JP2007218461A - 2重管式熱交換器 - Google Patents

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Hisao Kusuhara
尚夫 楠原
Katsutoshi Ono
勝利 小野
Masakazu Nomura
正和 野村
Kenji Shirai
健二 白井
Masayuki Hamada
真佐行 濱田
Bunji Hayashi
文次 林
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Abstract

【課題】スケール成分の析出を防止し、熱交換効率のよい2重管式熱交換器を提供すること。
【解決手段】内部に第1の流体が流れる小径管7と、小径管7の外側に設けられ、小径管7との間に第2の流体が流れる大径管8とを備え、小径管7は螺旋形状で、螺旋形状のピッチ長さを第1の流体の上流側と下流側で変化させたことで、スケール成分が析出しやすい場所では、螺旋形状のピッチ長さを大きくさせ、流路抵抗を減ずることができ、スケール成分が析出しにくくなるとともに、熱伝達率も向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヒートポンプ式給湯機において、水と冷媒とを熱交換する2重管式熱交換器に関するものである。
図4は従来のヒートポンプ式給湯機の構成図である。図4において、ヒートポンプ式給湯機は、圧縮機101、給湯用熱交換器102、減圧器103、熱源用熱交換器104を順次冷媒配管105で接続したヒートポンプサイクルと、貯湯槽106、循環ポンプ107、給湯用熱交換器102を順次液体配管108で接続した給湯サイクルから構成され、給湯用熱交換器102で高温の冷媒と水との間で熱交換が行われ、湯が生成される。このような給湯用熱交換器102として、複数の内管と外管で構成され、内管が螺旋形状で構成されている2重管式熱交換器が使用される(例えば、特許文献1参照)。
図5a、bは従来のヒートポンプ式給湯機の2重管式熱交換器の構成図である。このような2重管式熱交換器において、内管を流れる第1の流体と、外管を流れる第2の流体との間で熱交換効率を高めるために、螺旋形状のピッチ長さを小さくしている。螺旋形状のピッチ長さを小さくするとは、単位長さあたりの螺旋の数を多くすることであり、流体間のコンタクトファクタが増加するのに加えて、第2流体の流路において乱流が形成されるため、熱交換効率は高くなる。
特開2005−221087号公報
しかしながら、熱交換効率はよくなるものの、第2の流体には、熱交換をするうちにスケール成分(例えば、炭酸カルシウム)が析出し、流路の抵抗となることはもちろん、ひいては熱伝達率を低下させるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、スケール成分の析出を防止し、熱交換効率のよい2重管式熱交換器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の2重管式熱交換器は、内部に第1の流体が流れる小径管と、前記小径管の外側に設けられ、前記小径管との間に第2の流体が流れる大径管とを備え、前記小径管は螺旋形状で、前記螺旋形状のピッチ長さを第1の流体の上流側と下流側で変化させたことを特徴とするものである。
これによって、スケール成分が析出しやすい場所では、螺旋形状のピッチ長さを大きくすることで、流路抵抗を減ずることができ、スケール成分が析出しにくくなるとともに、熱伝達率も向上させることができる。
スケール成分の析出を防止し、熱交換効率のよい2重管式熱交換器を提供することができる。
第1の発明は、内部に第1の流体が流れる小径管と、前記小径管の外側に設けられ、前記小径管との間に第2の流体が流れる大径管とを備え、前記小径管は螺旋形状で、前記螺
旋形状のピッチ長さを第1の流体の上流側と下流側で変化させたことにより、スケール成分が析出しやすい場所では、螺旋形状のピッチ長さを大きくできるので、流路抵抗を減ずることができ、スケール成分が析出しにくくなるとともに、ひいては熱伝達率も向上させることができる。
第2の発明は、特に第1の発明において、第1の流体を高温流体、第2の流体を低温流体とすることにより、内管内に高温流体を流通させるので、放熱ロスを最大限減ずることができ、効率よく低温流体に熱を移動させることができる。
第3の発明は、特に第2の発明において、第1の流体と、第2の流体を対交流とし、螺旋形状のピッチ長さは、第1の流体の上流側が下流側より大とすることで、スケール成分が一番発生しやすい、第2の流体の出口側つまり第1の流体の入口側(上流側)のピッチ長さを大きくすることで、スケール成分を析出させにくい構成となる。
第4の発明は、特に第1または第2の発明において、小径管および大径管は直線部および屈曲部を有し、前記屈曲部の螺旋形状のピッチ長さは、前記直線部のピッチ長さよりも大とすることで、屈曲部は直線部に比べて流れが乱れやすくスケール成分が析出しやすいので、屈曲部の螺旋形状のピッチ長さを大きくしてスケール成分を析出させにくい構成としている。
第5の発明は、特に第1〜第4の発明において、小径管を複数設けたことにより、高温流体の通る経路が増加するため、より熱の伝わりやすい構成となる。
第6の発明は、特に第2〜第5の発明において、高温流体に二酸化炭素を用いたことにより、臨界圧力以上に加圧されているので、給湯用熱交換器の水により熱を奪われて温度低下しても凝縮することがなく、給湯用熱交換器の全域で冷媒と水との間の温度差を形成しやすくなり、高温の湯が得られ、かつ熱交換効率を高くできる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における2重管式熱交換器の構成図である。図1において、2重管式熱交換器は、2つの小径管7が螺旋形状で、大径管8に内挿されている。本実施例において、小径管7内には、第1の流体である、圧縮機から吐出された高温高圧冷媒の二酸化炭素が流れており、大径管8と小径管7の間に形成される空間には、高温高圧の二酸化炭素と熱交換を行う第2の流体である水が流れている。効率のよい熱交換を行うため、冷媒と水とは対交流をなしている。
第1の流体(冷媒)は矢印Aの向きに、第2の流体(水)は矢印Bの向きに流れており、第1の流体(冷媒)の上流側の螺旋形状のピッチ長さP2は、下流側の螺旋形状のピッチ長さP1よりも大に形成されている。通常、スケール成分である炭酸カルシウムは高温ほど溶け難いという性質があり、第1の流体(冷媒)の高温側(上流側)でスケール成分は発生しやすいので、第1の流体(冷媒)の高温側(上流側)の螺旋形状のピッチ長さP2を大きく形成した方が、流路抵抗を減ずることができるので、スケール成分の析出を抑制し、熱伝達を向上させる。
ヒートポンプサイクルの冷媒には二酸化炭素を用いており、2重管式熱交換器内においては、冷媒は臨界圧力以上に加圧されているので、2重管式熱交換器の水により熱を奪われて温度が低下しても凝縮することがなく、2重管式熱交換器の全域で冷媒と水との間の
温度差を形成しやすくなるので、高温の湯が得られ、かつ熱交換効率を高くできる。さらに、二酸化炭素は比較的安価であり、かつ安定であるので、製品コストを抑えるとともに、信頼性を向上させることができる。またオゾン破壊係数がゼロであり、地球温暖化係数も代替冷媒HFC−407Cの約1700分の1と非常に小さいため、地球環境に優しい製品を提供できる。
また、本実施の形態では、P1、P2の2つのピッチ長さを用いて説明したが、図2に示すように、ピッチ長さは第1の流体(冷媒)の高温側(上流側)ほど長くなる構成としてもよく、この場合には、ピッチ長さはP1、P2の2つのピッチ長さに限定されることはなく、P1、P2、・・・・、Pn(P1<P2<・・・・<Pn)というように適宜ピッチ長さを変化させてもよい。このような構成とすることで、より第1の流体(冷媒)の高温側(上流側)ほどピッチ長さが長くなるので、P1、P2の2つのピッチ長さを用いて螺旋形状を構成するよりも、細かなピッチ長さの間隔を設定でき、大きく熱伝達率を損なうことがない。
以上のように、本実施の形態では、第1の流体(冷媒)の高温側(上流側)ほど、小径管のピッチ長さを大きく形成することで、スケール成分の析出を抑制し、ひいては熱伝達率を向上させることができる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の第2の実施の形態における2重管式熱交換器の構成図である。図3において、2重管式熱交換器は、2つの小径管7が螺旋形状で、大径管8に内挿されている。本実施例において、小径管7内には、第1の流体である、圧縮機から吐出された高温高圧冷媒の二酸化炭素が流れており、大径管8と小径管7の間に形成される空間には、高温高圧の二酸化炭素と熱交換を行う第2の流体である水が流れている。効率のよい熱交換を行うため、冷媒と水とは対交流をなしている。また、本実施の形態では、小径管7と大径管8は、直線部10と屈曲部11を有している。
このように構成された2重管式熱交換器において、直線部10においては、小径管7はピッチ長さP1で螺旋形状を構成しており、屈曲部11においては、小径管7はピッチ長さP2で螺旋形状を構成している。またピッチ長さP1とピッチ長さP2との間には、P1<P2の関係を有している。これは、屈曲部11では、直線部10に比べて流体の流れが乱れやすく、そのため、スケール成分が発生しやすいので、そのスケール成分の発生を抑制するため、できるだけ流体の流れに乱れを生じさせないように、屈曲部11におけるピッチ長さを、直線部10におけるピッチ長さよりも大きくしている。
ヒートポンプサイクルの冷媒には二酸化炭素を用いており、2重管式熱交換器内においては、冷媒は臨界圧力以上に加圧されているので、2重管式熱交換器の水により熱を奪われて温度が低下しても凝縮することがなく、2重管式熱交換器の全域で冷媒と水との間の温度差を形成しやすくなるので、高温の湯が得られ、かつ熱交換効率を高くできる。さらに、二酸化炭素は比較的安価であり、かつ安定であるので、製品コストを抑えるとともに、信頼性を向上させることができる。またオゾン破壊係数がゼロであり、地球温暖化係数も代替冷媒HFC−407Cの約1700分の1と非常に小さいため、地球環境に優しい製品を提供できる。
以上のように、本実施の形態では、第1の流体の螺旋形状のピッチ長さを、直線部に比べて屈曲部で大きく形成することで、スケール成分の析出を抑制し、ひいては熱伝達率を向上させることができる。
以上のように、本発明に係る2重管式熱交換器は、ヒートポンプサイクルと給湯サイクルが一体に構成された一体型ヒートポンプ式給湯機、別体に構成された分離型ヒートポンプ式給湯機、給湯用熱交換器で加熱したお湯をそのまま出湯できる直接出湯型ヒートポンプ式給湯機などの各種ヒートポンプ給湯機の水−冷媒熱交換器に適用でき、給湯機能の他に、浴槽給湯、暖房機能、乾燥機能を有するヒートポンプ装置にも適用できる。
本発明の実施の形態1における2重管式熱交換器の断面図 同実施の形態における2重管式熱交換器の断面図 本発明の実施の形態2における2重管式熱交換器の断面図 従来のヒートポンプ式給湯機の構成図 (a)従来の水―冷媒熱交換器の構成図(b)従来の水―冷媒熱交換器の断面図
符号の説明
7 小径管
8 大径管
10 屈曲部
11 直線部
101 圧縮機
102 給湯用熱交換器
103 減圧器
104 熱源用熱交換器
105 冷媒配管
106 貯湯槽
107 循環ポンプ
108 液体配管

Claims (6)

  1. 内部に第1の流体が流れる小径管と、前記小径管の外側に設けられ、前記小径管との間に第2の流体が流れる大径管とを備え、前記小径管は螺旋形状で、前記螺旋形状のピッチ長さを第1の流体の上流側と下流側で変化させたことを特徴とする2重管式熱交換器。
  2. 第1の流体を高温流体、第2の流体を低温流体とすることを特徴とする請求項1に記載の2重管式熱交換器。
  3. 第1の流体と、第2の流体を対交流とし、螺旋形状のピッチ長さは、第1の流体の上流側が下流側より大であることを特徴とする請求項2に記載の2重管式熱交換器。
  4. 小径管および大径管は直線部および屈曲部を有し、前記屈曲部の螺旋形状のピッチ長さは、前記直線部のピッチ長さよりも大とすることを特徴とする請求項1または2に記載の2重管式熱交換器。
  5. 小径管を複数設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の2重管式熱交換器。
  6. 高温流体に二酸化炭素を用いたことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の2重管式熱交換器。
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