JP2006074268A - 地上波デジタルtv放送の受信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 この発明は、無線再配信システムによって供給されるTV放送信号と、直接受信システムによって供給されるTV放送信号とのうち、受信品質の高いTV放送信号を再生できるようになる地上波デジタルTV放送の受信システムを提供することを目的とする。
【解決手段】 屋外アンテナで受信した地上波デジタルTV放送信号をTV受信機に無線再送信する無線再配信システム、および地上波デジタルTV放送信号を室内アンテナ経由で直接TV受信機に入力する直接受信システムを備え、上記TV受信機は、上記無線再配信システムによって供給されるTV放送信号と、上記直接受信システムによって供給されるTV放送信号のうち、受信品質の高いTV放送信号を選択する選択手段、および上記選択手段によって選択されたTV放送信号を再生する再生手段を備えている。
【選択図】 図6

Description

この発明は、地上波デジタルTV放送の受信システムに関する。
日本の地上波デジタルTV放送は、2003年12月1日より関東、中京、近畿の三大都市圏で放送が開始されている。地上波デジタルTV放送は、マルチパス干渉に強いOFDM(直交周波数分割多重)方式を採用しており、アナログTV放送などで発生していた画像の多重映り(ゴースト障害)がほとんどなく安定した高画質受信ができる。地上波デジタルTV放送は、UHF帯(470〜770MHz)で放送されている。
地上波デジタルTV放送を地上波デジタルTV受信機で受信する形態としては、一般的には、次のようなものがある。
(1) 屋外アンテナによって地上波デジタルTV放送信号を受信する。屋外アンテナによって受信された地上波デジタルTV放送信号を、アンテナケーブルによって各部屋に分配し、各部屋の壁面に設けられているTV端子に導く。そして、各部屋の壁面に設けられているTV端子に、地上波デジタルTV受信機のアンテナ端子をアンテナケーブルを介して接続する。
このような受信形態では、壁面に設けられているTV端子に、地上波デジタルTV受信機のアンテナ端子をアンテナケーブルを用いて接続する必要があるため、美観を損なうとともに、その配線が煩わしいという問題がある。また、TV受信機のレイアウトが制限されるため、TV受信機の設置位置の自由度が阻害されるという問題がある。
(2) 屋上(屋根の上)にアンテナを設置せずに、軒先やベランダにUHFアンテナ(例えば、UDMF62:日本アンテナ製)を設置し、そこからアンテナケーブルを屋内に引き込み、地上波デジタルTV受信機のアンテナ端子に直接接続する。
このような受信形態においても、アンテナケーブルを部屋の中に引き込んで、地上波デジタルTV受信機に接続する必要があるため、美観を損なうとともに、その配線が煩わしいという問題がある。また、TV受信機のレイアウトが制限されるため、TV受信機の設置位置の自由度が阻害されるという問題がある。
(3) 地上波デジタルTV受信機に接続された室内アンテナで地上波デジタルTV放送信号を受信する。
このような受信形態では、アンテナケーブルの配線に起因するTV受信機のレイアウトに対する制限がなくなるが、室内での電波遮断ロスが生じるという問題がある。特に、地上波デジタルTV放送信号で使われるUHF帯は、地上波アナログTV放送で利用されているVHF帯に比べて建造物通過時の減衰ロスが大きいため、受信感度の観点からTV受信機の設置位置が制限されるという問題がある。
そこで、屋内に入力される地上波デジタルTV放送信号を、無線送信機によって増幅して、TV受信機に無線で再送信する室内再送信システムが開発されている(特開2004−128719号公報、特開2004−12720号公報参照)。この室内再送信システムでは、屋内に入力されるUHF帯の地上波デジタルTV放送信号を周波数変換することなく、そのまま増幅して再送信している。
UHF帯の周波数帯では、後述するように、無線送信機の送信出力レベルが非常に低いレベルに制限されているため、伝送距離はほとんど近距離伝送しかできないという問題がある。
また、放送局から送出される直接放送電波と、無線送信機から送出される再送信電波の両波が室内受信アンテナから受信入力された場合、同じ周波数チャンネルの信号がTV受信機に入力されることとなり、同一チャンネルの干渉妨害が発生して、受信できなくなるケースが発生する。
これを防止するために、地上波デジタルTV放送信号の同一チャンネル妨害による劣化を防ぐような工夫が、別途アンテナや回路に必要となるという問題がある。
特開2004−128719号公報 特開2004−12720号公報
そこで、本出願人は、送信機側で周波数変換を行うことにより、地上波デジタルTV放送信号の同一チャンネルの干渉妨害の発生を防止でき、しかも受信機側で周波数変換が不要となる地上波デジタルTV放送用の無線再配信システム(本出願時点では公知となっていない)を開発した。
以下、本出願人が開発した地上波デジタルTV放送用の無線再配信システムについて説明する。
この無線再配信システムは、次のような実情(1)、(2)を利用してなされたものである。
(1) 後述するように、地上波デジタルTV放送用の据え置き型TV受信機は、UHF帯に加えて、VHF_Low/High帯(VHF1ch〜VHF12ch)、VHF_MID帯(C13ch〜C22ch)およびVHF_SHB帯(C23ch〜C63ch)をも受信可能となるように設計されていることが多いと考えられる。
(2) また、後述するように、微弱電波規格では、322MHz以下及び150GHz以上の周波数帯に対する電界強度の制限は、322MHzから150GHzの周波数帯に対する電界強度の制限に比べて緩くなっている。
本出願人が開発した地上波デジタルTV放送用の無線再配信システムは、地上波デジタルTV放送信号の周波数帯であるUHF帯のTV放送信号の他に、VHF帯のTV放送信号を受信可能なTV受信機と、再配信用の送信機と、再配信用の受信機とを備えている。
再配信用の送信機は、屋外アンテナから入力された地上波デジタルTV放送信号を、322MHz以下のVHF帯の空きチャンネルの周波数に一括して周波数変換した後、増幅して無線送信する。再配信用の受信機は、送信機から送信される信号を受信して増幅した後、TV受信機に供給する。TV受信機では、VHFのチャンネルを指定することによって、地上波デジタルTV放送を視聴する。
しかしながら、比較的強電界地域の一般家庭においては、室内のTV受信機の設置場所によっては、このような再送信システムを利用しなくても、地上波デジタルTV放送信号を直接室内アンテナで受信することによって、TV受信機で再生できる十分な受信信号レベルを確保できる場合がある。このような場合には、地上波デジタルTV放送信号を直接室内アンテナで受信して再生することが望ましい。
この発明は、屋外アンテナで受信した地上波デジタルTV放送信号をTV受信機に無線再送信する無線再配信システムによって供給されるTV放送信号と、地上波デジタルTV放送信号を室内アンテナ経由で直接TV受信機に入力する直接受信システムによって供給されるTV放送信号とのうち、受信品質の高いTV放送信号を再生できるようになる地上波デジタルTV放送の受信システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、屋外アンテナで受信した地上波デジタルTV放送信号をTV受信機に無線再送信する無線再配信システム、および地上波デジタルTV放送信号を室内アンテナ経由で直接TV受信機に入力する直接受信システムを備え、上記TV受信機は、上記無線再配信システムによって供給されるTV放送信号と、上記直接受信システムによって供給されるTV放送信号のうち、受信品質の高いTV放送信号を選択する選択手段、および上記選択手段によって選択されたTV放送信号を再生する再生手段を備えていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の地上波デジタルTV放送の受信システムにおいて、上記選択手段は、上記無線再配信システムによって供給されるTV放送信号の受信信号レベルと、上記直接受信システムによって供給されるTV放送信号の受信信号レベルとを比較することにより、受信品質の高いTV放送信号を選択するものであることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の地上波デジタルTV放送の受信システムにおいて、上記選択手段は、上記無線再配信システムによって供給されるTV放送信号の受信信号誤り率と、上記直接受信システムによって供給されるTV放送信号の受信信号誤り率とを比較することにより、受信品質の高いTV放送信号を選択するものであることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3に記載の地上波デジタルTV放送の受信システムにおいて、上記無線再配信システムは、屋外アンテナで受信した地上波デジタルTV放送信号をVHF帯の空きチャンネルの周波数に周波数変換した後、増幅して無線送信する送信機、および上記送信機から送信される信号を受信して増幅した後、上記TV受信機に供給する受信機を備えていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の地上波デジタルTV放送の受信システムにおいて、上記送信機は、屋外アンテナで受信した地上波デジタルTV放送信号をVHF帯の空きチャンネルであって、322MHz以下の周波数に周波数変換した後、増幅して無線送信するものであることを特徴とする。
この発明によれば、屋外アンテナで受信した地上波デジタルTV放送信号をTV受信機に無線再送信する無線再配信システムによって供給されるTV放送信号と、地上波デジタルTV放送信号を室内アンテナ経由で直接TV受信機に入力する直接受信システムによって供給されるTV放送信号とのうち、受信品質の高いTV放送信号を再生できるようになる。
以下、図面を参照して、この発明の実施例について説明する。
〔1〕この発明が適用される地上波デジタル放送TV受信機についての説明
表1は、地上波デジタルTV放送の各受信チャンネルと中心周波数とを示している。
Figure 2006074268
地上波デジタルTV放送の受信チャンネルは、UHF13ch〜UHF62chである。その中心周波数は、13chで473+1/7MHzであり、14chで479+1/7MHzであり、62chで767+1/7MHzである。
地上波デジタルTV放送が導入される周波数帯域は、UHF13チャンネルから62チャンネルの範囲であることから、地上波デジタル放送TV受信機の受信周波数範囲として当該周波数が受信できることが必要である。
現在、三大都市圏(関東広域圏、中京広域圏、近畿広域圏)で2003年12月より放送が開始されているが、この中の例えば、近畿圏の放送は表2に示すようになっている。
Figure 2006074268
一方、現行の地上波アナログTV放送の受信形態は、集合住宅共聴を含めると共同受信が全世帯のほぼ半数を占めている。これら共聴施設における伝送帯域は、UHF帯まで広帯域化されていないものが大半であり、UHF TV放送は、VHF_Low/High(VHFロー/ハイバンド)、VHF_MID(VHFミッドバンド)およびVHF_SHB(VHFスーパーハイバンド)等の低い周波数の空きチャンネル(その地域で放送が行われていないチャンネル)にダウンコンバートして伝送していることが多い。
このため、特に地上波デジタルTV放送用の据え置き型TV受信機についても、共同受信が想定されるため、地上波デジタル放送用受信機の受信チャンネル範囲については、UHF帯に加えて、VHF_Low/High帯(VHF1ch〜VHF12ch)、VHF_MID帯(C13ch〜C22ch)およびVHF_SHB帯(C23ch〜C63ch)帯にも対応することが望ましいと、ARIB規格 ARIB STD−B21に規定されている。
従って、地上波デジタルTV放送用の据え置き型TV受信機は、UHF帯に加えて、VHF_Low/High帯(VHF1ch〜VHF12ch)、VHF_MID帯(C13ch〜C22ch)およびVHF_SHB帯(C23ch〜C63ch)をも受信可能となるように設計されていることが多いと考えられる。
表3は、VHF_Low/High帯(VHF1ch〜VHF12ch)の各受信チャンネルと中心周波数とを示している。
Figure 2006074268
表4は、VHF_MID帯(C13ch〜C22ch)の各受信チャンネルと中心周波数とを示している。
Figure 2006074268
表5は、VHF__SHB帯(C23ch〜C63ch)の各受信チャンネルと中心周波数とを示している。
Figure 2006074268
本発明では、本来のUHF帯13ch〜62ch(470MHz〜770MHz)の他に、VHF_Low/High帯(VHF1ch〜VHF12ch)、VHF_MID帯(C13ch〜C22ch)およびVHF_SHB帯(C23ch〜C63ch)をも受信可能(選局視聴可能)な地上波デジタルTV放送用のTV受信機を適用対象としている。
〔2〕微弱電波の規格についての説明
微弱電波の規格について説明する。微弱電波の規格は、発射する電波が著しく微弱な無線設備として、総務省令で定められており、3メートル地点での電界強度で規定されている。
図1および表6は、微弱電波規格で定められた周波数帯に対する電界強度(許容値)を示している。
Figure 2006074268
表6に示すように、322MHz以下及び150GHz以上の周波数帯については、許容値は500μV/mに制限されている。また、322MHzから10GHzまでの周波数帯については、陸上移動業務、UHF TV放送、固定業務および宇宙業務(地球局)に対する混信保護を考慮して、許容値は35μV/mに制限されている。また、10GHzから150GHzまでの周波数帯については、システム雑音温度、受信帯域幅等を考慮して、許容値は3.5fμV/m(fは使用周波数帯(GHz))に制限されている。
微弱電波無線規格による無線システムは、表6の電界強度を満足していれば、周波数、変調方式および通信方式に制約がないため、比較的自由なシステム設計が可能である。
〔3〕地上波デジタルTV放送の受信システムについての説明
図2は、地上波デジタルTV放送の受信システムの概要を示している。
屋上に設けられた屋外アンテナ1によって地上波デジタルTV放送信号が受信される。屋外アンテナ1によって受信された地上波デジタルTV放送信号は、アンテナケーブル2によって部屋の壁面に設けられているTV端子3に導かれる。
TV端子3には、再配信用の送信機4が接続されている。送信機4は、TV端子3から得られた地上波デジタルTV放送信号を、VHF帯(この例では、VHF_SHB帯)の空きチャンネルであって、かつ微弱電波規格の制限が緩い322MHz以下のチャンネルに多重されるように、全ての放送受信チャンネル(地上波デジタルTV放送の受信チャンネル)を一括して周波数変換した後、微弱電波の規格の許容値(500μV/m)以下の微弱電波て送信アンテナ44から無線で再送信する。
地上波デジタルTV放送用のTV受信機6には、再配信用の受信機5が接続されている。地上波デジタルTV放送用のTV受信機6は、本来のUHF帯13ch〜62ch(470MHz〜770MHz)の他に、VHF_Low/High帯(VHF1ch〜VHF12ch)、VHF_MID帯(C13ch〜C22ch)およびVHF_SHB帯(C23ch〜C63ch)をも受信可能(選局視聴可能)なTVチューナ(VHF受信対応地上デジタル放送TVチューナ)を備えている。
受信機5は、送信機4からの再送信波(VHF帯の再送信波)と地上波デジタルTV放送の直接波(UHF帯の直接波)を受信するための受信アンテナ51を備えている。受信機5は、受信アンテナ51によって受信された再送信波および地上波デジタルTV放送の直接波をTV受信機6に送る。
TV受信機6では、VHF帯の再送信波とUHF帯の直接波のうち、受信品質の高い方を選択して再生する。
図3は、送信機4の構成を示している。
送信機4は、UHF受信部41、周波数変換部42、VHF送信部43および送信アンテナ44を備えている。
屋外アンテナ1によって受信された地上波デジタルTV放送信号は、UHF受信部41によって増幅された後、周波数変換部42に送られる。周波数変換部42では、受信された地上波デジタルTV放送信号(受信信号)の全てと、固定周波数で発信する発振部45からのローカル信号とが、ミキサー46によって混合される。ミキサー46からは、各受信信号とローカル信号との加算信号と減算信号とが出力される。例えば、受信信号の周波数をfa、ローカル信号の周波数をfbとすると、周波数がfa+fbの加算信号と、周波数がfa−fbの減算信号とが、ミキサー46から出力される。ミキサー46の出力は、フィルタ47に送られ、減算信号のみが抽出される。
ローカル信号の周波数fbは、ミキサー46から出力される減算信号の周波数(fa−fb)が、VHF帯(この例では、VHF_SHB帯)の空きチャンネルであって、かつ微弱電波規格の制限が緩い322MHz以下の周波数となるように、設定されている。
地上波デジタルTV放送が行われているチャンネルおよび中心周波数が表2に示されている近畿広域圏においては、ローカル信号の周波数fbは、例えば224MHzに設定される。ローカル信号の周波数fbをこのように設定した場合の、周波数変換後のVHF送信チャンネル、中心周波数、放送局および対応チャンネルは、表7に示すようになる。
Figure 2006074268
つまり、図4に示すように、屋外アンテナ1によって受信された地上波デジタルTV放送信号の全チャンネルをAとすると、地上波デジタルTV放送信号の全チャンネルAは、周波数変換部42によって322MHz以下のVHF_SHB帯の空きチャンネルBに周波数変換される。したがって、TV受信機6において、VHF_SHB帯の空きチャンネルBのいずれかのチャンネルに選局することにより、地上波デジタルTV放送を視聴することができる。
周波数変換部42によってVHF_SHB帯に周波数変換された地上波デジタルTV放送信号は、VHF送信部43によって増幅されて、送信アンテナ44から無線送信される。なお、VHF送信部43では、無線送信される信号レベルが微弱電波規格による許容値を越えないように、AGCが行われる。
図5は、受信機5およびTV受信機6の構成を示している。
受信機5は、受信アンテナ51およびVHF/UHF受信部52を備えている。
受信アンテナ51によって送信機4からの再送信波(VHF帯の再送信波)と地上波デジタルTV放送の直接波(UHF帯の直接波)が受信される。受信アンテナ51によって受信されたVHF帯の再送信波およびUHF帯の直接波は、VHF/UHF受信部52によって増幅された後、TV受信機6に送られる。
TV受信機6は、VHF/UHFデュプレクサ60と、2つの受信系統とを備えている。各受信系統は、RF/IF部61、71とOFDM復調部62,72とを備えている。
TV受信機6側において、ユーザは、リモコン送信機7によって希望する地上波デジタルTV放送のチャンネル(UHFチャンネル)を指定する。リモコン送信機7によって指定されたUHFチャンネルは、リモコン受信部86を介して制御部85に入力される。制御部85は、上記表7に示すようなUHFチャンネルとそれに対応するVHFチャンネル(VHF_SHBの空きチャンネル)との関係を示すテーブルに基づいて、入力されたUHFチャンネルに対応するVHFチャンネルを取得する。
制御部85は、第1のRF/IF部61については、指定されたUHFチャンネルに対応するVHFチャンネルを選局するように制御し、第2のRF/IF部71については、指定されたUHFチャンネルを選局するように制御する。
TV受信機6に入力されたVHF帯の再送信波およびUHF帯の直接波は、VHF/UHFデュプレクサ60に送られる。VHF/UHFデュプレクサ60では、VHF帯の再送信波とUHF帯の直接波とが干渉しないように周波数分離される。VHF/UHFデュプレクサ60によって得られたVHF帯の再送信波は、第1のRF/IF部61に送られ、VHF/UHFデュプレクサ60によって得られたUHF帯の直接波は、第2のRF/IF部71に送られる。
第1のRF/IF部61は、指定されたUHFチャンネルに対応するVHFチャンネルのTV放送信号(再送信波信号)をベースバンド信号にダウンコンバートする。第1のRF/IF部61によって得られた信号は、第1のOFDM復調部62によってデジタル復調された後、切替えスイッチ81の第1入力端子に送られるとともにVHFチャンネルレベル検出部63に送られる。VHFチャンネルレベル検出部63は、第1のOFDM復調部62によって得られた所定のVHFチャンネルの受信信号のレベルを検出して、制御部85に与える。
第2のRF/IF部71は、指定されたUHFチャンネルのTV放送信号(直接波信号)をベースバンド信号にダウンコンバートする。第2のRF/IF部71によって得られた信号は、第2のOFDM復調部72によってデジタル復調された後、切替えスイッチ81の第2入力端子に送られるとともにUHFチャンネルレベル検出部73に送られる。UHFチャンネルレベル検出部73は、第2のOFDM復調部72によって得られた所定のUHFチャンネルの受信信号のレベルを検出して、制御部85に与える。
制御部85は、VHFチャンネルレベル検出部63から与えられたVHFチャンネルの受信信号レベルと、UHFチャンネルレベル検出部73から与えられたUHFチャンネルの受信信号レベルとを比較し、その比較結果に基づいて、切替えスイッチ81を制御する。つまり、VHFチャンネルの受信信号レベルがUHFチャンネルの受信信号レベルより大きい場合には、VHFチャンネルの受信信号が選択されるように切替えスイッチ81を制御し、逆に、UHFチャンネルの受信信号レベルがVHFチャンネルの受信信号レベルより大きい場合には、UHFチャンネルの受信信号が選択されるように切替えスイッチ81を制御する。
切替えスイッチ81によって選択された受信信号は、AV復号部82に送られる。AV復号部82では、受信信号が復号され、映像信号と音声信号とが再生される。再生された映像信号は、表示部(モニタ)83に送られ、再生された音声信号はスピーカ84に送られる。
なお、2系統のRF/IF部61,71がそれぞれ、V対応(VHFフィルタ付き)、U対応(UHFフィルタ付き)であれば、TV受信機6に入力されたTV放送信号(VHF帯の再送信波およびUHF帯の直接波)を2系統のRF/IF部61,71に単に分配すればよい。
図6は、TV受信機の変形例を示している。
図6において、図5と同じものには、同じ符号を付してその説明を省略する。
図5のTV受信機では、指定されたUHFチャンネルに対応するVHFチャンネルの受信信号レベルと、指定されたUHFチャンネルの受信信号レベルを比較することにより、切替えスイッチ81が制御されている。
これに対して、図6のTV受信機6Aでは、指定されたUHFチャンネルに対応するVHFチャンネルの受信信号の誤り率と、指定されたUHFチャンネルの受信信号の誤り率を比較することにより、切替えスイッチ81が制御される。
第1のOFDM復調部62の誤り率がVHFチャンネル誤り率検出部64によって検出される。また、第2のOFDM復調部72の誤り率がUHFチャンネル誤り率検出部74によって検出される。両誤り率検出部64、74によって検出された誤り率は、制御部85に与えられる。
制御部85は、VHFチャンネル誤り率検出部64から与えられたVHFチャンネルの受信信号の誤り率と、UHFチャンネル誤り率検出部74から与えられたUHFチャンネルの受信信号の誤り率とを比較し、その比較結果に基づいて、切替えスイッチ81を制御する。つまり、VHFチャンネルの受信信号の誤り率がUHFチャンネルの受信信号の誤り率より低い場合には、VHFチャンネルの受信信号が選択されるように切替えスイッチ81を制御し、逆に、UHFチャンネルの受信信号の誤り率がVHFチャンネルの受信信号の誤り率より低い場合には、UHFチャンネルの受信信号が選択されるように切替えスイッチ81を制御する。
図7は、TV受信機の変形例を示している。
図7において、図5と同じものには、同じ符号を付してその説明を省略する。
このTV受信機では、1つの受信系統のみを備えている。受信系統は、RF/IF部61とOFDM復調部62とを備えている。TV受信機6に入力されたVHF帯の再送信波およびUHF帯の直接波は、RF/IF部61に送られる。
TV受信機6側において、ユーザは、リモコン送信機7によって希望する地上波デジタルTV放送のチャンネル(UHFチャンネル)を指定する。リモコン送信機7によって指定されたUHFチャンネルは、リモコン受信部86を介して制御部85に入力される。制御部85は、上記表7に示すようなUHFチャンネルとそれに対応するVHFチャンネル(VHF_SHBの空きチャンネル)との関係を示すテーブルに基づいて、入力されたUHFチャンネルに対応するVHFチャンネルを取得する。
制御部85は、初期設定時(例えば、電源投入時)に、まず、RF/IF部61を、指定されたUHFチャンネルに対応するVHFチャンネルを選局するように制御する。したがって、RF/IF部61は、指定されたUHFチャンネルに対応するVHFチャンネルのTV放送信号(再送信波信号)をベースバンド信号にダウンコンバートする。RF/IF部61によって得られた信号は、OFDM復調部62によってデジタル復調された後、AV復号部82に送られるとともにVHF/UHFチャンネルレベル検出部63Aに送られる。VHF/UHFチャンネルレベル検出部63Aは、OFDM復調部62によって得られたVHFチャンネルの受信信号のレベルを検出して、制御部85に与える。制御部85は、このVHFチャンネルの受信信号のレベルを記憶する。
この後、制御部85は、RF/IF部61を、指定されたUHFチャンネルを選局するように制御する。したがって、RF/IF部61は、指定されたUHFチャンネルのTV放送信号(直接波信号)をベースバンド信号にダウンコンバートする。RF/IF部61によって得られた信号は、OFDM復調部62によってデジタル復調された後、AV復号部82に送られるとともにVHF/UHFチャンネルレベル検出部63Aに送られる。VHF/UHFチャンネルレベル検出部63Aは、OFDM復調部62によって得られたUHFチャンネルの受信信号のレベルを検出して、制御部85に与える。制御部85は、このUHFチャンネルの受信信号のレベルと、その前に記憶したVHFチャンネルの受信信号のレベルとを比較する。そして、信号レベルの高い方のチャンネル(VHFチャンネルまたはUHFチャンネル)を選局するように、RF/IF部61を制御する。
このようにして、初期設定時にTV受信機6に入力されたVHF帯の再送信波およびUHF帯の直接波のうちから、再生を行う受信波を選択設定する。受信波選択設定後においては、受信ができなくなったり、電源がオフされるまで、その設定が維持される。
図8は、TV受信機の変形例を示している。
図8において、図7と同じものには、同じ符号を付してその説明を省略する。
図8のTV受信機では、図7のTV受信機のVHF/UHFチャンネルレベル検出部63Aの代わりにVHF/UHFチャンネル誤り率検出部63Bが用いられている点のみが異なっている。
制御部85は、初期設定時(例えば、電源投入時)に、まず、RF/IF部61を、指定されたUHFチャンネルに対応するVHFチャンネルを選局するように制御する。したがって、RF/IF部61は、指定されたUHFチャンネルに対応するVHFチャンネルのTV放送信号(再送信波信号)をベースバンド信号にダウンコンバートする。RF/IF部61によって得られた信号は、OFDM復調部62によってデジタル復調された後、AV復号部82に送られるとともにVHF/UHFチャンネル誤り率検出部63Bに送られる。VHF/UHFチャンネル誤り率検出部63Bは、OFDM復調部62によって得られたVHFチャンネルの受信信号の誤り率を検出して、制御部85に与える。制御部85は、このVHFチャンネルの受信信号の誤り率を記憶する。
この後、制御部85は、RF/IF部61を、指定されたUHFチャンネルを選局するように制御する。したがって、RF/IF部61は、指定されたUHFチャンネルのTV放送信号(直接波信号)をベースバンド信号にダウンコンバートする。RF/IF部61によって得られた信号は、OFDM復調部62によってデジタル復調された後、AV復号部82に送られるとともにVHF/UHFチャンネル誤り率検出部63Bに送られる。VHF/UHFチャンネル誤り率検出部63Bは、OFDM復調部62によって得られたUHFチャンネルの受信信号の誤り率を検出して、制御部85に与える。制御部85は、このUHFチャンネルの受信信号の誤り率と、その前に記憶したVHFチャンネルの受信信号の誤り率とを比較する。そして、誤り率の低い方のチャンネル(VHFチャンネルまたはUHFチャンネル)を選局するように、RF/IF部61を制御する。
このようにして、初期設定時にTV受信機6に入力されたVHF帯の再送信波およびUHF帯の直接波のうちから、再生を行う受信波を選択設定する。受信波選択設定後においては、受信ができなくなったり、電源がオフされるまで、その設定が維持される。
微弱電波規格で定められた周波数帯に対する電界強度(許容値)を示すグラフである。 地上波デジタルTV放送の無線再配信システムの概要を示す模式図である。 送信機の構成を示すブロック図である。 図3の周波数変換部42の周波数変換を説明するための模式図である。 受信機およびTV受信機の構成を示すブロック図である。 TV受信機の他の例を示すブロック図である。 TV受信機のさらに他の例を示すブロック図である。 TV受信機のさらに他の例を示すブロック図である。
符号の説明
1 屋外アンテナ
4 送信機
5 受信機
6、6A TV受信機
41 UHF受信部
42 周波数変換部
43 VHF送信部
44 送信アンテナ
51 受信アンテナ
52 VHF/UHF受信部
60 VHF/UHFデュプレクサ
61、71 RF/IF部
62、72 OFDM復調部
63、73 レベル検出部
64、74 誤り率検出部
85 制御部
63A VHF/UHFチャンネルレベル検出部
63B VHF/UHFチャンネル誤り率検出部

Claims (5)

  1. 屋外アンテナで受信した地上波デジタルTV放送信号をTV受信機に無線再送信する無線再配信システム、および
    地上波デジタルTV放送信号を室内アンテナ経由で直接TV受信機に入力する直接受信システムを備え、
    上記TV受信機は、上記無線再配信システムによって供給されるTV放送信号と、上記直接受信システムによって供給されるTV放送信号のうち、受信品質の高いTV放送信号を選択する選択手段、および上記選択手段によって選択されたTV放送信号を再生する再生手段を備えていることを特徴とする地上波デジタルTV放送の受信システム。
  2. 上記選択手段は、上記無線再配信システムによって供給されるTV放送信号の受信信号レベルと、上記直接受信システムによって供給されるTV放送信号の受信信号レベルとを比較することにより、受信品質の高いTV放送信号を選択するものであることを特徴とする請求項1に記載の地上波デジタルTV放送の受信システム。
  3. 上記選択手段は、上記無線再配信システムによって供給されるTV放送信号の受信信号誤り率と、上記直接受信システムによって供給されるTV放送信号の受信信号誤り率とを比較することにより、受信品質の高いTV放送信号を選択するものであることを特徴とする請求項1に記載の地上波デジタルTV放送の受信システム。
  4. 上記無線再配信システムは、屋外アンテナで受信した地上波デジタルTV放送信号をVHF帯の空きチャンネルの周波数に周波数変換した後、増幅して無線送信する送信機、および
    上記送信機から送信される信号を受信して増幅した後、上記TV受信機に供給する受信機、
    を備えていることを特徴とする請求項1、2および3のいずれかに記載の地上波デジタルTV放送の受信システム。
  5. 上記送信機は、屋外アンテナで受信した地上波デジタルTV放送信号をVHF帯の空きチャンネルであって、322MHz以下の周波数に周波数変換した後、増幅して無線送信するものであることを特徴とする請求項4に記載の地上波デジタルTV放送の受信システム。
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