JP2006145397A - ガスセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】大気側カバーの密閉性に優れたガスセンサを提供すること。
【解決手段】被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するセンサ素子2と、センサ素子2を挿嵌保持するハウジング11と、ハウジング11の基端側に配設された大気側カバー3と、センサ素子2と電気的に接続されたリード線12と、リード線12を挿通させると共に大気側カバー3の基端部34を密閉する弾性絶縁部材4とを有するガスセンサ1。大気側カバー3は、弾性絶縁部材4を、弾性絶縁部材4の軸方向中心よりも先端側において径方向からかしめるかしめ部31と、弾性絶縁部材4を基端側から押える天井部32とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するガスセンサに関する。
従来より、自動車エンジン等の内燃機関の排気系に設置され、排気ガス中の酸素濃度等を検知するガスセンサがある(特許文献1参照)。
図11に示すごとく、ガスセンサ9は、被測定ガス(排気ガス)中の特定ガス(酸素)濃度を検出するセンサ素子92を内蔵している。該センサ素子92は、絶縁碍子96を介して、ハウジング93に挿嵌保持され、該ハウジング93の基端側には、大気側カバー94が固定されている。
図12に示すごとく、大気側カバー94の基端部には、該基端部を密閉する弾性絶縁部材95(図13)が配設されている。また、該弾性絶縁部材95は、上記センサ素子92と電気的に接続されたリード線97を挿通させている。
上記弾性絶縁部材95を大気側カバー94の基端部941に固定するに当っては、弾性絶縁部材95を大気側カバー94の基端部941に配置した状態で、大気側カバー94の基端部941を径方向内側に向かって押圧してかしめる。これにより、弾性絶縁部材95が変形することにより生ずる弾力によって、弾性絶縁部材95が大気側カバー94に密着し、大気側カバー94の基端部941を密閉する。
しかし、上記大気側カバー94による弾性絶縁部材95のかしめ荷重は、径方向にかかるが、軸方向については荷重のかからない状態にある。そのため、弾性絶縁部材95が大気側カバー94より径方向から受けたかしめ荷重の一部は、軸方向に逃げてしまうこととなる。
即ち、上記大気側カバー94は基端部941において開口しており、大気側カバー94により径方向からかしめられた弾性絶縁部材95は、上記基端部941から外部に膨れるようにして、その弾力が逃げてしまうおそれがある。
そして、弾性絶縁部材95が経時変化により弾力低下した場合、大気側カバー94の密閉性を充分に確保することが困難となるおそれがある。その結果、ガスセンサ9の内部に大気中の水分等が侵入して、正確なセンサ出力を得ることが困難となるおそれがある。
また、上記弾性絶縁部材95は、密閉性を確保すべく、軸方向長さを約8mmと長くする必要がある。しかし、軸方向長さを長くすると、その分、弾性絶縁部材95の先端が、高温となるセンサ素子92に近づくこととなり、劣化しやすくなるという問題がある。
特開平9−229897号公報
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、大気側カバーの密閉性に優れたガスセンサを提供しようとするものである。
本発明は、被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するセンサ素子と、該センサ素子を挿嵌保持するハウジングと、該ハウジングの基端側に配設された大気側カバーと、上記センサ素子と電気的に接続されたリード線と、該リード線を挿通させると共に上記大気側カバーの基端部を密閉する弾性絶縁部材とを有するガスセンサにおいて、
上記大気側カバーは、上記弾性絶縁部材を、該弾性絶縁部材の軸方向中心よりも先端側において径方向からかしめるかしめ部と、上記弾性絶縁部材を基端側から押える天井部とを有することを特徴とするガスセンサにある(請求項1)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記大気側カバーは、上記かしめ部と上記天井部とを有し、かしめ部によって上記弾性絶縁部材を、その軸方向中心よりも先端側において径方向からかしめると共に、天井部によって、弾性絶縁部材を基端側から押える。
このとき、上記弾性絶縁部材は、かしめ部によって径方向から内側にかしめ荷重を受けて変形する。そのため、弾性絶縁部材は、その復元力として径方向外側に向かう弾力を生ずる。また、かしめ部によるかしめ荷重は、弾性絶縁部材の軸方向中心よりも先端側において受けるため、上記径方向外側に向かう弾力の他に、軸方向基端側に向かう弾力も生ずる。この軸方向基端側に向かう弾力は、弾性絶縁部材の基端側に配された上記天井部によって受けられる。即ち、この軸方向の弾力を逃がすことなく、大気側カバーの一部である天井部によって受けることとなる。
このように、弾性絶縁部材の弾力は、径方向に関しても軸方向に関しても、大気側カバーによって受けられることとなり、外部に逃げることを防ぐことができる。そして、これらの弾力によって、弾性絶縁部材が大気側カバーの内側面に充分に密着し、大気側カバーの密閉性を充分に確保することができる。
換言すれば、上記のごとくかしめ部と天井部とを形成することにより、弾性絶縁部材の圧縮率を容易かつ充分に大きくすることができるため、弾性絶縁部材の弾力を大きくし、大気側カバーの密閉性を容易かつ充分に確保することができる。
そして、経時変化により多少弾性絶縁部材の弾力が小さくなっても、弾性絶縁部材は大気側カバーに充分に密着し、大気側カバーの密閉性を充分に確保することができる。
また、密閉性が向上する分、弾性絶縁部材の軸方向長さを小さくすることができる。その結果、弾性絶縁部材を、高温となるセンサ素子のセンシング部分である先端部から離すことができる。そのため、弾性絶縁部材の劣化を抑制することができ、ひいてはガスセンサの耐久性を向上させることができる。
以上のごとく、本発明によれば、大気側カバーの密閉性に優れたガスセンサを提供することができる。
本発明(請求項1)において、上記ガスセンサとしては、自動車エンジン等の各種車両用内燃機関の排気管に設置して、排気ガスフィードバックシステムに使用する空燃比センサ、排気ガス中の酸素濃度を測定する酸素センサ、また排気管に設置する三元触媒の劣化検知等に利用するNOx等の大気汚染物質濃度を調べるNOxセンサ等がある。
また、上記弾性絶縁部材は、例えば、フッ素ゴム、フッ素樹脂等によって構成することができる。
なお、本明細書において、「先端側」とは、ガスセンサにおいて、排気管等に挿入する側をいい、その反対側を「基端側」という。
また、上記弾性絶縁部材は、基端側から先端側に向かって縮径するテーパ形状を有することが好ましい(請求項2)。
この場合には、かしめ固定したときに、弾性絶縁部材の弾力が天井部に向かいやすくなり、大気側カバーの密閉性を容易に向上させることができる。
なお、上記のテーパ形状は、弾性絶縁部材を大気側カバーにかしめ固定する前の状態、すなわち荷重のかかっていない状態における形状である。
また、上記弾性絶縁部材は、該弾性絶縁部材の基端部に、径方向に突出したフランジ部を設けてなることが好ましい(請求項3)。
この場合には、上記弾性絶縁部材を大気側カバーの基端部に配設する際に、その位置決めを容易に行うことができる。
また、上記弾性絶縁部材は、軸方向の長さが3〜8mmであることが好ましい(請求項4)。
この場合には、弾性絶縁部材を、高温となるセンサ素子のセンシング部分である先端部から充分に離すことができる。そのため、弾性絶縁部材の劣化を抑制することができ、ひいてはガスセンサの耐久性を向上させることができる。
なお、上記長さは、弾性絶縁部材を大気側カバーに固定した状態における長さである。
上記弾性絶縁部材の軸方向の長さが8mmを超える場合には、弾性絶縁部材の温度が高くなりすぎて、劣化しやすくなり、弾力が低下するおそれがある。一方、上記軸方向の長さが3mm未満の場合には、弾性絶縁部材と大気側カバーとの接触面積が小さくなりすぎ、充分な密閉性を確保することが困難となるおそれがある。
また、上記天井部は、上記弾性絶縁部材の基端面のうちの10%以上の面積を覆っていることが好ましい(請求項5)。
この場合には、上記大気側カバーの密閉性を充分に確保することができる。
ここで、上記弾性絶縁部材の基端面の面積は、上記リード部を挿通するリード挿通孔を除いた面積である。
上記弾性絶縁部材の基端面における上記天井部が覆う面積比が、10%未満の場合には、弾性絶縁部材の弾力が大気側カバーの基端部から逃げてしまい、充分な密閉性を確保することが困難となるおそれがある。
また、上記天井部は、上記リード線を個別に挿通する複数の開口部を有することが好ましい(請求項6)。
この場合には、複数のリード線の間にも天井部を形成することができるため、より多くの面積にて弾性絶縁部材を覆うことができる。そのため、より密閉性に優れた大気側カバーを得ることができる。
また、上記大気側カバーは、カバー本体と、該カバー本体の基端部外周に配設した外周カバーとからなり、上記天井部は、上記外周カバーの一部によって構成されていることが好ましい(請求項7)。
この場合には、上記弾性絶縁部材を容易に大気側カバーに配設することができる。
また、上記カバー本体及び上記外周カバーには、上記大気側カバーの内部に大気を導入するための通気孔が形成されており、上記カバー本体の通気孔と上記外周カバーの通気孔との間には、撥水フィルターが介在しており、該撥水フィルターは、上記大気側カバーの上記かしめ部において、上記弾性絶縁部材と共に、上記カバー本体と上記外周カバーとの間にかしめ固定されていることが好ましい(請求項8)。
この場合には、上記弾性絶縁部材と上記撥水フィルターとを同時にかしめ固定することができるため、ガスセンサの製造が容易となる。
また、上記撥水フィルターを、より大気側カバーにおける基端側に配設することができるため、撥水フィルターの高温化を抑制することができる。これにより、撥水フィルターの耐久性を向上させることができ、ひいてはガスセンサの耐久性を向上させることができる。
(実施例1)
本発明の実施例にかかるガスセンサにつき、図1〜図5を用いて説明する。
本例のガスセンサ1は、図1に示すごとく、被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するセンサ素子2と、該センサ素子2を挿嵌保持するハウジング11と、該ハウジング11の基端側に配設された大気側カバー3とを有する。またガスセンサ1は、上記センサ素子2と電気的に接続されたリード線12と、該リード線12を挿通させると共に上記大気側カバー3の基端部を密閉する弾性絶縁部材4とを有する。
上記大気側カバー3は、図2に示すごとく、上記弾性絶縁部材4を、該弾性絶縁部材4の軸方向中心よりも先端側において径方向からかしめるかしめ部31と、上記弾性絶縁部材4を基端側から押える天井部32とを有する。
また、上記弾性絶縁部材4は、大気側カバー3に固定された状態において、軸方向の長さが3〜8mmである。
弾性絶縁部材4は、フッ素ゴムによって構成することができ、図3に示すごとく、大気側カバー3に組付ける前の状態においては円柱形状を有していると共に、リード線12を挿嵌するための4個のリード挿通孔43を設けてなる。
上記天井部32は、上記弾性絶縁部材4の基端面41のうちの10%以上の面積を覆っている。ここで、弾性絶縁部材4の基端面41の面積は、リード挿通孔43を除いた面積である。
天井部32は、図2、図4に示すごとく、上記リード線12を個別に挿通する複数の開口部321を有する。
図1、図2に示すごとく、上記大気側カバー3は、カバー本体301と、該カバー本体301の基端部外周に配設した外周カバー302とからなる。上記天井部32は、上記外周カバー302の一部によって構成されている。
カバー本体301及び外周カバー302には、大気側カバー3の内部に大気を導入するための通気孔33が形成されている。カバー本体301の通気孔33と外周カバー302の通気孔33との間には、撥水フィルター13が介在している。該撥水フィルター13は、大気側カバー3のかしめ部31において、弾性絶縁部材4と共に、カバー本体301と外周カバー302との間にかしめ固定されている。
また、上記弾性絶縁部材4に設けたリード挿通孔43には、径方向内側に突出したリブ部431が形成されている。これにより、リード線12と弾性絶縁部材4との間の密閉性を確保しつつ、リード線12をリード挿通孔43に挿通しやすくすることができる。
また、上記ガスセンサ1は、図1に示すごとく、センサ素子2を保護するための被測定ガス側カバー14を、ハウジング3の先端側に配設している。
また、センサ素子2は、絶縁碍子15を介してハウジング11に挿嵌固定されている。
上記弾性絶縁部材4を大気側カバー3に固定するに当っては、図5に示すごとく、カバー本体301の基端部340に弾性絶縁部材4を配置すると共に、基端部340の外周に撥水フィルター13を配設する。更に、該撥水フィルター13の外側から基端部340を覆うように、外周カバー302を配置する。
次いで、上記弾性絶縁部材4の軸方向中心よりも先端よりの位置における外周カバー302の側面を、径方向内側に向かって押圧する(矢印F)。これにより、図2に示すごとく、かしめ部31を形成して、外周カバー302とカバー本体301との間に撥水フィルター13をかしめ固定する。そして、かしめ部31と天井部32との間に、弾性絶縁部材4をかしめ固定する。このとき、弾性絶縁部材4には、かしめ部31および天井部32から荷重を受けて体積を縮小され、その弾力によって、大気側カバー3の内側面に密着し、大気側カバー3を密閉する。
また、通気孔33よりも先端側においても、撥水フィルター13の外周から、外周カバー302を径方向内側に向かって押圧して、フィルターかしめ部351を形成する。これにより、撥水フィルター13が通気孔33を確実に覆うように、該撥水フィルター13を固定する。また、更に先端側であってカバー本体301と外周カバー302とが直接重なる部分において、外周カバー302を径方向内側に向かって押圧し、カバーかしめ部352を形成する。これにより、カバー本体301と外周カバー302との固定力を確保する。
なお、図5においては、リード線12及びリード挿通孔43は省略してある。後述する図9についても同様である。
次に、本例の作用効果につき説明する。
上記大気側カバー3は、図2に示すごとく、かしめ部31と天井部32とを有し、かしめ部31によって弾性絶縁部材4を、その軸方向中心よりも先端側において径方向からかしめると共に、天井部32によって、弾性絶縁部材4を基端側から押える。
このとき、弾性絶縁部材4は、かしめ部31によって径方向から内側にかしめ荷重を受けて変形する。そのため、弾性絶縁部材4は、その復元力として径方向外側に向かう弾力を生ずる。また、かしめ部31によるかしめ荷重は、弾性絶縁部材4の軸方向中心よりも先端側において受けるため、上記径方向外側に向かう弾力の他に、軸方向基端側に向かう弾力も生ずる。この軸方向基端側に向かう弾力は、弾性絶縁部材4の基端側に配された天井部32によって受けられる。即ち、この軸方向の弾力を逃がすことなく、大気側カバー3の一部である天井部32によって受けることとなる。
このように、弾性絶縁部材4の弾力は、径方向に関しても軸方向に関しても、大気側カバー3によって受けられることとなり、外部に逃げることを防ぐことができる。そして、これらの弾力によって、弾性絶縁部材4が大気側カバー3の内側面に充分に密着し、大気側カバー3の密閉性を充分に確保することができる。
換言すれば、上記のごとくかしめ部31と天井部32とを形成することにより、弾性絶縁部材4の圧縮率を容易かつ充分に大きくすることができるため、弾性絶縁部材4の弾力を大きくし、大気側カバー3の密閉性を容易かつ充分に確保することができる。
そして、経時変化により多少弾性絶縁部材4の弾力が小さくなっても、弾性絶縁部材4は大気側カバー3に充分に密着し、大気側カバー3の密閉性を充分に確保することができる。
また、密閉性が向上する分、弾性絶縁部材4の軸方向長さを小さくすることができる。その結果、弾性絶縁部材4を、高温となるセンサ素子2のセンシング部分である先端部から離すことができる。そのため、弾性絶縁部材4の劣化を抑制することができ、ひいてはガスセンサ1の耐久性を向上させることができる。
また、弾性絶縁部材4は、軸方向の長さが3〜8mmであるため、図1に示すごとく、弾性絶縁部材4を、高温となるセンサ素子2のセンシング部分である先端部21から充分に離すことができる。そのため、弾性絶縁部材4の劣化を抑制することができ、ひいてはガスセンサ1の耐久性を向上させることができる。
また、上記天井部32は、弾性絶縁部材4の基端面41のうちの10%以上の面積を覆っているため、大気側カバー3の密閉性を充分に確保することができる。
また、図4に示すごとく、天井部32は、上記複数の開口部321を有するため、複数のリード線12の間にも天井部32を形成することができるため、より多くの面積にて弾性絶縁部材4を覆うことができる。そのため、より密閉性に優れた大気側カバー3を得ることができる。
また、大気側カバー3は、カバー本体301と外周カバー302とからなり、天井部32は、外周カバー302の一部によって構成されている。そのため、弾性絶縁部材4を容易に大気側カバー3に配設することができる。
また、撥水フィルター13は、大気側カバー3のかしめ部31において、弾性絶縁部材4と共に、カバー本体301と外周カバー302との間にかしめ固定されている。そのため、弾性絶縁部材4と撥水フィルター13とを同時にかしめ固定することができるため、ガスセンサ1の製造が容易となる。
また、撥水フィルター13を、より大気側カバー3における基端側に配設することができるため、撥水フィルター13の高温化を抑制することができる。これにより、撥水フィルター13の耐久性を向上させることができ、ひいてはガスセンサ1の耐久性を向上させることができる。
以上のごとく、本例によれば、大気側カバーの密閉性に優れたガスセンサを提供することができる。
(実施例2)
本例は、図6に示すごとく、弾性絶縁部材4の形状を、基端側から先端側に向かって縮径するテーパ形状とした例である。
即ち、弾性絶縁部材4は側面視において台形状となる。
上記のテーパ形状は、弾性絶縁部材4を大気側カバー3にかしめ固定する前の状態、すなわち荷重のかかっていない状態における形状である。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、かしめ固定したときに、弾性絶縁部材4の弾力が天井部32に向かいやすくなり、大気側カバー3の密閉性を容易に向上させることができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、図7〜図9に示すごとく、基端部において径方向に突出したフランジ部45を設けてなる弾性絶縁部材4を有するガスセンサ1の例である。
本例においては、上記大気側カバー3の基端部34にもフランジ部341を形成してある。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、弾性絶縁部材4を大気側カバー3の基端部34に配設する際に、その位置決めを容易に行うことができる。即ち、図9に示すごとく、弾性絶縁部材4のフランジ部45を、大気側カバー3の基端部34のフランジ部341に載置することにより、弾性絶縁部材4の位置決めを容易に行うことができる。そして、この位置決め状態から、大気側カバー3のかしめを行うことにより、容易に、正確な位置に、弾性絶縁部材4をかしめ固定することができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例4)
本例は、図10に示すごとく、弾性絶縁部材4を、基端側から先端側に向かって縮径するテーパ形状とすると共に、大気側カバー3の基端部34の内径よりも直径の大きいフランジ部45を設けたガスセンサ1の例である。
即ち、本例は、実施例2と実施例3とを組合わせた例である。その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、上述した実施例2及び実施例3と同様の作用効果を得ることができる。即ち、大気側カバー3の密閉性を容易に向上させることができると共に、弾性絶縁部材4の位置決めを容易かつ正確に行うことができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
実施例1における、ガスセンサの縦断面図。 実施例1における、ガスセンサの基端部の縦断面図。 実施例1における、弾性絶縁部材の平面図及び側面図。 実施例1における、ガスセンサの基端部の平面図。 実施例1における、ガスセンサの製造方法を示す縦断面説明図。 実施例2における、弾性絶縁部材の平面図及び側面図。 実施例3における、ガスセンサの縦断面図。 実施例3における、ガスセンサの基端部の縦断面図。 実施例3における、弾性絶縁部材のかしめ方法を示す縦断面説明図。 実施例4における、ガスセンサの製造方法を示す縦断面説明図。 従来例における、ガスセンサの縦断面図。 従来例における、ガスセンサの基端部の縦断面図。 従来例における、弾性絶縁部材の平面図及び側面図。
符号の説明
1 ガスセンサ
11 ハウジング
12 リード線
2 センサ素子
3 大気側カバー
31 かしめ部
32 天井部
34 基端部
4 弾性絶縁部材

Claims (8)

  1. 被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するセンサ素子と、該センサ素子を挿嵌保持するハウジングと、該ハウジングの基端側に配設された大気側カバーと、上記センサ素子と電気的に接続されたリード線と、該リード線を挿通させると共に上記大気側カバーの基端部を密閉する弾性絶縁部材とを有するガスセンサにおいて、
    上記大気側カバーは、上記弾性絶縁部材を、該弾性絶縁部材の軸方向中心よりも先端側において径方向からかしめるかしめ部と、上記弾性絶縁部材を基端側から押える天井部とを有することを特徴とするガスセンサ。
  2. 請求項1において、上記弾性絶縁部材は、基端側から先端側に向かって縮径するテーパ形状を有することを特徴とするガスセンサ。
  3. 請求項1又は2において、上記弾性絶縁部材は、該弾性絶縁部材の基端部に、径方向に突出したフランジ部を設けてなることを特徴とするガスセンサ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、上記弾性絶縁部材は、軸方向の長さが3〜8mmであることを特徴とするガスセンサ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、上記天井部は、上記弾性絶縁部材の基端面のうちの10%以上の面積を覆っていることを特徴とするガスセンサ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項において、上記天井部は、上記リード線を個別に挿通する複数の開口部を有することを特徴とするガスセンサ。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項において、上記大気側カバーは、カバー本体と、該カバー本体の基端部外周に配設した外周カバーとからなり、上記天井部は、上記外周カバーの一部によって構成されていることを特徴とするガスセンサ。
  8. 請求項7において、上記カバー本体及び上記外周カバーには、上記大気側カバーの内部に大気を導入するための通気孔が形成されており、上記カバー本体の通気孔と上記外周カバーの通気孔との間には、撥水フィルターが介在しており、該撥水フィルターは、上記大気側カバーの上記かしめ部において、上記弾性絶縁部材と共に、上記カバー本体と上記外周カバーとの間にかしめ固定されていることを特徴とするガスセンサ。
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