JP2006103017A5 - - Google Patents
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ポリエステル樹脂の接着としては、例えば、溶剤性接着を解決する方法として、共重合ポリエステルを用い、エ−テル系、ケトン系、エステル系、アミド系、ハロゲン系の溶剤を使用した接合方法(特許文献1、特許文献2等)や、接着成分を加熱して接着する(ヒ−トシ−ルによる)接合方法等が知られているが、管接合の確実性が必要とされるPET管の接続方法はまだ確立しておらず、施工現場での室温で、信頼性の高いPET管の接合方法は確立していなかった。又既設の塩ビ管配管系との接合も不可能とされてきた。
特に、排水管の施工は、現場施工が主体で、施工性に関するニ−ズが高く、加熱する等の手間をかけることは、敬遠されている。さらに、接着剤の粘度が高いと、ハケ塗りが難しく、作業性の低下、接着剤の塗りムラ、ハケへの接着剤成分の糸引き等の不具合が発生した。
特に、排水管の施工は、現場施工が主体で、施工性に関するニ−ズが高く、加熱する等の手間をかけることは、敬遠されている。さらに、接着剤の粘度が高いと、ハケ塗りが難しく、作業性の低下、接着剤の塗りムラ、ハケへの接着剤成分の糸引き等の不具合が発生した。
[6] ポリウレタン系、変性シリコーン系、エポキシ系またはシリコーン系のいずれか一つ以上の成分を含む接着剤であって、接着剤の粘度が、10〜7000mPa・s(25℃ B8M型粘度測定計、ローターNo.4、12rpm 2分)であることを特徴とする少なくとも一方がポリエステル製管またはポリエステル製継手の接合用接着剤、
[7] 接着剤の溶剤として、沸点が50〜130℃の溶剤を用いた上記[6]に記載の少なくとも一方がポリエステル製管またはポリエステル製継手の接合用ポリウレタン系接着剤、
[8] 溶剤が酢酸エチルまたはメチルエチルケトンである上記[6]又は[7]に記載の少なくとも一方がポリエステル製管またはポリエステル製継手の接合用ポリウレタン系接着剤、
[7] 接着剤の溶剤として、沸点が50〜130℃の溶剤を用いた上記[6]に記載の少なくとも一方がポリエステル製管またはポリエステル製継手の接合用ポリウレタン系接着剤、
[8] 溶剤が酢酸エチルまたはメチルエチルケトンである上記[6]又は[7]に記載の少なくとも一方がポリエステル製管またはポリエステル製継手の接合用ポリウレタン系接着剤、
本発明の接着剤の粘度としては、現場施工ではハケなどを使用してPET管又は継手受け口あるいはその双方に塗布するために、10〜7000mPa・s(25℃ B8M型粘度測定計、ローターNo.4、12rpm 2分)、好ましくは50〜3000mPa・s、より好ましくは100〜1000mPa・sであることが必要である。
これは、ハケなどの刷毛類を使用する場合の施工性の点で必要不可欠であり、かつせん断剥離強度を確保するためにもこの範囲にあるものが好ましい。
これは、ハケなどの刷毛類を使用する場合の施工性の点で必要不可欠であり、かつせん断剥離強度を確保するためにもこの範囲にあるものが好ましい。
本発明の一液湿気硬化型ポリウレタン系接着剤において、イソシアネート基含有ウレタンプレポリマー/これ以外の変性イソシアネート化合物の存在割合は、50質量部/50質量部〜99質量部/1質量部、更に80質量部/20質量部〜97質量部/3質量部、特に85質量部/15質量部〜95質量部/5質量部であることが好ましい。
本発明の一液湿気硬化型ポリウレタン系接着剤には、更に必要に応じて、硬化促進触媒、充填剤、着色剤、揺変付与剤、接着性付与剤などの添加剤を加えて使用できる。これらのうち、硬化促進触媒と充填剤のうちいずれか一方或いは両方を併用するのが好ましい。
本発明の一液湿気硬化型ポリウレタン系接着剤には、更に必要に応じて、硬化促進触媒、充填剤、着色剤、揺変付与剤、接着性付与剤などの添加剤を加えて使用できる。これらのうち、硬化促進触媒と充填剤のうちいずれか一方或いは両方を併用するのが好ましい。
硬化促進触媒としては、例えば、2−エチルヘキサン酸錫、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ビスアセテート、ジブチル錫ビスアセチルアセトナートなどの有機錫化合物や、トリエチレンジアミン、N−エチルモルフォリンなどの3級アミン類が挙げられる。これらのうち、有機錫化合物を代表例とする有機金属系触媒が好ましい。硬化促進触媒の使用量は、イソシアネート基末端ウレタンプレポリマーとこれ以外の変性イソシアネート化合物の合計100質量部に対して、0.005〜10質量部、更に0.1〜2質量部であることが好ましい。
充填剤としては、例えば、炭酸カルシウム、脂肪酸処理炭酸カルシウム、フュームドシリカ(コロイダルシリカ)、沈降性シリカ、無水ケイ酸、含水ケイ酸、炭酸マグネシウム、ケイソウ土、焼成クレー、クレー、タルク、酸化チタン、ベントナイト、有機ベントナイト、酸化第二鉄、酸化亜鉛、活性亜鉛華、シラスバルーン、ガラスバルーン、木粉、パルプ、木綿チップ、マイカ、くるみ穀粉、もみ穀粉、グラファイト、アルミニウム微粉末、フリント粉末などの粉体状充填剤、石綿、ガラス繊維、ガラスフィラメント、炭素繊維、ケブラー繊維、ポリエチレンファイバーなどの繊維状充填剤が挙げられる。充填剤の使用量は、イソシアネート基末端ウレタンプレポリマーとこれ以外の変性イソシアネート化合物の合計100質量部に対して0〜500質量部、であることが好ましい。
また、管および継手には、衝撃強度改良剤として、50質量%未満の範囲で柔軟成分を配合してもよい。柔軟成分としては、エチレン、α―オレフィン共重合体、低密度ポリオレフィン、ポリオールーポリエステル共重合体等の熱可塑性エラストマーを使用することができる。また、ポリエステル中に柔軟成分を微分散させる目的として、エポキシ化ポリエチレン、無水マレイン酸グラフト共重合体等を使用することができる。
これらの柔軟成分を配合したポリエステル製管および継手を用いると、特に、本発明における管と継手の低温での引張り衝撃強度が高くなる点で好ましい。
特に従来の塩化ビニル管と継手の接合部分は、温度が急激に低下することによる管収縮に伴い発生する引張り衝撃のために、切断する不具合が発生したが、上記ポリエステル製管および/あるいは継手および本発明記載の接着剤を組み合わせることで、破断しにくくなった。
これらの柔軟成分を配合したポリエステル製管および継手を用いると、特に、本発明における管と継手の低温での引張り衝撃強度が高くなる点で好ましい。
特に従来の塩化ビニル管と継手の接合部分は、温度が急激に低下することによる管収縮に伴い発生する引張り衝撃のために、切断する不具合が発生したが、上記ポリエステル製管および/あるいは継手および本発明記載の接着剤を組み合わせることで、破断しにくくなった。
Claims (1)
- ポリウレタン系、変性シリコーン系、エポキシ系またはシリコーン系のいずれか一つ以上の成分を含む接着剤であって、接着剤の粘度が、10〜7000mPa・s(25℃ B8M型粘度測定計、ローターNo.4、12rpm 2分)であることを特徴とする少なくとも一方がポリエステル製管またはポリエステル製継手の接合用接着剤。
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JP2004289551A JP4746860B2 (ja) | 2004-10-01 | 2004-10-01 | ポリエステル製管の接合方法 |
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