JP2006137240A - タイヤのシーリング・ポンプアップ装置 - Google Patents

タイヤのシーリング・ポンプアップ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 電源ケーブルをキンクが発生し得る限界曲率半径よりも小さい曲率半径で変形することを防止しつつ、この電源ケーブルを装置外部へ延出しないようにコンパクトに保管する。
【解決手段】
ポンプアップ装置10では、装置の非使用時に、ケーシング12の一部として形成されたケーブル巻取部30が電源ケーブル22をループ状に巻き取って保管すると共に、この保管状態にある電源ケーブル22を所定の限界曲率半径よりも大きい曲率半径に保持する。これにより、電源ケーブル22をキンクが発生し得る限界曲率半径以下の曲率半径で変形することを確実に防止しつつ、この電源ケーブル22を装置外部へ延出しないようにコンパクトな状態に保管できるので、例えば、長期間に亘って電源ケーブル22をケーブル巻取部30に巻き付けたまま保管しても、この電源ケーブル22にキンクが発生することを防止できる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、空気入りタイヤ内に圧縮空気を供給して空気入りタイヤの内圧を昇圧するタイヤのシーリング・ポンプアップ装置に関する。
近年、空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」という。)がパンクした際に、タイヤ及びホイールを交換することなく、タイヤのパンク穴をシーリング剤により修理して所定の基準圧まで内圧を加圧(ポンプアップ)するタイヤのシーリング・シーリング・ポンプアップ装置(以下、単に「シーリング・ポンプアップ装置」という。)が普及している。この種のシーリング・ポンプアップ装置としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。この特許文献1に示されたシーリング・ポンプアップ装置は、圧縮空気を発生するエアコンプレッサ、シーリング剤を収容した液剤容器、エアコンプレッサへ電源を供給するための電源部がそれぞれ単一のケーシング内に収納された一体型のものとして構成されている。このシーリング・ポンプアップ装置には、ケーシング内にケーブル収納部及びホース収納部がそれぞれ中空状の空間として設けられており、ケーブル収納部内には、ケーシング内に車両側に設けられたシガーソケットを電源部と接続するための電源ケーブルが収納可能とされ、またホース収納部内には、エアコンプレッサをタイヤのタイヤバルブへ接続するためのエアホースが収納可能とされている。
ところで、上記のようにシーリング・ポンプアップ装置では、装置サイズを可能なかぎり小型とすることが要求されるので、ケーシング内に設けられるケーブル収納部及びホース収納部も十分に大きい内容積を確保することが困難になる。このため、電源ケーブル及びエアホースは、それぞれループ状となるように丸められるか、又はつづら状に折りまとめられてケーブル収納部及びホース収納部内へ挿入され、この状態まま収納される。
欧州特許公報 EP0972616B1(Fig2)
しかしながら、シーリング・ポンプアップ装置に用いられる電源ケーブル又はエアホースは、その材質や構造等に応じて固有のキンクの生じ難さ(耐キンク性)を有しており、電源ケーブル及びエアホースには、湾曲等の変形部分における曲率半径が所定の限界曲率半径よりも小さい状態に維持されるキンクが発生し得る。但し、このようなキンクは、雰囲気温度及び電源ケーブル及びエアホースが変形したまま状態に維持される経過時間に大きな影響を受ける。具体的には、雰囲気温度が低いほど、電源ケーブル及びエアホースの素材となる樹脂材料が硬化することから、電源ケーブル及びエアホースにはキンクが発生し易くなり、また電源ケーブル及びエアホースが変形したまま状態に維持される時間が長くなるほど、電源ケーブル及びエアホースの素材となる樹脂材料が経時的に劣化(脆化)することから、この場合にもキンクが発生し易くなる。
ここで、電源ケーブル及びエアホースがそれぞれケーブル収納部及びホース収納部内へ挿入される際に、通常、これらは手作業でループ状に巻き取られ、又はつづら状に折りまとめられる。このため、これらの電源ケーブル及びエアホースにおける一部が非常に小さい曲率半径で湾曲されたり、又は屈曲されたりすることを確実に防止することは困難である。
また、キンクが発生した電源ケーブル又はエアホースをケーブル収納部又はホース収納部内から取り出して直線状に復元したり、又はパンク修理完了後に電源ケーブル又はエアホースをケーブル収納部又はホース収納部内に挿入するため変形する際には、電源ケーブル又はエアホースにはキンクを起点する破損が生じ易い。このような破損が発生した電源ケーブルをエアコンプレッサ等への電源供給に用いると、漏電やショートが発生する危険があり、またキンクが発生したエアホースをエアコンプレッサからタイヤへのアクチュエータの供給に用いると、圧縮空気の流通時に作用する空気圧によりエアホースに穴が空いたり、破断したりするおそれがある。
本発明の目的は、上記事実を考慮して、電源ケーブルをキンクが発生し得る限界曲率半径よりも小さい曲率半径で変形することを確実に防止しつつ、この電源ケーブルを装置外部へ延出しないようにコンパクトに保管できるタイヤのシーリング・ポンプアップ装置を提供することにある。
本発明の請求項1に係るタイヤのシーリング・ポンプアップ装置は、パンクした空気入りタイヤ内に液状のシーリング剤を注入した後、空気入りタイヤ内へ加圧空気を供給して空気入りタイヤの内圧を昇圧するタイヤのシーリング・ポンプアップ装置であって、電源供給を受けて圧縮空気を発生するエアコンプレッサと、前記エアコンプレッサに電源を供給するための電源供給部と、装置の外殻部を構成すると共に、前記エアコンプレッサ及び前記電源供給部を収納したケーシングと、前記電源供給部から前記ケーシングの外側へ延出し、先端部に装置外部の電源ソケットに挿脱可能とされた接続プラグが設けられた電源ケーブルと、前記ケーシングの一部として形成され、前記電源ケーブルの非使用時に、前記電源ケーブルをループ状に巻き取って保管すると共に、該電源ケーブルをキンクが発生し得る限界曲率半径よりも大きい所定の曲率半径に保持するケーブル巻取部と、を有することを特徴とする。
本発明の請求項1に係るタイヤのシーリング・ポンプアップ装置では、電源ケーブルの非使用時に、ケーシングの一部として形成されたケーブル巻取部が電源ケーブルをループ状に巻き取って保管すると共に、この保管状態にある電源ケーブルをキンクが発生し得る限界曲率半径よりも大きい曲率半径に保持することにより、電源ケーブルをキンクが発生し得る限界曲率半径以下の曲率半径で変形することを確実に防止しつつ、この電源ケーブルを装置外部へ延出しないようにコンパクトな状態に保管できる。このとき、ケーブル巻取部に巻き取られてループ状に変形した電源ケーブルを確実に限界曲率半径よりも大きい曲率半径に保持できるので、例えば、長期間に亘って電源ケーブルをケーブル巻取部に巻き付けたまま保管しても、電源ケーブルにキンクが発生することを効果的に防止できる。
また請求項1に係るタイヤのシーリング・ポンプアップ装置では、ケーブル巻取部がケーシングの一部として構成されていることから、電源ケーブルが限界曲率半径以下の曲率半径で変形しないようにケーブル巻取部の外形サイズを十分に大きいなものとした場合でも、このケーブル巻取部の外形サイズがケーシングの外形サイズ以下であるならば、ケーブル巻取部の大型化に伴ってケーシング自体が大型化することを抑制又は防止できる。
また本発明の請求項2に係るタイヤのシーリング・ポンプアップ装置は、パンクした空気入りタイヤ内に液状のシーリング剤を注入した後、空気入りタイヤ内へ加圧空気を供給して空気入りタイヤの内圧を昇圧するタイヤのシーリング・ポンプアップ装置であって、電源供給を受けて圧縮空気を発生するエアコンプレッサと、前記エアコンプレッサに電源を供給するための電源供給部と、装置の外殻部を構成すると共に、前記エアコンプレッサ及び前記電源供給部を収納したケーシングと、前記電源供給部から前記ケーシングの外側へ延出し、先端部に装置外部の電源ソケットに挿脱可能とされた接続プラグが設けられた電源ケーブルと、前記ケーシング内に収納され、前記電源ケーブルをキンクが発生し得る所定の限界曲率半径よりも大きい曲率半径に保持しつつ巻き取り可能とされたケーブルリールと、前記ケーブルリールを前記電源ケーブルに対する巻き取り方向及び巻き出し方向へ回転可能に支持すると共に、前記電源ケーブルを使用する際には、前記ケーブルリールの前記巻き出し方向への回転を許容し、前記電源ケーブルの非使用時には、前記ケーブルリールの前記巻き取り方向へ回転させて該ケーブルリールにより前記電源ケーブルを巻き取らせるリール支持機構と、を有することを特徴とする。
本発明の請求項2に係るタイヤのシーリング・ポンプアップ装置では、ケーシング内に収納されたケーブルリールが、電源ケーブルを所定の限界曲率半径よりも大きい曲率半径に保持しつつ巻き取り可能とされると共に、ケーブルリールを回転可能に支持したリール支持機構が、電源ケーブルを使用する際には、ケーブルリールの前記巻き出し方向への回転を許容し、電源ケーブルの非使用時には、ケーブルリールを巻き取り方向へ回転させてケーブルリールにより電源ケーブルを巻き取らせることにより、電源ケーブルの非使用時には、ケーシング内に収納されたケーブルリールにより電源ケーブルをループ状に巻き取って保管すると共に、この保管状態にある電源ケーブルをケーブルリールによりキンクが発生し得る限界曲率半径よりも大きい曲率半径に保持できるので、電源ケーブルをキンクが発生し得る限界曲率半径以下の曲率半径で変形することを確実に防止しつつ、この電源ケーブルを装置外部へ延出しないようにコンパクトな状態に保管でき、また電源ケーブルを使用する際には、ケーブルリールの巻き出し方向へ回転させつつ電源ケーブルを装置外部へ延出させれば、接続プラグを電源ソケットに接続するために必要な長さだけ電源ケーブルを装置外部へ延出させることができる。
このとき、ケーブルリールに巻き取られてループ状に変形した電源ケーブルを確実に限界曲率半径よりも大きい曲率半径に保持できるので、例えば、長期間に亘って電源ケーブルをケーブル巻取部に巻き付けたまま保管しても、電源ケーブルにキンクが発生することを効果的に防止できる。
また本発明の請求項3に係るタイヤのシーリング・ポンプアップ装置は、請求項1又は2記載のタイヤのシーリング・ポンプアップ装置において、細長い筒状に形成され、基端部が前記エアコンプレッサに接続されると共に、先端部に空気入りタイヤのタイヤバルブに接離可能とされたアダプタが設けられたホース部材と、前記ケーシングの一部として形成され、前記ホース部材の非使用時に、ループ状又はU字状に丸められた前記ホース部材を保管すると共に、該ホース部材をキンクが発生し得る所定の限界曲率半径よりも大きい曲率半径に保持するホース格納部と、を有することを特徴とする。
また本発明の請求項4に係るタイヤのシーリング・ポンプアップ装置は、請求項1、2又は3記載のタイヤのシーリング・ポンプアップ装置において、前記ケーシング内に収納され、空気入りタイヤのパンクを修理するためのシーリング剤を収容した液剤容器と、前記液剤容器からシーリング剤を吐出させ、前記ホース部材を通してシーリング剤を空気入りタイヤの内部へ注入する液剤注入手段と、を有することを特徴とする。
以上説明したように、本発明に係るシーリング・ポンプアップ装置によれば、電源ケーブルをキンクが発生し得る限界曲率半径よりも小さい曲率半径で変形することを確実に防止しつつ、この電源ケーブルを装置外部へ延出しないようにコンパクトな状態に保管できる。
以下、本発明の実施の形態に係るタイヤのシーリング・ポンプアップ装置について説明する。
(第1の実施形態)
図1及び図2には、本発明の第1の実施形態に係るタイヤのシーリング・ポンプアップ装置が示されている。このシーリング・ポンプアップ装置80は、パンクした空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」という。)内にシーリング剤82を注入した後、このタイヤ内に圧縮空気を供給してタイヤを所定の基準圧まで内圧を再加圧するものである。
図1に示されるように、シーリング・ポンプアップ装置80は、その外殻部として箱状のケーシング84を備えており、ケーシング84内には、図2に示されるように、圧縮空気の供給源としてエアコンプレッサ86、シーリング剤82を収容した液剤容器88、この液剤容器88内からシーリング剤82を吸引してタイヤ内へ供給するための給液ポンプ90、エアコンプレッサ86及び給液ポンプ90への電源供給を制御するための電気制御回路92等が配設されている。
ケーシング84には、装置外部へ面して電源スイッチ18及び圧力ゲージ(図示省略)が配置されている。電源スイッチ18は、“オフ位置”及び“オン位置”の何れかの位置に保持可能とされており、“オン位置”にある状態では、電源制御回路92へ駆動命令としての接点信号を出力し、また“オフ位置”にある状態では、電源制御回路92への接点信号の出力を停止する。
また圧力ゲージには、エアコンプレッサ86における圧縮空気が流通する配管経路から分岐する圧力導管(図示省略)が接続されており、圧力ゲージは表示針等により空気圧を表示する。なお、エアコンプレッサ86における配管経路内の空気圧は、エアコンプレッサ86が後述するエアホース24によりタイヤの内部に連通している状態では、タイヤの内圧と実質的に一致している。
図1に示されるように、ポンプアップ装置80は電源ケーブル22及びエアホース24を備えており、電源ケーブル22は、その基端部がケーシング12の内部で電源制御回路92に接続されると共に、その先端側がケーシング12の外側へ延出している。電源ケーブル22の先端部には接続プラグ26配設されており、この接続プラグ26は車両に設けられたシガーソケットに挿脱可能とされている。
ここで、接続プラグ26をシガーソケットに挿入することにより、電源制御回路92が電源ケーブル22を介して車両に搭載されたバッテリに電気的に接続される。この状態で、作業者が電源スイッチ18を“オフ位置”から“オン位置”へ移動させると、電源制御回路92は、必要に応じてバッテリからの電源を所定の電圧又は電流に変換してエアコンプレッサ86等の電気部品へ供給する。
またエアホース24は、その基端部がケーシング12の内部でエアコンプレッサ86及び給液ポンプ90に接続可能とされており、その先端側にアダプタ28が配設されている。このアダプタ28はタイヤのタイヤバルブにねじ止可能とされており、エアホース24をエアコンプレッサ86に接続すると共に、アダプタ28をタイヤバルブにねじ止めすることにより、エアコンプレッサ86がエアホース24を通してタイヤの内部へ連通し、エアコンプレッサ86によりタイヤ内へ圧縮空気が供給可能になる。
ケーシング84には、その高さ方向(矢印H方向)に沿った側面部に蓋部材94が着脱可能に取り付けられている。ケーシング84の側面部には、図1に示されるように、幅方向に沿った一端側に半円状の開口部96が形成されており、この開口部96は、図2に示されるように、ケーシング84内に設けられたホース格納部98及び容器装着部100へ連通している。ここで、ホース格納部98内には、エアホース24がU字状に湾曲した状態で格納可能とされており、また容器装着部100内には、シーリング剤82を収容した液剤容器88が着脱可能に装着されている。
液剤容器88には、その高さ方向に沿った一端部に細径の首部102が形成されており、この首部102の先端面にはシーリング剤82の吐出口104が開口すると共に、この吐出口104がアルミ箔からなる密封栓106により密封されている。またポンプアップ装置80には、ケーシング84内に給液ホース116と接続された開栓機構108が設けられており、この開栓機構108は、作業者による所定の開封操作を受けることにより、給液ホース116を通して液剤容器88を給液ポンプ90に連通させる。
図2に示されるように、ケーシング84内には、エアコンプレッサ86、給液ポンプ90及び電気制御回路92を収納する隔室部118が隔壁120により形成されており、この隔室部118は、ホース格納部98及び容器装着部100とは隔壁120により区画されている。またケーシング84内には、隔室部118の上部側に電源ケーブル22を格納するためのケーブル格納部122が設けられており、このケーブル格納部122内には、電源ケーブル22の先端付近を除く部分を限界曲率半径Lcとして設定された2.5mmよりも大きい曲率半径に保持しつつ巻き取り可能とされたケーブルリール124と、このケーブルリール124を電源ケーブル22に対する巻き取り方向及び巻き出し方向へ回転可能に支持したリール支持機構126が配置されている。
ここで、電源ケーブル22について設定された限界曲率半径Lcとは、この限界曲率半径Lc以下の曲率半径となるように電源ケーブル22を湾曲させると、電源ケーブル22にキンクが発生するおそれがある曲率半径のしきい値であり、この限界曲率半径Lcよりも大きい曲率半径で電源ケーブル22を湾曲させておけば、湾曲状態での保持時間及び環境温度の影響を受けることなく、この電源ケーブル22にはキンクが発生しない。
但し、この限界曲率半径Lc(=2.5mm)は、電源ケーブル22の構造や被覆材の材質により変化するものであり、直線状の2芯銅線をエチレン−プロピレンゴム(EPDM)を被覆材として被覆した構造の電源ケーブル22について設定されたものである。なお、EPDMは低温環境下での耐キンク性に優れており、電源ケーブル22の被覆材として特に優れている。またポリ塩化ビニル(PVC)もEPDMと同様に、低温環境下での耐キンク性に優れているが、廃棄した場合には環境汚染の原因となり得るので、リサイクルを前提しない場合には、電源ケーブル22の被覆材としての使用を避けるべきである。
ケーブルリール124は、その外周面が電源ケーブル22の巻取面128とされており、この巻取面128の幅方向両端部には、外周側へ延出する鍔部130がそれぞれ形成されている。またリール支持機構126には、ケーブルリール124を常に巻取方向へ付勢するリール付勢部材(図示省略)が設けられると共に、巻取方向へ付勢されたケーブルリール124を係止する係止爪132が設けられている。この係止爪132は、ケーブルリール124を係止した状態で、ケーブルリール124の巻取方向への回転を阻止するが、ケーブルリール124の巻出し方向への回転は許容する。さらにリール支持機構126には、係止爪132に対する係止解除ボタン134が設けられており、この係止解除ボタン134は、図1に示されるように、ケーシング84内から外側へ突出するように配置されている。リール支持機構126では、係止解除ボタン134が押下されると、これに連動してケーブルリール124を係止した係止爪132がケーブルリール124から離間する。これにより、ケーブルリール124が係止爪132から解放されてリール付勢部材の付勢力により巻取方向へ回転する。このとき、ケーブルリール124は、接続プラグ26がケーシング84外面に当接するまで、リール付勢部材の付勢力により巻取方向へ回転する。
図1に示されるように、ケーシング84の頂面部には、電源ケーブル22の先端側をケーシング84内から外部へ挿通させる挿通口136が形成されると共に、この挿通口136の下部側に凹状のソケット収納部138が形成されている。このソケット収納部138は高さ方向に沿って細長く延在しており、ソケット収納部138内には接続プラグ26が挿脱可能とされている。なお、このソケット収納部138内には、一対の係止・保持部材(図示省略)が配置されており、これら一対の係止・保持部材は、ソケット収納部138内に接続プラグ26が挿入されると、接続プラグ26へ圧接して接続プラグ26をソケット収納部138内に安定的に保持する。
上記のように構成されたシーリング・ポンプアップ装置80は、パンクしたタイヤの修理を行わない非使用時には、通常、格納状態とされて車両のトランクルーム等へ格納されている。この非使用時に、電源ケーブル22は、図2に示されるように、ケーブル格納部122内で、その先端側を除く部分がケーブルリール124の巻取面128にループ状に巻き付けられた状態とされると共に、接続プラグ26がソケット収納部138内に挿入される。ケーブルリール124に巻き取られた電源ケーブル22は、巻取面128に沿って湾曲した状態に保持される。このとき、電源ケーブル22は、その湾曲部分の曲率半径が限界曲率半径Lcとして設定された2.5mmよりも十分に大きくなるように、ケーブルリール124の巻取面128により変形(湾曲)が制限される。
またエアホース24は、U字状に湾曲した状態でホース格納部98内に格納される。このとき、エアホース24は、その湾曲部分の曲率半径が限界曲率半径Lhとして設定された10mmよりも十分に大きくなるように、ホース格納部98の内周面により変形(湾曲)が制限される。
ここで、エアホース24について設定された限界曲率半径Lhとは、この限界曲率半径Lh以下の曲率半径となるようにエアホース24を湾曲させると、エアホース24にキンクが発生するおそれがある曲率半径のしきい値であり、この限界曲率半径Lhよりも大きい曲率半径でエアホース24を湾曲させておけば、湾曲状態での保持時間及び環境温度の影響を受けることなく、このエアホース24にはキンクが発生しない。但し、限界曲率半径Lh(=10mm)は、エアホース24の寸法や材質により変化するものであり、寸法が外径10.5mm、肉厚2.25mmとされ、エチレン−プロピレンゴム(EPDM)により成形されたエアホース24について設定されたものである。
上記のように構成されたシーリング・ポンプアップ装置80は、パンクしたタイヤの修理を行う使用時には、車外へ持ち出されパンクしたタイヤ付近に設置される。この後、作業者が接続プラグ26をソケット収納部138内から抜き取り、電源ケーブル22の先端部を把持して電源ケーブル22に引張り力を加える。これにより、電源ケーブル22がケーブル格納部122内から外側へ延出しつつ、リール付勢部材の付勢力に抗してケーブルリール124が巻き出し方向へ回転する。作業者は、電源ケーブル22を必要な長さだけ外側へ延出させた後、電源ケーブル22の接続プラグ26を車両のシガーソケットに挿入する。このとき、リール支持機構126は、係止爪132によりケーブルリール124が係止してケーブルリール124がリール付勢部材の付勢力により回転することを阻止している。
また作業者は、ホース格納部98内からエアホース24を取り出し、このエアホース24の基端部を気液供給口140に接続する。この気液供給口140は、三方電磁弁142及び配管144,145,146を介してエアコンプレッサ86の吐出口148及び給液ポンプ90の吐出口150にそれぞれ接続されている。
次に、本実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置80を用いてパンクしたタイヤを修理する作業手順を説明する。
タイヤにパンクが発生した際には、先ず、作業者は、上記のようにして気液供給口140に接続されたエアホース24のアダプタ28をタイヤのタイヤバルブに接続すると共に、開封機構108に対して所定の開封操作を行う。次いで、作業者は、蓋部材94をケーシング12の側面部に装着した後、蓋部材94が側方を向くようにケーシング12の横転させる。これにより、液剤容器88内のシーリング剤82が給液ホース116内へ流入可能となる。作業者が電源スイッチ18を“オフ位置”から“オン位置”へ移動させると、給液ポンプ90が作動して液剤容器88内からシーリング剤82を吸入し、このシーリング剤82を加圧しつつ吐出口150から吐出させる。このとき、吐出口150は、三方電磁弁142により気液供給口140に連通している。これにより、給液ポンプ90により液剤容器88内から吸引されたシーリング剤82は、エアホース24及びタイヤバルブを通してタイヤ内へ供給される。
シーリング・ポンプアップ装置80は、規定量のシーリング剤をタイヤの内部へ注入完了したならば、給液ポンプ90を自動的に停止させると同時に、三方電磁弁142により気液供給口140の接続先を吐出口150から吐出口148に切り替えた後、エアコンプレッサ86を作動させる。これにより、エアコンプレッサ86は圧縮空気を吐出口148から吐出させ、この圧縮空気は、エアホース24及びタイヤバルブを通してタイヤ内へ供給されタイヤを膨張させる。この後、作業者は圧力ゲージによりタイヤの内圧が規定圧に達したことを確認したならば、電源スイッチ18を“オフ位置”へ復帰させてエアコンプレッサ86を停止させる。
次いで、作業者は、アダプタ28をタイヤバルブから抜き取りエアホース24をタイヤから離脱させると共に、接続プラグ26を車両のシガーソケットから抜き取る。この状態で作業者は、一旦、シーリング・ポンプアップ装置80をトランク等に収納した後、シーリング剤82が注入されたタイヤを用いて一定距離に亘って予備走行する。これにより、タイヤの内部にシーリング剤82が均一に拡散し、シーリング剤82がパンク穴に充填されてパンク穴を閉塞する。作業者は、携帯用の圧力ゲージ等によりタイヤの内圧を確認する。このとき、作業者は、タイヤの内圧が規定圧よりも低下している場合には、シーリング・ポンプアップ装置80により再びタイヤを規定圧まで昇圧した後、シーリング・ポンプアップ装置80を格納状態に整備してトランク等へ格納する。またタイヤの内圧が規定圧に保たれている場合には、シーリング・ポンプアップ装置80によりタイヤに対する加圧を行うことなく、シーリング・ポンプアップ装置80を格納状態に整備してトランク等へ格納する。
ここで、シーリング・ポンプアップ装置80を格納状態に整備する際には、作業者は、先ず、図2に示されるようにエアホース24をU字状に湾曲させてホース格納部98内へ格納した後、係止解除ボタン134を押下する。これにより、係止爪132がケーブルリール124から離間し、リール付勢部材の付勢力によりケーブルリール124が巻取方向へ回転しつつ、電源ケーブル22を巻き取ってケーブル格納部122内へ格納する。ケーブルリール124は、接続プラグ26がケーシング84へ当接するまで電源ケーブル22を巻き取ると回転停止する。作業者は、接続プラグ26がケーシング84に当接すると、接続プラグ26をソケット収納部138内へ挿入する。
以上説明した本発明の第1の実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置80では、ケーシング84内に収納されたケーブルリール124が電源ケーブル22を限界曲率半径Lcよりも大きい曲率半径に保持しつつ巻き取り可能とされると共に、ケーブルリール124を回転可能に支持したリール支持機構126が、電源ケーブル22を使用する際には、ケーブルリール124の巻き出し方向への回転を許容し、電源ケーブルの非使用時には、ケーブルリール124を巻き取り方向へ回転させてケーブルリール124により電源ケーブル22を巻き取らせることにより、電源ケーブル22の非使用時には、ケーシング84内に収納されたケーブルリール124により電源ケーブル22をループ状に巻き取って保管すると共に、この保管状態にある電源ケーブル22をケーブルリール124により限界曲率半径Lcよりも大きい曲率半径に保持できるので、電源ケーブル22をキンクが発生し得る限界曲率半径Lc以下の曲率半径で変形することを確実に防止しつつ、この電源ケーブル22をケーシング84の外部へ延出しないようにコンパクトな状態に保管でき、また電源ケーブル22を使用する際には、ケーブルリール124の巻き出し方向へ回転させつつ電源ケーブル22をケーシング84の外部へ延出させれば、接続プラグ26を車両のシガーソケットに接続するために必要な長さだけ電源ケーブル22を延出させることができる。
このとき、シーリング・ポンプアップ装置80では、ケーブルリール124に巻き取られてループ状に変形した電源ケーブル22を確実に限界曲率半径Lcよりも大きい曲率半径に保持できるので、例えば、長期間に亘って電源ケーブル22をケーブルリール124に巻き付けたまま保管しても、電源ケーブル22にキンクが発生することを効果的に防止できる。
また本実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置80では、ケーシング84内に形成されたホース格納部98が、エアホース24の非使用時に、U字状に湾曲されたエアホース24を保管すると共に、このエアホース24を限界曲率半径Lhよりも大きい曲率半径に保持することにより、エアホース24をキンクが発生し得る限界曲率半径Lh以下の曲率半径で変形することを確実に防止しつつ、このエアホース24を装置外部へ延出しないようにコンパクトな状態に保管できる。
このとき、ホース格納部98内に格納されたエアホース24を確実に限界曲率半径Lhよりも大きい曲率半径に保持できるので、例えば、長期間に亘ってエアホース24をホース格納部98内に保管したままにしてもエアホース24にキンクが発生することを防止できる。
(第2の実施形態)
図3〜図5には、本発明の第2の実施形態に係るタイヤのシーリング・ポンプアップ装置が示されている。このシーリング・ポンプアップ装置10は、第1の実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置80と同様に、パンクした空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」という。)内にシーリング剤82を注入した後、このタイヤ内に圧縮空気を供給してタイヤを所定の基準圧まで内圧を再加圧するものである。
図4に示されるように、シーリング・ポンプアップ装置10は、その外殻部として箱状のケーシング12を備えており、ケーシング12内には、圧縮空気の供給源としてエアコンプレッサ14、エアコンプレッサ14等への電源供給を制御するための電源制御回路16等が配設されている。またポンプアップ装置10には、第1の実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置80と同様に、ケーシング12内に給液ポンプ、液剤容器、給液ポンプと液剤容器とを連通させるための開封機構等が配設されている。
ケーシング12には、図3に示されるように、装置外部へ面するように電源スイッチ18及び圧力ゲージ20が配置されている。電源スイッチ18は、“オフ位置”及び“オン位置”の何れかの位置に保持可能とされており、“オン位置”にある状態では、電源制御回路16へ駆動命令としての接点信号を出力し、また“オフ位置”にある状態では、電源制御回路16への接点信号の出力を停止する。
また圧力ゲージ20には、エアコンプレッサ14における圧縮空気が流通する配管経路から分岐する圧力導入管(図示省略)が接続されており、圧力ゲージ20は、表示針21(図4参照)を圧力導入管から導入された空気の圧力(空気圧)に応じた位置へ移動させることにより、この表示針21により空気圧を表示する。なお、エアコンプレッサ14における配管経路内の空気圧は、エアコンプレッサ14が後述するエアホース24によりタイヤの内部に連通している状態では、タイヤの内圧と実質的に一致している。
図3に示されるように、シーリング・ポンプアップ装置10は電源ケーブル22及びエアホース24を備えており、電源ケーブル22は、その基端部がケーシング12の内部で電源制御回路16に接続されると共に、その先端側がケーシング12の外側へ延出している。電源ケーブル22の先端部には接続プラグ26配設されており、この接続プラグ26は車両に設けられたシガーソケットに挿脱可能とされている。ここで、接続プラグ26をシガーソケットに挿入することにより、電源制御回路16が電源ケーブル22を介して車両に搭載されたバッテリに電気的に接続される。この状態で、作業者が電源スイッチ18を“オフ位置”から“オン位置”へ移動させると、電源制御回路16は、必要に応じてバッテリからの電源を所定の電圧又は電流に変換してエアコンプレッサ14、給液ポンプ等の電気部品へ供給する。
またエアホース24は、その基端部がケーシング12の内部で三方弁等からなる気液切換機構を介してエアコンプレッサ14及び給液ポンプに接続されており、その先端側がケーシング12の外側へ延出している。エアホース24の先端部にはアダプタ28が配設されており、このアダプタ28はタイヤのタイヤバルブにねじ止可能とされており、アダプタ28をタイヤバルブにねじ止めすることにより、エアコンプレッサ14及び給液ポンプの一方がエアホース24を通してタイヤの内部へ選択的に連通し、タイヤ内へ圧縮空気又はシーリング剤が供給可能になる。
図3に示されるように、ケーシング12には、その幅方向(矢印W方向)に沿った一端側に他端側の部分に対して奥行方向(矢印D方向)及び高さ方向(矢印H方向)に沿った外形寸法が縮小されたケーブル巻取部30が一体的に設けられている。このケーブル巻取部30は、幅方向に沿って若干扁平な略角柱状に形成されており、その幅方向に沿った一端部にはケーブル巻取部30の外周面に対して外側へ延出した鍔部32が一体的に形成されている。またケーブル巻取部30には、幅方向に沿った一端面に凹状のホース格納部34が設けられており、このホース格納部34は、奥行方向に沿った断面形状が奥行方向へ細長い略長方形に形成されている。
図3に示されるように、ケーブル巻取部30の鍔部32には、その一対の長辺部分に高さ方向に沿ってそれぞれ延出する3枚の係止片36,38が一体的に形成されている。これらの係止片36,38は、先端側の部分が幅方向に沿って撓み変形可能とされている。またケーブル巻取部30には、ホース格納部34の内周面からケーブル巻取部30の外周面との間に奥行方向へ延在する切欠部40が形成されており、この切欠部40の幅はエアホース24の外径と略等しくなっている。
上記のように構成されたシーリング・ポンプアップ装置10は、パンクしたタイヤの修理を行わない非使用時には、通常、シーリング剤注入装置(図示省略)と共に、格納状態とされて車両のトランクルーム等へ格納されている。この非使用時に、電源ケーブル22は、図4に示されるように、その先端側を除く部分がケーブル巻取部30にループ状に巻き付けられた状態とされると共に、図5に示されるように、先端側の部分が切欠部40を通ってケーブル巻取部30の外周側からホース格納部34内へ挿入され、ホース格納部34内で接続プラグ26が一方の係止片36により係止される。
図4に示されるように、ケーブル巻取部30に巻き付けられた電源ケーブル22は、その一部又は全体がケーブル巻取部30の外周面に沿って湾曲した状態に保持される。このとき、電源ケーブル22は、その湾曲部分の曲率半径が限界曲率半径Lcとして設定された2.5mmよりも十分に大きくなるように、ケーブル巻取部30の外周面により変形(湾曲)が制限される。ここで、電源ケーブル22について設定された限界曲率半径Lcとは、この限界曲率半径Lc以下の曲率半径となるように電源ケーブル22を湾曲させると、電源ケーブル22にキンクが発生するおそれがある曲率半径のしきい値であり、この限界曲率半径Lcよりも大きい曲率半径で電源ケーブル22を湾曲させておけば、湾曲状態での保持時間及び環境温度の影響を受けることなく、この電源ケーブル22にはキンクが発生しない。
但し、この限界曲率半径Lc(=2.5mm)は、電源ケーブル22の構造や被覆材の材質により変化するものであり、直線状の2芯銅線をエチレン−プロピレンゴム(EPDM)を被覆材として被覆した構造の電源ケーブル22について設定されたものである。なお、EPDMは低温環境下での耐キンク性に優れており、電源ケーブル22の被覆材として特に優れている。またポリ塩化ビニル(PVC)もEPDMと同様に、低温環境下での耐キンク性に優れているが、廃棄した場合には環境汚染の原因となり得るので、リサイクルを前提しない場合には、電源ケーブル22の被覆材としての使用を避けるべきである。
またエアホース24は、ループ状に丸められてホース格納部34内へ格納されると共に、アダプタ28を含む先端付近の一部が他方の係止片38により係止される。またエアホース24の他の一部は、接続プラグ26とホース格納部34の底面部との間に挟まれた状態とされる。これにより、エアホース24のホース格納部34内からの脱落が防止される。また接続プラグ26は、弾力性を有するエアホース24からの反発力を受けて係止片36へ圧接し、係止片36との係止状態が確実に維持される。
図5に示されるように、ホース格納部34内に格納されたエアホース24は、アダプタ28付近を除く大部分がループ状に湾曲した状態に保持される。このとき、エアホース24は、その湾曲部分の曲率半径が限界曲率半径Lhとして設定された10mmよりも十分に大きくなるように、ホース格納部34の内周面により変形(湾曲)が制限される。ここで、エアホース24について設定された限界曲率半径Lhとは、この限界曲率半径Lh以下の曲率半径となるようにエアホース24を湾曲させると、エアホース24にキンクが発生するおそれがある曲率半径のしきい値であり、この限界曲率半径Lhよりも大きい曲率半径でエアホース24を湾曲させておけば、湾曲状態での保持時間及び環境温度の影響を受けることなく、このエアホース24にはキンクが発生しない。
但し、限界曲率半径Lh(=10mm)は、エアホース24の寸法や材質により変化するものであり、寸法が外径10.5mm、肉厚2.25mmとされ、エチレン−プロピレンゴム(EPDM)により成形されたエアホース24について設定されたものである。
上記のように構成されたシーリング・ポンプアップ装置10は、パンクしたタイヤの修理を行う使用時には、シーリング剤注入装置と共に車外へ持ち出され、パンクしたタイヤ付近に設置される。この後、図3に示されるように、接続プラグ26がホース格納部34内から抜き取られると共に、電源ケーブル22がケーブル巻取部30の外周面から巻き出されてケーシング12から外側へ延出する。またエアホース24もホース格納部34内から引き出されてケーシング12から外側へ延出する。
次に、本実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置10を用いてパンクしたタイヤを修理する作業手順を説明する。
タイヤにパンクが発生した際には、先ず、作業者は、エアホース24のアダプタ28をねじ止めによりタイヤのタイヤバルブに接続した後、接続プラグ26を車両のシガーソケットへ挿入する。次いで、作業者が電源スイッチ18を“オフ位置”から“オン位置”へ移動させると、給液ポンプが作動して液剤容器88内からシーリング剤を吸入する。この給液ポンプにより液剤容器内から吸入されたシーリング剤82は、エアホース24及びタイヤバルブを通してタイヤ内へ供給される。
シーリング・ポンプアップ装置10は、規定量のシーリング剤をタイヤの内部へ注入完了したならば、給液ポンプを自動的に停止させると同時に、エアホース24の連通先を気液切換機構により給液ポンプからエアコンプレッサ14へ切り換えた後、エアコンプレッサ14を作動させる。これにより、エアコンプレッサ14は圧縮空気をエアホース24及びタイヤバルブを通してタイヤ内へ供給されタイヤを膨張させる。この後、作業者は圧力ゲージ20によりタイヤの内圧が規定圧に達したことを確認したならば、電源スイッチ18を“オフ位置”へ復帰させてエアコンプレッサ14を停止させる。
次いで、作業者は、アダプタ28をタイヤバルブから抜き取り、エアホース24をタイヤから離脱させると共に、接続プラグ26を車両のシガーソケットから抜き取る。この状態で作業者は、一旦、シーリング・ポンプアップ装置10をトランク等に収納した後、シーリング剤が注入されたタイヤを用いて一定距離に亘って予備走行する。これにより、タイヤの内部にシーリング剤が均一に拡散し、シーリング剤がパンク穴に充填されてパンク穴を閉塞する。作業者は、携帯用の圧力ゲージ等によりタイヤの内圧を確認する。このとき、作業者は、タイヤの内圧が規定圧よりも低下している場合には、シーリング・ポンプアップ装置10により再びタイヤを規定圧まで昇圧した後、シーリング・ポンプアップ装置10を図4及び図5に示される格納状態に整備してトランク等へ格納する。またタイヤの内圧が規定圧に保たれている場合には、シーリング・ポンプアップ装置10によりタイヤに対する加圧を行うことなく、シーリング・ポンプアップ装置10を格納状態に整備してトランク等へ格納する。
ここで、シーリング・ポンプアップ装置10を格納状態に整備する際には、作業者は、先ず、図5に示されるようにエアホース24をループ状に丸めてホース格納部34へ格納した後、図4に示されるように、電源ケーブル22をケーブル巻取部30の外周面へ巻き付けると共に、係止片36を外側へ撓み変形させつつ接続プラグ26をホース格納部34内へ挿入する。これにより、エアホース24及び接続プラグ26がホース格納部34内へ格納されると共に、係止片36,38により係止され、軽微な振動、衝撃等によりホース格納部34内から脱落することが防止される。
以上説明した本発明の第2の実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置10では、装置の非使用時に、ケーシング12の一部として形成されたケーブル巻取部30が電源ケーブル22をループ状に巻き取って保管すると共に、この保管状態にある電源ケーブル22を限界曲率半径Lcよりも大きい曲率半径に保持することにより、電源ケーブル22をキンクが発生し得る限界曲率半径Lc以下の曲率半径で変形することを確実に防止しつつ、この電源ケーブル22を装置外部へ延出しないようにコンパクトな状態に保管できる。
このとき、ケーブル巻取部30に巻き取られてループ状に変形した電源ケーブル22を確実に限界曲率半径Lcよりも大きい曲率半径に保持できるので、例えば、長期間に亘って電源ケーブルをケーブル巻取部30に巻き付けたまま保管しても電源ケーブル22にキンクが発生することを防止できる。
またシーリング・ポンプアップ装置10では、ケーブル巻取部30がケーシング12の一部として構成されていることから、電源ケーブル22が限界曲率半径Lc以下の曲率半径で変形しないようにケーブル巻取部30の外形サイズを十分に大きいなものとした場合でも、このケーブル巻取部30の外形サイズがケーシング12の外形サイズ以下であるならば、ケーブル巻取部30の大型化に伴って装置自体が大型化することを効果的に抑制できる。
また本実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置10では、ケーシング12の一部として形成されたホース格納部34が、エアホース24の非使用時に、ループ状に丸められたエアホースを保管すると共に、このエアホース24を限界曲率半径Lhよりも大きい曲率半径に保持することにより、エアホース24をキンクが発生し得る限界曲率半径Lh以下の曲率半径で変形することを確実に防止しつつ、このエアホース24を装置外部へ延出しないようにコンパクトな状態に保管できる。
このとき、ホース格納部34内に格納されたエアホース24を確実に限界曲率半径Lhよりも大きい曲率半径に保持できるので、例えば、長期間に亘ってエアホース24をホース格納部34内に保管したままにしてもエアホース24にキンクが発生することを防止できる。
またシーリング・ポンプアップ装置10では、ホース格納部34がケーシング12の一部として構成されていることから、エアホース24が限界曲率半径Lh以下の曲率半径で変形しないようにホース格納部34の内部サイズを十分に大きいなものとした場合でも、このホース格納部34の内部サイズがケーシング12の外形サイズ以下であるならば、ホース格納部34の大型化に伴って装置自体が大型化することを効果的に抑制できる。
(第3の実施形態)
図6及び図7には、本発明の第3の実施形態に係るタイヤのシーリング・ポンプアップ装置が示されている。このシーリング・ポンプアップ装置50は、第2の実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置10と同様に、パンクした空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」という。)内にシーリング剤82を注入した後、このタイヤ内に圧縮空気を供給してタイヤを所定の基準圧まで内圧を再加圧するものである。なお、第3の実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置50では、第2の実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置10と共通の部分には同一符号を付して説明を省略する。
図6に示されるように、シーリング・ポンプアップ装置50は、その外殻部として箱状のケーシング52を備えており、ケーシング52内には、圧縮空気の供給源としてエアコンプレッサ、このエアコンプレッサへの電源供給を制御するための電源回路等が配設されている。またポンプアップ装置50には、第1の実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置80と同様に、ケーシング52内に給液ポンプ、液剤容器、給液ポンプと液剤容器とを連通させるための開封機構等が配設されている。
ケーシング52には、その奥行方向(矢印D方向)に沿った後側の裏面部に凹状のケーブル・ホース格納部54が設けられており、このケーブル・ホース格納部54は、図7に示されるように、幅方向(矢印W方向)に沿った断面形状がブ略正方形に形成されている。このケーブル・ホース格納部54の底面中央部には、凸状のケーブル巻取部56が形成されている。またケーブル・ホース格納部54の底面部には、ケーブル巻取部56とケーブル・ホース格納部54の内周面との中間部にリブ状のホース巻取部58が環状に形成されている。これらのケーブル巻取部56及びホース巻取部58は、ケーブル・ホース格納部54の底面部からの突出長が略等しくなっている。
ケーブル巻取部56の外周面には、その奥行方向外側の端部から外側へ延出する複数枚(本実施形態では、8枚)のケーブル係止片60が一体的に形成されている。これらのケーブル係止片60は、ケーブル巻取部56の各コーナ部及び互いに隣接する一対のコーナ部間にそれぞれ配設されている。またホース巻取部58の外周面にも、その奥行方向外側の端部から外側へ延出する複数枚(本実施形態では、7枚)のホース係止片62が一体的に形成されている。これらのホース係止片62は、ホース巻取部58の各コーナ部及び互いに隣接する一対のコーナ部間にそれぞれ配設されている。ケーブル係止片60及びホース係止片62は、それぞれ先端側の部分が奥行方向に沿って撓み変形可能とされている。
図7に示されるように、ケーブル巻取部56の先端面には、凹状のソケット収納部64が形成されており、このソケット収納部64はケーブル巻取部56における対角方向に細長く延在するように形成されている。またソケット収納部64には、その短手方向に沿った両側の内側面にそれぞれ突起状の保持部材66が配置されている。このソケット収納部64内には接続プラグ26が挿脱可能とされており、ソケット収納部64内に挿入された接続プラグ26の外周面には、一対の保持部材66の先端部がそれぞれ圧接する。またソケット収納部64の長手方向に沿った下端部には切欠部68が形成されており、この切欠部68は、ソケット収納部64の長手方向に沿ってケーブル巻取部56の外周面まで延在している。
上記のように構成されたシーリング・ポンプアップ装置50は、パンクしたタイヤの修理を行わない非使用時には、通常、シーリング剤注入装置(図示省略)と共に、格納状態とされて車両のトランクルーム等へ格納されている。この非使用時に、電源ケーブル22は、図7に示されるように、ケーブル・ホース格納部54内で、その先端側を除く部分がケーブル巻取部56にループ状に巻き付けられた状態とされると共に、先端側の部分が切欠部68を通ってケーブル巻取部56の外周側からソケット収納部64内へ挿入され、接続プラグ26がソケット収納部64内に挿入される。このとき、電源ケーブル22はケーブル係止片60により係止されていることにより、ケーブル巻取部56に巻き取られた状態でケーブル・ホース格納部54内に安定的に保持される。また接続プラグ26には一対の保持部材66が圧接することにより、接続プラグ26がソケット収納部64内に安定的に保持される。
ケーブル巻取部56に巻き付けられた電源ケーブル22は、その一部又は全体がケーブル巻取部56の外周面に沿って湾曲した状態に保持される。このとき、電源ケーブル22は、第2の実施形態の場合と同様に、その湾曲部分の曲率半径が限界曲率半径Lcとして設定された2.5mmよりも十分に大きくなるように、ケーブル巻取部30の外周面により変形(湾曲)が制限される。
またエアホース24も、ケーブル・ホース格納部54内でホース巻取部58にループ状に巻き付けられた状態とされると共に、ホース係止片62により係止される。これにより、エアホース24は、ホース巻取部58に巻き取られた状態で、ケーブル・ホース格納部54内に安定的に保持される。このエアホース24は、アダプタ28付近を除く大部分がループ状に湾曲した状態に保持される。このとき、エアホース24は、第2の実施形態の場合と同様に、その湾曲部分の曲率半径が限界曲率半径Lhとして設定された10mmよりも十分に大きくなるように、ホース巻取部58の外周面により変形(湾曲)が制限される。
上記のように構成されたシーリング・ポンプアップ装置50は、パンクしたタイヤの修理を行う使用時には、シーリング剤注入装置と共に車外へ持ち出され、パンクしたタイヤ付近に設置される。この後、接続プラグ26がソケット収納部64内から抜き取られると共に、電源ケーブル22がケーブル巻取部56の外周面から巻き出されてケーシング52から外側へ延出する。またエアホース24もホース巻取部58の外周面から巻き出されてケーシング52から外側へ延出する。
次に、本実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置10を用いてパンクしたタイヤを修理する作業手順を説明する。
タイヤにパンクが発生した際には、先ず、作業者は、エアホース24のアダプタ28をねじ止めによりタイヤのタイヤバルブに接続した後、接続プラグ26を車両のシガーソケットへ挿入する。次いで、作業者が電源スイッチ18を“オフ位置”から“オン位置”へ移動させると、給液ポンプが作動して液剤容器88内からシーリング剤を吸入する。この給液ポンプにより液剤容器内から吸入されたシーリング剤82は、エアホース24及びタイヤバルブを通してタイヤ内へ供給される。
シーリング・ポンプアップ装置50は、規定量のシーリング剤をタイヤの内部へ注入完了したならば、給液ポンプを自動的に停止させると同時に、エアホース24の連通先を気液切換機構により給液ポンプからエアコンプレッサへ切り換えた後、エアコンプレッサを作動させる。これにより、エアコンプレッサは圧縮空気をエアホース24及びタイヤバルブを通してタイヤ内へ供給されタイヤを膨張させる。この後、作業者は圧力ゲージ20によりタイヤの内圧が規定圧に達したことを確認したならば、電源スイッチ18を“オフ位置”へ復帰させてエアコンプレッサを停止させる。
次いで、作業者は、アダプタ28をタイヤバルブから抜き取り、エアホース24をタイヤから離脱させると共に、接続プラグ26を車両のシガーソケットから抜き取る。この状態で作業者は、一旦、シーリング・ポンプアップ装置50をトランク等に収納した後、シーリング剤が注入されたタイヤを用いて一定距離に亘って予備走行する。これにより、タイヤの内部にシーリング剤が均一に拡散し、シーリング剤がパンク穴に充填されてパンク穴を閉塞する。作業者は、携帯用の圧力ゲージ等によりタイヤの内圧を確認する。このとき、作業者は、タイヤの内圧が規定圧よりも低下している場合には、シーリング・ポンプアップ装置50により再びタイヤを規定圧まで昇圧した後、シーリング・ポンプアップ装置50を格納状態に整備してトランク等へ格納する。またタイヤの内圧が規定圧に保たれている場合には、シーリング・ポンプアップ装置50によりタイヤに対する加圧を行うことなく、シーリング・ポンプアップ装置50を格納状態に整備してトランク等へ格納する。
ここで、シーリング・ポンプアップ装置50格納状態に整備する際には、作業者は、先ず、図6及び図7に示されるようにエアホース24をホース巻取部58に巻き付けてケーブル・ホース格納部54内へ格納した後、電源ケーブル22をケーブル巻取部56に巻き付けてケーブル・ホース格納部内へ格納すると共に、接続プラグ26をソケット収納部64内へ挿入する。これにより、エアホース24及び接続プラグ26がケーブル・ホース格納部54内へ格納されると共に、ケーブル係止片60及びホース係止片62によりそれぞれ係止され、軽微な振動、衝撃等によりケーブル巻取部56及びホース巻取部58の外周面から離脱したり、ケーブル・ホース格納部54内から脱落することが防止される。
以上説明した本発明の第3の実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置50では、装置の非使用時に、ケーシング52の一部として形成されたケーブル巻取部56及びホース巻取部58が電源ケーブル22及びエアホース24をループ状に巻き取って保管すると共に、この保管状態にある電源ケーブル22及びエアホースを限界曲率半径Lc、Lhよりも大きい曲率半径に保持することにより、電源ケーブル22及びエアホースをキンクが発生し得る限界曲率半径以下の曲率半径で変形することを確実に防止しつつ、この電源ケーブル22及びエアホース24を装置外部へ延出しないようにコンパクトな状態に保管できる。
またシーリング・ポンプアップ装置50では、ケーブル巻取部56及びホース巻取部58が設けられたケーブル・ホース格納部54がケーシング52の一部として構成されていることから、電源ケーブル22及びエアホース24が限界曲率半径Lc以下の曲率半径で変形しないようにケーブル巻取部56及びホース巻取部58の外形サイズを十分に大きいなものとした場合でも、ケーブル巻取部56及びホース巻取部58の外形サイズがケーシング52の外形サイズ以下であるならば、ケーブル巻取部56及びホース巻取部58の大型化に伴って装置自体が大型化することを効果的に抑制できる。特に、本実施形態では、ホース巻取部58がケーブル巻取部56の外周側に同心的に配設されているので、ホース巻取部58及びケーブル巻取部56を十分に大きいサイズに形成しつつ、これらのホース巻取部58及びケーブル巻取部56を省スペースでケーシング52に配設できるようになっている。
本発明の第1の実施形態に係るタイヤのシーリング・ポンプアップ装置の構成を示す斜視図である。 図1に示されるタイヤのシーリング・ポンプアップ装置の内部構造を示す側面断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るタイヤのシーリング・ポンプアップ装置の構成を示す斜視図である。 図3に示されるタイヤのシーリング・ポンプアップ装置の平面図である。 図3に示されるタイヤのシーリング・ポンプアップ装置の側面図である。 本発明の第3の実施形態に係るタイヤのシーリング・ポンプアップ装置の構成を示す平面図である。 図6に示されるタイヤのシーリング・ポンプアップ装置の側面図である。
符号の説明
10 シーリング・ポンプアップ装置(タイヤのシーリング・ポンプアップ装置)
12 ケーシング
14 エアコンプレッサ
16 電源制御回路(電源供給部)
18 電源スイッチ
22 電源ケーブル
24 エアホース
26 接続プラグ
28 アダプタ
30 ケーブル巻取部
34 ホース格納部
50 シーリング・ポンプアップ装置
52 ケーシング
54 ケーブル・ホース格納部
56 ケーブル巻取部
58 ホース巻取部
80 シーリング・ポンプアップ装置
82 シーリング剤
84 ケーシング
86 エアコンプレッサ
88 液剤容器
90 給液ポンプ
92 電気制御回路(電源供給部)
98 ホース格納部
116 給液ホース
122 ケーブル格納部
124 ケーブルリール
126 リール支持機構

Claims (4)

  1. パンクした空気入りタイヤ内に液状のシーリング剤を注入した後、空気入りタイヤ内へ加圧空気を供給して空気入りタイヤの内圧を昇圧するタイヤのシーリング・ポンプアップ装置であって、
    電源供給を受けて圧縮空気を発生するエアコンプレッサと、
    前記エアコンプレッサに電源を供給するための電源供給部と、
    装置の外殻部を構成すると共に、前記エアコンプレッサ及び前記電源供給部を収納したケーシングと、
    前記電源供給部から前記ケーシングの外側へ延出し、先端部に装置外部の電源ソケットに挿脱可能とされた接続プラグが設けられた電源ケーブルと、
    前記ケーシングの一部として形成され、前記電源ケーブルの非使用時に、前記電源ケーブルをループ状に巻き取って保管すると共に、該電源ケーブルをキンクが発生し得る所定の限界曲率半径よりも大きい曲率半径に保持するケーブル巻取部と、
    を有することを特徴とするタイヤのシーリング・ポンプアップ装置。
  2. パンクした空気入りタイヤ内に液状のシーリング剤を注入した後、空気入りタイヤ内へ加圧空気を供給して空気入りタイヤの内圧を昇圧するタイヤのシーリング・ポンプアップ装置であって、
    前記エアコンプレッサに電源を供給するための電源供給部と、
    装置の外殻部を構成すると共に、前記エアコンプレッサ及び前記電源供給部を収納したケーシングと、
    前記電源供給部から前記ケーシングの外側へ延出し、先端部に装置外部の電源ソケットに挿脱可能とされた接続プラグが設けられた電源ケーブルと、
    前記ケーシング内に収納され、前記電源ケーブルをキンクが発生し得る所定の限界曲率半径よりも大きい曲率半径に保持しつつ巻き取り可能とされたケーブルリールと、
    前記ケーブルリールを前記電源ケーブルに対する巻き取り方向及び巻き出し方向へ回転可能に支持すると共に、前記電源ケーブルを使用する際には、前記ケーブルリールの前記巻き出し方向への回転を許容し、前記電源ケーブルの非使用時には、前記ケーブルリールの前記巻取り方向へ回転させて該ケーブルリールにより前記電源ケーブルを巻き取らせるリール支持機構と、
    を有することを特徴とするタイヤのシーリング・ポンプアップ装置。
  3. 細長い筒状に形成され、基端部が前記エアコンプレッサに接続されると共に、先端部に空気入りタイヤのタイヤバルブに接離可能とされたアダプタが設けられたホース部材と、
    前記ケーシングの一部として形成され、前記ホース部材の非使用時に、ループ状又はU字状に丸められた前記ホース部材を保管すると共に、該ホース部材をキンクが発生し得る所定の限界曲率半径よりも大きい曲率半径に保持するホース格納部と、
    を有することを特徴とする請求項1又は2記載のタイヤのシーリング・ポンプアップ装置。
  4. 前記ケーシング内に収納され、空気入りタイヤのパンクを修理するためのシーリング剤を収容した液剤容器と、
    前記液剤容器からシーリング剤を吐出させ、前記ホース部材を通してシーリング剤を空気入りタイヤの内部へ注入する液剤注入手段と、を有することを特徴とする請求項1、2又は3記載のタイヤのシーリング・ポンプアップ装置。
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