JP2006077946A - 把持力制御装置および解体作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 操作部の操作量を一定に保持しなくても把持装置の把持力を一定に維持できる把持力制御装置および解体作業機を提供する。
【解決手段】 パイロットチェック弁401をシリンダ30に対して直列に、かつ、比例電磁式リリーフ弁45に対して並列に配設し、アキュムレータ46へ接続される油路832にチェック弁48を配設した。ボトム室33に供給された圧油は、比例電磁式リリーフ弁45への流入がチェック弁48、およびパイロットチェック弁401によって禁止される。これにより、操作レバー71の把持方向の操作量が減少して、比例電磁式リリーフ弁45の圧力設定値が下降しても、シリンダ30のボトム室33に供給された圧油が比例電磁式リリーフ弁45から逃げることはないため、操作レバー71の操作量を一定に保持しなくても把持装置14の把持力を一定に維持できる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、油圧式アクチュエータの動作により対象物を把持する作業機械に用いられる把持力制御技術に関する。
対象物の把持や押さえつけを目的とする作業機械として、油圧ショベルをベースとしたものが開発されている。この作業機械は、油圧シリンダの駆動によって対象物を押さえつけるクランプアームを備えている。この油圧シリンダを制御する制御装置には、油圧ポンプから油圧シリンダに供給される圧油を制御する方向切替弁と、油圧シリンダの伸張側油室と方向切替弁とを結ぶ油路上に配置される可変リリーフ弁とが設けられている。可変リリーフ弁の圧力設定値は、リモコン弁の操作量を検出する圧力センサの情報に基づいて、電磁比例減圧弁によって設定される(特許文献1参照)。
特開2001−98771号公報
しかし、この作業機械では、リモコン弁の操作量が変化すると可変リリーフの圧力設定値が変化するので、リモコン操作弁の操作量を一定にしなければ、クランプアームの押しつけ力が変化してしまう。
(1) 請求項1の発明による把持力制御装置は、対象物を把持する把持爪を有する把持装置と、把持爪を開閉駆動するアクチュエータに対して供給される圧油を制御する流量制御手段と、把持爪を閉じるように流量制御手段からアクチュエータに供給される圧油に関して、アクチュエータと並列に設けられる可変リリーフ手段と、可変リリーフ手段で設定され得るリリーフ圧力の最高圧力よりも高いリリーフ圧力に設定されるリリーフ手段と、操作部の操作に基づいて、流量制御手段によってアクチュエータに供給される圧油の流量と、可変リリーフ手段のリリーフ圧力とを変更する操作手段と、把持爪を閉じるように流量制御手段からアクチュエータに供給される圧油に関して、アクチュエータと直列に、かつ、可変リリーフ手段と並列に設けられて、把持爪を閉じるように流量制御手段からアクチュエータに供給される圧油の逆流を防止する逆流防止手段とを備えることを特徴とする。
(2) 請求項2の発明は、請求項1に記載の把持力制御装置において、把持爪を閉じるように流量制御手段からアクチュエータへ供給される圧油に関して、アクチュエータと並列に、かつ、可変リリーフ手段の上流に直列に設けられ、可変リリーフ手段に圧油を供給するか否かを切り替える切替手段と、可変リリーフ手段へ圧油を供給するか否かの切り替えを指示する信号を切替手段に出力する切り替え信号出力手段とを備えることを特徴とする。
(3) 請求項3の発明は、請求項2に記載の把持力制御装置において、可変リリーフ手段に圧油を供給するように切替手段が切り替えられた時にのみ可変リリーフ手段と切替手段との間の管路から供給される圧油によって圧力を蓄積し、切替手段を介することなく蓄積した圧力をアクチュエータへ供給することで、把持爪を閉じるようにアクチュエータへ供給される圧油の圧力を保持するアキュムレータをさらに備えることを特徴とする。
(4) 請求項4の発明は、請求項2または請求項3に記載の把持力制御装置において、可変リリーフ手段に圧油を供給するか否かを選択する選択手段をさらに備え、切り替え信号出力手段は、可変リリーフ手段に圧油を供給するように選択手段が選択されると、可変リリーフ手段へ圧油を供給するように指示する信号を切替手段に出力することを特徴とする。
(5) 請求項5の発明は、請求項2または請求項3に記載の把持力制御装置において、把持爪が対象物と接触したか否かを判定する接触判定手段をさらに備え、切り替え信号出力手段は、接触判定手段によって把持爪が対象物と接触したことが判定されると、可変リリーフ手段へ圧油を供給するように指示する信号を切替手段に出力することを特徴とする。
(6) 請求項6の発明による解体作業機は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の把持力制御装置と、把持装置が取り付けられる腕を有する旋回体と、旋回体を旋回可能に保持する走行体とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、アクチュエータと並列に設けられる可変リリーフ手段と、アクチュエータと直列に、かつ、可変リリーフ手段と並列に設けられて、把持爪を閉じるようにアクチュエータに供給される圧油の逆流を防止する逆流防止手段とを備えるように構成した。したがって、操作部の操作量を一定に保持しなくても把持装置の把持力を一定に維持できるので、把持装置の操作性が向上する。
図1〜6を参照して、本発明による把持力制御装置を解体作業機に適用した一実施の形態を説明する。図1に示すように、油圧ショベルをベースとした解体作業機100においては、走行体1に旋回体3が旋回可能に取り付けられている。旋回体3の前部には運転室4が取り付けられている。運転室4の後方にはエンジンおよび油圧ポンプを含む主要駆動装置5が設けられている。
旋回体3には多関節の腕を有するフロント作業腕101が取り付けられている。フロント作業腕101は、ブームシリンダ11により上下方向に揺動自在に旋回体3に取り付けられたブーム10と、ブーム10に連結されてアームシリンダ13により上下方向に揺動自在に取り付けられたアーム12と、アーム12の先端部分に連結されて作業具シリンダ15により上下方向に回動自在に取り付けられた作業具である把持装置14とを有する。
図2に把持装置14の構造を示す。把持装置14は、アーム12の先端に取り付けられる把持装置本体20と、先端側で対象物を把持できるように対向して設けられた把持爪21,22と、把持爪21,22を駆動するシリンダ30とを有する。把持爪21,22は、それぞれの後端の近傍で、把持装置本体20に設けられた回動軸23,24を中心に回動可能に軸支されている。把持爪21と把持爪22とは、それぞれ回動軸23,24の近傍でリンク25を介して接続されている。このリンク25によって、それぞれの把持爪21,22は、回動軸23,24を中心に連動して回動するので、把持爪21,22の先端側の把持部21a,22aで対象物を把持および開放できる。
シリンダ30のシリンダロッド31のロッド先端31aは、把持爪21の後端に設けられているシリンダロッド接続部21bに接続され、シリンダ本体32のボトム側端部(シリンダボトム)32aが把持装置本体20のシリンダ支持部26に接続されている。
シリンダ30の把持側油室(ボトム室)33に圧油が供給されると、シリンダロッド31が伸長し、回動軸23を中心に把持爪21を右旋させる。把持爪21の右旋に伴ってリンク25を介して把持爪22は回動軸24を中心に左旋される。したがって、把持爪21,22は閉じる方向に駆動されるので、把持対象物を把持できる。把持爪21,22が閉じている状態で、シリンダ30の解放側油室(ロッド室)34に圧油が供給されると、シリンダロッド31が収縮し、上述の動作とは逆方向に把持爪21,22が駆動されて、把持対象物を開放する。
図3は、解体作業機100のシリンダ30を駆動する油圧回路を示す図である。この油圧回路には、メインポンプ40と、コントロール弁41と、メインリリーフ弁42と、作動油タンク43と、ON/OFF弁44と、比例電磁式リリーフ弁45と、アキュムレータ46と、チェック弁47〜49と、パイロットチェック弁401とが設けられている。また、この油圧回路には、油圧回路の各構成機器を制御するために、パイロットポンプ50と、比例電磁式減圧弁51と、制御回路60と、コントローラ70とが設けられている。コントローラ70は、いわゆる電気レバーと呼ばれる操作装置であり、把持装置14の開閉操作をするための操作レバー71と、操作レバー71の把持部の端部に付設されたON/OFFスイッチ72とを有する。
図示しないエンジンによりメインポンプ40が駆動されると、作動油タンク43の作動油がコントロール弁41を介して油路81または油路82からシリンダ30へ供給される。この油圧回路の最高圧力はメインリリーフ弁42で規定される。なお、油路81はシリンダ30のボトム室33とコントロール弁41とを結ぶ油路であり、油路82はロッド室34とコントロール弁41とを結ぶ油路である。コントロール弁41は、後述するように、操作レバー71の操作に応じて制御される比例電磁式減圧弁51からのパイロット圧油によってスプールが駆動されて、シリンダ30への圧油の流れを制御する。
油路81と油路82とは油路83で結ばれており、この油路83には、ON/OFF弁44と、比例電磁式リリーフ弁45と、アキュムレータ46とが設けられている。ON/OFF弁44は、油路81と比例電磁式リリーフ弁45との間に設けられている。すなわち、ON/OFF弁44は、油路83上で比例電磁式リリーフ弁45と直列に、かつ、シリンダ30と並列に配設されている。後述するように、ON/OFF弁44は、制御回路60から送信される信号によってオンオフが切り替えられて、油路81から比例電磁式リリーフ弁45およびアキュムレータ46への圧油流入を許可または禁止する。
比例電磁式リリーフ弁45は、上述のように、油路83上でON/OFF弁44と直列に、かつ、シリンダ30と並列に配設されている。比例電磁式リリーフ弁45の設定圧力値は、後述するように、制御回路60から送信される信号によって設定される。チェック弁47は油路82と比例電磁式リリーフ弁45とを結ぶ油路834に設けられて、油路82から比例電磁式リリーフ弁45への不必要な圧油流入を防止する。
アキュムレータ46は、ON/OFF弁44と比例電磁式リリーフ弁45との間の油路833から分岐した油路835に設けられ、ON/OFF弁44を介して油路81からの圧力(圧油)を蓄積する。油路835にはチェック弁49が設けられている。アキュムレータ46と油路81との間には、ON/OFF弁44をバイパスするように油路832が設けられている。油路832にはチェック弁48が設けられている。
チェック弁49は、油路835を経由して油路833からアキュムレータ46への圧油流入を許可し、油路835を経由してアキュムレータ46から油路833への圧油の流入を禁止する。チェック弁48は、油路832を経由してアキュムレータ46から油路81への圧油流入を許可し、油路832を経由して油路81からアキュムレータ46への圧油流入を禁止する。すなわち、アキュムレータ46への蓄圧は、ON/OFF弁44がオンされて、油路831と油路833とが連通された場合に限られる。
アキュムレータ46の圧力より油路81の圧力が低下すると、アキュムレータ46に蓄積された圧油は、チェック弁48および油路832を経由して油路81へ流入する。
パイロットチェック弁401は、油路81の途中に設けられて、コントロール弁41からシリンダ30のボトム室33への圧油の流れを許可し、シリンダ30のボトム室33からコントロール弁41への圧油の流れを禁止する。ただし、パイロットチェック弁401は、油路82の圧油をパイロット圧油として利用しているので、コントロール弁41からシリンダ30のロッド室34へ圧油が供給されて油路82の圧力が高くなると、シリンダ30のボトム室33からコントロール弁41への圧油の流れを許可する。
制御回路60は、コントローラ70の操作レバー71およびON/OFFスイッチ72の操作状況に基づいて、比例電磁式減圧弁51の設定圧力と、ON/OFF弁44のON/OFFの切り替えと、比例電磁式リリーフ弁45の設定圧力とを制御する。制御回路60による比例電磁式減圧弁51、ON/OFF弁44、および比例電磁式リリーフ弁45の制御内容は、次に述べるとおりである。
制御回路60から比例電磁式減圧弁51への指令値は、コントロール弁41を流れる圧油の流量が操作レバー71の操作量に比例して変化するように、操作レバー71の操作量に対応して決定される。したがって、シリンダ30の動作速度は、操作レバー71の操作量に比例する。
制御回路60から比例電磁式リリーフ弁45への指令値(圧力設定値)は、図4に示すように、操作レバー71の操作量に対応して決定される。操作レバー71の中立位置付近の不感帯は、操作レバー71が中立位置からわずかに傾動されたたけで鋭敏にシリンダ30が駆動されてしまうのを防止するため、操作レバー71の操作量を認識しないように設けられた領域である。
把持装置14が対象物を把持する方向(把持方向)へ操作レバー71が不感帯を超えて操作されると、比例電磁式リリーフ弁45の圧力設定値は、比例電磁式リリーフ弁45による設定可能な範囲内で操作レバー71の操作量に比例して決定される。
制御回路60からON/OFF弁44へのオンオフ指令は、ON/OFFスイッチ72と、操作レバー71の操作量に応じて決定される。ON/OFF弁44がオフされているとき、ON/OFFスイッチ72がオンされ、かつ、操作レバー71が把持方向に操作されると、ON/OFF弁44をオンする指令が出力される。その後、ON/OFFスイッチ72がオフされると、ON/OFF弁44をオフする指令が出力される。なお、上述した2つの場合を除き、制御回路60からON/OFF弁44へのオンオフ指令は、変化しない。
−−−油圧回路の動作説明−−−
上述のように構成される油圧回路では、把持方向へ操作レバー71が不感帯を超えて操作されると、圧油がコントロール弁41から油路81を経由してシリンダ30のボトム室33へ供給されて、シリンダロッド31が伸長し、把持爪21,22が閉じる方向に駆動される。把持装置14が対象物を解放する方向(解放方向)へ操作レバー71が不感帯を超えて操作されると、圧油がコントロール弁41から油路82を経由してシリンダ30のロッド室34へ供給されて、シリンダロッド31が収縮し、把持爪21,22が開く方向に駆動される。
上述のように、この油圧回路では、ON/OFFスイッチ72がオフされている場合、ON/OFF弁44はオフされるので、油路81の圧油はON/OFF弁44で遮断されて、比例電磁式リリーフ弁45およびアキュムレータ46へは供給されずに、全量がシリンダ30のボトム室33へ供給される。コントロール弁41から油路81へ供給される圧油の流量は、操作レバー71の把持方向への操作量に比例するので、シリンダ30の把持方向への動作速度は、操作レバー71の操作量に比例する。したがって、シリンダ30は操作レバー71による速度指令で把持方向に駆動される。把持対象物を把持することでシリンダ30の駆動が停止されると、コントロール弁41から供給される圧油によってボトム室33の圧力は上昇する。シリンダ30のボトム室33へ供給される圧油の最大圧力は、メインリリーフ弁42の設定圧力値となる。
ON/OFFスイッチ72がオフされている状態から、ON/OFFスイッチ72がオンされ、かつ、操作レバー71が把持方向に操作されると、ON/OFF弁44がオンされる。これにより、油路81の圧油は、ON/OFF弁44を通過して、比例電磁式リリーフ弁45およびアキュムレータ46へ供給される。上述のように、比例電磁式リリーフ弁45の圧力設定値は、操作レバー71の把持方向の操作量に比例するので、把持方向への操作量が増えれば、比例電磁式リリーフ弁45の圧力設定値は上昇するが、把持方向への操作量が減れば、比例電磁式リリーフ弁45の圧力設定値は下降してしまう。しかし、シリンダ30のボトム室33に供給された圧油は、油路832,835から比例電磁式リリーフ弁45への流入がチェック弁48,49によって禁止され、油路81,831,833から比例電磁式リリーフ弁45への流入がパイロットチェック弁401によって禁止される。これにより、操作レバー71の把持方向の操作量が減少して、比例電磁式リリーフ弁45の圧力設定値が下降しても、シリンダ30のボトム室33に供給された圧油が比例電磁式リリーフ弁45から逃げることはない。したがって、シリンダ30のボトム室33に供給される圧油の圧力の最大値は、操作レバー71の把持方向の操作量の最大値に比例する。すなわち、シリンダ30は圧力指令で把持方向に駆動される。
アキュムレータ46へ圧油が供給された後、油路81の圧力が低下すると、上述のように、アキュムレータ46に蓄積された圧油は、チェック弁48および油路832を経由して油路81へ流入する。すなわち、シリンダ30のピストン部分などから圧油がリークしても、アキュムレータ46に蓄積された圧油によって、シリンダ30のボトム室33の圧力は維持される。したがって、把持対象物を把持した後、操作レバーを中立に戻すことで、コントロール弁41からボトム室33への圧油の供給を停止しても、アキュムレータ46に蓄積された圧油によってボトム室33の圧力が維持されるので、把持対象物は落下しない。
また、アキュムレータ46に供給された圧油は、上述のようにチェック弁48および油路832を経由して油路81へ流入可能であるが、チェック弁49により、油路835を経由して油路833への流入が禁止されている。したがって、操作レバー71の把持方向の操作量が減少して、比例電磁式リリーフ弁45の圧力設定値が下降しても、アキュムレータ46に供給された圧油が比例電磁式リリーフ弁45から逃げることはない。
操作レバー71が解放方向に操作されて、コントロール弁41から油路82へ圧油が供給されると、上述のように、油路82の圧油をパイロット圧油として利用するパイロットチェック弁401がシリンダ30のボトム室33からコントロール弁41への作動油の流れを許可するので、ボトム室33および油路81の作動油は、コントロール弁41を介して作動油タンク43に戻ることができる。これにより、シリンダロッド31が収縮できるので、把持爪21,22が開く方向に駆動される。
なお、ON/OFFスイッチ72の状態にかかわらず、操作レバー71が解放方向に操作されて、油路82に圧油が供給された場合、チェック弁47によって比例電磁式リリーフ弁45への圧油流入が防止されているので、操作レバー71の操作量に比例した流量でコントロール弁41から油路82へ供給された圧油は、すべてシリンダ30のロッド室34へ供給される。したがって、シリンダ30の解放方向への動作速度は、操作レバー71の操作量に比例する。すなわち、シリンダ30は操作レバー71による速度指令で開放方向に駆動される。
−−−フローチャート−−−
図5は、解体作業機100に搭載された把持装置14の開閉操作の動作を示すフローチャートである。この処理は、制御回路60で実行されるプログラムにより行われる。不図示のエンジンキースイッチがオンされるとこのプログラムが起動される。ステップS1において、操作レバー71やON/OFFスイッチ72の状態を検出して(操作情報を取得して)ステップS7のサブルーチンへ進む。
ステップS7のサブルーチンにおいて、シリンダ30を速度指令で駆動するか圧力指令で駆動するかを判定する。なお、ステップS7のサブルーチンは後述する。ステップS7が実行されるとステップS9へ進み、ステップS7のサブルーチンでシリンダ30を圧力指令で駆動するように判定されたか否かを判断する。
ステップS9が否定判断されるとステップS11へ進み、ON/OFF弁44への指令をオフとしてステップS13へ進む。ステップS13において、ステップS1で取得した操作情報に基づいて、コントロール弁41を流れる圧油の流量が操作レバー71の操作量に比例するように、比例電磁式減圧弁51への速度指令値を演算してステップS15へ進む。ステップS15において、ON/OFF弁44への指令、比例電磁式リリーフ弁45の圧力設定の指令値、およびステップS13で演算された比例電磁式減圧弁51への速度指令値をそれぞれ出力してリターンする。
ステップS9が肯定判断されるとステップS17へ進み、ON/OFF弁44への指令をオンとしてステップS19へ進む。ステップS19において、ステップS1で取得した操作情報に基づいて、操作レバー71の把持方向の操作量に比例するように、比例電磁式リリーフ弁45の圧力設定の指令値を演算してステップS13へ進む。
図6は、上述した図5のフローチャートにおける、ステップS7のサブルーチンを示している。ステップS71において、前回の判定時に、シリンダ30を圧力指令で駆動すると判定したか否かを判断する。ステップS71が肯定判断されるとステップS72へ進み、図5に示したメインルーチンのステップS1で取得した操作情報に基づいて、ON/OFFスイッチ72がオンされているか否かを判断する。ステップS72が肯定判断されるとステップS73へ進み、シリンダ30を圧力指令で駆動すると判定してメインルーチンに戻る。ステップS72が否定判断されるとステップS74へ進み、シリンダ30を速度指令で駆動すると判定してメインルーチンに戻る。
ステップS71が否定判断されるとステップS75へ進み、図5に示したメインルーチンのステップS1で取得した操作情報に基づいて、ON/OFFスイッチ72がオンされているか否かを判断する。ステップS75が肯定判断されるとステップS76へ進み、図5に示したメインルーチンのステップS1で取得した操作情報に基づいて、操作レバー71が把持方向に操作されたか否かを判断する。ステップS76が肯定判断されるとステップS73へ進む。ステップS75もしくはステップS76が否定判断されるとステップS74へ進む。
上述した把持力制御装置では、次の作用効果を奏する。
(1) 比例電磁式リリーフ弁45をシリンダ30に対して並列に配設し、パイロットチェック弁401をシリンダ30に対して直列に、かつ、比例電磁式リリーフ弁45に対して並列に配設し、比例電磁式リリーフ弁45の圧力設定値が操作レバー71の把持方向の操作量に比例するように構成した。したがって、シリンダ30のボトム室33に供給された圧油は、油路81,831,833から比例電磁式リリーフ弁45への流入がパイロットチェック弁401によって禁止される。これにより、操作レバー71の把持方向の操作量が減少して、比例電磁式リリーフ弁45の圧力設定値が下降しても、シリンダ30のボトム室33に供給された圧油が比例電磁式リリーフ弁45から逃げることはないため、操作レバー71の操作量を一定に保持しなくても把持装置14の把持力を一定に維持できるので、把持装置14の操作性が向上する。従来、操作レバーの操作量が保持されない場合には、比例電磁式リリーフ弁の設定圧力値が意図せず低下して圧油が逃げてしまうため、エネルギーロスが生じていたが、本実施の形態の解体作業機100では、このエネルギーロスを回避できる。また、オペレータの手ぶれによる操作レバー71の操作量変動による制御精度悪化も防止できる。
(2) 比例電磁式リリーフ弁45と、比例電磁式リリーフ弁45の上流に接続したON/OFF弁44とをシリンダ30に対して並列に配設し、ON/OFFスイッチ72によってON/OFF弁44の駆動位置を切り替えるように構成した。ON/OFFスイッチ72がオンされると、比例電磁式リリーフ弁45への圧油流入が許可されて、シリンダ30は圧力指令によって動作する。ON/OFFスイッチ72がオフされると、比例電磁式リリーフ弁45への圧油流入が禁止されて、シリンダ30は速度指令によって動作する。したがって、速度指令による高圧領域での把持機能を確保した上で、比例電磁式リリーフ弁45の圧力設定範囲を低圧領域に任意に定めた高精度な圧力制御が実現できる。これにより、最高圧力設定値の低い比例電磁式リリーフ弁を用いることで、低圧領域での圧力制御の精度が向上する反面、高圧領域での把持ができないという、従来の不都合を解決でき、柔軟軽量で過負荷により破損し易い対象物を容易な操作で適切に把持できるとともに重荷重の把持対象物も把持できる。このように、本実施の形態の把持力制御装置では、様々な対象物に応じて適切に把持できる優れた把持力制御が実現できる。
(3) メインポンプ40からの圧油の圧力をアキュムレータ46で蓄積するように構成した。これにより、アキュムレータ46に蓄積された圧油によってボトム室33の圧力が維持されるので、把持対象物の落下を防止でき把持の確実性と安全性を向上できる。
(4) アキュムレータ46は、ON/OFF弁44と比例電磁式リリーフ弁45との間の油路833から分岐した油路835に設けるよう構成した。そして、アキュムレータ46と油路81との間には、ON/OFF弁44をバイパスするようにチェック弁48が配設された油路832を設けるよう構成した。したがって、アキュムレータ46は、ON/OFF弁44がオンされたときのみ圧油を蓄積する。蓄積した圧油は、ON/OFF弁44を介することなくシリンダ30へ供給できる。これにより、シリンダ30が速度指令で動作するときには、アキュムレータ46へ蓄圧されないのでアキュムレータ46への蓄圧に伴うシリンダ30の応答遅れを防止できる。また、蓄積した圧油は、油路832を経由して随時シリンダ30へ供給される。よって、把持操作の精度と把持の確実性をともに向上できる優れた把持力制御が実現できる。
(5) ON/OFF弁44と比例電磁式リリーフ弁45との間の油路833から分岐した油路835にチェック弁49を設けた。したがって、操作レバー71の把持方向の操作量が減少して、比例電磁式リリーフ弁45の圧力設定値が下降しても、アキュムレータに蓄圧された圧油が比例電磁式リリーフ弁45から逃げることはないため、操作レバー71を操作し続けなくても把持装置14の把持力が低下しない。これにより、操作レバー71を操作し続けなくても把持装置14の把持力を確実に維持できるので操作の容易な把持力制御が実現できる。
(6) ON/OFFスイッチ72を操作レバー71の把持部の端部に付設した。これにより、オペレータが操作レバー71の把持部を把持したままでもON/OFFスイッチ72の操作可能であるので、操作性が向上して効率のよい作業ができる。
(7) ON/OFFスイッチ72の状態と、操作レバー71の操作状態とによって、シリンダ30を速度指令で駆動するか圧力指令で駆動するかを判定するように構成した。これにより、ON/OFFスイッチ72が操作されただけでは速度指令から圧力指令に切り替わらないので、ON/OFFスイッチ72が誤操作によってオンとされても、ON/OFF弁44はオンとならないので、意図しないボトム室33の圧力低下を防止できる。
−−−変形例−−−
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲にて種々の変形が可能である。
(1) 上述の説明では、制御回路60からON/OFF弁44へのオンオフ指令は、ON/OFFスイッチ72と、操作レバー71の操作量に応じて決定されたが、本発明はこれに限定されない。たとえば、図7に示すように、油路81に圧力センサ92を設け、制御回路60からON/OFF弁44へのオンオフ指令は、圧力センサ92で検出したボトム室33に供給される圧油の圧力と、操作レバー71の操作量とに応じて決定されるようにしてもよい。この場合、ON/OFFスイッチ72は不要である。具体的には、後述する接触判定およびレバー操作量しきい値判定に基づいて、ON/OFF弁44へのオンオフ指令が決定される。
把持爪21,22が何も把持していないときであってもシリンダ30および把持爪21,22を駆動するためにはある程度の圧油の圧力(以下、無負荷駆動圧と呼ぶ)が必要である。なお、操作レバー71の操作量が多くなるとシリンダ30のボトム室33に供給される圧油の流量が増えるため、無負荷駆動圧は増加する。この無負荷圧力より圧力センサ92で検出した圧油の圧力がある程度以上大きい場合、すなわち、圧力センサ92で検出した圧油の圧力が無負荷圧力にある程度の圧力を加えた所定の圧力(以下、接触判定基準値と呼ぶ)を超えた場合には、把持爪21,22が対象物を把持しているものと考えてもよい。
そこで、本実施の形態では、図8に示すように、圧力センサ92で検出した圧油の圧力が操作レバー71の操作量に応じてあらかじめ決められた接触判定基準値110より小さい場合には、制御回路60は把持爪21,22が対象物を把持していない接触なしの状態と判定し、圧力センサ92で検出した圧油の圧力が接触判定基準値110より大きい場合には、把持爪21,22が対象物を把持している接触ありの状態と判定する。このように把持爪21,22が対象物を把持しているか否かを判断する処理を接触判定と呼ぶ。また、制御回路60は、操作レバー71が把持方向に一定量(操作量しきい値)を超えて操作されたか否かを判断するが、この判断処理をレバー操作量しきい値判定と呼ぶ。なお、圧力センサ92の代わりに、把持爪21,22のひずみを測定するひずみゲージを用いて、把持爪21,22による対象物の把持を検出してもよく、把持対象物に直接接触するようなセンサなどを用いることで、対象物の接触を検出してもよい。
ON/OFF弁44へのオンオフ指令の決定に際しては、制御回路60は、はじめに上述の接触判定を行う。制御回路60では、接触判定において、接触なしと判定された場合には、速度指令であると判定して、制御回路60からON/OFF弁44へオフする指令を出力する。接触判定において、接触有りと判定された場合には、レバー操作量しきい値判定が行われて、ON/OFF弁44へのオンオフ指令が決定される。
レバー操作量しきい値判定において、操作レバー71が操作量しきい値を超えて操作されたと判断された場合には、速度指令であると判定して、制御回路60からON/OFF弁44へオフする指令が出力される。レバー操作量しきい値判定において、操作レバー71が操作量しきい値を超えて操作されていないと判断された場合には、圧力指令であると判定して、制御回路60からON/OFF弁44へオンする指令が出力される。
なお、このレバー操作量しきい値判定において、操作レバー71が操作量しきい値を超えて操作されたと判断された後は、操作レバー71が操作量しきい値を超えないように戻されても、操作レバー71が解放方向へ不感帯を超えて操作されるまでは速度指令であるとの判定が維持される。上述した接触判定およびレバー操作量しきい値判定は、解体作業機100の運転中、繰り返して実行される。
図9は、把持爪21,22が対象物を把持したと判断された後の、シリンダ30に供給される圧油の最大圧力値Pfと、操作レバー71の把持方向への最大操作量Lmとの関係を示す図である。図9において、111は、最大操作量Lmに対する最大圧力値Pfを示す曲線であり、110は、上述した接触判定基準値である。操作レバー71の把持方向への最大操作量Lmが操作量しきい値を超えない場合には、ON/OFF弁44がオンとされるので、最大圧力値Pfは、比例電磁式リリーフ弁45の圧力設定値(図9の111a)で規定される。操作レバー71の把持方向への最大操作量Lmが操作量しきい値を超えた場合には、ON/OFF弁44がオフとされるので、最大圧力値Pfは、メインリリーフ弁42で規定される最高圧力Pmax(図9の111b)となる。
このように、接触判定およびレバー操作量しきい値判定に基づいて、ON/OFF弁44へのオンオフ指令を決定するように構成することよって、上述した本実施の形態と同様の作用効果を奏するとともに、ON/OFFスイッチ72の操作が不要となり、操作レバー71の操作のみで対象物を適切に把持できるので、さらに操作が容易な把持力制御が実現できる。
(2) 上述の説明では、コントローラ70は、いわゆる電気レバーと呼ばれる操作装置であったが、本発明はこれに限定されない。たとえば、図10に示すように、パイロットポンプ50の圧油を直接制御するパイロット弁を有するコントローラ170を用いることもできる。この場合、圧力センサ91によって操作レバー171が把持方向に操作されたときにコントロール弁41へ供給されるパイロット圧力を検出して、操作レバー171の把持方向の操作量を検出することで、上述の説明と同様の制御ができる。
(3) 上述の説明では、シリンダ30の作動圧力が比例電磁式リリーフ弁45の設定圧力値に達したことを報知するための手段については言及していないが、報知するための手段を設けてオペレータに報知することもできる。たとえば、図11に示すように、シリンダ30の作動圧力を検出する圧力センサ92と、表示モニタ93とを設けて、表示モニタに93に、比例電磁式リリーフ弁45の設定圧力値と、圧力センサ92で検出したシリンダ30の作動圧力とを表示するようにしてもよい。また、シリンダ30の作動圧力が比例電磁式リリーフ弁45の設定圧力値に達したことを報知する手段として、表示モニタ93に限らず、音声によって報知したり、操作レバー71の微少振動によって報知することもできる。
(4) 上述の説明では、比例電磁式リリーフ弁45から解放される圧油は、コントロール弁41を介して作動油タンク43に戻しているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、図12,13に示すように、比例電磁式リリーフ弁45から解放された圧油が直接作動油タンク43に戻るように、油路834を作動油タンク43に直接接続してもよい。この場合、油路834に設けられていたチェック弁47は不要である。また、比例電磁式リリーフ弁45から解放された圧油が直接作動油タンク43に流れなくてもよく、コントロール弁41を介さずに別途低圧ラインに流れるようにしてもよい。
(5) 上述の説明では、油路831にON/OFF弁44を設け、ON/OFFスイッチ72の状態などによってON/OFF弁44のオン/オフを切り替えるように構成したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、ON/OFF弁44とON/OFFスイッチ72とを設けなくても、上述したシリンダ30の圧力指令による駆動は可能であり、シリンダ30のボトム室33に供給された圧油が比例電磁式リリーフ弁45から逃げることもない。これにより、上述した本実施の形態と同様の作用効果を奏する。なお、この場合には、油路832に設けたチェック弁48は不要である。
(6) 上述の説明では、ON/OFF弁44と比例電磁式リリーフ弁45との間の油路833から分岐した油路835にアキュムレータ46を設けたが、本発明はこれに限定されない。たとえば、アキュムレータ46、チェック弁48,49および油路832,835を設けなくても、シリンダ30のボトム室33に供給された圧油が比例電磁式リリーフ弁45から逃げることはない。これにより、上述した本実施の形態と同様の作用効果を奏する。
(7) 上述の説明では、コントローラ70,170からの信号を電気的に処理して各部を制御していたが、操作装置も含めて電気的な処理をせずに油圧回路のみで構成することもできる。
(8) 上述の説明では、図6に示したステップS7のサブルーチンによって、シリンダ30を速度指令で駆動するか圧力指令で駆動するかを判定したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、シリンダ30を速度指令で駆動するか圧力指令で駆動するかの判定は、ON/OFFスイッチ72のオンオフの状態のみを検出することで判断してもよい。
(9) 上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
以上の実施の形態およびその変形例において、流量制御手段はコントロール弁41に、可変リリーフ手段は比例電磁式リリーフ弁45に、リリーフ手段はメインリリーフ弁42に、操作手段はコントローラ70に、逆流防止手段はパイロットチェック弁401に、切替手段はON/OFF弁44に、切り替え信号出力手段は制御回路60に、選択手段はON/OFFスイッチ72,172にそれぞれ対応する。接触判定手段は圧力センサ92と制御ユニット60とによって実現される。さらに、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態における機器構成に何ら限定されない。
本発明による解体作業機100の側面図である。 解体作業機100の把持装置14の構造を示す図である。 解体作業機100のシリンダ30を駆動する油圧回路を示す図である。 操作レバー71の操作量と、比例電磁式リリーフ弁45への指令値(圧力設定値)との関係を示す図である。 解体作業機100に搭載された把持装置14の開閉操作の動作を示すフローチャートである。 図5のフローチャートにおける、ステップS7のサブルーチンを示すフローチャートである。 解体作業機100のシリンダ30を駆動する油圧回路の変形例を示す図である。 接触判定における操作レバー71の把持方向の操作量と圧力センサ92の検出圧力との関係を示す図である。 把持爪21,22が対象物を把持したと判断された後の、シリンダ30に供給される圧油の最大圧力値Pfと、操作レバー71の把持方向への最大操作量Lmとの関係を示す図である。 解体作業機100のシリンダ30を駆動する油圧回路の変形例を示す図である。 解体作業機100のシリンダ30を駆動する油圧回路の変形例を示す図である。 解体作業機100のシリンダ30を駆動する油圧回路の変形例を示す図である。 解体作業機100のシリンダ30を駆動する油圧回路の変形例を示す図である。
符号の説明
14 把持装置 30 シリンダ
33 把持側油室(ボトム室) 34 解放側油室(ロッド室)
40 メインポンプ 41 コントロール弁
42 メインリリーフ弁 43 作動油タンク
44 ON/OFF弁 45 比例電磁式リリーフ弁
46 アキュムレータ 47,48、49 チェック弁
50 パイロットポンプ 51 比例電磁式減圧弁
60 制御回路 70,170 コントローラ
71,171 操作レバー 72,172 ON/OFFスイッチ
91,92 圧力センサ 100 解体作業機
101 フロント作業腕 401 パイロットチェック弁

Claims (6)

  1. 対象物を把持する把持爪を有する把持装置と、
    前記把持爪を開閉駆動するアクチュエータに対して供給される圧油を制御する流量制御手段と、
    前記把持爪を閉じるように前記流量制御手段から前記アクチュエータに供給される圧油に関して、前記アクチュエータと並列に設けられる可変リリーフ手段と、
    前記可変リリーフ手段で設定され得るリリーフ圧力の最高圧力よりも高いリリーフ圧力に設定されるリリーフ手段と、
    操作部の操作に基づいて、前記流量制御手段によって前記アクチュエータに供給される圧油の流量と、前記可変リリーフ手段の前記リリーフ圧力とを変更する操作手段と、
    前記把持爪を閉じるように前記流量制御手段から前記アクチュエータに供給される圧油に関して、前記アクチュエータと直列に、かつ、前記可変リリーフ手段と並列に設けられて、前記把持爪を閉じるように前記流量制御手段から前記アクチュエータに供給される圧油の逆流を防止する逆流防止手段とを備えることを特徴とする把持力制御装置。
  2. 請求項1に記載の把持力制御装置において、
    前記把持爪を閉じるように前記流量制御手段から前記アクチュエータへ供給される圧油に関して、前記アクチュエータと並列に、かつ、前記可変リリーフ手段の上流に直列に設けられ、前記可変リリーフ手段に前記圧油を供給するか否かを切り替える切替手段と、
    前記可変リリーフ手段へ前記圧油を供給するか否かの切り替えを指示する信号を前記切替手段に出力する切り替え信号出力手段とを備えることを特徴とする把持力制御装置。
  3. 請求項2に記載の把持力制御装置において、
    前記可変リリーフ手段に前記圧油を供給するように前記切替手段が切り替えられた時にのみ前記可変リリーフ手段と前記切替手段との間の管路から供給される圧油によって圧力を蓄積し、前記切替手段を介することなく前記蓄積した圧力を前記アクチュエータへ供給することで、前記把持爪を閉じるように前記アクチュエータへ供給される圧油の圧力を保持するアキュムレータをさらに備えることを特徴とする把持力制御装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の把持力制御装置において、
    前記可変リリーフ手段に前記圧油を供給するか否かを選択する選択手段をさらに備え、
    前記切り替え信号出力手段は、前記可変リリーフ手段に前記圧油を供給するように前記選択手段が選択されると、前記可変リリーフ手段へ前記圧油を供給するように指示する信号を前記切替手段に出力することを特徴とする把持力制御装置。
  5. 請求項2または請求項3に記載の把持力制御装置において、
    前記把持爪が前記対象物と接触したか否かを判定する接触判定手段をさらに備え、
    前記切り替え信号出力手段は、前記接触判定手段によって前記把持爪が前記対象物と接触したことが判定されると、前記可変リリーフ手段へ前記圧油を供給するように指示する信号を前記切替手段に出力することを特徴とする把持力制御装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の把持力制御装置と、
    前記把持装置が取り付けられる腕を有する旋回体と、
    前記旋回体を旋回可能に保持する走行体とを備えることを特徴とする解体作業機。
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