JP2006139962A - 高周波機器,コネクタ抜け防止具及び配線システム - Google Patents

高周波機器,コネクタ抜け防止具及び配線システム Download PDF

Info

Publication number
JP2006139962A
JP2006139962A JP2004326895A JP2004326895A JP2006139962A JP 2006139962 A JP2006139962 A JP 2006139962A JP 2004326895 A JP2004326895 A JP 2004326895A JP 2004326895 A JP2004326895 A JP 2004326895A JP 2006139962 A JP2006139962 A JP 2006139962A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
plug
seat
connector seat
lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004326895A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashige Hiramatsu
正成 平松
Yoshiro Hoshino
義朗 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maspro Denkoh Corp
Original Assignee
Maspro Denkoh Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maspro Denkoh Corp filed Critical Maspro Denkoh Corp
Priority to JP2004326895A priority Critical patent/JP2006139962A/ja
Publication of JP2006139962A publication Critical patent/JP2006139962A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

【課題】簡単・確実且つ安価なコネクタ抜け防止具
【解決手段】コネクタ座を備えたケースと,該ケースを収納すると共に前記コネクタ座が突出する開口部を有する化粧ケースと,前記コネクタ座が突出した状態で前記開口部を閉塞する蓋体とからなり,前記化粧ケースと前記蓋体とは着脱自在に固着し,前記蓋体における前記コネクタ座の軸線に直交する位置の壁面には,前記コネクタ座の外径よりやや大きい寸法で前記壁面の一方側の端部から切欠いた切欠部と,該切欠部に連設して前記コネクタ座の周径の半分を囲うよう,前記蓋体で開口部を閉塞した状態で前記コネクタ座の中心軸線に対して同心形状に形成された湾曲部とからなる凹部と,前記コネクタ栓に具備された接栓収容部の外周には係止部が形成され,前記コネクタ栓と前記コネクタ座との接続時に蓋体を化粧ケースに装着して,前記蓋体の湾曲部と前記コネクタ栓の係止部とは嵌合する。

【選択図】 図2

Description

本発明は,主にテレビ共同共同受信機器に利用される同軸コネクタの接続において,一方のコネクタが他方のコネクタから抜けるのを防止するの抜け防止に関し,詳しくはそのコネクタの抜け防止具の構造に関する。
従来,テレビ共同受信用機器のコネクタは,コネクタ栓には同軸ケーブルの編組導体と接続されるケーブル連結部と,当該ケーブル連結部の基端部に軸方向に移動可能に且つ円周方向に回転可能に枢着したリング状係合部と,前記ケーブル連結部と前記係合部との間の弾性緩衝作用を行う弾性部材とを有し,前記係合部には端面近傍の内方に突設させた係止片を備え,
コネクタ座には,該コネクタ座の周面に形成されたねじ面に設けた導入部,誘導部及び係止部の一連からなる溝を形成して,この溝に前記コネクタ栓に形成された係止片を係合させて接続する構成となっていたので,この同軸コネクタ栓は前記リング状係合部を回転操作するだけでコネクタ座に接続でき,しかも強固に取り付けできた。また,前記ケーブル連結部と係合部との間に設けた弾性部材による弾性緩衝作用によって円滑に脱着操作が行える構成となっていた。
(例えば,特許文献1参照)
特許3034534号公報
しかし,従来の同軸コネクタ栓によると,リング状係合部の端面の内方に係止片を設けたことにより,この同軸コネクタ栓は取り付けられるコネクタ座に係止用の溝が形成された専用のコネクタ座でないと取り付けができないことになり,前記コネクタ座は他の構成の同軸コネクタ栓を受け入れることが出来る汎用性を有していても,当該同軸コネクタ座に摺動固着させることができる一般的にあるコネクタ栓を取り付けた場合は,取り付け強度が落ちるといった問題が生じる。
また,この実施例に示す同軸コネクタは係止片を有するため,前記コネクタ座と一対一で使用する必要があり汎用性の点で問題があった。
また,接続の操作性の向上と,接続後の取り付け強度向上のために備えられた弾性部材は,止リングによって保持された皿ばねや,コネクタ座の先端面に当接する菊型ばねと言った複数の構成部品から構成されているので,構造が複雑になると共に,延いては製品のコストアップになるといった問題があった。
そこで本願においては,こうした問題点を解決するためになされたものであり,
その目的は,簡単且つ安価にコネクタの抜け防止を行うことができるコネクタ抜け防止具を提供することにある。
他の目的は,簡単且つ安価であっても固着力の優れた接続を行うことのできる同軸コネクタの抜け防止具を提供することにある。
他の目的は,同軸ケーブルを引っ張っても抜け難い同軸コネクタを提供するための止具を提供することにある。
他の目的は,テレビ共同受信工事における設置工事が簡単に行うことができる同軸コネクタの抜け防止具を提供することにある。
他の目的は,簡単且つ安価にコネクタの抜け防止を行うことができるコネクタ抜け防止具を備えた高周波機器を提供することにある。
他の目的は,簡単且つ安価であっても固着力の優れた接続を行うことのできる同軸コネクタの抜け防止具を備えた高周波機器を提供することにある。
他の目的は,同軸ケーブルを引っ張っても抜け難い同軸コネクタを提供するための止具を備えた高周波機器を提供することにある。
他の目的は,テレビ共同受信工事における設置工事が簡単に行うことができる同軸コネクタの抜け防止具を備えた高周波機器を提供することにある。
他の目的は,テレビ共同受信工事における設置工事が簡単に行うことができる同軸コネクタの抜け防止具を備えた配線システムを提供することにある。
上記課題を解決するために,請求項1の発明は,少なくともコネクタ座が取り付けられたケースと,当該ケースを収納すると共に前記コネクタ座が突出するように形成された開口部を有する化粧ケースと,前記コネクタ座が突出した状態で前記開口部を閉塞可能に形成した蓋体と,から成る高周波機器において,
前記化粧ケースと前記蓋体とは着脱自在に固着できるよう係合手段を備え,
前記蓋体における前記コネクタ座の軸線に直交する位置に配設される壁面には,前記コネクタ座の外径よりやや大きい寸法で前記壁面の一方側の端部から切欠いた切欠部と,当該切欠部に連設して前記コネクタ座の少なくとも周径の半分を囲う大きさで,前記蓋体で開口部を閉塞した状態において前記コネクタ座の中心軸線に対して同心形状に形成された湾曲部とからなる凹部が形成されるように構成される。
請求項2の発明は,請求項1に記載の高周波機器において,前記コネクタ座に嵌挿されるコネクタ栓に具備された筒状の接栓収容部の外周には,係止部が形成され,
前記コネクタ栓と前記コネクタ座とを接続した状態において前記蓋体を前記化粧ケースに装着したときに,前記蓋体の湾曲部と前記コネクタ栓の係止部とは,前記コネクタ栓の回転方向に対しては回転自在に,前記コネクタ栓が前記コネクタ座から抜ける方向に対しては抜けを防止となるように嵌合させるように構成した。
請求項3の発明は,少なくともコネクタ座が取り付けられたケースと,当該ケースを収納すると共に前記コネクタ座が突出するように形成された開口部を有する化粧ケースと,前記コネクタ座が突出した状態で前記開口部を閉塞可能に形成した蓋体と,から成る高周波機器におけるコネクタ抜け防止具において,
前記コネクタ座に嵌挿されるコネクタ栓に具備された筒状の接栓収容部の外周には,係止部が形成され,前記蓋体は,該蓋体を前記コネクタ栓と前記コネクタ座とを接続した状態において前記化粧ケースに装着したときに,前記蓋体に形成された湾曲部と前記コネクタ栓に形成された係止部とが相互に嵌合することによって,前記コネクタ栓の回転方向に対しては回転自在に,前記コネクタ栓が前記コネクタ座から抜ける方向に対しては抜けを防止とするように構成する。
請求項4の発明は,請求項1又は請求項2に記載の高周波機器若しくは請求項3に記載のコネクタ抜け防止具を備えさせて配線システムを構成する。
請求項5の発明は,請求項1又は請求項2に記載の高周波機器若しくは請求項3に記載のコネクタ抜け防止具若しくは請求項4に記載の配線システムにおいて,前記コネクタ栓及びコネクタ座は同軸F型で構成されたテレビ共同受信機器用であることを特徴とした。
請求項1の発明によれば,上記課題を解決するために,請求項1の発明は,少なくともコネクタ座が取り付けられたケースと,当該ケースを収納すると共に前記コネクタ座が突出するように形成された開口部を有する化粧ケースと,前記コネクタ座が突出した状態で前記開口部を閉塞可能に形成した蓋体と,から成る高周波機器において,
前記化粧ケースと前記蓋体とは着脱自在に固着できるよう係合手段を備え,
前記蓋体における前記コネクタ座の軸線に直交する位置に配設される壁面には,前記コネクタ座の外径よりやや大きい寸法で前記壁面の一方側の端部から切欠いた切欠部と,当該切欠部に連設して前記コネクタ座の少なくとも周径の半分を囲う大きさで,前記蓋体で開口部を閉塞した状態において前記コネクタ座の中心軸線に対して同心形状に形成された湾曲部とからなる凹部が形成されるように構成したので,
例えば前記コネクタ座に嵌挿する筒状の接栓収容部の外周面に係止部を備えたコネクタ栓を取り付けることによって,前記コネクタ座と前記コネクタ栓とを接続した状態において蓋体を開口部に取り付けたときに,前記蓋体に形成された前記湾曲部と前記係止部とを嵌合させるように構成することによって,プラグ接続方式であっても前記コネクタ座からコネクタ栓が抜け難い高周波機器を提供できるのである。
請求項2の発明は,請求項1に記載の高周波機器において,前記コネクタ座に嵌挿されるコネクタ栓に具備された筒状の接栓収容部の外周には,係止部が形成され,
前記コネクタ栓と前記コネクタ座とを接続した状態において前記蓋体を前記化粧ケースに装着したときに,前記蓋体の湾曲部と前記コネクタ栓の係止部とは,前記コネクタ栓の回転方向に対しては回転自在に,前記コネクタ栓が前記コネクタ座から抜ける方向に対しては抜けを防止となるように嵌合させるように構成したので,
前記コネクタ座と前記コネクタ栓とを接続した状態において蓋体を開口部に取り付けたときに,前記蓋体に形成された前記湾曲部と前記係止部とを嵌合さてることによって,プラグ接続方式であっても前記コネクタ座からコネクタ栓が抜け難い高周波機器を提供できるのである。
請求項3の発明は,少なくともコネクタ座が取り付けられたケースと,当該ケースを収納すると共に前記コネクタ座が突出するように形成された開口部を有する化粧ケースと,前記コネクタ座が突出した状態で前記開口部を閉塞可能に形成した蓋体と,から成る高周波機器におけるコネクタ抜け防止具において,
前記コネクタ座に嵌挿されるコネクタ栓に具備された筒状の接栓収容部の外周には,係止部が形成され,前記蓋体は,該蓋体を前記コネクタ栓と前記コネクタ座とを接続した状態において前記化粧ケースに装着したときに,前記蓋体に形成された湾曲部と前記コネクタ栓に形成された係止部とが相互に嵌合することによって,前記コネクタ栓の回転方向に対しては回転自在に,前記コネクタ栓が前記コネクタ座から抜ける方向に対しては抜けを防止とするように構成したので,
前記コネクタ座と前記コネクタ栓とを接続した状態において蓋体を開口部に取り付けたときに,前記蓋体に形成された前記湾曲部と前記係止部とを嵌合さてることによって,前記蓋体を前記コネクタ座からコネクタ栓が抜け難いプラグ接続方式の高周波機器に適したコネクタ抜け防止具として提供できるのである。
請求項4の発明は,請求項1又は請求項2に記載の高周波機器若しくは請求項3に記載のコネクタ抜け防止具を備えさせて配線システムを構成したので,
プラグ接続方式の接続であっても信頼性の高く,取付性の良い配線システムを提供できる。
請求項5の発明は,請求項1又は請求項2に記載の高周波機器若しくは請求項3に記載のコネクタ抜け防止具若しくは請求項4に記載の配線システムにおいて,前記コネクタ栓及びコネクタ座は同軸F型で構成されたテレビ共同受信機器用であるように構成したので
同軸F型のプラグ接続方式であっても高信頼で取付けの簡単な高周波機器若しくは配線システム若しくはテレビ共同受信システムを提供できる。。
以下に,本発明を具体化した実施形態の例を,図面を基に詳細に説明する。
図1は本願に係るコネクタ抜け防止具を備えた高周波機器の実施形態としての電源部の斜視図であり,図2は分解斜視図である。図3(a),(b)はコネクタ栓の接栓収容部に形成した係止部の形状を示す実施例である。図4は図2のA−A線断面図である。図5はコネクタ抜け防止具と係止部との寸法関係を示す前面図である。図6は本願のコネクタ抜け防止具を用いたテレビ共同受信システムの例である。
尚,以下の説明において方向を示す場合は,特に明示した場合を除いて図1における状態における方向を基準として示す。(例えばコネクタ栓の取り付け方向は前面側である。)
図を基に本願の高周波機器の好適例として,テレビ共同受信機器用の電源分離型ブースターの電源部を用いて説明する。
本願の実施例では1は電源部であり,合成樹脂材料を金型成形したケース本体10aとケースカバー10bとからなる化粧ケース10の内部に,例えば電源回路と高周波通過回路と電源分離フィルター等を構成したプリント配線板11が収納させてあり,アンテナ31・32,ブースター33,分配器34,テレビ端子36や同軸ケーブル35,9等を介して伝送された信号は,入力端子INからプリント配線板11に形成された電源分離フィルターを及び高周波通過回路を介して出力端子OUTに接続され,該出力端子OUTにはテレビ受像機40等に同軸ケーブル8を介して高周波信号を伝送するように構成されている。
また,前記入力端子INからは前記ブースター33に対して,前記電源回路において生成された例えばDC15Vの電源を,前記電源分離フィルターからプリント配線板に形成された高周波信号線に重畳させることによって電源供給できるように構成されている。
更に本願の電源部1においては,前記ブースター33から同軸ケーブル35等を介して入力されたテレビ信号を通過させる少なくとも高周波回路部分については,外部からの妨害電波による妨害を受けないように金属材料を金型で成型したケース2に収納されるように形成してシールド性の良い構造としている。
このケース2は金属材料を折り曲げ加工して形成した枠体3と,当該枠体3の開口端を閉塞可能で,周縁に前記開口端の周縁部を摺動固着可能な係止爪を一体的に形成したケース蓋体4とを備えており,本願に実施例では前記入力端子IN及び出力端子OUTは,前記ケース2の手前側の側面3aに圧着カシメ等によって取り付けられている。本願の実施例においては,前記ケース蓋体4は枠体3の上面方向から被せるように構成され,ケース2の底面側の開口端には前記プリント基板11における導電材料をシールド材として用いるように,半田付け等の手段によって前記プリント基板11に固着されている。
本願の実施例においては,前記入力端子INと出力端子OUTに備えられた夫々のコネクタ座IN,OUTの周面には雄螺子が形成されており,プラグ接続方式でも,螺合による接続方式でも対応可能なように構成されている。尚この実施例では前記入力端子INと前記出力端子OUTが請求項に示すコネクタ座である。
前記化粧ケース10のケースカバー10bには,前記コネクタ座に対して同軸ケーブル8,9の配線が外部から可能なように,前記コネクタ座を備えたケース2に対応する位置に前記ケース2を奥行方向と左右方向の3方から囲むように形成して成る側壁によって開口部12が形成され,この開口部12内に前記ケース2が収納されると共に,前記コネクタ座は化粧ケース10の手前側方向に突出するように配設されている。
更にケースカバー10bの開口部12には蓋体15が取り付けられる。この蓋体15は化粧ケースと同じ材料を用いて金型によって成型されたものであり,上面板15aと前記コネクタ座が備えられたケース2の側面3aに対向する位置に配設された壁面15bとからなる断面略く字型に形成されている。
更に前記壁面15bには前記接栓座軸線方向に対向した位置に,該壁面15bの下方側の端部から切欠いた切欠部16a,17aと,当該切欠部16a,17aに連設して前記コネクタ座IN,OUTの少なくとも周径の半分を囲う大きさで,前記蓋体15によって開口部を閉塞した状態において前記コネクタ座の中心軸線に対して同心形状に形成された湾曲部16b,17bと,からなる凹部16,17が対設されている。
18は上面板から一体的に成形された係止爪であり,ケースカバー10bに形成された開口部であって,前記蓋体15を開口部に取り付けた状態において,前記係止爪18に対向される位置に形成した係止孔13に嵌合して前記蓋体15とケースカバー10bとを着脱自在に固着するように形成されている。尚,前記係止爪18と係止孔13とでもって請求孔に記載の係合手段を形成している。
8,9は先端部に同軸F型コネクタ栓を取り付けた同軸ケーブルである。本願の実施例に示すこの同軸F型コネクタは,前記コネクタ座IN,OUTに嵌挿される筒状の接栓収容部8a,9aと,スリーブ8b,9bとから成る。この前記接栓収容部8a,9aは金属材料を成型したものであり,本願の実施例では前記コネクタ座に摺動固着できるようバネ性を備えさせてある。尚,取り付け性を向上させるために前記接栓収容部の内周に弾性部材からなるバネ材を備えさせても良い。また,前記接栓収容部8a,9aの外周の先端部近傍には係止部18,19が周面から外方向に突出するように一体的に形成されている。この係止部の具体的実施例について図3に示す。(a)は接栓収容部の周面から凸部を突設したものであり,(b)は接栓収容部の周面に凹部を形成したものである。
次に,本願の特長であるコネクタ栓とコネクタ座の抜け防止構造について詳細に説明する。
本願に示される蓋体15は,化粧カバー10外側からコネクタ座に対する接続を容易とするために形成した開口部を閉塞し,化粧ケース10の外形に美観を与えるためのものであると共に,前記コネクタ座とコネクタ栓を接続した状態においてコネクタが抜け落ちるのを防止可能に形成したコネクタ抜け防止具の働きを合わせ持つように構成したものである。
このときの蓋体15の取付方法と,該蓋体15とコネクタ栓8,9との嵌合の状態を示す実施例を図4及び5に示す。この図4は図2に示すA−A線の断面図であり,図5はコネクタ座の突出方向からみた前面図である。
係止部18,19が形成された同軸ケーブル8,9はケース2に具備された接栓座に接続される。つぎにケースカバー10bの開口部12に蓋体15を取り付けるのであるが,このときコネクタ抜け防止具15に形成された凹部16,17を形成する切欠部16a,17aの幅W1は,前記コネクタ栓の接栓収容部8a,9aの外形幅W2よりやや大きい寸法で形成されており,前記切欠部16a,17aの位置が前記接栓収容部8a,9aの手前側方向(図4における接栓収容部の右側方向)となるように配設してから,前記接栓収容部8a,9aを挿通させるように開口部に載置する。
このとき開口部12を形成する左右方向の側壁の上端部には段部12a,12aが形成されているので,前記蓋体15を開口部に載置した状態において,前記段部12a,12aと前記蓋体15の両端部の裏面とが当接するように構成されている。
次にこのような状態にある蓋体15をケースカバーの図4における左側方向に押付けるのであるが,これによって蓋体15に形成された係止爪18とケースカバー10bの開口部12に備えた係止孔13とから成る係止手段によって,前記蓋体15はケースカバー10bに着脱自在に固着されるのである。
更にこの状態において,前記蓋体15の壁面15bに形成された湾曲部16b,17bの内面側周縁部と前記接栓収容部8a,9aに形成された係止部18,19の外側方向に位置する側面とが当接若しくは近傍に位置するように構成されている。
また,前記湾曲部16b,17bは,前記蓋体15をケースカバー10bに取り付けたときに,少なくとも前記コネクタ座IN,OUTの周径の半分を囲うようにコネクタ座の中心軸線に対して同心形状に形成されており,前記接栓収容部8a,9aに形成された係止部18,19の外形寸法W3は前記湾曲部16b,17bの内径寸法(即ち,切欠部の開口幅の最少寸法)W1より大きく形成されているので,前記湾曲部16b,17bの内面側周縁部全てと前記接栓収容部8a,9aに形成された係止部18,19の外側方向に位置する側面の半周分とが相互に対向させるように構成されている。従ってコネクタの接続した状態において前記蓋体15が着脱自在であるような構成であっても,係止部の対向する面積を最大限に備えさせて,同軸ケーブルのコネクタ栓が,前記コネクタ座の回転方向には回転自在に,引き抜け方向には引き抜け難い接続ができるコネクタ抜け防止構造を提供できるのである。
尚,本願の実施例においては,コネクタを接続して状態において蓋体15をケースカバー10bに取り付けたときに,前記蓋体15の壁面15bに形成された湾曲部16b,17bの内面側周縁部と前記接栓収容部8a,9aに形成された係止部18,19の外側方向に位置する側面とが当接若しくは近傍に位置するように構成した例を示したが,例えば係止部18,19を図3(b)に示すように凹部を形成したものであるように構成した場合は,前記湾曲部が前記係止部の凹部に嵌め込まれて嵌合するように構成し,蓋体15の取り付けは,例えば化粧ケースの上方から湾曲部を係止部に嵌合させるように取り付けるように構成すればよい。
このように構成されたコネクタ抜け防止具15を用いたテレビ共同受信システムの工事例について図6を用いて説明する。
この実施例では例えばアンテナ31,32からの引込み線にブースター33を介して信号を宅内に引き込み,該信号を2分配器34において2分配してから,同軸ケーブル35を介してテレビ端子36から引き込む例を示している。このような通常の共同受信工事の場合は,接続の信頼性を高めるために電源部1に備えたコネクタ座と同軸F型コネクタ栓とは,雌螺子と雄螺子を螺合させて固着するように構成されたものを用い接続するものが一般的であったが。例えばテレビ端子36から電源部1及び電源部1からテレビ受像機40に接続するようなケーブル8,9の場合は,一般的ユーザーであっても取り付けたり取り外したりする場合が有って,プラグ接続方式のコネクタ接続であれば着脱の作業が容易となるし,F型コネクタ栓を同軸ケーブルの先端部に取り付ける加工の手間に対して簡単に取り付けが済むのである。
しかしながら,プラグ接続方式ではその簡易性により接続状態が緩んでしまうことがあり,信頼性の面において問題があった。
これに対して本願のコネクタ抜け防止具15を備えた電源部1を用いることによって,コネクタ栓とコネクタ座とが摺動固着によって摺動固着される取り付け性の容易なプラグ接続であっても,係止部が予め形成されたコネクタ栓に用意して,蓋体に形成され凹部と相互に嵌合するように構成することによって,取付性の容易性はプラグ接続方式と全く同じでありながら,コネクタ座からコネクタ栓が外れることがないの信頼性の高いコネクタ抜け防止具を備えた共同受信機器を提供できるのである。
また,コネクタ栓は一般的に売られている,予めプラグ等を備えた同軸ケーブルであって係止部が形成されていないものであっても,螺合方式による接続の場合であっても,本願のコネクタ抜け防止具15によって取付け性を損なうことなく接続することができるので,汎用性の点においても全く問題のない共同受信関連機器及び配線システムを提供できるのである。

尚,本発明は上記実施の形態に示す如く電源部において用いられるばかりでなく,例えばビデオブースター等の受信関連機器に応用しても良く,さらには本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の構成を適宜に変更して実施することも可能である。
本願に係るコネクタ抜け防止具を備えた高周波機器の実施形態を示す斜視図である。 分解斜視図である。 (a)コネクタ栓の係止部の形状を示す実施例であり。(b)はコネクタ栓の係止部の異なる形状を示す実施例である。 図2のA−A線断面図である。 コネクタ抜け防止具と係止部との寸法関係を示す前面図である。 本願のコネクタ抜け防止具を用いたテレビ共同受信システムの例である。
符号の説明
1…電源部(高周波機器),2…ケース,3…枠体,3a…側面,4…ケース蓋体,5…,6…,7…ACコード,8・9…同軸ケーブル,8a・9a…接栓収容部,8b・9b…スリーブ,10…化粧ケース,10a…ケース本体,10b…ケースカバー,11…プリント配線板,12…開口部,12a…段部,13…係止孔,15…蓋体,15a…上面部,15b…側壁,16・17…凹部,16a・17a…切欠部,16b,17b…湾曲部,18…係止部,30…建築物,31…軒下(設置面),31・32…アンテナ,33…ブースター,34…分配器,35…同軸ケーブル,36…テレビ端子,37・38…テレビ接続ケーブル,40…テレビ受像機

Claims (5)

  1. 少なくともコネクタ座が取り付けられたケースと,当該ケースを収納すると共に前記コネクタ座が突出するように形成された開口部を有する化粧ケースと,前記コネクタ座が突出した状態で前記開口部を閉塞可能に形成した蓋体と,から成る高周波機器において,
    前記化粧ケースと前記蓋体とは着脱自在に固着できるよう係合手段を備え,
    前記蓋体における前記コネクタ座の軸線に直交する位置に配設される壁面には,前記コネクタ座の外径よりやや大きい寸法で前記壁面の一方側の端部から切欠いた切欠部と,当該切欠部に連設して前記コネクタ座の少なくとも周径の半分を囲う大きさで,前記蓋体で開口部を閉塞した状態において前記コネクタ座の中心軸線に対して同心形状に形成された湾曲部とからなる凹部が形成されたことを特徴とした高周波機器。
  2. 前記コネクタ座に嵌挿されるコネクタ栓に具備された筒状の接栓収容部の外周には,係止部が形成され,
    前記コネクタ栓と前記コネクタ座とを接続した状態において前記蓋体を前記化粧ケースに装着したときに,前記蓋体の湾曲部と前記コネクタ栓の係止部とは,前記コネクタ栓の回転方向に対しては回転自在に,前記コネクタ栓が前記コネクタ座から抜ける方向に対しては抜けを防止となるように嵌合させるように構成したことを特徴とした請求項1に記載の高周波機器。
  3. 少なくともコネクタ座が取り付けられたケースと,当該ケースを収納すると共に前記コネクタ座が突出するように形成された開口部を有する化粧ケースと,前記コネクタ座が突出した状態で前記開口部を閉塞可能に形成した蓋体と,から成る高周波機器におけるコネクタ抜け防止具において,
    前記コネクタ座に嵌挿されるコネクタ栓に具備された筒状の接栓収容部の外周には,係止部が形成され,
    前記蓋体は,該蓋体を前記コネクタ栓と前記コネクタ座とを接続した状態において前記化粧ケースに装着したときに,前記蓋体に形成された湾曲部と前記コネクタ栓に形成された係止部とが相互に嵌合することによって,前記コネクタ栓の回転方向に対しては回転自在に,前記コネクタ栓が前記コネクタ座から抜ける方向に対しては抜けを防止とするように構成したことを特徴としたコネクタ抜け防止具。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の高周波機器若しくは請求項3に記載のコネクタ抜け防止具を備えたことを特徴とした配線システム。
  5. 前記コネクタ座及び前記コネクタ栓が同軸F型で構成されたテレビ共同受信用機器であることを特徴とした請求項1又は請求項2に記載の高周波機器若しくは請求項3に記載のコネクタ抜け防止具若しくは請求項4に記載の配線システム。
JP2004326895A 2004-11-10 2004-11-10 高周波機器,コネクタ抜け防止具及び配線システム Pending JP2006139962A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004326895A JP2006139962A (ja) 2004-11-10 2004-11-10 高周波機器,コネクタ抜け防止具及び配線システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004326895A JP2006139962A (ja) 2004-11-10 2004-11-10 高周波機器,コネクタ抜け防止具及び配線システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006139962A true JP2006139962A (ja) 2006-06-01

Family

ID=36620660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004326895A Pending JP2006139962A (ja) 2004-11-10 2004-11-10 高周波機器,コネクタ抜け防止具及び配線システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006139962A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009146838A (ja) * 2007-12-18 2009-07-02 Tdk Corp Acインレットフィルタ
JP2013161531A (ja) * 2012-02-01 2013-08-19 Nippon Dengyo Kosaku Co Ltd 端子取付板

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009146838A (ja) * 2007-12-18 2009-07-02 Tdk Corp Acインレットフィルタ
JP2013161531A (ja) * 2012-02-01 2013-08-19 Nippon Dengyo Kosaku Co Ltd 端子取付板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI558022B (zh) 具有耦合器和固持及釋放機制的推入固定式纜線連接器
CA2675514C (en) Panel mount electrical connector
JP4648974B2 (ja) アンテナ付きハンドマイクのケーブルを携帯無線機本体へ接続するためのコネクタ
JP2005235476A (ja) 防水中継コネクタ
JP2004355987A (ja) 防水型モジュラコネクタ
JP2003504824A (ja) 直角型高周波コネクタ
JP2006139962A (ja) 高周波機器,コネクタ抜け防止具及び配線システム
JP2000040564A (ja) 電子機器用同軸プラグ
JP2002170638A (ja) 同軸ケーブル用コネクタ
WO2006082882A1 (ja) 電源コンセント用カバープレートとそれを用いた電源コンセントに接続するアダプタ及び電源プラグ
JP3393073B2 (ja) マイクロホンの取付装置
JP4504154B2 (ja) コネクタ抜け防止具
JP4493425B2 (ja) テレビ共同受信機器
EP3410541B1 (en) A connector holder plate, and a connector and a cable holding kit for an outlet box assembly
JP3108222U (ja) 同軸プラグ
JP3364451B2 (ja) ロックコネクタ
JP3056903B2 (ja) テレビターミナル
JP2006120452A (ja) 配線システム
JP3770090B2 (ja) テレビコンセント
JP2006210291A (ja) コネクタ抜け防止具,テレビ共同受信機器,及び配線システム
JP2006129648A (ja) 直列ユニット及び直列ユニット用のパネル
JPH07220777A (ja) テレビターミナルユニット
JP2006129647A (ja) 直列ユニット及び直列ユニット用のパネル
JP3063737B2 (ja) テレビターミナル
JP2003309380A (ja) 電子機器における蓋体の繋ぎ止め構造