JP2001040106A - 防水シートの接着方法 - Google Patents

防水シートの接着方法

Info

Publication number
JP2001040106A
JP2001040106A JP11212972A JP21297299A JP2001040106A JP 2001040106 A JP2001040106 A JP 2001040106A JP 11212972 A JP11212972 A JP 11212972A JP 21297299 A JP21297299 A JP 21297299A JP 2001040106 A JP2001040106 A JP 2001040106A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bonding
waterproof sheet
adhesive
primer
rubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11212972A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Higashida
義孝 東田
Junichi Inemoto
順一 禾本
Tsuneo Kubo
恒雄 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HIRONO KAGAKU KOGYO
Mitsuboshi Belting Ltd
Hirono Kagaku Kogyo KK
Original Assignee
HIRONO KAGAKU KOGYO
Mitsuboshi Belting Ltd
Hirono Kagaku Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HIRONO KAGAKU KOGYO, Mitsuboshi Belting Ltd, Hirono Kagaku Kogyo KK filed Critical HIRONO KAGAKU KOGYO
Priority to JP11212972A priority Critical patent/JP2001040106A/ja
Publication of JP2001040106A publication Critical patent/JP2001040106A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ポリオレフィン樹脂もしくはオレフィン系熱可
塑性エラストマーからなる防水シートの接着において、
施工性、接着性にすぐれ、かつ防水の信頼性の高い接着
方法を提供する。 【解決手段】ポリオレフィン樹脂もしくはオレフィン系
熱可塑性エラストマーからなる防水シートの接合部にお
ける接着方法として、イソブチレンとp−メチルスチレ
ン共重合体の臭素化物又は該臭素化物に天然もしくは合
成ゴムを10〜100重量部含むブレンド体の固形分3
〜15%の溶液をプライマーとして塗布した後、常温で
自着性のあるブチルゴムを主成分とする自然加硫テープ
状接着剤を介して接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防水シートの接着
方法に係り、詳しくは通常、熱融着により接合されるポ
リオレフィン樹脂やオレフィン系熱可塑性エラストマー
からなる防水シートの施工性、接着性に優れ、かつ防水
の信頼性の高い接着剤による接着方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー
(以下、ポリオレフィン系TPEと略記する)は近年、
ゴム製品製造における省力化ならびに省エネルギー化、
更には環境問題への配慮、即ち、ポリオレフィン系TP
Eの無公害性、リサイクル性よりゴム製品中のシェアー
が着実にアップして来ている。
【0003】しかし乍ら、ポリオレフィン樹脂やポリオ
レフィン系TPEという素材は非極性で化学的に極めて
不活性な高分子であるため、その接着性は極めて悪く、
実用に耐える良好な接着剤は無かった。そのため、これ
らのシート間の接着では一般的に熱融着による接着が利
用されている。
【0004】また、化学的接着方法としては、ポリオレ
フィン樹脂やポリオレフィン系TPEシートの表面を化
学的酸化剤、コロナ放電、火炎あるいはオゾンガスなど
で酸化した後に接着剤を用いて接着するという方法が採
られて来た。
【0005】更にこれらの前処理なしに接着する方法と
して接着性のよい、例えば環化ゴム、芳香族石油樹脂、
エチレン酢酸ビニル共重合体及び塩素化ポリプロピレン
等よりなるプライマー組成物が種々提案されている。
【0006】
【発明が解決使用とする課題】しかし、上記熱融着によ
る接着を採用した場合は、加熱設備が必要であるという
ことからコスト的に不利であるということが云えるし、
また、接着作業時に高温でシート材料を熱融着しなけれ
ばならないため、現場での作業に関して安全性の面で問
題がある。更に、溶融時間、温度、湿度、圧着力のばら
つきによる接着力のムラが発生し易いという欠点もあっ
た。
【0007】一方、化学的接着方法では均一な処理が行
えず、工程上に問題がある。また、上記各種のプライマ
ー組成物は接着剤との併用系であるちめ、作業性に問題
があり、十分なものとは云えなかった。
【0008】そこで、本発明者らはポリオレフィン系T
PEに前処理を全く行わず、耐久性に優れ、高い接着性
能を有する接着剤組成物について鋭意研究を重ね、その
結果、イソブチレンとp−メチルスチレン共重合体の臭
素化物(EXPRO)がポリオレフィン系TPEに対し
優れた接着性能を有することを知見するに至った。
【0009】即ち、本発明は上記イソブチレンとp−メ
チルスチレン共重合体の臭素化物を主成分とする接着剤
組成物を使用することによりポリオレフィン系TPEの
接合における諸問題を解決し、シート同士の接着をムラ
を発生せず施工性、接着性にすぐれ、かつ防水の信頼性
の高いポリオレフィン系TPE防水シートの接着方法を
提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】しかして、上記の目的を
達成し、これに適合する本発明の特徴は以下の如くであ
る。即ち、その1つはポリオレフィン樹脂もしくはオレ
フィン系熱可塑性エラストマーからなる防水シートの接
合部の接着において、主成分がイソブチレンとp−メチ
ルスチレン共重合体の臭素化物単独あるいは該臭素化物
に天然又は合成ゴムを10〜100重量部含むブレンド
体である固形分3〜15%の溶液をプライマーとして塗
布し、その後常温で自着性のあるブチルゴムを主成分と
する自然加硫テープ状接着剤を介して接着する方法であ
り、他の1つは、ポリオレフィン樹脂もしくはオレフィ
ン系熱可塑性エラストマーからなる防水シートとEPD
M系加硫ゴム防水シートの接合部の接着において、主成
分がイソブチレンとp−メチルスチレン共重合体の臭素
化物単独あるいは該臭素化物に天然又は合成ゴムを10
〜100重量部含むブレンド体である固形分3〜15%
の溶液をプライマーとして塗布し、その後常温で自着性
のあるブチルゴムを主成分とする自然加硫テープ状接着
剤を介して接着する方法である。
【0011】
【作用】上記接着方法を利用することにより夫々の防水
シート接合部の接着において、ポリオレフィン樹脂やオ
レフィン系熱可塑性エラストマー(TPE)からなる防
水シートの接合部に酸化などの前処理を必要とせず、耐
久性に優れ、高い接着性能を有せしめることができる。
特にポリオレフィン系TPEに塩素化ポリプロピレン溶
液等をプライマーとし、自着性があって接合後経時で凝
集力が向上するブチルゴムを主成分とする自然加硫タイ
プのテープ状接着剤を併用することにより、施工性が良
く、加熱作業を必要とすることがなく、安全で、しかも
優れた接着性を有し、且つ防水シール性に優れた接着を
行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、更に本発明の実施形態につ
いて具体的に説明する。
【0013】先ず、本発明はポリオレフィン樹脂もしく
はオレフィン系熱可塑性エラストマーからなる防水シー
ト同士又は該防水シートとEPTM系加硫ゴム防水シー
トの接合部の接着であって、イソブチレンとp−メチル
スチレン共重合体の臭素化物単独又は該臭素化物100
重量部に対し天然又は合成ゴムを10〜100重量部含
むブレンド体である固形分3〜15%の溶液をプライマ
ーとして予め塗布した後、常温で自着性のあるブチルゴ
ムを主成分とする自然加硫テープ状接着剤を介して接着
する方法よりなる。
【0014】ここで、本発明で接合される上記防水シー
トの素材は、1つはポリオレフィン樹脂あるいはオレフ
ィン系熱可塑性エラストマーであり、具体的にはポリオ
レフィン樹脂に高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどが挙げられ、オレフィン系熱可
塑性エラストマーとしては、ポリエチレンやポリプロピ
レンとエチレンプロピレンゴムをブレンドしたり、両者
をモノマーベースで共重合させたものであり、樹脂とゴ
ムの両方の性質を併せもつような素材である。また、本
発明は上記素材からなる防水シート同士を接合する外、
他の素材として上記防水シートをEPDM系加硫ゴム防
水シートと接合することも含まれる。
【0015】なお、オレフィン系熱可塑性エラストマー
の具体例として、商品名TPR(ユニロイヤル社製)、
Telcar(BF Goodrich Chemic
al社製)、Somel(デュポン社製)、TPO(E
xxon Chemical社製)、エスプレン(住友
化学社製)などが挙げられる。
【0016】次に本発明は前述したように特にポリオレ
フィン樹脂もしくはオレフィン系熱可塑性エラストマー
からなる防水シート、更に同シートとEPDM系加硫ゴ
ムシートとを接着する際のプライマーとしてイソブチレ
ンとp−メチルスチレン共重合体の臭素化物を主成分と
して用いるものである。
【0017】上記イソブチレンとp−メチルスチレン共
重合体の臭素化物は単独でも使用することが出来るが、
イソブチレンとp−メチルスチレン共重合体の臭素化物
100重量部に対して天然又は合成ゴムを10〜100
重量部含むブレンド物として用いられる。このようにゴ
ムを所定量配合することは、初期接着力を高めることが
でき、施工性の面や施工後のシートの剥がれなどを防止
する面で頗る有利である。
【0018】本発明で好適に用いることのできる上記イ
ソブチレンとp−メチルスチレン共重合体の臭素化物と
しては、臭素及びベンジル基の含有量が0.4〜1.3
モル%でムーニー粘度ML1+8(125℃)が30〜
55である。
【0019】一方、イソブチレンとp−メチルスチレン
共重合体の臭素化物にブレンドするゴムとしては、天然
ゴム、ブチルゴム、塩素化または臭素化ブチルゴム、ポ
リイソブチレン、エチレン−プロピレン−ジエン、クロ
ロプレンゴムなどが挙げられ、これらは臭素化物100
重量部に対し10〜100重量部ブレンドして用いられ
る。
【0020】なお、プライマーとしては、上記イソブチ
レンとp−メチルスチレン共重合体の臭素化物とゴム以
外に、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、n−ヘキ
サンなどの溶剤、接着剤の凝集力を高めるための補強剤
として、カーボンブラック、炭酸カルシウム、シリカ、
タルク、クレーなどの充填材を配合し、更に加硫剤とし
てZnO、MgOなどの金属酸化物あるいはテトラエチ
レンテトラミン、ヘキサメチレンテトラミンなどの多価
ポリアミン又はメチロール化アルキルフェノール及び臭
素化アルキルフェノールなどを配合することによって接
着力を向上することができる。
【0021】更に粘着性向上のため以下に示すような粘
着付与樹脂、可塑剤、プロセス油が利用できる。即ち、
脂肪族、脂環族、芳香族の石油樹脂、並びにフェノール
樹脂などのイソブチレンとp−メチルスチレン共重合体
の臭素化物に相溶性のよい樹脂類あるいはジオクチルフ
タレート、ジブチルフタレート、ジオクチルアジペート
などの可塑剤類、及びパラフィン系やナフテン系のプロ
セスオイルを加えることによって接着剤に粘着性を付与
することができる。プライマーの濃度は塗布性、乾燥
性、接着性の点より適宜選択されるが、3〜15%が最
も適当である。
【0022】次に、上記プライマー塗布後に併用される
ブチルゴムを主成分とする自然加硫系テープ状接着剤
は、ブチルゴムやハロゲン化ブチルゴム(塩素化又は臭
素化)とエチレンプロピレンゴム及びポリイソブチレン
の1種又は2種を配合したものであり、配合物の初期ム
ーニー粘度ML1+8(100℃)は3〜25の範囲で
あることが好ましい。初期ムーニー粘度ML1+8(1
00℃)が3未満の場合、軟質のため接合作業が行いに
くく、初期の接着性が不足するという問題が生じる。
【0023】自然加硫剤としては、一般に使用されてい
る硫黄にチラウムやジチオカルバメートなどの促進剤を
併用したものや、オキシム−過酸化物系促進剤またはパ
ーオキサイドとその促進剤を配合したものを使用するこ
とができる。その他、テープの自着性を高めるための粘
着付与剤、可塑剤、プロセスオイルを配合してもよい。
【0024】脂肪族、脂環族、芳香族系の石油樹脂、な
らびにロジン、フェノール樹脂などの相溶性のよい樹
脂、あるいはジオクチルフタレート、ジブチルフタレー
ト、ジオクチルアジペートなどの可塑剤類、及びパラフ
ィン系、ナフテン系のプロセスオイルであり、また、接
着剤の凝集力を高めるために補強剤としてカーボンブラ
ック、炭酸カルシウム、シリカ、タルク、クレーなどの
充填剤を必要に応じて配合することも可能である。
【0025】かくして、上記イソブチレンとp−メチル
スチレン共重合体の臭素化物単独及び天然又は合成ゴム
を10〜100重量部含むブレンド体を主成分とするプ
ライマーと自着性のある自然加硫タイプのテープ状粘着
剤の使用により、初期の接着作業が容易で、かつ経時に
おいては太陽光による輻射熱で自然加硫することによ
り、難接着性のポリオレフィン系TPE及びEPDM系
加硫ゴム防水シートの双方に強固に接着し、優れた防水
性能を得ることができる。
【0026】以下、更に本発明の実施例を掲げる。
【0027】
【実施例】 先ず、臭素及びベンジル基の含有率が
0.7モル%でムーニー粘度ML1+ (125℃)が
45であるEXPRO(エクソン化学社製のイソブチレ
ンとp−メチルスチレン共重合体の臭素化物)を用いて
表1に示す無機配合物をロールで混練りした後、樹脂又
は可塑剤とともにトルエンで溶解し、固形分10パーセ
ントのP−1〜P−5に示すプライマーを得た。
【0028】
【表1】
【0029】 次に表2に示す配合でブチルゴム(I
IR)と充填剤、粘着付与樹脂、可塑剤又はプロセスオ
イル及び加硫剤を所定量配合し、ニーダーで混練りした
後、押出機で厚み1.0mmの各テープ状接着剤T−
1、T−2、T−3を得た。なお、表2中の加硫促進剤
BZ、TRA、TTは大内新興社製のものである。
【0030】
【表2】
【0031】かくして上記で得た各プライマーをポリ
オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPE)シートに
刷毛で100g/m塗布し、室温で1hr乾燥した
後、前記で得たテープ状接着剤を組み合わせて接合し
た。その後、プライマーを塗布した他のポリオレフィン
系TPEシートを接合し、ハンドロールを用いて圧着
し、夫々実施例1〜6とした。得られた接合物を室温及
び80℃オーブン中でそれぞれ72hr養生後、剥離速
度50mm/minで180ピーリングテストを行っ
た。その結果を表3に示す。なお、プライマーを用いず
テープ状接着剤のみで接着した例を比較例1〜3とし
た。
【0032】
【表3】
【0033】上記表3よりプライマーを用いていない比
較例はシート同士の界面剥離を起こしているのに対して
各実施例では、凝集破壊となっており、優れた接着力を
示している。また、上表と対比して各種市販接着剤によ
りオレフィン系TPEを接合した場合の接着力を表4に
示す。
【0034】
【表4】
【0035】 前記と同様な処方を用いて下記の各
合成ゴム (a)デンカM−120(電気化学社製 クロロプレ
ン) (b)エッソブチル268(エッソ化学社製 ブチルゴ
ム) (c)塩素化ブチルHT−1066(エッソ化学社製
塩素化ブチルゴム) (d)ビスネックスL−120(エッソ化学社製 ポリ
イソブチレン) をイソブチレンとP−メチルスチレン共重合体の臭素化
物(EXPRO)と表5に示す配合割合でブレンドし
た。この合成ゴムブレンド配合プライマー系接着剤の基
本配合はゴム分100、ステアリン酸1、軽質炭酸カル
シウム20、亜鉛華5、ハイレッツT−100×30の
トルエン5%溶液である。
【0036】このプライマーを用いて前記と同様にテ
ープ状接着剤で他のポリオレフィン系TPEシートを接
合し、ハンドロールを用いて圧着した。そして、この接
合物を室温及び80℃オーブン中でそれぞれ72hr養
生後、剥離速度50mm/minで180°ピーリング
テストを行った。その結果を表5に併せて示す。但し、
表中、A/Aはテープ破壊、FはTPEシートの界面剥
離を表す。
【0037】
【表5】
【0038】 更に前記で得たプライマーをポリオ
レフィン系TPEシートに刷毛で100g/m塗布
し、室温で1hr乾燥した後、前記で得たテープ状接
着剤を接合した。そして、その後、プライマーを塗布し
たEPDM系加硫ゴム防水シートを接合し、ハンドロー
ルを用いて圧着した。得られた接合物を室温及び80℃
オーブン中でそれぞれ72hr養生後、剥離速度50m
m/minで180°ピーリングテスト剥離を行った。
結果は下記表6に示す如くであった。
【0039】
【表6】
【0040】上記表6よりプライマーを用いていない比
較例はシート同士の界面剥離を起こしているのに対し、
本発明のプライマーを併用した各実施例では凝集破壊と
なっており、優れた接着力を有することが理解される。
【0041】
【発明の効果】本発明は以上説明した如く、ポリオレフ
ィン樹脂やオレフィン系熱可塑性エラストマーからなる
防水シートを接着する際のプライマーとしてイソブチレ
ンとp−メチルスチレン共重合体の臭素化物単独あるい
は天然、合成ゴムを含むブレンド体の固形分3〜15%
の溶液をプライマーとして予め塗布した後、常温で自着
性のあるブチルゴムを主成分とする自然加硫テープ状接
着剤を介して接着する方法であり、ポリオレフィン樹脂
やオレフィン系熱可塑性エラストマーからなる防水シー
トの接合に、塩素化ポリプロピレン溶液をプライマーと
し、自着性があって接合経時で凝集力が向上するブチル
ゴムを主成分とする自然加硫タイプのテープ状接着剤を
併用することにより、従来、接着剤による接着が困難で
あったポリオレフィン樹脂やオレフィン系熱可塑性エラ
ストマーからなる防水シート接合部の接着に優れた接着
力を発揮し、酸化などの前処理を必要とせず、耐久性に
優れると共に施工性がよく、かつ加熱作業を必要とする
こともなく安全で、しかも優れた高接着性を有し、極め
て防水シール性に優れた接着を可能ならしめる顕著な効
果を発揮する。
【0042】また、上記イソブチレンとp−メチルスチ
レン共重合体の臭素化物は100重量部に対して天然又
は合成ゴムを10〜100重量部配合し、ブレンド物と
して用いることによって初期接着力を高めることがで
き、施工性の面や施工直後のシートの剥がれなどを奉仕
することができる効果を有する。かくして、近時、環境
面からその利用が進められるポリオレフィン樹脂やオレ
フィン系熱可塑性エラストマーからなる防水シートの接
着に顕著な実効が期待される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09J 7/02 C09J 7/02 Z 123/22 123/22 (72)発明者 禾本 順一 神戸市長田区浜添通4丁目1番21号 三ツ 星ベルト株式会社内 (72)発明者 久保 恒雄 神戸市垂水区学ケ丘4丁目11番31号 Fターム(参考) 4D075 CA12 DA04 DB36 DC02 EA35 EA41 EB10 EB12 EB14 EB47 EB56 EC30 4F071 AA11A AA12A AA13A AA14B AA15B AA16B AA18B AA20B AA21A AA22A AA75A AA75B AA79A AH03 AH04 CA01 4J004 AA05 AA07 AA17 AB04 BA02 FA08 FA10 4J038 CB131 CB132 CB171 CB172 CC071 CC072 NA04 NA12 NA23 PA18 PB05 PC07 PC08 4J040 DA121 DA122 DA141 DA142 DA181 DA182 JA09 KA16 LA06 MA12 MB03 NA12 PA10 PA23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリオレフィン樹脂もしくはオレフィン系
    熱可塑性エラストマーからなる防水シートの接合部の接
    着において、イソブチレンとp−メチルスチレン共重合
    体の臭素化物を主成分とする固形分3〜15%の溶液を
    プライマーとして塗布し、その後、常温で自着性のある
    ブチルゴムを主成分とする自然加硫テープ状接着剤を介
    して接着することを特徴とする防水シートの接着方法。
  2. 【請求項2】ポリオレフィン樹脂もしくはオレフィン系
    熱可塑性エラストマーからなる防水シートの接合部の接
    着において、イソブチレンとp−メチルスチレン共重合
    体の臭素化物100重量部に対して天然又は合成ゴムを
    10〜100重量部含むブレンド物からなる固形分3〜
    15%の溶液をプライマーとして塗布し、その後、常温
    で自着性のあるブチルゴムを主成分とする自然加硫テー
    プ状接着剤を介して接着することを特徴とする防水シー
    トの接着方法。
  3. 【請求項3】ポリオレフィン樹脂もしくはオレフィン系
    熱可塑性エラストマーからなる防水シートとEPDM系
    加硫ゴム防水シートの接合部の接着において、イソブチ
    レンとp−メチルスチレン共重合体の臭素化物を主成分
    とする固形分3〜15%の溶液をプライマーとして塗布
    し、その後、常温で自着性のあるブチルゴムを主成分と
    する自然加硫テープ状接着剤を介して接着することを特
    徴とする防水シートの接着方法。
  4. 【請求項4】ポリオレフィン樹脂もしくはオレフィン系
    熱可塑性エラストマーからなる防水シートとEPDM系
    加硫ゴム防水シートの接合部の接着において、イソブチ
    レンとp−メチルスチレン共重合体の臭素化物100重
    量部に対して天然又は合成ゴムを10〜100重量部含
    むブレンド物からなる固形分3〜15%の溶液をプライ
    マーとして塗布し、その後、常温で自着性のあるブチル
    ゴムを主成分とする自然加硫テープ状接着剤を介して接
    着することを特徴とする防水シートの接着方法。
JP11212972A 1999-07-28 1999-07-28 防水シートの接着方法 Pending JP2001040106A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11212972A JP2001040106A (ja) 1999-07-28 1999-07-28 防水シートの接着方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11212972A JP2001040106A (ja) 1999-07-28 1999-07-28 防水シートの接着方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001040106A true JP2001040106A (ja) 2001-02-13

Family

ID=16631357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11212972A Pending JP2001040106A (ja) 1999-07-28 1999-07-28 防水シートの接着方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001040106A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002363475A (ja) * 2001-06-07 2002-12-18 Takenaka Komuten Co Ltd 接着用プライマー組成物ならびに該組成物を使用した防水シートの接着方法および同シートの破損部補修方法
JP2004292756A (ja) * 2003-03-28 2004-10-21 Nippon Zeon Co Ltd プライマー組成物
JP2007126679A (ja) * 2006-12-26 2007-05-24 Nitto Denko Corp 架橋された固形タイプの粘着剤組成物とその粘着シートおよび防水気密用粘着シート
JP2011516669A (ja) * 2008-04-02 2011-05-26 アデコ プロダクツ インコーポレイテッド 接着剤組成物および部品を基材に取り付けるための方法
JP2012041552A (ja) * 2011-11-14 2012-03-01 Nitto Denko Corp 架橋された固形タイプの粘着剤組成物とその粘着シートおよび防水気密用粘着シートの製造方法
JP2015199786A (ja) * 2014-04-04 2015-11-12 電気化学工業株式会社 防水シート接合用粘着テープ及び防水シート接合体
CN114635297A (zh) * 2022-04-26 2022-06-17 河南蓝翎环科防水材料有限公司 一种可自粘施工的sbs改性沥青防水卷材及其制备方法
CN116144120A (zh) * 2023-01-13 2023-05-23 赛轮集团股份有限公司 自密封胶料的制备方法、自密封胶料及其应用

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002363475A (ja) * 2001-06-07 2002-12-18 Takenaka Komuten Co Ltd 接着用プライマー組成物ならびに該組成物を使用した防水シートの接着方法および同シートの破損部補修方法
JP2004292756A (ja) * 2003-03-28 2004-10-21 Nippon Zeon Co Ltd プライマー組成物
JP2007126679A (ja) * 2006-12-26 2007-05-24 Nitto Denko Corp 架橋された固形タイプの粘着剤組成物とその粘着シートおよび防水気密用粘着シート
JP2011516669A (ja) * 2008-04-02 2011-05-26 アデコ プロダクツ インコーポレイテッド 接着剤組成物および部品を基材に取り付けるための方法
JP2012041552A (ja) * 2011-11-14 2012-03-01 Nitto Denko Corp 架橋された固形タイプの粘着剤組成物とその粘着シートおよび防水気密用粘着シートの製造方法
JP2015199786A (ja) * 2014-04-04 2015-11-12 電気化学工業株式会社 防水シート接合用粘着テープ及び防水シート接合体
CN114635297A (zh) * 2022-04-26 2022-06-17 河南蓝翎环科防水材料有限公司 一种可自粘施工的sbs改性沥青防水卷材及其制备方法
CN116144120A (zh) * 2023-01-13 2023-05-23 赛轮集团股份有限公司 自密封胶料的制备方法、自密封胶料及其应用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2161934C (en) Pressure sensitive tape for forming water-tight field joints in rubber membranes
US5859114A (en) Adhesive tape compositions and method for covering roofs
EP0714963B1 (en) Adhesive tape composition
US5563217A (en) Adhesive tape compositions
US4897137A (en) Primer for use on EPDM roofing materials
CN106700988A (zh) 一种自粘型丁基橡胶防水胶粘带用的胶料及其制备方法
JP2001040106A (ja) 防水シートの接着方法
US6080458A (en) Self-adhering walkway pads for roofing membranes and method for the application thereof to roofs
US4671996A (en) Adhesive package
CA2201258C (en) Adhesive tape compositions and method for covering roofs
Higgins et al. Butyl rubber and polyisobutylene
JP2000017236A (ja) 防水シートの接着方法
EP0168188B1 (en) Curable rubber composition
JP2002038107A (ja) ポリオレフィン系防水シートの接着方法
WO1999054420A1 (en) Improved pressure-sensitive roofing tape
JP4778160B2 (ja) 接着用プライマー組成物ならびに該組成物を使用した防水シートの接着方法および同シートの破損部補修方法
JP2926535B2 (ja) シート材料の接合方法
GB2192892A (en) Primer for EPDM roofing membranes
JP4920400B2 (ja) 防水気密用粘着シート
JP2000017244A (ja) 防水シート用接着剤組成物
JP2002332466A (ja) 防水シートの接着方法ならびにそのための耐久性に優れた接着剤組成物
JP2001172597A (ja) ポリオレフィン系防水シートとコンクリート構造物の接着方法
JP2003003618A (ja) 防水工法
JP2000256648A (ja) 防水シート用シール材組成物
JP2000073045A (ja) 防水シート用シール材