JP2006194975A - ズームレンズ及びそれを用いた撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 沈胴時の厚みを小さくしつつも、光学性能とのバランスを確保し、結像性能が高く、構成枚数が少なく、各レンズ群の軸上厚さが薄く、鏡筒の沈胴時のサイズのコンパクト化を実現できるズームレンズ。
【解決手段】 負の屈折力の第1レンズ群G1、正の屈折力の第2レンズ群G2、正の屈折力の第3レンズ群G3を有し、各群の間隔を変化させて広角端から望遠端への変倍を行うズームレンズであり、第1レンズ群G1は、物体側より順に、1枚の負レンズと1枚の正レンズの2枚で構成され、第2レンズ群G2は、2枚の正レンズと1枚の負レンズを有し、第3レンズ群は、1枚の正レンズで構成され、各レンズ群の光軸上の厚さの和の条件式(1)を満足する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ズームレンズ及びそれを用いた撮像装置に関し、特に、ズームレンズ等の光学系部分の工夫により沈胴時の奥行き方向の薄型化を実現したデジタルカメラやビデオカメラ等の電子撮像装置に適したズームレンズとその撮像装置に関するものである。
近年、銀塩35mmフィルムカメラに代わる次世代カメラとして、デジタルカメラが注目されている。さらに、それは業務用高機能タイプからポータブルな普及タイプまで幅広い範囲でいくつものカテゴリーを有するようになってきている。
後記する本発明においては、特にポータブルな普及タイプのカテゴリーに注目し、高画質を確保しながら奥行きの薄いビデオカメラ、デジタルカメラを実現する技術を提供することを狙っている。カメラの奥行き方向を薄くするのに最大のネックとなっているのは、光学系、特にズームレンズ系の最も物体側の面から撮像面までの厚みである。最近では、撮影時に光学系をカメラボディ内からせり出し、携帯時に光学系をカメラボディ内に収納するいわゆる沈胴式鏡筒を採用することが主流になっている。
薄型化小型化を実現するには、撮像素子を小さくすればよいが、同じ画素数とするためには画素ピッチを小さくする必要があり、感度不足を光学系でカバーしなければならない。回折の影響も然りである。したがって、F値の明るい光学系が必要となる。
F値が明るく、ズーム比が3倍程度と大きく、画角が広い、比較的コンパクトなズームレンズの例として、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5に開示されたものがある。
しかしながら、これらのズームレンズは、ズームレンズを構成する各群の光軸上肉厚が厚いため、沈胴したとしても鏡筒の厚み方向寸法が十分に薄くならず、カメラが十分に小型化できないという問題があった。
特開2002−277740号公報 特開2003−140041号公報 特開2004−4765号公報 特開2004−61675号公報 米国特許第6710934号明細書
本発明は従来技術のこのような状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、沈胴時の厚みを小さくしつつも、光学性能とのバランスを確保したズームレンズを提供することである。
さらには、F値が2. 8程度と明るく、ズーム比が3倍程度と大きく、広角端での画角が60°程度と広角な、結像性能が高いズームレンズとしながらも、構成枚数が少なく、光学系を構成する各レンズ群の軸上厚さが薄く、鏡筒の沈胴時のサイズのコンパクト化を実現できるズームレンズを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成する本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群を有し、各群の間隔を変化させて広角端から望遠端への変倍を行うズームレンズにおいて、
前記第1レンズ群は、物体側より順に、1枚の負レンズと1枚の正レンズの2枚で構成され、
前記第2レンズ群は、2枚の正レンズと1枚の負レンズを有し、
前記第3レンズ群は、1枚の正レンズで構成され、
以下の条件式を満足することを特徴とするものである。
(1) (Σd1 +Σd2 +Σd3 )/ft <0.64
ただし、Σd1 :第1レンズ群の最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの光 軸上の厚さ、
Σd2 :第2レンズ群の最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの光 軸上の厚さ、
Σd3 :第3レンズ群の最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの光 軸上の厚さ、
t :望遠端でのズームレンズ全系の焦点距離、
である。
以下において、本発明において上記構成をとる理由と作用を説明する。
電子撮像素子に適したズームレンズとして、負の第1レンズ群、正の第2レンズ群、正の第3レンズ群からなる3群構成のズームレンズが知られている。本発明でもこのような3群構成を採用している。このような構成にすることで、テレセントリック性が良くなり、CCD等の撮像素子に効率的に光線を入射させることができる。また、バックフォーカスを長くとることができるため、光学的ローパスフィルタや赤外線カットフィルタといった部材を配置するスペースが確保できる。
第1レンズ群は、物体側より順に、1枚の負レンズ、1枚の正レンズの2枚の構成としている。最少の構成で第1レンズ群内で発生する収差を抑えることができるため、全長や沈胴長が必要以上に大きくならずにすむ利点がある。
第2レンズ群は、2枚の正レンズと1枚の負レンズを有する構成としている。このような構成にすると、第2レンズ群内で発生する球面収差、コマ収差、非点収差を補正することが可能となる。
第3レンズ群は、1枚の正レンズの構成としている。1枚のみの構成でも、射出瞳を適切な距離に配置させる作用と、実用的なレベルの収差補正は可能であり、必要十分な構成である。
さらに、このとき、次の条件式を満たすようにするのがよい。
(1) (Σd1 +Σd2 +Σd3 )/ft <0.64
ただし、Σd1 :第1レンズ群の最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの光 軸上の厚さ、
Σd2 :第2レンズ群の最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの光 軸上の厚さ、
Σd3 :第3レンズ群の最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの光 軸上の厚さ、
t :望遠端でのズームレンズ全系の焦点距離、
である。
この条件式(1)の上限の0.64を越えると、ズームレンズを構成する各レンズ群の光軸上肉厚が厚くなりすぎ、鏡筒を沈胴したときにカメラを十分に小型化することができなくなる。
なお、この条件式(1)に下限値を設けて、
0.30<(Σd1 +Σd2 +Σd3 )/ft <0.64
としてもよい。
この下限の0.30を越えると、ズームレンズを構成する各レンズの軸上肉厚や縁肉が小さくなりすぎ、加工が難しくなってコストアップしたり、加工が不可能になったりする。
さらに、以下のようにすると、さらによい。
(1)’ 0.42<(Σd1 +Σd2 +Σd3 )/ft <0.60
さらには、以下を満足すると、なおよい。

(1)” 0.53<(Σd1 +Σd2 +Σd3 )/ft <0.56
条件式(1)を満たしてズームレンズを小型化すると、光学系を構成する各レンズのパワーが強くなるため、収差補正が難しくなって高い光学性能を満たすことが難しくなるし、レンズ部品の製造誤差や組み立て誤差による影響を受けやすくなり、光学性能の劣化が生じる懸念もある。本発明の後記の実施例では、以下のように光学系に様々な工夫を施すことで、高い光学性能を維持することに成功している。
なお、広角端から望遠端への変倍時には、第1レンズ群は像側に凸の軌跡を描いて移動し、第2レンズ群は物体側へのみ移動するように構成することが好ましい。それにより、射出瞳距離を適切に保ちながら、全長をコンパクトにすることができる。
第3レンズ群は、第2レンズ群とは異なる量で移動するようにすると、テレセントリック性の調整がしやすくなるので、より好ましい。
また、第3レンズ群は固定としてもよく、その場合は、レンズ群の移動機構を簡略にできる。
また、第1レンズ群と第2レンズ群の屈折力の比は、次の条件式を満たすようにすることが好ましい。
(2) −1.6<f1 /f2 <−1.1
ただし、f1 :第1レンズ群の焦点距離、
2 :第2レンズ群の焦点距離、
である。
条件式(2)の上限の−1.1を越えて第2レンズ群のパワーが強くなると、テレセントリック性の確保が難しくなり、撮影画面の隅での明るさのかげり(シェーディング)が発生しやすくなる。下限の−1.6を越えて第2レンズ群のパワーが弱くなると、第2レンズ群の変倍作用が小さくなってレンズ移動量が増加し、レンズ系全体が大きくなる。
以下のようにすると、さらによい。
(2)’ −1.5<f1 /f2 <−1.2
さらには、以下を満足すると、なおよい。
(2)” −1.4<f1 /f2 <−1.3
第1レンズ群内の負レンズと正レンズの焦点距離について、以下の条件式を満たすようにすることが好ましい。
(3) 0.25<|f11/f12|<0.60
ただし、f11:第1レンズ群の負レンズの焦点距離、
12:第1レンズ群の正レンズの焦点距離、
である。
条件式(3)の上限の0.60を越えると、負レンズのパワーが弱くなりすぎるため、第1レンズ群の前側主点を像側に出し難くなり、入射瞳が深くなりがちで、前玉径が大型化しやすくなる。下限の0.25を越えると、負レンズのパワーが強くなりすぎ、軸外の非点収差、歪曲収差、倍率色収差の補正が困難になる。
以下のようにすると、さらによい。
(3)’ 0.35<|f11/f12|<0.56
さらには、以下を満足すると、なおよい。
(3)” 0.45<|f11/f12|<0.52
また、第1レンズ群の負レンズは、像面側に凹面を向けた形状とし、像面側の凹面に非球面を配置するとよい。この面を非球面とすると、軸外の非点収差、歪曲収差補正に効果的である。
第1レンズ群の正レンズの形状については、次の条件式を満足することが好ましい。
(4) −0.6<SF12<−0.1
ただし、SF12=(R11−R12)/(R11+R12)で定義され、
11:第1レンズ群の正レンズの物体側面の近軸曲率半径、
12:第1レンズ群の正レンズの像側面の近軸曲率半径,
である。
条件式(4)の下限の−0.6を越えると、レンズ面の面精度に製造誤差が生じたときに結像性能への影響が大きくなるため、要求される面精度が厳しくなり、加工が難しくなったり歩留まりが悪くなってコストアップしたりする。上限の−0.1を越えると、正レンズのパワーが足りなくなり、軸外の非点収差、歪曲収差の補正が不足になる。
以下のようにすると、さらによい。
(4)’ −0.54<SF12<−0.23
さらには、以下を満足すると、なおよい。
(4)” −0.48<SF12<−0.36
第2レンズ群のレンズ構成は、物体側から順に、正レンズ、正レンズと負レンズの接合レンズの3枚からなる構成を採用することが好ましい。このような構成にすると、第2レンズ群の前側主点位置を物体側に出すことができるので、変倍時の第2レンズ群の移動量を少なくすることができる。そのため、沈胴時の鏡筒のコンパクト化に貢献する。さらに接合レンズを配置することで、軸上色収差、倍率色収差を補正できる。
さらに、第2レンズ群を構成するレンズのパワー配置について、次の条件式を満たすことが好ましい。
(5) −0.90<f21/f23<−0.15
ただし、f21:第2レンズ群の最も物体側の正レンズの焦点距離、
23:第2レンズ群の接合レンズの焦点距離、
である。
条件式(5)の上限の−0.15を越えると、第2レンズ群の主点が物体側に寄るために全長を短くする作用があるが、非点収差の補正が困難となる。下限の−0.90を越えると、第2レンズ群の主点が像側寄りとなって第2レンズ群の倍率が高くならないため、第1レンズ群や第2レンズ群の移動量が大きくなったりして、鏡筒が大型化しやすくなってしまう。
以下のようにすると、さらによい。
(5)’ −0.66<f21/f23<−0.23
さらには、以下を満足すると、なおよい。
(5)” −0.42<f21/f23<−0.32
第2レンズ群内の接合レンズにおいて、接合される正レンズは両凸形状として、接合面を像面側に凸の形状とすることが好ましい。縁肉を確保するためには、接合レンズ中の正レンズをメニスカス形状の正レンズとし、接合面を物体側に凸の形状にする方が有利である。しかしながら、接合レンズの肉厚の製造誤差による像面湾曲の発生が起こりやすくなってしまう。光学性能確保の点では、この正レンズは接合面を像面側に凸形状とした両凸形状とするのが好ましい。
また、第2レンズ群中の接合面の曲率半径について、以下の条件式を満足することが好ましい。
(6) 1.0<f23/Rcem <6.0
ただし、f23:第2レンズ群の接合レンズの焦点距離、
cem :第2レンズ群の接合レンズにおける接合面の近軸曲率半径、
である。
条件式(6)の下限の1.0を越えると、軸上色収差、倍率色収差が補正不足になりやすい。上限の6.0を越えると、接合レンズ中の正レンズの縁肉確保の関係上、光軸上での厚みが増大し好ましくない。
以下のようにすると、さらによい。
(6)’ 2.0<f23/Rcem <5.1
さらには、以下を満足すると、なおよい。
(6)” 3.10<f23/Rcem <4.30
接合される正レンズの屈折率は1.75以上の硝材を用いることが好ましい。このような硝材を用いると、レンズ面の曲率を大きくすることなく所望の屈折力が得られるので、収差発生量を最小限に抑えることができる。
また、表裏面の曲率半径は符号のみ異なり絶対値は等しいようにするのが望ましい。組み立て時に表裏判別をする手間が省けるため、組み立て性が良くなり、また、表裏の組み込み間違いがなくなり、歩留まりの向上やコストダウンにつながる。
第2レンズ群は主に変倍を担う群であり、全変倍域に亘って良好な光学性能を得るためには、第2レンズ群内で発生する諸収差をできるだけ小さくしたほうがよい。そのためには、第2レンズ群内に2面以上の非球面を配置することが望ましい。
特に、本発明の後記の実施例に示すように、最も物体側の正レンズを両面非球面レンズとすることが好ましい。異なるレンズにそれぞれ非球面を配置すると、レンズ枠への組み込み誤差でレンズ同士の相対偏心が生じたときに光学性能の劣化が大きくなりやすくなるため、両面非球面とすることでこの問題を回避している。この正レンズの物体側面上では、CCD等の撮像素子の光軸上に結像する光束が広がって通過するので、非球面としたときに球面収差補正に効果がある。その正レンズの像側面の非球面はコマ収差や非点収差補正に効果がある。
また、第2レンズ群の最も物体側の正レンズのレンズ形状が以下の条件式を満足する非球面レンズとするとよい。
(7) −5.0<SF21<−1.0
ただし、SF12=(R21−R22)/(R21+R22)で定義され、
21:第2レンズ群の最も物体側の正レンズの物体側面の近軸曲率半径、
22:第2レンズ群の最も物体側の正レンズの像側面の近軸曲率半径、
である。
条件式(7)の上限の−1.0を越えると、非球面によるコマ収差、非点収差の補正が不足しやすくなり、全変倍域で良好な光学性能を確保するのが困難になる。下限の−5.0を越えると、収差補正に対する非球面による寄与が過剰になる傾向があり、非球面に加工誤差が生じたときに光学性能が大きく劣化しやすい。結果として、非球面の要求加工精度が厳しくなるため歩留まりが悪化したりコストが高くなったりする。
以下のようにすると、さらによい。
(7)’ −3.7<SF21<−1.2
さらには、以下を満足すると、なおよい。
(7)” −2.4<SF21<−1.5
本発明の後記の実施例に示すように、第3レンズ群は1枚の正レンズのみからなる構成とすることが好ましい。本発明の構成の負、正、正タイプのズームレンズでの第3レンズ群の役割は、主に軸外の光線を屈折させることでCCD面等の受光面への光線の入射角を適切な角度範囲になるようコントロールし、受光面上に効率的に光線を入射させることである。この目的のためには、1枚の正レンズのみで十分である。また、第3レンズ群は通過する軸外光線高が高くなる場所でもあるので、軸外の非点収差や歪曲収差補正の役割を担わせることもできるが、1枚のレンズのみでも実用的な収差レベルの補正は可能である。したがって、1枚の正レンズのみで必要十分であり、レンズ枚数を増やして必要以上にレンズ系の軸上厚さが厚くなってしまうのを回避することが好ましい。
また、第3レンズ群を移動させることでフォーカシングを行うことが好ましい。第1レンズ群でフォーカシングしてもよいのだが、第3レンズ群で行う方がレンズ重量が軽量なため、フォーカシング用モータにかかる負荷が少なくできる。さらに、第3レンズ群の移動でフォーカシングを行う場合、フォーカシング時に全長が変化せず、鏡枠内部に駆動モータを配置できるため、鏡枠のコンパクト化に有利である。
また、この第3レンズ群は軸外の非点収差や歪曲収差の補正に適した場所である。積極的に収差補正の役割を与えるために、このレンズに非球面を配置することが好ましい。その際、次の条件式を満足することが好ましい。
(8) 0.001<|asp31/fw |<0.02
ただし、asp31:第3レンズ群に配置された非球面の有効径での非球面偏倚量であり、非球面偏倚量は、非球面の面頂を面頂とし、曲率半径を非球面の近軸曲率半径とした球面から非球面までの光軸方向での距離であり、
w :広角端でのズームレンズ全系の焦点距離、
である。
条件式(8)の上限の0.02を越えると、非点収差補正に対する第3レンズ群の非球面の寄与が大きくなりすぎ、無限遠物点合焦時に非点収差が良好に補正されていても、第3レンズ群を移動させて至近物点にフォーカシングしたときに非点収差の変動が大きくなり、軸外の光学性能が劣化しやすくなる。下限の0.001を越えると、軸外の非点収差、歪曲収差の補正が足りなくなる。
以下のようにすると、さらによい。
(8)’ 0.002<|asp31/fw |<0.013
さらには、以下を満足すると、なおよい。
(8)” 0.003<|asp31/fw |<0.005
また、第3レンズ群の正レンズの形状が、以下の条件式を満たすことが好ましい。
(9) −8.0<SF31<0.0
ただし、SF31=(R31−R32)/(R31+R32)で定義され、
31:第3レンズ群の正レンズの物体側面の近軸曲率半径、
32:第3レンズ群の正レンズの像側面の近軸曲率半径、
である。
条件式(9)の下限の−8.0を越えると、第3レンズ群の正レンズとそれよりも像側に配置される光学的ローパスフィルタやCCD等のカバーガラス等との間に生じる反射光によって、ゴーストやスポットフレアが発生しやすくなり、著しく光学性能を劣化させる。上限の0.0を越えると、レンズの縁肉厚確保のために軸上肉厚を大きくしなければならなくなる。
以下のようにすると、さらによい。
(9)’ −5.2<SF31<−0.6
さらには、以下を満足すると、なおよい。
(9)” −2.4<SF31<−1.2
開口絞りを配置する位置は、第1レンズ群と第2レンズ群の間に配置することが好ましい。こうすると、入射瞳位置を浅くできるため前玉径が小さくでき、結果として光軸上のレンズ肉厚を薄くできる。そのため、厚さ方向のコンパクト化に貢献する。また、射出瞳位置を結像位置から遠くできるので、CCD等の撮像素子に射出する光線角度を小さくでき、画面隅でのシェーディングの発生を防ぐことができる。また、開口絞りを変倍時に第2レンズ群と一体で移動する構成とすることが好ましい。それにより、機構を単純にできる。しかも、沈胴時のデッドスペースが発生し難く、広角端と望遠端のF値差も小さくできる。
また、物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群からなる3群ズームレンズとして構成すると、沈胴時の小型化と光学性能の確保に有利となる。
さらには、本発明のズームレンズは、テレセントリック性とコンパクト化に有利であるので、ズームレンズと、その像側に配され、そのズームレンズにより形成される像を電気信号に変換する撮像素子とを備えた撮像装置として構成すれば、小型な撮像装置とすることができる。
また、本発明の何れかのズームレンズ、若しくは、撮像装置において、第1レンズ群が以下の条件式(10)、(11)を満足するとよい。
(10) 1.6800<nd1<2.3000
(11) 1.7000<nd2<2.3000
ただし、nd1:前記第1レンズ群内の負レンズの屈折率、
d2:前記第1レンズ群内の正レンズの屈折率、
である。
さらには、以下の条件(12)、(13)、(14)、(15)の何れか1つを満足することがより好ましい。
(12) 30.0<νd2<50.0
(13) 0.0<nd2−nd1<0.5
(14) 16.0<νd1−νd2<50.0
(15) 0.10<Σd1 /ft <0.50
ただし、νd2:前記第1レンズ群内の正レンズのアッベ数、
νd1:前記第1レンズ群内の負レンズのアッベ数、
d1:前記第1レンズ群内の負レンズの屈折率、
d2:前記第1レンズ群内の正レンズの屈折率、
Σd1 :前記第1レンズ群の最も物体側の面から最も像側の面までの軸上厚み、 ft :望遠端でのズームレンズ全系の焦点距離、
である。
条件(10)、(11)は、第1レンズ群内の収差補正を実現し、全変倍域で良好な光学性能を確保する上で好ましい条件である。
条件式(10)、(11)についての作用を次に説明する。
ズームレンズの沈胴状態での寸法を薄くするためには、第1レンズ群の厚みを薄くすることが必要である。そのため、本発明では、第1レンズ群の構成枚数を少なくし、かつ、各レンズの軸上肉厚をできる限り薄くして、各レンズ群の軸上間隔をできる限り小さくすることが好ましい。一方、そうすると、第1レンズ群内で発生する諸収差の補正、特に、軸上色収差、倍率色収差の補正が難しくなってくる。
そのため、第1レンズ群の負レンズ、正レンズの2枚のみの構成としたとき、これらのレンズについて、条件(10)、(11)を同時に満足する構成とすることが好ましい。
条件式(10)の下限の1.6800及び条件式(11)の下限の1.7000を越えると、各レンズが所望の屈折力を得るためにはレンズ面の曲率を大きくしなければならなくなり、収差の発生が大きくなってしまう。特に軸外のコマ収差や非点収差が補正し切れずに、撮影画像の軸外での解像力が不足してしまう。それらの条件式の上限の2.3000を越えると、硝材の入手性や量産性が悪くなり、コストが高くなる。
条件式(12)の下限の30.0を越えると、硝材の異常分散性が大きくなりやすく、軸上色収差及び倍率色収差の2次スペクトルの補正が難しくなるため、撮影画像に色にじみが発生しやすくなる。又は、色収差の2次スペクトル補正のためにズームレンズを構成するレンズ枚数を増やさなくてはならなくなり、コストが高くなったりズームレンズのコンパクト化ができなくなったりする。条件式(12)の上限の50.0を越えると、正レンズの色分散が小さくなりすぎ、負レンズで発生する色収差を打ち消すことができなくなるため、色収差補正が不完全になる。
第1レンズ群内の負レンズL11を通過する軸外光線の高さは、正レンズL12での光線高よりも高いところを通るため、負レンズL11で発生する収差量が正レンズL12でキャンセルされる収差量よりも大きくなりやすく、残存しやすい。特に、非点収差、歪曲収差、倍率色収差等の軸外主光線の収差が残存しやすい。これは撮影画角が広角になる程顕著であり、問題になる。ズームレンズの広角化を実現するためには、負レンズL11で発生する軸外収差を正レンズL12で打ち消すことが必要となり、そのためには条件式(13)を満足するのがよい。条件式(13)の下限の0.0を越えると、負レンズL11で発生する軸外の非点収差、歪曲収差、倍率色収差を正レンズL12で補正することができなくなり、画面の周辺部まで良好な画像を得ることができなくなる。その上限の0.5を越えると、条件式(10)及び(11)と両立させられる硝材の組み合わせが限定されてしまい、入手性や量産性の悪い硝材を用いなくてはならず、現実的ではない。
さらに、各々の条件式(10)、(11)、(12)、(13)の何れか、又は、その複数にて、次の条件式を満足するとさらによい。
(10)’ 1.7000<nd1<1.9000
(11)’ 1.8000<nd2<2.0000
(12)’ 30.5<νd2<46.0
(13)’ 0.05<nd2−nd1<0.45
さらには、以下を満足するとなおよい。
(10)” 1.7200<nd1<1.8500
(11)” 1.8500<nd2<1.9500
(12)” 31.0<νd2<42.0
(13)” 0.1<nd2−nd1<0.3
なお、広角端から望遠端への変倍時には、第1レンズ群は像側に凸の軌跡を描いて移動し、第2レンズ群は物体側へのみ移動するように構成することが好ましい。それにより、射出瞳距離を適切に保ちながら、全長をコンパクトにすることができる。
硝材に関して、さらに次の条件式を満足するとよい。
(14) 16.0<νd1−νd2<50.0
ただし、νd1:前記第1レンズ群内の負レンズのアッベ数、
である。
条件式(14)の下限の16.0を越えると、第1レンズ群内での色収差の打ち消しが不十分になりやすい。その上限の50.0を越えると、条件式(10)及び(11)と両立させられる硝材の組み合わせが限定されてしまい、入手性や量産性の悪い硝材を用いなくてはならず、現実的ではない。
以下のようにすると、さらによい。
(14)’ 16.8<νd1−νd2<41.0
さらには、以下を満足すると、なおよい。
(14)” 17.6<νd1−νd2<32.0
本発明のズームレンズを採用するには、以下の条件式を満足するのがよい。
(15) 0.10<Σd1 /ft <0.50
ただし、Σd1 :前記第1レンズ群の最も物体側の面から最も像側の面までの軸上厚み、 ft :望遠端でのズームレンズ全系の焦点距離、
である。
条件式(15)の下限の0.10を越えると、第1レンズ群を構成するレンズの縁肉厚や軸上肉厚が十分に確保できなくなり加工が難しくなり、したがってコストアップするため安価なズームレンズが提供できなくなる。又は、加工が不可能になる。その上限の0.50を越えると、本発明の構成を採用しなくとも、良好な収差補正を行える。
以下のようにすると、さらによい。
(15)’ 0.16<Σd1 /ft <0.38
さらには、以下を満足すると、なおよい。
(15)” 0.22<Σd1 /ft <0.25
なお、上述した構成要件を種々組み合わせて構成してもよい。
また、上位概念の条件式に対して、下位概念の条件式の下限値のみ若しくは上限値のみを限定するようにしてもよい。
以上の本発明によると、沈胴時の厚みを小さくしつつも、光学性能とのバランスを確保したズームレンズが得られる。
また、F値が2. 8程度と明るく、ズーム比が3倍程度と大きく、広角端での画角が60°程度と広角な、結像性能が高いズームレンズでありながらも、構成枚数が少なく、光学系を構成する各レンズ群の軸上厚さが薄く、鏡筒の沈胴時のサイズのコンパクト化を実現できるズームレンズを得ることができる。
以下、本発明のズームレンズの実施例1〜4について説明する。実施例1の無限遠物点合焦時の広角端(a)、中間状態(b)、望遠端(c)のレンズ断面図を図1に示す。なお、実施例2〜4の構成は実施例1と同様であるので、同様のレンズ断面図は省く。図1中、第1レンズ群はG1、開口絞りはS、第2レンズ群はG2、第3レンズ群はG3、赤外光、紫外光を制限する波長域制限コートを施したローパスフィルタを構成する平行平板はF、電子撮像素子のカバーガラスの平行平板はC、像面はIで示してある。なお、カバーガラスCの表面に波長域制限用の多層膜を施してもよい。また、そのカバーガラスCにローパスフィルタ作用を持たせるようにしてもよい。
実施例1〜4のズームレンズは、図1に示すように、物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群G1と、開口絞りSと、正屈折力の第2レンズ群G2と、正屈折力の第3レンズ群G3とから構成されており、広角端から望遠端への変倍をする際に、第1レンズ群G1は、像面側に凸の軌跡で移動し、望遠端では中間状態の位置より物体側であって広角端の位置より若干像側に位置し、開口絞りSと第2レンズ群G2は一体に物体側へ単調に移動し、第3レンズ群G3は、物体側に凸の軌跡で移動し、望遠端では広角端の位置より若干像側に位置する。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとからなり、第2レンズ群G2は、両凸正レンズと、両凸正レンズと両凹負レンズの2枚接合レンズとからなり、第3レンズ群G3は両凸正レンズ1枚からなる。
非球面は、第1レンズ群G1の負メニスカスレンズの像側の面、第2レンズ群G2の単レンズの両凸正レンズの両側の面、第3レンズ群G3の単レンズの両凸正レンズの像側の面の4面に用いている。
実施例1〜4では、第3レンズ群G3を光軸方向に移動させてフォーカシングを行っている。
なお、実施例1〜4全てで、第1レンズ群G1のみ、第2レンズ群G2のみ、あるいは、ズームレンズ全系の移動によってフォーカシングを行うように構成してもよい。
以下に、上記各実施例の数値データを示すが、記号は上記の外、fは全系焦点距離、FNOはFナンバー、2ωは画角、WEは広角端、STは中間状態、TEは望遠端、r1 、r2 …は各レンズ面の曲率半径、d1 、d2 …は各レンズ面間の間隔、nd1、nd2…は各レンズのd線の屈折率、νd1、νd2…は各レンズのアッベ数である。なお、非球面形状は、xを光の進行方向を正とした光軸とし、yを光軸と直交する方向にとると、下記の式にて表される。
x=(y2 /r)/[1+{1−(K+1)(y/r)2 1/2
+A4 4 +A6 6 +A8 8 +A1010
ただし、rは近軸曲率半径、Kは円錐係数、A4 、A6 、A8 、A10はそれぞれ4次、6次、8次、10次の非球面係数である。

実施例1
1 = 486.879 d1 = 1.20 nd1 =1.74330 νd1 =49.33
2 = 6.572 (非球面) d2 = 1.84
3 = 11.096 d3 = 2.64 nd2 =1.90366 νd2 =31.31
4 = 29.983 d4 = (可変)
5 = ∞(絞り) d5 = 0.20
6 = 9.565 (非球面) d6 = 2.40 nd3 =1.58313 νd3 =59.46
7 = -32.947 (非球面) d7 = 0.10
8 = 10.752 d8 = 2.31 nd4 =1.77250 νd4 =49.60
9 = -10.752 d9 = 0.70 nd5 =1.64769 νd5 =33.79
10= 5.145 d10= (可変)
11= 15.888 d11= 1.74 nd6 =1.58313 νd6 =59.46
12= -92.317 (非球面) d12= (可変)
13= ∞ d13= 0.86 nd7 =1.54771 νd7 =62.84
14= ∞ d14= 0.50
15= ∞ d15= 0.50 nd8 =1.51633 νd8 =64.14
16= ∞ d16= 0.43
17= ∞(像面)
非球面係数
第2面
K = -0.639
4 = -2.98759×10-5
6 = 3.27427×10-6
8 = -1.20087×10-7
10= 1.35884×10-9
第6面
K = 0.000
4 = -2.50030×10-4
6 = -5.47642×10-6
8 = -2.75670×10-7
10= 7.44525×10-10
第7面
K = 0.000
4 = 1.00025×10-5
6 = -4.46990×10-6
8 = -2.98489×10-7
10= 5.19077×10-9
第12面
K = 0.000
4 = 9.29735×10-5
6 = -3.43799×10-6
8 = 5.61229×10-8
10= 0
ズームデータ(∞)
WE ST TE
f (mm) 8.160 12.898 23.519
NO 2.78 3.37 5.00
2ω (°) 60.6 39.1 21.5
4 18.95 8.79 2.56
10 8.51 12.48 24.73
12 3.93 4.69 3.27 。

実施例2
1 = 294.078 d1 = 1.20 nd1 =1.74330 νd1 =49.33
2 = 6.502 (非球面) d2 = 1.80
3 = 10.826 d3 = 2.57 nd2 =1.90366 νd2 =31.31
4 = 27.909 d4 = (可変)
5 = ∞(絞り) d5 = 0.19
6 = 9.136 (非球面) d6 = 2.18 nd3 =1.58313 νd3 =59.46
7 = -39.275 (非球面) d7 = 0.10
8 = 10.822 d8 = 2.50 nd4 =1.77250 νd4 =49.60
9 = -9.099 d9 = 0.70 nd5 =1.64769 νd5 =33.79
10= 5.101 d10= (可変)
11= 15.878 d11= 1.67 nd6 =1.58313 νd6 =59.46
12= -85.491 (非球面) d12= (可変)
13= ∞ d13= 0.86 nd7 =1.54771 νd7 =62.84
14= ∞ d14= 0.50
15= ∞ d15= 0.50 nd8 =1.51633 νd8 =64.14
16= ∞ d16= 0.42
17= ∞(像面)
非球面係数
第2面
K = -0.596
4 = -2.94826×10-5
6 = 2.52126×10-6
8 = -9.55661×10-8
10= 1.01269×10-9
第6面
K = -5.804
4 = 7.57126×10-4
6 = -2.09226×10-5
8 = 6.30687×10-7
10= -1.52351×10-9
第7面
K = 0.000
4 = 1.12664×10-4
6 = 5.88091×10-6
8 = -2.73515×10-7
10= 2.10480×10-8
第12面
K = 0.000
4 = 8.66591×10-5
6 = -2.64058×10-6
8 = 4.05681×10-8
10= 0
ズームデータ(∞)
WE ST TE
f (mm) 8.160 12.848 23.520
NO 2.79 3.36 4.99
2ω (°) 60.6 39.2 21.5
4 18.23 8.47 2.18
10 8.33 12.15 23.83
12 3.64 4.36 3.26 。

実施例3
1 = 486.879 d1 = 1.20 nd1 =1.76802 νd1 =49.24
2 = 6.645 (非球面) d2 = 1.84
3 = 11.096 d3 = 2.64 nd2 =1.90366 νd2 =31.31
4 = 29.983 d4 = (可変)
5 = ∞(絞り) d5 = 0.20
6 = 9.545 (非球面) d6 = 2.40 nd3 =1.58313 νd3 =59.46
7 = -27.157 (非球面) d7 = 0.10
8 = 11.231 d8 = 2.31 nd4 =1.77250 νd4 =49.60
9 = -10.413 d9 = 0.70 nd5 =1.64769 νd5 =33.79
10= 5.145 d10= (可変)
11= 18.541 d11= 1.74 nd6 =1.58313 νd6 =59.46
12= -48.356 (非球面) d12= (可変)
13= ∞ d13= 0.86 nd7 =1.54771 νd7 =62.84
14= ∞ d14= 0.50
15= ∞ d15= 0.50 nd8 =1.51633 νd8 =64.14
16= ∞ d16= 0.43
17= ∞(像面)
非球面係数
第2面
K = -0.640
4 = -1.93128×10-5
6 = 3.09412×10-6
8 = -1.14942×10-7
10= 1.33472×10-9
第6面
K = 0.000
4 = -3.03396×10-4
6 = -8.09623×10-6
8 = -2.93773×10-7
10= -5.59229×10-9
第7面
K = 0.000
4 = -2.34522×10-5
6 = -7.40484×10-6
8 = -3.02179×10-7
10= -2.62318×10-10
第12面
K = 0.000
4 = 9.38135×10-5
6 = -2.59439×10-6
8 = 4.06888×10-8
10= 0
ズームデータ(∞)
WE ST TE
f (mm) 8.160 12.898 23.517
NO 2.80 3.40 4.99
2ω (°) 60.6 38.9 21.5
4 18.86 9.05 2.59
10 9.32 13.42 25.08
12 3.39 4.08 3.32 。

実施例4
1 = 318.320 d1 = 1.20 nd1 =1.76802 νd1 =49.24
2 = 6.577 (非球面) d2 = 1.82
3 = 11.349 d3 = 2.42 nd2 =2.08200 νd2 =30.40
4 = 25.614 d4 = (可変)
5 = ∞(絞り) d5 = 0.20
6 = 9.567 (非球面) d6 = 2.40 nd3 =1.58313 νd3 =59.46
7 = -24.132 (非球面) d7 = 0.10
8 = 12.907 d8 = 2.31 nd4 =1.77250 νd4 =49.60
9 = -8.977 d9 = 0.70 nd5 =1.64769 νd5 =33.79
10= 5.412 d10= (可変)
11= 15.888 d11= 1.74 nd6 =1.58313 νd6 =59.46
12= -94.482 (非球面) d12= (可変)
13= ∞ d13= 0.86 nd7 =1.54771 νd7 =62.84
14= ∞ d14= 0.50
15= ∞ d15= 0.50 nd8 =1.51633 νd8 =64.14
16= ∞ d16= 0.43
17= ∞(像面)
非球面係数
第2面
K = -0.629
4 = -3.38899×10-5
6 = 3.12452×10-6
8 = -1.21401×10-7
10= 1.36173×10-9
第6面
K = 0.000
4 = -3.78307×10-4
6 = -8.54823×10-6
8 = -3.26150×10-7
10= -1.05875×10-8
第7面
K = 0.000
4 = -5.94059×10-5
6 = -8.00131×10-6
8 = -2.99719×10-7
10= -4.82349×10-9
第12面
K = 0.000
4 = 8.69257×10-5
6 = -2.84130×10-6
8 = 4.77586×10-8
10= 0
ズームデータ(∞)
WE ST TE
f (mm) 8.160 12.899 23.519
NO 2.80 3.39 5.04
2ω (°) 60.6 39.1 21.5
4 18.94 8.85 2.66
10 8.40 12.43 24.75
12 4.07 4.79 3.32 。

以上の実施例1〜4の無限遠物点合焦時の収差図をそれぞれ図2〜図5に示す。これらの収差図において、(a)は広角端、(b)は中間状態、(c)は望遠端における球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す。各図中、“FIY”は最大像高を示す。
次に、上記各実施例における画角、条件式(1)〜(9)の値を示す。
条件式 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4
(1) 0.550 0.540 0.550 0.540
(2) -1.353 -1.383 -1.312 -1.356
(3) -0.491 -0.491 -0.479 -0.506
(4) -0.460 -0.441 -0.460 -0.386
(5) -0.355 -0.336 -0.350 -0.410
(6) 3.404 4.231 3.514 3.279
(7) -1.818 -1.606 -2.084 -2.314
(8) 0.00344 0.00377 0.00447 0.00376
(9) -1.416 -1.456 -2.244 -1.404
(10) 1.74330 1.74330 1.76802 1.76802
(11) 1.90366 1.90366 1.90366 2.08200
(12) 31.310 31.310 31.310 30.400
(13) 0.160 0.160 0.136 0.314
(14) 18.020 18.020 17.930 18.840
(15) 0.242 0.237 0.242 0.231
図6〜図8は、以上のようなズームレンズを撮影光学系41に組み込んだ本発明によるデジタルカメラの構成の概念図を示す。図6はデジタルカメラ40の外観を示す前方斜視図、図7は同後方正面図、図8はデジタルカメラ40の構成を示す模式的な断面図である。ただし、図6と図8においては、撮影光学系41の非沈胴時を示している。デジタルカメラ40は、この例の場合、撮影用光路42を有する撮影光学系41、ファインダー用光路44を有するファインダー光学系43、シャッターボタン45、フラッシュ46、液晶表示モニター47、焦点距離変更ボタン61、設定変更スイッチ62等を含み、撮影光学系41の沈胴時には、カバー60をスライドすることにより、撮影光学系41とファインダー光学系43とフラッシュ46はそのカバー60で覆われる。そして、カバー60を開いてカメラ40を撮影状態に設定すると、撮影光学系41は図8の非沈胴状態になり、カメラ40の上部に配置されたシャッターボタン45を押圧すると、それに連動して撮影光学系41、例えば実施例1のズームレンズを通して撮影が行われる。撮影光学系41によって形成された物体像が、波長域制限コートを施したローパスフィルタFとカバーガラスCを介してCCD49の撮像面上に形成される。このCCD49で受光された物体像は、処理手段51を介し、電子画像としてカメラ背面に設けられた液晶表示モニター47に表示される。また、この処理手段51には記録手段52が接続され、撮影された電子画像を記録することもできる。なお、この記録手段52は処理手段51と別体に設けてもよいし、フロッピーディスクやメモリーカード、MO等により電子的に記録書込を行うように構成してもよい。また、CCD49に代わって銀塩フィルムを配置した銀塩カメラとして構成してもよい。
さらに、ファインダー用光路44上にはファインダー用対物光学系53が配置してある。ファインダー用対物光学系53は、複数のレンズ群(図の場合は3群)と2つのプリズムからなり、撮影光学系41のズームレンズに連動して焦点距離が変化するズーム光学系からなり、このファインダー用対物光学系53によって形成された物体像は、像正立部材である正立プリズム55の視野枠57上に形成される。この正立プリズム55の後方には、正立正像にされた像を観察者眼球Eに導く接眼光学系59が配置されている。なお、接眼光学系59の射出側にカバー部材50が配置されている。
このように構成されたデジタルカメラ40は、撮影光学系41が 本発明により、沈胴時に厚みを極めて薄く、高変倍で全変倍域で結像性能を極めて安定的であるので、高性能・小型化・広角化が実現できる。
本発明のズームレンズの実施例1の無限遠物点合焦時の広角端(a)、中間状態(b)、望遠端(c)でのレンズ断面図である。 実施例1の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例2の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例3の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例4の無限遠物点合焦時の収差図である。 本発明によるデジタルカメラの外観を示す前方斜視図である。 図6のデジタルカメラの後方斜視図である。 図6のデジタルカメラの断面図である。
符号の説明
G1…第1レンズ群
G2…第2レンズ群
G3…第3レンズ群
S…開口絞り
F…ローパスフィルタ
C…カバーガラス
I…像面
E…観察者眼球
40…デジタルカメラ
41…撮影光学系
42…撮影用光路
43…ファインダー光学系
44…ファインダー用光路
45…シャッターボタン
46…フラッシュ
47…液晶表示モニター
49…CCD
50…カバー部材
51…処理手段
52…記録手段
53…ファインダー用対物光学系
55…正立プリズム
57…視野枠
59…接眼光学系
60…カバー
61…焦点距離変更ボタン
62…設定変更スイッチ

Claims (12)

  1. 物体側より像側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群を有し、各群の間隔を変化させて広角端から望遠端への変倍を行うズームレンズにおいて、
    前記第1レンズ群は、物体側より順に、1枚の負レンズと1枚の正レンズの2枚で構成され、
    前記第2レンズ群は、2枚の正レンズと1枚の負レンズを有し、
    前記第3レンズ群は、1枚の正レンズで構成され、
    以下の条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
    (1) (Σd1 +Σd2 +Σd3 )/ft <0.64
    ただし、Σd1 :第1レンズ群の最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの光 軸上の厚さ、
    Σd2 :第2レンズ群の最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの光 軸上の厚さ、
    Σd3 :第3レンズ群の最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの光 軸上の厚さ、
    t :望遠端でのズームレンズ全系の焦点距離、
    である。
  2. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1記載のズームレンズ。
    (2) −1.6<f1 /f2 <−1.1
    ただし、f1 :第1レンズ群の焦点距離、
    2 :第2レンズ群の焦点距離、
    である。
  3. 前記第1レンズ群が以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2記載のズームレンズ。
    (3) 0.25<|f11/f12|<0.60
    ただし、f11:第1レンズ群の負レンズの焦点距離、
    12:第1レンズ群の正レンズの焦点距離、
    である。
  4. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から3の何れか1項記載のズームレンズ。
    (4) −0.6<SF12<−0.1
    ただし、SF12=(R11−R12)/(R11+R12)で定義され、
    11:第1レンズ群の正レンズの物体側面の近軸曲率半径、
    12:第1レンズ群の正レンズの像側面の近軸曲率半径,
    である。
  5. 前記第2レンズ群は、物体側から順に、正レンズ、正レンズと負レンズの接合レンズからなることを特徴とする請求項1から4の何れか1項記載のズームレンズ。
  6. 前記第2レンズ群が以下の条件式を満足することを特徴とする請求項5記載のズームレンズ。
    (5) −0.90<f21/f23<−0.15
    ただし、f21:第2レンズ群の最も物体側の正レンズの焦点距離、
    23:第2レンズ群の接合レンズの焦点距離、
    である。
  7. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項5又は6記載のズームレンズ。
    (6) 1.0<f23/Rcem <6.0
    ただし、f23:第2レンズ群の接合レンズの焦点距離、
    cem :第2レンズ群の接合レンズにおける接合面の近軸曲率半径、
    である。
  8. 前記第2レンズ群の最も物体側の正レンズが以下条件式を満足する非球面レンズであることを特徴とする請求項5から7の何れか1項記載のズームレンズ。
    (7) −5.0<SF21<−1.0
    ただし、SF12=(R21−R22)/(R21+R22)で定義され、
    21:第2レンズ群の最も物体側の正レンズの物体側面の近軸曲率半径、
    22:第2レンズ群の最も物体側の正レンズの像側面の近軸曲率半径、
    である。
  9. 前記第3レンズ群が以下の条件式を満足する非球面を有することを特徴とする請求項1から8の何れか1項記載のズームレンズ。
    (8) 0.001<|asp31/fw |<0.02
    ただし、asp31:第3レンズ群に配置された非球面の有効径での非球面偏倚量であり、非球面偏倚量は、非球面の面頂を面頂とし、曲率半径を非球面の近軸曲率半径とした球面から非球面までの光軸方向での距離であり、
    w :広角端でのズームレンズ全系の焦点距離、
    である。
  10. 前記第3レンズ群の正レンズが以下の条件を満足することを特徴とする請求項1から9の何れか1項記載のズームレンズ。
    (9) −8.0<SF31<0.0
    ただし、SF31=(R31−R32)/(R31+R32)で定義され、
    31:第3レンズ群の正レンズの物体側面の近軸曲率半径、
    32:第3レンズ群の正レンズの像側面の近軸曲率半径、
    である。
  11. 物体側から順に、前記負の屈折力の第1レンズ群、前記正の屈折力の第2レンズ群、前記正の屈折力の第3レンズ群からなる3群ズームレンズとして構成したことを特徴とする請求項1から10の何れか1項記載のズームレンズ。
  12. 請求項1から11の何れか1項記載のズームレンズと、その像側に配され、前記ズームレンズにより形成される像を電気信号に変換する撮像素子とを備えたことを特徴とする撮像装置。
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