JP2005038346A - 半導体装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 低コストの製造プロセスを用いて、ノイズに対する耐性を強化して安定的な制御が可能な半導体装置及びその制御方法を提供する。
【解決手段】 制御データに対応した制御信号に基づいて制御される半導体装置は、制御データが設定される制御レジスタ24と、第1の制御コマンドが格納された不揮発性メモリに対して、第1の制御コマンドの読み出し制御を行うシーケンサ30と、不揮発性メモリから読み出された第1の制御コマンドが出力される第1のコマンドバス60と、第1のコマンドバス60上の第1の制御コマンドをデコードする第1のデコーダ50とを含む。シーケンサ30は、不揮発性メモリに対して周期的に第1の制御コマンドの読み出し制御を行い、第1のコマンドバス上に出力される第1の制御コマンドを第1のデコーダ50がデコードする度に、第1の制御コマンドに対応した制御データを制御レジスタ24に設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体装置及びその制御方法に関する。
液晶システムを携帯電話等の電子機器に搭載することによって、電子機器の小型化が図られる。そして、液晶システムを構成する液晶パネルを駆動するドライバ(広義には、集積回路又は半導体装置)による駆動制御を細かく行うことで、より一層の低消費電力化を実現できる。
このようなドライバには、内部に制御レジスタが設けられている。この制御レジスタに制御データを設定することで、該制御データに対応した駆動制御を可能にし、より細かい駆動制御を実現できる。例えば、表示すべき領域の設定、駆動すべきデータ線の選択、供給される表示データのシフト方向の選択や、表示用の出力タイミングの設定等を行うための制御レジスタがある。
ドライバは、マイクロプロセッサ(Micro Processor Unit:以下、MPUと略す。)(表示コントローラ)に接続される。特許文献1に開示されているように、MPUが、電源投入時や初期化時、或いは表示期間中に、ドライバの制御レジスタに制御データを設定する。ドライバは、制御レジスタに設定された制御信号を生成し、該制御信号に基づく駆動制御を行う。
特開2001−222249号公報
一般的に、液晶の駆動には、高い電圧が必要とされる。このため、液晶を駆動するドライバ内では、液晶の駆動に伴うノイズが発生しやすい。従って、ドライバ内で発生したノイズに起因して、ドライバ内の制御レジスタの内容が書き換わる場合がある。
このようなノイズの発生に対して、製造プロセスやレイアウトを工夫して、ノイズに対する耐性を強化する手法が有効とされている。ところが、制御レジスタの内容が頻繁に書き換えられることは少なく、また制御レジスタの内容が電源投入時や初期化時のみ参照されることが多い。即ち、制御レジスタの内容が書き換わったとしても、システムの動作が致命的な状況に陥らないことがほとんどである。従って、製造プロセスを工夫してコスト高を招くのは妥当ではない場合がある。
その一方で、特に表示に関わるドライバにおいて、制御レジスタの内容が書き換わると、表示される画像の乱れが生じる場合があり、何らかの対策を講じることが要求される。
このように、低コストで、ノイズに対する耐性を強化して、安定的な制御が可能なドライバを提供できることが望ましい。そして、MPU(表示コントローラ)によるドライバの制御を実現しつつ、低コストで、ノイズに対する耐性を強化できることが望ましい。
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、低コストの製造プロセスを用いて、ノイズに対する耐性を強化して安定的な制御が可能な半導体装置及びその制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、外部から設定される制御データに対応した制御信号に基づいて制御される半導体装置であって、前記制御データが設定される制御レジスタと、第1の制御コマンドが格納された不揮発性メモリに対して、前記第1の制御コマンドの読み出し制御を行うシーケンサと、前記不揮発性メモリから読み出された前記第1の制御コマンドが出力される第1のコマンドバスと、前記第1のコマンドバス上の前記第1の制御コマンドをデコードする第1のデコーダとを含み、前記シーケンサが、前記不揮発性メモリに対して周期的に前記第1の制御コマンドの読み出し制御を行い、前記第1のコマンドバス上に出力される前記第1の制御コマンドを前記第1のデコーダがデコードする度に、前記第1の制御コマンドに対応した前記制御データを前記制御レジスタに設定する半導体装置に関係する。
本発明においては、半導体装置を制御するための制御コマンドが格納される不揮発性メモリに対し、周期的に同じ制御コマンドの読み出し制御を行う。そして、第1のデコーダで制御コマンドのデコードを行う。更に、第1のデコーダでデコードされる度に、該制御コマンドに対応した制御データを繰り返し制御レジスタに設定する。半導体装置は、制御レジスタに設定された制御データに対応した制御信号に基づいて制御される。
これにより、ノイズ等により制御レジスタの内容が書き換わったとしても、ある期間が経過した後に制御レジスタを元の内容に戻すことができる。従って、高耐圧プロセスを用いたノイズ対策を講ずることなく、低コストの製造プロセスで、ノイズの発生に起因する誤動作を低減できるようになる。
また本発明に係る半導体装置では、第1又は第2の状態に設定される外部設定用端子を含み、前記シーケンサが、前記外部設定用端子が第1の状態のとき、前記不揮発性メモリに対する前記第1の制御コマンドの読み出し制御を行うことができる。
本発明によれば、例えば半導体装置の電源投入時に不揮発性メモリに対して制御コマンドの周期的な読み出し制御を開始することができる。従って、制御コマンドの読み出し制御を開始させるためのコントローラ等を不要とする構成を実現できるようになる。
また本発明に係る半導体装置では、制御フラグが設定される制御フラグレジスタと、第2の制御コマンドが出力される第2のコマンドバスと、前記第2のコマンドバス上の前記第2の制御コマンドをデコードする第2のデコーダと、前記第1及び第2のコマンドバスのいずれか1つを前記第1のデコーダに接続する切替回路とを含み、前記切替回路は、前記制御フラグに基づいて、前記第1及び第2のコマンドバスのいずれかの制御コマンドを前記第1のデコーダに出力し、前記シーケンサが、前記第2のデコーダのデコード結果に基づいて前記制御フラグを前記制御フラグレジスタに設定すると共に、前記第1のデコーダのデコード結果に基づき、前記第1及び第2のコマンドバスのいずれかの制御コマンドに対応した制御データを前記制御レジスタに設定することができる。
また本発明に係る半導体装置では、前記第2のデコーダのデコード結果に基づいて前記制御フラグがセット又はリセットされたことを条件に、前記切替回路は、前記第1のコマンドバスと前記第1のデコーダとを接続する状態から、前記第2のコマンドバスと前記第1のデコーダとを接続する状態に切り替えることができる。
本発明によれば、不揮発性メモリに対して周期的に読み出し制御が行われている期間に、例えばコントローラから出力された制御コマンドに対応した制御を行うことができるようになる。しかも、第2のデコーダは、切替回路の切替制御を行うための制御コマンドだけをデコードするだけで済むため、第1のデコーダと同様の規模のデコーダを複数設ける必要がなくなり、回路規模の増大も抑えることができる。
また本発明に係る半導体装置では、前記切替回路は、前記第2のデコーダにより、第2のコマンドバス上に前記第2の制御コマンドが出力されたことが検出されたとき、前記第2のコマンドバスを前記第1のデコーダに接続することができる。
本発明によれば、第2のデコーダの規模を削減でき、半導体装置の低コスト化を図ることができる。
また本発明に係る半導体装置では、前記第1のコマンドバスは、前記不揮発性メモリに電気的に接続されてもよい。
また本発明に係る半導体装置では、前記第2のコマンドバスは、前記第2の制御コマンドを出力するコントローラに接続されてもよい。
また本発明に係る半導体装置では、前記不揮発性メモリは、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)であってもよい。
また本発明に係る半導体装置では、表示データが取り込まれる表示データレジスタと、前記表示データレジスタに取り込まれた前記表示データに基づいて、表示部のデータ線を駆動するデータ線駆動回路とを含み、前記不揮発性メモリには、表示設定用の制御コマンドが格納され、前記第2のコマンドバスは、前記第2の制御コマンドを出力する表示コントローラに接続されてもよい。
本発明によれば、低コスト化を実現し、かつ制御コマンドによる細かな制御が可能なデータドライバを提供できる。
また本発明は、外部から設定される制御データに対応した制御信号に基づく半導体装置の制御方法であって、第1の制御コマンドが格納された不揮発性メモリに対して、周期的に前記第1の制御コマンドの読み出し制御を行い、前記不揮発性メモリから読み出された前記第1の制御コマンドをデコードする度に、前記第1の制御コマンドに対応した制御データを制御レジスタに設定し、前記制御レジスタの内容に基づいて前記制御信号を生成することを特徴とする半導体装置の制御方法に関係する。
また本発明に係る半導体装置の制御方法では、外部設定用端子が第1の状態のとき、前記不揮発性メモリに対する前記第1の制御コマンドの読み出し制御を行うことができる。
また本発明に係る半導体装置の制御方法では、第2の制御コマンドが出力される第2のコマンドバス上の前記第2の制御コマンドをデコードし、前記第2のデコーダのデコード結果に基づいて設定された制御フラグに応じて、前記第1及び第2のコマンドバスのいずれか1つの制御コマンドをデコードし、前記第1及び第2のコマンドバスのいずれか1つの制御コマンドに対応した制御データを前記制御レジスタに設定することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. 半導体装置
図1に、本実施形態における半導体装置の構成要部の概要を示す。なお、これらの一部を省略してもよい。
半導体装置は、制御回路10を含む。制御回路10は、制御信号を生成する。半導体装置を構成する各回路は、制御回路10によって生成された制御信号に基づいて制御される。制御回路10は、制御データ記憶部20に記憶された制御データに対応した制御信号を生成する。制御データ記憶部20は、制御レジスタ22を含む。制御レジスタ22には、例えば半導体装置の外部から制御データが設定される。
また半導体装置は、シーケンサ30を含む。シーケンサ30は、制御データを制御レジスタ22に設定する制御を行う。このシーケンサ30の機能は、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等により実現されるハードウェア、又はファームウェアを格納したROM(Read-Only Memory)と中央処理装置(Central Processing Unit:以下、CPUと略す。)とにより実現できる。
半導体装置は、第1のインタフェース(InterFace:以下、I/Fと略す。)回路40、第1のデコーダ50を含む。第1のI/F回路40と第1のデコーダ50とは、第1のコマンドバス60を介し、電気的に接続できる構成となっている。第1のI/F回路40の機能は、Input/Output(I/O)セル(入力回路(入力バッファ)、出力回路(出力バッファ)或いは入出力回路(入出力バッファ))、電極(パッド)及び半導体装置の端子(ピン)により実現できる。第1のI/F回路40は、図示しない不揮発性メモリと電気的に接続される。
第1のコマンドバス60には、第1のI/F回路40を介して、図示しない不揮発性メモリから読み出された制御コマンド(コマンド)が出力される。
第1のデコーダ50は、第1のコマンドバス60上に出力される制御コマンドをデコードすることができる。
このような半導体装置において、シーケンサ30は、第1の制御コマンドが格納された不揮発性メモリに対して、第1の制御コマンドの読み出し制御を行う。
図2に、シーケンサ30による第1の制御コマンドの読み出し制御を説明するためのタイミング図の一例を示す。
シーケンサ30は、第1のI/F回路40を介して、図示しない不揮発性メモリに対して、第1の制御コマンドの読み出しを行うための制御を周期的に行う。例えば図2に示すように、周期的に不揮発性メモリに対して読み出し要求REQ1を出力し、該読み出し要求REQ1に対応して該不揮発性メモリから読み出された制御データCD1を半導体装置に取り込む。
シーケンサ30が行う読み出し制御の周期は、一定(T1=T2=・・・)であってもよいし、不定(T1≠T2≠T3・・・)であってもよい。所与の一定期間内に第1の制御コマンドを読み出すことができればよく、同じ第1の制御コマンドに対する読み出し制御が繰り返し行われればよい。また、読み出し制御は、第1のコマンドバス60及び第1のI/F回路40を介して行ってもよい。
なお図2では、第1の制御コマンドに対する読み出し制御を周期的に行っている場合を示しているが、複数の制御コマンド対する読み出し制御をそれぞれ周期的に行ってもよい。
シーケンサ30の読み出し制御によって図示しない不揮発性メモリから読み出された第1の制御コマンドは、第1のI/F回路40を介して、第1のコマンドバス60に出力される。そして、第1のデコーダ50と第1のコマンドバス60とが電気的に接続されて、第1のコマンドバス60上の第1の制御コマンドが第1のデコーダ50に供給される。第1のデコーダ50は、第1のコマンドバス60上の第1の制御コマンドをデコードする。
そして、シーケンサ30は、第1のコマンドバス60上に出力される第1の制御コマンドを第1のデコーダ50がデコードする度に、第1の制御コマンドに対応した制御データを制御レジスタ22に設定する。
なお制御コマンドに対応する制御データとは、制御コマンド自体のパラメータとして付随するデータであってもよいし、制御コマンドに続いてコマンドバスに出力されるデータであってもよい。
このように半導体装置を制御するための制御コマンドが格納される不揮発性メモリに対して、周期的に同じ制御コマンドの読み出し制御を行って、第1のデコーダ50で制御コマンドのデコードを行う。そして、第1のデコーダ50でデコードされる度に、該制御コマンドに対応した制御データを繰り返し制御レジスタ22に設定する。これにより、ノイズ等により制御レジスタ22の内容が書き換わったとしても、ある期間が経過した後に制御レジスタ22を元の内容に戻すことができる。従って、高耐圧プロセスを用いたノイズ対策を講ずることなく、低コストの製造プロセスで、ノイズの発生に起因する誤動作を低減できるようになる。
なお、図示しない不揮発性メモリに格納される制御コマンドとしては、製品番号や製造ロット番号を設定するためのコマンド、電源投入時の設定用コマンド、或いは初期化時の設定用コマンドがある。
なお半導体装置は、外部設定用端子70を含むことができる。外部設定用端子70は、第1の状態又は第2の状態に設定される。より具体的には、外部設定用端子70は、第1の状態として例えば所与の高電位側の電源電圧が印加される状態、又は第2の状態して例えば所与の低電位側の電源電圧が印加される状態に設定される。そして、シーケンサ30が、外部設定用端子70が第1の状態(例えば高電位側の電源電圧が印加される状態)のとき、第1のI/F回路40を介して、図示しない不揮発性メモリに対する第1の制御コマンドの読み出し制御を行う。
こうすることで、半導体装置の電源投入時に、制御レジスタ22の内容に関わらず、上述したような不揮発性メモリに対して制御コマンドの周期的な読み出し制御を開始することができる。従って、制御コマンドの読み出し制御を開始させるためのコントローラ等を不要とする構成を実現できるようになる。
ところで、半導体装置は、MPU(広義にはコントローラ)により制御されることが望ましい。コントローラを用いることで、動作状況に応じた最適な制御や、ユーザにより入力された操作情報を反映した制御を実現できるからである。
そのため、第1のデコーダ50が第1のコマンドバス60と固定的に接続されてしまうと、第1のデコーダ50は不揮発性メモリから読み出された制御コマンドしかデコードできなくなる。そこで、図1に示す半導体装置では、第2のI/F回路80、第2のデコーダ90及び切替回路100を含む。
第2のI/F回路80と、切替回路100とは、第2のコマンドバス110を介して電気的に接続される。第1のI/F回路40と、切替回路100とは、第1のコマンドバス110を介して電気的に接続される。切替回路100は、第1及び第2のコマンドバス60、110のいずれか1つを第1のデコーダ50に接続する。より具体的には、第1及び第2のコマンドバス60、110のいずれか1つをデコーダバス120に接続する。デコーダバス120は、第1のデコーダ50に接続される。
切替回路100は、制御データ記憶部20に含まれる制御フラグレジスタ24に設定される制御フラグに基づいて切替制御される。制御フラグは、第2のデコーダ90のデコード結果に基づいて、シーケンサ30により設定される。より具体的には、第2のデコーダ90のデコード結果に基づいて制御フラグがセット又はリセットされたことを条件に、切替回路100は、第1のコマンドバス60と第1のデコーダ50とを接続する状態から、第2のコマンドバス110と第1のデコーダ50とを接続する状態に切り替えることができる。
第2のI/F回路80は、第1のI/F回路40と同様に、その機能は、I/Oセル(入力回路(入力バッファ)、出力回路(出力バッファ)或いは入出力回路(入出力バッファ))、電極(パッド)及び半導体装置の端子(ピン)により実現できる。第2のI/F回路80は、図示しないコントローラ(MPU)と電気的に接続される。
第2のコマンドバス110には、第2のI/F回路80を介して、図示しないコントローラから出力された制御コマンド(コマンド)が出力される。
第2のデコーダ90は、第2のコマンドバス110上に出力される制御コマンドをデコードする。
図3に、シーケンサ30による第2の制御コマンドの読み出し制御を説明するためのタイミング図の一例を示す。
ここでは、シーケンサ30は、第1の制御コマンドが格納された不揮発性メモリに対して、第1のコマンドバス60及び第1のI/F回路40を介して、第1の制御コマンドの読み出し制御を周期的に行っているものとする。即ち、制御フラグが「0」となっており(リセット状態)、切替回路100は、第1のデコーダ50と、第1のコマンドバス60とを接続している。これにより、制御レジスタ22には、第1の制御コマンドに対応した制御データが周期的に繰り返し設定される。
このとき、コントローラが、第2のI/F回路80を介して第2の制御コマンドを第2のコマンドバス110に出力する。第2のデコーダ90は、第2のコマンドバス110上の第2の制御コマンドをデコードする。シーケンサ30は、第2のデコーダ90のデコード結果に対応した制御フラグを、制御データ記憶部20に含まれる制御フラグレジスタ24に設定する。例えば、制御フラグレジスタ24に、制御フラグの値「1」が設定される(セット状態)。
そして、制御フラグレジスタ24に設定された制御フラグに基づいて、切替回路100は、第1のデコーダ50と第1のコマンドバス60とを接続する状態から、第1のデコーダ50と第2のコマンドバス60とを接続する状態に切り替える。この結果、第1のデコーダ50は、第2のコマンドバス110上の制御コマンドをデコードすることができる。これにより、不揮発性メモリに対して周期的に読み出し制御が行われている期間に、コントローラから出力された制御コマンドに対応した制御を行うことができるようになる。しかも、第2のデコーダ90は、切替回路100の切替制御を行うための制御コマンドだけをデコードするだけで済むため、第1のデコーダ50と同様の規模のデコーダを複数設ける必要がなくなり、回路規模の増大も抑えることができる。
ここでは、第2のデコーダ90のデコード結果に基づいて制御フラグがセットされたことを条件に、切替回路100が、第2のコマンドバス110と第1のデコーダ50とを接続する状態に切り替えたが、これに限定されるものではない。制御フラグの初期状態が「1」(セット状態)で、第2のデコーダ90のデコード結果に基づいて制御フラグがリセットされたことを条件に、切替回路100が、第2のコマンドバス110と第1のデコーダ50とを接続する状態に切り替えてもよい。
なお、第2のデコーダ90は、第2のコマンドバス110上に第2の制御コマンドが出力されたことのみを検出してもよい。この場合、切替回路100が、第2のデコーダ90が第2のコマンドバス110上に第2の制御コマンドが出力されたことが検出されたことを条件に、第2のコマンドバス110を第1のデコーダ50に接続する。こうすることで、第2のデコーダ90の回路規模を大幅に削減できる。
なお、図1では、本実施形態における半導体装置が、I/Oセル、電極及び半導体装置の端子により実現される第1及び第2のI/F回路40、80を介して、図示しない不揮発性メモリ及びコントローラと接続されるものとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、本実施形態における半導体装置が、上述の不揮発性メモリ及びコントローラのうち少なくとも1つを含んでもよい。この場合、第1及び第2のI/F回路40、80の機能は、入力バッファ、出力バッファ或いは入出力バッファのみで実現できる。
2. データドライバへの適用例
次に、本実施形態における半導体装置を、データドライバに適用する場合について説明する。データドライバは、パネルのデータ線を駆動する。
図4に、本実施形態における半導体装置が適用されたデータドライバと、不揮発性メモリ及びコントローラとの接続関係を模式的に示す。
データドライバ200は、不揮発性メモリとしてデータを電気的に書き換えできるEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)300と、液晶表示(Liquid Crystal Display:以下、LCDと略す。)コントローラ310(広義には表示コントローラ)とに接続される。データドライバ200は、EEPROM300及びLCDコントローラ310のうち少なくとも1つを内蔵してもよい。
データドライバ200は、図1に示す半導体装置の各ブロックを含む。従って、データドライバ200は、周期的にEEPROM300に対して表示設定用の制御コマンドの読み出し制御を行う。表示設定用の制御コマンドとしては、電源投入時や初期化時の設定用コマンドの他に、駆動するデータ線の選択や、表示タイミングの設定を行うためのコマンドがある。
EEPROM300は、データドライバ200の読み出し制御に従い、記憶する制御コマンドをデータドライバ200に対して出力する。データドライバ200では、EEPROM300から出力された制御コマンドに対応した制御データが制御データ記憶部20に設定される。これにより、データドライバ200は、EEPROM300から読みされた制御コマンドに基づく液晶駆動を行う。
このとき、LCDコントローラ310が、データドライバ200に対して制御コマンド(EEPROM300から読み出される制御コマンドとは別の制御コマンド)を設定すると、周期的にEEPROM300に対して行われていた読み出し制御が中断される。そして、データドライバ200では、LCDコントローラ310により設定される制御コマンドに対応した制御データが制御データ記憶部20に設定される。これにより、データドライバ200は、LCDコントローラ310からの制御コマンドに基づく液晶駆動を行う。
図5に、データドライバ200の構成の概要を示す。ただし、図1に示す半導体装置と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
図5では、図1に示す第1及び第2のI/F回路40、80として、端子のみを示している。なお、これらの一部を省略する構成でもよい。
データドライバ200は、データ線を駆動するための表示データが入力される表示データ入力端子400と、各データ線出力端子が液晶パネルの各データ線に接続される複数のデータ線出力端子410とを含む。
データドライバ200は、表示データレジスタ500、ラインラッチ510、DAC(Digital-to-Analog Converter)(広義には電圧選択回路)520、データ線駆動回路530を含む。
表示データレジスタ500は、表示データ入力端子400を介して入力された表示データを取り込む。表示データは、LCDコントローラ310によって生成される。LCDコントローラ310は、画素単位の表示データを、シリアルに表示データ入力端子400に供給する。表示データ入力端子400を介してデータドライバ200に入力された表示データは、表示バス502上に出力される。表示データレジスタ500は、シフトレジスタにより構成される。そして、表示データレジスタ500は、シフトレジスタのシフトタイミングを規定するシフトクロックに基づき、表示バス502上の表示データを、1画素単位で取り込んでいく。
ラインラッチ510は、表示データレジスタ500に取り込まれた表示データを、水平同期信号Hsyncに基づいてラッチする。
DAC520は、各基準電圧が表示データに対応した複数の基準電圧の中から、データ線ごとにラインラッチ510からの表示データに対応する駆動電圧(階調電圧)を出力する。より具体的には、DAC520は、ラインラッチ510からの表示データをデコードし、デコード結果に基づいて複数の基準電圧のいずれかを選択する。DAC510において選択された基準電圧は、駆動電圧としてデータ線駆動回路530に出力される。
データ線駆動回路530は、各データ出力部が各データ線出力端子に対応して設けられた複数のデータ出力部を有する。データ線駆動回路530の各データ出力部は、DAC520からの駆動電圧に基づいて、データ線を駆動する。
表示データレジスタ500、ラインラッチ510、DAC520及びデータ線駆動回路530は、制御回路10によって制御される。
図6に、1出力当たりのデータドライバ200の構成の概要を示す。
図6では、制御回路10によって行われる各ブロックへの制御信号の一例を示している。
表示データレジスタ500が順次取り込む画素単位の表示データの並び順序を規定するシフト方向は、制御回路10によって制御される。シフト方向を指定するための制御データが制御レジスタ22に設定されると、制御回路10は当該制御データに対応したシフト方向を示すシフト方向制御信号SHL(広義には制御信号)を出力する。そして、シフト方向制御信号SHLに基づく順序で、表示バス502上の画素単位の表示データを表示データレジスタ500に取り込ませる。
ラインラッチ510の取り込み周期を規定する水平同期信号Hsyncは、駆動対象の液晶パネルのデータ線の数に依存する。そのため水平走査周期を指定する制御データが制御レジスタ22に設定されると、制御回路10は当該制御データに対応した周期の水平同期信号Hsync(広義には制御信号)を出力する。そして、水平同期信号Hsyncに基づいて、ラインラッチ510に表示データレジスタ500に取り込まれた表示データをラッチさせる。
DAC520が選択する複数の基準電圧は、駆動対象の液晶パネルの液晶材や該液晶パネルのパネルメーカに応じて最適な階調特性が得られるように、ガンマ補正が行われる。ガンマ補正を行うための制御データが制御レジスタ22に設定されると、制御回路10は当該制御データに対応したガンマ補正を行うためのガンマ補正信号(広義には制御信号)を出力する。そしてガンマ補正信号に基づくガンマ補正後の複数の基準電圧(Vref)が、DAC520に対して出力される。DAC520は、ガンマ補正後の複数の基準電圧(Vref)の中から、表示データに対応した基準電圧を選択し、駆動電圧として出力する。
データ線駆動回路530は、データ出力部を選択することで、パーシャル表示による低消費電力化を実現できる。選択するデータ出力部を指定する制御データが制御レジスタ22に設定されると、制御回路10は当該制御データに対応したデータ出力部を選択する出力部選択信号(広義には制御信号)を出力する。そして出力部選択信号に基づいて選択されたデータ出力部のみが、DAC520からの駆動電圧に基づいてデータ線出力端子に接続されるデータ線を駆動する。またデータ出力部の出力タイミングもまた、制御回路10によって同様に制御される。
このように、データドライバ200の各部を制御する制御回路10は、図1に示す半導体装置と同様に、制御データ記憶部20の制御レジスタ22に設定される制御データに基づく制御信号を出力する。
まず、制御レジスタ22に制御データを設定するための制御コマンドを格納するEEPROM300について説明する。
図7に、EEPROM300の構成の概要を示す。
EEPROM300には、アドレス/データ分割バスと、クロックラインとが接続される。アドレス/データ分割バス及びクロックラインとは、データドライバ200に接続される。
図8に、EEPROM300の読み出し制御の一例のタイミング図を示す。
データドライバ200は、例えばアドレス/データ分割バスにアドレスデータAを出力すると共に、クロックラインにクロック1パルスを出力することで、EEPROM300にアドレスデータAを設定することができる。このアドレスデータAは、データドライバ200が読み出す制御コマンドが格納されるEEPROM300のメモリ空間上のアドレスである。
データドライバ200は、その後、クロックラインに順次クロックを供給する。EEPROM300では、取り込まれたアドレスデータAをクロックに同期してインクリメントする。そして、アドレスデータAに対応する記憶データ(制御データ)が、クロックラインのクロックに同期してアドレス/データ分割バスに出力される。
図9に、制御コマンドが記憶されるEEPROM300のメモリ空間の一例を示す。
EEPROM300のメモリ空間は、複数ブロックに分割される。各ブロックは、先頭アドレスによって特定される。共通ブロックは、先頭アドレスAH0によって特定される。第1のブロックは、先頭アドレスAH1によって特定される。同様に、第2〜第N(Nは2以上の整数)のブロックは、先頭アドレスAH2〜AHNによってそれぞれ特定される。各ブロックには、1又は複数の制御コマンドが記憶される。
そして、データドライバ200は、ブロック単位に制御コマンドの読出制御を行う。
図10に、データドライバ200の読出制御用レジスタの一例を示す。
データドライバ200は、図10に示す制御コマンドの読出制御用レジスタを設定することで、図9に示すEEPROM300の所望のブロックに記憶される制御コマンドを読み出すことができる。
読出制御用レジスタには、ブロックごとに、1又は0が設定される。読出制御用レジスタには、例えば初期状態で所与の設定値が設定され、LCDコントローラ310によって読出制御用レジスタの設定値が更新されるようになっている。
設定値が1のブロックは、データドライバ200によって周期的に読み出し制御される。設定値が0のブロックは、データドライバ200による読み出し制御が省略される。
共通ブロックに対応する設定値を1に固定することで、データドライバ200は、共通ブロックと、その他に設定値が1に設定されたブロックとに記憶された制御コマンドが周期的に読み出されることになる。
例えば共通ブロックには、電源投入時や初期化時に必要な制御コマンドを格納しておくことが望ましい。例えば、電源投入後に変更する機会がほとんどないシステム固有のシフト方向、水平走査周期を制御するための制御コマンドが格納される。
第1〜第Nのブロックの各ブロックには、電源投入後にユーザから指定される各表示制御モードに対応した制御コマンドを格納しておくことが望ましい。例えば、色数を変更するための制御コマンド、データ出力部を選択してウィンドウサイズ或いはパーシャル表示領域を変更するための制御コマンド、或いは階調特性を微調整するためのガンマ補正を制御するための制御コマンドが格納される。
EEPROM300に対する周期的な読み出し制御を行う場合には、データドライバ200(狭義にはシーケンサ30)は、まず読出制御用レジスタに1が設定されたブロックの先頭アドレスをEEPROM300に出力する。そして、ブロックのサイズに応じたクロック数だけEEPROM300に出力する。こうすることで、EEPROM300は、先頭アドレスをクロックに同期してインクリメントしていく。そして、インクリメントされたアドレスに対応して記憶された制御コマンドを、順次出力する。データドライバ200は、EEPROM300から出力された制御コマンドを取り込んでいく。
予め各ブロックに記憶される制御コマンドの並びを決めておくことで、データドライバ200は、取り込んだ制御コマンドを、対応する制御レジスタに順次設定することができる。
なお、図10では、各ブロックのサイズを固定であるものとして説明したが、読出制御用コマンドに、各ブロックのサイズも設定できるようにすることも可能である。この場合、データドライバ200(狭義にはシーケンサ30)は、1が設定されたブロックに対して設定されたサイズ分だけ、クロックを出力する。
以上のように、EEPROM300に記憶される制御コマンド群を、データドライバ200のアクセス制御により読み出す。
本実施形態では、上述のようにEEPROM300に記憶される制御コマンド群が周期的に読み出されている間に、LCDコントローラ310からの制御コマンドを取り込んで、データドライバ200の制御に反映させることができる。そのため、第2のI/F回路80、第2のデコーダ90及び切替回路100を設けている。特に、第2のデコーダ90がデコードする制御コマンドの種類を制限することで、LCDコントローラ310からの制御コマンドを、切替回路100を経由させて第1のデコーダ50に供給できる。従って第1のデコーダ50において、第1及び第2のコマンドバス60、110上の制御コマンドに対して共通にデコードでき、回路規模の増大を抑えることができる。
本実施形態では、第2のデコーダ90が、例えばEEPROM300に対する周期的な読み出し制御を強制的に停止させる停止コマンドのみをデコードできるようにすることができる。
次に、このようなデータドライバ200の制御を実現するシーケンサ30の動作について説明する。
図11に、シーケンサ30の動作フローを示す。
初期時には、切替回路100は、第2のコマンドバス110とデコーダバス120とを接続しているものとする。
まず、シーケンサ30は、外部設定用端子70に高電位側の電源電圧が印加されている状態(第1の状態)であるか否かを検出する(ステップS10)。
外部設定用端子70に高電位側の電源電圧が印加されている状態(第1の状態)であると検出したとき(ステップS10:Y)、シーケンサ30は、制御データ記憶部20の制御フラグレジスタ24の制御フラグを1にセットする(ステップS11)と共に、EEPROM300に対して周期的な制御コマンドの読み出し制御を開始する(ステップS12)。シーケンサ30は、例えば図7〜図10に示したようにEEPROM300に対するアクセスを開始する。
データドライバ200は、ステップS12で行われたEEPROM300に対するアクセスに対応して制御コマンドを取り込む。ステップS11において制御フラグが1に設定されているため、切替回路100は、第1のコマンドバス60とデコーダバス120とを接続する。このため、第1のデコーダ50は、EEPROM300からの制御コマンドをデコードし、制御コマンドに対応した制御データを、該制御コマンドに対応した制御レジスタに設定する(ステップS13)。ステップS12で行われたEEPROM300に対するアクセスに対応して複数の制御コマンドが取り込まれた場合は、制御コマンドごとに、第1のデコーダ50はデコードし、制御コマンドに対応した制御データを、該制御コマンドに対応した制御レジスタに設定する。
次に、LCDコントローラ310から、別の制御コマンドがあるか否かを検出する(ステップS14)。LCDコントローラ310から別の制御コマンドがないと検出されたとき(ステップS14:N)、所与の期間が経過したか否かを検出する(ステップS15)。この期間は、前回EEPROM300に対するアクセス制御を行ってから経過した時間である。
そして、ステップS15で、所与の期間が経過していないことが検出されたとき(ステップS15:N)、ステップS14に戻る。一方、ステップS15で、所与の期間が経過したことが検出されたとき(ステップS15:Y)、ステップS12に戻って、EEPROM300に対する制御コマンドの読み出し制御を再び行う。これにより、同じ制御コマンドが周期的にEEPROM300から読み出されるようになる。
ステップS14において、LCDコントローラ310から別の制御コマンドがあることが検出されたとき(ステップS14:Y)、第2のデコーダ90のデコード結果によりLCDコントローラ310からの制御コマンドが、EEPROM300に対する周期的な読み出し制御を停止させる停止コマンドが否かを判別する(ステップS16)。
そして、停止コマンドであると判別されたとき(ステップS16:Y)、シーケンサ30は、制御フラグを0にリセットする(ステップS17)。
またステップS16で、LCDコントローラ310からの制御コマンドが、停止コマンドではないと判別されたとき(ステップS16:N)、或いはステップS17で制御フラグをリセットした後(ステップS17)、終了するとき(ステップS18:Y)、一連の処理を終了し(エンド)、終了ではないとき(ステップS18:N)、ステップS19に戻る。
ステップS10において、外部設定用端子70が論理レベルHに対応する電圧が印加されている状態(第1の状態)ではないと検出したとき(ステップS10:N)、ステップS19に進む。
ステップS19では、ステップS14と同様に、LCDコントローラ310から、別の制御コマンドがあるか否かを検出する(ステップS19)。LCDコントローラ310から別の制御コマンドがないと検出されたとき(ステップS19:N)、ステップS19を繰り返す。
一方、ステップS19において、LCDコントローラ310から別の制御コマンドがあると検出されたとき(ステップS19:Y)、第1のデコーダ50のデコード結果に基づき、シーケンサ30は、EEPROM300に対する周期的な制御コマンドの読み出し制御を指示するアクセスコマンドであるか否かを判別する(ステップS20)。
アクセスコマンドであると判別されたとき(ステップS20:Y)、ステップS11に進み、EEPROM300に対するアクセスを開始する。
ステップS20で、アクセスコマンドではないと判別されたとき(ステップS20:N)、シーケンサ30は、第1のデコーダ50のデコード結果に基づいて、当該制御コマンドに対応した制御データを、当該制御コマンドに対応した制御レジスタに設定し(ステップS21)、ステップS18に進む。
このような動作を実現するシーケンサ30は、ASIC等のハードウェアのみで実現できる。また、CPUとROMとの組み合わせにより実現してもよい。
図12に、停止コマンドを用いたデータドライバ200の制御データの設定方法の一例を示す。
まず、LCDコントローラ310から、EEPROM300に対する制御コマンドの読み出し制御を実行するためのアクセスコマンドを設定する(ステップS30)。なお、上述のように外部設定用端子70を用いてもよい。これにより、制御レジスタ22には、周期的に制御データが設定される。なお、図10に示した読出制御用レジスタを用いることで、所望の制御データを周期的に設定できる。
次に、LCDコントローラ310から、上述の停止コマンドを設定する(ステップS31)。これにより、EEPROM300に対する読み出し制御は停止する。
ここで、LCDコントローラ310から、他の制御コマンドを設定する(ステップS32)。この制御コマンドは、切替回路100を介して、第1のデコーダ50でデコードされる。従って、この制御コマンドに対応した制御データを、制御レジスタ22に設定できる。
そして、LCDコントローラ310から、EEPROM300に対する制御コマンドの読み出し制御を実行するためのアクセスコマンドを再設定する(ステップS33)。これにより、再び制御レジスタ22には、周期的に制御データが設定される。
なお図11では、第2のデコーダ90が停止コマンドのみをデコードするものとして説明したが、これに限定されない。例えば、第2のデコーダ90は、上述の停止コマンドに加えて、制御データ記憶部20の内容を読み出すステータスリードコマンドもデコードできるようにしてもよい。
図13に、ステータスリードコマンドを用いたデータドライバ200の制御データの設定方法の一例を示す。
まず、LCDコントローラ310から、EEPROM300に対する制御コマンドの読み出し制御を実行するためのアクセスコマンドを設定する(ステップS40)。なお、上述のように外部設定用端子70を用いてもよい。これにより、制御レジスタ22には、周期的に制御データが設定される。なお、図10に示した読出制御用レジスタを用いることで、所望の制御データを周期的に設定できる。
次に、LCDコントローラ310から、上述のステータスリードコマンドを設定する(ステップS41)。これにより、EEPROM300に対する読み出し制御は停止する。
LCDコントローラ310からステータスリードコマンドが設定されると、第2のデコーダ50によりデコードされる。そして、シーケンサ30が、制御データ記憶部20に記憶された制御レジスタ22及び制御フラグレジスタ24の内容を出力して、LCDコントローラ310に対して出力する(ステップS42)。
そして、LCDコントローラ310から、EEPROM300に対する制御コマンドの読み出し制御を実行するためのアクセスコマンドを再設定する(ステップS43)。これにより、再び制御レジスタ22には、周期的に制御データが設定される。
以上のように、第1のデコーダ50の他に、第2のデコーダ90を設けている。そして、第1のデコーダ50に比べて、第2のデコーダ90がデコードできる制御コマンドの種類を少なくすることにより、周期的にEEPROM300から制御コマンドを読み出す制御を行っている最中でも、LCDコントローラ310が、制御コマンドを設定して、新たな制御を行うことができる構成となっている。
なお、データドライバ200のEEPROM300に対する読み出し制御は、図7〜図10に説明したものに限定されるものではない。
3. 液晶システムへの適用例
次に、図5に示すデータドライバ200が適用される液晶システムについて説明する。
図14に、本実施形態における液晶システムの構成の概要を示す。ただし、図5と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
液晶システムは、携帯電話機、携帯型情報機器(PDA等)、デジタルカメラ、プロジェクタ、携帯型オーディオプレーヤ、マスストレージデバイス、ビデオカメラ、電子手帳、又はGPS(Global Positioning System)などの種々の電子機器に組み込むことができる。
図14において、液晶システム610は、LCDパネル(広義には表示パネル。更に広義には電気光学装置)620、データドライバ(列駆動回路)200、走査ドライバ(ゲートドライバ又は行駆動回路)640、LCDコントローラ310、電源回路660を含む。
なお、液晶システム610にこれら全ての回路ブロックを含める必要はなく、その一部の回路ブロックを省略する構成にしてもよい。
LCDパネル620は、各走査線(ゲート線)が各行に設けられた複数の走査線(ゲート線)と、複数の走査線と交差し各データ線が各列に設けられた複数のデータ線(ソース線)と、各画素が複数の走査線のいずれかの走査線及び複数のデータ線のいずれかのデータ線により特定される複数の画素とを含む。各画素は、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:以下、TFTと略す)と画素電極とを含む。データ線にはTFTが接続され、該TFTに画素電極が接続される。
より具体的には、LCDパネル620は例えばガラス基板からなるパネル基板上に形成される。パネル基板には、図14のY方向に複数配列されそれぞれX方向に伸びる走査線GL1〜GLM(Mは2以上の整数。Mは3以上が望ましい。)と、X方向に複数配列されそれぞれY方向に伸びるデータ線DL1〜DLN(Nは2以上の整数)とが配置されている。走査線GLm(1≦m≦M、mは整数)とデータ線DLn(1≦n≦N、nは整数)との交差点に対応する位置に画素PEmnが設けられている。画素PEmnは、TFTmnと画素電極とを含む。
TFTmnのゲート電極は走査線GLmに接続される。TFTmnのソース電極はデータ線DLnに接続される。TFTmnのドレイン電極は画素電極に接続される。画素電極と、該画素電極と液晶素子(広義には電気光学物質)を介して対向する対向電極COM(コモン電極)との間には、液晶容量CLmnが形成されている。なお液晶容量CLmnと並列に、保持容量を形成するようにしても良い。画素電極と対向電極COMとの間の電圧に応じて、画素の透過率が変化するようになっている。対向電極COMに供給される電圧VCOMは、電源回路660により生成される。
データドライバ200は、一水平走査期間ごとに供給される一水平走査期間分の表示データに基づいてLCDパネル320のデータ線DL1〜DLNを駆動する。より具体的には、データドライバ200は、表示データに基づいてデータ線DL1〜DLNの少なくとも1つを駆動することができる。
走査ドライバ640は、LCDパネル620の走査線GL1〜GLMを走査する。より具体的には、走査ドライバ640は、一垂直期間内に走査線GL1〜GLMを順次選択し、選択した走査線を駆動する。
LCDコントローラ310は、図示しないCPU等のホストにより設定された内容に従って、データドライバ200、走査ドライバ640及び電源回路660に対して制御信号を出力する。より具体的には、LCDコントローラ310は、データドライバ200及び走査ドライバ640に対しては、例えば動作モードの設定や内部で生成した水平同期信号や垂直同期信号を供給する。水平同期信号は、水平走査期間を規定する。垂直同期信号は、垂直走査期間を規定する。またLCDコントローラ310は、電源回路660に対しては、極性反転信号POLにより、対向電極COMの電圧VCOMの極性反転タイミングの制御を行う。
電源回路660は、外部から供給される基準電圧に基づいて、LCDパネル620の各種電圧や、対向電極COMの電圧VCOMを生成する。
なお図14では、液晶システム610がLCDコントローラ310を含む構成になっているが、LCDコントローラ310を液晶システム610の外部に設けてもよい。或いは、LCDコントローラ310と共にホスト(図示せず)を液晶システム610に含めるように構成してもよい。
また走査ドライバ640、LCDコントローラ310及び電源回路660のうち少なくとも1つをデータドライバ200に内蔵させてもよい。
また、データドライバ200、走査ドライバ640、LCDコントローラ310及び電源回路660の一部又は全部をLCDパネル620上に形成してもよい。例えば図15では、LCDパネル620上に、データドライバ200及び走査ドライバ640が形成されている。このようにLCDパネル620は、複数のデータ線と、複数の走査線と、各画素が複数のデータ線のいずれかと複数の走査線のいずれかとにより特定される複数の画素と、複数のデータ線を駆動する表示ドライバとを含むように構成することができる。LCDパネル620の画素形成領域680に、複数の画素が形成されている。
ところで、低温ポリシリコン(Low Temperature Poly-Silicon:以下LTPSと略す。)プロセスにより、LCDパネル620上にスイッチ回路を設けることができる。LTPSプロセスによれば、スイッチ素子(例えば、TFT)等を含む画素が形成されるパネル基板(例えばガラス基板)上に、駆動回路等を直接形成することができる。そのため、部品数を削減し、表示パネルの小型軽量化が可能となる。またLTPSでは、これまでのシリコンプロセスの技術を応用して、開口率を維持したまま画素の微細化を図ることができる。更にまたLTPSは、アモルファスシリコン(am orphous silicon:a−Si)に比べて電荷の移動度が大きく、かつ寄生容量が小さい。従って、画面サイズの拡大により1画素当たりの画素選択期間が短くなった場合でも、当該基板上に形成された画素の充電期間を確保し、画質の向上を図ることが可能となる。
図16に、LTPSプロセスにより形成されるLCDパネル620のデータ線DLnを模式的に示す。
データ線DLnは、3つのスイッチ素子SWRn、SWGn、SWBnを介して、R成分用データ線Rn、G成分用データ線Gn及びB成分用データ線Bnのいずれかに接続される。即ち、各スイッチ素子のスイッチ制御信号に基づいて、スイッチ素子SWRn、SWGn、SWBnが排他的にオン状態となる。他のデータ線も同様である。
図17に、各成分用データ線、各スイッチ素子のスイッチ制御信号のタイミングの一例を示す。
データ線DLnには、R成分用の表示データに対応した駆動電圧、G成分用の表示データに対応した駆動電圧、及びB成分用の表示データに対応した駆動電圧がそれぞれ時分割されて出力される。
そして、データ線DLnの時分割タイミングに合わせて、スイッチ制御信号Rsel、Gsel、Bselに基づいて、3つのスイッチ素子SWRn、SWGn、SWBnをオンとすることで、各成分用データ線に駆動電圧が供給される。
本実施形態におけるデータドライバ200において、EEPROM300のメモリ空間のブロックに、スイッチ制御信号Rsel、Gsel、Bselがオンするタイミングが異なるように設定する制御コマンドを記憶させておく。そして、ユーザからの操作情報に従って、当該ブロックの制御コマンドを読み出す。
図18に、制御コマンドにより、各スイッチ素子のスイッチ制御信号のタイミングを変更した例を示す。
この場合、G成分用データ線Gnと、B成分用データ線Bnへの駆動電圧を、図17と異ならせることができる。従って、LCDパネル620に表示される画像の色合いを容易に変更できるようになる。
このように、EEPROM300に各ブロックに制御コマンド群を記憶させておき、適宜読み出すブロックを変更することで、LCDコントローラ310に負担をかけることなく、様々な表示制御を容易に実現できる。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
また、本発明のうち従属請求項に係る発明においては、従属先の請求項の構成要件の一部を省略する構成とすることもできる。また、本発明の1の独立請求項に係る発明の要部を、他の独立請求項に従属させることもできる。
本実施形態における半導体装置の構成要部の概要を示すブロック図。 シーケンサによる第1の制御コマンドの読み出し制御を説明するためのタイミング図。 シーケンサによる第2の制御コマンドの読み出し制御を説明するためのタイミング図。 本実施形態における半導体装置が適用されたデータドライバと、不揮発性メモリ及びコントローラとの接続関係を示す模式図。 データドライバの構成の概要を示すブロック図。 1出力当たりのデータドライバの構成の概要を示すブロック図。 EEPROMの構成の概要を示すブロック図。 図7のEEPROMの読み出し制御の一例のタイミング図。 制御コマンドが記憶されるEEPROMのメモリ空間の一例を示す説明図。 データドライバの読出制御用レジスタの一例の説明図。 シーケンサの動作例のフロー図。 停止コマンドを用いたデータドライバの制御データの設定方法の一例のフロー図。 ステータスリードコマンドを用いたデータドライバの制御データの設定方法の一例のフロー図。 本実施形態における液晶システムの構成例を示すブロック図。 本実施形態における液晶システムの構成の他の例を示すブロック図。 LTPSプロセスにより形成されるLCDパネルのデータ線の模式図。 各成分用データ線、各スイッチ素子のスイッチ制御信号の一例のタイミング図。 各成分用データ線、各スイッチ素子のスイッチ制御信号の他の例のタイミング図。
符号の説明
10 制御回路、20 制御データ記憶部、22 制御レジスタ、
24 制御フラグレジスタ、30 シーケンサ、40 第1のI/F回路、
50 第1のデコーダ、60 第1のコマンドバス、70 外部設定用端子、
80 第2のI/F回路、90 第2のデコーダ、100 切替回路、
110 第2のコマンドバス、120 デコーダバス

Claims (12)

  1. 外部から設定される制御データに対応した制御信号に基づいて制御される半導体装置であって、
    前記制御データが設定される制御レジスタと、
    第1の制御コマンドが格納された不揮発性メモリに対して、前記第1の制御コマンドの読み出し制御を行うシーケンサと、
    前記不揮発性メモリから読み出された前記第1の制御コマンドが出力される第1のコマンドバスと、
    前記第1のコマンドバス上の前記第1の制御コマンドをデコードする第1のデコーダと、
    を含み、
    前記シーケンサが、
    前記不揮発性メモリに対して周期的に前記第1の制御コマンドの読み出し制御を行い、
    前記第1のコマンドバス上に出力される前記第1の制御コマンドを前記第1のデコーダがデコードする度に、前記第1の制御コマンドに対応した前記制御データを前記制御レジスタに設定することを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1において、
    第1又は第2の状態に設定される外部設定用端子を含み、
    前記シーケンサが、
    前記外部設定用端子が第1の状態のとき、前記不揮発性メモリに対する前記第1の制御コマンドの読み出し制御を行うことを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1又は2において、
    制御フラグが設定される制御フラグレジスタと、
    第2の制御コマンドが出力される第2のコマンドバスと、
    前記第2のコマンドバス上の前記第2の制御コマンドをデコードする第2のデコーダと、
    前記第1及び第2のコマンドバスのいずれか1つを前記第1のデコーダに接続する切替回路と、
    を含み、
    前記切替回路は、
    前記制御フラグに基づいて、前記第1及び第2のコマンドバスのいずれかの制御コマンドを前記第1のデコーダに出力し、
    前記シーケンサが、
    前記第2のデコーダのデコード結果に基づいて前記制御フラグを前記制御フラグレジスタに設定すると共に、前記第1のデコーダのデコード結果に基づき、前記第1及び第2のコマンドバスのいずれかの制御コマンドに対応した制御データを前記制御レジスタに設定することを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項3において、
    前記第2のデコーダのデコード結果に基づいて前記制御フラグがセット又はリセットされたことを条件に、
    前記切替回路は、前記第1のコマンドバスと前記第1のデコーダとを接続する状態から、前記第2のコマンドバスと前記第1のデコーダとを接続する状態に切り替えることを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項3又は4において、
    前記切替回路は、
    前記第2のデコーダにより、第2のコマンドバス上に前記第2の制御コマンドが出力されたことが検出されたとき、前記第2のコマンドバスを前記第1のデコーダに接続することを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    前記第1のコマンドバスは、
    前記不揮発性メモリに電気的に接続されることを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかにおいて、
    前記第2のコマンドバスは、
    前記第2の制御コマンドを出力するコントローラに接続されることを特徴とする半導体装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかにおいて、
    前記不揮発性メモリは、
    EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)であることを特徴とする半導体装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれかにおいて、
    表示データが取り込まれる表示データレジスタと、
    前記表示データレジスタに取り込まれた前記表示データに基づいて、表示部のデータ線を駆動するデータ線駆動回路と、
    を含み、
    前記不揮発性メモリには、表示設定用の制御コマンドが格納され、
    前記第2のコマンドバスは、前記第2の制御コマンドを出力する表示コントローラに接続されることを特徴とする半導体装置。
  10. 外部から設定される制御データに対応した制御信号に基づく半導体装置の制御方法であって、
    第1の制御コマンドが格納された不揮発性メモリに対して、周期的に前記第1の制御コマンドの読み出し制御を行い、
    前記不揮発性メモリから読み出された前記第1の制御コマンドをデコードする度に、前記第1の制御コマンドに対応した制御データを制御レジスタに設定し、
    前記制御レジスタの内容に基づいて前記制御信号を生成することを特徴とする半導体装置の制御方法。
  11. 請求項10において、
    外部設定用端子が第1の状態のとき、前記不揮発性メモリに対する前記第1の制御コマンドの読み出し制御を行うことを特徴とする半導体装置の制御方法。
  12. 請求項10又は11において、
    第2の制御コマンドが出力される第2のコマンドバス上の前記第2の制御コマンドをデコードし、
    前記第2のデコーダのデコード結果に基づいて設定された制御フラグに応じて、前記第1及び第2のコマンドバスのいずれか1つの制御コマンドをデコードし、
    前記第1及び第2のコマンドバスのいずれか1つの制御コマンドに対応した制御データを前記制御レジスタに設定することを特徴とする半導体装置の制御方法。
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