JP2000249678A - ガスセンサ - Google Patents

ガスセンサ

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JP2000249678A
JP2000249678A JP11346362A JP34636299A JP2000249678A JP 2000249678 A JP2000249678 A JP 2000249678A JP 11346362 A JP11346362 A JP 11346362A JP 34636299 A JP34636299 A JP 34636299A JP 2000249678 A JP2000249678 A JP 2000249678A
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康司 松尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大気を外部から導入して機能するガスセンサ
において、高温下で使用されても、大気の導入性能を維
持できるようにする。 【解決手段】 シール部材17に形成された第2通気孔
58を塞ぐ撥水性フィルタはシート状に形成され、第2
通気孔58内部に筒状挿入部材64を介して固定されて
いる。すなわち、第2撥水性フィルタ62はシート状に
形成されていることから良好な通気性を確保できると共
に、酸素センサ1が流路から熱を受ける場合でも、第2
撥水性フィルタ62はシール部材17内に固定されてい
ることから熱の影響を受け難く、その通気性を維持でき
るので、筒状カバー16内への大気の導入を確実に行う
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、排気ガス等の被
測定ガスが流れる流路を形成する管に取り付けられると
共に、基準ガスとしての大気を外部から導入して機能す
るガスセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、混合ガス中から特定のガス成
分の濃度を検出するガスセンサとしては、HCセンサや
NOxセンサ等様々な種類のものが知られている。その
内の一つとして、例えば図12に示す様に、酸素イオン
伝導性の固体電解質体からなる検出素子502を備えた
酸素センサ501が知られている。
【0003】この検出素子502は、固体電解質体によ
り一端が閉塞し他端が開口した有底筒状体に形成された
素子本体の内外表面に内側電極503および外側電極5
04が夫々形成されたものである。この内側電極503
と外側電極504との間には、筒状体に形成された検出
素子502の内部空間と外側との酸素濃度差に応じた起
電力が発生する。例えば被測定ガスの流路において、筒
状の主体金具505を介して、検出素子502の閉塞端
を流路を形成する管内側に突出させて外側電極504に
被測定ガスを触れさせると共に、内側電極503には大
気を触れさせれば、内側電極503と外側電極504と
の間に発生する起電力を検出することにより、被測定ガ
ス中の酸素濃度を検出することができる。
【0004】酸素センサ内部への大気の導入は、リード
線507の捩り芯線の隙間を介して行うことができる
が、大量の大気を導入できるよう筒状カバー506側面
に通気孔509を設けると共に、水等の侵入を防ぐべ
く、例えばフッ素樹脂製の通気性を有する撥水性フィル
タ508でその通気孔509を塞ぐ技術が従来より用い
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうした酸
素センサが、例えば高温の排気ガス中の酸素濃度等の検
出に使用される場合には、撥水性フィルタ508は高温
下に置かれることになり、長期間の使用により、熱の影
響でフィルタの通気性が低下する可能性がある。
【0006】この問題を解決するためには、例えば特開
平9−54063号公報に記載の技術のように、被測定
ガスの流路を形成する管の外部方向に向けられる、筒状
カバーの開口端に設けられたシール部材に通気孔を形成
し、その通気孔内に棒状のフィルタを挿入することが考
えられる。シール部材は流路から遠く、流路を形成する
管からの熱が伝わりにくいため、シール部材内にフィル
タを配置させれば、フィルタが高温に晒される可能性を
少なくすることができるのである。しかし、この様な棒
状に形成したフィルタでは、気体が通過する際の抵抗が
大きく、大気の導入が十分に行われない可能性がある。
【0007】なお、こうした問題は、酸素センサだけで
なく、大気の導入を必要とするNOxセンサやHCセン
サ等のガスセンサにおいても生じている。本発明はこう
した問題に鑑みてなされたものであり、大気を外部から
導入して機能するガスセンサにおいて、高温下で使用さ
れても、大気の導入性能を維持できるようにすることを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するためになされた本発明(請求項1記載)のガ
スセンサは、酸素イオン伝導性固体電解質体の第1およ
び第2の面に電極が形成された検出素子と、被測定ガス
が流れる流路を形成する管の壁面に設けられた取付孔に
装着する装着部を有し、さらに該取付孔を介して該装着
部よりも該管内側に前記第1の面が配置されるように前
記検出素子を保持する主体金具と、一端が該主体金具の
前記装着部よりも前記管外側に接続され、他端に前記第
2の面に大気を導入する通気孔および前記検出素子の両
電極に接続されたリード線を通過させる挿通孔を有する
柱状のシール部材を有する筒状カバーと、前記通気孔を
塞ぐ、通気性の撥水性フィルタと、を備えたガスセンサ
であって、前記撥水性フィルタをシート状に形成し、前
記通気孔に嵌挿可能な筒状挿入部材によって、該通気孔
に設けたことを特徴とする。
【0009】すなわち、この様に構成された本発明(請
求項1記載)のガスセンサにおいては、シール部材に形
成された通気孔を塞ぐ撥水性フィルタは、シート状に形
成され、通気孔に嵌挿可能な筒状挿入部材を介して、通
気孔に設けられる。したがって、本発明(請求項1記
載)のガスセンサによれば、撥水性フィルタがシート状
に形成されていることから良好な通気性を確保すること
ができると共に、当該ガスセンサが流路から熱を受ける
場合でも、撥水性フィルタはシール部材に設けられてお
り熱の影響を受け難いことから、その通気性を維持する
ことができる。
【0010】上記のように通気孔内部に嵌挿可能な筒状
挿入部材により撥水性フィルタを通気孔に固定するに
は、例えば次のようにすることが考えられる。即ち、請
求項2に記載の様に、撥水性フィルタを、筒状挿入部材
の開口端部を閉塞するよう、筒状挿入部材の外周面と前
記通気孔の内周面との間にて挟持することによって、設
けるようにするとよい。
【0011】この様に構成された請求項2に記載のガス
センサによれば、撥水性フィルタを筒状挿入部材の外周
面と通気孔の内周面との間にて挟持することから、後述
する様に、撥水性フィルタを筒状挿入部材で通気孔内に
押し込むようにすれば、容易に撥水性フィルタを通気孔
に設けることができる。また、筒状挿入部材の開口を覆
うよう撥水性フィルタを予め張っておき、その筒状挿入
部材を通気孔に挿入しても良く、その場合であっても、
撥水性フィルタを筒状挿入部材の外周面と通気孔の内周
面との間にて挟持すれば、より確実な撥水性フィルタの
固定を図ることができる。
【0012】請求項2の構成では、通気孔の内周面と筒
状挿入部材の外周面とが、撥水性フィルタを間に挟んだ
状態で密着し(或いは部分的には直接的に密着して)、
その間でのシール性(密封性)が確保される。そしてま
た、筒状挿入部材の少なくとも一方の開口端部は撥水性
フィルタにより閉塞されるので、筒状挿入部材の内部を
水滴等が通過するのを防止することができることとな
り、この結果、シール部材の通気孔における防水が図ら
れる。
【0013】以上の様に、筒状挿入部材の外周面と通気
孔の内周面との間にて、撥水性フィルタを挟持するよう
にすると、上記の効果が得られるので好ましいが、高温
環境下における撥水性フィルタ自体の収縮や、冷熱サイ
クルによるシール部材の膨張・収縮などによって、撥水
性フィルタが位置ずれを起こす可能性がある。その結
果、通気孔における防水性が良好には確保することがで
きなくなってしまうことも考えられる。
【0014】そこで、請求項3に記載の様に、筒状挿入
部材の外周面のうち撥水性フィルタと接触する部位に、
通気孔の内周面との間に撥水性フィルタを挟んだ際にそ
の撥水性フィルタを係止する係止部を設けるようにする
と良い。この様に構成された請求項3記載のガスセンサ
においては、撥水性フィルタは、筒状挿入部材の外周面
と通気孔の内周面との間に挟まれた際に、係止部の部分
において確実に保持され、位置ずれを起こしにくくな
る。従って、請求項3記載のガスセンサによれば、防水
性の確実性を増すことができる。
【0015】なお、係止部としては、様々な態様が考え
られるが、筒状挿入部材の側面を貫通する穴部として構
成しても良いし、また、筒状挿入部材の外周面が凹んだ
形状の穴部として構成しても良い。シール部材は弾性を
有するものであり、通気孔の内周面と筒状挿入部材の外
周面との間にて撥水性フィルタを挟むと、撥水性フィル
タが通気孔の内周面に押されて穴部に食い込み、これに
より、撥水性フィルタが係止される。
【0016】また、係止部としては、筒状挿入部材の外
周面から外側方向に突出した突部として構成しても良
い。通気孔の内周面と筒状挿入部材の外周面との間にて
撥水性フィルタを挟むと、筒状挿入部材の突部が撥水性
フィルタおよび通気孔の内周面に食い込み、これによ
り、撥水性フィルタが係止される。
【0017】また、請求項2や請求項3の様な構成とし
た場合は、請求項4に記載の様に、撥水性フィルタの縁
部を目視できるようにするとよい。即ち、請求項2や請
求項3の様な構成においては、撥水性フィルタの一部分
の領域が筒状挿入部材の開口端部を塞ぎ、その領域の周
囲の部分が、筒状挿入部材の外周面と前記通気孔の内周
面との間に挟まれることとなる。その場合、請求項4の
様に、撥水性フィルタの縁部を目視できるようにすれ
ば、筒状挿入部材の外周面と通気孔の内周面との間にお
いて、撥水性フィルタが確実に狭持されているかどう
か、を検査することが可能となる。
【0018】さて、通気孔内部に嵌挿可能な筒状挿入部
材により撥水性フィルタを通気孔に固定するには、請求
項5に記載のようにしても良い。即ち、撥水性フィルタ
が筒状挿入部材の開口端部を閉塞するよう、撥水性フィ
ルタを、筒状挿入部材の外周に外嵌可能な外嵌部材の内
周面と筒状挿入部材の外周面との間にて挟持する。これ
により、撥水性フィルタを筒状挿入部材に固定するので
ある。
【0019】請求項5の構成では、通気孔の内周面と筒
状挿入部材の外周面とが、直接的に密着し(或いは部分
的には外嵌部材や撥水性フィルタを挟んだ状態で間接的
に密着し)、その間での防水が図られる。そしてまた、
筒状挿入部材の少なくとも一方の開口端部は撥水性フィ
ルタにより閉塞されるので、筒状挿入部材の内部を水滴
等が通過することが防止され、この結果、シール部材の
通気孔における防水が図られる。
【0020】この様に構成される請求項5に記載のガス
センサにおいては、例えば、撥水性フィルタを予め筒状
挿入部材に(筒状挿入部材の開口端部を閉塞した状態
で)固定した後に、その筒状挿入部材をシール部材の通
気孔に挿入するという手順により、通気孔への撥水性フ
ィルタの配設を行うことができる。つまり、筒状挿入部
材と撥水性フィルタとを1つのユニットとして取り扱う
ことが可能となるのである。このため、例えば、撥水性
フィルタで筒状挿入部材の開口端部を確実に塞げた状態
となっているかを、筒状挿入部材と撥水性フィルタとを
1ユニットとした段階で確認することができることとな
る。この結果、組立の早い段階で、防水性の不具合を発
見することが可能となり、延いては製造コストの抑制を
図ることができる。
【0021】さて、請求項5に記載のガスセンサにおい
ては、更に次の様にすると好ましい。即ち、請求項6に
記載のように、撥水性フィルタを、当該撥水性フィルタ
により閉塞される筒状挿入部材の開口端部の外周面と、
外嵌部材の内周面との間にて挟持するのである。
【0022】即ち、請求項5のガスセンサでは、撥水性
フィルタの一部の領域が筒状挿入部材の開口端部を塞
ぎ、その領域の周囲の部分が、筒状挿入部材の外周面と
外嵌部材の内周面との間に狭持されることとなるが、請
求項6記載の構成では特に、その「閉塞されることにな
る開口端部の外周面」の部分で撥水性フィルタを挟み込
むようにするのである。その結果、筒状挿入部材の開口
端部(延いてはシール部材の通気孔)を閉塞するために
必要な撥水性フィルタの面積を少なくすることができ、
撥水性フィルタにかかるコストを抑制することができる
という効果を奏する。
【0023】また、請求項7に記載のように、筒状挿入
部材の外周面には、外嵌部材が、筒状挿入部材の軸方向
に沿って移動するのを規制する規制部を設けるとよい。
この様に構成されたガスセンサによれば、外嵌部材が、
筒状挿入部材の軸方向に沿って移動することを規制する
ことができる。このため、筒状挿入部材の外周面上にお
ける外嵌部材の位置決めが容易となり、組立が簡単とな
る。また、外嵌部材の位置ずれを抑制できるので、延い
ては撥水性フィルタのずれをも抑制できる。
【0024】なお、規制部は、例えば、筒状挿入部材の
外周面から外部方向に突出した突出部(例えば鍔形状な
ど)として構成しても良いし、筒状挿入部材の太さが軸
方向に変化するような段部として構成しても良い。外嵌
部材は、規制部に直接接触しても良いし、また撥水性フ
ィルタを介して間接的に接触するものであっても良い
が、請求項8に記載のように、外嵌部材と筒状挿入部材
(規制部に限らない)とがその一部において互いに直接
接触するよう構成した方が好ましい。
【0025】即ち、筒状カバーの端部(開口端部)に設
けられる柱状のシール部材は、筒状カバーの開口端部に
おいて、筒状カバーの外側から内側に向けて加締められ
ることにより、そのシール性(筒状カバーとシール部材
との間、シール部材とリード線との間、およびシール部
材と筒状挿入部材との間におけるシール性)が強化され
る。しかし、加締めの際、内側方向に圧縮されたシール
部材が外嵌部材に接触して、外嵌部材が筒状挿入部材か
ら抜けるように作用する可能性がある。
【0026】そこで、外嵌部材と筒状挿入部材とがその
一部において互いに直接接触するよう、両者を構成する
のである。両部材が直接接触する(つまり撥水性フィル
タが介在しない)部分においては、互いに嵌合可能な凹
凸を設けたり、加締めたりすることによって、撥水性フ
ィルタを傷つけることなく両部材の結合を図ることがで
きる。従って、請求項8記載のガスセンサによれば、外
嵌部材を筒状挿入部材に確実に固定することが可能とな
る。
【0027】なお、請求項5〜8のガスセンサにおいて
は、請求項9に記載の様に、撥水性フィルタは、縁部を
目視できるよう、筒状挿入部材に固定するとよい。即
ち、上記の構成においては、撥水性フィルタの一部分の
領域が筒状挿入部材の開口端部を塞ぎ、その領域の周囲
の部分が、筒状挿入部材の外周面と外嵌部材の内周面と
の間に挟まれることとなる。その場合、請求項9の様
に、撥水性フィルタの縁部を目視できるようにすれば、
筒状挿入部材の外周面と外嵌部材の内周面との間におい
て、撥水性フィルタが確実に狭持されているかどうか、
を検査することが可能となる。
【0028】以上の様に、通気孔若しくは外嵌部材の内
周面と筒状挿入部材の外周面との間に撥水性フィルタを
挟み込むものとする場合には、請求項10に記載のよう
に、筒状挿入部材の外周面のうち、撥水性フィルタと接
触する部位を粗面化するとよい。この様にすれば、撥水
性フィルタをより確実に筒状挿入部材の外周面に保持す
ることができる。その結果、撥水性フィルタによる筒状
挿入部材の開口端部の閉塞をより確実なものとすること
ができる。
【0029】また、請求項11に記載の様に、筒状挿入
部材の外周面のうち、撥水性フィルタと接触する部位に
は次の様なテーパ部を設けると良い。即ち、撥水性フィ
ルタにて閉塞される開口端部側から離れるほど外径が小
さくなるテーパ部である。この様な構成においては、撥
水性フィルタは、通気孔若しくは外嵌部材の内周面と筒
状挿入部材の外周面との間に挟まれると、閉塞される開
口端部から離れる方向に引っ張られることとなる。その
結果、撥水性フィルタによる筒状挿入部材の開口端部の
閉塞がより確実なものとなるのである。
【0030】次に、撥水性フィルタは気体は通すもので
あるが、撥水性フィルタの周囲の物(例えばシール部材
やリード線など)との位置関係によっては、通気孔の当
該ガスセンサ外部に面する開口端部付近に水や油などの
液体が溜まり、撥水性フィルタを覆い、その通気性が損
なわれてしまう可能性がある。
【0031】そこで、請求項12に記載の様に、筒状挿
入部材の、撥水性フィルタにより閉塞された開口端部
が、通気孔の当該ガスセンサ外部に面する開口端部から
突出するよう構成すると良い。こうすれば、通気孔の当
該ガスセンサ外部に面する開口端部付近に水や油などの
液体が溜まっても、筒状挿入部材の開口端部を塞いでい
る撥水性フィルタまでもが液体に覆われるのを抑制する
ことができる。
【0032】さて、撥水性フィルタとしては、例えば、
ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)からなる多孔
質繊維構造体により構成することが考えられるが、その
構造によっては、加熱により、ある一の方向に収縮し易
いという性質を有する(即ち、加熱による収縮性に異方
性を有する)場合がある。そうした場合には、通気孔或
いは外嵌部材の内周面と筒状挿入部材の外周面との間に
撥水性フィルタを挟み込むに当たり、ある方向では、こ
れを狭持するために十分な撥水性フィルタの長さが確保
されているにもかかわらず、他の方向では、撥水性フィ
ルタが短くなってしまい確実な狭持が困難となる可能性
がある。
【0033】そこで、撥水性フィルタが、加熱による収
縮度合に異方性を有する場合には、請求項13に記載の
様に、撥水性フィルタの収縮し易い方向に、予め撥水性
フィルタを長くしておくとよい。こうすれば、加熱によ
る収縮が起こっても、通気孔或いは外嵌部材の内周面と
筒状挿入部材との間に撥水性フィルタを確実に保持して
おくことができる。
【0034】ところで筒状カバーの端部(開口端部)に
設けられる柱状のシール部材は、その開口端部から外部
に引き出されるリード線に外嵌して、筒状カバー内部に
水等が侵入するのを防止する。そして、開口端部にて径
方向に加締められることにより、そのシール性(気密
性)が強化される。すなわち、開口端部外周において径
方向内側に加締められることによりその内部に応力が生
じ、開口端部内周面との間におけるシール性、およびリ
ード線外周面との間におけるシール性が確実なものとさ
れる。しかし、シール部材の大きさや、加締め方によっ
ては、シール部材内部における応力が不均一となってシ
ール性が確保し難くなる可能性もあり、組立が容易でな
い。
【0035】そこで、請求項14に記載の様に、通気孔
をシール部材に同軸に形成し、筒状挿入部材を、シール
部材よりも硬質の材料で形成すると良い。この様に構成
された請求項14に記載のガスセンサによれば、通気孔
は、シール部材に同軸(即ち、シール部材の中心軸上
に)に形成され、シール部材よりも硬質の材料で形成さ
れた筒状挿入部材が挿入されることになる。そのため、
加締めによりシール部材内部に発生する応力が不均一と
なるのを抑制することができ、シール部材によるシール
性の向上を図ることができる。なお、筒状挿入部材の材
質としては、外部からの力に耐えられるものであれば良
く、例えばSUS304等の金属、PTFE等の樹脂を
用いると良い。
【0036】筒状挿入部材は単なる筒体であっても良い
が、当該ガスセンサに振動が加わった場合には、シール
部材の通気孔から脱落する可能性もある。そこで、請求
項15に記載の様に、筒状挿入部材の外周に、シール部
材に係合する鍔部を設けると良い。
【0037】この様に構成された請求項15に記載のガ
スセンサによれば、筒状挿入部材の外周に設けられた鍔
部がシール部材に係合することから、筒状挿入部材が通
気孔から脱落し難くなるので好ましい。そして請求項1
5に記載のガスセンサにおいては、筒状挿入部材の鍔部
はシール部材のどの部分に係合するものであっても良
い。例えば通気孔の開口周囲の外表面に係合するよう鍔
部を構成しても良いが、筒状挿入部材の一部が通気孔外
部にはみ出すこととなり、周囲の空間を狭めて他の部品
のレイアウトを制限することになる可能性もある。
【0038】そこで、請求項16に記載の様に、鍔部
を、通気孔内部に形成された係合部に係合させるように
すると良い。この様に構成された請求項16に記載のガ
スセンサによれば、鍔部は通気孔内部に形成された係合
部に係合するので、通気孔外部にはみ出さず、空間を有
効に利用することができる。
【0039】なお筒状挿入部材に鍔部を設けた場合に
は、請求項17に記載の様に、鍔部に切欠き部を設ける
とよい。この様な構成とすれば、切欠き部に撥水性フィ
ルタを引っ掛けることが可能となり、撥水性フィルタの
位置ずれを抑制できる。また、鍔部により撥水性フィル
タの縁部が隠れて目視できなくなってしまう可能性があ
るが、切欠き部を通した目視を可能とすることができ
る。
【0040】さて、撥水性フィルタには、水滴ばかりで
なく、油も掛かる可能性がある。そこでより好ましく
は、請求項18に記載のように、撥水性フィルタとして
は、更に撥油性を有するものを用いると良い。この様に
すれば、撥水性フィルタに油が付着するのを抑制するこ
とができ、より確実に通気孔の通気性を確保することが
できる。
【0041】また、水滴や油等の液体が通気孔を通過す
るのをより確実に防止するためには、請求項19に記載
の様に、通気孔の軸方向に、撥水性フィルタを二重に設
けるようにするとよい。なお、上述の様に、筒状挿入部
材の開口端部を塞いでいる撥水性フィルタに水や油など
の液体が付着して通気孔の通気性を低下させるのを抑制
するには、請求項20の様に、シール部材の当該ガスセ
ンサ外部に面する外側表面を、凸面状に形成すると良
い。シール部材の外側表面を凸起させれば、外側表面に
液体が溜まるのを抑制することができ、延いては撥水性
フィルタの筒状挿入部材の開口端部を覆っている部分を
液体が覆うことを抑制できるからである。
【0042】そして特に、請求項21に記載の様に、通
気孔の当該ガスセンサ外部に面する開口端部にて、シー
ル部材の外側表面が最も高く凸起するよう構成すれば、
より効果的に、撥水性フィルタに液体が付着して通気性
を低下させることを抑制することができる。
【0043】また、撥水性フィルタは、上述のように通
気孔の内面と筒状挿入部材の外周との間に挟み込むよう
にして固定しているが、請求項22に記載のように、撥
水性フィルタの周辺を筒状挿入部材の開口端部に直接、
接合して固定してもよい。この場合、撥水性フィルタの
外周縁を筒状挿入部材の開口端部に接合するための面倒
な接着作業を要するが、高価な撥水性フィルタの使用量
を更に低減することができる利点がある。
【0044】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施例を図面
と共に説明する。図1は、第1実施例としての酸素セン
サの全体構成を示す破断面図である。図1に示す様に、
第1実施例の酸素センサ1は、ZrO2を主成分とする
固体電解質体により先端が閉じた中空軸状に形成された
検出素子2、検出素子2内に配置された軸状のセラミッ
クヒータ3、検出素子2を収容するケーシング10等か
ら構成されている。
【0045】この検出素子2は、その軸方向における中
央部付近の外周にて、絶縁性セラミックから形成された
セラミックホルダ6,7と、タルクから形成されたセラ
ミック粉末8とを介して、電気的に絶縁された状態で金
属製のケーシング10内に設けられている。検出素子2
の内面及び外面には、そのほぼ全面を覆うように、Pt
からなる一対の多孔質電極層(内側電極2a、外側電極
2b)が設けられている。なお、検出素子2の外面およ
び内面が、第1および第2の面に夫々相当する。
【0046】ケーシング10は、酸素センサ1を排気管
等の取付部に固定して、検出素子2の閉じた先端部を排
気管等の内部に突出させる主体金具9と、主体金具9
の、排気管等の外側に向いた開口に延設され、検出素子
2の内面に大気を導入するための筒状カバー16とから
構成されている。筒状カバー16は、主体金具9の一方
の開口部に内側が連通するように結合された第1外筒1
4と、第1外筒14に対して、上方(即ち、当該酸素セ
ンサ1が取り付けられる排気管等の外部方向。)から外
嵌する筒状の第2外筒15とから形成されている。な
お、この第1外筒14および第2外筒15が、第1カバ
ーおよび第2カバーに夫々相当する。
【0047】主体金具9の下方(即ち、当該酸素センサ
1が取り付けられる排気管等の内部方向。)には、検出
素子2の先端側を一定の空間を隔てて覆うようにプロテ
クタ11が取り付けられ、プロテクタ11には排ガスを
透過させる複数のガス透過口12が形成されている。
【0048】主体金具9の上側の開口には、第1外筒1
4の下側の開口端部が、セラミックホルダ6との間にリ
ング5を介した加締めにより固定され、第1外筒14
は、主体金具9の上側の開口に延設されている。一方、
第1外筒14上側の開口内には、セラミックで筒状に形
成された絶縁性のセパレータ18が設けられている。セ
パレータ18の外周面には鍔部18aが設けられ、その
鍔部18aが第1外筒14上側の開口縁部に係合するこ
とにより、セパレータ18は第1外筒14上側の開口内
部に保持される。そして、セパレータ18の上方から
は、更に第2外筒15が設けられ、第1外筒14に外嵌
されている。
【0049】第2外筒15の上端側の開口内には、ゴム
で構成された円柱形状のシール部材17が設けられてお
り、このシール部材17およびセパレータ18を貫通す
るように、検出素子2の電極に夫々接続されるリード線
20,21及びセラミックヒータ3に接続される一対の
リード線(図示せず)が配置されている。
【0050】検出素子2用の一方のリード線20は、コ
ネクタ部24、引出し線部25および内部電極接続部2
6で構成される端子金具23を経て、検出素子2の内側
電極2aと電気的に接続されている。他方のリード線2
1は、コネクタ部34、引出し線部35および外部電極
接続部36で構成される端子金具33を経て、検出素子
2の外側電極2bと電気的に接続されている。
【0051】また、セラミックヒータ3に通電するため
の一対のヒータ端子部40が、セラミックヒータ3の上
端に固定され、これらヒータ端子部40を経て、セラミ
ックヒータ3内に埋設された図示しない発熱用抵抗回路
に通電される。次に図2に示す様に、第1実施例の酸素
センサ1における第1外筒14および第2外筒15の内
部空間の換気は、第2外筒15と第2外筒15に外嵌さ
れた保護外筒41との間に配置される第1撥水性フィル
タ42、およびシール部材17内部に設けられた第2撥
水性フィルタ62を介して行われる。なお、第2撥水性
フィルタ62が、特許請求の範囲に記載の撥水性フィル
タに相当する。
【0052】以下、これら第1撥水性フィルタ42およ
び第2撥水性フィルタ62の取付構造について説明す
る。第2外筒15は、上述の様に、第1外筒14の上側
(即ち、第1外筒14に対して主体金具9とは反対側)
に連結され、その内部が第1外筒14の内部と連通す
る。第2外筒15は、下方(即ち主体金具9側)から、
径方向への加締め(位置A1,A2)により第1外筒1
4に固定される円筒状の大径部43と、第1通気孔46
を有し且つ第1撥水性フィルタ42が外嵌される円筒状
の通気孔形成部44と、円柱状のシール部材17に外嵌
される開口端部47とから構成されている。
【0053】一方、保護外筒41は、第2外筒15の上
部構造(即ち大径部43の上部、通気孔形成部44およ
び開口端部47)に外嵌可能に形成されている。具体的
には、保護外筒41は、下方から、第2外筒15の大径
部43に外嵌して重なる大径部51と、第2外筒15の
通気孔形成部44に外嵌された第1撥水性フィルタ42
の外周を覆う円筒状のフィルタ保護部52と、第2外筒
15の開口端部47に外嵌される小径部53とから構成
されている。
【0054】保護外筒41は、第2外筒15の大径部4
3に重なる大径部51にて、径方向に加締められる(位
置A3)と共に、第2外筒15の開口端部47に重なる
小径部53にて径方向に加締められて(位置A4)、第
2外筒15に固定される。また、小径部53における加
締め(位置A4)により、シール部材17は第2外筒1
5の開口端部47内周面に固定され、そして、第2外筒
15内周面とシール部材17外周面との間のシール性が
確保される。
【0055】第1撥水性フィルタ42は、筒状に形成さ
れたシート状のものであり、通気孔形成部44と保護外
筒41のフィルタ保護部52との間に形成される空間に
配置されている。この第1撥水性フィルタ42は、例え
ばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)の未焼成成
形体を、PTFEの融点よりも低い加熱温度で1軸以上
の方向に延伸することにより得られる多孔質繊維構造体
(例えば、商品名:ゴアテックス(ジャパンゴアテック
ス(株)))により、水滴等の水を主体とする液体の透
過は阻止し、かつ気体(空気、水蒸気等)の透過は許容
する撥水性フィルタとして構成されている。また、さら
に撥油コートした多孔質繊維構造体(商品名:オレオベ
ントフィルタ(ジャパンゴアテックス(株)))を用い
ても良い。これを用いることにより、付着した油分が気
化して内部に侵入する危険性を低下させることができ
る。
【0056】保護外筒41のフィルタ保護部52は、第
2外筒15の第1通気孔46の上側(位置A5)および
下側(位置A6)で径方向に加締められており、これに
より、水等が通気孔形成部44と第1撥水性フィルタ4
2との間を介して酸素センサ1内部に侵入するのが防止
される。そして、フィルタ保護部52において、上記両
加締め位置A5,A6の間、即ち第1通気孔46に対応
する位置には、第1撥水性フィルタ42に大気を導入す
るための透過孔56が設けられている。これにより、第
1通気孔46、第1撥水性フィルタ42および透過孔5
6を介して、酸素センサ1の内部と外部との間の気体の
流通が可能とされている。
【0057】さて、第2外筒15の開口端部47内側に
設けられるシール部材17は、図3に示す様に、酸素セ
ンサ1内部と外部との間で気体を通過させるための第2
通気孔58と、当該酸素センサ1内部から引き出すべき
リード線(即ち検出素子2用のリード線20,21及び
セラミックヒータ3用のリード線)を夫々通過させる挿
通孔60(第1実施例では、リード線の数に対応して4
箇所)を備えている。
【0058】第2通気孔58はシール部材17に同軸に
形成され、その内部には、上記多孔質繊維構造体により
シート状に形成された第2撥水性フィルタ62が、筒状
挿入部材64を介して挿入され固定される。この筒状挿
入部材64は両端が開口し、第2通気孔58に嵌合可能
な筒状に形成されている。第2撥水性フィルタ62は、
筒状挿入部材64の一方の開口64aとその外周面とを
覆うことができる程度に広げられ、筒状挿入部材64に
被せられた状態で、筒状挿入部材64と共に第2通気孔
58に挿入される。この様にして、第2撥水性フィルタ
62は、筒状挿入部材64の外周面と第2通気孔58の
内周面との間に挟まれ、第2通気孔58を塞いだ状態で
固定される。
【0059】なお、筒状挿入部材64の両開口端の内、
第2通気孔58への挿入方向(図3では上方)に対して
反対側(図3では下方)にある開口端外周部には、鍔部
64bが形成されている。筒状挿入部材64が第2通気
孔58の下方から挿入されると、鍔部64bは第2通気
孔58下側の開口縁部にて係止され、その結果、第2通
気孔58内における筒状挿入部材64および第2撥水性
フィルタ62の位置決めがなされる。
【0060】そして、シール部材17が第2外筒15の
開口端部47内側に配置され、第2外筒15および保護
外筒41を介して径方向に加締められる(位置A4)
と、筒状挿入部材64とシール部材17との間のシール
性はより確実なものとされる。なお、撥水性フィルタ
は、上述のように一軸方向に延伸することにより製造さ
れているが、加熱によって異方性を生じるものと生じな
いものがあり、ここでは異方性のあるものを第2撥水性
フィルタ62として使用している。一つの第2撥水性フ
ィルタは62は、それよりも広いシート状の多孔質繊維
構造体から切り取って得られるのであるが、異方性のた
め収縮しやすい方向に、予め長く切り取られる。具体的
には、短い方向と長い方向とでは、長さが約7:8の比
とされている。そして、本実施例では、第2撥水性フィ
ルタ62が収縮の結果としてほぼ円形状となるように、
短径と長径との比が約7:8である楕円形となってい
る。
【0061】以上の様に構成された酸素センサ1が、主
体金具9の外周に形成されたネジ部9aを介し、筒状カ
バー16が略上向きとなるよう、被測定ガスの流路を形
成する管の取付孔に取り付けられると、プロテクタ11
にて保護された検出素子2の先端部が流路を形成する管
内部に突出して、被測定ガスに晒される。一方、検出素
子2の内部には、第1通気孔46および第2通気孔58
を介した換気により、上記筒状カバー16を介して大気
が導入される。第1通気孔46および第2通気孔58
は、夫々シート状に形成された通気性の第1撥水性フィ
ルタ42および第2撥水性フィルタ62にて塞がれてい
ることから、筒状カバー16内部への大気の導入を十分
行うことができると共に、水等の侵入を防止している。
その結果、検出素子2の内側電極2aと外側電極2bと
の間には、大気中の酸素濃度と被測定ガス中の酸素濃度
との比に応じた電圧が発生し、リード線20、21によ
り検出信号として外部に出力される。なおネジ部9a
が、請求項の「装着部」に相当する。
【0062】以上の様に構成された第1実施例の酸素セ
ンサ1によれば、次の(1)〜(6)の効果を奏する。 (1)第2撥水性フィルタ62がシート状に形成されて
いることから良好な通気性を確保できると共に、流路か
ら熱を受ける場合でも、第2撥水性フィルタ62はシー
ル部材17内に固定されていることから熱の影響を受け
難く、その通気性を維持できるので、筒状カバー16内
への大気の導入を確実に行うことができる。
【0063】(2)第2撥水性フィルタ62を筒状挿入
部材64の外周面と第2通気孔58の内周面との間にて
挟持して、容易に第2通気孔58内に固定することがで
きるので、製造に手間がかからず好ましい。 (3)第2通気孔58はシール部材17に同軸に形成さ
れ、その内部に金属で固く形成された筒状挿入部材64
が挿入されていることから、加締めによりシール部材1
7内部に発生する応力が不均一となるのを抑制すること
ができ、シール部材17によるシール性の向上を図るこ
とができる。
【0064】(4)筒状挿入部材64の外周には鍔部6
4bが形成され、筒状挿入部材64が第2通気孔58に
嵌挿されると、第2通気孔58の開口の周縁部にてシー
ル部材17に係合することから、筒状挿入部材64が第
2通気孔58から脱落し難いという効果を奏する。
【0065】(5)第2撥水性フィルタ62の収縮し易
い方向には、その長さが予め長くとられている。このた
め、収縮が起こっても、第2通気孔58の内周面と筒状
挿入部材64の外周面との間に撥水性フィルタを確実に
保持しておくことができる。 (6)なお、第2撥水性フィルタとして、撥油コートし
た多孔質繊維構造体を用いれば、付着した油分が気化し
て内部に侵入する危険性を低下させることができる。
【0066】次に第2実施例について説明する。図4
は、第2実施例の酸素センサにおけるシール部材117
および筒状挿入部材164を示す説明図である。シール
部材117はゴムで形成され、酸素センサ1内部と外部
との間で気体を通過させるための第2通気孔158と、
当該酸素センサ1内部から引き出すべきリード線を夫々
通過させる挿通孔160を備えている。シール部材11
7に形成された第2通気孔158は、金属製の筒状挿入
部材164の鍔部164bをも挿入可能な開口を有して
おり、その内部には鍔部164bと係合する係合部15
8aが形成されている。第2撥水性フィルタ162が、
筒状挿入部材164と共に第2通気孔158に挿入され
ると、鍔部164bが第2通気孔158内部の係合部1
58aにて係止され、その結果、第2通気孔158内に
おける筒状挿入部材164および第2撥水性フィルタ1
62の位置決めがなされる。
【0067】その他の構成については、第1実施例の酸
素センサ1と同様であるので、説明を省略する。以上の
様に構成された第2実施例としての酸素センサにおいて
は、第1実施例の(1)〜(6)の効果に加えて、次の
(7)の効果を奏する。
【0068】(7)筒状挿入部材164の鍔部164b
は第2通気孔158内部に形成された係合部158aに
係合することから、第2通気孔158の外部にはみ出さ
ず、酸素センサ1の内部空間を有効に利用できるという
効果を奏する。次に第3実施例について説明する。図5
は、第3実施例の酸素センサにおけるシール部材17の
通気孔58付近の構成を示すための説明図である。
【0069】このシール部材17は、第1実施例のもの
と同様のものであり、第2通気孔58がシール部材17
に同軸に形成されているが、その内部には、多孔質繊維
構造体によりシート状に形成された第2撥水性フィルタ
262が、図5(c)に示す様に筒状挿入部材264を
介して挿入され固定される。
【0070】図5(a)に示す様に、この筒状挿入部材
264は両端が開口し、第2通気孔58に嵌合可能な筒
状に形成されている。第2撥水性フィルタ262は、筒
状挿入部材264の一方の開口端部264aの開口と外
周面とを覆うことができる程度の広さを有し、筒状挿入
部材264に被せられた状態で、筒状挿入部材264と
共に外嵌部材266に挿入される。この結果、第2撥水
性フィルタ262は、筒状挿入部材264の開口端部2
64aの外周面と外嵌部材266の内周面との間に挟ま
れ、筒状挿入部材264の開口端部264aを塞いだ状
態で固定される。
【0071】即ち、第2撥水性フィルタ262は、筒状
挿入部材264(詳しくは、その開口端部264a)に
外嵌可能な外嵌部材266により、筒状挿入部材264
に固定されるのである。外嵌部材266は、金属にて筒
形状に形成されている。筒状挿入部材264の外周面に
は、上記開口端部264aから他方の開口端部に向けて
筒状挿入部材264の径(即ち、太さ)が大きくなるよ
うな段部264cが形成されている。外嵌部材266
は、筒状挿入部材264の開口端部264aに嵌め込ま
れると、筒状挿入部材264の軸方向に沿った動きが段
部264cにて規制され、その結果、筒状挿入部材26
4の外周面上における位置が決まる。なお、この段部2
64cは、請求項の「規制部」として機能する。
【0072】こうした構成の筒状挿入部材264と外嵌
部材266により筒状挿入部材264に固定された第2
撥水性フィルタ262は、図5(b)に示す様に、その
縁部262aが目視できるようにされている。即ち、第
2撥水性フィルタ262の縁部262aは、筒状挿入部
材264と外嵌部材266との間に隠れてしまうのでは
なく、その間から覗いているのである。なお、この第2
撥水性フィルタ262も、第1実施例と同様、収縮性に
異方性を有しているので、縮み易い方向に予め長くなる
よう形成されている。
【0073】筒状挿入部材264は、その第2撥水性フ
ィルタ262により閉塞される開口端部264aの側か
ら、シール部材17の第2通気孔58に挿入される。第
3実施例においても、上記実施例と同様に、第2通気孔
58への挿入方向に対して反対側(図5では下方)にあ
る開口端外周部には、鍔部264bが形成されている。
即ち、第2撥水性フィルタ262により閉塞される開口
端部264aと反対側の開口端部の外周部に鍔部264
bが設けられているのである。
【0074】筒状挿入部材264が第2通気孔58の下
方から挿入されると、鍔部264bは第2通気孔58下
側の開口縁部にて係止され、その結果、第2通気孔58
内における筒状挿入部材264および第2撥水性フィル
タ262の位置決めがなされる。
【0075】第2通気孔58の上方の開口端部58a
は、酸素センサ1の外部に面するものである。第2撥水
性フィルタ262により閉塞された筒状挿入部材264
の開口端部264aは、第2通気孔58内における筒状
挿入部材264の位置決めがされると、第2通気孔58
の上方の開口端部58aから突出した状態となる。
【0076】この様にして、第2撥水性フィルタ262
を第2通気孔58に設けると、第2通気孔58は、その
第2撥水性フィルタ262によって塞がれることとな
る。即ち、筒状挿入部材264の開口端部264aの外
周面と開口端部264aを覆おう第2撥水性フィルタ2
62とが密着して、その結果、開口端部264aを介し
た液体の通過が防止される。そしてまた、第2通気孔5
8の内周面と筒状挿入部材264の外周面とが密着し
て、その間の液体の通過が防止されるのである。
【0077】そして、シール部材17が第2外筒15の
開口端部47内側に配置され、第2外筒15および保護
外筒41を介して径方向に加締められる(位置A4)
と、筒状挿入部材264とシール部材17との間のシー
ル性はより確実なものとされる。
【0078】なお、図6に示す様に、外嵌部材266と
筒状挿入部材264とは、一部において、互いに直接接
触するように構成するとよい。図6では、外嵌部材26
6の端部266aを、筒状挿入部材264の外周面に直
接接触させた場合を示している。この場合、外嵌部材2
66の端部266aを単なる筒形状とすると、第2撥水
性フィルタ262の縁部262aを目で確認することが
できなくなるので、これを目視できるようにするには、
例えば、端部266aに切れ込みや貫通孔を設けるよう
にすればよい。
【0079】その他の構成については、第1実施例の酸
素センサ1と同様であるので、説明を省略する。この様
に構成された第3実施例のガスセンサにおいては、上記
(1)、(3)〜(6)の効果に加え、以下の効果
(8)〜(12)を奏する。
【0080】(8)筒状挿入部材264と第2撥水性フ
ィルタ262とを1つのユニットとして取り扱うことが
できる。このため、第2撥水性フィルタ262で筒状挿
入部材264の開口端部264aを確実に塞げた状態と
なっているかを、筒状挿入部材264と第2撥水性フィ
ルタ262とを1ユニットとした段階で確認することが
できることとなる。つまり、組立の早い段階で、防水性
の不具合を発見することが可能となり、延いては製造コ
ストの抑制を図ることができる。
【0081】(9)第2撥水性フィルタ262を、当該
第2撥水性フィルタ262により閉塞される開口端部2
64aの外周面と、外嵌部材266の内周面との間にて
挟持することとしている。そのため、筒状挿入部材26
4の開口端部264a(延いてはシール部材17の第2
通気孔58)を閉塞するために必要な第2撥水性フィル
タ262の量を少なくすることができ、これにかかるコ
ストを抑制することができる。
【0082】(10)筒状挿入部材264の外周面には
段部264cが設けられ、これにより、外嵌部材266
が筒状挿入部材264の軸方向に沿って移動するのを規
制できる。このため、筒状挿入部材264の外周面上に
おける外嵌部材266の位置決めを容易なものとするこ
とができる。また、外嵌部材266の位置ずれを抑制で
きるので、延いては第2撥水性フィルタ262のずれを
抑制することもできる (11)筒状挿入部材264の、第2撥水性フィルタ2
62により閉塞された開口端部264aは、通気孔58
の酸素センサ1の外部に面する開口端部58aから突出
するよう構成されている。そのため、通気孔58の開口
端部58a付近に水や油などの液体が溜まっても、筒状
挿入部材264の開口端部264aを塞いでいる第2撥
水性フィルタ262までもが液体に覆われるのを抑制で
き、通気性を確保できる。
【0083】(12)外嵌部材266と筒状挿入部材2
64とがその一部において互いに直接接触するよう構成
したので、第2撥水性フィルタ262を狭持しつつ、こ
れ(第2撥水性フィルタ262)を傷つけることなく確
実に両部材の結合を図ることができる。
【0084】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の態様を取ることができる。例えば、上記実施例で
は、ガスセンサとして酸素センサを例にとり説明したが
これに限られるのものではなく、例えば、NOx(窒素
酸化物)センサや、CH(炭化水素)センサにも本発明
を適用してもよい。
【0085】また、上記実施例では、筒状挿入部材6
4,164,264を金属で形成したものとして説明し
たが、これに限られるものではない。すなわち、筒状挿
入部材64,164,264はシール部材17,117
内部に配置され、熱の影響を受けにくいため、必ずしも
金属と同等の耐熱性を有する材料で形成する必要がな
い。例えば、筒状挿入部材64,164,264をセラ
ミックや硬質の樹脂等で形成しても良いし、また、ゴム
等の弾力性の高いもので形成しても良い。
【0086】また上記実施例では、筒状挿入部材を円筒
状のものとして説明したが、これに限られるものではな
い。また、上記実施例では、シール部材の通気孔を塞ぐ
撥水性フィルタを一重に設けるものとして説明したが、
これに限られるものではなく、複数枚重ねて設けるよう
にしても良く、そうすれば、シール部材の通気孔におけ
る防水をより確実に図ることができる。
【0087】これを実現するには、単に複数の撥水性フ
ィルタを重ねるようにしても良いが、嵩張って、撥水性
フィルタにしわが生じ、防水性の確保が困難となる可能
性がある。そこで、例えば、図7に示すような構成が考
えられる。即ち、筒状挿入部材として、シール部材30
1の通気孔303に挿入可能な筒形状の第1挿入部材3
05と、第1挿入部材305の筒内部に挿入可能な第2
挿入部材307とを用意する。この第1挿入部材305
の開口端部を撥水性フィルタ306で覆い、その覆った
開口端部側から、第1挿入部材305を通気孔303に
挿入する。これによって、通気孔303の内周面と第1
挿入部材305の外周面との間で、撥水性フィルタ30
6を狭持する。
【0088】一方、第2挿入部材307の開口端部は、
他の撥水性フィルタ308で覆い、その覆った開口端部
側から、第2挿入部材307を第1挿入部材305の内
部に挿入する。これによって、第2挿入部材307の外
周面と第1挿入部材305の内周面との間で、撥水性フ
ィルタ308を狭持するのである。この様にすれば、シ
ール部材の通気孔に複数の撥水性フィルタを設けること
が可能となる。
【0089】この場合、筒状挿入部材同士を組合せ易い
よう、各筒状挿入部材(第1挿入部材305や第2挿入
部材307など)にテーパを形成すると良い。また、こ
れら第1および第2挿入部材305,307の開口端部
を撥水性フィルタ306,308で塞ぐには、第3実施
例のような外嵌部材を使用しても良い。また、筒状挿入
部材の両開口端部に、外嵌部材によって撥水性フィルタ
を設けるようにしても良い。
【0090】さて、シール部材の通気孔に設ける撥水性
フィルタの縁部は、筒状挿入部材の外周面と通気孔の内
周面との間に挟み込んで、シール部材の外部からは見え
ないようにしても良いが、例えば図8に示す様に、外部
から目視できるようにすると良い。
【0091】即ち、図8(a)に示す様に、撥水性フィ
ルタ310は、筒状挿入部材312の開口端部312a
を塞いだ状態となるよう、筒状挿入部材312の外周面
とシール部材314の通気孔316の内周面との間に挟
まれているが、筒状挿入部材312の外周面全体を覆っ
ている。そして、撥水性フィルタ310の縁部310a
は、当該撥水性フィルタ310により閉塞された開口端
部312aとは反対側の(筒状挿入部材312の)開口
端部312bにまで達している。反対側の開口端部31
2bは、鍔部として形成されているが、撥水性フィルタ
310は、その開口端部(鍔部)312bをも覆い、そ
の縁部310aを外部(シール部材314の下方)に覗
かせている。なお、図8(b)は、下方からシール部材
314を見た様子を示す図である。
【0092】この様に、撥水性フィルタ310の縁部3
10aを目視できるようにしておけば、撥水性フィルタ
310がシール部材314と筒状挿入部材312との間
に確実に挟まれているかどうか、ずれたり外れたりする
おそれがないかどうか等を検査することができるので好
ましい。
【0093】さて、上記第3実施例においては、筒状挿
入部材264の第2撥水性フィルタ262に閉塞された
開口端部264aを、通気孔58の開口端部58aか
ら、酸素センサ1の外部方向に突出させるものとして説
明した。この場合、シール部材は、外側表面(当該酸素
センサ外部に面する表面)が略平面状のものであっても
良いし、また図9(b)に示すシール部材314の様
に、酸素センサ1の内部方向に凹んだ凹面状の外側表面
314aを有するものであっても良い。何れにしても筒
状挿入部材312の、撥水性フィルタ310により閉塞
された開口端部312aを、通気孔316の開口端部3
16aから突出させておけば、上記のような効果(1
1)が得られる。
【0094】そして、水滴などの液体が撥水性フィルタ
に付着するのを防止するには、図9(a)に示す様に、
シール部材314の外側表面314aを凸面状に形成す
るとより好ましい。この様にすれば、外側表面314a
に液体が付いても流れ落ちやすい。つまり、外側表面3
14aに液体が溜まり難くなり、延いては、撥水性フィ
ルタ310を覆って通気性を低下させる可能性を抑制で
きる。そして、この効果を更に顕著なものとして得るに
は、図9(a)に示す様に、外側表面314aが、通気
孔316の当該酸素センサ外部に面する開口端部316
aにて、最も高く凸起する(盛り上がる)よう形成する
と良い。
【0095】なお、筒状挿入部材の外周面上において撥
水性フィルタがずれるのを抑制するための工夫として
は、例えば図10(a)〜(f)に示すようなものが考
えられる。図10(a)は、筒状挿入部材320の外周
面に貫通孔320aを設けるものとした場合を示す図で
ある。この様にすれば、通気孔の内周面と筒状挿入部材
320の外周面との間にて撥水性フィルタを挟むと、撥
水性フィルタが通気孔の内周面に押されて貫通孔320
aに食い込み、撥水性フィルタを係止することが可能と
なる。この図10(a)に示す貫通孔320aは、例え
ば筒状挿入部材320の側面を打ち抜くことで形成でき
るが、それに限らず、図10(b)に示す様に、筒状挿
入部材320の側面に切れ込み320bを設け、その部
分を筒状挿入部材320の内側に折ることによっても形
成することができる。なお、この貫通孔320aは請求
項の「係止部」として機能する。
【0096】また、筒状挿入部材320が鍔部320c
を有する場合には、図10(c)に示す様に、この鍔部
320cに切欠き部320dを設けることも考えられ
る。則ち、この鍔部320cに撥水性フィルタが掛かる
ようにすると、この切欠き部320dに撥水性フィルタ
が食い込むこととなる。これにより、撥水性フィルタの
ずれを抑制することができるのである。なお、鍔部32
0cに切欠き部320dを設けると、鍔部320cが有
るにも関わらず、容易に撥水性フィルタの縁部を目で見
て確認することができるという効果も奏する。
【0097】また図10(d)に示す様に、筒状挿入部
材320の軸方向に沿って延びる切れ込み320eを設
けるようにしても良い。こうすれば、通気孔の内周面と
筒状挿入部材320の外周面との間に撥水性フィルタを
挟んだ際に、この切れ込み320eに撥水性フィルタが
食い込むこととなり、これにより、撥水性フィルタの位
置ずれが防止できる。
【0098】また、図10(e)に示す様に、筒状挿入
部材320の外周面のうち、撥水性フィルタと接触する
部位に、テーパ部320fを設けると良い。この図10
(e)では、筒状挿入部材320の外周面が、撥水性フ
ィルタにより閉塞される開口端320g側から離れるほ
ど外径が小さくなるようなテーパ部320fとして形成
されているが、これに限らず、少なくとも撥水性フィル
タが接触する部分にテーパ部が形成されていれば良い。
この様な構成によれば、撥水性フィルタは、通気孔の内
周面と筒状挿入部材320の外周面との間に挟まれる
と、当該撥水性フィルタに塞がれる筒状挿入部材320
の開口端部320gとは反対の方向に、引っ張られるこ
ととなる。このため、撥水性フィルタの位置ずれが防止
されると共に、筒状挿入部材320の開口端部320g
における防水性が更に高められる。
【0099】また、図10(f)に示す様に、筒状挿入
部材320の外側面を、ローレット加工により粗面化す
ることも考えられる。粗面化方法としては、ローレット
加工の他にも、サンドブラスタ加工など様々考えられる
が、何れの方法でも良い。また、図10(f)は、筒状
挿入部材320の外側面の全体を粗面化するものとして
図示したものであるが、これに限らず、一部分だけでも
良い。
【0100】更に、図11に示す様に、筒状挿入部材4
20の開口端部420gを閉塞するよう、この開口端部
420gの外径寸法とほぼ同寸の円形状の撥水性フィル
タ462を適当な接着剤や溶着等470によって、一体
に接合し、その上で、シール部材17の挿入孔58に圧
入してもよい。
【0101】なお、上記各実施例、変形例において、シ
ール部材17の上面には予め樹脂等の親水性処理を施し
ておくと好ましい。これによって、撥水性フィルタ表面
全体を水が覆ってフィルタ機能を低下させる、といった
ことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例としての酸素センサを全体的に示
す破断面図である。
【図2】 第1実施例において、筒状カバー付近の構成
を示す説明図である。
【図3】 第1実施例において、シール部材および筒状
挿入部材の構成を示す説明図である。
【図4】 (a)は、第2実施例としての酸素センサに
おいて、シール部材および筒状挿入部材の構成を示す説
明図であり、(b)は、シール部材の第2通気孔に筒状
挿入部材を挿入した状態を示す断面図である。
【図5】 (a),(b)は、第3実施例としての酸素
センサにおいて、筒状挿入部材付近の構成を示す説明図
であり、(c)は、シール部材の第2通気孔に、この筒
状挿入部材を挿入した状態を示す断面図である。
【図6】 第3実施例の外嵌部材の変形例を示した説明
図である。
【図7】 通気孔付近の構成の変形例を示す説明図であ
る。
【図8】 通気孔付近の構成の変形例を示す説明図であ
る。
【図9】 シール部材の変形例を示す説明図である。
【図10】 筒状挿入部材の変形例を示す説明図であ
る。
【図11】 通気孔付近の構成の変形例を示す説明図で
ある。
【図12】 従来例としての酸素センサを示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1…酸素センサ、2…検出素子、2a…内側電極、2b
…外側電極、9…主体金具、9a…ネジ部、16…筒状
カバー、17,117,301,314…シール部材、
20,21…リード線、58,158…第2通気孔(通
気孔)、158a…係合部、60,160…挿通孔、6
2,162,262…第2撥水性フィルタ(撥水性フィ
ルタ)、64,164,264,305,307,31
2,320…筒状挿入部材、64b,164b,264
b,312b,320c…鍔部、262a,310a…
縁部(撥水性フィルタの縁部)、264a,312a,
320g…開口端部(筒状挿入部材の開口端部)、26
4c…段部、266…外嵌部材、266a…端部(外嵌
部材の端部)、303,316…通気孔(シール部材の
通気孔)、305…第1挿入部材(筒状挿入部材)、3
07…第2挿入部材(筒状挿入部材)、306,30
8,310…撥水性フィルタ、314a…外側表面(シ
ール部材の外側表面)、316a…開口端部(通気孔の
開口端部)、320a…貫通孔(筒状挿入部材の外周面
の係合部)、320d…切欠き部(筒状挿入部材の鍔部
の切欠き部)、320f…テーパ部(筒状挿入部材の外
周面のテーパ部)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅井 昌弘 愛知県名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日 本特殊陶業株式会社内 (72)発明者 石川 聡 愛知県名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日 本特殊陶業株式会社内 Fターム(参考) 2G004 BB01 BC02 BC07 BC09 BD05 BF19 BG05 BH02 BH09 BJ02

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸素イオン伝導性固体電解質体の第1お
    よび第2の面に電極が形成された検出素子と、 被測定ガスが流れる流路を形成する管の壁面に設けられ
    た取付孔に装着する装着部を有し、さらに該取付孔を介
    して該装着部よりも該管内側に前記第1の面が配置され
    るように前記検出素子を保持する主体金具と、 一端が該主体金具の前記装着部よりも前記管外側に接続
    され、他端に前記第2の面に大気を導入する通気孔およ
    び前記検出素子の両電極に接続されたリード線を通過さ
    せる挿通孔を有する柱状のシール部材を有する筒状カバ
    ーと、 前記通気孔を塞ぐ、通気性の撥水性フィルタと、 を備えたガスセンサであって、 前記撥水性フィルタをシート状に形成し、前記通気孔に
    嵌挿可能な筒状挿入部材によって、該通気孔に設けたこ
    とを特徴とするガスセンサ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のガスセンサにおいて、 前記撥水性フィルタは、該筒状挿入部材の開口端部を閉
    塞するよう、前記筒状挿入部材の外周面と前記通気孔の
    内周面との間にて挟持されて設けられたことを特徴とす
    るガスセンサ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のガスセンサにおいて、 前記筒状挿入部材の外周面のうち、前記撥水性フィルタ
    と接触する部位に、前記通気孔の内周面との間に該撥水
    性フィルタを挟んだ際に該撥水性フィルタを係止する係
    止部を設けたことを特徴とするガスセンサ。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載のガスセンサにお
    いて、 前記撥水性フィルタは、その縁部を目視できるよう、前
    記通気孔に設けられていることを特徴とするガスセン
    サ。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のガスセンサにおいて、 前記筒状挿入部材の外周に外嵌可能に形成された外嵌部
    材を備え、 前記撥水性フィルタは、前記外嵌部材の内周面と前記筒
    状挿入部材の外周面との間にて挟持されることにより、
    該筒状挿入部材の開口端部を閉塞するよう該筒状挿入部
    材に固定されたことを特徴とするガスセンサ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のガスセンサにおいて、
    前記撥水性フィルタは、当該撥水性フィルタにより閉塞
    される前記筒状挿入部材の開口端部の外周面と前記外嵌
    部材の内周面との間にて挟持されたことを特徴とするガ
    スセンサ。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6に記載のガスセンサにお
    いて、 前記筒状挿入部材の外周面に、前記外嵌部材が該筒状挿
    入部材の軸方向に移動するのを規制する規制部を設けた
    ことを特徴とするガスセンサ。
  8. 【請求項8】 請求項5〜7の何れかに記載のガスセン
    サにおいて、 前記外嵌部材と前記筒状挿入部材とは、互いに直接接触
    可能に構成されていることを特徴とするガスセンサ。
  9. 【請求項9】 請求項5〜8の何れかに記載のガスセン
    サにおいて、 前記撥水性フィルタは、その縁部を目視できるよう、前
    記筒状挿入部材に固定されたことを特徴とするガスセン
    サ。
  10. 【請求項10】 請求項2〜9の何れかに記載のガスセ
    ンサにおいて、 前記筒状挿入部材の外周面のうち、前記撥水性フィルタ
    と接触する部位は、粗面化されたことを特徴とするガス
    センサ。
  11. 【請求項11】 請求項2〜10の何れかに記載のガス
    センサにおいて、 前記筒状挿入部材の外周面のうち、前記撥水性フィルタ
    と接触する部位に、該撥水性フィルタにて閉塞される開
    口端部側から離れるほど外径が小さくなるテーパ部を有
    することを特徴とするガスセンサ。
  12. 【請求項12】 請求項2〜11の何れかに記載のガス
    センサにおいて、 前記筒状挿入部材の閉塞された開口端部は、前記通気孔
    の当該ガスセンサ外部に面する開口端部から突出してい
    ることを特徴とするガスセンサ。
  13. 【請求項13】 請求項2〜12の何れかに記載のガス
    センサにおいて、 前記撥水性フィルタは、加熱による収縮度合に異方性を
    有しており、その収縮し易い方向に予め長く構成された
    ことを特徴とするガスセンサ。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13の何れかに記載のガス
    センサにおいて、 前記通気孔は、前記シール部材に同軸に形成され、 前記筒状挿入部材は、前記シール部材よりも硬質の材料
    で形成されたことを特徴とするガスセンサ。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14の何れかに記載のガス
    センサにおいて、 前記筒状挿入部材は、その外周に、前記シール部材に係
    合する鍔部を有することを特徴とするガスセンサ。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載のガスセンサにおい
    て、 前記鍔部は、前記通気孔内部に形成された係合部に係合
    することを特徴とするガスセンサ。
  17. 【請求項17】 請求項15又は16に記載のガスセン
    サにおいて、 前記鍔部に、切欠き部を設けたことを特徴とするガスセ
    ンサ。
  18. 【請求項18】 請求項1〜17の何れかに記載のガス
    センサにおいて、 前記撥水性フィルタは、撥油性を有することを特徴とす
    るガスセンサ。
  19. 【請求項19】 請求項1〜18の何れかに記載のガス
    センサにおいて、 前記撥水性フィルタは、前記通気孔の軸方向に複数枚重
    ねて設けられていることを特徴とするガスセンサ。
  20. 【請求項20】 請求項1〜19の何れかに記載のガス
    センサにおいて、 前記シール部材の当該ガスセンサ外部に面する外側表面
    は、凸面状に形成されていることを特徴とするガスセン
    サ。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載のガスセンサにおい
    て、 前記外側表面は、前記通気孔の当該ガスセンサ外部に面
    する開口端部にて、最も高く凸起していることを特徴と
    するガスセンサ。
  22. 【請求項22】 請求項1に記載のガスセンサにおい
    て、 前記撥水性フィルタは、前記筒状挿入部材の開口端部を
    閉塞するように撥水性フィルタの外周縁を接合したこと
    を特徴とするガスセンサ。
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