JP2006078002A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】十分なコンパクト化、軽量化及び断熱材などの周辺部材削減が図れるとともに、高温側のみ水道水のカルシウム(Ca)等のミネラル成分の析出による熱交換器の機能停止を抑制し、かつ、水の流速低下による熱伝達率の低下を極力抑制した熱交換器を提供する。
【解決手段】二酸化炭素が流通する流路3を複数本1列に配列した多穴管2と多穴管2の周方向間に配置した異型管4を放射状に交互に配置することにより、二酸化炭素からの熱を多穴管2全体から異型管4の管内を流れる水に伝熱することができ、さらに、水が流動する異型管4の流出側4aの流路断面積を流入側4bの流路断面積より拡大することにより,高温となりカルシウムが析出しやすい流出側4aの異型管4の管壁6に付着しても、水の流動を封止させず、流入側4bの流路断面積は拡大しないため、異型管4との熱伝達率を低下させない。
【選択図】図1

Description

本発明は空調、冷凍、冷蔵、給湯等の機器、特にヒートポンプ式の給湯機などにおいて、水等の流体と冷媒等の2つの流体が熱交換するための熱交換器に関するものである。
従来、この種の熱交換器としては、冷媒が流通する一次側と、被加熱流体の水が流通する二次側とで熱交換する構成の熱交換器において、壁内を貫通する多数の冷媒流通孔を開設した円筒形の冷媒流通管をアルミ押出し加工等により形成し、通水管を冷媒流通管に挿通して拡管加工し、通水管の外周に冷媒流通管を接合した熱交換用二重管を形成したものがある(例えば、特許文献1参照)。
図13から図14は、特許文献1に記載された従来の熱交換器を示すものである。図で示すように、熱交換器本体100は、水が流動する通水管101と、通水管101の外周側に直径の小さい冷媒流通孔102を多数配設した円筒型の冷媒流通管103で構成し、通水管101は拡管加工により、冷媒流通管103に接合されている。
以上のように構成された熱交換器について、以下その動作を説明する。
通水管101の内部を水が、円筒型の冷媒流通管103の多数の冷媒流通孔102を冷媒が、それぞれ対向流で流れ、通水管101と冷媒流通管103の接合部において熱交換する。
ここで、冷媒流通管103の冷媒流通孔102の直径を小さいことで冷媒の熱伝達率を高くすることができ、さらに冷媒流通管103と通水管101の間で十分な接触面積を確保して高い熱交換効率を得る。
特開2002−213885号公報
しかしながら、上記従来の構成では、冷媒流通管103の外側に熱が放出し、水熱交換器100の熱交換性能を向上させるためには、冷媒流通管103の外側を断熱材等の熱伝達を抑制する部材で覆う必要がある。そのため、水熱交換器単独では、簡単な構造で熱交換性能の向上ができ、製造の容易性、運搬の容易性、コスト低減等が図れても、断熱材などの周辺部材が必要不可欠となり給湯器等の製品に組み込む際には十分なコンパクト化、軽量化及び断熱材などの周辺部材削減が図れないという課題を有していた。
また、水道水にカルシウム(Ca)等のミネラル成分が含まれているため、加熱して水の温度が上昇すると、カルシウムの溶解度が低下して水に溶けていたカルシウムが析出する。
そして、析出したカルシウムが通水管101の内壁に付着すると、通水管101が詰まってしまい、熱交換器が機能しなくなる。これに対して、カルシウムが析出する通水管101の高温側のみ管径および円筒型の冷媒流通管103の内径を大きく設定する必要があるが、冷媒流通管103の管径を部分的に可変することは、押し出し加工では困難である。
従って、付着(析出)するカルシウム量を見込んで通水管101の管径、および冷媒流通管103の内径を全体で大きく設定する必要があるが、水の流速が小さくなり、水と通水管101の熱伝達率が小さくなり、熱交換効率が低下するという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、十分なコンパクト化、軽量化及び断熱材などの周辺部材削減が図れるとともに、高温側のみ水道水のカルシウム(Ca)等のミネラル成分の析出による熱交換器の機能停止を抑制し、かつ、水の流速低下による熱伝達率の低下を極力抑制した熱交換器を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の熱交換器は、冷媒が流通する流路が複数本ある多穴管を放射状に複数個配設し、前記多穴管の周方向間に前記冷媒と対向して水が流通する異型管を複数個設置し、前記多穴管の外壁と前記異型管の外壁が互いに接し、前記異型管の流出側の流路断面積を前記異型管の流入側の流路断面積より拡大している。
これによって、冷媒からの熱を多穴管のほぼ全体から多穴管に接する異型管内部を流れる水に伝熱することができ、冷媒の流路と水の流路の間で十分な接触面積を確保して高い熱交換効率を得て熱交換器に取り付ける断熱材も簡素にできると共に、水が流動する異型管の流出部の流路断面積のみを拡大することにより、多穴管の流路を冷媒が流動し水と熱交換して水が高温部となり、水(特に水道水)に含まれるカルシウムが析出し流出部の異型管の管壁に付着しても、水の流動を封止することがない。また、異型管の水の流入側の流路断面積は拡大しないため、水の流速を落とさず異型管との熱伝達率を低下させない。
本発明の熱交換器は、水が流動する管に複雑な製造工程が必要な漏洩検知手段を設けず、簡易な構造で高い熱交換効率を実現でき、軽量化及び断熱材などの周辺部材削減が図れると共に、水が流動する異型管のみの流出側の流路断面積を変えて、管壁にカルシウムが析出し付着しても水の流動を封止することなく、熱交換機能を停止することを抑制することができ、さらに流入部の水の流速を落とさず内管との熱伝達率を低下させないので、熱交換器全体として熱伝達率の低下を極力抑制することができる。
請求項1に記載の発明は、冷媒が流通する流路が複数本ある多穴管を放射状に複数個配設し、前記多穴管の周方向間に前記冷媒と対向して水が流通する異型管を複数個設置し、前記多穴管の外壁と前記異型管の外壁が互いに接し、前記異型管の流出側の流路断面積を前記異型管の流入側の流路断面積より拡大することにより、簡易な構造で冷媒からの熱を多穴管のほぼ全体から多穴管に接する異型管内部を流れる水に伝熱することができ、冷媒の流路と水の流路の間で十分な接触面積を確保して高い熱交換効率を得て熱交換器に取り付ける断熱材も簡素にできると共に、水が流動する異型管の流出部の流路断面積のみを拡大することにより、水が高温となりカルシウムが析出しやすい流出側の異型管の管壁にカルシウムが付着しても水の流動を封止することなく、熱交換機能を停止することを抑制することができ、さらに異型管の流入部の水の流速を落とさず内管との熱伝達率を低下させないので、熱交換器全体として熱伝達率の低下を極力抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、冷媒が流通する管を複数本並列に並べた管群を放射状に複数個配設し、前記管群の周方向間に前記冷媒と対向して水が流通する異型管を複数個設置し、前記管の外壁と前記異型管の外壁が互いに接し、前記異型管の流出側の流路断面積を前記異型管の流入側の流路断面積より拡大することにより、冷媒が流通する流路を多穴管に比べ、量産が容易な丸管状にできることから、簡易でかつ、低コストな構造で冷媒の流路と水の流路の間で十分な接触面積を確保して高い熱交換効率を得て熱交換器に取り付ける断熱材も簡素にできると共に、水が流動する異型管の流出部の流路断面積のみを拡大することにより、水が高温となりカルシウムが析出しやすい流出側の異型管の管壁にカルシウムが付着しても水の流動を封止することなく、熱交換機能を停止することを抑制することができ、さらに異型管の流入部の水の流速を落とさず内管との熱伝達率を低下させないので、熱交換器全体として熱伝達率の低下を抑制することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明の多穴管あるいは管群の各管の冷媒流入側と接する異型管の外壁を凸状面とし、相対する前記多穴管あるいは管群の外壁との接触を少なくすることにより、水が高温となる異型管の流出側の熱抵抗を増加させて異型管の流出側のみの部分的に熱交換性能を低下させカルシウムの付着を抑制し、異型管流出側の流路断面積の拡大を極力小さくして異型管の管壁にカルシウムが付着しても水の流動を封止することなく、熱交換機能を停止することを抑制することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明の冷媒流出側の放射状に複数個配設された多穴管あるいは管群と、前記多穴管あるいは管群の周方向の間に配置された複数個の異型管を、放射状の略中心を中心に捻ることにより、冷媒の流出側を密着かつ拘束することができ、溶接、ロウ付け、はんだ付け、拘束材等を無しで冷媒の流出側の熱交換性能を高くすることができ、熱交換器全体として熱伝達率の低下を極力抑制することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明の放射状に複数個配設された多穴管あるいは管群と、前記多穴管あるいは管群の周方向の間に配置された複数個の異型管を放射状の略中心を中心に捻り、前記多穴管あるいは管群の冷媒流出側より冷媒流入側の捻りのピッチを大きくすることにより、冷媒の流出側では、多穴管あるいは管群と異型管の密着度が高く、かつ密着する多穴管あるいは管群の長さが放射状の略中心軸に対し長く、熱交換性能高くすることができ、冷媒の流入側では、多穴管あるいは管群と異型管を密着度が緩やかで拘束することができ、多穴管あるいは管群と異型管の接触による熱伝導を抑制して熱交換性能を部分的に低下させてカルシウムの付着を抑制し、熱交換器全体を溶接、ロウ付け、はんだ付け、拘束材等を無しで拘束でき、熱伝達率の低下を極力抑制することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の発明の冷媒を二酸化炭素とすることにより、ヒートポンプ給湯機用の水・冷媒熱交換器として使用することで高いヒートポンプ効率を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
尚、この実施の形態によって、この発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における熱交換器の管軸方向の正面図である。図2は、図1のA−A断面図である。図3は、図1のB−B断面図である。図4は同実施の形態の他の熱交換器の管群及び異型管の軸方向に垂直な断面図である。
図1から図3において、熱交換器1は、二酸化炭素が冷媒として流通する流路3を複数本1列に配列した多穴管2が、放射状に4個配設している。さらに多穴管2の周方向間に配置した異型管4があり、水が冷媒に対向して流通する。そして、多穴管2の外壁5と、異型管4の外壁6は熱的に直接伝導するように接している。多穴管2と異型管4は耐食性、熱伝導性の良い銅の引抜き加工品である。また、異型管4の流出側4aの流路断面積が、流入側4bの流路断面積より拡大している。
また、図4において、二酸化炭素が冷媒として流通する管8を4本並列に並べた管群7があり、放射状に4個配設している。そして、管群8の管7の外壁7aと、異型管4の外壁6は熱的に直接伝導するように接している。管7は丸管で、耐食性、熱伝導性の良い銅の引抜き加工品である。
以上のように構成された熱交換器について、以下その動作を説明する。
図1から図3において、多穴管2の複数の流路3の内部を二酸化炭素が、異型管4の内部を水が各々流体として対向して流れ、多穴管2の外壁5と、異型管4の外壁6を介して水と二酸化炭素が熱交換する。
ここで、二酸化炭素からの熱を多穴管2のほぼ外壁5全体から多穴管に接する異型管4の管内を流れる水に伝熱することができて、熱交換性能を高くすることができる。熱交換器1に取り付ける断熱材(図示せず)も簡素にでき、ヒートポンプ給湯器等の製品に組み込む際には十分なコンパクト化、軽量化が図れる。
さらに、水が流動する異型管4の流出側4aの流路断面積を流入側4bの流路断面積より拡大することにより,多穴管2の流路3を二酸化炭素が流動し異型管4の水と熱交換して水が高温となり、水(特に水道水)に含まれるカルシウムが析出し流出部4aの異型管4の管壁6に付着しても、水の流動を封止することがない。また、異型管4の水の流入側4bの流路断面積は拡大しないため、水の流速を落とさず異型管4との熱伝達率を低下させない。従って、熱交換器本体1全体として熱交換性能の低下を極力抑制することができる。
また、図4において、管群7の4本の管8の内部を二酸化炭素が、異型管4の内部を水が各々流体として対向して流れ、管8の外壁8aと、異型管4の外壁6を介して水と二酸化炭素が熱交換する。
ここで、二酸化炭素からの熱を管群7の管8のほぼ全体から管群7に接する異型管4内部を流れる水に伝熱することができて、熱交換性能を高くすることができる。熱交換器1に取り付ける断熱材も簡素にでき、ヒートポンプ給湯器等の製品に組み込む際には十分なコンパクト化、軽量化が図れ、さらに、二酸化炭素が流通する流路を多穴管に比べ、量産が容易な丸管状にできる。
尚、本発明の実施の形態では、多穴管2、管8の管群7、及び水が流通する異型管4を直管状のものとしたが、湾曲状及びコイル状としても同様な効果を得られる。
尚、冷媒が流通する多穴管2、管8の管群7、及び水が流通する異型管4の材料は、通常は銅製だが、真ちゅう、SUS、耐食性を持った鉄、アルミニウム合金等でも同様な効果を得られる。冷媒が流通する多穴管2、管8の管群7は、好ましくは熱伝導性の良い材料(例えば銅、アルミニウム)で作られ、異型管4は、好ましくは耐食性の良い材料(例えばステンレス)で作られたものがよい。
尚、本発明の実施の形態では、多穴管2、管8の内部を流通する冷媒を二酸化炭素としたが、これに限らず、R410A、R32等その他の高圧冷媒と水や、温度差を持つ同一流体間の熱交換に用いても同様な効果を得られる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2における熱交換器の管軸方向の正面図である。図6は、図5のC−C断面図である。尚、上述の実施の形態と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図5から図6において、異型管9は、多穴管2の二酸化炭素が流入する側2aと接する外壁10を凸状面とし、さらに凸状の外壁10に合わせて異型管9の流出側9aの内壁11を多穴管2に接する側に凸状とすることで異型管9流出側9aの流路断面積を拡大している。
以上のように構成された熱交換器1について、以下その動作、作用を説明する。
熱交換器1では、多穴管2の流路3を二酸化炭素が、異型管9の内部を水が各々流体として対向して流れ、多穴管2の外壁5と異型管9の外壁10を介して水と二酸化炭素が熱交換する。
ここで、多穴管2の二酸化炭素の流入側2aと接する異型管9の外壁10を凸状面とし、相対する多穴管2の外壁5との接触を少なくすることにより、水が高温となる異型管9の流出側9aの熱抵抗を増加させて異型管9の流出側9aのみの熱交換性能を部分的に低下させカルシウムの付着を抑制でき、異型管9の流出側9aの流路断面積の拡大を極力小さくして異型管9の内壁11にカルシウムが付着しても水の流動を封止することなく、熱交換機能を停止することを抑制することができる。
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3における熱交換器の管軸方向の正面図である。図8は図7のA方向からの要部斜視図である。図9は図7のB方向からの要部斜視図である。尚、上述の実施の形態と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図7から図9において、二酸化炭素の流出する側2cの放射状に4個配設された多穴管2と、周方向の間に配置された4個の異型管4の流入側4cを、放射状の略中心を中心に捻っている。
以上のように構成された熱交換器1について、以下その動作、作用を説明する。
熱交換器1では、多穴管2の流路3を二酸化炭素が、異型管4の内部の水が各々流体として対向して流れ、多穴管2の外壁5と異型管4の外壁6を介して水と二酸化炭素が熱交換する。
ここで、多穴管2の二酸化炭素の流出側2cと異型管4の流入側4cを放射状略中心を中心に捻ることにより、多穴管2の流出側2cと異型管4の流入側4cを密着かつ拘束することができ、溶接、ロウ付け、はんだ付け、拘束材等が無くても多穴管2の二酸化炭素の流出側2cと異型管4の水の流入側4cの熱交換性能を高くすることができ、熱交換器1全体として熱伝達率の低下を極力抑制することができる。
(実施の形態4)
図10は、本発明の実施の形態4における熱交換器の管軸方向の正面図である。図11は図10のC方向からの要部斜視図である。図12は図10のD方向からの要部斜視図である。尚、上述の実施の形態と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図10から図12において、放射状に4個配設された多穴管2と、多穴管2の周方向の間に配置された4個の異型管4を放射状の略中心を中心に捻り、多穴管2の二酸化炭素の流出側2dでは捻りのピッチが小さく、流入側2eでは捻りのピッチを大きくしている。
以上のように構成された熱交換器1について、以下その動作、作用を説明する。
熱交換器1では、多穴管2の流路3を二酸化炭素が、異型管4の内部の水が各々流体として対向して流れ、多穴管2の外壁5と異型管4の外壁6を介して水と二酸化炭素が熱交換する。
ここで、多穴管2の二酸化炭素の流出側2dでは、捻りのピッチが小さいので多穴管2と異型管4の流入側4dの密着度が高く、かつ密着する多穴管2と異形管4の長さが放射状の略中心軸に対し長くなるので熱交換性能高くすることができ、多穴管2の二酸化炭素の流入側2eでは、多穴管2と異型管4の流出側4eの密着度が緩やかで拘束することができ、多穴管2と異型管4の接触による熱伝導を抑制して熱交換性能を部分的に低下させてカルシウムの付着を抑制できる。さらに、熱交換器1全体を溶接、ロウ付け、はんだ付け、拘束材等無しで拘束できる。
以上のように、本発明にかかる熱交換器は、熱源となる多穴管あるいは管群のほぼ全体から、多穴管あるいは管群に接する異型管内部を流れる流体に伝熱することができて、熱交換器に取り付ける断熱材も簡素にでき、製品に組み込む際には十分なコンパクト化、軽量化が可能となり、かつ高温側のみ水道水のカルシウム(Ca)等のミネラル成分の析出による熱交換器の機能停止を抑制し、かつ、水の流速低下による熱伝達率の低下を極力抑制することが可能となり、ヒートポンプ給湯器や家庭用、業務用の空気調和機との複合機機器、燃料電池を用いた給湯システムなどの用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における熱交換器の管軸方向の正面図 図1のA−A断面図 図1のB−B断面図 同実施の形態の他の熱交換器の管群及び異型管の軸方向に垂直な断面図 本発明の実施の形態2における熱交換器の管軸方向の正面図 図5のC−C断面図 本発明の実施の形態3における熱交換器の管軸方向の正面図 図7のA方向からの要部斜視図 図7のB方向からの要部斜視図 本発明の実施の形態4における熱交換器の管軸方向の正面図 図10のC方向からの要部斜視図 図10のD方向からの要部斜視図 従来の熱交換器の構造図 従来の他の熱交換器の構造図
符号の説明
1 熱交換器
2 多穴管
2a、2e 二酸化炭素の流入側
2c、2d 二酸化炭素の流出側
3 流路
4、9 異型管
4a、4e、9a 流出側(異型管の)
4b、4c、4d、9b 流入側(異型管の)
5 外壁(多穴管2の)
6 外壁(異型管4の)
7 管群
8 管
10 凸状の外壁(異型管4の)

Claims (6)

  1. 冷媒が流通する流路が複数本ある多穴管を放射状に複数個配設し、前記多穴管の周方向間に前記冷媒と対向して水が流通する異型管を複数個設置し、前記多穴管の外壁と前記異型管の外壁が互いに接し、前記異型管の流出側の流路断面積を前記異型管の流入側の流路断面積より拡大したことを特徴とした熱交換器。
  2. 冷媒が流通する管を複数本並列に並べた管群を放射状に複数個配設し、前記管群の周方向間に前記冷媒と対向して水が流通する異型管を複数個設置し、前記管の外壁と前記異型管の外壁が互いに接し、前記異型管の流出側の流路断面積を前記異型管の流入側の流路断面積より拡大したことを特徴とした熱交換器。
  3. 多穴管あるいは管群の各管の冷媒流入側と接する異型管の外壁を凸状面とし、相対する前記多穴管あるいは管群の外壁との接触を少なくしたことを特徴とした請求項1または2に記載の熱交換器。
  4. 冷媒流出側の放射状に複数個配設された多穴管あるいは管群と、前記多穴管あるいは管群の周方向の間に配置された複数個の異型管を、放射状の略中心を中心に捻ることを特徴とした請求項1から3のいずれか一項に記載の熱交換器。
  5. 放射状に複数個配設された多穴管あるいは管群と、前記多穴管あるいは管群の周方向の間に配置された複数個の異型管を放射状の略中心を中心に捻り、前記多穴管あるいは管群の冷媒流出側より冷媒流入側の捻りのピッチを大きくしたことを特徴とした請求項1から3のいずれか一項に記載の熱交換器。
  6. 冷媒を二酸化炭素としたことを特徴とした請求項1から5のいずれか一項に記載の熱交換器。
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