JP2006159648A - 記録システム、画像処理装置、インクジェット記録装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光沢紙などを使用して記録を行う場合に、顔料インクを使用するか否かをユーザが設定可能とする。
【解決手段】 少なくとも1種類の顔料を用いたインクと、染料を用いた複数種類のインクとを用いて記録を行うインクジェット記録装置で、光沢のある記録媒体に記録を行う際に、顔料を用いたインクを使用するか否かをユーザが設定し(S403)、その設定に応じて色変換テーブルを変更する(S405)。
【選択図】 図4

Description

本発明は、記録システム、画像処理装置、インクジェット記録装置及び画像処理方法に関し、より詳細には、顔料を含有する顔料インクと、染料を含有する染料インクとを用いて記録を行うインクジェット記録装置に供給する画像データの生成に関するものである。
例えばワードプロセッサ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ等に於ける情報出力装置として、所望される文字や画像等の情報を用紙やフィルム等シート状の記録媒体に記録を行うプリンタが広く使用されている。
プリンタの記録方式としては様々な方式が知られているが、用紙等の記録媒体に非接触記録が可能である、カラー化が容易である、静粛性に富む、等の理由でインクジェット方式が近年特に注目されており、又その構成としては、所望される記録情報に応じてインクを吐出する記録ヘッドを用紙等の記録媒体の搬送方向と交差する方向に往復走査させながら記録を行なうシリアル記録方式が安価で小型化が容易などの点から一般的に広く用いられている。
カラー記録を行うインクジェットプリンタには、染料を主に含有するインクを使用するものと顔料を主に含有するインクを使用するものとがある。一般的に、染料を用いたインクは、発色が鮮やかで色再現性が優れているという特徴を有しており、一方、顔料を用いたインクは、にじみが少なく文字などの境界がはっきりするという特徴を有している。
そして、プリンタは、写真などの画像記録を主要な目的とするか、あるいは文字を主体としたビジネス文書の記録を主要な目的とするかという、プリンタの特性に合わせて、どちらかのインクを使用するように設計されているのが一般的であった。
しかしながら、近年ではシアン、マゼンダ、イエローのようなカラーインクには染料を用い、ブラックインクのみに顔料を用いるようなプリンタも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このようなプリンタでは、染料を用いたカラーインクによる色再現性と、顔料を用いたブラックインクによる高い文字品位とを両立させることができる。
特開2000−198227号公報
しかしながら、前述のように染料を用いたカラーインクと顔料を用いたブラックインクとを使用する構成のプリンタで記録する場合、表面に光沢が乏しい普通紙のような記録媒体に記録する場合には問題無いが、近年発売されているような光沢感に富んだ記録媒体に記録すると、染料のインクで記録された部分と顔料のインクで記録された部分との間で光沢感に差ができ、階調にムラがあるように見えてしまう。
例えば、グレーのグラデーションなどを記録した場合、最初はシアン、マゼンダ、イエローのインクによりグレーを構成するために光沢感がある記録となるが、顔料を含んだブラックインクの比率が上がるにつれ光沢感は失われ、暗部に行くほど光沢感のギャップからグラデーションに違和感が生じてしまう。
これを防ぐために、光沢のある記録媒体に記録する場合には、顔料を用いたブラックインクを使わずに染料を用いたインク(シアン、マゼンダ、イエローなどのカラーインク)のみで記録するという手法も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ただしこのようにブラックインクの使用を制限すると、ブラックインクを使用しないため黒の濃度が上がらず、またUCR(Under Color Removal:下色除去)が使えないため、インクの打ち込み量を抑えることもできなくなってしまう。
このように、染料を用いたカラーインクと顔料を用いたブラックインクとを使用可能なプリンタにおいては、両方のインクを用いて記録を行う方式と、染料インクのみで記録を行う方式とがあるが、これら二つの方式はいずれも一長一短であり、プリンタのメーカで機種毎に想定される使用環境に合わせて、どちらかの方式を選択して色変換テーブルを作成している。
そのため、例えば、文字の品位を優先するために顔料インクを使用するように設定された機種では、高精細なグラフィックなどを記録すると、光沢ムラに起因する階調性の破綻等により画質が低下してしまうことは避けられない。
本発明は以上のような状況に鑑みてなされたものであり、光沢紙などの所定の記録媒体を使用して記録を行う場合に、顔料インクを使用するか否かをユーザが設定可能とすることを目的とする。
上記目的を達成する本発明の一態様としての記録システムは、顔料を含有する顔料インクと、染料を含有する染料インクとを用いて記録を行うインクジェット記録装置と、該記録装置に接続され記録すべき画像データ及び制御データを送信するホスト機器と、を含む記録システムであって、
所定の記録媒体に記録を行う際に、ユーザが前記顔料インクを使用するか否かを設定するための設定手段を備えている。
また、上記目的を達成する本発明の別の態様としてのインクジェット記録装置は、顔料を含有する顔料インクと、染料を含有する染料インクとを用いて記録を行うインクジェット記録装置であって、
所定の記録媒体に記録を行う際に、ユーザが前記顔料インクを使用するか否かを設定するための設定手段を備えている。
また、上記目的を達成する本発明の別の態様としては、顔料を含有する顔料インクと染料を含有する染料インクとを用いて記録を行うインクジェット記録装置に接続され、当該インクジェット記録装置で使用すべき画像データ及び制御データを送信する画像処理装置であって、
記録に使用する記録媒体の種類を選択するための表示画面を起動する表示手段を備え、
前記表示手段は、所定の記録媒体が選択された場合、ユーザが前記顔料インクを使用するか否かを設定するための表示画面を起動することを特徴とする。
更に、上記の目的は、顔料を含有する顔料インクと、染料を含有する染料インクとを用いて記録を行うインクジェット記録装置に供給する画像データを生成する画像処理方法であって、
所定の記録媒体に記録を行う際に、ユーザが前記顔料インクを使用するか否かを設定するための設定工程と、
前記設定に応じて前記画像データの生成に用いる変換テーブルを変更するテーブル変更工程と、を備える画像処理方法によっても達成される。
すなわち、本発明では、顔料を含有する顔料インクと、染料を含有する染料インクとを用いてインクジェット記録を行う形態において、所定の記録媒体に記録を行う際に、ユーザが顔料インクを使用するか否かを設定可能とする。
このようにすると、光沢紙などの所定の記録媒体を使用して記録を行う場合に、顔料インクを使用するか否かをユーザが容易に設定することができる。
従って、記録する画像の種類やユーザの都合に応じて使用するインクの設定が可能となり、ユーザの利便性が向上すると共に、顔料インクを使用した場合に生じ得る光沢感のムラなどに対する不満が解消される。

なお、設定手段は、ホスト機器に設けられていても、記録装置に設けられていてもよい。
所定の記録媒体としては、例えば、記録面に光沢のある記録媒体であり、顔料を用いたインクとしてはブラックインク、染料を用いたインクとしてはシアン、マゼンタ、イエローのインクを含むのがよい。
設定手段は、所定の記録媒体に記録を行う場合にのみ、顔料インクを使用するか否かを設定できる表面画面を起動するようにしてもよい。
更に、設定手段は、顔料インクを使用する割合を複数段階で設定可能であってもよい。
また、上記の目的は、上述の画像処理方法をコンピュータ装置で実現させるコンピュータプログラム、及び該コンピュータプログラムを格納した記憶媒体によっても達成される。
本発明によれば、光沢紙などの所定の記録媒体を使用して記録を行う場合に、顔料インクを使用するか否かをユーザが容易に設定することができる。
従って、記録する画像の種類やユーザの都合に応じて使用するインクの設定が可能となり、ユーザの利便性が向上すると共に、顔料インクを使用した場合に生じ得る光沢感のムラなどに対する不満が解消される。
以下に、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様広く解釈されるべきもので、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
またさらに、「ノズル」とは、特にことわらない限り吐出口ないしこれに連通する液路およびインク吐出に利用されるエネルギーを発生する素子を総括して言うものとする。
<概略ブロック図>
図1は、本発明に係る記録システムの実施の形態の概略制御構成を表したブロック図である。本記録システムは、インクジェット方式に従って記録ヘッドの各ノズルからインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置と、該記録装置に接続され、記録データ及び制御データを送信する、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)等のホスト機器とを含んでいる。
インクジェット記録装置は、MPU、ROM、RAMなどで構成され記録装置全体を制御する主制御部101と、記録ヘッドに転送する前の記録データをラスタ形式で格納する記録バッファ102と、記録バッファに格納された記録データに従ってインクを選択的に吐出する記録ヘッド103と、キャリッジの駆動や記録媒体の給紙、排紙用のモータを制御するモータ制御部104と、ホスト機器との通信を行なうインタフェース(I/F)部105と、ホスト機器から受信した記録データを一時的に格納しておくデータバッファ106とを有している。
また、107は主制御部101と各部を接続するシステムバスであり、108はユーザが設定や指示を入力するためのスイッチや、動作状態等をユーザに通知するためのLED等を含む操作スイッチ部である。
一方、ホスト機器は、MPU、ROM、RAM等で構成され画像データの生成や主な演算を司る主制御部110と、インクジェット記録装置と通信を行なうインタフェース(I/F)部111と、メインのメモリ112と、ユーザに対して様々な情報を表示するCRTや液晶パネル等の表示装置114と、ユーザが操作して指示や各種データを入力するためのマウスやキーボード等の入力機器115と、主制御部108と各部を接続するシステムバス112とを有している。
次に、図2A及び図2Bを参照して本実施の形態における画像データに対する処理の流れを説明する。図2Aは画像データに対する処理を示すフローチャートであり、図2Bは図2Aの各処理に入力される画像データの例とを示している。
処理対象となるオリジナルの画像データは、201に例示するように、各画素についてR(Red)、G(Green)、B(Blue)の3色それぞれ8ビットのデータを有している。このような画像データが入力されると、まずステップS201において表示用のデータを記録用のデータに変換する前処理として、例えば、UCRなどを含む色補正が行われ、202に示すような補正したRGB8ビットのデータが得られる。
次にステップS202において各画素のデータを色変換テーブルを参照してシアン、マゼンダ、イエロー、ブラック(以下、それぞれC、M、Y、Kとも称する)の4色のデータに分解する。これにより、203に示すようなCMYKそれぞれ8ビットの画素からなる4つのプレーンが得られる。
その後、ステップS203において多値の誤差拡散が行われ、204に示すような各画素のデータを5つの階調のいずれかに変換したデータが得られる。更にステップS204でインデックス展開処理が行なわれ、各画素の階調に応じて対応するインデックスパターンの1つが割り当てられ、206に示す記録データ(ドットパターン)が得られる。
図3は、ステップS204でのインデックス展開処理に使われるインデックスパターンの1セットの例を示したものである。ステップS203の多値誤差拡散の結果により、各画素は1から5のいずれかの階調で表わされるが、インデックス展開処理において、各階調に対して対応するパターンの1つが割り当てられ、ドットデータに展開される。
このインデックスパターンの割り当てにおいて、画像の品位向上のためインデックスパターンにランダム性を持たせたい場合は、同じ階調に複数のパターンを用意しておき、それをランダムに選ぶ(割り当てる)。例えば、階調2を選ぶ際にパターン0001から1000の4つのパターンのうちの1つをランダムに選ぶことで、特定のインデックスパターンが周期的に現れることで生じるテクスチャを目立ちにくくさせることができる。
また、本実施の形態では図3に例示したように2×2のインデックスパターンを使用し、本実施の形態ではCMYK4色について同一のインデックスパターンを用いるが、インデックス各色で異なるインデックスパターンを用いてもかまわない。また本実施の形態では各インク色毎の階調数は一律に5階調であるとするが、これは更に細かい階調を持っても、また各色ごとに階調数が異なっていてもかまわない。
また、本実施の形態では多値誤差拡散処理によって得られる各階調の間隔は等間隔であるとするが、これは必ずしも等間隔でなくともかまわず、中間調を密に、或いはハイライト部やシャドウ部を密にする事も可能である。
図4のフローチャートに従って、本実施の形態におけるユーザに顔料インクの使用を選択させる処理を含む、ホスト機器の画像処理モジュール(プリンタドライバ)で行われる記録装置への記録データ送信までの処理のフローを説明する。
まずステップS401にて、ホスト機器で実行中の各種アプリケーションにおいて、「印刷(プリント)」ボタン等の押下により記録対象となる画像が指定され入力される。また、アプリケーションからの印刷指示に応じて起動されるプリンタドライバのプロパティ画面において、ユーザは、記録媒体の種類やサイズなども指定する。ここで、記録媒体の種類としては、普通紙、はがき、高品位専用紙、プリンダブルディスク、光沢紙、プロフォトペーパ等が選択可能となっている。
このようにして指定された画像データの先頭のヘッダーにはユーザにより選択された記録媒体の種類やサイズなどの情報が格納されており、その部分を解析することで、画像処理モジュールは記録対象となる記録媒体の種類やサイズを特定できる。
次にステップS402にて、ヘッダーの情報から記録媒体の種類を解析し、記録に用いる用紙が、記録面に光沢があり顔料インクを使用すると光沢ムラが生じやすい記録媒体であるのか、記録面に光沢の無い記録媒体であるのかを判別する。
なお、記録面に光沢のある記録媒体とは、写真画像等の記録に使用されるコート紙等の紙の記録媒体(例えば、上述した光沢紙、プロフォトペーパー)に加え、フィルム状の記録媒体や他の材料の記録面に処理を施した記録媒体(例えば、光沢フィルム)も含むものを意味する。
ここで、記録対象の記録媒体が光沢の無いものであると判別された場合には、ステップS403からS405の処理をスキップし、ステップS406へと処理を進める。
一方、記録対象の記録媒体が光沢のあるものであると判別された場合には、ステップS403にてホスト機器の表示装置上に今回の記録に顔料インクを使用するか否かをユーザに選択させる画面を表示する。この画面の例としては、「現在設定されている用紙は光沢紙です。この用紙の記録に顔料インクを使用すると印刷された画像で光沢に差が生じる場合があります。顔料インクを使用しますか?」のようなメッセージと、顔料インクを使用するか否かを選択する2つのチェックボックスと、選択完了をユーザが指示するラジオボタンとを含むようにしてユーザがマウスで容易に選択できるようにした画面が考えられる。この場合、例えば「顔料インクを使用しない」のチェックボックスにはデフォルトでチェックマークを入れておくのが良い。
ステップS404にてユーザが「顔料インクを使用する」を選択した場合には、ステップS405にて色変換テーブルを顔料ブラックを使用したものに変更する。一方、ユーザが「顔料インクを使用しない」を選択した場合には、色変換テーブルを変更せずに、すなわち、デフォルトで設定された顔料ブラックを使用しない色変換テーブルを用いるべく、ステップS406へと処理を進める。
ステップS406においては、上記で図2A及び2Bに関連して説明したような画像データに対する処理(画像の変換)を行う。このとき、顔料ブラックを記録に使用しないように選択された場合には、ステップS201での色補正でUCRは行わず、ステップS202で用いられる変換テーブルにおいてブラックインクのデータはクリアされている。
図5は、顔料ブラックを記録に使用するか否かによって、黒を記録する場合に使用されるインクの割合の例を示す図である。黒の部分を記録する際に、顔料インクを使用しない場合(デフォルト)には、図中左側に示すように、顔料インクの打ち込み量は0となっており、他の3色のインクを用いて黒を記録する。一方、ユーザが顔料インクを使用することを選択した場合、図中右側に示すように、顔料ブラックのみを使用して黒を記録するようなテーブルに変更される。
その後、ステップS407にて記録装置へ記録データが送信され、ステップS408にて各種パラメータが初期化される。
以上説明したように本実施形態によれば、光沢紙などの所定の記録媒体を使用して記録を行う場合に、顔料インクを使用するか否かをユーザが容易に設定することができる。従って、記録する画像の種類やユーザの都合に応じた所望の記録が可能となり、顔料インクを使用した場合に生じ得る光沢感のムラなどに対する不満が解消される。
<変形例>
上記の実施形態では、ホスト機器の表示装置に所定の画面を表示させユーザの入力・指示に応じて顔料インクを使用するかどうかを設定したが、ユーザに対する表示とユーザが入力や指示を行うためのユーザインタフェースを記録装置が備えている場合には、記録装置側で顔料インクを使用するか否かをユーザに選択させる処理(例えば、図4のフローチャートのステップS402からS405の処理)を行っても良い。
この場合には、記録装置から顔料インクを使用するか否かを示す信号をホスト機器に送信し、ホスト機器ではこの信号の状態に応じて図2A及び図2Bに関して説明した画像データの変換処理を実行するようにしてもよい。
あるいは、例えば、記録装置にデジタルカメラなどの画像入力装置が接続可能であり、該画像入力装置から出力された画像データを記録することが可能な構成、又はメモリカードなどの記憶媒体を挿入可能であり該記憶媒体に格納された画像を記録することが可能な構成であれば、記録装置の内部で図2A及び図2Bに関して説明した画像データの変換処理を実行可能であるので、記録装置内部で上記図4に関して説明した処理の一部又は全部が実行されても良い。この場合、光沢媒体か否かの判別は、特開平10−048975号公報や特開2002−167082号公報等に記載されるような公知の光学センサを用いた公知の媒体判別手法により実行してもよい。
このように、本発明は、複数の機器から構成される記録システムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる記録装置に適用しても良い。
さらに加えて、本発明に係る記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末として一体または別体に設けられるものの他、リーダ等と組み合わせた複写装置や送受信機能を有するファクシミリ装置、更にはこれらを組み合わせた複合機の形態を取るものであっても良い。
<他の実施形態>
記録装置が高速モードや高画質モードなど複数の記録モードを備える場合には、光沢のある、あるいは光沢ムラが視認されやすい記録媒体を使用する場合でも、高画質モードなど記録画質を優先する記録モードに設定されている場合にのみ、顔料インクを使用するか否かをユーザが設定できるようにしてもよい。
更に、光沢のある、あるいは光沢ムラが視認されやすい記録媒体を使用する場合に、単に顔料インクを使用するか否かではなく、顔料インクを使用する割合や比率などを複数段階でユーザが設定可能とする構成としてもよい。この場合には、例えば、光沢のある複数種類の記録媒体それぞれに対してデフォルトの設定を異ならせても良い。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(本実施形態では図2A及び図4に示すフローチャートに対応した、プリンタドライバなどのプログラム)を、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。その場合、プログラムの機能を有していれば、形態は、プログラムである必要はない。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明のクレームでは、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
本発明の実施の形態の概略制御構成を示すブロック図である。 画像データに対する処理を示すフローチャートである。 図2Aの各処理に入力される画像データの例を示す図である。 インデックス展開処理に使われるインデックスパターンの1セットの例を示した図である。 実施の形態におけるホスト機器の画像処理モジュールで行われる記録装置への記録データ送信までの処理のフローチャートである。 顔料ブラックを記録に使用するか否かによって、黒を記録する場合に使用されるインクの割合の例を示す図である。

Claims (9)

  1. 顔料を含有する顔料インクと、染料を含有する染料インクとを用いて記録を行うインクジェット記録装置と、該記録装置に接続され記録すべき画像データ及び制御データを送信するホスト機器と、を含む記録システムであって、
    所定の記録媒体に記録を行う際に、ユーザが前記顔料インクを使用するか否かを設定するための設定手段を備えることを特徴とする記録システム。
  2. 前記設定手段が、前記ホスト機器に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の記録システム。
  3. 前記設定手段が、前記記録装置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の記録システム。
  4. 前記所定の記録媒体が記録面に光沢のある記録媒体であり、前記顔料インクがブラックインクであり、前記染料インクがシアン、マゼンタ、イエローのインクを含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の記録システム。
  5. 前記設定手段は、所定の記録媒体に記録を行う場合にのみ、前記顔料インクを使用するか否かを設定できる表示画面を起動することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の記録システム。
  6. 前記設定手段は、前記顔料インクを使用する割合を複数段階で設定可能であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の記録システム。
  7. 顔料を含有する顔料インクと染料を含有する染料インクとを用いて記録を行うインクジェット記録装置に接続され、当該インクジェット記録装置で使用すべき画像データ及び制御データを送信する画像処理装置であって、
    記録に使用する記録媒体の種類を選択するための表示画面を起動する表示手段を備え、
    前記表示手段は、所定の記録媒体が選択された場合、ユーザが前記顔料インクを使用するか否かを設定するための表示画面を起動することを特徴とする画像処理装置。
  8. 顔料を含有する顔料インクと、染料を含有する染料インクとを用いて記録を行うインクジェット記録装置であって、
    所定の記録媒体に記録を行う際に、ユーザが前記顔料インクを使用するか否かを設定するための設定手段を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  9. 顔料を含有する顔料インクと、染料を含有する染料インクとを用いて記録を行うインクジェット記録装置に供給する画像データを生成する画像処理方法であって、
    所定の記録媒体に記録を行う際に、ユーザが前記顔料インクを使用するか否かを設定するための設定工程と、
    前記設定に応じて前記画像データの生成に用いる変換テーブルを変更するテーブル変更工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
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