JP2004100339A - 駐輪機用施錠装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の施錠装置では、入庫する自転車前輪によって動かされる作動プレートの係止片と、この作動プレートに軸着されたストッパプレートの係止片とが互いに係合・離脱することで施錠・解錠されるが、ソレノイドから延出するリンクプレートの先端がストッパプレートの側面にピン接合されているので、水平移動するソレノイド軸に対して、リンクプレートの先端が上下方向に振れて、ソレノイドに曲げモーメントによる悪い影響を与えるという問題があった。
【解決手段】作動プレート24の表面に係止片32を設けると共に、この作動プレート24の移動方向と直交する向きに設けられたソレノイド25と、このソレノイドと反対側の位置に、一端が前記作動プレート24の係止片32と係合するように配置されたロックシャフト36とを、ソレノイドから延出するリンクプレート26を介して同軸線上で連結させる。
【選択図】 図1
【解決手段】作動プレート24の表面に係止片32を設けると共に、この作動プレート24の移動方向と直交する向きに設けられたソレノイド25と、このソレノイドと反対側の位置に、一端が前記作動プレート24の係止片32と係合するように配置されたロックシャフト36とを、ソレノイドから延出するリンクプレート26を介して同軸線上で連結させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駐輪場内に設置されて、持ち込まれる自転車を一時的に保管するために用いられる駐輪機用施錠装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりこの種の駐輪機用施錠装置としては、ケースの前面に自転車の前輪を挿入する窓孔を設けると共に、この窓孔内に自転車の前輪を両側から挟み込む一対の鍬形状ロックレバーが設けられていて、自転車の入庫前はこれらのロックレバーが開放され、自転車の前輪が窓孔内に挿入されると、左右のロックレバーが両側から前輪を挟み込むように閉合し、その状態で施錠手段を操作すると施錠状態が得られ、所定時間の経過後は所定の料金を投入すると施錠状態が解除されて、前輪を引き出すことにより、左右のロックレバーが開放し、前輪を引き出せるように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1,特許文献2参照)。
【0003】
また、上記のような施錠装置における錠構造として、従来ではシリンダ錠などが用いられていたが、最近では、多数の施錠装置を料金の徴収と施錠・解錠操作がコンピューター制御システムによる一括管理方式で操作できるようにするため、錠構造としてシリンダ錠に代えて制御システムから指令制御できるソレノイドを使用した構造のものも知られている(特許文献3,特許文献4参照)。
【0004】
【特許文献1】
実用新案登録第2600145 号公報(図1,図2)
【特許文献2】
実用新案登録第2603464 号公報(図1,図2)
【特許文献3】
特開2001−1966 号公報(図2,図5)
【特許文献4】
特開2001−328576 号公報(図5,図6,図8)
【0005】
すでに、使用されている例としては、図11に示したような施錠装置が知られており、この装置では、ケース1内に配置される左右一対のロックレバー2の後端が、入庫される自転車前輪3で押される作動プレート4の前端に軸着されており、この作動プレート4は後端に係止片5を備えていると共に、軸7の挿通された長孔6によってケース1内の前後方向(図面では上下方向)に移動できるようになっている。この作動プレート4の上面には、後端に前記作動プレート4の係止片5と係合する係止片8を有するストッパプレート9が前記軸7により回動自在に軸着されている。また、前記ストッパプレート9の側方にはソレノイド10が設けられていて、このソレノイド10から延びるリンクプレート11が、前記ストッパプレート9の側面にピン12を介して回動可能に軸着されている。
【0006】
自転車を入庫した後、ソレノイド10に通電してリンクプレート11を右側A方向へ移動すると、ストッパプレート9の係止片8が作動プレート4の係止片5と係合して、作動プレート4が前方向に移動しないように拘束するので、ロックレバー2の閉合状態が固定されて施錠状態となる。
【0007】
また、施錠状態を解除するときには、ソレノイド10をスプリング13の力によりリンクプレート11が左側B方向へ移動するように操作すると、ストッパプレート9が回動して係止片8が作動プレート4の係止片5から外れ、作動プレート4が前方へ移動できる状態となるので、前輪を引っ張れば左右のロックレバー2が開いて出庫できる状態となる。
【0008】
【発明が解決すべき課題】
このように、従来の施錠装置では、錠構造としてシリンダ錠に代えて、ソレノイドを使用することで多くの利点を発揮できるようになったが、上記の施錠装置の場合には、ソレノイド10から突出するリンクプレート11の先端がストッパプレート9の側面にピン12を介して回動可能に軸着されているので、水平に移動するソレノイド10の軸に対して、リンクプレート11の先端がストッパプレート9の回転により上下方向に振れるため、ソレノイド10に曲げモーメントが働き、ソレノイドの耐久性が損なわれて故障原因となるという問題がある。
【0009】
また、上記の施錠装置では、施錠状態がソレノイド10の磁力だけで保持されていることと、ストッパプレート9を回動させたり固定させるためのリンクプレート11が、ソレノイド10と一体に連結されているだけで、独自のロック機能を備えていないために、装置に外部から強い衝撃等が加わった時に、ストッパプレート9が独自に回動してソレノイドの保持状態が自動的に解かれ、施錠状態が自動的に解除されて錠前としての機能が失われるという問題点があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、従来における駐輪機用施錠装置の上記のような問題点を解消し、ソレノイドにより作動されるロック機構がソレノイドの作動と同様に水平移動して、正確な施錠機能を発揮すると共に、ロック機構が施錠状態にある時に独自にロック機能を発揮して、外部から衝撃が加えられても容易にロック機能が解除されることのない、信頼性の高い施錠装置の提供を目的としたものである。
【0011】
本発明に係る請求項1の駐輪機用施錠装置は、そのための具体的手段として、フレーム前面の窓孔内側に、挿入された車輪を両側から挟むための一対のロックレバーと、挿入された車輪に押されることで、フレーム内で前後移動して前記両ロックレバーの開閉を行う作動プレートと、ソレノイドにより作動する前記作動プレートのロック機構とを備えた駐輪機用施錠装置であって、作動プレートの表面に係止片を有し、前記作動プレートの上部には、一方に前記作動プレートの移動方向と直交する向きに配置されるソレノイドと、前記ソレノイドと反対側の位置に、一端が前記作動プレートの前記係止片と係合するように配置されたロックシャフトとを、ソレノイドから延出するリンクプレートを介して同軸線上で連結させたロック機構を備えていることを特徴とする。
【0012】
ソレノイドは、施錠状態のときに磁力だけで保持されているので、リンクプレートを介してソレノイドと同一軸線上に配置されるロックシャフトが外部からの衝撃力によって独自に施錠解除方向へ移動してしまわないようにするため、ロックシャフトの一部には、ソレノイド軸がロック解除方向に移動しない限り、ストッパプレートの先端がロックシャフトの凹部と係合して、ロックシャフトを確実に固定することのできるロック解除防止機構を設けておくことが好ましい。
【0013】
上記のロックシャフトの一部に設けられるロック解除防止機構は、ロックシャフトの外周面方向へ押圧される力を与えられて、ロックシャフトの凹部と係合するストッパプレートと、ソレノイドとロックシャフトとを連結するリンクプレートの先端に、一端がピンを介して回転可能に連結され、他端を前記ストッパプレートに連結したた駆動リンクとの組合せからなり、リンクプレートがロック解除方向へ移動することで、駆動リンクの他端でストッパプレートの先端をロックシャフトの凹部から離脱させて、ロックシャフトの凹部とストッパプレート先端との係合を解いて、ロックシャフトをロック解除方向に移動するような構造とすることが好ましい。
【0014】
また、リンクプレートを介してソレノイドと同一軸線上に配置されるロックシャフトは、両端がフレーム底面から突出する一対の軸受けにより摺動自在に支持されていて、ソレノイド側の一端内部には作動プレートの係止片と係合するロックピンを出没自在に備えると共に、フランジと一方の軸受けとの間にスプリングを配置して、ロック解除方向へ移動する力が与えられているような構造とすることが好ましい。
【0015】
さらに、ソレノイドとロックシャフトとを同一軸線上で連結するためのリンクプレートは、ソレノイド基端部と先端部との間に迂回路形湾曲部を有し、ロックシャフトに接続される前記先端部をソレノイド及びロックシャフトの移動方向に沿った長孔を介してロックシャフトに摺動自在に接続させるような構造とすることが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る駐輪機用施錠装置の構造を、図1に示す実施例により説明すると、図1はフレーム20の表面を除去して内部の構造を示した施錠装置の平面図であって、窓孔21の内側に設けられた自転車前輪22を挟持するための左右一対のロックレバー23が、自転車前輪22を受け入れように開放された状態を示している。
【0017】
この施錠装置は、前記左右一対のロックレバー23と、これらのロックレバー23の後端が連結されていて、挿入された自転車前輪22により後方(図1の下方)へ押されて移動し、ロックレバー23を閉じるための作動プレート24と、作動プレート24の上面片側に該作動プレート24の移動方向と直交する向きに配置されたソレノイド25と、前記ソレノイドから延出するリンクプレート26を介してソレノイド25と同軸線上に連結されて、作動プレート24を固定したり、固定状態を解除するためのロック機構27と、このロック機構27と直交するように設けられたロック解除防止機構28とから基本的に構成されている。
【0018】
作動プレート24は、前端及び後端とに開設した長孔29に、フレーム20から突出する軸30が挿通されて、フレーム20の前後方向(図1の上下方向)に摺動できるように設けられており、前端の両側にロックレバー23の後端が軸31を介して回転自在に軸着されている。また、作動プレート24における二つの長孔29の間の中央部分には、一辺に該作動プレート24の移動方向と平行な向きの係止片32を突設した中央長孔33が設けられている。
【0019】
一方、前記作動プレート24の片側の側方には前記ソレノイド25が、作動プレート24の移動方向とは直交する向きに配置されていて、このソレノイド25の鉄芯(図示せず)からスプリング34を介して前記リンクプレート26が、ソレノイド25の軸線方向に沿って作動プレート24の上面を横切るような方向へ延出している。そして、このリンクプレート26は、作動プレート24の上面に配置される部分に、ソレノイド25の基端側と先端側との間に迂回路形湾曲部26aが設けられるような形状になっている。
【0020】
また、前記ソレノイド25の同軸線上には、前記作動プレート中央長孔33内と、ソレノイド25の反対側における作動プレート24の側方とに、作動プレート24の下面のフレーム20から、前記ロック機構27を支持するための一対の軸受け35a,35bが突設されている。前記リンクプレート26は迂回路形湾曲部26aを有しているため、該リンクプレート26を、ロック機構27における一方の軸受け35aの真上を避けた位置に配置することができる。
【0021】
前記ロック機構27は、前記一対の軸受け35a,35bによって左右方向へ摺動可能に軸支されたロックシャフト36と、このロックシャフト36におけるソレノイド25側の一端内部に、シャフト内外ヘ出没可能に挿着されて、前記作動プレート中央長孔33から突出した前記係止片32と係合するロックピン37(図2参照)と、前記ロックシャフト36にソレノイド25と反対側の方向への移動力を与えるために、前記ロックピン37の突出側における軸受け35aと、両軸受け35a,35b間に設けられたフランジ35cとの間に介装されたスプリング38とから構成されている。
【0022】
また、ロックシャフト36の先端内部に設けられるロックピン37は、図5に示すように、ロックシャフト36の先端に設けられた筒39内に、前記筒39の長さ方向に沿って設けた長孔40と係合するキー41を介して、筒39内から抜け出ないように設けられていて、筒39内に設けたスプリング42によってロックピン37に外側方向へ飛び出るような力が与えられている。
【0023】
図6aに示すように、ソレノイド25から突出するリンクプレート26の先端部26bは、長孔43内を通したネジ44を介してロックシャフト36と摺動可能なるように軸着されていると共に、この先端部26bの下方には、図6b及び図7aに示すように、リンクプレート26の水平移動に伴って、前記ロック解除防止機構28を作動するための駆動リンク49がピン45を介して回動可能に連結されている。
【0024】
ロック解除防止機構28は、図6a,図6b,図7a,7b及び図8に示すように、ロックシャフト36の一端外周面に設けられた切欠き状の凹部48と、前記リンクプレート26の水平移動により前記凹部48と係合してロックシャフト36を固定したり、凹部48から離脱してロックシャフト36の移動を許すためのストッパプレート46と、このストッパプレート46を作動するために前記リンクプレート26と前記ピン45を介して連結された駆動リンク49とから構成されている。
【0025】
前記ストッパプレート46は、一端46bがフレーム20上から突出した突辺50に回転可能に連結されていて、図6aのように、ソレノイド25によりリンクプレート26が右側A方向へ引き付けられた施錠状態のときには、前記ストッパプレート46が、中間部に連結されたスプリング52により図6aの図面上、上方に引っ張られることで、先端46aがロックシャフト36の一端に設けられた凹部48と係合し、このストッパプレート46によってロックシャフト36が左側方向へ移動しないように固定している。
【0026】
前記ストッパプレート46をロックシャフト36の凹部48と係合したり、凹部48から外したりするための手段として、図6b,図7aに示すように、リンクプレート26の先端部26bの下側にブラケット51を設けて、このブラケット51に、一部を軸53によりフレーム20に回転自在に軸着したコの字形の駆動リンク49の長孔54を有する一端49aを、前記ピン45により連結すると共に、図7bのように、この駆動リンク49の他端49bに設けた爪47が、ロックシャフト36の凹部48と係合したストッパプレート先端46aの下面に係合している。
【0027】
一方、図8は、ソレノイド25の磁力を解いてリンクプレート26を左側B方向へ移動した解錠状態を示しており、この状態では、リンクプレート先端部26bが左側B方向へ移動することで、ブラケット51も左側方向へ移り、駆動リンク49は、一端49aに長孔54を有すること(図6b参照)と、一部が軸53により回転自在に軸着されていることで、他端49bに設けた爪47が、図8では下方向(図7bでは右側方向)へ引かれてストッパプレート先端46aをロックシャフト36の凹部48から離脱させ、ロックシャフト36を左側B方向へ移動できる状態とする。
【0028】
また、上記の構造では、図6a,図6bに示すように、ブラケット51がリンクプレート先端部26bに対し、長孔58に沿って左右方向に移動微調整できるように設けたネジ57で固定されており、図7bのように、ストッパプレート先端46aがロックシャフト36の凹部48と係合した状態の時、駆動リンク他端49bの爪47が、ストッパプレート先端46aと軽く接触するような適正な位置に設置されている。そのため、もしも、駆動リンク他端49bの爪47とストッパプレート先端46aとの間に大きな隙間があるような場合には、ブラケット51を、長孔58に沿って左側方向へ動かして、爪47をストッパプレート先端46aと軽く接触する位置に移動させる。反対に、駆動リンク他端49bの爪47がストッパプレート先端46aの表面に深く食い込むように接触している場合には、ストッパプレート先端46aをロックシャフト36の凹部48と係合させないことになるので、ブラケット51を、長孔58に沿って右側方向へ動かして爪47をストッパプレート先端46aと軽く接触する位置に移動させる。
【0029】
なお、上記の構造では、ブラケット51を左右に移動することにより、ストッパプレート46と爪47との隙間の調整ができるように構成したが、構造を簡略化するために、隙間の調整を不要にした場合には、ピン45をブラケット51に設けずに、直接リンクプレート26に設けても、ピン45により駆動リンク49を回動し、ストッパプレート46をロックシャフト36の凹部48から係合及び離脱させ、同様な効果を得ることができる。
【0030】
なお、図1のように、ソレノイド25の近傍にはマイクロスイッチ55が配置され、作動プレート24が自転車の入庫・出庫の都度、前後方向(図1の上下方向)へ移動することで、この作動プレート24の側面に突出した突起56がマイクロスイッチ55のオン・オフを行う。
【0031】
次に、この施錠装置による施錠時と解錠時との作用を説明すると、次のとおりである。
1.通常の自転車入庫:
図1のように、窓孔21の内側における左右一対のロックレバー23が外側へ開放して、自転車前輪22が挿入できる状態となっており、この状態では左右のロックレバー23に連結された作動プレート24が前方(図1の上方)へ押し出されている。また、その状態では、ソレノイド25は通電されていないため、リンクプレート26はスプリング34によって矢印Bで示す左側方向へ押されている。
【0032】
リンクプレート26が矢印Bで示す左側方向へ移動すると、前記のように、ロック解除防止機構28を構成するリンクプレート先端部26aのブラケット51に、ピン45を介して連結された駆動リンク49が、軸53を中心に回転するため、他端49bの爪47がストッパプレート46をスプリング52のバネ力に抗して下方へ押し下げるので、ストッパプレート先端部46aが凹部48から外れて、ロックシャフト36をフリーの状態とし、ロックシャフト36は軸受け35aとフランジ35cとの間に設けたスプリング38のバネ力によって左側方向へ移動する。このロックシャフト36が左側へ移動することで、ロックシャフト先端のロックピン37も、図4a及び図5aに示すように、作動プレート24の係止片32と同じ高さ位置で、係止片32の左側に位置している。
【0033】
次に、図2に示すように、窓孔21内に自転車前輪22が挿入され、この前輪22により作動プレート24が後方(図2の下方)へ押されると、作動プレート24の側面の突起56がマイクロスイッチ55を作動して、この施錠装置の制御システム(図示せず)をオンの状態とする。また、作動プレート24が後方(図1の下方)へ押されることで、窓孔21内の左右のロックレバー23が閉じられて自転車前輪22を挟着する。
【0034】
このように、作動プレート24が後方(図2の下方)へ移動した状態では、図4bに示すように、係止片32の位置もロックシャフト36の軸線位置から後方へ離れることになる。そして前記のように、制御システムがオンの状態となっていることで、自転車が入庫されたことを検知し、ソレノイド25へ通電され、リンクプレート26が図2の右側A方向へ移動し、作動プレート24が前方(図2の上方)へ移動することを阻止して施錠状態をつくる。
【0035】
上記の施錠状態にある時には、図4c及び図6aに示すように、ソレノイド25とロックシャフト36とを連結するリンクプレート26が右側A方向へ移動するため、リンクプレート先端部26bのブラケット51にピン45を介して連結された駆動リンク49の一端49aも右側方向へ移り、軸53を中心にして、他端49bが図6aのように上方へ回動し、また、ストッパプレート46がスプリング52によって上方へ引き上げられることで、ストッパプレート46の先端46aがロックシャフト36の凹部48に係合する。その結果、このロック解除防止機構28が作動し、ロックシャフト36が独自に左側B方向へ移動して施錠状態が解除されることのないように、ロックシャフト36の左側B方向への動きを阻止している。
【0036】
施錠状態を解除するためには、所定の料金を投入するなどの手段によりソレノイド25に通電して、図1に示すように、リンクプレート26を左側B方向へ移動する。すると、図8のように、リンクプレート26の左側B方向への移動により、ロック解除防止機構28の駆動リンク49が、図面上、他端49bを下げるように回動して、ストッパプレート46の先端46aがロックシャフト36の凹部48から外れてロックシャフト36との係合状態を解くので、ロックシャフト36は左側方向へ移動する。
【0037】
そのため、作動プレート24の係止片32は、上方にあったロックピン37が左側へ移動していなくなるので、左右のロックレバー23により挟持されていた自転車前輪22を前方(図2の上方)へ引っ張ると、作動プレート24を前方(図1の上方)へ移動することができる状態となり、作動プレート24の前方移動により左右のロックレバー23が開放され、自転車を施錠装置から引き出すことができる。
【0038】
2.別方式による自転車入庫:
上記通常の自転車入庫の施錠・解錠についての作用は、自転車を施錠装置へ入庫して、作動プレート24の係止片32を後方へ押し下げた状態としてから、制御システムが自転車の入庫を検知した信号により、ソレノイド25へ通電してリンクプレート26を右側A方向へ移動し、これによってロックピン37で係止片32をロックさせる一般的な方式であるが、この施錠装置によれば、図9及び図10に示すように、別の施錠方式によることができる。
【0039】
図9に示す施錠方法では、窓孔21の内側における左右一対のロックレバー23が外側へ開放して、自転車前輪22が挿入できる状態となっており、この状態では左右のロックレバー23に連結された作動プレート24が前方へ押し出されていることは前の方式と同じである。この場合、前の方式では、順序として、図4aのように、自転車の入庫前にリンクプレート26が左側B方向に位置していて、この状態で図4bのように、自転車の入庫により作動プレート24が後方へ押されて係止片32が後方へ移動してから、次に、図4cのように、自転車の入庫を検知した信号によりソレノイド25へ通電されて、リンクプレート26が右側A方向へ移動し、これにより施錠状態を得ている。
【0040】
これに対し、別の方式では、図9のように、ロックレバー23が外側へ開放し、図10aのように、作動プレート24が前方へ引かれて、未だ係止片32が前方に位置している状態で、既に制御システムが機能して、ソレノイド25に通電され、これにより、図10bのように、リンクプレート26が右側A方向へ引かれている。この状態では、リンクプレート26が右側A方向へ引かれるので、図5bのように、ロックシャフト36も同方向へ引かれて、先端のロックピン37が係止片32に対して同じ高さ位置でスプリング42のバネ力を受けながら接触している。
【0041】
その状態で自転車が入庫されると、作動プレート24が後方へ押されることで、図10bのように係止片32が後方(下方)へ押されて行き、係止片32がロックピン37と外れた時に、図10cのように、係止片32の上方にロックピン37が突出して作動プレート24はロックされることになる。従って、この方式では、次の段階として、所定の料金を支払うことでソレノイド25に通電して、リンクプレート26を左側B方向へ移動し、解錠状態が得られることとなる。
【0042】
3.不正な駐輪方法への対応:
この種の駐輪機では、駐輪時間の経過により料金が変更される方式が多く採用されるが、従来では、追加料金が加算されているにもかかわらず料金を支払わずに自転車を取り出すという不法駐輪方式が行われることがある。
【0043】
この方式では、まず、自転車を入庫することによるソレノイド25への通電により、図4cのように、リンクプレート26を右側A方向へ移動させて、係止片32をロックピン37に係合し、図2のような施錠状態とする。そして、その状態から低額な初期料金を支払うことで、ソレノイド25に通電して、図4bのように、リンクプレート26を左側B方向へ移動する。
【0044】
この状態では、係止片32がロックピン37よりも下方位置に押し下げられているので、図2のように、左右のロックレバー23が閉じられて自転車前輪22を挟持した形となっていて、外観的には施錠と同じような状態となっている。しかし、この状態では、図4bのように、ロックピン37が左側へ移動して下方の係止片32が上方へ通過できる状態としているので、自転車を引き出せば出庫できる状態であるにもかかわらず、あえてそのまま長時間放置する。
【0045】
ソレノイド25から延びるリンクプレート26は、左側B方向へ移動して解錠状態となっているので、その後の追加料金が加算されていても、自転車を引き出すことができ、追加料金を支払わずに出庫するという問題が発生する。このような問題に対し、本発明の施錠装置では、図4bのように、自転車の入庫により係止片32が下方へ押し下げられた状態で、初期料金の支払いによりソレノイド25へ通電して、リンクプレート26が左側の解錠方向へ移動した場合には、その状態、つまり、解錠されているのに自転車が入庫状態となっていることを制御システム内のコンピューターが検知して、例えば、5〜10分間程度の時間経過後に、システム内からソレノイド25に通電し、図4cのように、リンクプレート26を自動的に右側A方向へ移動して、再び施錠状態とする。この状態ではリンクプレート26が右側方向へ移動して施錠状態が維持されるので、以後の追加料金を支払わない限り解錠できず、不正駐輪を防止できる。
【0046】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明の施錠装置では、作動プレート24の表面に係止片32を設けると共に、この作動プレート24の移動方向と直交する向きに設けられたソレノイド25と、このソレノイドの反対側の同軸線上位置に、一端が前記作動プレート24の係止片32と係合するように配置されたロックシャフト36とを、リンクプレート26を介して連結させたロック機構27を備えているので、このロック機構のロックシャフト36をリンクプレート26を介してあくまでソレノイド軸と同軸線上でスライド運動させることができ、ソレノイド軸に不当な曲げモーメントが発生することがないので、装置の耐久性を向上することができる。
【0047】
また、作動プレート24の係止片32とロックシャフト36の先端とを係合するロック機構27に、ロックシャフト36が左右方向へ移動することに伴って、ストッパプレート46をロックシャフトの一端の凹部48と係合したり、凹部48から離脱させるためのロック解除防止機構28を設けることにより、施錠状態の時に、スプリング52のバネ力を受けたストッパプレート先端部46aがロックシャフト36の凹部48に係合し、ロックシャフト36を確実にメカニカルロックすることができ、装置に衝撃力などの外力が加わった時でも、ロックシャフト36のロック状態が解除されることがなく、装置の信頼性を高めることができる。
【0048】
さらに、作動プレート24の係止片32と係合するロック機構27のロックシャフト36は、先端にロックピン37が、スプリングを介して挿着されるダンパー構造になっているので、係止片32との接触・分離が的確に行え、自転車の出庫状態時及び入庫状態時をいずれの状態からでも開始して施錠できるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る駐輪機用施錠装置の施錠前の構成を示す平面図。
【図2】同じく施錠された状態における構成を示す平面図。
【図3】図1と同じ状態における施錠装置の部品の配置関係を示す斜視図。
【図4】施錠前から施錠後に至るロック機構の動きの関係を示す説明図。
【図5】施錠前から施錠後に至るロック機構先端のロックピンの動きの関係を示す説明図。
【図6】ロック機構に設けられるロック解除防止機構の動きの関係を示す説明図であり、図6aはロック解除防止機構の平面図、図6bは図6aにおける表面の一部を取り除いた部分の平面図。
【図7】図7aは図6aのVI−VI線方向より見た側面図、図7bは同じく図6aのVII−VII線方向より見た側面図。
【図8】同じくロック解除防止機構の動きを示す平面図。
【図9】本発明に係る駐輪機用施錠装置の別の使用方式の例を示す図1と同じ状態の平面図。
【図10】図9の方式の場合の施錠前から施錠後に至るロック機構の動きの関係を示す説明図。
【図11】従来におけるこの種の施錠装置の構成を示す平面図。
【符号の説明】
20:フレーム、
20a:突片、
21:窓孔、
22:自転車前輪、
23:ロックレバー、
24:作動プレート、
25:ソレノイド、
26:リンクプレート、
27:ロック機構、
28:ロック解除防止機構、
29:長孔、
32:係止片
33:中央長孔、
34:スプリング、
35a,35b:軸受け、
36:ロックシャフト、
37:ロックピン、
38:スプリング、
39:筒、
40:長孔、
41:キー、
42:スプリング、
43:長孔、
44:ネジ、
45:ピン、
46:ストッパプレート、
47:爪、
48:凹部、
49:駆動リンク、
50:突辺、
51:ブラケット、
52:スプリング、
53:軸、
54:長孔、
55:マイクロスイッチ、
56:突起、
57:ネジ、
58:長孔
【発明の属する技術分野】
本発明は、駐輪場内に設置されて、持ち込まれる自転車を一時的に保管するために用いられる駐輪機用施錠装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりこの種の駐輪機用施錠装置としては、ケースの前面に自転車の前輪を挿入する窓孔を設けると共に、この窓孔内に自転車の前輪を両側から挟み込む一対の鍬形状ロックレバーが設けられていて、自転車の入庫前はこれらのロックレバーが開放され、自転車の前輪が窓孔内に挿入されると、左右のロックレバーが両側から前輪を挟み込むように閉合し、その状態で施錠手段を操作すると施錠状態が得られ、所定時間の経過後は所定の料金を投入すると施錠状態が解除されて、前輪を引き出すことにより、左右のロックレバーが開放し、前輪を引き出せるように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1,特許文献2参照)。
【0003】
また、上記のような施錠装置における錠構造として、従来ではシリンダ錠などが用いられていたが、最近では、多数の施錠装置を料金の徴収と施錠・解錠操作がコンピューター制御システムによる一括管理方式で操作できるようにするため、錠構造としてシリンダ錠に代えて制御システムから指令制御できるソレノイドを使用した構造のものも知られている(特許文献3,特許文献4参照)。
【0004】
【特許文献1】
実用新案登録第2600145 号公報(図1,図2)
【特許文献2】
実用新案登録第2603464 号公報(図1,図2)
【特許文献3】
特開2001−1966 号公報(図2,図5)
【特許文献4】
特開2001−328576 号公報(図5,図6,図8)
【0005】
すでに、使用されている例としては、図11に示したような施錠装置が知られており、この装置では、ケース1内に配置される左右一対のロックレバー2の後端が、入庫される自転車前輪3で押される作動プレート4の前端に軸着されており、この作動プレート4は後端に係止片5を備えていると共に、軸7の挿通された長孔6によってケース1内の前後方向(図面では上下方向)に移動できるようになっている。この作動プレート4の上面には、後端に前記作動プレート4の係止片5と係合する係止片8を有するストッパプレート9が前記軸7により回動自在に軸着されている。また、前記ストッパプレート9の側方にはソレノイド10が設けられていて、このソレノイド10から延びるリンクプレート11が、前記ストッパプレート9の側面にピン12を介して回動可能に軸着されている。
【0006】
自転車を入庫した後、ソレノイド10に通電してリンクプレート11を右側A方向へ移動すると、ストッパプレート9の係止片8が作動プレート4の係止片5と係合して、作動プレート4が前方向に移動しないように拘束するので、ロックレバー2の閉合状態が固定されて施錠状態となる。
【0007】
また、施錠状態を解除するときには、ソレノイド10をスプリング13の力によりリンクプレート11が左側B方向へ移動するように操作すると、ストッパプレート9が回動して係止片8が作動プレート4の係止片5から外れ、作動プレート4が前方へ移動できる状態となるので、前輪を引っ張れば左右のロックレバー2が開いて出庫できる状態となる。
【0008】
【発明が解決すべき課題】
このように、従来の施錠装置では、錠構造としてシリンダ錠に代えて、ソレノイドを使用することで多くの利点を発揮できるようになったが、上記の施錠装置の場合には、ソレノイド10から突出するリンクプレート11の先端がストッパプレート9の側面にピン12を介して回動可能に軸着されているので、水平に移動するソレノイド10の軸に対して、リンクプレート11の先端がストッパプレート9の回転により上下方向に振れるため、ソレノイド10に曲げモーメントが働き、ソレノイドの耐久性が損なわれて故障原因となるという問題がある。
【0009】
また、上記の施錠装置では、施錠状態がソレノイド10の磁力だけで保持されていることと、ストッパプレート9を回動させたり固定させるためのリンクプレート11が、ソレノイド10と一体に連結されているだけで、独自のロック機能を備えていないために、装置に外部から強い衝撃等が加わった時に、ストッパプレート9が独自に回動してソレノイドの保持状態が自動的に解かれ、施錠状態が自動的に解除されて錠前としての機能が失われるという問題点があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、従来における駐輪機用施錠装置の上記のような問題点を解消し、ソレノイドにより作動されるロック機構がソレノイドの作動と同様に水平移動して、正確な施錠機能を発揮すると共に、ロック機構が施錠状態にある時に独自にロック機能を発揮して、外部から衝撃が加えられても容易にロック機能が解除されることのない、信頼性の高い施錠装置の提供を目的としたものである。
【0011】
本発明に係る請求項1の駐輪機用施錠装置は、そのための具体的手段として、フレーム前面の窓孔内側に、挿入された車輪を両側から挟むための一対のロックレバーと、挿入された車輪に押されることで、フレーム内で前後移動して前記両ロックレバーの開閉を行う作動プレートと、ソレノイドにより作動する前記作動プレートのロック機構とを備えた駐輪機用施錠装置であって、作動プレートの表面に係止片を有し、前記作動プレートの上部には、一方に前記作動プレートの移動方向と直交する向きに配置されるソレノイドと、前記ソレノイドと反対側の位置に、一端が前記作動プレートの前記係止片と係合するように配置されたロックシャフトとを、ソレノイドから延出するリンクプレートを介して同軸線上で連結させたロック機構を備えていることを特徴とする。
【0012】
ソレノイドは、施錠状態のときに磁力だけで保持されているので、リンクプレートを介してソレノイドと同一軸線上に配置されるロックシャフトが外部からの衝撃力によって独自に施錠解除方向へ移動してしまわないようにするため、ロックシャフトの一部には、ソレノイド軸がロック解除方向に移動しない限り、ストッパプレートの先端がロックシャフトの凹部と係合して、ロックシャフトを確実に固定することのできるロック解除防止機構を設けておくことが好ましい。
【0013】
上記のロックシャフトの一部に設けられるロック解除防止機構は、ロックシャフトの外周面方向へ押圧される力を与えられて、ロックシャフトの凹部と係合するストッパプレートと、ソレノイドとロックシャフトとを連結するリンクプレートの先端に、一端がピンを介して回転可能に連結され、他端を前記ストッパプレートに連結したた駆動リンクとの組合せからなり、リンクプレートがロック解除方向へ移動することで、駆動リンクの他端でストッパプレートの先端をロックシャフトの凹部から離脱させて、ロックシャフトの凹部とストッパプレート先端との係合を解いて、ロックシャフトをロック解除方向に移動するような構造とすることが好ましい。
【0014】
また、リンクプレートを介してソレノイドと同一軸線上に配置されるロックシャフトは、両端がフレーム底面から突出する一対の軸受けにより摺動自在に支持されていて、ソレノイド側の一端内部には作動プレートの係止片と係合するロックピンを出没自在に備えると共に、フランジと一方の軸受けとの間にスプリングを配置して、ロック解除方向へ移動する力が与えられているような構造とすることが好ましい。
【0015】
さらに、ソレノイドとロックシャフトとを同一軸線上で連結するためのリンクプレートは、ソレノイド基端部と先端部との間に迂回路形湾曲部を有し、ロックシャフトに接続される前記先端部をソレノイド及びロックシャフトの移動方向に沿った長孔を介してロックシャフトに摺動自在に接続させるような構造とすることが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る駐輪機用施錠装置の構造を、図1に示す実施例により説明すると、図1はフレーム20の表面を除去して内部の構造を示した施錠装置の平面図であって、窓孔21の内側に設けられた自転車前輪22を挟持するための左右一対のロックレバー23が、自転車前輪22を受け入れように開放された状態を示している。
【0017】
この施錠装置は、前記左右一対のロックレバー23と、これらのロックレバー23の後端が連結されていて、挿入された自転車前輪22により後方(図1の下方)へ押されて移動し、ロックレバー23を閉じるための作動プレート24と、作動プレート24の上面片側に該作動プレート24の移動方向と直交する向きに配置されたソレノイド25と、前記ソレノイドから延出するリンクプレート26を介してソレノイド25と同軸線上に連結されて、作動プレート24を固定したり、固定状態を解除するためのロック機構27と、このロック機構27と直交するように設けられたロック解除防止機構28とから基本的に構成されている。
【0018】
作動プレート24は、前端及び後端とに開設した長孔29に、フレーム20から突出する軸30が挿通されて、フレーム20の前後方向(図1の上下方向)に摺動できるように設けられており、前端の両側にロックレバー23の後端が軸31を介して回転自在に軸着されている。また、作動プレート24における二つの長孔29の間の中央部分には、一辺に該作動プレート24の移動方向と平行な向きの係止片32を突設した中央長孔33が設けられている。
【0019】
一方、前記作動プレート24の片側の側方には前記ソレノイド25が、作動プレート24の移動方向とは直交する向きに配置されていて、このソレノイド25の鉄芯(図示せず)からスプリング34を介して前記リンクプレート26が、ソレノイド25の軸線方向に沿って作動プレート24の上面を横切るような方向へ延出している。そして、このリンクプレート26は、作動プレート24の上面に配置される部分に、ソレノイド25の基端側と先端側との間に迂回路形湾曲部26aが設けられるような形状になっている。
【0020】
また、前記ソレノイド25の同軸線上には、前記作動プレート中央長孔33内と、ソレノイド25の反対側における作動プレート24の側方とに、作動プレート24の下面のフレーム20から、前記ロック機構27を支持するための一対の軸受け35a,35bが突設されている。前記リンクプレート26は迂回路形湾曲部26aを有しているため、該リンクプレート26を、ロック機構27における一方の軸受け35aの真上を避けた位置に配置することができる。
【0021】
前記ロック機構27は、前記一対の軸受け35a,35bによって左右方向へ摺動可能に軸支されたロックシャフト36と、このロックシャフト36におけるソレノイド25側の一端内部に、シャフト内外ヘ出没可能に挿着されて、前記作動プレート中央長孔33から突出した前記係止片32と係合するロックピン37(図2参照)と、前記ロックシャフト36にソレノイド25と反対側の方向への移動力を与えるために、前記ロックピン37の突出側における軸受け35aと、両軸受け35a,35b間に設けられたフランジ35cとの間に介装されたスプリング38とから構成されている。
【0022】
また、ロックシャフト36の先端内部に設けられるロックピン37は、図5に示すように、ロックシャフト36の先端に設けられた筒39内に、前記筒39の長さ方向に沿って設けた長孔40と係合するキー41を介して、筒39内から抜け出ないように設けられていて、筒39内に設けたスプリング42によってロックピン37に外側方向へ飛び出るような力が与えられている。
【0023】
図6aに示すように、ソレノイド25から突出するリンクプレート26の先端部26bは、長孔43内を通したネジ44を介してロックシャフト36と摺動可能なるように軸着されていると共に、この先端部26bの下方には、図6b及び図7aに示すように、リンクプレート26の水平移動に伴って、前記ロック解除防止機構28を作動するための駆動リンク49がピン45を介して回動可能に連結されている。
【0024】
ロック解除防止機構28は、図6a,図6b,図7a,7b及び図8に示すように、ロックシャフト36の一端外周面に設けられた切欠き状の凹部48と、前記リンクプレート26の水平移動により前記凹部48と係合してロックシャフト36を固定したり、凹部48から離脱してロックシャフト36の移動を許すためのストッパプレート46と、このストッパプレート46を作動するために前記リンクプレート26と前記ピン45を介して連結された駆動リンク49とから構成されている。
【0025】
前記ストッパプレート46は、一端46bがフレーム20上から突出した突辺50に回転可能に連結されていて、図6aのように、ソレノイド25によりリンクプレート26が右側A方向へ引き付けられた施錠状態のときには、前記ストッパプレート46が、中間部に連結されたスプリング52により図6aの図面上、上方に引っ張られることで、先端46aがロックシャフト36の一端に設けられた凹部48と係合し、このストッパプレート46によってロックシャフト36が左側方向へ移動しないように固定している。
【0026】
前記ストッパプレート46をロックシャフト36の凹部48と係合したり、凹部48から外したりするための手段として、図6b,図7aに示すように、リンクプレート26の先端部26bの下側にブラケット51を設けて、このブラケット51に、一部を軸53によりフレーム20に回転自在に軸着したコの字形の駆動リンク49の長孔54を有する一端49aを、前記ピン45により連結すると共に、図7bのように、この駆動リンク49の他端49bに設けた爪47が、ロックシャフト36の凹部48と係合したストッパプレート先端46aの下面に係合している。
【0027】
一方、図8は、ソレノイド25の磁力を解いてリンクプレート26を左側B方向へ移動した解錠状態を示しており、この状態では、リンクプレート先端部26bが左側B方向へ移動することで、ブラケット51も左側方向へ移り、駆動リンク49は、一端49aに長孔54を有すること(図6b参照)と、一部が軸53により回転自在に軸着されていることで、他端49bに設けた爪47が、図8では下方向(図7bでは右側方向)へ引かれてストッパプレート先端46aをロックシャフト36の凹部48から離脱させ、ロックシャフト36を左側B方向へ移動できる状態とする。
【0028】
また、上記の構造では、図6a,図6bに示すように、ブラケット51がリンクプレート先端部26bに対し、長孔58に沿って左右方向に移動微調整できるように設けたネジ57で固定されており、図7bのように、ストッパプレート先端46aがロックシャフト36の凹部48と係合した状態の時、駆動リンク他端49bの爪47が、ストッパプレート先端46aと軽く接触するような適正な位置に設置されている。そのため、もしも、駆動リンク他端49bの爪47とストッパプレート先端46aとの間に大きな隙間があるような場合には、ブラケット51を、長孔58に沿って左側方向へ動かして、爪47をストッパプレート先端46aと軽く接触する位置に移動させる。反対に、駆動リンク他端49bの爪47がストッパプレート先端46aの表面に深く食い込むように接触している場合には、ストッパプレート先端46aをロックシャフト36の凹部48と係合させないことになるので、ブラケット51を、長孔58に沿って右側方向へ動かして爪47をストッパプレート先端46aと軽く接触する位置に移動させる。
【0029】
なお、上記の構造では、ブラケット51を左右に移動することにより、ストッパプレート46と爪47との隙間の調整ができるように構成したが、構造を簡略化するために、隙間の調整を不要にした場合には、ピン45をブラケット51に設けずに、直接リンクプレート26に設けても、ピン45により駆動リンク49を回動し、ストッパプレート46をロックシャフト36の凹部48から係合及び離脱させ、同様な効果を得ることができる。
【0030】
なお、図1のように、ソレノイド25の近傍にはマイクロスイッチ55が配置され、作動プレート24が自転車の入庫・出庫の都度、前後方向(図1の上下方向)へ移動することで、この作動プレート24の側面に突出した突起56がマイクロスイッチ55のオン・オフを行う。
【0031】
次に、この施錠装置による施錠時と解錠時との作用を説明すると、次のとおりである。
1.通常の自転車入庫:
図1のように、窓孔21の内側における左右一対のロックレバー23が外側へ開放して、自転車前輪22が挿入できる状態となっており、この状態では左右のロックレバー23に連結された作動プレート24が前方(図1の上方)へ押し出されている。また、その状態では、ソレノイド25は通電されていないため、リンクプレート26はスプリング34によって矢印Bで示す左側方向へ押されている。
【0032】
リンクプレート26が矢印Bで示す左側方向へ移動すると、前記のように、ロック解除防止機構28を構成するリンクプレート先端部26aのブラケット51に、ピン45を介して連結された駆動リンク49が、軸53を中心に回転するため、他端49bの爪47がストッパプレート46をスプリング52のバネ力に抗して下方へ押し下げるので、ストッパプレート先端部46aが凹部48から外れて、ロックシャフト36をフリーの状態とし、ロックシャフト36は軸受け35aとフランジ35cとの間に設けたスプリング38のバネ力によって左側方向へ移動する。このロックシャフト36が左側へ移動することで、ロックシャフト先端のロックピン37も、図4a及び図5aに示すように、作動プレート24の係止片32と同じ高さ位置で、係止片32の左側に位置している。
【0033】
次に、図2に示すように、窓孔21内に自転車前輪22が挿入され、この前輪22により作動プレート24が後方(図2の下方)へ押されると、作動プレート24の側面の突起56がマイクロスイッチ55を作動して、この施錠装置の制御システム(図示せず)をオンの状態とする。また、作動プレート24が後方(図1の下方)へ押されることで、窓孔21内の左右のロックレバー23が閉じられて自転車前輪22を挟着する。
【0034】
このように、作動プレート24が後方(図2の下方)へ移動した状態では、図4bに示すように、係止片32の位置もロックシャフト36の軸線位置から後方へ離れることになる。そして前記のように、制御システムがオンの状態となっていることで、自転車が入庫されたことを検知し、ソレノイド25へ通電され、リンクプレート26が図2の右側A方向へ移動し、作動プレート24が前方(図2の上方)へ移動することを阻止して施錠状態をつくる。
【0035】
上記の施錠状態にある時には、図4c及び図6aに示すように、ソレノイド25とロックシャフト36とを連結するリンクプレート26が右側A方向へ移動するため、リンクプレート先端部26bのブラケット51にピン45を介して連結された駆動リンク49の一端49aも右側方向へ移り、軸53を中心にして、他端49bが図6aのように上方へ回動し、また、ストッパプレート46がスプリング52によって上方へ引き上げられることで、ストッパプレート46の先端46aがロックシャフト36の凹部48に係合する。その結果、このロック解除防止機構28が作動し、ロックシャフト36が独自に左側B方向へ移動して施錠状態が解除されることのないように、ロックシャフト36の左側B方向への動きを阻止している。
【0036】
施錠状態を解除するためには、所定の料金を投入するなどの手段によりソレノイド25に通電して、図1に示すように、リンクプレート26を左側B方向へ移動する。すると、図8のように、リンクプレート26の左側B方向への移動により、ロック解除防止機構28の駆動リンク49が、図面上、他端49bを下げるように回動して、ストッパプレート46の先端46aがロックシャフト36の凹部48から外れてロックシャフト36との係合状態を解くので、ロックシャフト36は左側方向へ移動する。
【0037】
そのため、作動プレート24の係止片32は、上方にあったロックピン37が左側へ移動していなくなるので、左右のロックレバー23により挟持されていた自転車前輪22を前方(図2の上方)へ引っ張ると、作動プレート24を前方(図1の上方)へ移動することができる状態となり、作動プレート24の前方移動により左右のロックレバー23が開放され、自転車を施錠装置から引き出すことができる。
【0038】
2.別方式による自転車入庫:
上記通常の自転車入庫の施錠・解錠についての作用は、自転車を施錠装置へ入庫して、作動プレート24の係止片32を後方へ押し下げた状態としてから、制御システムが自転車の入庫を検知した信号により、ソレノイド25へ通電してリンクプレート26を右側A方向へ移動し、これによってロックピン37で係止片32をロックさせる一般的な方式であるが、この施錠装置によれば、図9及び図10に示すように、別の施錠方式によることができる。
【0039】
図9に示す施錠方法では、窓孔21の内側における左右一対のロックレバー23が外側へ開放して、自転車前輪22が挿入できる状態となっており、この状態では左右のロックレバー23に連結された作動プレート24が前方へ押し出されていることは前の方式と同じである。この場合、前の方式では、順序として、図4aのように、自転車の入庫前にリンクプレート26が左側B方向に位置していて、この状態で図4bのように、自転車の入庫により作動プレート24が後方へ押されて係止片32が後方へ移動してから、次に、図4cのように、自転車の入庫を検知した信号によりソレノイド25へ通電されて、リンクプレート26が右側A方向へ移動し、これにより施錠状態を得ている。
【0040】
これに対し、別の方式では、図9のように、ロックレバー23が外側へ開放し、図10aのように、作動プレート24が前方へ引かれて、未だ係止片32が前方に位置している状態で、既に制御システムが機能して、ソレノイド25に通電され、これにより、図10bのように、リンクプレート26が右側A方向へ引かれている。この状態では、リンクプレート26が右側A方向へ引かれるので、図5bのように、ロックシャフト36も同方向へ引かれて、先端のロックピン37が係止片32に対して同じ高さ位置でスプリング42のバネ力を受けながら接触している。
【0041】
その状態で自転車が入庫されると、作動プレート24が後方へ押されることで、図10bのように係止片32が後方(下方)へ押されて行き、係止片32がロックピン37と外れた時に、図10cのように、係止片32の上方にロックピン37が突出して作動プレート24はロックされることになる。従って、この方式では、次の段階として、所定の料金を支払うことでソレノイド25に通電して、リンクプレート26を左側B方向へ移動し、解錠状態が得られることとなる。
【0042】
3.不正な駐輪方法への対応:
この種の駐輪機では、駐輪時間の経過により料金が変更される方式が多く採用されるが、従来では、追加料金が加算されているにもかかわらず料金を支払わずに自転車を取り出すという不法駐輪方式が行われることがある。
【0043】
この方式では、まず、自転車を入庫することによるソレノイド25への通電により、図4cのように、リンクプレート26を右側A方向へ移動させて、係止片32をロックピン37に係合し、図2のような施錠状態とする。そして、その状態から低額な初期料金を支払うことで、ソレノイド25に通電して、図4bのように、リンクプレート26を左側B方向へ移動する。
【0044】
この状態では、係止片32がロックピン37よりも下方位置に押し下げられているので、図2のように、左右のロックレバー23が閉じられて自転車前輪22を挟持した形となっていて、外観的には施錠と同じような状態となっている。しかし、この状態では、図4bのように、ロックピン37が左側へ移動して下方の係止片32が上方へ通過できる状態としているので、自転車を引き出せば出庫できる状態であるにもかかわらず、あえてそのまま長時間放置する。
【0045】
ソレノイド25から延びるリンクプレート26は、左側B方向へ移動して解錠状態となっているので、その後の追加料金が加算されていても、自転車を引き出すことができ、追加料金を支払わずに出庫するという問題が発生する。このような問題に対し、本発明の施錠装置では、図4bのように、自転車の入庫により係止片32が下方へ押し下げられた状態で、初期料金の支払いによりソレノイド25へ通電して、リンクプレート26が左側の解錠方向へ移動した場合には、その状態、つまり、解錠されているのに自転車が入庫状態となっていることを制御システム内のコンピューターが検知して、例えば、5〜10分間程度の時間経過後に、システム内からソレノイド25に通電し、図4cのように、リンクプレート26を自動的に右側A方向へ移動して、再び施錠状態とする。この状態ではリンクプレート26が右側方向へ移動して施錠状態が維持されるので、以後の追加料金を支払わない限り解錠できず、不正駐輪を防止できる。
【0046】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明の施錠装置では、作動プレート24の表面に係止片32を設けると共に、この作動プレート24の移動方向と直交する向きに設けられたソレノイド25と、このソレノイドの反対側の同軸線上位置に、一端が前記作動プレート24の係止片32と係合するように配置されたロックシャフト36とを、リンクプレート26を介して連結させたロック機構27を備えているので、このロック機構のロックシャフト36をリンクプレート26を介してあくまでソレノイド軸と同軸線上でスライド運動させることができ、ソレノイド軸に不当な曲げモーメントが発生することがないので、装置の耐久性を向上することができる。
【0047】
また、作動プレート24の係止片32とロックシャフト36の先端とを係合するロック機構27に、ロックシャフト36が左右方向へ移動することに伴って、ストッパプレート46をロックシャフトの一端の凹部48と係合したり、凹部48から離脱させるためのロック解除防止機構28を設けることにより、施錠状態の時に、スプリング52のバネ力を受けたストッパプレート先端部46aがロックシャフト36の凹部48に係合し、ロックシャフト36を確実にメカニカルロックすることができ、装置に衝撃力などの外力が加わった時でも、ロックシャフト36のロック状態が解除されることがなく、装置の信頼性を高めることができる。
【0048】
さらに、作動プレート24の係止片32と係合するロック機構27のロックシャフト36は、先端にロックピン37が、スプリングを介して挿着されるダンパー構造になっているので、係止片32との接触・分離が的確に行え、自転車の出庫状態時及び入庫状態時をいずれの状態からでも開始して施錠できるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る駐輪機用施錠装置の施錠前の構成を示す平面図。
【図2】同じく施錠された状態における構成を示す平面図。
【図3】図1と同じ状態における施錠装置の部品の配置関係を示す斜視図。
【図4】施錠前から施錠後に至るロック機構の動きの関係を示す説明図。
【図5】施錠前から施錠後に至るロック機構先端のロックピンの動きの関係を示す説明図。
【図6】ロック機構に設けられるロック解除防止機構の動きの関係を示す説明図であり、図6aはロック解除防止機構の平面図、図6bは図6aにおける表面の一部を取り除いた部分の平面図。
【図7】図7aは図6aのVI−VI線方向より見た側面図、図7bは同じく図6aのVII−VII線方向より見た側面図。
【図8】同じくロック解除防止機構の動きを示す平面図。
【図9】本発明に係る駐輪機用施錠装置の別の使用方式の例を示す図1と同じ状態の平面図。
【図10】図9の方式の場合の施錠前から施錠後に至るロック機構の動きの関係を示す説明図。
【図11】従来におけるこの種の施錠装置の構成を示す平面図。
【符号の説明】
20:フレーム、
20a:突片、
21:窓孔、
22:自転車前輪、
23:ロックレバー、
24:作動プレート、
25:ソレノイド、
26:リンクプレート、
27:ロック機構、
28:ロック解除防止機構、
29:長孔、
32:係止片
33:中央長孔、
34:スプリング、
35a,35b:軸受け、
36:ロックシャフト、
37:ロックピン、
38:スプリング、
39:筒、
40:長孔、
41:キー、
42:スプリング、
43:長孔、
44:ネジ、
45:ピン、
46:ストッパプレート、
47:爪、
48:凹部、
49:駆動リンク、
50:突辺、
51:ブラケット、
52:スプリング、
53:軸、
54:長孔、
55:マイクロスイッチ、
56:突起、
57:ネジ、
58:長孔
Claims (5)
- フレーム前面の窓孔内側に、挿入された車輪を両側から挟むための一対のロックレバーと、挿入された車輪に押されることで、フレーム内で前後移動して前記両ロックレバーの開閉を行う作動プレートと、ソレノイドにより作動する前記作動プレートのロック機構とを備えた駐輪機用施錠装置であって、作動プレートの表面に係止片を有し、前記作動プレートの上部には、一方に前記作動プレートの移動方向と直交する向きに配置されるソレノイドと、前記ソレノイドと反対側の位置に、一端が前記作動プレートの前記係止片と係合するように配置されたロックシャフトとを、ソレノイドから延出するリンクプレートを介して同軸線上で連結させたロック機構を備えている駐輪機用施錠装置。
- リンクプレートを介してソレノイドと同一軸線上に配置されるロックシャフトの一部に、ソレノイド軸がロック解除方向に移動しない限り、ストッパプレートの先端がロックシャフト外周面の凹部に係合して、ロックシャフトの移動を固定するロック解除防止機構を備えている請求項1の駐輪機用施錠装置。
- ロックシャフトの一部に設けられるロック解除防止機構が、ロックシャフトの外周面方向へ押圧される力を与えられて、ロックシャフトの凹部と係合するためのストッパプレートと、ソレノイドとロックシャフトとを連結するリンクプレートの先端に、一端がピンを介して回転可能に連結され、他端を前記ストッパプレートに連結した、前記ストッパプレートをロックシャフト凹部から外すための駆動リンクとの組合せから構成されている請求項2の駐輪機用施錠装置。
- リンクプレートを介してソレノイドと同一軸線上に配置されるロックシャフトは、両端がフレーム底面から突出する一対の軸受けにより摺動自在に支持されていて、ソレノイド側の一端内部には作動プレートの係止片と係合するロックピンを出没自在に備えると共に、フランジと一方の軸受けとの間にスプリングを配置して、ロック解除方向へ移動する力が与えられている請求項1の駐輪機用施錠装置。
- ソレノイドとロックシャフトとを同一軸線上で連結するためのリンクプレートが、ソレノイド基端部と先端部との間に迂回路形湾曲部を有し、ロックシャフトに接続される前記先端部をソレノイド及びロックシャフトの移動方向に沿った長孔を介してロックシャフトに摺動自在に接続させた請求項1の駐輪機用施錠装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2002
- 2002-09-11 JP JP2002265902A patent/JP2004100339A/ja active Pending
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