JP2006086805A - 無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】
携帯電話機を手元に置くことなく使用可能とする無線通信システムを提供すること。
【解決手段】
本発明にかかる無線通信システムは、無線通信機器103と、ヘッドセット101と、無線通信機器103及びヘッドセット101と無線通信可能な携帯電話機102を備え、無線通信機器103は、携帯電話機102から着信情報を受信する手段と、着信通知を表示する手段と、携帯電話機102に対して受話を実行させる受話要求信号を送信する手段とを有し、携帯電話機102は、着呼に応じて着信情報を無線通信機器103に送信する手段と、無線通信機器103から受話要求信号を受信する手段と、受話要求信号に応じて受話を実行する手段と、受話の実行に応じてヘッドセット101と音声通信を開始する手段を有し、ヘッドセット101は、携帯電話機102と音声通信を実行する手段を有するものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は無線通信機器及び無線通信システムに関し、より詳細には携帯電話機、ヘッドセット及び無線通信機器等の無線通信可能な複数の機器を備えた無線通信システムに関する。
近年無線LANやブルートゥース(登録商標)等、様々な無線通信技術が利用されている。無線LANは高速転送が可能であることから主にパーソナルコンピュータのデータ通信において使用されている。一方、ブルートゥースは低消費電力であることを特徴とするため、欧州の携帯電話機で標準搭載されるようになり普及が始まっている。その背景としては、車を運転する際の携帯電話機の使用を規制する法律が制定されたことがある。車を運転している最中に運転者が携帯電話機を使用する場合にはハンズフリーやヘッドセットなどが必要になったことが、ブルートゥースを携帯電話機へ搭載する動きに拍車をかけている。ここで、ヘッドセットとはマイクとヘッドフォンやイヤフォンが一体になった物であり、ハンズフリーとは電話機を手で持たなくともスピーカーやマイクを通して通話を可能とする物のことである。ヘッドセットやハンズフリーにはモノラル音声を出力する片耳タイプと、ステレオ音声を出力する両耳タイプとがある。
従来より、MDプレイヤー等の携帯型の音楽プレイヤーのみならず、携帯電話機とも有線又は無線により接続可能なヘッドフォンが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示されたヘッドフォンは、音声信号を音楽プレイヤー、携帯電話機のいずれから入力するかを選択する音声信号制御装置に接続されている。携帯電話機において着信が発生すると、音声信号制御装置はその着信を検出し、ヘッドフォンと携帯電話機が接続されるように制御する。
図7に従来の無線通信システムの1つの具体例を示す。当該無線通信システムはヘッドセット101、携帯電話機102、DVDプレイヤー103及び基地局104、公衆回線105を備えている。ヘッドセット101はDVDプレイヤー103と無線で接続されており、DVDプレイヤー103で再生される音声信号をヘッドセット101のスピーカーで出力している。携帯電話機102は基地局104を介して公衆回線105に接続されることで他の携帯電話機や一般の固定電話と通話することができる。携帯電話機102は近距離無線通信機能を有し、ヘッドセット101と無線通信接続が可能である。携帯電話機102に着信が入ると携帯電話機102に着信があった旨の情報が無線通信によりヘッドセット101へ通知される。ヘッドセット101では、携帯電話機102への着信を検出すると、携帯電話機102から無線通信により入力される音声信号をスピーカーから出力するように切り換える。
このように有線通信・無線通信に関わらず、携帯電話機と他の音声信号発生手段の2系統の音声信号を入力する手段を備え、携帯電話機の着信の検出によって音声信号の出力を切り換える技術があった。
特開平8−23366号公報
ハンズフリーが上記のような携帯電話機の着信検出による音声入力の切換手段を有することによって、手を空けた状態で音楽プレイヤーと携帯電話機の両方の電子機器を同時に利用することが可能になる。しかし、このような構成においては、依然として音楽プレイヤーと携帯電話機のそれぞれに対する操作は、それぞれの機器に対して行なわなければならないので、オペレータが音楽プレイヤーと携帯電話機を持ち替えて操作することになり手間がかかる。また、例えば新幹線の中等の手元のスペースが限られている場合では、音楽プレイヤーと携帯電話機の双方の置き場所に困ってしまう等の問題があった。
本発明はこの様な問題を解決するためになされたものであり、携帯電話機を手元に置くことなく使用可能とする無線通信システムを提供することを目的とする。
本発明にかかる無線通信システムは、無線通信機器と、ヘッドセットと、前記無線通信機器及び前記ヘッドセットと無線通信可能な携帯電話機を備えた無線通信システムであって、前記無線通信機器は、前記携帯電話機から着信情報を受信する手段と、前記着信情報に応じた着信通知を表示する手段と、オペレータの入力に応じて前記携帯電話機に対して受話を実行させる受話要求信号を送信する手段とを有し、前記携帯電話機は、着呼に応じて着信情報を前記無線通信機器に送信する手段と、前記無線通信機器から前記受話要求信号を受信する手段と、前記受話要求信号に応じて受話を実行する手段と、前記受話の実行に応じて前記ヘッドセットと音声通信を開始する手段を有し、前記ヘッドセットは、前記携帯電話機と音声通信を実行する手段を有するものである。このような構成により、携帯電話機を手元に置くことなく着信を認識でき、更に受話を実行可能とする無線通信システムを提供することができる。
他方、本発明に係る他の無線通信システムは、無線通信機器と、ヘッドセットと、前記無線通信機器及び前記ヘッドセットと無線通信可能な携帯電話機を備えた無線通信システムであって、前記無線通信機器は、前記携帯電話機から着信情報を受信する手段と、前記着信情報に応じた着信通知を表示する手段とを有し、前記ヘッドセットは、オペレータの入力に応じて前記携帯電話機に対して受話を実行させる受話要求信号を送信する手段を有し、前記携帯電話機は、着呼に応じて着信情報を前記無線通信機器に送信する手段と、前記ヘッドセットから前記受話要求信号を受信する手段と、前記受話要求信号に応じて受話を実行する手段とを有するものである。この様な構成により、携帯電話機を手元に置くことなく着信を認識でき、更に受話を実行可能とする無線通信機器及び無線通信システムを提供することができる。
ここで、前記着信情報は前記携帯電話機の着呼の際に前記携帯電話機の有する表示手段に表示される表示情報と同一の表示情報であってもよい。これにより、携帯電話機の表示を確認することなく、発呼者及びその情報を確認することができる。
また、前記着信情報は前記携帯電話機の着呼の際に前記携帯電話機の有する表示手段に表示される画像情報であることが好ましい。これにより、携帯電話機の表示とまったく同じ態様で無線通信機器の表示を確認することが出来る。
他方、本発明に係る他の無線通信システムは、無線通信機器と、ヘッドセットと、前記無線通信機器及び前記ヘッドセットと無線通信可能な携帯電話機を備えた無線通信システムであって、前記ヘッドセットは、前記携帯電話機から着信情報を受信する手段と、前記着信情報をオペレータに対して報知する手段を有し、前記無線通信機器は、オペレータの入力に応じて前記携帯電話機に対して受話を実行させる受話要求信号を送信する手段を有し、前記携帯電話機は、着呼に応じて着信情報を前記ヘッドセットに送信する手段と、前記無線通信機器から前記受話要求信号を受信する手段と、前記受話要求信号に応じて受話を実行する手段とを有するものである。このような構成により、携帯電話機を手元に置くことなく着信を認識でき、更に受話を実行可能とする無線通信機器及び無線通信システムを提供することができる。
ここで、前記着信情報は前記携帯電話機が着呼に応じて再生する着信音の音声信号であることが好ましい。これにより、より確実に携帯電話機への着呼を認識することができる。
更に、前記携帯電話機は、当該携帯電話機が有する表示手段に表示される情報の一部又は全部を前記無線通信機器に対して送信する手段を更に有し、前記無線通信機器は、前記携帯電話機から当該情報の一部又は全部を受信する手段と、当該情報の一部又は全部を、前記無線通信機器が有する表示手段の一部又は全部に表示させる手段とを更に有してもよい。これにより、携帯電話機への着信のみならず他の機能に関しても携帯電話機を手元に置くことなく確認することが出来る。
更にまた、前記無線通信機器は当該無線通信機器が有する入力手段により入力された制御信号を前記携帯電話機に送信する手段を更に有し、前記携帯電話機は前記無線通信機器から当該制御信号を受信する手段と、当該制御信号に従って前記携帯電話機を制御する手段とを更に有してもよい。これにより携帯電話機を手元に置くことなく操作することができる。
また、前記無線通信機器は映像及び/又は音声を再生するための手段を更に有し、前記無線通信機器において映像及び/又は音声の再生中に、前記携帯電話機に着呼があった場合、前記ヘッドセットは前記無線通信機器に対して映像及び/又は音声の再生を一時中断させる再生制御信号を送信する手段を有してもよい。これにより、映像及び/又は音声の視聴中であっても携帯電話機の機能を使用することができ、携帯電話機への着信によって当該映像及び/又は音声の情報が欠如することがない。
本発明により、携帯電話機を手元に置くことなく使用可能とする無線通信機器及び無線通信システムを提供することができる。
以下に、本発明を適用可能な実施の形態が説明される。以下の説明は、本発明の実施形態を説明するものであり、本発明が以下の実施形態に限定されるものではない。説明の明確化のため、以下の記載は、適宜、省略及び簡略化がなされている。又、当業者であれば、以下の実施形態の各要素を、本発明の範囲において容易に変更、追加、変換することが可能である。
実施の形態1.
まず図1を用いて本発明にかかる無線通信システムの全体構成を説明する。図1は本発明にかかる無線通信システムの全体構成の一例を示したものである。本発明にかかる無線通信システムは、オペレータが装着し音声の入出力を行なうヘッドセット101と、オペレータが携帯可能な携帯電話機102及び無線通信機器としてのDVDプレイヤー103と、基地局104及び公衆回線網105を有する。ここで、基地局104及び公衆回線網105は携帯電話機102と他の携帯電話機又は固定電話等との通話に必要なものである。また、携帯電話機102、基地局104及び公衆回線105の接続関係については公知のものと同様であるため説明を省略する。また、ヘッドセット101、携帯電話機102及び携帯型DVDプレイヤー103はそれぞれ無線通信手段を有し、3者間において無線接続可能である。
次に本発明にかかる無線通信システムの概要を説明する。上記の通りヘッドセット101、携帯電話機102及びDVDプレイヤー103の3者間において無線接続可能な状態において携帯電話機102に着呼があった場合、携帯電話機102は、DVDプレイヤー103及びヘッドセット101の双方に対して着信情報を送信する。DVDプレイヤー103に対して送信される着信情報には、例えば携帯電話機102の表示手段に表示される表示情報、即ち発呼者の電話番号やそれから導き出される発呼者の氏名等の発呼者情報が含まれる。また、ヘッドセット101に対して送信される着信情報には、例えば携帯電話機102に着呼があった場合に携帯電話機102が再生する着信音の音声データが含まれる。
DVDプレイヤー103は、携帯電話機102から着信情報を受信すると、それを着信通知として処理する。具体的には、DVDプレイヤー103は、自身の表示手段に、着信情報に含まれる表示情報を表示する。他方、ヘッドセット101は、携帯電話機102から着信情報を受信すると、受信した音声データをスピーカーより音声として出力する。
携帯電話機102から送信された着信情報に対して、DVDプレイヤー103又はヘッドセット101は携帯電話機102に受話を実行させる受話要求信号を送信することができる。この受話要求信号の送信はDVDプレイヤー103のみが可能でもよいし、ヘッドセット101のみが可能でもよい。もちろんDVDプレイヤー103とヘッドセット101との両方が可能でもよい。DVDプレイヤー103又はヘッドセット101が受話要求信号を携帯電話機102に対して送信すると、携帯電話機102は、当該受話要求信号を受信する。携帯電話機102は、当該受話要求信号に応じて受話を実行する。受話実行後は、ヘッドセット101と携帯電話機102との間で音声通信が可能となり、オペレータは携帯電話機102を直接用いずともヘッドセット101を用いることによって通話できる。
また、上記の着信及び受話要求の動作に限らず、DVDプレイヤー103は携帯電話機102に対して制御信号を送信することが可能である。例えば、オペレータが、DVDプレイヤー103の入力手段に対して所定の入力を行なうと、DVDプレイヤー103は、携帯電話機102に対して制御信号を送信する。携帯電話機102は、制御信号を受信し、この制御信号に応じた処理を実行する。このようにして、オペレータは、DVDプレイヤー103を用いて、携帯電話機102を操作できる。更に、ヘッドセット101はDVDプレイヤー103に対して再生制御信号を送信することが可能である。例えばオペレータがヘッドセット101の入力手段に対して所定の入力を行なうと、ヘッドセット101は、DVDプレイヤー103に対して再生制御信号を送信する。DVDプレイヤー103は、再生制御信号を受信し、この再生制御信号に応じた再生処理を実行する。このようにして、オペレータは、ヘッドセット101を用いて、DVDプレイヤー103を操作することができる。例えば、ヘッドセット101と携帯電話機102とが音声通信状態にある場合に、DVDプレイヤー103における映像又は音声の再生を制御する必要があるときに、ヘッドセット101を操作することによってオペレータに快適な視聴を提供することができる。
図2に本発明にかかるDVDプレイヤー103の内部構成の一例を示す。DVDプレイヤー103は、制御手段201、DVD駆動手段202、キー入力手段203、デコード手段204、表示手段205、スピーカー206、ヘッドフォン出力手段207、無線通信手段208、選択手段209を備えている。制御手段201は、DVDプレイヤー103の全体の動作を制御する。DVD駆動手段202は、DVDを駆動し、DVD媒体からデータを読み出す。キー入力手段203は、オペレータがDVDプレイヤー103を操作するインターフェースとして機能し、例えば、複数の操作ボタンを有する。デコード手段204は、DVD駆動手段202によってDVD媒体から読み出したデータをデコードするデコーダである。表示手段205は、デコード手段204によってデコードされた映像データを表示する。スピーカ206は、デコード手段204によってデコードされた音声データを出力する。ヘッドフォン出力手段207は、当該DVDプレイヤー103に対してヘッドフォンが接続された場合に、接続されたヘッドフォンに対して音声データを出力する。無線通信手段208は、ヘッドセット101や携帯電話機102等の外部機器との間でデータの無線通信を可能にする。選択手段209は、無線通信手段208によって無線接続される接続相手と機能を切り換える手段である。
DVDプレイヤー103単体の動作としては、制御手段201による制御に基づき、以下の動作が行なわれる。まず、DVD媒体に記録された映像データ又は音声データ等のデジタルデータをDVD駆動手段202により読み出す。通常、読み出されたデジタルデータは圧縮(エンコード)がなされているので、デコード手段204により復号(デコード)する。表示手段205は、デコードされたデータのうち映像データを表示出力し、スピーカー206は、デコードされた音声データを音声出力する。スピーカー206ではなくヘッドフォン出力手段207が音声の出力先として選択されている場合は、スピーカー206に替わりヘッドフォン出力手段207が音声データに応じて音声出力する。また、スピーカー206とヘッドフォン出力手段207との両方から音声データに応じた音声が出力されるようにしてもよい。
上記のDVDプレイヤー単体の動作は、制御手段201の制御に基づき行なわれるが、オペレータはキー入力手段203を操作することにより制御手段201に命令を与え、例えばDVD媒体に記録された映像や音楽の再生、停止、早送り、巻き戻し及びDVD媒体の取り出し等を可能とする。また、無線通信手段208によって無線通信手段を有する外部の機器(本実施形態においては例えばヘッドセット101)へ音声データ及び映像データを出力することも可能である。無線通信手段208としては、例えばブルートゥース方式が適用可能である。
図3に本発明にかかるヘッドセット101の内部構成の一例を示す。図3に示されるように、ヘッドセット101は、無線通信手段301、制御手段302、デコード手段303、エンコード手段304、スピーカー305、マイク306、選択手段307、入力手段308とを有する。無線通信手段301は、外部機器との無線通信を可能とする手段である。制御手段302は、ヘッドセット101全体の動作を制御する。デコード手段303は、エンコードされた音声データをデコードするデコーダである。エンコード手段304は、入力された音声データをエンコードするエンコーダである。スピーカー305は、音声データに応じて音声を出力する。マイク306は、音声を検出し音声データを生成する。選択手段307は、無線通信手段301によって無線接続される接続相手と機能を切り換える手段である。入力手段308は、オペレータが当該ヘッドセット101を操作するインターフェースとして機能し、例えば操作ボタンにより構成される。
ヘッドセット101は、他の外部機器から送信された音声データを無線通信手段301を介して受信し、この音声データに応じた音声をスピーカー305から出力する。また、ヘッドセット101は、オペレータより発せられた音声をマイク306より入力・変換された音声データを無線通信手段301を介して他の外部機器に対して出力する。ヘッドセット101が他の外部機器からの音声データを出力する動作の例として、DVDプレイヤー103において再生されている音声データをヘッドセット101から出力する場合を説明する。
このとき、ヘッドセット101は、DVDプレイヤー103と無線接続されている。そして、DVDプレイヤー103は、DVD媒体若しくはCD媒体から読み出した音声データが無線通信手段208を介してヘッドセット101に対して送信されている。この場合に、ヘッドセット101は制御手段302の制御に基づき、以下の動作を実行する。
まず、無線通信手段301は、DVDプレイヤー103から送信された音声データを受信する。次に、デコード手段303は、無線通信手段301が受信した音声データをデコードする。そして、スピーカー305は、デコードされた音声データを音声に変換し出力する。通常、音声データはエンコードされた状態で送受信されるため、ヘッドセット101はデコード手段を有するが、音声データが既にデコードされた状態で送受信される場合にはデコード手段303は必要ない。また、DVDプレイヤー103の無線通信手段208が送信する情報が音声データのみでなく、DVD駆動手段202が読み出したすべてのデータの場合もあり得る。その場合はヘッドセット101の制御手段302が音声データのみを選択し、デコード手段303がこの音声データをデコードする。更に、オペレータが入力手段308から命令を与えることによってDVDプレイヤー103を制御できるようにしてもよい。
上記のようにヘッドセット101がDVDプレイヤー103と無線接続されて使用される限りにおいては、ヘッドセット101はマイク306とエンコード手段304とを有さず、ヘッドフォンであっても構わない。DVDプレイヤー103が音声データの記憶手段を有する場合は、当該記憶手段にマイク306を用いて音声データを保存することができる。その際の動作を以下に説明するが、上記と同様に以下の動作も制御手段302の制御に基づいて行なわれる。まず、マイク306が音声を検出し音声データを生成する。次にエンコード手段304が生成された音声データをエンコードする。そして無線通信手段301がDVDプレイヤー103に対してエンコードされた音声データを送信する。DVDプレイヤー103では無線通信手段208が音声データを受信し、記憶手段が保存する。マイク306及びエンコード手段304はDVDプレイヤー103以外の他の機器とヘッドセット101が接続される場合にも同様に動作する。
図4に本発明にかかる携帯電話機102の内部構成の一例を示す。図4に示されるように、携帯電話機102は、移動体無線通信手段401、入力手段402、表示手段403、近距離無線コーデック部404、制御手段405、エンコード手段406、マイク407、無線通信手段408、選択手段409、デコード手段410、スピーカー411とを有する。移動体無線通信手段401は、基地局104との無線通信を実行する。入力手段402は、オペレータが携帯電話機102を操作するためのインターフェースとして機能する。表示手段403は、携帯電話機102の記憶手段に記憶された情報を表示する。近距離無線コーデック部404は、近距離無線通信の際に音声データのエンコード及びデコードを実行する。制御手段405は、携帯電話機102全体の動作を制御する。エンコード手段406は、携帯電話機102に入力される音声データをエンコードする。マイク407は、音声を検出し音声データの生成を行なう。無線通信手段408は、外部機器との無線通信を可能とする。選択手段409は、無線通信手段408によって無線接続される接続相手と機能を切り換える手段である。デコード手段410は、エンコードされた音声データをデコードする。スピーカー411は、音声データに応じて音声を出力する。
携帯電話機単体の動作としては、制御手段405の制御に基づき、以下の動作が行なわれる。まず、移動体無線通信手段401が基地局104からの着信を検出すると、制御手段405は着信音の再生やバイブレーション機能による振動の開始等の予め設定された着呼動作を夫々の手段を有する部位に行なわせる。入力手段402から制御手段405に対して、着信に応答する旨の命令が入力されると基地局104と移動体無線通信手段401との間で無線通信が接続され、通話状態に移行する。
通話中において、移動体無線通信手段401は、基地局104から信号を受信する。制御手段405は、受信した信号からデジタル音声データを抽出する。デコード手段410は、抽出されたデジタル音声データをデコードする。デコードされた音声データはD/A変換され、スピーカー411に入力される。スピーカ411は、入力された音声データに対応した音声を出力する。他方、マイク407はオペレータの話す音声を検出し音声データを生成する。エンコード手段406は、生成された音声データをA/D変換し、エンコードする。制御手段405は、エンコードされた音声データに対して無線通信のために必要な処理を施す。移動体無線通信手段401は、当該処理後の音声データを基地局104に対して送信する。
通話の開始や終了、発呼及びメールの送受信等のデータ送受信及び携帯電話機102の種々の設定等を行なうための情報の入力は、入力手段402を用いて実行することができる。オペレータは入力手段402を介して携帯電話機102に命令を与える。その際、必要な情報は表示手段403に表示される。更に、本発明に係る携帯電話機102は移動体無線通信手段とは別に、比較的近距離の無線通信を行なう無線通信手段408を有する。無線通信手段408としては例えばブルートゥース方式が適用可能である。近距離無線コーデック部404は無線通信手段408が無線通信を行なう際に音声データのエンコード及びデコードを行なうが、移動体無線通信時と同様のコーデックを使用する場合、制御手段405がその機能を有しているため、近距離無線コーデック部404は必要ない。
次に本実施形態にかかる無線通信システムの全体的な動作について説明する。本実施形態にかかる無線通信システムの動作には、携帯電話機102からヘッドセット101への着信通知動作と、携帯電話機102からDVDプレイヤー103への表示手段制御動作と、DVDプレイヤー103から携帯電話機102へのキー入力動作と、携帯電話機102とヘッドセット101のリアルタイム通話動作が含まれる。
まず、携帯電話機102からヘッドセット101への着信通知動作を説明する。通常時は、ヘッドセット101の無線通信手段301とDVDプレイヤー103の無線通信手段208とが無線接続され、DVDプレイヤー103が再生している音声をヘッドセット101のスピーカー305が出力している。この時、携帯電話機102に着信が発生した場合を想定する。携帯電話機102の移動体無線通信手段401が基地局104からの発呼を検出すると、制御手段405は予め登録されたヘッドセット101が無線通信範囲内に存在するか否かを無線通信手段408及び選択手段409により検索する。選択手段409に認識されているヘッドセット101が無線通信手段408の検索により検出された場合、無線通信手段408とヘッドセット101の無線通信手段301とが互いに通信リンク動作を実行し、無線接続を行なう。
続いて、携帯電話機102は、ヘッドセット101に対して着信情報を送信する。この着信情報には、例えば、予め設定された着信音若しくは着信メロディ等の音声データが含まれる。ヘッドセット101は、着信情報を受信し、着信動作を行なう。例えば、ヘッドセット101は、着信情報に含まれる音声データに応じてスピーカー305から着信音や着信メロディを出力する。携帯電話機102からヘッドセット101に送信される着信情報に着信動作の命令信号を含ませるようにしてもよい。この場合に、ヘッドセット101は、当該着信動作の命令信号に応じて、予め設定された着信動作を実行する。この様な動作を行なうことにより、オペレータはヘッドセット101のスピーカー305を通して携帯電話機102への着信をより確実に認識することができる。
ここで、携帯電話機102とヘッドセット101は常に無線接続されており、携帯電話機102において音声を出力する場合は携帯電話機102のスピーカー411ではなく、ヘッドセット101から音声が出力されるようにしてもよい。その場合は携帯電話機102に着信が発生するとヘッドセット101を検索する必要がなく、直ちに上記の着信動作を行なうことができる。
また、ヘッドセット101の入力手段308は受話要求の指示を与えることができてもよい。オペレータが着信動作によって携帯電話機102への着信を認識し、入力手段308を操作し、受話要求の指示を入力したものとする。入力手段308は制御手段302に対し受話要求信号を出力する。制御手段302は、入力手段308から受話要求信号を入力し、無線通信手段301を介して受話要求信号を携帯電話機102に対して送信する。携帯電話機102の無線通信手段408が受話要求信号を受信すると、制御手段405はかかる受話要求信号に応じて移動体無線通信手段401に対して受話を指示する。移動体無線通信手段401は、当該受話指示に応じて、移動体無線通信手段401と基地局104との間で通話可能な状態になるよう、所定の受話処理を実行する。
次に携帯電話機102からDVDプレイヤー103への表示手段制御動作について説明する。前提とする状態はDVDプレイヤー103と携帯電話機102とが無線接続されている場合であるが、両者は常に接続されている必要はない。必要に応じて手動で接続されてもよいし、携帯電話機102の表示手段205に変化があった場合に自動で接続されるようにしてもよい。
DVDプレイヤー103の表示手段205は、予め携帯電話機102の表示手段403において表示される表示情報を表示するための表示領域が設定されている。携帯電話機102の制御手段405が表示手段403の画面表示を変化させる制御を行なった場合、当該表示情報を含む制御信号は表示手段403と同時に無線通信手段408に出力される。無線通信手段408は、表示情報の入力に応じて選択手段409の機能によりDVDプレイヤー103が選択され、無線通信によってDVDプレイヤー103に対して当該表示情報を送信する。DVDプレイヤー103の無線通信手段208が携帯電話機102の表示情報を受信すると、制御手段201が当該表示情報を表示手段205へ出力する。表示手段205は予め定められた表示領域へ当該表示情報を表示する。ここで、表示領域は、表示手段205の画面全体でもよいが、一部であってもよい。この様な動作を行なうことにより、オペレータはDVDプレイヤー103の視聴中に携帯電話機102を手元に用意することなく、携帯電話機102に表示される情報を取得することができる。
上記の携帯電話機102からDVDプレイヤー103への表示手段制御動作の例として、携帯電話機102に着信が発生した場合の動作を説明する。携帯電話機102の移動体無線通信手段401が基地局104からの発呼を検出すると、制御手段405は予め定められた着信通知画面が表示されるように表示手段403を制御する。同時に、制御手段405は選択手段409を制御し、予め登録されたDVDプレイヤー103が無線通信範囲内に存在するか否かを無線通信手段408により検索させる。選択手段409に認識されているDVDプレイヤー103が無線通信手段408の検索により検出された場合、無線通信手段408とDVDプレイヤー103の無線通信手段208とが互いに通信リンク動作を実行し、無線接続を行なう。
続いて、携帯電話機102は、DVDプレイヤー103に対して表示情報を無線通信により送信する。DVDプレイヤー103は、当該表示情報を受信し、表示手段205の制御を行なう。この様な動作を行なうことにより、オペレータはDVDプレイヤー103の表示手段205を通して携帯電話機102への着信をより確実に認識することができる。また、ここでもヘッドセット101の入力手段308を用いて受話動作を行なうことができることは言うまでもない。
ここで、携帯電話機102とDVDプレイヤー103は常に無線接続されていてもよく、携帯電話機102において表示手段403の変化があった場合は携帯電話機102の表示手段403だけでなく、DVDプレイヤー103の表示手段205にも表示されるようにしてもよい。表示手段403の変化の表示手段205への表示は、表示手段205の一部分に常に表示されるようにしてもよいし、表示手段403の変化があってから一定時間だけ表示手段205に表示されるようにしてもよい。この様な構成を用いる場合は携帯電話機102に着信が発生するとDVDプレイヤー103を検索する必要がなく、直ちに上記の着信動作を行なうことができる。
次にDVDプレイヤー103から携帯電話機102へのキー入力動作について説明する。前提とする状態はDVDプレイヤー103と携帯電話機102とが無線接続されている場合であるが、両者は常に接続されている必要は無い。必要に応じて手動で接続されてもよいし、DVDプレイヤー103のキー入力手段203に入力があった場合に自動で接続されるようにしてもよい。
DVDプレイヤー103のキー入力手段203又は制御手段201は、予め携帯電話機102の入力手段402に対応するキーを記憶している。オペレータがDVDプレイヤー103のキー入力手段203に予め定められた入力手段402に対応するキー入力を行なった場合、制御手段201はそのキー入力情報を制御信号として無線通信手段208を通して携帯電話機102に送信する。携帯電話機102の無線通信手段408は、当該制御信号を受信し制御手段405へ入力する。制御手段405は受け取った制御信号を入力手段402から入力された制御信号とみなして各部を制御する。このような動作を行なうことにより、オペレータは携帯電話機102を手元に用意することなくDVDプレイヤー103を操作することによって携帯電話機102の機能を使用することができる。
ここで、DVDプレイヤー103を操作することによって携帯電話機102を操作する例として適しているのは、例えば携帯電話機102への着信に対する受話動作や、携帯電話機102を用いた電子メール送信などであるが、携帯電話機102で可能な動作のすべてが可能である。これらの動作は前述の携帯電話機102からDVDプレイヤー103への表示手段制御動作と同時に行なうのが好ましく、これにより常に携帯電話機102の動作状態を確認しながら操作を行なうことができる。
次に、携帯電話機102とヘッドセット101とのリアルタイム通話動作について説明する。前提とする状態はヘッドセット101と携帯電話機102とが無線接続されている場合であるが、両者は常に接続されている必要は無い。必要に応じて手動で接続されてもよいし、携帯電話機102の制御手段405が携帯電話機102と基地局104との移動体無線接続を検出し、選択手段409の機能によって自動で接続されてもよい。
携帯電話機102の移動体無線通信手段401による通話動作については上記において説明したが、携帯電話機102とヘッドセット101のリアルタイム通話動作とは、携帯電話機102の移動体無線通信手段401と基地局104との通話動作において、携帯電話機102のマイク407及びスピーカー411の代わりにヘッドセット101のスピーカー305及びマイク306を用いる動作である。
即ち、基地局104と携帯電話機102が無線接続中において、移動体無線通信手段401が基地局104から信号を受信し、当該信号から制御手段405がデジタル音声データを取り出す。近距離無線コーデック部404が取り出されたデジタル音声データをエンコードし、無線通信手段408がエンコードされた音声データをヘッドセット101へ送信する。ヘッドセット101の無線通信手段301が音声データを受信すると、当該音声データをデコード手段303がデコードする。さらに、スピーカー305は、デコードされた音声データに応じた音声を出力する。
他方、ヘッドセット101のマイク306が音声を検出すると、マイク306は検出した音声に基づいて音声データを生成する。そしてエンコード手段304が生成された音声データをエンコードし、無線通信手段301が携帯電話機102に対してエンコードされた音声データを送信する。携帯電話機102の無線通信手段408がヘッドセット101から音声データを受信すると、制御手段405が移動体無線通信のために必要な処理を施し、処理されたデータを移動体無線通信手段401が基地局104へ送信する。この時、近距離無線コーデック部404及びエンコード手段406が制御手段405の処理に用いられてもよい。以上の動作を行なうことによって携帯電話機102のマイク407及びスピーカー411ではなくヘッドセット101を用いることによる通話が可能となる。
本実施形態に係るDVDプレイヤー103の動作の流れについて図5のフローチャートに示す。DVDやCDの再生の要求があった場合、DVDプレイヤー103はDVD駆動手段202によりDVDやCDを読み出し、読み出したデータのうち表示情報についてはデコード手段204がデコードした後に表示手段205が表示する(S601)。音声データについても同様にデコード手段204がデコードした後、選択されている出力先に出力する(S602)。当該出力先は制御手段201が認識している。即ち通常状態ではDVDプレイヤー103のスピーカー206に出力する(S603)。また、ヘッドセット101と無線接続されている場合は、無線通信手段208が近距離無線通信用のエンコード処理を行った後にヘッドセット101に出力する(S604)。さらに、ヘッドフォン出力手段207が選択されてる場合には、ヘッドフォン出力手段207へ出力する(S605)。
ここまでの処理によってDVDプレイヤー103はDVD又はCDを再生し、オペレータはDVD又はCDを視聴することができる。DVDプレイヤー103がDVD又はCDを再生中に携帯電話機102からの着信通知動作があった場合(S606)、DVDプレイヤー103はDVD又はCDの再生を一時的に中断する(S607)。携帯電話機102からの着信通知動作がある場合、更に携帯電話機102からの表示手段制御動作がある場合がある(S608)。その場合は携帯電話機102からの制御に従い表示手段205の予め定められた表示領域に携帯電話機102の表示情報を表示する(S609)。
一方、DVDプレイヤー103のキー入力手段203のうち、携帯電話機102の入力手段402に対応するキーの入力があった場合には(S610)、携帯電話機102へのキー入力動作を行なう(S611)。ここで行なわれるのは例えば携帯電話機102からの着信に対する応答動作や着信拒否動作である。携帯電話機からの着信に対して応答した場合は携帯電話機102とヘッドセット101のリアルタイム通話動作が行なわれる。携帯電話機102と基地局104との移動体無線通信接続が終了したら(S612)、DVDプレイヤー103は一時的に中断したDVD又はCDの再生を再開する(S613)。DVDプレイヤー103がDVD又はCDを再生している状態においてキー入力手段203による操作及びDVD又はCDの終了により再生が停止するまで(S614)上記の動作が繰り返し行なわれる。
図6はS606におけるDVDプレイヤー103の画面表示の一例であり、キー入力手段203のうち携帯電話機102の入力手段402に対応付けられたキーによって入力された通知情報701が、表示手段205の所定領域に表示されている状態を示している。前述の通り、本実施形態においてはオペレータがキー入力手段203を操作することによって制御手段405により携帯電話機102が操作され、携帯電話機102の制御手段405によって表示手段403が操作されることによってDVDプレイヤー103の制御手段201により表示手段205が操作され通知情報701が表示される。
通常、オペレータが携帯電話機102を用いて電話をかける場合、携帯電話機102の入力手段402を操作し、操作状態が携帯電話機102の表示手段403に表示され、発呼が可能となる。本実施形態においては上記のような同時制御により、DVDプレイヤー103を操作することによって発呼を可能とすることができる。あるいは基地局104から携帯電話機102への着呼についても上記のような同時制御により、DVDプレイヤー103に着呼が通知される。これにより、携帯電話機102を手元に取り出すことなく、例えばかばんの中に入ったままであってもオペレータが視聴中のDVDプレイヤー103で着呼を認識することが出来ると共に、誰からの発呼であるかを知ることができる。更には携帯電話機102を取り出すことなく携帯電話機102が受信した情報、例えば電子メール等を参照することができ、電子メールの送信を可能とすることができる。
以上説明したように、本発明により、携帯電話機を手元に置くことなく使用可能とする無線通信機器としてのDVDプレイヤー103及び無線通信システムを提供することができる。
なお、上記の説明においては携帯電話機102への着信により携帯電話機102とヘッドセット101が無線接続された場合は、S607に示すようにDVDプレイヤー103によるDVD又はCDの再生が中断される。そしてS612に示すように基地局104と携帯電話機102との移動体無線通信接続が終了するまではヘッドセット101と携帯電話機102とのリアルタイム通話動作が優先された。この場合、ヘッドセット101とDVDプレイヤー103との無線接続は切断されても継続されてもよく、またDVDプレイヤー103の処理についてもこれに限定されず他の方法も考えられる。以下にその例を示す。
まず第1の方法はS606において携帯電話機とヘッドセット101とが無線接続され、S607においてDVDプレイヤー103がDVD又はCDの再生を一時中断した場合、ヘッドセット101がDVDプレイヤー103に通信切断の命令を送信し、DVDプレイヤー103は無線接続を切断する。S612において基地局104と携帯電話機102との移動体無線通信接続が終了した後、ヘッドセット101がDVDプレイヤー103に再度接続の要求を送信する。DVDプレイヤー103と携帯電話機102とが再度無線接続された後、S613に示すようにDVDプレイヤー103はDVD又はCDの再生を中断された部分から再開する。
第2の方法はS606において携帯電話機とヘッドセット101とが無線接続した後、S607の処理を行なわず、DVDプレイヤー103によるDVD又はCDの再生を継続し、且つヘッドセット101とDVDプレイヤー103との無線接続も継続される。しかし、ヘッドセット101においては携帯電話機102から受信した音声データの出力のみ行い、S612において基地局104と携帯電話機102との移動体無線通信接続が終了した後に、DVDプレイヤー103から受信する音声データの出力を再開する。
第3の方法はヘッドセット101のスピーカー305がステレオの両耳タイプである場合にのみ適用可能である。S606において携帯電話機とヘッドセット101とが無線接続した後、S607の処理を行なわず、DVDプレイヤー103によるDVD又はCDの再生を継続し、且つヘッドセット101とDVDプレイヤー103との無線接続も継続する。そして携帯電話機102の音声はモノラルであり、DVDプレイヤー103の音声がステレオであれば、ヘッドセット101のスピーカー305の片耳ずつ出力を行なう。S612において基地局104と携帯電話機102との移動体無線通信接続が終了した後に、スピーカー305の出力をDVDプレイヤー103からの音声出力に戻す。
第4の方法はS606において携帯電話機とヘッドセット101とが無線接続され、S607においてDVDプレイヤー103がDVD又はCDの再生を一時中断した後もヘッドセット101とDVDプレイヤー103との無線接続を継続する。S612において基地局104と携帯電話機102との移動体無線通信接続が終了した後、S613に示すようにDVDプレイヤー103はDVD又はCDの再生を中断された部分から再開する。
以上、これらの方法は本発明にかかる無線通信システム及び無線通信機器が適用される用途又は目的によって適宜選択されることが好ましい。
その他の実施の形態.
前実施形態においては無線通信機器としてDVDプレイヤー103を用いたが、ハードディスクや半導体メモリ及び半導体メモリカードを記憶手段とする音楽や映像の携帯型のプレイヤーであってもよい。更に、車載のカーナビゲーションでもかまわない。この場合にもDVDプレイヤー103のときの同じような効果が得られる。普段はカーナビゲーションとヘッドセット101が無線接続され、カーナビゲーションの音声案内と音声コマンド入力などが行なわれている。この状態において携帯電話機102に着信が発生した場合、携帯電話機102の表示手段403に表示される情報がカーナビゲーションの表示手段に出力され、携帯電話機の操作がカーナビゲーションやハンドルに取り付けられたカーナビゲーション用のボタンを操作することにより可能となる。
あるいは無線通信機器としてカメラ機能を備えた携帯型の映像機器を用いてもよい。その場合、携帯電話機102でカメラ機能を使用するのと同様の操作で、当該映像機器を使用することができ、携帯電話機102に搭載されてサイズの制限を受けたカメラユニットよりも性能的に優位な映像機器のカメラユニットを使用することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る無線通信システムの全体構成例を表す図である。 本発明の実施の形態に係る無線通信機器の内部構成例を表す図である。 本発明の実施の形態に係るヘッドセットの内部構成例を表す図である。 本発明の実施の形態に係る携帯電話機の内部構成例を表す図である。 本発明の実施の形態に係る無線通信機器の動作の流れを表すフローチャートである。 本発明の無線通信システムに係る携帯電話機と無線通信機器との画面表示例を表す図である。 従来技術にかかる無線通信システムの全体構成例を表す図である。
符号の説明
101 ヘッドセット、102 携帯電話機、103 DVDプレイヤー、
104 基地局、105 公衆回線網、201 制御手段、202 駆動手段、
203 キー入力手段、204 デコード手段、205 表示手段、
206 スピーカー、207 ヘッドフォン出力手段、208 無線通信手段、
209 選択手段、301 無線通信手段、302 制御手段、
303 デコード手段、304 エンコード手段、305 スピーカー、
306 マイク、307 選択手段、308 入力手段、
401 移動体無線通信手段、402 入力手段、403 表示手段、
404 近距離無線コーデック部、405 制御手段、
406 エンコード手段、407 マイク、408 無線通信手段、
409 選択手段、410 デコード手段、411 スピーカー、
701 通知情報

Claims (9)

  1. 無線通信機器と、ヘッドセットと、前記無線通信機器及び前記ヘッドセットと無線通信可能な携帯電話機を備えた無線通信システムであって、
    前記無線通信機器は、
    前記携帯電話機から着信情報を受信する手段と、
    前記着信情報に応じた着信通知を表示する手段と、
    オペレータの入力に応じて前記携帯電話機に対して受話を実行させる受話要求信号を送信する手段とを有し、
    前記携帯電話機は、
    着呼に応じて着信情報を前記無線通信機器に送信する手段と、
    前記無線通信機器から前記受話要求信号を受信する手段と、
    前記受話要求信号に応じて受話を実行する手段と、
    前記受話の実行に応じて前記ヘッドセットと音声通信を開始する手段を有し、
    前記ヘッドセットは、
    前記携帯電話機と音声通信を実行する手段を有する無線通信システム。
  2. 無線通信機器と、ヘッドセットと、前記無線通信機器及び前記ヘッドセットと無線通信可能な携帯電話機を備えた無線通信システムであって、
    前記無線通信機器は、
    前記携帯電話機から着信情報を受信する手段と、
    前記着信情報に応じた着信通知を表示する手段とを有し、
    前記ヘッドセットは、
    オペレータの入力に応じて前記携帯電話機に対して受話を実行させる受話要求信号を送信する手段を有し、
    前記携帯電話機は、
    着呼に応じて着信情報を前記無線通信機器に送信する手段と、
    前記ヘッドセットから前記受話要求信号を受信する手段と、
    前記受話要求信号に応じて受話を実行する手段とを有する無線通信システム。
  3. 前記着信情報は、前記携帯電話機の着呼の際に前記携帯電話機の有する表示手段に表示される表示情報と同一の表示情報であることを特徴とする請求項1又は2いずれかに記載の無線通信システム。
  4. 前記着信情報は、前記携帯電話機の着呼の際に前記携帯電話機の有する表示手段に表示される画像情報であることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の無線通信システム。
  5. 無線通信機器と、ヘッドセットと、前記無線通信機器及び前記ヘッドセットと無線通信可能な携帯電話機を備えた無線通信システムであって、
    前記ヘッドセットは、
    前記携帯電話機から着信情報を受信する手段と、
    前記着信情報をオペレータに対して報知する手段を有し、
    前記無線通信機器は、
    オペレータの入力に応じて前記携帯電話機に対して受話を実行させる受話要求信号を送信する手段を有し、
    前記携帯電話機は、
    着呼に応じて着信情報を前記ヘッドセットに送信する手段と、
    前記無線通信機器から前記受話要求信号を受信する手段と、
    前記受話要求信号に応じて受話を実行する手段とを有する無線通信システム。
  6. 前記着信情報は前記携帯電話機が着呼に応じて再生する着信音の音声信号であることを特徴とする請求項5に記載の無線通信システム。
  7. 前記携帯電話機は、当該携帯電話機が有する表示手段に表示される情報の一部又は全部を前記無線通信機器に対して送信する手段を更に有し、
    前記無線通信機器は、前記携帯電話機から当該情報の一部又は全部を受信する手段と、
    当該情報の一部又は全部を、前記無線通信機器が有する表示手段の一部又は全部に表示させる手段とを更に有することを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の無線通信システム。
  8. 前記無線通信機器は当該無線通信機器が有する入力手段により入力された制御信号を前記携帯電話機に送信する手段を更に有し、
    前記携帯電話機は前記無線通信機器から当該制御信号を受信する手段と、当該制御信号に従って前記携帯電話機を制御する手段とを更に有することを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載の無線通信システム。
  9. 前記無線通信機器は映像及び/又は音声を再生するための手段を更に有し、
    前記無線通信機器において映像及び/又は音声の再生中に、前記携帯電話機に着呼があった場合、前記携帯電話機は前記無線通信機器に対して映像及び/又は音声の再生を一時中断させる再生制御信号を送信する手段を有することを特徴とする請求項1乃至8いずれかに記載の無線通信システム。
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