JP2006119409A - マトリクス装置の駆動回路、マトリクス装置、電気光学装置、電子機器 - Google Patents

マトリクス装置の駆動回路、マトリクス装置、電気光学装置、電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】制御信号及び外部接続端子数を減らすとともに、制御系が簡素化されたマトリクス装置の駆動回路を提供すること。
【解決手段】複数の行線と複数の列線との各交点に機能素子が設けられてなるマトリクス装置を駆動する駆動回路であって、複数の行線から特定の行線を選択する行選択手段と、複数の列線から特定の列線を選択する列選択手段と、を備え、行選択手段と列選択手段のうち少なくとも一方は、リセット信号が入力され、当該リセット信号が低電位のときに全リセットされるように構成されたシフトレジスタ(11)と、リセット信号が入力され、当該リセット信号が高電位となったときにスタートパルスを生成するように構成されたスタートパルス生成回路(18)と、を含んで構成されることを特徴とする、マトリクス装置の駆動回路。
【選択図】 図3

Description

本発明は、行列状に配置された機能素子を順次選択するマトリクス装置を駆動する回路の改良技術に関する。
マトリクス状に配置された機能素子を順次選択し、所定の機能を発揮させるように動作させるマトリクス装置は種々のデバイスに用いられている。このようなデバイスとしては、例えば、特開2002−169190号公報(特許文献1)に開示されている電気泳動装置がある。また、マトリクス装置は、電気泳動装置以外にも、液晶表示装置やエレクトロルミネッセンス表示装置、あるいは指紋センサ等の構成要素である静電容量検出装置など種々のデバイスに用いられている。
図8は、従来の線順次方式のマトリクス装置の駆動回路の構成例を説明するブロック図である。図8に示すマトリクス装置の駆動回路は、マトリクス状に配置された機能素子551を順次選択するためのものであり、複数の走査線532及び当該走査線を選択するための走査ドライバ520と、複数のデータ線533及び当該データ線に所定のデータを出力するためのデータドライバ510とを備えている。機能素子551は、走査線532とデータ線533との各交点にそれぞれ配置されている。走査ドライバ520は、タイミングを決定するための走査シフトレジスタ521を含んで構成されている。走査シフトレジスタ521は、動作タイミングを決定する行基準信号に相当する走査線選択基準信号CLKYを入力するための端子を備えている。データドライバ510は、タイミングを決定するためのデータシフトレジスタ511を含んで構成されている。データシフトレジスタ511は、動作タイミングを決定する列基準信号に相当するデータ線選択基準信号CLKXを入力するための端子を備えている。各基準信号CLKY、CLKXの動作タイミングは外部制御回路によって制御される。走査シフトレジスタ521は、基準信号である走査線選択基準信号に基づいて、各シフトレジスタ初段に入力される信号SPYを順次転送する。データシフトレジスタ511は、基準信号であるデータ線選択基準信号に基づいて、各シフトレジスタ初段に入力される信号SPXをそれぞれ順次転送する。これにより、シフトレジスタの各出力段に対応するデータラッチの各段に、DATAからの信号が取り込まれる。SPXがシフトレジスタの最終段まで転送された後XLPが入力されることで、データラッチに取り込まれた信号はデータ線533に出力される。走査ドライバ520によって走査線532のうち何れか1行が順次選択され、データドライバによってデータ線に出力される信号が制御されることによって、マトリクス状に配列された複数の機能素子551のうち何れか1行が順次選択されて機能素子にデータ線533の信号が書き込まれる。
ところで、上述した従来の構成においては、データドライバと走査ドライバの動作タイミングを制御する制御信号として、専用の二系統の基準信号である行基準信号と列基準信号を外部制御回路によって生成し、それぞれのシフトレジスタに供給することで制御していた。また、それぞれのシフトレジスタの初段に対してスタートパルス信号SPX,SPYが供給するように構成されていた。このため、制御信号を入力するための外部接続端子として基準信号入力用とスタートパルス信号入力用の外部接続端子がそれぞれの選択回路に必要となっていた。このように、接続端子数が増えることで実装の制約が大きくなり、実装のし易さ、接続の信頼性、設計の自由度、検査効率等に問題があった。また、データドライバと走査ドライバの動作タイミングを制御するために、外部制御回路によってこれら制御信号の同期を取る必要があり、外部制御回路は複雑化していた。このため、開発効率が悪いとの問題があった。
特開2001−169190号公報
そこで、本発明は、制御信号及び外部接続端子数を減らすとともに、制御系が簡素化されたマトリクス装置の駆動回路を提供することを課題とする。
第1の態様の本発明は、複数の行線と複数の列線との各交点に機能素子が設けられてなるマトリクス装置を駆動する駆動回路であって、上記複数の行線から特定の行線を選択する行選択手段と、上記複数の列線から特定の列線を選択する列選択手段と、を備え、上記行選択手段と上記列選択手段のうち少なくとも一方は、リセット信号が入力され、当該リセット信号が低電位のときに全リセットされるように構成されたシフトレジスタと、上記リセット信号が入力され、当該リセット信号が高電位となったときにスタートパルスを生成するように構成されたスタートパルス生成回路と、を含んで構成されることを特徴とする、マトリクス装置の駆動回路である。
かかる構成によれば、電源を除く信号入出力端子をリセット信号、クロック信号、クロック反転信号及びデータ入出力信号の4入力端子とすることができる。したがって、制御信号及び外部接続端子数を減らすとともに、制御系が簡素化されたマトリクス装置の駆動回路が得られる。
また、上記シフトレジスタの最終段の出力であるエンドパルスを帰還させるエンドパルス帰還手段と、上記スタートパルス生成回路により生成される上記スタートパルスと、上記エンドパルス帰還手段によって帰還されるエンドパルスとが入力され、当該スタートパルス又はエンドパルスのいずれかが高電位となったときに、上記シフトレジスタの初段に高電位を出力するスタートパルス検出回路と、を更に備えることが好ましい。
これにより、エンドパルスをスタートパルスとして利用して、シフトレジスタのデータ転送を継続させることができる。
また、クロック信号が入力され、当該クロック信号を反転させたクロック反転信号を生成する反転クロック生成手段を更に備えることが好ましい。
これにより、制御信号及び外部接続端子数を更に減らすことができる。
また、上記列選択手段に含まれる上記シフトレジスタから出力されるエンドパルスを上記行選択手段の行基準信号として入力するように構成することも好ましい。
これにより、行基順信号を外部から供給する必要がなくなる。
また、上記列選択手段はデータラッチを含み、当該データラッチは上記エンドパルスをラッチパルスとして用いることが好ましい。
これにより、ラッチパルス入力端子を省略できるので、更に端子数を削減することが可能となる。
第2の態様の本発明は、上述した駆動回路を用いて構成されていることを特徴とするマトリクス装置である。
これにより、制御信号及び外部接続端子数の少ないマトリクス装置が得られる。このようなマトリクス装置は、電気泳動表示装置、液晶表示装置、エレクトロルミネッセンス表示装置等の電気光学装置、あるいは指紋センサ等の構成要素となる静電容量検出装置など種々のデバイスに用いることができる。
第3の態様の本発明は、上述したマトリクス装置を用い、上記機能素子として電気泳動素子を用いて構成された電気光学装置(電気泳動表示装置)であって、上記ラッチパルスが、何れの上記行線に対しても行線選択パルスが出力されないタイミングで出力されることを特徴とするものである。
これにより、表示特性の改善された電気光学装置が得られる。
第4の態様の本発明は、上述したマトリクス装置或いは電気光学装置を用いて構成されていることを特徴とする電子機器である。ここで「電子機器」とは、一定の機能を奏する機器一般をいい、その構成に特に限定が無いが、例えば、電子ペーパ、電子ブック、ICカード、携帯電話、ビデオカメラ、パーソナルコンピュータ、ヘッドマウントディスプレイ、リア型またはフロント型のプロジェクター、さらに表示機能付きファックス装置、デジタルカメラのファインダ、携帯型TV、PDA、電子手帳等が含まれる。
以下、本発明の実施の形態として、本発明を適用した電気泳動表示装置について説明する。
図1は、一実施形態の電気泳動表示装置の構成を説明するブロック図である。図1に示す電気泳動表示装置1は、複数の走査線32と、当該走査線32を順次選択するための走査ドライバ20と、走査線32と交差して設けられる複数のデータ線33と、当該データ線33を順次選択するためのデータドライバ10と、走査線32とデータ線33との各交点に設けられ、マトリクス状に配置される画素回路31を含んでなるアクティブマトリクス部30と、を含んで構成されている。なお、本発明との対応を説明すると、走査線32が行線に相当し、データ線33が列線に相当し、走査ドライバ20が行選択手段に相当し、データドライバ10が列選択手段に相当し、画素回路31が機能素子に相当する。
データドライバ10は、データラッチ12と、当該データラッチ12を順次選択するためのデータシフトレジスタ11と、データバッファ13と、を含んで構成される。
走査ドライバ20は、走査線32を順次走査するための走査シフトレジスタ21と、走査バッファ22と、を含んで構成される。
データシフトレジスタ11と走査シフトレジスタ21のそれぞれには、リセット信号RST発生回路(図示せず)が接続されている。
本実施形態のデータドライバ10及び走査ドライバ20は、それぞれデータシフトレジスタ11及び走査シフトレジスタ21を備えており、それらの動作によりデータ線33及び走査線32の順次選択を高速に行う。しかし、従来のアクティブマトリクス駆動装置では、電源投入時の電位のバラツキを消去する場合、通常のシフトレジスタでは全スキャンをかける必要があり、電源投入後の立ち上げに余計な時間がかかってしまう。これを回避するため本実施形態では、データシフトレジスタ11及び走査シフトレジスタ21にリセット信号RSTをかけるだけでシフトレジスタのデータを一括してリセットできるようになっている。リセット信号RSTにより、走査ドライバ20の走査シフトレジスタ21の入力側2段のみが選択状態になり、その他の段はすべて非選択状態となる。
アクティブマトリクス部30には、電気泳動素子を含んでなる画素回路31がマトリクス状に配列されており、複数の走査線32と複数の低電位電源線36は行方向に沿って配線され、複数のデータ線33は列方向に沿って配線されている。
図2は、画素回路31の詳細構成を説明する回路図である。図2に示すように、画素回路31は、電気泳動素子37と、この電気泳動素子37の電気分極状態を保持するための容量素子38と、スイッチング動作を行って容量素子38に電荷を蓄積させるための選択トランジスタ34とを含んで構成されている。選択トランジスタ34は、ゲートに走査線32が接続され、ソースにデータ線33が接続され、ドレインに電気泳動素子37及び容量素子38のそれぞれの一方端が接続されている。低電位電源線36は、容量素子38の他方端に接続されている。
図3は、データドライバ10の詳細構成を説明する回路図である。データシフトレジスタ11は、前段からのデータの受け入れを制御するクロックドインバータ50と、このクロックドインバータ50の出力を反転するインバータ51と、このインバータ51の出力すなわちシフトレジスタ後段への出力を反転制御するためのクロックドNAND52との組み合わせを一段とし、これを複数段にわたって接続することで構成されている。データシフトレジスタ11には、互いに逆位相のクロック信号CLK及びクロック反転信号CLKBが入力される。データシフトレジスタ11の奇数段においては、クロックドインバータ50にはクロック信号CLK、クロックドNAND52にはクロック反転信号CLKBがそれぞれ入力される。また、データシフトレジスタ11の偶数段においては、クロックドインバータ50にはクロック反転信号CLKB、クロックドNAND52にはクロック信号CLKがそれぞれ入力される。したがって、データシフトレジスタ11の偶数段と奇数段の動作タイミングは互いに逆位相となる。また、データドライバ10は、リセット信号RSTが低電位のときにリセット状態となる機能を備えている。リセット状態では、スタートパルス生成回路18の出力段が高電位にセットされ、データシフトレジスタ11の各段の出力は全て低電位にリセットされる。
クロックドNAND52は、図4にその回路構成に示すように、クロックドインバータ52aと、リセット信号入力トランジスタTr1及びTr2とを備えている。クロックドNAND52への入力信号INとして、図示しないリセット信号発生回路からのリセット信号RSTと、インバータ51からの出力信号がそれぞれ入力される。リセット信号RSTの電位がレベルLのときは、トランジスタTr2が非アクティブとなり、反転信号が反転入力されたトランジスタTr1がアクティブとなるので、出力電圧は高電位VDDに近くなる。よって、クロックドNAND52の出力電圧は、入力信号INの如何に関わらずレベルHとなる。このとき、レベルHとなっているクロックドNAND52の出力はインバータ51で反転されるので、シフトレジスタ各段の出力(N3,N5)はすべてレベルLとなる。クロックドNAND52に対する入力信号RSTがレベルHのときは、トランジスタTr2がアクティブとなり、トランジスタTr1が非アクティブとなる。この場合クロックドNAND52は、クロックドインバータ52aのみの回路と等価になる。従って、このときデータシフトレジスタ11は、以下のような通常のシフトレジスタの動作を行う。
データシフトレジスタ11の奇数段では、クロックドインバータ50はクロック信号CLKの立ち上がりに、クロックドNAND52はクロック反転信号CLKBの立ち上がりに同期してアクティブとなる。一方、データシフトレジスタ11の偶数段では、クロックドインバータ50はクロック反転信号CLKBの立ち上がりに、クロックドNAND52はクロック信号CLKの立ち上がりに同期してアクティブとなる。なお、クロック信号CLKとクロック反転信号CLKBは相補信号であるので、データシフトレジスタ11の奇数段と偶数段とで動作タイミングがCLKの半周期分ずれるようになっている。
データラッチ12は、第1ラッチ12aと第2ラッチ12bから構成される。第1ラッチ12aは、データシフトレジスタ11からの順次選択信号XSEL{n}(nは自然数)に応じて画像データDATAをラッチする。第2ラッチ12bは、第1ラッチ12aの各段からの信号をラッチパルスXLPに応じてラッチする。
データバッファ13は、データラッチ12を構成する第2ラッチ12bからの順次選択信号XSEL{n}の駆動能力を高めて出力する。
反転クロック生成回路14は、図示のように複数のインバータを組み合わせてなり、クロック信号CLKが入力されて当該信号を反転したクロック反転信号CLKBを生成する。反転クロック生成回路14によって生成されたクロック反転信号CLKBは、クロック信号CLKとともにデータシフトレジスタ11の各段へそれぞれ出力される。
EP・EPB生成回路15は、図示のように複数のインバータを組み合わせてなり、データドライバ10のエンドパルス(終了信号)XEPが入力され、これに基づいて走査ドライバ基準信号EP及びこれの反転信号EPBを生成する。生成された各信号EP、EPBは走査ドライバ20の走査シフトレジスタ21の列基準信号入力端子へ入力される。なお、走査ドライバ基準信号が本発明における「行基準信号」に相当する。
エンドパルス帰還手段17は、データシフトレジスタ11の最終段の出力であるエンドパルスXEPをスタートパルス検出回路19へ帰還させる。
スタートパルス生成回路18は、リセット信号RST、クロック信号CLK及びクロック反転信号CLKBが入力され、スタートパルスXSTを生成する。
スタートパルス検出回路19は、オア回路を用いて構成されており、スタートパルス生成回路18の出力段が高電位となっているときに、データシフトレジスタ11の初段に電位を出力する。また、スタートパルス検出回路19は、エンドパルスXEPが高電位となったとき、データシフトレジスタ11の初段に高電位を出力する。すなわち、エンドパルスXEPがスタートパルスとなって、再びデータシフトレジスタ11が各段に順次転送される。このような構成としているので、データシフトレジスタ11は再度リセット信号が入力されない限り、データ転送を継続する。
スタートパルス生成回路18の出力はスタートパルス検出回路19に入力される。リセット信号RSTが高電位のときは、データシフトレジスタ11が動作する状態となり、スタートパルス生成回路18にセットされたデータがクロック信号CLKに従って順次転送される。データシフトレジスタ11が動作している間は、スタートパルス生成回路18には低電位が入力されるので、次に低電位のリセット信号RSTが与えられるまでは、スタートパルス生成回路18からデータシフトレジスタ11にスタートパルスXSPが入力されることはない。スタートパルスXSPがデータシフトレジスタ11の最終段まで転送されると、データシフトレジスタ11の最終段の出力である終了信号XEPはエンドパルス帰還手段17を介してスタートパルス検出回路19に入力される。
図5は、走査ドライバ20の詳細構成を説明する回路図である。この走査ドライバ20は、上述したデータドライバ10と同様な構成を備えている。走査シフトレジスタ21の入力側2段、即ち1段目と2段目は、クロックドインバータ60と、このクロックドインバータ60の出力を反転するインバータ61と、このインバータ61の出力(シフトレジスタ後段への出力)を反転制御するためのクロックドNAND62との組み合わせで構成される。
走査シフトレジスタ21は、列選択終了信号入力手段に相当する2つの入力端子を備えており、当該各端子を介して、行基準信号に相当する互いに逆位相の列選択終了信号EP及びEPBが入力される。走査シフトレジスタ21の奇数段においては、クロックドインバータ60にはクロック信号CLK、クロックドNAND62にはクロック反転信号CLKBが入力される。走査シフトレジスタ21の偶数段においては、クロックドインバータ60にはクロック反転信号CLKB、クロックドNAND62にはクロック信号CLKが入力される。従って、走査シフトレジスタ21の偶数段と奇数段の動作タイミングは互いに逆位相となる。クロックドNAND62の詳細構成については上述したクロックドNAND52と同様である(図4参照)。
走査バッファ22は、走査シフトレジスタ21からの順次選択信号YSEL{m}(mは自然数)の駆動能力を高めて出力する。
エンドパルス帰還手段27は、走査シフトレジスタ21の最終段の出力であるエンドパルス(終了信号)YEPをスタートパルス検出回路29へ帰還させる。
スタートパルス生成回路28は、リセット信号RST、走査ドライバ基準信号EP及びこれの反転信号EPBが入力され、スタートパルスYSTを生成する。
スタートパルス検出回路29は、オア回路を用いて構成されており、スタートパルス生成回路28の出力段が高電位となっているときに、走査シフトレジスタ21の初段に電位を出力する。また、スタートパルス検出回路29は、エンドパルスYEPが高電位となったとき、走査シフトレジスタ21の初段に高電位を出力する。すなわち、エンドパルスYEPがスタートパルスとなって、再び走査シフトレジスタ21が各段に順次転送される。このような構成としているので、走査シフトレジスタ21は再度リセット信号が入力されない限り、データ転送を継続する。
本実施形態の電気泳動表示装置1はこのような構成を備えており、次にその動作について説明する。データドライバ10及び走査ドライバ20の動作についてタイミングチャートを用いて説明する。
図6は、本実施形態の電気泳動表示装置1の動作を説明するタイミングチャートである。
データシフトレジスタ11は、クロック信号CLKの立ち上がりと立ち下がりのタイミングでスタートパルスXSPを順次転送する。これによりデータラッチ選択パルスXSEL{n}が順次出力され、画像データDATAが順次、データラッチ12中の第1ラッチ12aに取り込まれる。最終段のデータラッチ選択パルスXSEL{n}が出力された後に、ラッチパルスLPを入力すると、第1ラッチ12aに取り込まれた信号が第2ラッチ12bへ転送され、各データ線33へ第2ラッチ12bの出力X{n}が出力される。
データシフトレジスタ11の最終段の出力、すなわち本発明の列選択終了信号に相当するデータドライバのエンドパルスEP及びその反転信号EPBは、アクティブマトリクス部30へは接続されず、走査ドライバ20に含まれる走査シフトレジスタ21へ行基準信号として出力される。
走査シフトレジスタ21は、クロック信号CLKの立ち上がりと立ち下がりのタイミングでスタートパルスYSPを順次転送する。これにより、走査線選択パルスYSEL{m}が順次出力される。このとき、上述したデータドライバのエンドパルスEP及びその反転信号EPBが、信号転送の基準信号となる。すなわち、リセット動作後、走査シフトレジスタ21の入力側2段には最初のエンドパルスEPが入力されるまでの間はレベルHが保持されており、この状態はエンドパルスEPの立ち上がりと立ち下がりのタイミングで順次次の段へ転送される。走査シフトレジスタ21の入力側は低電位電源線36に接続されているので、エンドパルスEP及びその反転信号EPBが動作している時には入力側2段は常にレベルLを転送し続ける。これにより走査線YSEL[n]が順次レベルHとなり、走査線32が1本ずつ選択される。
図7は、電気泳動表示装置を備える電子機器の例について説明する斜視図であり、電子機器の一例として、いわゆる電子ペーパが例示されている。図7(A)に示すように、本実施形態の電子ペーパ100は、電気泳動表示装置1を表示部101として備えている。また、図7(B)は、電子ペーパ100を2つ折りに構成した場合の例であり、電気泳動表示装置1(又は1a)を表示部101a及び101bとして備えている。なお、例示の電子ペーパの他にも、表示部を備える各種の電子機器(例えば、ICカード、PDA、電子手帳等)について電気泳動表示装置1を適用し得る。
このように本実施形態によれば、駆動回路(データドライバ、走査ドライバ)の制御信号及び外部接続端子数を減らすとともに、制御系が簡素化された電気泳動表示装置を得ることが可能となる。
なお、本発明は上述した各実施形態の内容に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。
例えば、上述した実施形態では、列選択手段に相当するデータドライバと行選択手段に相当する走査ドライバのいずれに対しても本発明を適用していたが、いずれか一方のみに適用してもよい。その場合であっても、従来に比較して制御信号及び外部接続端子数を減らし、制御系を簡素化することができる。
また、上述した各実施形態では、マトリクス装置を用い、機能素子として電気泳動素子を採用して構成した電気泳動表示装置を例にして説明を行っていたが、機能素子としてはこれ以外にも、液晶表示素子、有機エレクトロルミネッセンス素子、静電容量検出素子など種々のものを採用し得る。
一実施形態の電気泳動表示装置の構成を説明するブロック図である。 画素回路の詳細構成を説明する回路図である。 データドライバの詳細構成を説明する回路図である。 クロックドNANDの回路構成に示す図である。 走査ドライバの詳細構成を説明する回路図である。 電気泳動表示装置の動作を説明するタイミングチャートである。 電気泳動表示装置を備える電子機器の例について説明する斜視図である。 従来のマトリクス装置の駆動回路の構成例を説明するブロック図である。
符号の説明
1…電気泳動表示装置、10…データドライバ、11…データシフトレジスタ、12…データラッチ、13…データバッファ、14…反転クロック生成回路、15…EP・EPB生成回路、17…エンドパルス帰還手段、18…スタートパルス生成回路、19…スタートパルス検出回路、20…走査ドライバ、21…走査シフトレジスタ、22…走査バッファ、27…エンドパルス帰還手段、28…スタートパルス生成回路、29…スタートパルス検出回路、30…アクティブマトリクス部、31…画素回路、32…走査線、33…データ線、100…電子ペーパ

Claims (8)

  1. 複数の行線と複数の列線との各交点に機能素子が設けられてなるマトリクス装置を駆動する駆動回路であって、
    前記複数の行線から特定の行線を選択する行選択手段と、
    前記複数の列線から特定の列線を選択する列選択手段と、を備え、
    前記行選択手段と前記列選択手段のうち少なくとも一方は、
    リセット信号が入力され、当該リセット信号が低電位のときに全リセットされるように構成されたシフトレジスタと、
    前記リセット信号が入力され、当該リセット信号が高電位となったときにスタートパルスを生成するように構成されたスタートパルス生成回路と、
    を含んで構成されることを特徴とする、マトリクス装置の駆動回路。
  2. 前記シフトレジスタの最終段の出力であるエンドパルスを帰還させるエンドパルス帰還手段と、
    前記スタートパルス生成回路により生成される前記スタートパルスと、前記エンドパルス帰還手段によって帰還されるエンドパルスとが入力され、当該スタートパルス又はエンドパルスのいずれかが高電位となったときに、前記シフトレジスタの初段に高電位を出力するスタートパルス検出回路と、
    を更に備えることを特徴とする、請求項1に記載のマトリクス装置の駆動回路。
  3. クロック信号が入力され、当該クロック信号を反転させたクロック反転信号を生成する反転クロック生成手段を更に備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載のマトリクス装置の駆動回路。
  4. 前記列選択手段に含まれる前記シフトレジスタから出力される前記エンドパルスを前記行選択手段の行基準信号として入力するように構成したことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載のマトリクス装置の駆動回路。
  5. 前記列選択手段はデータラッチを含み、当該データラッチは前記エンドパルスをラッチパルスとして用いることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかの記載のマトリクス装置の駆動回路。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の駆動回路を用いて構成されていることを特徴とするマトリクス装置。
  7. 請求項6に記載のマトリクス装置を用い、前記機能素子として電気泳動素子を用いて構成されており、前記ラッチパルスは、何れの前記行線に対しても行線選択パルスが出力されないタイミングで出力されることを特徴とする、電気光学装置。
  8. 請求項6に記載のマトリクス装置を用いて構成されていることを特徴とする電子機器。

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