JP2006188104A - 駐輪ロック装置 - Google Patents

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Hiroaki Yamashiro
洋明 山城
Hitoshi Watanabe
仁 渡辺
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ICHIMURA SANSO KK
YOSHIMASU SEISAKUSHO KK
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Abstract

【課題】 前輪収容部への前車輪の出し入れの簡易迅速化、閉止機構の確実化及び安定化、ランニングコストの低減化を目的とする駐輪ロック装置の提供。
【解決手段】 装置フレーム1は前方にU字状前輪収容部10を開口し、その収容部10内に左右側横部11A,Bに軸支された左右対称のロックレバー3A,Bを出没開閉させると共に、主スプリング6によって左右のロックレバー3A,Bを常時開方向に付勢し、またフレーム中央部13には縦方向に進退可能な前輪当接移動体2を設置し、中央の移動体2と左右のロックレバー3A,Bの間を対向するトッグルリンク4A,Bで連結して移動体2の進退で左右のロックレバー3A,Bを開閉させると共に移動体2に主スプリング6による前進方向の付勢力を伝達させ、また連動範囲規制具15A,Bを設けて移動体2の進退範囲とロックレバーの開閉範囲を規制し、また当接移動体2には後退終端のとき、側横より停止具23により係止し、ソレノイド24により係止を離脱可能としたロック装置20を設けた構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、駐輪装置への前車輪(以下前輪という)の出し入れ操作の簡易迅速化、閉止機構の改良、ロック装置の安定化及びランニングコストの低減化を図った自転車の駐輪ロック装置に関する。
従来の左右一対の開閉可能なロックレバーを並設した駐輪ロック装置は(例えば、特許文献1参照。)、ロック作動のとき、左右のロックレバーの先端ローラを前輪の取り出しを阻止するシャッターとして機能させるため、ローラ間の内幅を前輪の外幅より狭く設定すると共に、スプリングによる閉方向の付勢力に抗して前輪が通れる程度に開閉可能に設定して、収容部の入口に並設され、使用者は前輪を前記付勢力に抗しながらローラ間に押し込み、押し広げて収容部に出し入れしていた。
また従来の左右のロックレバーを閉止状態に係止するロック装置は、中央の前輪当接移動体が後退して検出スイッチを働かすと、ソレノイドがオンになってプランジャを引き込み、作動スプリングの付勢力によりストッパー片が左右のロックレバーの基端部間に割り込み、ロックレバーを開かせなくしてロックしていた。
またロック装置を解除して前輪を取り出すときは、ソレノイドをオフにして復帰用スプリングによりプランジャを復帰させ、前記ストッパー片を、ロックレバーの基端部間から押し出してロックを解除し、ロックレバーを開閉可能に戻していた。
以上のごとく従来のロック装置では、前輪当接移動体はロック作動に直接関与せず、ソレノイドを作動するための検出スイッチの作動カムとして働き、ロック作動と解除はソレノイドのオン、オフによるストッパー片の出し入れで行われていて、前輪を収容部に入れてロックするときは、ロックしている間ソレノイドをオンにしておく必要があった。
特開2001−328576
以上に述べた従来の駐輪ロック装置では、使用者が駐輪のため、とにかく前輪を当接移動体に当てようとしても収容部の入口に先端ローラが並設されているので、先ずは狭く設定された先端ローラ間を、閉方向の付勢力に抗して押し広げながら通過させなくてはならず、またローラに対して前輪の挿入方向が逸れるとローラがうまく開かなかったりして、前輪を当接移動体に当てる前のローラ間の通過に手間と労力と時間がかかっていた。また急ぐあまり前輪に勢を付けて押し込み、ローラに衝突させてローラを破損させる恐れがあった。本発明の目的は、前輪収容部の当接移動体への当接手段の簡易迅速化にあり、更には前輪の出し入れ操作全体の簡易迅速化に好適な構成であって、かつシンプルで、コンパクトで、低コストの条件をも充足する新規な駐輪ロック装置の提供にある。
また従来のロック装置は、常時開方向に付勢されながら開閉する左右のロックレバーの基端部間に作動スプリングの付勢力によりストッパー片を割り込ませる構成であるため、ロック作動のとき先端ローラ同士をしっかりと閉止させるためには基端部間の内幅とストッパー片の外幅を整合させることが望ましいが構造的に不可能であって、ストッパー片を楔形状にすると齧り易くなって復帰用スプリング及びソレノイドを強大なものにしなくてはならず、また幅方向に隙間をもたせると先端ローラ間にガタが拡大して発生する等の不安定要素の問題点があった。本発明のもう一つの目的は左右のロックレバーの先端部が前記の不安定要素を除き、安定した閉止状態を保持できるような閉止機構の改良にあり、かつまたその閉止状態を保持可能なロック装置の作動の安定化にある。
また従来装置は:検出スイッチを介して左右のロックレバーをロックする構成であったから、いたずらによってスイッチをオンにしてもロックする恐れがあった。本発明の次なる目的は、検出スイッチを介在することなく、前輪の進退に対応して確実に左右のレバーを開閉する駐輪ロック装置の提供にある。
また従来のロック装置は、前輪を収容部に入れている間はソレノイドをオンにしてロックする構成であるため、電力の消費が嵩んでランニングコストをアップさせていた。本発明の更なる目的はソレノイドをオンにしっぱなしの問題の解決や保守に手間のかからないシンプル化等を含め、ランニングコストを低減化した駐輪ロック装置の提供にある。
本発明は上記の目的を達成するために、前方にU字状前輪収容部を開口した装置フレームと、装置フレームの左右側横部に軸支され、対向的に先端部を側横部から収容部内に出没させて開閉する左右対称のロックレバーと、左右のロックレバーを常時開方向に付勢する主スプリングと、装置フレームの中央部で縦方向に進退可能に設置された前輪当接移動体と、前記中央の当接移動体と左右のロックレバーの後端部との間を対向的にトッグルリンクで連結して、中央の当接移動体の進退により左右のロックレバーを開閉させると共に前記主スプリングによる付勢力を常時当接移動体に前進方向の付勢力として伝達するトッグルリンク駆動機構と、前記当接移動体の進退範囲と連動する左右のロックレバーの開閉範囲を規制する当接移動体の連動範囲規制具と、後退終端のとき当接移動体を停止具により係止して左右のロックレバーを閉止状態に係止し、またソレノイドにより停止具を離脱させて当接移動体の係止を解除可能とする当接移動体のロック装置と、を具備した構成とするものである。
すなわち本発明の駐輪ロック装置(以下、本装置という)は、従来の構成とは明白に発想を異にし、先ず外形的には装置フレームのU字状の前輪収容部を完全に開放し、前輪収容部には奥に進退自在の前輪当接移動体が配設されているたけで、使用者が駐輪のため前輪を前記移動体に当接させて押し入れるときに左右のロックレバーが前記収容部内に突出するだけの開放された空間を備えた前輪収容部が提供されるのである。
また機構的には当接移動体と左右のロックレバーの間をトッグルリンク駆動機構を用いて連動可能とし、従来のような検出スイッチを介在することなく、前輪の当接による中央の当接移動体の進退を左右のロックレバーの開閉に確実に変換する構成とすると共に、当接移動体にロック装置を設けて左右のロックレバーをも閉止する構成の本装置が提供されるのである。
また本装置のロック装置は、真直ぐに進退する当接移動体の側面に止め溝を設け、側横から直接に角ブロック状(図示せず)又は揺動レバー状の停止具を、スプリング付勢力による挿着とソレノイドによる離脱により着脱させるシンプルな構成にして、後退終端のときに当接移動体を必ず係止すると共に、左右のロックレバーを閉止状態に保持させるものである。
また本発明の次なる課題解決手段は、駐輪ロック装置の駆動機構に関し、前記当接移動体が後退終端のとき、前輪を囲んで、左右のロックレバーの長手部同士を縦方向に並行させ、また先端部同士を横方向に間隔を置いて対向させ、かつまた左右のトッグルリンク同士を横方向に移動体を挟んで突き合わさせて、機構全体を平衡した閉止状態で保持可能とした構成の提供である。
上記の課題解決手段によって、左右のロックレバーの先端部同士は間隔を置いて対向しているにも拘らず、平衡した閉止状態が保持され、如何なる方向の外力に対しても安定して耐える本装置の特徴的構成が提供されるのである。
また上記の課題解決手段は、左右のトッグルリンクに挟まれた当接移動体に対しても同様に平衡した閉止状態を保持させるから、前記の当接移動体のロック装置においても、側横からの停止具の着脱が確実かつ容易になり、確実なロック装置の作動が保障され、移動体、トッグルリンク、ロックレバーとロック装置の四者による平衡閉止状態が保持されることとなるのである。
また上記の当接移動体の平衡した閉止状態の保持によって、当接移動体のロック装置の停止具のロック部と移動体の止め溝の段部との噛合い係止部に隙間を付加しても、移動体の閉止状態は変わりなく保持されるから、積極的な隙間の付加は齧りの発生を防止し、更なるロック装置の作動安定化の手段となるのである。
また上記の課題解決手段により平衡した閉止状態にある当接移動体に対して、前輪取り出しのためロック装置の係止を解除し、離脱前進させるときは、本発明は、当接移動体の後背面に介挿した離脱用スプリングの付勢力により初期の離脱前進を行わせ、次に主スプリングの付勢力による本来の復帰前進を行わせる構成とするものである。
また本発明の更なる課題解決手段は、前記の当接移動体のロック装置の停止具の構成に関し、当接移動体の側横で揺動自在に軸支された停止レバーのロック部を、後退終端のときロック用スプリングの付勢力により移動体側面の止め溝の段部に対し前傾状態で係着して移動体を係止可能とし、またソレノイドによりロック部を前記付勢力に抗して止め溝から揺動離脱させて移動体の係止解除を可能とした構成の揺動レバー状の停止具を使用するものであって、更に停止具の着脱を容易かつ確実とした構成とするものである。
また本発明は従来装置のような、ロックを作動している間ソレノイドをオンにしているランニングコストの問題に対する解決手段として、前記当接移動体の後退終端でロック装置を解除するとき、先ずソレノイドをオンにして停止レバーのロック部を止め溝の段部との係着から離脱させ、次に移動体が前進方向の付勢力により離脱前進を始めるときソレノイドをオフにし、前記のロック部をロック用スプリングによる付勢力により移動体の下側面に当接させて摺動させ、移動体の主スプリングの付勢力による復帰前進を可能とする構成とした当接移動体のロック装置の解除方法を提供するものである。
また本発明におけるその他の付随的な解決手段は、明細書及び図面の記載から明らかとされる。。
上記のごとく本発明の駐輪ロック装置は、先ず外形的にU字状の前輪収容部を完全開放し、奥に当接移動体を配設しているだけであるので、前輪の出し入れを簡易迅速に行える。
また構造的には、トッグルリンク連動機構の採用により中央の移動体の進退を左右のレバーの開閉に確実に変換すると共に、センサーの介在が不要となるから、従来装置のようなセンサーの不具合のためロックレバーの開閉が不作動や誤動を起こす恐れがなくなり、前輪の確実な駐輪と保管が可能となる。
また特に移動体が後退終端のとき、中央の移動体を挟んで、左右のロックレバーとトッグルリンクは平衡した閉止状態を保持するから、先端部同士が間隔を置いて対向しているにも拘らず、如何なる方向の外力にも安定して耐え、駐輪ロック装置の作動を安定化する。
また当接移動体のロック装置を、常時スプリングにより係着方向に付勢された停止具による直接係止とソレノイドによる係止解除の組み合わせ構成としたから、ロック装置の確実化シンプル化が可能であり、また一方、後退終端では移動体が平衡した閉止状態に保持されるので停止具自体の着脱が容易となり、かつまた停止具と移動体の間の噛合い係止部に隙間の付加が可能となり、齧りの発生の問題も防止され、更なるロック装置の作動の安定化が期待できる。
また本発明は前記当接移動体のロック装置を、停止レバーを移動体の止め溝に対して前傾状態で着脱する構成としたことにより更に着脱が確実となり、齧りの発生が防止され、作動が安定化される。
また本発明は当接移動体のロック装置に対する合理的な解除方法を提供して、ソレノイドのオンにしっぱなしの課題を解決したから、ランニングコストの大幅な低減が可能となる。
以下、本発明の実施形態を示す図1〜図4に基づいて説明する。
図1は使用前の開放状態のときの本発明に係る駐輪ロック装置100の平面断面視による説明図であって、本装置100は前輪の中心軸に見合った高さに水平に設置され(図示せず)、駐輪のときは図面上の縦方向から前輪の出し入れが行われる。Aが押し入れ方向、Cが取り出し方向である。
図1において、装置フレーム1は前方にU字状前輪収容部10を開口し、その収容部10内に左右側横部11A,Bに軸支された左右対称のロックレバー3A,Bを出没開閉させると共に、主スプリング6によって左右のロックレバー3A,Bを常時開方向に付勢し、またフレーム中央部13には縦方向に進退可能な前輪当接移動体2を設置し、中央の移動体2と左右のロックレバー3A,Bの間を対向するトッグルリンク4A,Bで連結して移動体2の進退で左右のロックレバー3A,Bを開閉させると共に移動体2に主スプリング6による前進方向の付勢力を伝達させ、また連動範囲規制具15A,Bを設けて移動体2の進退範囲とロックレバーの開閉範囲を規制し、また当接移動体2には後退終端のとき、側横より停止具23により係止し、ソレノイド24により係止を離脱可能としたロック装置20を設けた構成となっている。
図1は左右のロックレバー3A,bが開放状態で使用(駐輪)待ちのときを図示していて、前輪収容部10は左右のレバー3A,Bが左右側横部11A,B内に隠れ、奥に配設された当接移動体2まで何ものもなく全面開放され、かつまた進入口12の左右の端部14A,BをR状に形成して前輪の出し入れを極めて容易にしている。
また装置フレーム1は常時はカバーで被覆され、内部の部品を保護している。なお38は側板、39,39は左右のロックレバーの先端部8A.Bの出没用の窓である。
中央の当接移動体2はスライド案内部16によって縦方向に案内され、駐輪のとき前輪の当接により進退する。当接移動体2から見るときは、Aが後退方向、Cが前進方向であって、左右のロックレバー3A,Bが開放状態のときは、図示の通り前進始端の位置にある。
また対向する左右のロックレバー3A,Bはフレームの左右の側横部11A,Bの台座37,37上で左右の主軸5A,Bに揺動自在に軸支されていて、開放状態にある左右のレバーの後端部9A,Bとその前進始端位置にある中央の当接移動体2との間には左右対向のトッグルリンク4A,Bが八の字状に連結されている。19,19はその連結ピンである。
また主スプリング6による付勢力は常時左右のロックレバーの先端部8A,Bを開方向E,Eに付勢すると共に、トッグルリンク4A,Bを介して中央の当接侈動体2を前進方向Cに付勢する。
図2は前輪Wが駐輪されて、左右のロックレバー3A,Bが閉止状態のときの駐輪ロック装置100の平面断面視による説明図であって、図1と比べると移動体2が前輪Wの押し入れで後退終端に位置し、左右のトッグルリンク4A,Bは八の字状から横一線状に並んでB,B方向に突っ張り合い、対向する左右のロックレバー3A,Bはその先端部8A,Bの間に前輪Wの幅より狭い間隔を空けて閉止状態を保持する。F,Fは左右の先端部8A,Bの閉方向を示す。
中央の当接移動体2は図1の前進始端と図2の後退終端の間を進退して、連動する左右のロックレバー3A,Bに開放状態と閉止状態の間を開閉させるが、その前進始端と後退終端の位置は左右の連動範囲規制具15A,Bにより規制されている。
上記の当接移動体2が後退終端のときトッグルリンク駆動機構を介して保持される閉止状態について、図3の説明図に基づき詳しく説明する。本装置の左右のロックレバー3A,Bは対向する先端部8A,Bを長手部7A,Bから逆L字状に突設すると共に、移動体2が後退終端にあるとき、左右対向のトッグルリンク4A,Bを移動体2を挟んで一直線状に突き合わせて連結するよう配設しているから、図示のように、左右のロックレバーの長手部同士7A,Bは縦方向に並行状態となり、また先端部同士8A,Bは横方向に間隔を置いて対向することとなる。また前記のごとくトッグルリンク同士4A,Bは横方向に移動体2を挟んで突き合わさった閉止状態が形成されるのである。
ここに本装置100のトッグルリンク4A,Bによる閉止機構の動力源である主スプリング6による付勢力について図3に基づき説明する。主スプリング6による付勢力から伝達される当接移動体2の前進方向の付勢力は前進始端から後退終端に後退するにつれて減少し、後退終端のときはゼロになり、代わりに左右の一直線状に並んだトッグルリンク4A,B同士の突っ張り合う方向の付勢力に転換されるのである。またこの方向の突っ張り合う付勢力を受けて、移動体2、トッグルリンク4A,B、ロックレバー3A,Bの三者からなる駆動装置全体が平衡した閉止状態に保持されることとなり、本装置100の特徴的構成が創成されたのである。
また前述の通り当接移動体2が後退終端のとき主スプリング6による前進方向の付勢力はゼロになるため、当接移動体2の後背面に離脱用スプリング17を介挿して、移動体2の係止解除のとき、その離脱前進を初期付勢するようにしている。
また当接移動体2は後退終端のとき、平衡した閉止状態に保持されているが、後背面に離脱用スプリング17による前進方向の付勢力を受けているため、ロック装置20を設けて係止する必要がある。
以下に当接移動体2が後退終端のとき停止具により当接移動体2を係止し、連動する左右のロックレバー3A,Bを閉止状態に保持するロック装置20について説明する。装置20は、真直ぐに進退する当接移動体2の側面に止め溝22を設け、その側横のフレーム1上に保持された角ブロック状(慣用の構成で図示せず)又は揺動レバー状(例えば23)の停止具を、スプリング30の付勢力により直接に前記の止め溝22に挿着して係止し、またソレノイド24によりスプリング30の付勢力に抗して前記の止め溝22から離脱させて係止を解除する基本的で、確実で、かつ簡易な構成としている。
上記の平衡閉止状態の保持によって、本装置の当接移動体のロック装置20の作動が確実に保障され、更に移動体2、トッグルリンク4A,B、ロックレバー3A,Bとロック装置20の四者の平衡閉止状態が保持されるのである。
かくして先端部8A,Bの間を押し広げてロックされた前輪Wを取り出そうとしても、移動体2はロック装置20により係止され、縦軸方向の外力は左右のレバーの主軸5A,Bで受け止められ、横方向(開閉方向)の外力は左右のリンク4A,BのB,B方向の突っ張り合いにより受け止められるのである。
本装置100の当接移動体のロック装置20の最良の実施形態である停止レバー23を使った係止又は解除作用について図4に基づき説明する。図において(1)図は係止のとき、(2)図は係止解除のとき、(3)図は解除後の復帰前進のときを示している。また停止レバーは当接移動体の側横で揺動自在に支軸に軸支されている。
(1)図の後退終端のとき停止レバー23のロック部27はロック用スプリング30の付勢力Gにより移動体の側面の止め溝22の段部28に対し前傾状態で係着して移動体2を係止している。また(2)図のごとくソレノイド24をオンにしてロック部27を前記付勢力Gに抗して止め溝22から揺動離脱させるときは、ロック部27は段部28に対し前進方向に逃げるように離脱するから確実な離脱が行われるのであり、また移動体2の下側面21に対してははっきりと離隔させている。また(3)図はソレノイド24がオフになり、停止レバー23のロック部27がロックスプリング30による付勢力Gにより移動体2の下側面21に当接し摺動している状態を示す。
(1)図のごとく本装置のロック装置20は停止レバー23のロック部27と止め溝22の段部28の間の噛合い係止部29に隙間の付加を可能としている。本装置では、隙間の付加によって左右のリンク4A,Bは僅かに八の字になるだけで左右のリンクによる移動体の閉止状態の保持には影響がないからであり、むしろ齧りの発生をなくす効果のほうがメリットが大である。
本装置においては、図4の(1)図と(2)図のソレノイド24のオン、オフによってロック装置20の係止または解除が可能であるが、駐輪している間は係止のためソレノイド24をオンにする必要があり、ランニングコストの問題が発生する恐れがあるので、本装置100は更に改良した、当接移動体のロック装置20の係止解除方法を提案するものであり、以下に(3)図を加えて説明する。なお図中、Dは離脱用スプリング17による初期の付勢力を、Gはロック用スプリング30による付勢力を、Hは本来の前進方向の付勢力を示す。
(2)図のごとくソレノイド24をオンにして停止レバー23のロック部27を止め溝22の段部28との係着から離脱させ、移動体2が離脱用スプリング17の初期の付勢力Dにより離脱前進を始めるとソレノイド24がオフになり、前記のロック部27がロック用スプリング30による付勢力Gにより移動体の下側面21に当接して摺動し、移動体2に主スプリング6の付勢力を基本にした本来の前進方向の付勢力Hによる復帰前進を可能とさせる構成の解除方法であって、ソレノイド24をオンにしっぱなしの問題が解決される。
なお前記の解除方法におけるソレノイド24をオフにするタイミングはロック部27を移動体2の止め溝22から下側面21への当接に移行させるため必要であって、検出スイッチ32と移動体2の右側面の検出カム33との間でタイミングが設定される。また遅延タイマーによるタイミング設定でもよい。
以上の通り実施形態を説明したが、本装置の各部品に使用される材質は慣用的なものでよく、耐久性、耐候性、機能性、コスト等から選択される。
開放状態のときの駐輪ロック装置の平面断面視による説明図である。 閉止状態のときの駐輪ロック装置の平面断面視による説明図である。 本装置の駆動機構全体の平衡した閉止状態の説明図である。 当接移動体のロック装置の係止又は解除のときの停止レバーの作用説明図であって、(1)は係止のとき、(2)は係止解除のとき(3)は解除後の復帰前進のときを示す。
符号の説明
A 当接移動体の後退方向
B,B 左右のリンクの突っ張り合い方向
C 当接移動体の前進方向
D 離脱用スプリングの付勢力
E,E 左右のロックレバーの開方向
F,F 左右のロックレバーの閉方向
G ロック用スプリングの付勢力
H 本来の前進方向の付勢力
1 装置フレーム
2 前輪当接移動体
3A ,3B 左右のロックレバー
4A ,4B 左右のトッグルリンク
5A ,5B 左右の主軸
6 主スプリング
8A ,8B 左右のレバーの先端部
10 U字状前輪収容部
11A ,11B 左右側横部
12 進入口
15A ,15B 連動範囲規制具
16 スライド案内部
17 離脱用スプリング
18 受具
20 当接移動体のロック装置
21 下側面
22 止め溝
23 停止レバー
24 ソレノイド
25 プランジャ
27 ロック部
28 段部
29 噛合い係止部
30 ロック用スプリング
32 検出スイッチ
33 検出カム
34 レバーピン
35 プランジャ連結ピン

Claims (9)

  1. 前方にU字状前輪収容部を開口した装置フレームと、装置フレームの左右側横部に軸支され、対向的に先端部を側横部から収容部内に出没させて開閉する左右対称のロックレバーと,左右のロックレバーを常時開方向に付勢する主スプリングと、装置フレームの中央部で縦方向に進退可能に設置された前輪当接移動体と、前記中央の当接移動体と左右のロックレバーの後端部との間を対向的にトッグルリンクで連結して、中央の当接移動体の進退により左右のロックレバーを開閉させると共に前記主スプリングによる付勢力を常時当接移動体に前進方向の付勢力として伝達するトッグルリンク駆動機構と、前記当接移動体の進退範囲と連動する左右のロックレバーの開閉範囲を規制する当接移動体の連動範囲規制具と、後退終端のとき当接移動体を停止具により係止して左右のロックレバーを閉止状態に係止し、またソレノイドにより停止具を離脱させて当接移動体の係止を解除可能とする当接移動体のロック装置と、を具備したことを特徴とする駐輪ロック装置。
  2. 前記装置フレームのU字状前輪収容部の進入口の左右の端部をR状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の駐輪ロック装置。
  3. 前記左右対向のトッグルリンクを左右のロックレバーの後端部との間で、当接移動体の前進始端のとき八の字状に連結すると共に、後退終端のとき移動体を挟んで一直線状に突き合わせて連結するように配設したことを特徴とする請求項1に記載の駐輪ロック装置。
  4. 前記左右のロックレバーの先端部を長手部から逆L字状に対向して突設したことを特徴とする請求項1に記載の駐輪ロック装置。
  5. 前記当接移動体が後退終端のとき前輪を囲んで、左右のロックレバーの長手部同士は縦方向に並行させ、また先端部同士は横方向に間隔を置いて対向させ、かつまた左右のトッグルリンク同士は横方向に移動体を挟んで突き合わさせて、平衡した閉止状態を保持可能とした構成を特徴とする請求項1、3又は4に記載の駐輪ロック装置。
  6. 前記当接移動体のロック装置が、停止具と移動体との間の噛合い係止部に、隙間の付加を可能とした構成を特徴とする請求項1又は5に記載の駐輪ロック装置。
  7. 前記当接移動体の後背面に、移動体の係止解除のとき、その離脱前進を初期付勢する離脱用スプリングを介挿したことを特徴とする請求項1、5又は6に記載の駐輪ロック装置。
  8. 前記当接移動体のロック装置が、当接移動体の側横で揺動自在に軸支された停止レバーのロック部を、後退終端のときロック用スプリングの付勢力により移動体側面の止め溝の段部に対し前傾状態で係着して移動体を係止可能とし、またソレノイドによりロック部を前記付勢力に抗して止め溝から揺動離脱させて移動体の係止解除を可能とする構成としたことを特徴とする請求項1、5、6又は7に記載の駐輪ロック装置。
  9. 前記当接移動体の後退終端でロック装置を解除するとき、ソレノイドをオンにして停止レバーのロック部を止め溝の段部との係着から離脱させ、移動体が離脱用スプリングの初期の付勢力により離脱前進を始めるとソレノイドがオフになり、前記のロック部がロック用スプリングによる付勢力により移動体の下側面に当接して、下側面を摺動し、移動体に本来の付勢力による復帰前進を可能とさせた係止解除方法を特徴とする請求項1、5、6、7又は8に記載の駐輪ロック装置。
JP2004382891A 2004-12-28 2004-12-28 駐輪ロック装置 Pending JP2006188104A (ja)

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