JP2006121736A5 - - Google Patents

Claims (9)

1. 高周波増幅器回路と、この高周波増幅器回路で増幅された高周波信号を処理する後段の高周波回路とを接続した高周波部品であって、
   前記高周波増幅器回路は、少なくとも半導体素子と、出力整合回路を備え、
   前記後段の高周波回路は、少なくとも、送信系と受信系を切り替えるスイッチ回路を備え、
   前記出力整合回路によって前記高周波増幅器回路と前記後段の高周波回路との接続におけるインピーダンス整合が取られるとともに、
   前記高周波増幅器回路と、前記後段の高周波回路との位相関係において、
   前記後段の高周波回路と前記出力整合回路とが接続される接続基準面から高周波増幅器回路側を見たときのインピーダンスZ1と、前記接続基準面から後段の高周波回路側を見たときのインピーダンスZ2との関係が、Z1の位相θの共役整合の関係にある位相をθ1としたとき、前記インピーダンスZ2の位相θ2を必要な基本周波数帯域においてはθ1±90度の範囲の共役整合領域に位相調整され、前記高周波増幅器回路と前記後段の高周波回路との前記高周波信号の基本周波数帯域における整合がとられるように、前記高周波増幅器回路と前記後段の高周波回路が一体化されて複合モジュール化されていることを特徴とする高周波部品。
2. 前記後段の高周波回路が、送信系と受信系を切り替えるスイッチ回路を少なくとも１つ有するスイッチモジュール回路であることを特徴とする請求項１に記載の高周波部品。
3. 前記スイッチモジュール回路に、通過帯域が異なる複数の送受信系に信号を分波する分波回路を有することを特徴とする請求項２に記載の高周波部品。
4. 前記スイッチモジュール回路に、ローパスフィルタを有することを特徴とする請求項２又は３に記載の高周波部品。
5. 前記後段の高周波回路にカプラ回路、アイソレータ回路、フィルタ回路のうちの少なくとも１種を含むことを特徴とする請求項１〜４の何れかに記載の高周波部品。
6. 前記後段の高周波回路と前記高周波増幅器回路との間に位相調整回路を設けたことを特徴とする請求項１〜５の何れかに記載の高周波部品。
7. 前記位相調整回路がＬＣ回路であることを特徴とする請求項６記載の高周波部品。
8. 前記高周波増幅器回路は、少なくとも半導体素子と電源供給回路と出力整合回路とを有し、前記電源供給回路と整合回路を構成する伝送線路又はＬＣ回路の少なくとも一部は、電極パターンと誘電体層との積層体内に電極パターンにより構成され、前記半導体素子または前記ＬＣ回路の一部を構成するチップ素子は前記積層体上に配置された高周波増幅器モジュール部にて構成され、
   前記後段の高周波回路は、少なくとも前記スイッチ回路用のスイッチング素子又は前記スイッチ回路を構成するＬＣ回路の一部を構成するチップ素子は前記積層体上に配置され、前記スイッチ回路を構成する伝送線路又はＬＣ回路の少なくとも一部は、前記積層体内に電極パターンにより構成されたスイッチモジュール部にて構成され、
   前記高周波増幅器モジュール部と前記スイッチモジュール部が一体に構成されてなる高周波モジュールであって、請求項１〜７の何れかに記載の高周波部品を構成していることを特徴とする高周波モジュール。
9. ２つ以上の異なる周波数の信号を１つのアンテナを共用して送受信する通信機であって、請求項１〜７の何れかに記載の高周波部品または請求項８に記載の高周波モジュールに１つの共用アンテナを接続して搭載したことを特徴とする通信機。