理が複数選択可能
な場合に、より粒状感の低減が図れる濃度補正処理を選択するようにしてもよい。
さらにまた、前記第1濃度補正部は、同一の画像形成面積に対し、よりドット数の多い
濃度補正処理を選択するようにしてもよい。
また、処理対象の入力画像データに基づいて、対応する画像領域の色が人間の視覚特性
に起因して濃度ムラに敏感な色域に属するか否かを判別する色域判別部を備えるようにし
てもよい。
さらに、前記人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域は、グレー領域あるいは
ペールオレンジを含む色域であるようにしてもよい。
さらにまた、前記色域判別部は、前記入力画像データのYCbCr変換を行い、YCb
Cr空間において、前記入力画像データに対応する色が所定の領域に属するか否かに基づ
いて対応する画像領域の色が人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域に属するか
否かを判別するようにしてもよい。
また、前記色域判別部は、以下の条件を満たす色を前記濃度ムラに敏感なペールオレン
ジを含む色域に属する色であると判別するようにしてもよい。
CbとCrとを直交する軸にとり、Crの軸を0度とし、反時計回り方向を正方向と定義
した場合に、
−20度〜−50度の角度範囲内であり、かつ、
Y>110、かつ、10<√(Cb2+Cr2)<60
また、画像処理方法は、メディア上にインクにより複数のドットを形成することにより
画像形成を行わせるに際し、前記入力画像データに対応する色が、人間の視覚特性に起因
して濃度ムラに敏感な色域に属するか否かを判別する色域判別過程と、前記入力画像デー
タに対応する色が、人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域に属する場合に、イ
ンクの混合比率を固定した第2濃度補正を行う第2濃度補正処理過程と、前記入力画像デ
ータに対応する色が、人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域以外の他の色域に
属する場合に、粒状感を適正とするための第1濃度補正を行う第1濃度補正処理過程と、
を備えたことを特徴としている。
この場合において、前記入力画像データは、RGB形式で表現されており、前記第2濃
度補正過程は、前記入力画像データをRGB形式からCMYK形式変換後に濃度補正を行
い、前記第1濃度補正過程は、前記入力画像データをRGB形式のまま濃度補正を行うよ
うにしてもよい。
さらに、前記第1濃度補正過程において、同一の濃度補正量に対し濃度補正処理が複数
選択可能な場合に、より粒状感の低減が図れる濃度補正処理を選択するようにしてもよい

さらにまた、前記第1濃度補正過程において、同一の画像形成面積に対し、よりドット
数の多い濃度補正処理を選択するようにしてもよい。
また、処理対象の入力画像データに基づいて、対応する画像領域の色が人間の視覚特性
に起因して濃度ムラに敏感な色域に属するか否かを判別する色域判別過程を備えるように
してもよい。
さらに、前記人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域は、グレー領域あるいは
ペールオレンジを含む色域であるようにしてもよい。
さらにまた、前記色域判別過程において、前記入力画像データのYCbCr変換を行い
、YCbCr空間において、前記入力画像データに対応する色が所定の領域に属するか否
かに基づいて対応する画像領域の色が人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域に
属するか否かを判別するようにしてもよい。
また、前記領域判別過程において、以下の条件を満たす色を前記濃度ムラに敏感なペー
ルオレンジを含む色域に属する色であると判別するようにしてもよい。
CbとCrとを直交する軸にとり、Crの軸を0度とし、反時計回り方向を正方向と定義
した場合に、
−20度〜−50度の角度範囲内であり、かつ、
Y>110、かつ、10<√(Cb2+Cr2)<60
また、メディア上にインクにより複数のドットを形成して画像形成を行わせるに際し、
入力画像データの処理を行う画像処理装置をコンピュータにより制御するための制御プロ
グラムは、前記入力画像データに対応する色が、人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏
感な色域に属するか否かを判別させ、前記入力画像データに対応する色が、人間の視覚特
性に起因して濃度ムラに敏感な色域以外の他の色域に属する場合に、粒状感を適正とする
ための第1濃度補正を行わせ、前記入力画像データに対応する色が、人間の視覚特性に起
因して濃度ムラに敏感な色域に属する場合に、前記インクの混合比率を固定した第2濃度
補正を行わせる、ことを特徴としている。
また、上記制御プログラムを、コンピュータ読取可能な記録媒体(半導体装置、光記録
媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体など)に記録するように構成することも可能である
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。
まず実施形態の詳細な説明に先立ち、本発明の原理について説明する。
インクジェット方式の印刷装置において、高速印刷を目標とした場合は、印刷の往復回
数を減らすことが必要になり、究極的には、1パス印刷が望ましい。
1パス印刷においては、ヘッドを構成する複数のノズルのばらつき特性を考慮せずに印
刷すると、例えば、全面均一な画像を印刷したつもりであっても、ばらつき特性により、
均一な画像を印刷することができない。そこで、それらのばらつきを補正して印字する必
要がある。
このようなばらつき特性の一つとして、濃度ムラが知られている。
濃度ムラは、主に、ノズルのインク吐出量がノズル毎にばらつくことに起因している。
単色画像で考えた場合には、大きいドットが打たれるノズルに関しては、他のノズルと
印字面積が同一になるように印字ドット数を減らすなどの印字補正することによって、濃
度ムラを回避することができる。
カラー画像の場合、同じ色混合比率を実現できる色混合比率は、複数種類選択すること
ができる。CMYKインクで実現されたカラープリンタに対して、例えば、グレーの領域
を印刷するにあたって、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)のインクの組合
せ主体でグレーを実現したり、K(黒)インクのみでグレーを表現することも可能である。
単純な例で考えると、C、M、Yインクの混色でグレーを表現する場合は、Kインクのみ
で表現する場合の3倍のドット印字(すなわち、K=C+M+Yで表現)をすることになる

より具体的には、各インクの打ち込み可能濃度の限界を100%として表示した場合に、
C=70%、M=90%、Y=40%、K=10% (第1組合せ)
で表現される色は、K=C+M+Yで表現できるとする単純な場合を想定すれば、
C=50%、M=70%、Y=20%、K=30% (第2組合せ)
で表現される色とほぼ同一である。この場合において、第1組合せのインクの総打ち込み
量は、210%であり、第2組合せのインクの総打ち込み量は、170%となっているが
、実際の処理においては、各色によって、粒状性を最適に保つ打ち込み量が決定されてお
り、色変換処理では、さらに粒状性を考慮した混合比率になるように変換が行われる。
なお、実際には、混色の比率は、色設計によるもので、最適な混合比率は異なるので、単
純に3倍のドット印字となるわけではない(すなわち、K=C+M+Yで表現できるわけ
ではない)。
したがって、薄いグレーを表現する場合には、C、M、Yインクの混色で印刷すること
によって、印字ドット数を増やし、粒状感のより少ない画質が得られ、粒状性能を向上さ
せることができる。一方、濃いグレーを表現する場合は、Kインク主体で印刷を行うこと
により、印刷対象となる用紙(メディア)のインク吸収率を超えないようにインク量を制
御する必要がある。
ところで、インクの反射特性は、光源によって変化する。同じCインクで印刷していて
も、光源が変化することにより色が変化したように見える。これは、光源が変化して、視
覚的に色順応して、ホワイトバランスをとったとしても、同じ色には見えないという現象
である。極端な例としては、アレクサンドライトなど宝石が光源によって大きく色を変え
るという場合があげられるが、インクにおいても、アレクサンドライトほど極端ではない
ものの、C、M、Y、Kすべてのインクに起こっている。
したがって、同じ色を再現できるからと言って、C、M、Y、Kインクの混合比率を自
由に変化させられるわけではない。変化の感度に敏感な色などに関しては、特に平坦な部
分は、同じ比率で混合させるなど、混合比率を考慮しないと、光源によっては色のムラが
発生することになる。したがって、色再現の観点からは、濃度ムラを補正する場合に、イ
ンクの混合比率は変化させない方が好ましい。
一方で、粒状性の観点から考えると、濃度ムラが存在するために、濃度が濃くなる部分
については、同一色内で同じ色を再現するためには、ドット数が少なくなる。したがって
、一つ一つのドットが目立つようになり、粒状感(ざら感)が発生するので粒状性能は低
下する。したがって粒状性の観点からは、インクの混合比率を変化させてドット数を増加
させる濃度補正(=第1濃度補正)を行って、粒状性能を向上させた方が的確であるとい
える。
ところで、一般のインクにおいては、光源による見えの変化はあるものの、極端に色ず
れが発生するものではない。さらに、見えによって変化が問題になるのは、特に色の変化
が視覚的に問題となる無彩色に近い色域(グレー色域)や変化の見えに敏感で滑らかであ
る場合が多いペールオレンジ色域である。
したがって、本実施形態においては、グレー色域およびペールオレンジ色域については
、インクの混合比率を変化させることなく濃度ムラ補正(=第2濃度補正)を実施するの
が好ましい。
そこで、本実施形態においては、入力画像データに対応する色が、人間の視覚特性に起
因して濃度ムラに敏感な色域以外の他の色域に属する場合に、粒状感を適正とするための
第1濃度補正を行い、入力画像データに対応する色が、人間の視覚特性に起因して濃度ム
ラに敏感な色域に属する場合に、インクの混合比率を固定した第2濃度補正を行うことに
より、粒状感の低減と、光源による見えの変化の抑制とを両立しつつ、濃度ムラを補正し
ているのである。
次に具体的な実施の形態について説明する。
図1は、記録装置(画像形成装置)の一態様たるカラーインクジェットプリンタ(以下
、単に「プリンタ」という)2を備えたコンピュータシステム1の概略構成図である。こ
の図に示すように、プリンタ2は、記録用紙3を搬送する用紙搬送機構20と、記録用紙
3に向けてインクを吐出してドットを形成するヘッドユニット21と、このヘッドユニッ
ト21によるインクの吐出およびドット形成を制御するヘッド駆動回路22(図2参照)
と、操作パネル23と、これらの用紙搬送機構20、ヘッドユニット21および操作パネ
ル23との信号のやり取りを司る制御回路24とを備えている。
用紙搬送機構20は、制御回路24により駆動制御される紙送りモータ25と、この紙
送りモータ25の回転によって回転駆動される紙送りローラ26とを備え、この紙送りロ
ーラ26の回転によって記録用紙3が搬送される。
ヘッドユニット21は、インクタンク27と、ラインヘッド28とを備えている。本実
施の形態のプリンタ2は、後述する通り、濃淡のインクを用いて小中大の径からなるドッ
トを形成可能な多値プリンタであり、インクタンク27には、ブラック(K)のインクを
収納したカートリッジ29Aと、シアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)の
3色のインクを収納したカラーインク用のカートリッジ29Bとが着脱可能に設けられて
いる。インクタンク27からはインク供給路30が引き出されてラインヘッド28に接続
されており、このインク供給路30を介してインクタンク27からラインヘッド28へイ
ンクが供給される。
ラインヘッド28は、図2に示すように、保持用フレーム31と、この保持用フレーム
31に並べて固定された複数のノズルヘッドユニット32とを備えている。各ノズルヘッ
ドユニット32にはインクが吐出される複数のノズル(吐出口)33が形成され、また、
ノズル33ごとに、電歪素子の1つであって応答性に優れたピエゾ素子(図示せず)が配
置されている。各ピエゾ素子は、ノズル33にインクを導くインク通路を形成する部材に
接して配置されている。ピエゾ素子は、電圧の印加により結晶構造が歪み、極めて高速に
電気−機械エネルギの変換を行うものであり、ピエゾ素子の両端に設けられた電極間に所
定時間幅の電圧を印加することにより、ピエゾ素子が電圧の印加時間だけ伸張し、インク
通路の一側壁を変形させる。この結果、インク通路の体積はピエゾ素子の伸張に応じて収
縮し、この収縮分に相当するインクが、インク滴となって、ノズル33の先端から高速に
吐出される。そして、このインク滴が紙送り紙送りローラ26に沿わされた記録用紙3に
染み込むことにより、ドットが形成されて画像の印刷が行われる。
また、このようなノズルヘッドユニット32が保持用フレーム31に記録用紙3の幅方
向(いわゆる主走査方向)に沿って複数並べられることにより、記録用紙3の全幅にわた
ってノズル33が配列され、記録用紙3の全幅にわたって一斉に画像形成が行われる。そ
して、ヘッドユニット28により記録用紙3の幅方向に画像を形成しつつ、記録用紙3を
搬送方向(いわゆる副走査方向)に搬送することで、記録用紙3の搬送方向への画像形成
が行われる。
ここで、上記ノズル33の各々は、略一定の径を有して形成されているが、本プリンタ
2は、かかるノズル33を用いて径の異なる小(S)、中(M)、大(L)の3種類のド
ットを形成可能としている。詳細には、ピエゾ素子に印加する電圧波形(特に、負電圧印
加時の電圧波形)を制御することでドット径を制御可能であることが一般に知られており
、本プリンタ2にあっては、電圧波形とドット径との関係に基づいて、小(S)ドット、
中(M)ドット、大(L)ドットを形成するためのそれぞれの電圧波形を予め用意し、こ
れらの電圧波形を適宜選択することで、径の異なる3種類のドットを形成可能としている
。そして、これらの3種類のドットにより、画像の階調(濃度)を表現している。
さて、図1に示すように、プリンタ2の制御回路24は、コネクタ40を介してコンピ
ュータ4に接続されている。このコンピュータ4は、プリンタ2用のドライバーソフトを
搭載し、入力装置であるキーボードや、マウス等の操作によるユーザの指令を受け付け、
また、プリンタ2における種々の情報を表示装置の画面表示によりに提示するユーザイン
タフェイスを構成している。
図3は、制御回路24を中心としたプリンタ2の主要部分の構成例を示すブロック図で
ある。この図に示すように、制御回路24は、CPU(Central Processing Unit)41
、プログラマブルROM(P−ROM:Read OnlyMemory)43、RAM(Random Access
Memory)44、文字のドットマトリクスを記憶したキャラクタジェネレータ(CG(Char
acter Generator))45、およびEEPROM(Electronically Erasable and Program
mable ROM)46を備えた算術論理演算回路として構成されている。
この制御回路24は、さらに、外部のモータ等とのインタフェース(I/F)であるI
/F専用回路50と、このI/F専用回路50に接続されヘッドユニット21を駆動して
インクを吐出させるヘッド駆動回路22と、紙送りモータ25を駆動するモータ駆動回路
54とを備えている。
I/F専用回路50は、パラレルインタフェース回路を内蔵しており、コネクタ40を
介してコンピュータ4から供給される印刷信号PSを受け取ることができる。
つぎに、コンピュータ4の構成について、図4を参照して説明する。
図4に示すように、コンピュータ4は、CPU91、ROM92、RAM93、HDD
(Hard Disk Drive)94、ビデオ回路95、I/F96、バス97、表示装置98、入
力装置99および外部記憶装置100を備えている。
CPU91は、ROM92やHDD94に格納されているプログラムに従って各種演算
処理を実行するとともに、装置の各部を制御する制御部である。
ROM92は、CPU91が実行する基本的なプログラムやデータを格納しているメモ
リである。RAM93は、CPU91が実行途中のプログラムや、演算途中のデータ等を
一時的に格納するメモリである。
HDD94は、CPU91からの要求に応じて、記録媒体であるハードディスクに記録
されているデータやプログラムを読み出すとともに、CPU91の演算処理の結果として
発生したデータを前述したハードディスクに記録するものである。
ビデオ回路95は、CPU91から供給された描画命令に応じて描画処理を実行し、得
られた画像データを映像信号に変換して表示装置98に出力する回路である。
I/F96は、入力装置99および外部記憶装置100から出力された信号の表現形式
を適宜変換するとともに、プリンタ2に対して印刷信号PSを出力する回路である。
バス97は、CPU91、ROM92、RAM93、HDD94、ビデオ回路95およ
びI/F96を相互に接続し、これらの間でデータの授受を可能とする信号線である。
表示装置98は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)モニタやCRT(Cathod
e Ray Tube)モニタによって構成され、ビデオ回路95から出力された映像信号に応じた
画像を表示する装置である。
入力装置99は、例えば、キーボードやマウスによって構成されており、ユーザの操作
に応じた信号を生成して、I/F96に供給する装置である。
外部記憶装置100は、例えば、CD−ROM(Compact Disc-ROM)ドライブユニット
、MO(Magneto Optic)ドライブユニット、FDD(Flexible DiskDrive)ユニットに
よって構成され、CD−ROMディスク、MOディスク、FDに記録されているデータや
プログラムを読み出してCPU91に供給する装置である。また、MOドライブユニット
およびFDDユニットの場合には、CPU91から供給されたデータを、MOディスクま
たはFDに記録する装置である。
上記のように、コンピュータ4には、プリンタ22用のプリンタドライバソフトが予め
インストールされ、コンピュータ4にプリンタドライバが搭載される。プリンタドライバ
ソフトには、印刷に供される画像処理プログラムが組み込まれており、コンピュータ4が
画像処理プログラムを実行することで、プリンタ2用の画像処理装置として機能する。こ
の画像処理プログラム、或いは、画像処理プログラムを含むプリンタドライバソフトは、
通常、コンピュータ4が読取可能な形態でフレキシブルディスク等の磁気ディスク、CD
−ROM等に代表される光学ディスクといった記録媒体300に記録されて流通し、これ
ら記録媒体からコンピュータ4のHDD94にインストールされる。具体的には、図5に
示すように、記録媒体300には、色判別処理、第1濃度補正処理、色変換堀、第2濃度
補正処理および2値化処理(N値化処理)を行うための画像処理プログラムが記録されて
流通される。
また、コンピュータ4にインストールされる画像処理プログラムあるいはプリンタドライ
バソフトに限らず、プリンタ4の制御回路24に画像処理プログラムを実行させ、この制
御回路24を画像処理装置として機能させる構成としても良い。この構成においては、画
像処理プログラムが例えば制御回路24のP−ROM43などに予め格納される。
図6は、実施形態の画像処理装置の機能ブロック図である。
画像データは、色域判別部201および第1濃度補正部202に入力される。
これにより色域判別部201は、入力された画像データ(RGB形式)に対応する色が
、人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域に属するか否かを判別する。
ここで、人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域とは、白や灰色(グレー)に
近い無彩色の色域や、ペールオレンジを含む色域などが挙げられる。
一方、第1濃度補正部202は、色域判別部により、入力された画像データに対応する
色が人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域以外の他の色域に属すると判別され
た場合に粒状感を適正とするための濃度補正(第1濃度補正に相当)を行う。また、第1
濃度補正部202は、色域判別部201により、入力された画像データに対応する色が人
間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域に属すると判別された場合には、入力され
た画像データをそのまま通過させる。
第1濃度補正部202により濃度補正がされた画像データあるいはそのまま通過された
画像データは、CMYK変換部203に入力される。
CMYK変換部203は、RGB形式の画像データをCMYK形式の画像データに変換
し、第2濃度補正部204に出力する。
第2濃度補正部204は、色域判別部201により、入力された画像データに対応する
色が人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域以外の他の色域に属すると判別され
た場合には、既に第1濃度補正部202で濃度補正がなされているのでそのまま通過させ
る。また、第2濃度補正部204は、色域判別部201により、入力された画像データに
対応する色が人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域に属すると判別された場合
には、インクの混合比率を固定した濃度補正(第2濃度補正に相当)を行う。
従って、濃度補正は、第1濃度補正部202あるいは第2濃度補正部204のいずれか
一方で排他的になされることとなる。
第2濃度補正部204から出力された補正後の画像データは、2値化(N値化)部20
5により2値化(含むN値化)され、各ノズル毎にドット形成タイミングおよびドットサ
イズのデータとされ、印刷装置(あるいはプリンタドライバ)に出力され、実際の印刷が
なされることとなる。
次に具体的な処理について説明する。
図7は実施形態の処理フローチャートである。
まず、ユーザがコンピュータ4の入力装置99を操作するなどして、アプリケーション
プログラムを起動する要求がなされた場合、CPU91は、HDD94から該当するアプ
リケーションプログラムを読み出して実行する。この結果、アプリケーションプログラム
が起動され、画像データの生成または編集が可能になる。このようなアプリケーションプ
ログラムを利用して、画像が描画または編集された後、生成された画像データに対応する
画像を印刷する要求が入力装置99を介して行われた場合には、CPU91に、アプリケ
ーションプログラムから生成された画像データが入力される。
すなわち、アプリケーションプログラムから入力された画像データは、色域判別部201
および第1濃度補正部202として機能するCPU91に入力される。なお、画像データ
の入力元は、アプリケーションプログラムに限らず、スキャナ等の画像入力装置のデバイ
スドライバ、電話回線を介して接続されたファクシミリ装置(カラーファクシミリも含む
)、インターネット、LANなどのネットワークを介して送られた画像データを処理する
通信制御装置(通信制御プログラム)等が挙げられる。
これにより色域判別部201として機能するCPU91は、入力された画像データ(R
GB形式)に対応する色が、人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域に属するか
否かを判別する。
具体的には、CPU91は、入力されたRGB形式の画像データをYCbCr変換する
(ステップS1)。
続いてCPU91は、YCbCr空間において、入力された画像データに対応する色の
属する色域を判別する(ステップS2)。
そして、CPU91は、入力された画像データに対応水路の色域が所定の領域に属する
か否かに基づいて、対応する画像領域の色が人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な
色域に属するか否かを判別する(ステップS3)。
ここで、色域判別処理について説明する。
領域判別は、RGB空間の画像データを、例えば、YCbCr空間のデータに変換する
ことで実現する。YCbCr空間への変換式は、入力する画像のRGB色空間によって異
なるが、例えば、ITU-RBT.601の規格に基づくYCbCr空間への変換式は、下記に示す
ものとなる。
Figure 2006218638
上記変換式を用いて、色空間変換した後に、CPU91は、Cb、Crの値が低い色は
、濃度ムラに敏感な色域に属する色である無彩色(グレー)であると判別し、CMYK変換
後のデータに対して、各インク毎、独立に濃度補正を実施することによって、インクC、
M、Y、K間における混合比率の変動を防ぐ。例えば、
|Cb|<12、かつ、|Cr|<12
を満たす範囲を無彩色として取り扱えばよい。
また、ペールオレンジ色の領域についても同様の操作を行う。
ペールオレンジ色の領域は、実験の結果に基づくと、例えば、図8のペールオレンジ色
領域の説明図に示すように、YCbCr空間に変換した後の斜線で示す領域とするのが適
当である。
具体的にはCPU91は、次式を満たす色(=ペールオレンジとして認識される色およ
びその近傍色)を濃度ムラに敏感な色域に属する色であると判別する。
すなわち、CbとCrとを直交する軸にとり、Crの軸を0度とし、反時計回り方向を正
方向と定義した場合に、
−20度〜−50度の角度範囲内であり、かつ、
Y>110、かつ、10<√(Cb2+Cr2)<60
なお、−20度〜−50度は、一般的にペールオレンジとして認識される色およびその
近傍色を含む領域であり、多少その範囲が変動しても同様に取扱いが可能である。
第1濃度補正部202として機能するCPU91は、入力された画像データに対応する
色が人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域以外の他の色域に属すると判別した
場合には(ステップS3;No)、粒状感を適正とするための濃度補正(第1濃度補正に
相当)を行う(ステップS4)。
すなわち、CPU91は、同一の濃度補正量に対し濃度補正処理が複数選択可能な場合
に、より粒状感の低減が図れる濃度補正処理を選択する。具体的には、CPU91は、同
一の画像形成面積に対し、よりドット径が小さくドット数の多い濃度補正処理を選択する
こととなる。
より詳細には、濃度が低く、K、C、Mなどの濃度が濃いインクを使用すべき部分では、
できるだけ多くの種類のインクを使用するような変換処理となり、同一の画像であっても
より多くのドットが割り当てられるようになる。その結果、濃度ムラに対しては、濃度ム
ラ補正によって、インクの混合比率が変動する反面、各領域ごとにおけるインク打ち込み
数は、各状態ごとに最適に制御される。その結果、粒状性能を最適に保つことができるの
である。
続いて、CPU91は、CMYK変換部203として機能し、濃度補正処理後のRGB
形式の画像データをCMYK形式の画像データに変換し(ステップS5)、2値化(N値
化)し(ステップS8)、各ノズル毎にドット形成タイミングおよびドットサイズのデー
タとされて、印刷装置(あるいはプリンタドライバ)に出力され、実際の印刷を行わせる
こととなる(ステップS9)。
一方、第1濃度補正部202として機能するCPU91は、入力された画像データに対
応する色が人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域に属すると判別された場合に
は(ステップS2;Yes)、入力され画像データに対する濃度補正処理は行わず、今度
は、CMYK変換部203として機能する。
すなわち、CMYK変換部203として機能するCPU91は、RGB形式の画像デー
タをCMYK形式の画像データに変換する(ステップS6)。
続いて、CPU91は第2濃度補正部204として機能し、インクの混合比率を固定し
た濃度補正(第2濃度補正に相当)を行う(ステップS7)。
すなわち、入力されたRGB形式の画像データをCMYK形式の画像データに色変換し
、色変換されたデータに対して、それぞれの色を独立に濃度補正処理することによって、
色間の混合比率は変化しないようにしているのである。
図9は第2濃度補正処理の処理説明図である。
具体的には、インクジェットヘッドが図2に示したように、複数のノズルヘッドユニッ
ト32で構成されている場合に、ノズルヘッドユニット32に形成された中央側のノズル
33と端部側のノズル33で同一の吐出コマンドに対し、図9(a)に示すように、異な
るインクが吐出される場合、形成される画像としては、インクの混合比率が変化すると、
色あいが変化して不自然な画像が生成される。そこで、各ノズルヘッドユニットのインク
吐出特性を補正すべく、二値化(N値化)処理前の画像データに、図9(b)に示すよう
に、ノズルヘッドユニットのインク吐出特性と逆の特性を持つ濃度補正処理(第2濃度補
正処理)を行うことによって、すなわち、図9(b)に示す濃度ムラ補正係数を適用する
ことにより、各ノズルヘッドユニット32の濃度ムラの特性を出力結果として補正するの
である。なお、一般的に各ノズルヘッドユニット32のインク吐出特性(濃度ムラ特性)
は異なるが、説明の簡略化のため、図9においては、同一のインク吐出特性(濃度ムラ特
性)を有するものとして示している。
この場合には、ドット数が低下して粒状性能が低下するが、どの領域においても、イン
クの混合比率が保たれ、色あいをより一定に保ちやすくなるので、光源などの影響による
色相の影響を受けにくくなる。"
そして濃度補正後の画像データ(CMYK形式)は、CPU91により2値化(N値化
)され(ステップS8)、各ノズル毎にドット形成タイミングおよびドットサイズのデー
タとされ、印刷装置(あるいはプリンタドライバ)に出力されて、実際の印刷がなされる
こととなる(ステップS9)。
[実施形態の効果]
以上の説明のように、本実施形態によれば、ノズルのインク吐出特性のばらつきによっ
て発生する濃度ムラに対して、カラーインクの混合比率を入力画像データに対応するオリ
ジナル画像(印刷対象画像)の色比率によって決定することとなるので、ノズルの濃度ム
ラ特性に影響を受けない。したがって、不用意な色相の変化(回転)を招くことがない。
これにより、同じ色の領域については、どのような光源下あるいは光照射状態においても
色合いが不自然に変化することがなく、色合いが一定した画像を印刷することができる。
さらに、インクの混合比率を一定に保つ領域は、人間の視覚特性に起因して濃度ムラに
敏感な色域に属する特定の色域であり、他の領域に関しては、粒状性能を保つように、濃
く印刷される部分についてはできるだけ多くのドットが印字されるようにインク色分解す
るので、色合いの変化の画像に及ぼす影響を抑制しつつ、粒状性(SIN)の低下を最低限に
抑制でき、濃度補正を実現しつつ、画質品質を確保することが可能となる。
[実施形態の変形例]
また、以上の説明では、二つの補正方法を、その色域によって完全に切り分けたが、2
つの補正の合成にて結果として補正されていればよい。
例えば、色域の切り替わり部分付近の実画像においては、ノイズなどの影響で、2つの
濃度補正方法がある領域内で頻繁に切り替わる現象が発生すると、境界で画像処理が急激
に切り替わるので、画質も急激に変化し、大きな画質劣化につながる恐れがある。
したがって、2つの領域の切り替わりの色域においては、二つの補正方法における補正
比率を混合させて、切り替わりの条件をなだらかにすることにより、画質の不自然な劣化
を防止することができる。
図10は、人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域と、その他の色域とが隣接
している場合の境界領域における濃度補正処理の混合比率の例を説明する図である。
無彩色は、すべて色変換後に濃度補正を実施し、色が濃くなると色変換前に濃度補正を
実施する。また、その境界領域(切り替わり領域:例えば、領域AR2と領域AR3との
境界領域)においては、両方の濃度補正処理(第1濃度補正処理および第2濃度補正処理
)を用いて、濃度補正を実施する。無彩色付近では色変換後の濃度補正量(第2濃度補正
処理の補正量)を多くし、色が濃くなるほど色変換前の補正量(第1濃度補正処理の補正
量)を多くする。すなわち、人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域と、人間の
視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域以外の他の色域とが隣接している場合には、そ
の境界領域において、第1濃度補正処理および第2濃度補正処理の双方を適用するととも
に、各濃度補正処理の比率を補正対象の画像の性質(色相回転が目立つか否か)に応じて
変更する。具体的には、補正量20という領域が存在し、領域AR5のように、CMYK
色変換前の補正(第1濃度補正処理)が2、CMYK色変換後の補正(第2濃度補正処理
)が8という割合で補正するものだとすると、補正量20をそれぞれ割り振って、色変換
の補正を4、変換後の補正を16とみなして補正を行う。
さらに、本実施例では、YCbCr空間上において、CbCr空間のみの値を用いて処
理を切り換えているが、Yの値も用いて、3次元的な区切りを設定してもよい。例えば、Y
が大きい(輝度がたかく、インクがあまり打ち込まれない)領域については、粒状性が問題
になるので、Y>200の領域については、色変換前の補正で処理を実施するなどの手法
を選択することができる。
すなわち、濃度ムラ補正に伴い発生する画質劣化を最小限に抑えることができる。
それに伴い、ラインヘッドブリンタにおいて、1パスによる高画質な印字が可能となる。
マルチパスプリンタに応用した場合は、画質を保ちながら、ヘッドの往復のパス数を少
なくすることができるので、印刷速度を向上させることができる。
あわせて、画像処理によって濃度ムラ補正を実施するので、プリンタ22に要求される
ノズルの濃度ムラ特性の許容範囲を広くすることができ、結果としてノズルの製造上のば
らつき範囲を広くすることができ、製造を容易にできる。
以上の説明では、コンピュータ4が画像処理装置として機能する場合であったが、プリ
ンタ22の制御回路24に画像処理装置としての機能を持たせるようにすることも可能で
ある。
本発明の実施形態に係る印刷用のコンピュータシステムを示す図である。 ヘッドユニットの構成を示す図である。 プリンタの制御回路の機能的構成を示す図である。 コンピュータの機能的構成を示す図である。 画像処理プログラム(プリンタドライバソフト)の記録状態の説明図である。 実施形態の画像処理装置の機能ブロック図である。 実施形態の処理フローチャートである。 ペールオレンジ色領域の説明図 第2濃度補正処理の処理説明図である。 人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域と、その他の色域とが隣接している場合の境界領域における濃度補正処理の混合比率の例を説明する図である。
符号の説明
2…プリンタ、3…記録用紙(メディア)、4…コンピュータ、22…プリンタ(記録
装置)、24…制御回路(制御部)、28…ラインヘッド、33…ノズル、91…CPU
(第1濃度補正部、第2濃度補正部、色域判別部、201…色域判別部、202…第1濃
度補正部、203…CMYK変換部、204…第2濃度補正部、205…2値化部(多値
化部)。

Claims (13)

  1. メディア上にインクにより複数のドットを形成して画像形成を行わせるに際し、入力画
    像データに対応する色が、人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域以外の他の色
    域に属する場合に、粒状感を適正とするための第1濃度補正を行う第1濃度補正処理部と

    前記入力画像データに対応する色が、人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域
    に属する場合に、補正前後で前記インクの混合比率を略同一としつつ第2濃度補正を行う
    第2濃度補正処理部と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1記載の画像処理装置において、
    前記第1濃度補正部は、同一の濃度補正量に対し濃度補正処理が複数選択可能な場合に
    、より粒状感の低減が図れる濃度補正処理を選択することを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項2記載の画像処理装置において、
    前記第1濃度補正部は、同一の画像形成面積に対し、よりドット数の多い濃度補正処理
    を選択することを特徴とする画像処理装置
  4. 請求項2または請求項3記載の画像処理装置において、
    前記入力画像データは、RGB形式で表現されており、
    前記第2濃度補正部は、前記入力画像データをRGB形式からCMYK形式変換後に濃
    度補正を行い、
    前記第1濃度補正部は、前記入力画像データをRGB形式のまま濃度補正を行う、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像処理装置において、
    処理対象の入力画像データに基づいて、対応する画像領域の色が人間の視覚特性に起因
    して濃度ムラに敏感な色域に属するか否かを判別する色域判別部を備えたことを特徴とす
    る画像処理装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域は、グレー領域あるいはペールオ
    レンジを含む色域であることを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項5または請求項6記載の画像処理装置において、
    前記色域判別部は、前記入力画像データを輝度・色差への色空間変換を行い、前記色空
    間変換後の色空間において、前記入力画像データに対応する色が所定の領域に属するか否
    かに基づいて対応する画像領域の色が人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域に
    属するか否かを判別することを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項7記載の画像処理装置において、
    前記色域判別部は、前記色空間変換としてYCbCr変換を行い、前記YCbCr空間
    において、前記濃度ムラに敏感な色域に属するか否かを判別することを特徴とする画像処
    理装置。
  9. 請求項8記載の画像処理装置において、
    前記色域判別部は、以下の条件を満たす色を前記濃度ムラに敏感なペールオレンジを含
    む色域に属する色であると判別することを特徴とする画像処理装置。
    CbとCrとを直交する軸にとり、Crの軸を0度とし、反時計回り方向を正方向と定義
    した場合に、
    −20度〜−50度の角度範囲内であり、かつ、
    Y>110、かつ、10<√(Cb2+Cr2)<60
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の画像処理装置において、
    人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域と、人間の視覚特性に起因して濃度ムラ
    に敏感な色域以外の他の色域とが隣接している場合には、その境界領域において、前記第
    1濃度補正処理および前記第2濃度補正処理の双方を適用するとともに、各濃度補正処理
    の比率を補正対象の画像の性質に応じて変更することを特徴とする画像処理装置。
  11. 制御データに基づいてメディア上にインクを吐出することにより複数のドットを形成し
    、画像形成を行う記録ヘッドと、
    前記入力画像データに対応する色が、人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域
    以外の他の色域に属する場合に、粒状感を適正とするための第1濃度補正を行う第1濃度
    補正処理部と、
    入力画像データに対応する色が、人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域に属
    する場合に、前記インクの混合比率を補正前後で略一定としつつ第2濃度補正を行う第2
    濃度補正処理部と、
    前記第1濃度補正後あるいは前記第2濃度補正後の入力画像データに基づいて前記制御
    データを生成し出力する制御部と、
    を備えたことを特徴とする記録装置。
  12. メディア上にインクにより複数のドットを形成することにより画像形成を行わせるに際
    し、前記入力画像データに対応する色が、人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色
    域に属するか否かを判別する色域判別過程と、
    前記入力画像データに対応する色が、人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域
    以外の他の色域に属する場合に、粒状感を適正とするための第1濃度補正を行う第1濃度
    補正処理過程と、
    前記入力画像データに対応する色が、人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域
    に属する場合に、インクの混合比率を略同一としつつ第2濃度補正を行う第2濃度補正処
    理過程と、
    を備えたことを特徴とする画像処理方法。
  13. メディア上にインクにより複数のドットを形成して画像形成を行わせるに際し、入力画
    像データの処理を行う画像処理装置をコンピュータにより制御するための制御プログラム
    において、
    前記入力画像データに対応する色が、人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域
    に属するか否かを判別させ、
    前記入力画像データに対応する色が、人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域
    以外の他の色域に属する場合に、粒状感を適正とするための第1濃度補正を行わせ、
    前記入力画像データに対応する色が、人間の視覚特性に起因して濃度ムラに敏感な色域
    に属する場合に、前記インクの混合比率を略同一としつつ第2濃度補正を行わせる、
    ことを特徴とする制御プログラム。

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