JP2006165934A - デジタル放送受信システム、携帯端末、及び、デジタル放送受信装置、 - Google Patents

デジタル放送受信システム、携帯端末、及び、デジタル放送受信装置、 Download PDF

Info

Publication number
JP2006165934A
JP2006165934A JP2004353529A JP2004353529A JP2006165934A JP 2006165934 A JP2006165934 A JP 2006165934A JP 2004353529 A JP2004353529 A JP 2004353529A JP 2004353529 A JP2004353529 A JP 2004353529A JP 2006165934 A JP2006165934 A JP 2006165934A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
unit
digital broadcast
receiver
channel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004353529A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanobu Mikoshi
剛宣 美越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2004353529A priority Critical patent/JP2006165934A/ja
Publication of JP2006165934A publication Critical patent/JP2006165934A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Television Systems (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

【課題】コストをかけることなく、屋内で移動しながらでも移動受信機向け放送を受信し、テレビ視聴を行うことが可能な携帯受信機を提供する。また、これを可能とするためのデジタル放送受信装置を提供する。
【解決手段】チューナ11では、操作部16からの入力に応じた選局を行う。復調部12は、チューナ11で選局された信号に対し、OFDM復調を行う。TSデマルチプレクサ13は、TSパケットを目的別に分離し、所定の処理を行う。無線送受信部15は、外部に対して無線信号を送信する。例えば、復調部12での復調により得られた、TSパケット信号を、無線信号(Bluetooth方式など)により、携帯電話機2などに対して送信する。
【選択図】図2

Description

この発明は、デジタル放送受信システム、携帯端末、及び、デジタル放送受信装置に関する。
2003年12月、東名阪地区において、地上デジタルテレビ放送が開始された。地上デジタルテレビ放送は、(1)アナログ放送に比べて高品質な映像や音声、(2)マルチパスに強いOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式を採用しておりゴーストに強い、(3)データの送受信が容易で双方向性を持たせることができる、などの特長があり、据え置きテレビ向けのハイビジョン放送・データ放送サービスが実施されている。
地上デジタルテレビ放送では、その伝送規格から移動受信機向け放送サービスも可能となっており、近い将来には携帯受信機向けの放送サービスが実施される予定である。移動受信機向け放送サービスが開始されると、モバイル環境でのテレビ視聴が可能になる。
日本の地上デジタルテレビ放送では、テレビジョン放送と音声放送の共通性を考慮してISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting for Terrestrial)方式が採用されている。ISDB−T方式では、固定受信向け番組と移動受信向け番組などが混在する編成を可能にするため、周波数分割による階層伝送を行っている。即ち、1つのチャンネル(5.6MHzの帯域)を13個のセグメントに分割することで、複数の放送サービスを同時に行うことができる。13セグメントのうち、中央の1セグメントは、各種の制御信号、データ放送用の信号、移動向け受信番組用の映像/音声信号等の伝送に使用される。他の12セグメントは、移動受信向け番組用の映像/音声信号等の伝送に使用される。移動受信機向け放送サービスは、13セグメントのうち、中央に配置された1つのセグメントを使って行い、固定受信向け放送サービスは、13セグメントの全てを使用して行われる。
特開2004―112079号公報 特開2002−94402号公報 伊藤鶴美他3名,「地上デジタル放送対応携帯電話機」,三洋電機技報,Vol.36,June 2004,通巻第74号 佐多正博,「携帯端末向け地上デジタル放送サービスと受信機」,映像情報メディア学会誌,Vol.58,No.5、pp643−646、2004
しかしながら、上記の携帯受信機で地上デジタルテレビ放送を受信する場合、携帯受信機の小型化されたアンテナなどのため、十分な受信感度が確保できないことがある。また、屋内の場合だと、受信感度が低下するので、携帯受信機でのテレビ視聴は困難である。
そこで、固定用UHFアンテナを利用して放送波を受信し、その受信信号を携帯受信機に転送することで、携帯受信機でのテレビ視聴を可能にさせることが考えられる。しかし、通常UHFアンテナの端子は屋内の壁などに固定されているので、携帯受信機によりテレビ視聴を行うには、受信機をUHFアンテナ端子に有線接続する必要がある。したがって、室内で移動しながら携帯受信機によりテレビ視聴することは困難である。
そこで、移動受信機向け放送を受信し、これを復調し、無線(IEEE802.11a/b/g、或いはBluetooth(登録商標)など)より再送信することも考えられる。しかし、このような再送信装置を新たに設置することは、利用者にとってコストがかかるという負担が生じる。
そこで、本願発明は、コストをかけることなく、屋内で移動しながらでも移動受信機向け放送を受信し、テレビ視聴を行うことが可能な携帯受信機を提供することを目的とする。また、これを可能とするためのデジタル放送受信装置を提供することを目的とする。
請求項1は、デジタル放送受信装置と、前記デジタル放送受信装置と通信可能な携帯端末と、を有するデジタル放送受信システムに関する。前記デジタル放送受信装置は、放送波を受信する第1受信部と、前記第1受信部が受信した放送波から、所定のチャンネルの放送信号を抽出する選局部と、前記選局部の出力信号を復調してTSパケット信号を出力する第1復調部と、前記第1復調部で得られたTSパケット信号から、移動受信向けデジタル放送用のパケット信号を抽出する抽出部と、前記抽出部が抽出した信号を、所定の変調信号に変調する変調部と、前記変調部で変調された信号を前記携帯端末に送信する送信部と、を有する。前記携帯端末は、映像信号及び/又は音声信号を出力する映像音声出力部と、前記デジタル放送受信装置の前記送信部からの信号を受信する第2受信部と、前記第2受信部が受信した信号を復調してTSパケット信号を出力する第2復調部と、前記第2復調部から出力されたTSパケット信号に基づいて、前記映像音声出力部から出力する映像信号及び/又は音声信号を生成する映像音声信号生成部と、を有する。
請求項2は、デジタル放送受信装置と、前記デジタル放送受信装置と通信可能な携帯端末と、を有するデジタル放送受信システムに関する。前記デジタル放送受信装置は、放送波を受信する第1受信部と、前記第1受信部が受信した放送波から、所定のチャンネルの放送信号を抽出する第1選局部と、前記第1選局部の出力信号を復調してTSパケット信号を出力する第1復調部と、前記第1復調部で得られたTSパケット信号から、移動受信向けデジタル放送用のパケット信号を抽出する抽出部と、前記抽出部が抽出した信号を、所定の変調信号に変調する変調部と、前記変調部で変調された信号を前記携帯端末に送信する送信部と、を有する。前記携帯端末は、映像信号及び/又は音声信号を出力する映像音声出力部と、前記デジタル放送受信装置の前記送信部からの信号を受信する第2受信部と、前記第2受信部が受信した信号を復調してTSパケット信号を出力する第2復調部と、放送波を受信する第3受信部と、前記第3受信部が受信した放送波から、チャンネルの選局を行う第2選局部と、前記第2選局部の出力信号を復調してTSパケット信号を出力する第3復調部と、前記第2復調部により得られたTSパケット信号、前記第3復調部により得られたTSパケット信号のいずれかを選択して出力する選択出力部と、前記選択出力部から出力されたTSパケット信号に基づいて、前記映像音声出力部から出力する映像信号及び/又は音声信号を生成する映像音声信号生成部と、を有する。
請求項3の携帯端末は、放送波を受信する第1受信部と、デジタル放送信号を含む無線信号を受信する第2受信部と、映像信号及び/又は音声信号を出力する映像音声出力部と、前記第1受信部が受信した放送波から、所定のチャンネルの放送信号を抽出する選局部と、前記選局部の出力信号を復調してTSパケット信号を出力する第1復調部と、前記第2受信部が受信した無線信号を復調してTSパケット信号を出力する第2復調部と、前記第1復調部により得られたTSパケット信号、前記第2復調部により得られたTSパケット信号のいずれかを選択して出力する選択出力部と、前記選択出力部から出力されたTSパケット信号に基づいて、前記映像音声出力部から出力する映像信号及び/又は音声信号を生成する映像音声信号生成部と、を有する。
請求項4は、請求項3記載の携帯端末であって、ユーザの入力を受け付ける操作部を有し、前記選択出力部は、前記操作部からの入力に基づいて、出力するTSパケット信号を選択する。
請求項5は、請求項3記載の携帯端末であって、前記選択出力部は、前記第1受信部が受信した放送波の信号強度と、前記第2受信部が受信した無線信号の信号強度に基づいて、出力するTSパケット信号を選択することを特徴とする。
請求項6は、請求項4記載の携帯端末であって、前記選択出力部は、前記第1復調部、及び、前記第2復調部により得られたTSパケット信号に含まれるSI(Service Information:番組配列情報)情報及び/又はPSI(Program Specific Information:番組特定情報)情報が再生できたか否かに基づいて、出力するTSパケット信号を選択することを特徴とする。
請求項7は、請求項3ないし6の何れか1項に記載の携帯端末であって、前記選択出力部は、当該携帯端末の電源起動時に、出力するTSパケット信号を選択する。
請求項8は、請求項3ないし6の何れか1項に記載の携帯端末であって、前記選択出力部は、当該携帯端末のテレビ視聴モードが起動された時に、出力するTSパケット信号を選択する。
請求項9のデジタル放送受信装置は、放送波を受信する受信部と、前記受信部が受信した放送波から、所定のチャンネルの放送信号を抽出する選局部と、前記選局部の出力信号を復調してTSパケット信号を出力する復調部と、前記復調部で得られたTSパケット信号から、移動受信向けデジタル放送用のパケット信号を抽出する抽出部と、前記抽出部が抽出した信号を、所定の変調信号に変調する変調部と、前記変調部で変調された信号を外部に送信する送信部と、を有する。
前記抽出部は、例えば、前記TSパケット信号のPID(Packet IDentifier)に基づいて、移動受信向けデジタル放送用のパケット信号を抽出する。
請求項10は、請求項6記載のデジタル放送受信装置であって、移動受信向けデジタル放送波を受信可能な携帯端末からの信号を受信する第2受信部を有し、前記第2受信部が受信した前記携帯端末からの信号が、デジタル放送信号の送信を要求する旨の信号であったとき、前記送信部は、前記変調部で変調された信号を、前記携帯端末に送信する。
請求項11は、請求項9又は10記載のデジタル放送受信装置であって、前記デジタル放送受信装置が使用中であれば、前記携帯端末に対し、当該デジタル放送受信装置が使用中である旨を通知する。
請求項12は、請求項9ないし11の何れか1項に記載のデジタル放送受信装置であって、前記携帯端末に対し、当該デジタル放送受信装置により選局されているチャンネルの情報を通知する。
請求項13は、請求項11又は12に記載のデジタル放送受信装置であって、前記携帯端末に対し、当該デジタル放送受信装置により選局されているチャンネルの視聴を希望するか否かを問い合わせる。
請求項14は、請求項9記載のデジタル放送受信装置であって、移動受信向けデジタル放送波を受信可能な携帯端末からの信号を受信する受信部を有し、前記受信部が受信した前記携帯端末からの信号が、前記選局部により選局されているチャンネルとは異なるチャンネルを指定する信号であったとき、前記選局部は、前記携帯端末からの信号を優先してチャンネルの選局を行う。
請求項15のデジタル放送受信装置は、放送波を受信する受信部と、前記受信部が受信した放送波から、チャンネルの選局を行う第1選局部、及び第2選局部と、前記第1選局部の出力信号を復調してTSパケット信号を出力する第1復調部と、前記第2選局部の出力信号を復調してTSパケット信号を出力する第2復調部と、前記第1復調部又は前記第2復調部の何れかで得られたTSパケット信号から、移動受信向けデジタル放送用のパケット信号を抽出する抽出部と、前記抽出部が抽出した信号を、外部への送信信号に変調する変調部と、前記変調部で変調された信号を外部に送信する送信部と、移動受信向けデジタル放送波を受信可能な携帯端末からの信号を受信する受信部と、を有し、前記受信部が受信した前記携帯端末からの信号が、前記選局部により選局されているチャンネルとは異なるチャンネルを指定する信号であったとき、前記第1選局部、第2選局部のうち使用中でない選局部により、携帯端末からの信号に基づいてチャンネルの選局を行う。
請求項16は、請求項9ないし15の何れか1項に記載のデジタル放送受信装置と通信可能な携帯端末であって、ユーザの入力を受け付ける操作部を有し、前記操作部から入力された、前記ユーザが視聴を希望するチャンネルに関する情報を、前記デジタル放送受信装置へ送信することが可能である、請求項3ないし8の何れか1項に記載の携帯端末である。
この発明によれば、コストをかけることなく、屋内でも移動しながら地上波デジタルテレビ放送を受信し、テレビ視聴を行うことが可能な携帯端末を提供することができる。
以下、この発明の実施形態を説明する。
(本願発明が実施される環境)
図1は、本願発明が実施される環境図を示したものである。本願発明のデジタル放送受信機1は、建物5(例えば、家庭)の屋内に設置される。固定UHFアンテナ3は、建物5の屋上などに設置され、地上デジタルテレビ放送局から送信される放送波を受信する。固定UHFアンテナ3が受信した地上デジタルテレビ放送波の信号は、有線によりデジタル放送受信機1に送られる。デジタル放送受信機1は、固定UHFアンテナ3が受信したデジタル放送波の信号から、ユーザにより選局されたチャンネルの地上デジタルテレビ放送を抽出し、これを復調、デコードした結果得られた映像信号をテレビ4へ送る。その結果、ユーザは、テレビ4により、地上デジタルテレビ放送の番組を視聴することが可能となる。
携帯電話機2は、UHFアンテナを有していて、携帯受信機向けの地上デジタルテレビ放送波を受信し、地上デジタルテレビ放送の番組を再生することが可能である。携帯電話機2は、デジタル放送受信機1から転送された地上デジタルテレビ放送信号をデコードし、デコードした結果得られた映像を、その表示部に表示させることができる。このことにより、ユーザは、固定UHFアンテナ3から得られた地上デジタルテレビ放送番組を、携帯電話機2により視聴することができる。
また、本願発明のデジタル放送受信機1と、、携帯電話機2はBluetoothなどによる無線通信が可能である。デジタル放送受信機1は、復調した地上デジタルテレビ放送信号を携帯電話機2へ転送することができる。
携帯電話機2のUHFアンテナによる地上デジタルテレビ放送波の受信感度は、屋内においては悪化する。したがって、屋内では携帯電話機2による地上デジタルテレビ放送の番組を視聴ができない場合が生じる。しかし、上記のように、デジタル放送受信機1から、地上デジタルテレビ放送信号を携帯電話機2へ転送することで、ユーザは、屋内で移動しながらでも移動受信機向け放送を受信し、テレビ視聴を行うことができるようになる。
(デジタル放送受信機1の構成)
図2は、デジタル放送受信機1の構成を示したものである。デジタル放送受信機1は、チューナ11、復調部12、TSデマルチプレクサ13(図ではTS−Demuxと表記)、MPEG2デコーダ14、無線送受信部15、操作部16、CPU17、変復調部18、などを有している。
固定UHFアンテナ3により受信されたRF信号は、チューナ11に入力される。チューナ11では、例えば、操作部16からの入力に応じた選局を行う。即ち、ユーザが所望するチャンネル(5.6MHzの帯域)を構成する13セグメント分の放送信号(固定受信機向け、及び、移動受信機向けの両方の放送信号)を抽出する。
復調部12は、チューナ11で選局された信号に対し、OFDM復調を行う。具体的には、アナログ信号をデジタル信号に変換し、これに対し、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)を行う。そして復調処理(64QAM(Quadrature Amplitude Modulation)復調など)を行い、誤り訂正を行うことにより、放送局が送り出したTS(Transport Stream)パケット信号を生成する。また、この復調部12は、64QAM方式などで変調された固定受信機向け放送信号と、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)方式などで変調された移動受信機向け放送信号の両方を復調することが可能である。
TSデマルチプレクサ(Demultiplexer:分離回路)13は、TSパケットを目的別に分離し、所定の処理を行う。具体的には、まず、TSパケットを映像ストリーム、音声ストリーム、データ放送ストリーム、SI(Service Information:番組配列情報) 情報などの目的別のパケット信号に分離する。そして、映像ストリーム、音声ストリームのパケットについては、MPEG2デコーダ14へ送る。データ放送ストリームのパケットについては、CPU17へ送る。SI情報は、CPU17で処理され、EPG(Electronic Program Guide)や選局処理等に使用される。 また、外部(例えば、携帯電話機2)からの要請があった場合、映像ストリーム、音声ストリームのパケットを外部に送信するための信号を生成する、変復調部18へ出力することも可能である。
MPEG2デコーダ14は、TSデマルチプレクサ13から与えられたデータストリームを受けて、映像信号および音声信号へと変換する。変換して得られた映像信号、音声信号はテレビ4へ送信される。ユーザは、テレビ4により、地上デジタルテレビ放送を視聴することができる。
無線送受信部15は、外部に対して無線信号による通信を行う。変復調部18は、無線送受信部15から送信される信号を生成するための変調や、無線送受信部15が受信した信号の復調などを行う。例えば、TSデマルチプレクサ13での分離により得られた移動受信機向けのTSパケット信号は、変復調部18により無線伝送に適した信号に変調して、無線送受信部15から携帯電話機2などに対して送信することができる。また、携帯電話機2から送信されてきた無線信号は、変復調部18により、CPU17が解読可能な信号に復調される。なお、デジタル放送受信機と、携帯電話機2との無線通信においては、例えばBluetooth方式などが使用される。
操作部16は、デジタル放送受信機1の操作ボタン、或いはデジタル放送受信機1に付属のリモコンなどであり、ユーザからの入力を受け付ける。
(チューナ11、復調部12の詳細な構成)
図3は、チューナ11、復調部12の詳細な構成を示す図である。
チューナ11は、周波数変換部8010、IFフィルタ8012、ダウンコンバータ8015などを有する。固定UHFアンテナ3により受信されたRF信号は、周波数変換部8010に入力される。
周波数変換部8010では、RF信号が中間周波数(IF周波数)にダウンコンバートされ、IFフィルタ8012において所望の周波数を抜き出した後、ダウンコンバータ8015においてベースバンド信号に変換される。そして、ベースバンド信号に変換された信号は、復調部12のアナログ/デジタル変換部8016に入力される。
復調部12のアナログ/デジタル変換部8016では、アナログ信号をデジタル信号に変換するとともにヒルベルト変換等を用いて、実軸(以下、「I軸」と呼ぶ)成分の信号(同相検波軸信号)と、虚軸(以下、「Q軸」と呼ぶ)成分の信号(直交検波軸信号)とを高速フーリエ変換部(以下、「FFT部」と呼ぶ)8017に出力する。
FFT部8017では、入力信号に対して高速フーリエ変換を行ない、時間軸データを周波数軸データに変換して、周波数デインタリーブ部8018に出力する。
周波数デインタリーブ部8018では、電波の反射などによる特定周波数の信号の欠落を補うために行われた周波数インタリーブを元に戻す処理を行なう。
周波数デインタリーブ部8018の出力は、時間デインタリーブ部8019に与えられ、時間デインタリーブ部8019は、対フェージングなどのために施された時間インタリーブを元に戻す処理を行なう。
時間デインタリーブが行なわれたI軸成分の信号およびQ軸成分の信号は、デマッピング部8020において、2ビット(QPSKの場合)、4ビット(16QAMの場合)または6ビット(64QAMの場合)の信号にそれぞれ変換される。
デマッピングが行なわれた信号は、誤り耐性を増加させる目的で行なわれたビットインタリーブを、ビットデインタリーブ部8021において解除した後、送信側で行われた畳込み符号を用いてビタビ復号部8022により誤り訂正を行なう。
ビタビ復号が行なわれた信号は、ビットインタリーブ部同様に、誤り耐性を増加させる目的で行なわれたバイトインタリーブをバイトインタリーブ部8023において解除した後、リードソロモン復号(以下、「RS復号」と呼ぶ)をRS復号部8024において行ない誤り訂正を行なう。
RS復号部8024において誤り訂正された信号は、TSデマルチプレクサ13に入力される。
地上デジタル放送信号には、伝送方式情報等が記述されているTMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)が含まれている。例えば、放送信号が移動受信用であるのか、固定受信用であるのか、或いは、1つのチャンネルの放送信号を構成する13セグメントのうちのどのセグメントであるのか、を示す情報がTMCCには含まれている。
したがって、例えば、このTMCC情報により移動受信用の信号を抽出して、その抽出された信号を無線送受信部15から外部に送信することが可能である。或いは、このTMCC情報により、前記13セグメントのうちの中央の1セグメントの信号を抽出して、その抽出された信号を無線送受信部15から外部に送信するようにしても良い。
TMCC復号部8028において抽出されたTMCCの情報により、FFT部8017で周波数軸データに変換された信号が、移動受信用の信号であり、QPSK変調されたものと判断された場合、時間デインタリーブ部8019からの出力は、デマッピング部8020により2ビットの信号に変換される。固定受信用の信号であり、64QAM変調されたものと判断された場合、時間デインタリーブ部8019からの出力は、デマッピング部8020により6ビットの信号に変換される。
(TSパケットの構成)
次に復調部12での復調により得られる(再生される)TSパケットについて説明する。TSパケットは、188バイトの固定長のパケットである。TSパケットは、パケットヘッダ、アダプテーションフィールド、ペイロード(データ部)からなる。映像信号や音声信号などは、ペイロードに収められて伝送される。アダプテーションフィールドには、PCR(Program Clock Reference)と呼ばれる、1つの番組の基準となる時刻情報などが収められている。
TSのペイロードには、ストリームに含まれている番組と、その番組の構成を示す情報が収められる。これらは、番組配列情報(PSI:Program Specific Information)と呼ばれ、PAT(Program Association Table)、PMT(Prpgram Map Table)、NIT(Network Information Table)、CAT(Conditional Accsess Table)の4種類が規定されている。
また、このTSパケット信号には、映像信号、音声信号のパケットの他に、データ放送やEPG(Electronic Program Guide)、選局に必要な情報(SI情報、PSI情報)などが含まれている。
MPEG−2システムのTSでは、マルチプログラムの各ES(Elementary Stream、エレメンタリー・ストリーム。オーディオやビデオのデータをMPEG−2で圧縮符号化したデータ)を、それぞれ、PID(Packet IDentifier、パケット識別子)という、TSパケットヘッダの13ビットの識別子で割り振っている。このPIDは、MPEG−2では0x0010〜0x1FFE(16進数字、10進数では16から8190に相当)の間ならば、各ESをどのPIDに割り振ることができる。但し、国ごとの放送規格によって、PIDの放送局への割り振り方や、ESの種類による割り振りが決められている。例えば、映像データ、音声データ、PMT、PATのTSパケットに対しては、それぞれ異なるPIDが割り振られている。デジタル放送受信機1のTSデマルチプレクサ13、或いは、後述する携帯電話機2のTSデマルチプレクサ23は、TSパケットのPIDに基づいて、TSパケットを選択、分類し、それぞれに対して所定の処理を行う。例えば、TSパケットが映像データ、音楽データのパケットであれば、TSパケットをMPEGデコーダ14へ送信する。
また、地上デジタルテレビ放送では、1つの伝送チャンネルで複数の番組を同時に放送することが可能なので、複数の番組が同じTSとして送られてくることがある。しかし、固定受信機向けの地上デジタルテレビ放送信号と、携帯受信機向けの地上デジタルテレビ放送信号とは、異なるPIDが割り振られている。そこで、デジタル放送受信機1のTSデマルチプレクサ13は、携帯受信機向けの地上デジタルテレビ放送信号のPIDを有するTSパケットについては、変復調部18に出力する。変復調部18に出力されたTSパケットは、無線送受信部15から携帯電話機2に送信される。このことにより、携帯電話機2のユーザは、デジタル放送受信装置1が受信した地上デジタル放送の番組を携帯電話機2により視聴することが可能となる。
(携帯電話機2の構成)
図4は、携帯電話機2の構成を示したものである。携帯電話機2は、チューナ21、復調部22、TSデマルチプレクサ23、H.264デコーダ24、表示部25、無線送受信部26、操作部27、CPU28、アンテナ29、MPEG−AACデコーダ30、スピーカ31、変復調部32などを有している。
アンテナ29は、地上デジタルテレビ放送局から送信されてきた地上デジタルテレビ放送波を受信する。アンテナ29が受信したRF信号は、チューナ21に入力される。チューナ21では、操作部27からの入力に応じた選局を行う。このチューナ21は、ユーザが所望するチャンネル(5.6MHzの帯域)を構成する13セグメントの放送信号のうち、中央に配置された1セグメントの放送信号を抽出する。
復調部22は、チューナ21で選局された信号に対し、OFDM復調を行う。具体的には、アナログ信号をデジタル信号に変換し、これに対し、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)を行い、64QAM方式(などによる)復調を行い、そして誤り訂正を行うことにより、放送局が送り出したTS(Transport Stream)パケット信号を生成する。
TSデマルチプレクサ23は、TSパケットを目的別に分離し、所定の処理を行う。例えば、映像に係るパケット信号については、H.264デコーダ24へ送る。音声に係るパケット信号については、MPEG−AACデコーダ30へ送る。データ放送の信号については、CPU28へ送る。
H.264デコーダ24は、TSデマルチプレクサ23から与えられたデータストリームを受けて、映像信号に変換する。変換して得られた映像信号は表示部25へ送信される。ユーザは、表示部25により、地上デジタルテレビ放送を視聴することができる。
MPEG−AACデコーダ30は、TSデマルチプレクサ23から与えられたデータストリームを受けて、音声信号に変換する。変換して得られた音声信号はスピーカ31へ送信される。
無線送受信部26は、外部に対して無線信号による通信を行う。変復調部32は、無線送受信部26から送信される信号を生成するための変調や、無線送受信部26が受信した信号の復調などを行う。例えば、無線送受信部26は、デジタル放送受信機1から送信されてきた移動受信用のデジタル放送のTSパケットの無線信号を受信し、変復調部32によりCPU28が解読可能な信号に復調される。また、携帯電話機2のユーザにより操作部27から入力された情報は、変復調部32により無線信号に変調されて、無線送受信部26からデジタル放送受信機1に送信される。
操作部27は、携帯電話機2の操作ボタンなどであり、ユーザからの入力を受け付ける。
また、本実施形態では、携帯電話機2をデジタル放送受信機1のリモコンとして機能させることが可能である。即ち、ユーザは、操作部27からの入力信号をデジタル放送受信機1へ転送することにより、デジタル放送受信機1を操作したり、デジタル放送受信機1に対する指示や要求を送ったりすることができる。
(使用例)
以下に、上記構成を用いた使用例を説明する。
図5を参照して、携帯電話機2における動作を説明する。携帯電話機2の使用者が操作部27の操作により、地上波デジタルテレビ放送の視聴を選択すると(ステップS01)、ステップS04では、アンテナ29が受信した、地上波デジタルテレビ放送波の信号強度が測定され、信号強度が所定値以上であれば受信感度良と判断し、アンテナ29が受信した放送波に基づいた、移動受信機向け地上波デジタルテレビ放送信号の再生が行われる(ステップS06)。信号強度が所定値未満であれば受信感度悪と判断し、ステップS08へ進む。
ステップS08では、近辺にデジタル放送受信機1があるかどうかが調べられる。具体的には、無線信号送信部30はデジタル放送受信機1に向けて通信要求信号を送信する。それに対するデジタル放送受信機1からの応答信号を無線送受信部26が受信すると、携帯電話機2は近辺にデジタル放送受信機1があるものと認識し、ステップS11へ進む。デジタル放送受信機1からの応答信号を無線送受信部26が受信できなかった場合、表示部25には、地上波デジタルテレビ放送信号の視聴が不可能である旨のメッセージが表示される(ステップS10)。
ステップS11では、表示部25にチャンネル選局を要求する旨のメッセージが表示される。使用者は、操作部27の操作により、所望のチャンネルを選局する。
ステップS12では、デジタル放送受信機1に対し、デジタル放送受信機1が受信した地上波デジタルテレビ放送信号を、携帯電話機2に転送するよう要求する信号を送信する。このとき、操作部27により選局されたチャンネル情報も、デジタル放送受信機1に送信される。
ステップS13では、デジタル放送受信機1が使用中であるかどうかを示すメッセージ信号がデジタル放送受信機1から送信され、表示部25に表示される。デジタル放送受信機1が使用中であれば(ステップS13のyes)、ステップS14へ進む。デジタル放送受信機1が使用中で無ければ(ステップS13のno)、ステップS15へ進む。
ステップS14では、デジタル放送受信機1が受信中のチャンネルやそのチャンネルの番組に関する情報が、デジタル放送受信機1から送信され、表示部25に表示される。携帯電話機2の使用者は、デジタル放送受信機1が受信中のチャンネルの視聴を希望する場合(デジタル放送受信機1が受信中のチャンネルの視聴であっても構わない場合、ステップS14のyes)、ステップS15へ進む。デジタル放送受信機1が受信中のチャンネルの視聴を希望しない場合、地上波デジタルテレビ放送の視聴は不可能である旨のメッセージが表示部25に表示される(ステップS17)。
ステップS15では、デジタル放送受信機1から送信されてきたTSパケット信号を受信する。このTSパケット信号は、ステップS12でデジタル放送受信機1に対して送信した要求信号に対応するものである。
ステップS16では、前記のTSパケット信号のうち、映像パケットについては、H.264デコーダ24によりデコードされ、映像信号が生成される。音声パケットについては、MPEG−AACデコーダ30によりデコードされ、音声信号が生成される。そして、ステップS18では、H.264デコーダ24で生成された映像信号が表示部25に表示される。また、MPEG−AACデコーダ30で生成された音声信号は、スピーカ31から出力される。
以上が、一使用例における携帯電話機2における動作である。上記では、まず地上波デジタルテレビ放送波の信号の受信感度を調べ、受信感度が悪い場合は、近辺にデジタル放送受信機1が有るか否かを調べていた。これに代わり、地上波デジタルテレビ放送波の信号の受信感度と、近辺にあるデジタル放送受信機1から送信される無線信号の受信感度とを比較し、受信感度が優れている側からデジタル放送信号を獲得するようにしても良い。
受信感度の判定は、上述したようなアンテナ29の受信信号の強度に基づくものに限られない。例えば、エラーレートに基づくものであっても良い。
或いは、TSパケット信号に含まれるSI(Service Information:番組配列情報)情報及び/又はPSI(Program Specific Information:番組特定情報)情報が取得できたか否か(正しく解読できたか否か)に基づいて、判定するものであっても良い。このSI情報、PSI情報は、放送局での符号化においてCRC(Cyclic Redundancy Check)符号が付加されて伝送される。したがって、SI情報、PSI情報を含むデータを、(携帯電話機2側で)所定の生成多項式で除算することにより、SI情報、PSI情報が携帯電話機2に正しく伝送されたかどうかを知ることができる。例えば、除算の結果得られた余りが0であれば正常伝送とみなす。このように、SI情報、PSI情報等の、任意の情報が正常伝送されたかどうかに基づいて、地上波デジタルテレビ放送波の信号を選択するか、近辺にあるデジタル放送受信機1から送信される無線信号を選択するかを決定するようにしても良い。
或いは、携帯電話機2の使用者による操作部27からの入力に基づいて、いずれかの信号を選択するようにしても良い。
また、上記例では、地上波デジタルテレビ放送信号の受信感度の測定は、アンテナ29が受信した放送波(RF信号)の強度に基づいて判定していたが、チューナ21により選局が行われた後の信号の強度に基づいて判定しても良い。そうすることにより、視聴を希望するチャンネルの信号の受信感度をより正確に判定することが可能となる。
また、上記例では、受信感度の測定は、テレビ視聴モードの起動時に行うものとして説明したが、視聴中も絶えず測定を行うものであっても良い。そして、受信感度が低下したことを検知したら、携帯電話機2のアンテナ29が受信した信号を採用するか、無線送受信部26が受信したデジタル放送受信機1からの信号を採用するかを即座に(適応的に)切り替えるものであっても良い。或いは、携帯電話機2の電源をオンにしたときに受信感度の測定等を行うことで、上記いずれの信号を採用するかを決定するようにしても良い。
また、上記例では、デジタル放送受信機1が使用中の場合、携帯電話機2のユーザは、デジタル放送受信機1で選局されているチャンネルの番組しか視聴できないが、これに代えて、デジタル放送受信機1は、携帯電話機2からの指示を優先してチャンネルを選局するようにしても良い。即ち、携帯電話機2は、地上波デジタル放送番組を視聴する機能と、デジタル放送受信機1における選局を制御するリモコンの機能とを兼ねるものであっても良い。
次に、図6を参照して、上記使用例における、デジタル放送受信機1での動作を説明する。
携帯電話機2から、地上波デジタルテレビ放送信号の転送要求があったとき(ステップS30)、デジタル放送受信機1が使用中であれば(ステップS32のyes)、デジタル放送受信機1が使用中である旨のメッセージ、及びデジタル放送受信機1が受信中のチャンネル、或いは番組に関する情報を携帯電話機2に送信する(ステップS36)。
一方、デジタル放送受信機1が使用中でない場合は(ステップS32のno)、携帯電話機2からの要求に応じたチャンネルが、チューナ11により選局され、復調部12で復調され、TSデマルチプレクサ13で、移動受信機向けのパケット信号が抽出され、抽出されたパケット信号が無線送受信部15から携帯電話機2に送信される(ステップS34)。
ステップS38では、ステップS36で携帯電話機2に送信した信号に対する、携帯電話機2からの応答(回答)信号を受信する。携帯電話機2からの回答が、デジタル放送受信機1が受信中のチャンネルの視聴でも良い、という場合は(ステップS38のyes)、ステップS42に進む。携帯電話機2からの回答が、デジタル放送受信機1が受信中のチャンネルの視聴を希望しない、という場合は(ステップS38のno)、携帯電話機2への地上波デジタルテレビ放送信号の転送は不可能である旨のメッセージ信号を携帯電話機2に送信する(ステップS40)。
ステップS42では、デジタル放送受信機1が受信中であるチャンネルの放送信号のうち、移動体向け放送信号に係るTSパケット信号を、携帯電話機2へ転送する。
(セグメントレベルでの信号分離)
上記実施形態では、デジタル放送受信機1は、TSパケット信号のPIDにより、移動受信機向け地上波デジタルテレビ放送信号に係るパケット(1セグのパケット)を分離し、携帯電話機2へ転送していた。
これに対し、デジタル放送受信機1は、復調部12のTMCC復号部8028において抽出されたTMCCの情報により、移動受信機向け地上波デジタルテレビ放送信号に係るセグメントを抽出しても良い。そして、この抽出されたセグメントの信号(移動受信向けの1セグメント信号)を携帯電話機2へ転送するものであっても良い。
例えば、図3に示したTMCC復号部8028において抽出されたTMCCの情報により、FFT部8017で周波数軸データに変換された信号が移動受信用の信号であると認識し、復調部12からの出力(RS復号部24からの出力)を、TSデマルチプレクサ13と、変復調部18の両方に入力するようにする。変復調部18に入力された信号(TSパケット信号に相当する)は、無線送受信部15から携帯電話機2へ送信することが可能である。一方、FFT部8017で周波数軸データに変換された信号が固定受信用の信号であると認識したとき、復調部12からの出力は、TSデマルチプレクサ13に入力されるが、変復調部18には入力されない。
なお、RS復号部8024からの出力を携帯電話機2へ送信する代わりに、FFT部8017の出力を携帯電話機2へ送信しても良いし、或いはデマッピング部24の出力を携帯電話機2へ送信しても良い。
(複数のチューナを設けたデジタル放送受信機)
上記実施形態のデジタル放送受信機1は、チューナを1つしか有していないため、デジタル放送受信機1が使用中である場合、携帯電話機2のユーザは、デジタル放送受信機1が受信中のチャンネルしか視聴することができない。そこで、デジタル放送受信機1にチューナを複数設けることにより、デジタル放送受信機1が使用中であっても、携帯電話機2のユーザは、ユーザが所望するチャンネルの番組を視聴することが可能となる。このとき、使用されていないチューナにより、ユーザが所望するチャンネルが選局される。
このとき、それぞれのチューナ11が受信した信号を復調してTSパケット信号を生成する復調部12は、複数あっても良いし、1つであっても良い。復調部12が1つである場合、復調部12は、時分割でそれぞれのチューナからの出力信号に対する処理を行う。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本願発明が実施される環境図を示したものである。 デジタル放送受信機1の構成を示したものである。 チューナ11、復調部12の詳細な構成を示す図である。 携帯電話機2の構成を示したものである。 携帯電話機2における動作を説明するフローチャートである。 デジタル放送受信機1における動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 デジタル放送受信機
2 携帯電話機
11 チューナ
12 復調部
13 TSデマルチプレクサ
14 MPEG2デコーダ
15 無線送受信部
16 操作部
17 CPU
18 変復調部
21 チューナ
22 復調部
23 TSデマルチプレクサ
24 H.264デコーダ
25 表示部
26 無線送受信部
27 操作部
28 CPU
29 アンテナ
30 MPEG−AACデコーダ
31 スピーカ
32 変復調部

Claims (16)

  1. デジタル放送受信装置と、前記デジタル放送受信装置と通信可能な携帯端末と、を有するデジタル放送受信システムであって、
    前記デジタル放送受信装置は、
    放送波を受信する第1受信部と、
    前記第1受信部が受信した放送波から、所定のチャンネルの放送信号を抽出する選局部と、
    前記選局部の出力信号を復調してTSパケット信号を出力する第1復調部と、
    前記第1復調部で得られたTSパケット信号から、移動受信向けデジタル放送用のパケット信号を抽出する抽出部と、
    前記抽出部が抽出した信号を、所定の変調信号に変調する変調部と、
    前記変調部で変調された信号を前記携帯端末に送信する送信部と、を有し、
    前記携帯端末は、
    映像信号及び/又は音声信号を出力する映像音声出力部と、
    前記デジタル放送受信装置の前記送信部からの信号を受信する第2受信部と、
    前記第2受信部が受信した信号を復調してTSパケット信号を出力する第2復調部と、
    前記第2復調部から出力されたTSパケット信号に基づいて、前記映像音声出力部から出力する映像信号及び/又は音声信号を生成する映像音声信号生成部と、を有する、デジタル放送受信システム。
  2. デジタル放送受信装置と、前記デジタル放送受信装置と通信可能な携帯端末と、を有するデジタル放送受信システムであって、
    前記デジタル放送受信装置は、
    放送波を受信する第1受信部と、
    前記第1受信部が受信した放送波から、所定のチャンネルの放送信号を抽出する第1選局部と、
    前記第1選局部の出力信号を復調してTSパケット信号を出力する第1復調部と、
    前記第1復調部で得られたTSパケット信号から、移動受信向けデジタル放送用のパケット信号を抽出する抽出部と、
    前記抽出部が抽出した信号を、所定の変調信号に変調する変調部と、
    前記変調部で変調された信号を前記携帯端末に送信する送信部と、を有し、
    前記携帯端末は、
    映像信号及び/又は音声信号を出力する映像音声出力部と、
    前記デジタル放送受信装置の前記送信部からの信号を受信する第2受信部と、
    前記第2受信部が受信した信号を復調してTSパケット信号を出力する第2復調部と、
    放送波を受信する第3受信部と、
    前記第3受信部が受信した放送波から、チャンネルの選局を行う第2選局部と、
    前記第2選局部の出力信号を復調してTSパケット信号を出力する第3復調部と、
    前記第2復調部により得られたTSパケット信号、前記第3復調部により得られたTSパケット信号のいずれかを選択して出力する選択出力部と、
    前記選択出力部から出力されたTSパケット信号に基づいて、前記映像音声出力部から出力する映像信号及び/又は音声信号を生成する映像音声信号生成部と、を有する、デジタル放送受信システム。
  3. 放送波を受信する第1受信部と、
    デジタル放送信号を含む無線信号を受信する第2受信部と、
    映像信号及び/又は音声信号を出力する映像音声出力部と、
    前記第1受信部が受信した放送波から、所定のチャンネルの放送信号を抽出する選局部と、
    前記選局部の出力信号を復調してTSパケット信号を出力する第1復調部と、
    前記第2受信部が受信した無線信号を復調してTSパケット信号を出力する第2復調部と、
    前記第1復調部により得られたTSパケット信号、前記第2復調部により得られたTSパケット信号のいずれかを選択して出力する選択出力部と、
    前記選択出力部から出力されたTSパケット信号に基づいて、前記映像音声出力部から出力する映像信号及び/又は音声信号を生成する映像音声信号生成部と、を有することを特徴とする携帯端末。
  4. ユーザの入力を受け付ける操作部を有し、
    前記選択出力部は、前記操作部からの入力に基づいて、出力するTSパケット信号を選択することを特徴とする、請求項3記載の携帯端末。
  5. 前記選択出力部は、前記第1受信部が受信した放送波の信号強度と、前記第2受信部が受信した無線信号の信号強度に基づいて、出力するTSパケット信号を選択することを特徴とする、請求項3記載の携帯端末。
  6. 前記選択出力部は、前記第1復調部、及び、前記第2復調部により得られたTSパケット信号に含まれるSI情報及び/又はPSI情報が取得できたか否かに基づいて、出力するTSパケット信号を選択することを特徴とする、請求項3記載の携帯端末。
  7. 前記選択出力部は、当該携帯端末の電源起動時に、出力するTSパケット信号を選択することを特徴とする、請求項3ないし6の何れか1項に記載の携帯端末。
  8. 前記選択出力部は、当該携帯端末のテレビ視聴モードが起動された時に、出力するTSパケット信号を選択することを特徴とする、請求項3ないし6の何れか1項に記載の携帯端末。
  9. 放送波を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した放送波から、所定のチャンネルの放送信号を抽出する選局部と、
    前記選局部の出力信号を復調してTSパケット信号を出力する復調部と、
    前記復調部で得られたTSパケット信号から、移動受信向けデジタル放送用のパケット信号を抽出する抽出部と、
    前記抽出部が抽出した信号を、所定の変調信号に変調する変調部と、
    前記変調部で変調された信号を外部に送信する送信部と、を有する、デジタル放送受信装置。
  10. 移動受信向けデジタル放送波を受信可能な携帯端末からの信号を受信する第2受信部を有し、
    前記第2受信部が受信した前記携帯端末からの信号が、デジタル放送信号の送信を要求する旨の信号であったとき、
    前記送信部は、前記変調部で変調された信号を、前記携帯端末に送信することを特徴とする、請求項9記載のデジタル放送受信装置。
  11. 前記デジタル放送受信装置が使用中であれば、前記携帯端末に対し、当該デジタル放送受信装置が使用中である旨を通知する、請求項9又は10記載のデジタル放送受信装置。
  12. 前記携帯端末に対し、当該デジタル放送受信装置により選局されているチャンネルの情報を通知する、請求項9ないし11の何れか1項に記載のデジタル放送受信装置。
  13. 前記携帯端末に対し、当該デジタル放送受信装置により選局されているチャンネルの視聴を希望するか否かを問い合わせる、請求項11又は12に記載のデジタル放送受信装置。
  14. 移動受信向けデジタル放送波を受信可能な携帯端末からの信号を受信する受信部を有し、
    前記受信部が受信した前記携帯端末からの信号が、前記選局部により選局されているチャンネルとは異なるチャンネルを指定する信号であったとき、前記選局部は、前記携帯端末からの信号を優先してチャンネルの選局を行う、請求項9記載のデジタル放送受信装置。
  15. 放送波を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した放送波から、所定のチャンネルの放送信号を抽出する第1選局部、及び第2選局部と、
    前記第1選局部の出力信号を復調してTSパケット信号を出力する第1復調部と、
    前記第2選局部の出力信号を復調してTSパケット信号を出力する第2復調部と、
    前記第1復調部又は前記第2復調部の何れかで得られたTSパケット信号から、移動受信向けデジタル放送用のパケット信号を抽出する抽出部と、
    前記抽出部が抽出した信号を、所定の変調信号に変調する変調部と、
    前記変調部で変調された信号を外部に送信する送信部と、を有し、
    前記受信部が受信した前記携帯端末からの信号が、前記選局部により選局されているチャンネルとは異なるチャンネルを指定する信号であったとき、前記第1選局部、第2選局部のうち使用中でない選局部により、携帯端末からの信号に基づいてチャンネルの選局を行う、デジタル放送受信装置。
  16. 請求項9ないし15の何れか1項に記載のデジタル放送受信装置と通信可能な携帯端末であって、
    ユーザの入力を受け付ける操作部を有し、
    前記操作部から入力された、前記ユーザが視聴を希望するチャンネルに関する情報を、前記デジタル放送受信装置へ送信することが可能である、請求項3ないし8の何れか1項に記載の携帯端末。
JP2004353529A 2004-12-07 2004-12-07 デジタル放送受信システム、携帯端末、及び、デジタル放送受信装置、 Withdrawn JP2006165934A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004353529A JP2006165934A (ja) 2004-12-07 2004-12-07 デジタル放送受信システム、携帯端末、及び、デジタル放送受信装置、

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004353529A JP2006165934A (ja) 2004-12-07 2004-12-07 デジタル放送受信システム、携帯端末、及び、デジタル放送受信装置、

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006165934A true JP2006165934A (ja) 2006-06-22

Family

ID=36667456

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004353529A Withdrawn JP2006165934A (ja) 2004-12-07 2004-12-07 デジタル放送受信システム、携帯端末、及び、デジタル放送受信装置、

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006165934A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008199111A (ja) * 2007-02-08 2008-08-28 Sharp Corp デジタル放送受信システム
JP2012533943A (ja) * 2009-07-17 2012-12-27 クゥアルコム・インコーポレイテッド スペクトルの利用可能なチャネルを使用したデータのワイヤレス送信
US9288443B2 (en) 2007-09-18 2016-03-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Broadcast content distribution system, and distribution apparatus and broadcast reception terminal device for use in the system
CN112039620A (zh) * 2020-08-26 2020-12-04 广州番禺巨大汽车音响设备有限公司 一种数字音频广播处理方法及***

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008199111A (ja) * 2007-02-08 2008-08-28 Sharp Corp デジタル放送受信システム
US9288443B2 (en) 2007-09-18 2016-03-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Broadcast content distribution system, and distribution apparatus and broadcast reception terminal device for use in the system
JP2012533943A (ja) * 2009-07-17 2012-12-27 クゥアルコム・インコーポレイテッド スペクトルの利用可能なチャネルを使用したデータのワイヤレス送信
US8687648B2 (en) 2009-07-17 2014-04-01 Qualcomm Incorporated Wireless transmission of data using an available channel of a spectrum
CN112039620A (zh) * 2020-08-26 2020-12-04 广州番禺巨大汽车音响设备有限公司 一种数字音频广播处理方法及***

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7916809B2 (en) Digital receiver apparatus
US7904019B2 (en) Broadcast signal and receiver and method of decoding digital broadcast signal
US7778335B2 (en) Method and system for hierarchical modulation and demodulation for digital radio
US9219951B2 (en) Mobile TV system architecture for mobile terminals
TWI462511B (zh) 數位廣播服務發現相關連技術
JP4662447B2 (ja) 地上波ディジタル放送受信機及び階層切り替え方法
EP1906565A1 (en) Method and system for integrated cable modem and DVB-H receiver and/or transmitter
JP2008535374A (ja) 無線通信システムでロバスト受信を提供する方法及び装置
US8472905B2 (en) Method and system for tuning an antenna using injection
JP3714886B2 (ja) デジタル放送受信方法
JP4329551B2 (ja) デジタル放送受信装置
US8670368B2 (en) Broadcast retransmitting method, broadcast retransmitting apparatus, replay apparatus, and broadcast retransmitting system using the same
JP2006165934A (ja) デジタル放送受信システム、携帯端末、及び、デジタル放送受信装置、
JP4902937B2 (ja) デジタル放送受信装置
US20090258620A1 (en) Terminal and Operating Method Thereof
JP4434229B2 (ja) 自動チャンネルリスト作成方法及び受信装置
JP2009225388A (ja) 受信装置及び受信装置のチャンネルリスト作成方法
JP2019087895A (ja) 放送伝送システム
JP4703755B2 (ja) 放送受信装置およびその消費電力の低減方法
JP4757152B2 (ja) デジタル放送受信装置及びテレビジョン受信装置
JP6184876B2 (ja) デジタル放送受信機およびその受信モード切替方法
JP3838265B2 (ja) 送信装置及び受信装置
JP2005244531A (ja) 移動体用デジタルテレビ放送受信装置
JP2007068144A (ja) 受信装置
JP2005244530A (ja) 移動体用デジタルテレビ放送受信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061205

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20090603