JP2020020731A - ガスセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化が可能となると共に、コストを低減したガスセンサを提供する。【解決手段】検出素子3と、筒状の主体金具29と、主体金具に取り付けられると共に、主体金具よりも後端側に延びる筒状の外筒33と、外筒の径方向外側に配置され、通気性を有するフィルタ37と、フィルタを径方向外側から囲むと共に、フィルタに連通する通気孔39hを有する筒状の保護外筒39と、保護外筒の後端側の径方向内側に配置されると共に、外筒の後端に自身の先端向き面50fを当接させる弾性部材50と、を備えたガスセンサ1であって、弾性部材の先端向き面に、外筒の後端33eを径方向に跨ぐと共にフィルタに連通し、フィルタを介して外筒の内部空間に外気を導入する通気溝50rが設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、被検出ガスの濃度を検出する検出素子を備えたガスセンサに関する。
自動車等の排気ガス中の特定ガス(例えば、酸素やNO)の濃度を検出するガスセンサとして、固体電解質を用いた検出素子を有するものが知られている。
この種のガスセンサとして、図10に示すように、軸線方向に延びる検出素子200の径方向周囲を主体金具(図示せず)で保持し、主体金具の後端側に外筒202を取り付けた構成が知られている(特許文献1)。
このガスセンサにおいては、外筒202内部の検出素子200に基準酸素濃度の外気ARを導入するため、外筒202の後端側の側面に第1通気孔202hが形成されている。そして、第1通気孔202hを通気性のフィルタ206で塞ぎつつ、さらにフィルタ206の外側から保護外筒208を被せ、保護外筒208と外筒202とを加締めてフィルタ206を固定している。また、保護外筒208にもフィルタ206に連通する第2通気孔208hが開口しており、外気ARがフィルタ206を介して外筒202内部に導入されるようになっている。さらに、保護外筒208の後端にグロメット204が収容されている。
そして、外筒202内部に導入された外気ARは、グロメット204と、グロメット204の先端側のセパレータ210との間に第1通気孔202hに連通して設けたギャップGを通って、セパレータ210のリード線挿通孔210hから、リード線挿通孔210hとリード線212とのわずかな隙間を通って検出素子200に到達する。
特開2016−180744号公報(図2)
しかしながら、外筒202に第1通気孔202hを設けるために余分な工程が必要であり、コストアップになるという問題がある。
従って、本発明は、小型化が可能となると共に、コストを低減したガスセンサの提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のガスセンサは、軸線方向に延びる検出素子と、前記検出素子の径方向周囲を取り囲んで該検出素子を保持する筒状の主体金具と、前記主体金具に取り付けられると共に、前記主体金具よりも後端側に延びる筒状の外筒と、前記外筒の径方向外側に配置され、通気性を有するフィルタと、前記フィルタを径方向外側から囲むと共に、前記フィルタに連通する通気孔を有する筒状の保護外筒と、前記保護外筒の後端側の径方向内側に配置されると共に、前記外筒の後端に自身の先端向き面を当接させる弾性部材と、を備えたガスセンサであって、前記弾性部材の前記先端向き面に、前記外筒の前記後端を径方向に跨ぐと共に前記フィルタに連通し、前記フィルタを介して前記外筒の内部空間に外気を導入する通気溝が設けられている。
このガスセンサによれば、弾性部材の先端向き面を外筒の後端に当接させて配置しているので、弾性部材と外筒の後端とに隙間を有する場合に比べてガスセンサの軸線方向の長さを短くして小型化が可能となる。
さらに、外筒にフィルタに連通する通気孔を設けず、外筒の後端を径方向に跨ぐ弾性部材の通気溝によって外筒の内部空間へ外気を導入するので、外筒の側面に通気孔を設ける工程が不要でコストを低減できる。
なお、外筒の内部空間へ外気を導入する目的としては、検出素子の基準酸素濃度を得るために限らず、例えばガスセンサ内部(外筒内部)の結露防止がある。
本発明のガスセンサにおいて、前記弾性部材の前記先端向き面に、先端から後端に向かって広がるテーパ面が設けられ、前記テーパ面に前記通気溝が設けられていてもよい。
本発明のガスセンサにおいて、前記テーパ面が前記外筒の前記後端に当接していてもよい。
本発明のガスセンサにおいて、前記通気溝が前記弾性部材の外側面に延びていてもよい。
このガスセンサによれば、外側面部分の通気溝がフィルタ側面と対向し、両者がより連通し易くなって外筒の内部空間へ外気をより導入し易くなる。
本発明のガスセンサは、前記外筒の径方向内側に配置されると共に、前記弾性部材の前記先端向き面に自身の後端向き面を当接させるセパレータと、前記セパレータ及び前記弾性部材のリード線挿通孔に挿通されて前記検出素子に電気的に接続されるリード線と、をさらに備え、前記通気溝は、前記弾性部材の前記リード線挿通孔に連通していてもよい。
このガスセンサによれば、弾性部材にセパレータを当接させるので、ガスセンサの軸線方向の長さをさらに短くして更なる小型化が可能となる。なお、フィルタから通気溝を通った外気は、弾性部材のリード線挿通孔に到達し、さらにリード線挿通孔とリード線とのわずかな隙間を通って外筒の内部空間へ到達する。
この発明によれば、小型化が可能となると共に、コストを低減したガスセンサが得られる。
本発明の第1の実施形態に係るガスセンサを軸線方向に沿う面で切断した断面図である。 第1の実施形態におけるグロメットを示す斜視図である。 フィルタ近傍の図1の部分断面図である。 本発明の第2の実施形態におけるグロメットを示す斜視図である。 第2の実施形態におけるフィルタ近傍の部分断面図である。 本発明の第3の実施形態におけるグロメットを示す斜視図である。 第3の実施形態におけるフィルタ近傍の部分断面図である。 グロメットのその他の例を示す斜視図である。 グロメットのさらに別の例を示す平面図である。 従来のガスセンサのフィルタ近傍の部分断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る酸素センサ(ガスセンサ)1を軸線O方向(先端から後端に沿う方向)に沿う面で切断した断面図、図2はグロメット50を示す斜視図、図3はフィルタ37近傍の図1の部分断面図を示す。
第1の実施形態において、酸素センサ1は自動車の排気管内に挿入されて先端(図1の保護キャップ30側)が排気ガス中に曝され、排気ガス中の酸素濃度を検出する酸素センサになっている。
なお、図1の下側(保護キャップ30側)を酸素センサ1の先端側とし、図1の上側を酸素センサ1の後端側とする。
酸素センサ1は、検出素子3がハウジング(主体金具)29内に組み付けられている。この検出素子3は、軸線O方向に延びる酸素イオン伝導性の固体電解質体に一対の電極を積層した酸素濃淡電池を構成し、酸素量に応じた検出値を出力する公知の酸素検出素子である。詳細には、検出素子3は、先端に向かってテーパ状に縮径する有底筒状の固体電解質体と、固体電解質体の内周面と外周面にそれぞれ形成された内側電極5及び外側電極7とからなる。そして、検出素子3の内部空間を基準ガス雰囲気とし、検出素子3の外面に被検出ガスを接触させてガスの検知を行うようになっている。
検出素子3の中央より先端側には、径方向外側に突出する鍔部3aが設けられている。一方、主体金具29の先端寄りの内周面には内側に縮径する段部29eが設けられ、段部29eの上に金属製のパッキン27が配置されている。そして、検出素子3を主体金具29の内側に挿通し、鍔部3aをパッキン27に当てることにより、間接的に段部29eに後端側から検出素子3の鍔部3aが当接し、検出素子3が主体金具29内に組み付けられている。
さらに、鍔部3aの後端側における検出素子3と主体金具29との径方向の隙間に、筒状のシール材(タルク粉末)25が充填され、さらにシール材25の後端側に筒状の絶縁部材(セラミックスリーブ)21が配置されている。
この主体金具29の後端側の外面には、検出素子3及びヒータ17の後端側の周囲を覆う様に、例えばステンレスからなる耐熱金属製の外筒33が嵌められ、溶接によって外筒33が主体金具29に取り付けられている。外筒33は、先端部と、先端部よりも小径の後端部とが段部33dで繋がった形状になっている。
なお、主体金具29の後端側にOリング26を配し、主体金具29の後端部を内側に屈曲して加締めることにより、絶縁部材21が先端側に押し付けられてシール材25を押し潰し、絶縁部材21,シール材25が加締め固定されるとともに、検出素子3と主体金具29の隙間がシールされる。
更に、外筒33の段部33dよりも後端側には、フィルタ37を介して、例えばステンレスからなる耐熱金属製の保護外筒39が外嵌されている。外筒33と保護外筒39は、径方向内側に加締められて互いに固定されている。
外筒33の径方向外側には環状の通気性のフィルタ37が被せられ、さらにフィルタ37を径方向外側から保護外筒39が囲んでいる。保護外筒39の側面には周方向に等間隔で4個(図1では2個のみ図示)の通気孔39hが開口し、通気孔39hからフィルタ37の外面の一部が露出することで通気孔39hがフィルタ37に連通し、外気がフィルタ37に導入されるようになっている。
なお、保護外筒39は外筒33よりも後端側へ突出するように配置されている。
フィルタ37は、例えばテフロン(登録商標)等のフッ素系樹脂等の樹脂の多孔質構造体からなり、撥水性を有しているため外部の水を通さずに検出素子3の内部空間に基準ガス(大気)を導入するようになっている。
外筒33と保護外筒39は、通気孔39hよりそれぞれ先後の2箇所で、フィルタ37を介して加締められている。
そして、外筒33の後端部の開口を覆うようにして、絶縁性の筒状のセパレータ45が配置されている。さらに、セパレータ45の挿通孔45には、端子金具9の基部が挿通され、この基部にリード線13が加締め接続されている。
端子金具9は、筒形状を有し、検出素子3の内側に内嵌され、検出素子3の内側に設けられた内側電極5と電気的に接続される。一方、検出素子3の外側に設けられた外側電極7は鍔部3aを跨ぐリードに接続されており、このリードがパッキン27を介して主体金具29に接することで、センサボディでアースを取っている。
又、検出素子3はヒータレスで動作するようになっている。このため、本実施形態の酸素センサ1は、リード線13を1つのみ有し、挿通孔45はセパレータ45の中心に1個のみ貫通している。
セパレータ45は、先端部と、先端部よりも大径の後端部とが段部45dで繋がった形状をなし、セパレータを外筒33の先端内側に挿入し、外筒33の段部33dに段部45dの後端向き面を当接させることで、セパレータ45が外筒33内に位置決めされている。又、セパレータ45の段部45dの先端向き面には、金属製の保持具35が配置され、セパレータ45を先端側から保持している。
さらに、保護外筒39の後端部の内側には、セパレータ45の後端部と隙間Gを設けて筒状のグロメット(弾性部材)50が配置され、保護外筒39で加締め固定されている。グロメット50としては、例えばシリコンゴムやフッ素ゴム等からなる弾性部材を用いることができる。
このグロメット50の中心には1個の挿通孔50hが貫通しており、リード線13がセパレータ45の挿通孔45h及びグロメット50の挿通孔50hから外部に引き出されている。
一方、主体金具29の先端には、金属製(ステンレスなど)で開口部を有する筒状の保護キャップ30が固定され、主体金具29から突出する検出素子3の先端が保護キャップ30で覆われている。この保護キャップ30は、排気ガスを保護キャップ30の内部に取り込むための複数の孔部を有していると共に、内側プロテクタ31と、内側プロテクタ31の外側に離間して配置される外側プロテクタ32との二重プロテクタからなる。
なお、主体金具29の中央付近には、径方向外側に突出し六角レンチ等を係合するための多角形の鍔部29cが設けられ、鍔部29cより先端側の主体金具29外側面には雄ねじ部29dが形成されている。
そして、主体金具29の雄ねじ部29dを排気管等のネジ孔に取付けることで、検出素子3の先端を排気管内に露出させて被検出ガス(排気ガス)を検知している。
次に、図2を参照し、グロメット50の構成について説明する。
図2に示すように、グロメット50の先端向き面50fには、外側から中心(挿通孔50h)に向かって延びる凹状の通気溝50rが、周方向に等間隔で離間して4つ設けられている。なお、図2の例では、通気溝50rは挿通孔50hに連通していない。又、通気溝50rはグロメット50の外側面50sに延びている。
そして、図3に示すように、このグロメット50は、外筒33の後端33eに自身の先端向き面50fを当接させて保護外筒39の後端側の径方向内側に配置されている。これにより、各通気溝50rは、外筒33の後端33eを径方向に跨いで延びると共にフィルタ37に対向(連通)する。
この酸素センサ1においては、次のようにして、外筒33の内部空間に位置する検出素子3に基準酸素濃度の外気ARが導入される。まず、外気ARは、保護外筒39の通気孔39hからフィルタ37に導入され、フィルタ37に連通する通気溝50rを介して外筒33の内部に導入される。
そして、外筒33内部に導入された外気ARは、グロメット50とセパレータ45の後端部との隙間Gを通って、セパレータ45の挿通孔45hから、挿通孔45hとリード線13とのわずかな隙間を通って検出素子3に到達する。
このように、本実施形態においては、グロメット50の先端向き面50fを外筒33の後端33eに当接させて配置しているので、グロメット50と外筒33の後端33eとに隙間を有する場合に比べて酸素センサ1の軸線O方向の長さを短くして小型化が可能となる。
さらに、外筒33にフィルタ37に連通する通気孔を設けず、外筒33の後端33eを径方向に跨ぐグロメット50の通気溝50rによって外筒33の内部空間へ外気ARを導入するので、外筒33の側面に通気孔を設ける工程が不要でコストを低減できる。
なお、通気溝50rがグロメット50の外側面50sに延びていると、外側面50s部分の通気溝50rがフィルタ37側面と対向し、両者がより連通し易くなって外筒33の内部空間へ外気ARをより導入し易くなる。
次に、図4、図5を参照し、本発明の第2の実施形態に係るガスセンサに付いて説明する。但し、第2の実施形態に係るガスセンサは、グロメット52の形状が異なること以外は、第1の実施形態に係るガスセンサ(酸素センサ)1と同一構成であるので、同一構成部分の図示及び説明を適宜省略し、又、図示した同一構成部分については同一符号を付すこととする。
図4は本発明の第2の実施形態におけるグロメット52を示す斜視図、図5は第2の実施形態におけるフィルタ37近傍の部分断面図である。
図4に示すように、グロメット52の先端向き面52fには、外側から中心(挿通孔52h)に向かって延びる凹状の通気溝52rが、周方向に等間隔で離間して4つ設けられている。なお、図2の例では、通気溝52rは挿通孔52hに連通していない。又、通気溝52rはグロメット52の外側面52sに延びている。
さらに、グロメット52の先端向き面52fには、先端から後端に向かって広がり外側面52sに繋がるテーパ面52tが設けられ、通気溝52rはテーパ面52tを跨いで設けられている。
そして、図5に示すように、このグロメット52は、外筒33の後端33eに自身のテーパ面52tを当接させて保護外筒39の後端側の径方向内側に配置されている。これにより、各通気溝52rは、外筒33の後端33eを径方向に跨いで延びると共にフィルタ37に対向(連通)する。
第2の実施形態に係るガスセンサにおいても、外気ARは、保護外筒39の通気孔39hからフィルタ37に導入され、フィルタ37に連通する通気溝52rを介して外筒33の内部に導入される。
そして、外筒33内部に導入された外気ARは、グロメット52とセパレータ45の後端部との隙間Gを通って、セパレータ45の挿通孔45hから、挿通孔45hとリード線13とのわずかな隙間を通って検出素子3に到達する。
ここで、第2の実施形態においては、外筒33の後端33eにグロメット52のテーパ面52tを当接させている。これにより、グロメット52のうち外筒33の後端33eへの当接面が、(テーパでない)水平な面に比べて当接面積が大きくなり、グロメット52が外筒33と径方向にずれてもテーパ面52tの作用で後端33eと確実に当接でき、グロメット52の脱落等の不具合が防止される。
次に、図6、図7を参照し、本発明の第3の実施形態に係るガスセンサに付いて説明する。但し、第3の実施形態に係るガスセンサは、グロメット54の形状が異なること以外は、第1の実施形態に係るガスセンサ(酸素センサ)1と同一構成であるので、同一構成部分の図示及び説明を適宜省略し、又、図示した同一構成部分については同一符号を付すこととする。
図6は本発明の第3の実施形態におけるグロメット54を示す斜視図、図7は第3の実施形態におけるフィルタ37近傍の部分断面図である。
図6に示すように、グロメット54の先端向き面54fには、外側から中心(挿通孔54h)に向かって延びる凹状の通気溝54rが、周方向に等間隔で離間して4つ設けられている。各通気溝54rは挿通孔54hまで延びて挿通孔54hに連通している。又、通気溝54rはグロメット54の外側面54sに延びている。
そして、図7に示すように、このグロメット54は、外筒33の後端33eに自身の先端向き面54fを当接させて保護外筒39の後端側の径方向内側に配置されている。これにより、各通気溝54rは、外筒33の後端33eを径方向に跨いで延びると共にフィルタ37に対向(連通)する。
又、第3の実施形態においては、グロメット54の先端向き面54fがセパレータ45の後端向き面45eに当接していて、隙間G(図1、図3)を有しない。
そして、第3の実施形態に係るガスセンサにおいて、外気ARは、保護外筒39の通気孔39hからフィルタ37に導入され、フィルタ37及び挿通孔54hに連通する通気溝54rを介して挿通孔54hに到達する。さらに外気ARは、挿通孔54h及びセパレータ45の挿通孔45hとリード線13とのわずかな隙間をそれぞれ通って検出素子3に到達する。
挿通孔45h、54hがそれぞれ特許請求の範囲の「リード線挿通孔」に相当する。
ここで、第3の実施形態においては、グロメット54をセパレータ45と当接させるので、酸素センサ1の軸線O方向の長さをさらに短くして更なる小型化が可能となる。
本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の思想と範囲に含まれる様々な変形及び均等物に及ぶことはいうまでもない。
グロメットの通気溝の形状は限定されず、例えば図8に示すように、グロメット56の通気溝56rのうち、外側面56s側の通気溝56r1を先端に向かって長くし、先端向き面56f側の通気溝56r2の長さを短くしてもよい。
又、リード線は1本でなく、複数本であってもよく、図9に示すように、グロメット58のリード線挿通孔58hもリード線の本数(図9では4本)に合わせて複数個(図9では4個)設けてもよい。この場合、グロメット58の通気溝58rを4個設け、各通気溝58rをリード線挿通孔58hまで延ばしてリード線挿通孔58hに連通するようにするとよい。
検出素子としては、例えば酸素濃度によって起電力が変化する素子や、抵抗値が変化する素子を採用できる。検出素子の固体電解質体としては、例えばジルコニアやイットリア等の酸素イオン伝導性固体電解質を採用できる。さらに、検出素子としては、上記した酸素センサ素子(λセンサ素子)の他、全領域空燃比センサ素子、NOセンサ素子、アンモニアセンサ素子を用いることができ、筒型の素子だけでなく、板型の素子であってもよい。
又、保護外筒の通気孔の形成位置及び個数は上記に限られない。さらに、本実施形態では、フィルタは環状形状を有していたが、これに限られず、通気孔と連通する形態であれば、周方向に部分的に設けられていてもよい。
又、上記実施形態では、本発明を、検出素子に基準酸素濃度の外気を導入するタイプのガスセンサに適用したが、これに限らず、例えばガスセンサ内部(外筒内部)の結露防止のためにフィルタから通気するタイプのガスセンサに適用してもよい。ガスセンサ内部が結露すると、セパレータの挿通孔に装着され、互いに隣接する端子金具の基部の間に水が付着して両端子が導通する不具合が生じることがある。
1 ガスセンサ
3 検出素子
13 リード線
29 主体金具
33 外筒
33e 外筒の後端
37 フィルタ
39 保護外筒
39h 通気孔
45 セパレータ
45e セパレータの後端向き面
50、52、54、56、58 弾性部材(グロメット)
50f、52f、54f、56f、58f 弾性部材の先端向き面
50r、52r、54r、56r、58r 通気溝
50s、52s、54s、56s、58s 弾性部材の外側面
52t テーパ面
45h、50h、52h、54h、56h、58h (リード線)挿通孔
O 軸線

Claims (5)

  1. 軸線方向に延びる検出素子と、
    前記検出素子の径方向周囲を取り囲んで該検出素子を保持する筒状の主体金具と、
    前記主体金具に取り付けられると共に、前記主体金具よりも後端側に延びる筒状の外筒と、
    前記外筒の径方向外側に配置され、通気性を有するフィルタと、
    前記フィルタを径方向外側から囲むと共に、前記フィルタに連通する通気孔を有する筒状の保護外筒と、
    前記保護外筒の後端側の径方向内側に配置されると共に、前記外筒の後端に自身の先端向き面を当接させる弾性部材と、
    を備えたガスセンサであって、
    前記弾性部材の前記先端向き面に、前記外筒の前記後端を径方向に跨ぐと共に前記フィルタに連通し、前記フィルタを介して前記外筒の内部空間に外気を導入する通気溝が設けられているガスセンサ。
  2. 前記弾性部材の前記先端向き面に、先端から後端に向かって広がるテーパ面が設けられ、前記テーパ面に前記通気溝が設けられている請求項1に記載のガスセンサ。
  3. 前記テーパ面が前記外筒の前記後端に当接している請求項2に記載のガスセンサ。
  4. 前記通気溝が前記弾性部材の外側面に延びている請求項1〜3のいずれか一項に記載のガスセンサ。
  5. 前記外筒の径方向内側に配置されると共に、前記弾性部材の前記先端向き面に自身の後端向き面を当接させるセパレータと、
    前記セパレータ及び前記弾性部材のリード線挿通孔に挿通されて前記検出素子に電気的に接続されるリード線と、をさらに備え、
    前記通気溝は、前記弾性部材の前記リード線挿通孔に連通している請求項1〜4のいずれか一項に記載のガスセンサ。
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