JP2006117109A - エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エアバッグの接続口部とインフレーターとを、クランプを利用して接続させる構造としても、接続強度を向上させることができるエアバッグ装置を提供すること。
【解決手段】本発明のエアバッグ装置は、車両の収納部位に折り畳まれて収納され、膨張用ガスを流入させて収納部位から突出して展開膨張するエアバッグ12と、エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーター34と、を備える。エアバッグ12が、インフレーター34からの膨張用ガスを流入させるために、インフレーター34に外装されて、クランプ40によって締め付けられることにより、インフレーター34に接続される筒状の接続口部25を、備える。接続口部25が、インフレーター34に接続された際にクランプ40より先端側となる部位に、接続口部25のインフレーター34からの抜けを防止する突出部25aを、備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両の収納部位に折り畳まれて収納され、膨張用ガスを流入させて収納部位から突出して展開膨張するエアバッグと、エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーターと、を備える構成のエアバッグ装置に関する。
従来、上記構成のエアバッグ装置として、エアバッグが、インフレーターからの膨張用ガスを流入させるために、インフレーターに外装されて、クランプによって締め付けられることにより、インフレーターに接続される筒状の接続口部を、備える構成の頭部保護エアバッグ装置があった(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−11768公報
しかし、このようなクランプだけを利用した接続口部とインフレーターとの接続構造では、例えば、エアバッグの容積が大きくなることに伴って、インフレーターの出力が大きくなれば、インフレーターの作動時、接続口部がインフレーターから抜ける虞れが生じ、接続強度を向上させる点で、改善の余地があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、エアバッグの接続口部とインフレーターとを、クランプを利用して接続させる構造としても、接続強度を向上させることができるエアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明に係るエアバッグ装置は、車両の収納部位に折り畳まれて収納され、膨張用ガスを流入させて収納部位から突出して展開膨張するエアバッグと、エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーターと、を備えて構成され、
エアバッグが、インフレーターからの膨張用ガスを流入させるために、インフレーターに外装されて、クランプによって締め付けられることにより、インフレーターに接続される筒状の接続口部を、備えて構成されるエアバッグ装置であって、
接続口部が、インフレーターに接続された際にクランプより先端側となる部位に、接続口部のインフレーターからの抜けを防止する突出部を、配設させている構成であることを特徴とする。
本発明のエアバッグ装置では、インフレーターに外装させたエアバッグの接続口部を、クランプを締め付けてインフレーターに接続させた後、例えば、エアバッグの膨張初期において、接続口部が急激に引っ張られてインフレーターから抜けようとしても、突出部が、クランプとインフレーターとの間に、引っ掛かって楔のような作用をなし、クランプ及び接続口部のインフレーターからの抜けを防止する役目を果たすこととなる。そのため、突出部を配設させない従来のエアバッグ装置に比較して、接続口部のインフレーターに対する接続強度を向上させることができる。
したがって、本発明のエアバッグ装置では、エアバッグの接続口部とインフレーターとを、クランプを利用して接続させる構造としても、接続強度を向上させることができる。
また、本発明のエアバッグ装置では、接続口部に単に突出部を形成すればよく、従来のエアバッグ装置に使用されるエアバッグの設計を大きく変更しなくとも、容易に対応することができる。
さらに、上記構成のエアバッグ装置において、突出部を、縫合糸を用いて形成される縫合部から、構成することが好ましい。このような構成のエアバッグ装置では、従来のエアバッグに、縫合糸を用いて縫合部を形成すればよいことから、一層、容易に対応することができる。
さらにまた、上記構成のエアバッグ装置において、エアバッグの接続口部の部位に、袋織りから形成される部位を配設させ、
突出部を、袋織りの織り組織を突出部の部位において厚さ寸法を厚くするように変更して、構成してもよい。
なお、エアバッグを、接続口部の部位にインナチューブを配設させて、接続口部を二層構造とすることも考慮できるが、このようなエアバッグを使用する場合、突出部は、インナチューブに凸部を設けて、形成してもよく、さらには、エアバッグにおける接続口部の外周側を構成する部位と、インナチューブと、の両方に凸部を設けて、突出部を形成してもよい。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。実施形態では、本発明を適用可能なエアバッグ装置として、図1に示すような頭部保護エアバッグ装置Mを例に採り、説明する。頭部保護エアバッグ装置Mは、図1に示す車両Vに搭載されるもので、車内側のドアや窓W1・W2・W3の上縁側におけるフロントピラー部FPやルーフサイドレール部RRに、形成される収納部位Pに取り付けられている。なお、この車両Vは、フロントピラー部FPとリヤピラー部RPとの間に、略上下方向に沿う第1中間ピラー部P1と第2中間ピラー部P2とを配設させて、構成されている。
頭部保護エアバッグ装置Mは、図1〜3に示すように、エアバッグ12、インフレーター34、取付ブラケット31・38、取付ボルト32・39、及び、エアバッグ12をインフレーター34に接続させるクランプ40、を備えて構成され、車両Vへの搭載時に、収納部位P内において、車内側をエアバッグカバー10に覆われて収納されている。エアバッグカバー10は、実施形態の場合、フロントピラー部FPの車内側を覆うピラーガーニッシュ4の下縁側部位と、ルーフサイドレール部RRの車内側を覆うルーフヘッドライニング5の下縁側部位と、から、構成されている。
ピラーガーニッシュ4やルーフヘッドライニング5は、合成樹脂製として、図示しない取付手段によって、フロントピラー部FPやルーフサイドレール部RRにおけるボディ1側の部材であるインナパネル2の車内側に、取り付けられている。そして、これらの下縁側部位は、展開膨張時のエアバッグ12を突出可能とするように、下端側を車内側に開き可能に、構成されている。
エアバッグ12は、図1に示すように、折り畳まれた状態で、フロントピラー部FPから、第1・2中間ピラー部P1・P2の上方を越えて、窓W3の上方付近までのルーフサイドレール部RRに、収納されている。そして、エアバッグ12は、展開膨張時、図1の二点鎖線に示すごとく、第1中間ピラー部P1の前後の窓W1・W2、第2中間ピラー部P2とリヤピラー部RPとの間の窓W3、さらには、第1・2中間ピラー部P1・P2、のそれぞれの車内側を覆うように、構成されている。
そして、エアバッグ12は、図1・4・5に示すように、展開膨張完了時に中間ピラー部P1・P2と窓W1・W2・W3との車内側を覆い可能な本体部13と、インフレーター34と接続されて本体部13内に膨張用ガスを供給可能な接続口部25と、エアバッグ12を収納部位Pにおける車両のボディ1側に取り付けるための複数の取付部29と、を備えて構成されている。実施形態の場合、接続口部25は、本体部13と一体的に構成される外周側部位26と、本体部13と別体としたインナチューブ27と、からなる二層構造とされている。
本体部13は、可撓性を有した袋状とし、ポリアミド糸等を使用した袋織りによって、形成されている。なお、袋織り時には、接続口部25における外周側部位26や取付部29も、本体部13と一体的に、製造されている。また、本体部13の織成後には、耐熱性を向上させるために、外表面側に、シリコン等のコーティング剤が塗布されている。
本体部13は、図4・5に示すように、インフレーター34からの膨張用ガスを流入させて、車内側壁部15aと車外側壁部15bとを離すように膨張するガス流入部15と、車内側壁部15aと車外側壁部15bとを結合させるように形成されて膨張用ガスを流入させない非流入部20と、から構成されている。なお、本体部13は、実施形態の場合、前端側に、本体部13と別体の布材24を縫合させて、構成されているが、この布材24の部位を、本体部13と一体的に、袋織りにより、形成してもよい。
ガス流入部15は、膨張用ガスの流入時に、前席の側方における窓W1の車内側を覆うように展開膨張する前膨張部17と、後席の側方における窓W2の車内側を覆うように展開膨張する後膨張部18と、を備えるとともに、本体部13の上縁13a側に、車両Vの前後方向に沿って配設されて、接続口部25からの膨張用ガスを前・後膨張部17・18に流すためのガス供給路部15を、備えて構成されている。
非流入部20は、ガス流入部15の周囲を囲むように配設される外周縁部21、規制部22、及び、板状部23、を備えて構成されている。規制部22は、膨張完了時の前・後膨張部17・18が、部分的に厚くならずに、厚さを規制して板形状を維持できるように、前・後膨張部17・18の領域内の複数箇所に、上下方向に延びる線状に、配設されている。これらの規制部22は、T字状若しくは逆J字状に形成されて、本体部13の下縁13b側の外周縁部21から上方に延びるように形成されたり、外周縁部21から離れて形成されている。なお、上下方向に延びる規制部22によって、前・後膨張部17・18は、上下方向に延びる複数の縦セル17a・18aに分割されて構成されることとなる。板状部23は、長方形板状として、前・後膨張部17・18の間でガス供給路部16の下方に、配設されている。
接続口部25を構成する外周側部位26は、本体部13における前後方向の略中間の上縁13a側の位置、実施形態の場合には、前膨張部17の後端の上方位置、に配置されて、上方へ突出するように形成されている。詳しくは、外周側部位26は、ガス供給路部16から上方に延びる縦筒部26aと、縦筒部26aの上端から後方に延びる横筒部26bと、を備えて構成される略L字形として、構成され、横筒部26bの後端を開口させている。
また、接続口部25の内周側の部位を構成するインナチューブ27は、本体部13を袋織りした残りの部位から形成されるもので、外周側部位26の横筒部26b内に配置される横筒部27aと、横筒部27aの前端からガス供給路部16側となる下方に延びる縦筒部27bと、を備えて構成されている。縦筒部27bの下端には、外周側部位26内に配設された際、本体部13のガス供給路部16の領域に配置されて、斜め前下と斜め後下とに、膨張用ガスを流出可能なガス流出口27c・27dが、開口されている。そして、横筒部27aにおいて、接続口部25がディフューザー36に連結された際にクランプ40より後端側となる部位には、接続口部25の突出部25aを構成することとなる凸部としての縫合部28が、縫合糸を用いて形成されている。この縫合部28は、横筒部27aにおける軸周り方向の全周にわたって、横筒部27a表面から突出するように形成されており、接続口部25のディフューザー36からの抜けを防止するために、配設されるものである。
そして、接続口部25は、ガス吐出口36aをインナチューブ27における縦筒部27bの上部位置付近に配置させるように、インフレーター34の後述するディフューザー36に、外装されている。接続口部25は、ディフューザー36に外装された状態で、板金製のクランプ40を締め付けることにより、ディフューザー36に連結されている。
各取付部29は、本体部13の展開膨張時の上縁13a側における外周縁部21の部位や、布材24の上縁側から上方に突出するように、複数(実施形態では7個)配設されている。各取付部29には、エアバッグ12をインナパネル2に取り付けるための取付ブラケット31が固着されることとなり、取付ボルト32を挿通させるための取付孔29aが、形成されている。そして、各取付部29は、取付ボルト32を使用して、取付ブラケット31ごと、収納部位Pにおけるボディ1側の板金製のインナパネル2に固定されている。
インフレーター34は、図1・2に示すように、折り畳まれたエアバッグ12に膨張用ガスを供給する本体部35と、本体部35から吐出された膨張用ガスを案内するディフューザー36と、を備えて構成されている。
本体部35は、略円柱状とされて、先端側に、頭部35aを備える構成である。そして、頭部35aには、膨張用ガスを吐出するガス吐出口35bが、形成されている(図3参照)。
ディフューザー36は、先端を塞いだ略円筒状の金属製のパイプ材から形成されて、頭部35aを覆うように、元部側をかしめて本体部35の先端に結合されている。ディフューザー36には、先端側の下面に、車両Vの前後方向に並設させた二つのガス吐出口36aが、開口されている。このディフューザー36は、エアバッグ12の接続口部25を外装させており、接続口部25の後端付近に外装されるクランプ40を利用して、エアバッグ12に対して連結されている。
インフレーター34は、本体部35の先端にディフューザー36をかしめて結合させた状態で、車両Vの前後方向に沿って、取付ブラケット38と取付ボルト39とを利用して、ボディ1のインナパネル2に取り付けられている。
クランプ40は、接続口部25に外装可能とされる略円弧状の本体部40aと、本体部40aの両端に形成される耳部40b・40bと、耳部40b・40bを締め付ける締結手段としてのボルト40c及びナット40dと、を備える構成とされている。クランプ40は、ディフューザー36に外装させた接続口部25の周囲に本体部40aを配設させ、一方の耳部40bに配設されるナット40dにボルト40cを締結させて、本体部40aを、ディフューザー36側に締め付けることにより、接続口部25をディフューザー36に連結させることとなる。
次に、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mの車両Vへの搭載について説明する。まず、外周側部位26内に、インナチューブ27を挿入してエアバッグ12を製造し、その後、エアバッグ12を折り畳む。なお、インナチューブ27は、外周側部位26に対して、熱溶着されて結合されることとなる。エアバッグ12は、具体的には、非膨張状態の平らに展開した状態から、図4の二点鎖線に示すごとく、順次、山折りと谷折りとの折目Cを入れて、本体部13の下縁13b側を上縁13a側に接近させるように、蛇腹折りする。そして、折り畳んだ後には、折り崩れ防止用の図示しないラッピング材によりエアバッグ12の所定箇所をくるむとともに、各取付部29に取付ブラケット31を取り付けておく。また、接続口部25における突出部25aより前方側(本体部13側)の位置に、予め、クランプ40を取り付けておくとともに、インフレーター34にも、予め、取付ブラケット38を取り付けておく。
そして、クランプ40を外装させておいた接続口部25を、インナチューブ26を介在させた状態で、インフレーター34のディフューザー36に外装させ、クランプ40のボルト40cをナット40dに締結させることにより、クランプ40の本体部40aを締め付けて、ディフューザー36とエアバッグ12とを連結し、エアバッグ組付体を形成する。
その後、取付ブラケット31・38を、車両のボディ1側における収納部位Pに配置させて、インナパネル2にボルト32・39止めし、エアバッグ組付体をボディ1に取り付ける。次いで、インフレーター34に、所定のインフレーター作動用の制御装置から延びる図示しないリード線を結線し、ピラーガーニッシュ4やルーフヘッドライニング5をボディ1に取付固定し、さらに、ピラーガーニッシュ6・7・8をボディ1に取り付ければ、エアバッグ装置Mを車両Vに搭載することができる。
エアバッグ装置Mの車両Vへの搭載後、インフレーター34が作動されれば、インフレーター34からの膨張用ガスGが、ディフューザー36の各ガス吐出口36aから、接続口部25を経て、ガス流入部15のガス供給路部16に供給され、さらに、図4の二点鎖線に示すように、前・後膨張部17・18の各縦セル17a・18aに流れて、エアバッグ12の本体部13が、折りを解消させつつ、膨張し始めることとなる。そして、本体部13が、図示しないラッピング材を破断させ、さらに、フロントピラーガーニッシュ4とルーフヘッドライニング5との下縁で構成されるエアバッグカバー10を押し開いて、収納部位Pから下方へ突出しつつ、図1の二点鎖線に示すごとく、窓W1・W2・W3・中間ピラー部P1・P2の車内側を覆うように、大きく膨張することとなる。
そして、実施形態のエアバッグ装置Mでは、エアバッグ12の接続口部25におけるクランプ40より後端側となる部位に、インフレーター34におけるディフューザー36からの抜けを防止する突出部25a(インナチューブ27の縫合部28)が、形成されていることから、インフレーター34のディフューザー36に外装させたエアバッグ12の接続口部25を、クランプ40を締め付けてディフューザー36に接続させた後、例えば、エアバッグ12の膨張初期において、接続口部25が急激に引っ張られてディフューザー36から抜けようとしても、突出部25a(縫合部28)が、クランプ40の本体部40aと、インフレーター34のディフューザー36と、の間に、引っ掛かって楔のような作用をなして、クランプ40及び接続口部25のディフューザー36からの抜けを防止する役目を果たすこととなる。そのため、突出部を配設させない従来のエアバッグ装置に比較して、接続口部25のインフレーター34に対する接続強度を向上させることができる。
したがって、実施形態のエアバッグ装置Mでは、エアバッグ12の接続口部25とインフレーター34とを、クランプ40を利用して接続させる構造としても、接続強度を向上させることができる。
また、実施形態のエアバッグ装置Mでは、接続口部25を構成するインナチューブ27に、単に、縫合部28を形成すればよく、従来のエアバッグ装置に使用されるエアバッグの設計を大きく変更しなくとも、容易に対応することができる。特に、実施形態のエアバッグ装置Mでは、本体部13と別体としたインナチューブ27に、縫合部28を形成していることから、従来のエアバッグ装置に使用されるエアバッグをそのまま使用することができる。
さらに、実施形態のエアバッグ装置Mでは、縫合糸を用いて形成される縫合部28により、突出部25aを構成していることから、従来のエアバッグに、縫合糸を用いて縫合部を形成すればよく、一層、容易に対応することができる。
また、インナチューブ42として、図6・7に示す構成のものを使用してもよい。インナチューブ42は、前述のインナチューブ26と同様に、袋織りから構成されて、外周側部位26における横筒部26b内に配置される横筒部42aと、横筒部42aの前端からガス供給路部16側となる下方に延びる縦筒部42bと、縦筒部42bの下端に配設されるガス流出口42c・42dと、から構成されている。そして、横筒部42aにおける後端近傍には、接続口部25のディフューザー36からの抜けを防止するための突出部を構成する凸部43が、形成されている。実施形態の場合、凸部43は、袋織りの織り組織を、凸部43の部位において厚さ寸法を厚くするように変更して、構成されている。具体的には、インナチューブ42は、凸部43の部位の織り組織を、図8に示すごとく、3×3の斜子織りとして、1×1の平織りから構成される他の横筒部42aの部位よりも厚さ寸法を厚くするように、構成されている。このような構成とすれば、インナチューブ42の袋織り製造時に、凸部43も一括して製造することができ、別途凸部を形成する作業を省略することができる。
なお、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mでは、接続口部25の部位にインナチューブ27(42)を配設させて、接続口部25を二層構造としたエアバッグ12を使用しており、インナチューブ27(42)に、突出部25aを構成する凸部28(43)を配設させている構成である。勿論、本発明のエアバッグ装置は、インナチューブを配設させない一層構造の接続口部を有するエアバッグを使用したエアバッグ装置にも適用できる。さらには、接続口部を二層構造としたエアバッグの場合、エアバッグにおける接続口部の外周側を構成する部位と、インナチューブと、の両方に、突出部を構成する凸部を形成してもよい。また、実施形態では、インナチューブ27・42における横筒部27a・42aにおける軸回り方向の全域にわたって、連続して凸部27・43を配設させている構成であるが、凸部は、断続的に配設させる構成としてもよい。
また、実施形態では、頭部保護エアバッグ装置を例に採り説明しているが、本発明を適用可能なエアバッグ装置はこれに限られるものではなく、例えば、サイドエアバッグ装置等に、本発明を適用してもよい。
本発明の一実施形態である頭部保護エアバッグ装置を車内側から見た概略正面図である。 同実施形態のエアバッグ装置におけるインフレーター配設部位の部分拡大断面図である。 同実施形態のエアバッグ装置におけるインフレーターと接続口部との接続部位付近を示す概略拡大断面図である。 同実施形態のエアバッグを平らに展開した状態を示す正面図である。 同実施形態のエアバッグとインナチューブとを示す正面図である。 他の形態のインナチューブを示す正面図である。 図6のインナチューブにおける突出部の部位の断面図である。 図6のインナチューブにおける織り組織の一部を示す概略図である。
符号の説明
1…ボディ、
2…インナパネル、
10…エアバッグカバー、
12…エアバッグ、
13…本体部、
25…接続口部、
25a…突出部
27…インナチューブ、
28…縫合部(凸部)、
34…インフレーター、
35…本体部、
36…ディフューザー、
40…クランプ、
42…インナチューブ、
43…凸部、
V…車両、
M…頭部保護エアバッグ装置。

Claims (3)

  1. 車両の収納部位に折り畳まれて収納され、膨張用ガスを流入させて前記収納部位から突出して展開膨張するエアバッグと、該エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーターと、を備えて構成され、
    前記エアバッグが、前記インフレーターからの膨張用ガスを流入させるために、前記インフレーターに外装されて、クランプによって締め付けられることにより、前記インフレーターに接続される筒状の接続口部を、備えて構成されるエアバッグ装置であって、
    該接続口部が、前記インフレーターに接続された際に前記クランプより先端側となる部位に、前記接続口部の前記インフレーターからの抜けを防止する突出部を、配設させている構成であることを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 前記突出部が、縫合糸を用いて形成される縫合部から、構成されていることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
  3. 前記エアバッグの接続口部の部位に、袋織りから形成される部位を配設させ、
    前記突出部が、袋織りの織り組織を、前記突出部の部位において厚さ寸法を厚くするように、変更して、構成されていることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
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