JP2006071487A - 分光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 その目的とするところは、時分割型の分光装置を高精度かつ低コストに提供する。
【解決手段】 カラーホイール14が、モータを構成するハブ12に直接接合されている。カラーホイール14をモータに固定するための構造および作業工程の単純化を図ることによって、カラーホイールを備えた分光装置10の部品点数および組立工数の削減を図り、時分割型の分光装置を高精度かつ低コストに提供することが可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、時分割型の分光装置のフィルタ素子として好適なカラーホイールを備えた分光装置に関するものである。
従来、投射型の画像表示装置における色合成の方式は、画素毎の光量を調節して画像を生成するライトバルブ素子を1つ使用し、画素ごとにR(赤色)光、G(緑色)光、B(青色)光に分光する単板式、R光用、G光用、B光用にライトバルブ素子を3つ使用して並列に生成したR画像、G画像、B画像を合成する3板式などの方式が一般的であった。近年、たとえば強誘電性液晶表示素子やデジタルマイクロミラーデバイスなどの高速スイッチング可能なライトバルブ素子が実用化されるにつれて、1つのライトバルブ素子にR光、G光、B光を順次入射させ、そのライトバルブ素子を入射光の切り替えに同期させて駆動してR画像、G画像、B画像を時系列的に生成し、それらを順次スクリーン等に投射する時分割型の単板方式が広く使用されるようになってきている。この場合、画像の色合成はいわゆる残像効果により観察者の視覚系において実行されるものである。この方式によれば、比較的単純な光学系を用いて装置の小型化、軽量化を達成できるため、投射型の画像表示装置を低コストで実現する上で好適な方式である。カラーホイールは、このような画像表示装置において、白色光源から出射する光を、R、G、Bそれぞれの波長帯域の光に順次分光する時分割型分光装置用のフィルタ素子として、好適に使用されるものである。
このようなカラーホイールを備えた時分割型の分光装置の例を図4に示す。図4におい
て、分光装置200はカラーホイール100と、モータ106とを備えている。カラーホイール100は、たとえば光学ガラスなどの光透過性材料からなる円盤状の基板101上に、たとえばR光のみを透過させるフィルタ領域102、G光のみを透過させるフィルタ領域103、B光のみを透過させるフィルタ領域104が形成され、モータ106の構成部材であるハブ105に対し、カラーホイール100が固定されている。この分光装置200は、モータ106の回転につれてカラーホイール100が高速回転し、カラーホイール100に入射する白色光Sの入射面に対するフィルタ領域がR透過フィルタ領域102、G透過フィルタ領域103、B透過フィルタ領域104と順次切り替ることによって、入射白色光SをそれぞれR光、G光、B光に順次分光するものである。
さて、図5、図6には、別々に作成された複数の扇形カラーフィルタセグメントを同心円状に配列して、互いに固定することにより構成された「セグメントタイプ」のカラーホイール160の構造例を示している。このカラーホイールは、複数(図5では4つ)の独立した扇形カラーフィルタセグメント112、114、116、118を、支持体120および保持リング122を用いて固定することによって、カラーホイール160を構成したものである。
図5のカラーホイール160は、図6に分解断面図でも示すように、支持体120の小径円筒部120aに対し、各扇形カラーフィルタセグメント112〜118の内周辺112a〜118aを当接させることによって、各扇形カラーフィルタセグメントの、(カラーホイールの)半径方向の位置決めを行い、かつ、支持体120の環状座部120bに対し、各扇形カラーフィルタセグメント112〜118の内周辺寄りの側面を当接させることにより、各扇形カラーフィルタセグメントの厚み方向の位置合わせを行うものである。
さらに、支持体120の中心穴120cに対し、保持リング122の小径部122aを嵌合させ、保持リング122の環状座部122bと支持体120の環状座部120bとで、各扇形カラーフィルタセグメント112〜118の内周辺寄りの側面を挟持し、さらに、各扇形カラーフィルタセグメント112〜118と支持体120とカバー112とを接着固定することにより、各扇形カラーフィルタセグメント112〜118は一体化される。そして、保持リング122の中心穴122cを、図4に示すハブ105に挿通して固定することにより、モータ106に対して固定される(例えば、特許文献1、2参照。)。
特開2004−101827号公報(〔0010〕、図6) 特開平10−48542号公報(〔請求項1〕、図2)
ところで、従来のカラーホイール160は、上記のように、支持体120および保持リング122によって各扇形カラーフィルタセグメント112〜118を一体化した後に、ハブ105に対して固定する手順を採っている。したがって、構成部品の点数が多くなり、部品コストの上昇と製造コストの増加が問題とされていた。
なお、保持リング122は、カラーホイールをモータ106のハブ105へと接合する機能を備える部品であり、当初から一体のディスク上に各色フィルタが形成され、支持体を持たない「モノリシックタイプ」のカラーホイールの場合であっても、ハブ105に対する固定に保持リング122が必要とされている。よって、モノリシックタイプのカラーホイールを用いた分光装置においても、更なる構成部品の省略化が望まれていたところである。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、時分割型の分光装置を高精度かつ低コストに提供することにある。
上記課題を解決するための、本発明の請求項1に係る分光装置は、異なる波長帯域の光を透過または反射する複数のフィルタ領域が形成されたカラーホイールと、該カラーホイールを回転駆動させるモータとを備え、前記カラーホイールが、前記モータを構成するハブに直接接合されていることを特徴とするものである。
この構成により、カラーホイールをモータに固定するための構造および作業工程の単純化を図ることができる
また、本発明の請求項2に係る分光装置は、請求項1記載の分光装置において、前記カラーホイールは、複数の扇型カラーフィルタセグメントを同心円状に配列して構成されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、前述のセグメントタイプのカラーホイールにおいても、モータに固定するための構造および作業工程の単純化を図ることができる。
さらに、本発明の請求項3に係る分光装置は、請求項2記載の分光装置において、前記ハブから突出する凸部が設けられると共に、前記カラーフィルタセグメントに前記凸部を受け入れるための凹部または貫通穴が形成されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、ハブから突出する凸部が、扇型カラーフィルタセグメントに形成された凹部または貫通穴と係合することで、ハブに対する各扇型カラーフィルタセグメントの半径方向の位置決めがなされる。よって、カラーホイールが高速回転する際に、各扇形カラーフィルタセグメントに作用する遠心力に抗して、各扇形カラーフィルタセグメントの飛散を確実に防止することができる。しかも、ハブと各扇形カラーフィルタセグメントとの固定に際し、これらと独立した固定用の部品を用いることなく、確実に両者を固定することが可能となる。
また、本発明の請求項4に係る分光装置は、請求項3記載の分光装置において、前記凸部は、前記ハブに形成された穴若しくは凹部に、圧入固定されたピンであり、本発明の請求項5に係る分光装置では、前記凸部は、前記ハブに形成された穴若しくは凹部に挿入され、接着固定されたピンである。さらに、本発明の請求項6に係る分光装置では、前記凸部は、前記ハブに形成された穴若しくは凹部に、圧入固定されたボールであり、本発明の請求項7に係る分光装置では、前記凸部は、前記ハブに形成された穴若しくは凹部に挿入され、接着固定されたボールである。
そして、これらの何れの構成においても、ハブから突出する各態様の凸部が、扇型カラーフィルタセグメントに形成された凹部または貫通穴と係合することで、ハブに対する各扇型カラーフィルタセグメントの半径方向の位置決めがなされる。よって、カラーホイールが高速回転する際に、各扇形カラーフィルタセグメントに作用する遠心力に抗して、各扇形カラーフィルタセグメントの飛散を確実に防止することができる。
また、本発明の請求項8に係る分光装置は、請求項3から7のいずれか1項記載の分光装置において、前記凸部は、前記ハブと前記カラーフィルタセグメントとが重なり合い、前記ハブに形成された穴若しくは凹部と、前記カラーフィルタセグメントの凹部または貫通穴とが一致した状態で、前記ハブの穴若しくは凹部と、前記カラーフィルタセグメントの凹部または貫通穴とに圧入または挿入されたものである。
本発明によれば、カラーホイールがハブに対し最終的に固定される状態で、ハブから突出する各態様の凸部が、扇型カラーフィルタセグメントに形成された凹部または貫通穴と係合し、ハブに対する各扇型カラーフィルタセグメントの半径方向の位置決めがなされる。よって、カラーホイールが高速回転する際に、各扇形カラーフィルタセグメントに作用する遠心力に抗して、各扇形カラーフィルタセグメントの飛散を確実に防止することができる。
さらに、本発明の請求項9に係る分光装置は、請求項3記載の分光装置において、前記ハブは鋳造品であり、前記ハブから突出する凸部は、前記ハブの他の部分と一体に成形されたものであり、本発明の請求項10に係る分光装置では、前記ハブはプレス成形品であり、前記ハブから突出する凸部は、前ハブの他の部分と一体にプレス加工により成形されたものである。
これらの発明によれば、凸部を有するハブの構成部品数および組立工数の削減を図ることができる。
また、本発明の請求項11に係る分光装置は、請求項7記載の分光装置において、前記ハブに形成された凹部を、環状の溝としたものであり、本発明の請求項12に係る分光装置では、前記ハブに形成された凹部を、円弧状の溝としたものである。
そして、これらの構成によれば、ハブと扇型カラーフィルタセグメントとを接着させる際に、ボールをハブに形成された円弧上の溝若しくは環状の溝に係合させて移動または転動させることができることから、ハブと前記カラーフィルタセグメントとを当接させた状態で、両者の円周方向の相対位置を変化させて、いわゆる摺り合わせによる接着剤の延ばしを行うことが可能となる。
また、本発明の請求項13に係る分光装置は、請求項3から12のいずれか1項記載の分光装置において、前記ハブの凸部と、前記カラーフィルタセグメントの凹部または貫通穴とが、圧入固定されているものであり、本発明の請求項14に係る分光装置では、請求項3から12のいずれか1項記載の分光装置において、前記ハブの凸部と、前記カラーフィルタセグメントの凹部または貫通穴とが、挿入状態で前記ハブと前記カラーフィルタセグメントとが接着されているものである。
さらに、本発明の請求項15に係る分光装置は、請求項1から14のいずれか1項記載の分光装置において、前記モータを構成するハブは、前記カラーホイールを結合した後に、前記モータを構成する他の部材と一体化されたものである。
本発明によれば、ハブをモータの他の部分に対して回転自在に保持するための軸受に対し、カラーホイールをハブに取り付ける際にハブに加わる力が加わることがないため、軸受不良の発生を抑えることが可能となる。
本発明はこのように構成したので、時分割型の分光装置を高精度かつ低コストに提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
本発明の実施の形態に係る分光装置10は、図1に示すように、モータを構成するハブ12に対し、カラーホイール14を直接接合したものである。図1の例では、モノリシックタイプのカラーホイール14を、ハブ12に対して接着剤を用いて固定している。
一方、セグメントタイプのカラーホイール(図3のカラーホイール15を参照)を用いる場合であっても、各カラーフィルタセグメントを、ハブ12に対し直接的に接着することとする。さらに、セグメントタイプのカラーホイールの場合には、図2に示すように、ハブ12から凸部16を突出させると共に、カラーフィルタセグメント18(以下、単に「セグメント」ともいう。)に、ピン16を受け入れるための凹部または貫通穴26(図示の例では貫通穴)を形成し、ピン16を貫通穴26に一致させて、カラーフィルタセグメント18をハブ12に接着固定することが望ましい。
なお、図2では、一つのセグメント18のみ図示しているが、実際には、図3に示すように、複数のセグメント18、20、22、24によって、円形のカラーホイール15が形成されるものである。また、各セグメント毎に、ピン16を貫通穴26とが配置される。さらに、1つのセグメント毎のピン16および貫通穴26の数は、図2の二つに限らず、必要に応じて一つとしても良く、三つ以上のピン16および貫通穴26を設けることとしても良い。また、ピン16は、図2のように単純な円柱状のものを用いるのみならず、その先端部に面取りが施されたピンを用いることとしても良く、ピンは半球状に形成されていても良い。さらに、ピン16に替えて、ハブ12からベアリングボール等のボールを突出させることとしても良い。また、ハブ12に対する、ピン16等の凸部の固定方法は、ハブに形成した凹部または貫通穴に対し、ピン16を圧入することによって固定しても良く、また、ハブに形成した凹部または貫通穴に対し隙間嵌め状態でピン16を挿入し、接着剤を用いてこれを接着固定しても良い。
さらに、セグメント18の基材としてはガラス材が一般的に用いられているが、このガラス材に凹部または貫通穴を形成するには、通常の機械加工によっても行うことができるが、それ以外にも超音波加工、ブラスト加工またはレーザ加工等の方法が適用可能できる。
また、セグメント18をハブ12に取付けるに際し、ピン16を備えないハブ12とセグメント18とを重ね合わせ、ハブ12に形成されたピン穴と、セグメント18の貫通穴26とを一致させた状態で、ピン16をセグメント18の貫通穴26およびハブ12のピン穴に圧入固定し、または挿入して接着固定することとしてもよい。そして、何れの場合においても、ハブ12から突出するピン16が、最終的な完成状態において、セグメント18に形成された貫通穴26と係合することで、ハブ12に対する各セグメント18の半径方向の位置決めがなされる。
なお、ピン16とセグメント18の貫通穴26との固定方法についても、ピン16を、セグメント18の貫通穴26に対し圧入固定するものであってもよく、ピン16を、隙間嵌め状態で貫通穴26に挿入し、ピン16をセグメント18の貫通穴26に対し接着固定するものであってもよい。
さらに、凸部16にボールを用いる場合の応用例として、図3に斜視図で示すように、ハブ12の各セグメント18、20、22、24との当接面に、ボール28を受け入れるための環状の溝30を形成することとしても良く、また、環状の溝30を所定の長さに分断して、円弧状の溝を構成することとしてもよい。
更なる別例としては、ハブ12を鋳造品とし、ハブ12から突出するピンを、支持体16の他の部分と一体に鋳造成形しても良く、また、支持体16をプレス成形品とし、プレス加工により、ハブ12から突出する凸部を成形することとしても良い。
また、カラーホイール14、15とハブ12とをモータ(図4のモータ106参照。)に取付ける手順としては、ハブ12をモータに接合した後に、カラーホイール14、15をハブ12に固定することとしても良く、ハブ12にカラーホイール14、15を接合した後に、ハブ12をモータを構成する他の部材と一体化することとしても良い。
上記構成をなす、本発明の実施の形態によれば、次のような作用効果をえることが可能である。まず、カラーホイール14、15が、モータを構成するハブ12に直接接合されていることから、カラーホイール14、15をモータ(図4のモータ106参照。)に固定するための構造および作業工程の単純化を図ることができる。また、部品点数の削減に伴ってモータ回転時のバランスに悪影響を及ぼす因子が少なくなることから、カラーホイールを組み付け後のバランス調整が容易となり、アンバランスの修正に要する工数の削減が期待できる。よって、カラーホイールを備えた分光装置10の部品点数および組立工数の削減を図り、時分割型の分光装置を高精度かつ低コストに提供することが可能となる。
また、ここで用いられるカラーホイールは、モノリシックタイプのカラーホイール14のみならず、複数の扇型カラーフィルタセグメントを同心円状に配列して構成されたセグメントタイプのカラーホイール15も用いることとしてもよい。そして、セグメントタイプのカラーホイール15においても、モータに固定するための構造および作業工程の単純化を図ることができる。
さらに、セグメントタイプのカラーホイール15を採用する場合には、ハブ12から突出する凸部16が設けられると共に、カラーフィルタセグメント18に凸部16を受け入れるための凹部または貫通穴26が形成されていることで、ハブ12から突出する凸部16が、扇型カラーフィルタセグメント18に形成された凹部または貫通穴26と係合することにより、ハブ12に対する各扇型カラーフィルタセグメント18の半径方向の位置決めがなされる。よって、カラーホイール15が高速回転する際に、各扇形カラーフィルタセグメントに作用する遠心力に抗して、各扇形カラーフィルタセグメントの飛散を確実に防止することができる。しかも、ハブと各扇形カラーフィルタセグメントとの固定に際し、これらと独立した固定用の部品(例えば、支持体や保持リング等。)を用いることなく、確実に両者を固定することが可能となる。
また、ハブ12の凸部は、ハブ12に形成された穴若しくは凹部に、ピン16を圧入固定したものや、ハブ12に形成された穴若しくは凹部にピンを挿入し、接着固定したものであってもよい。また、ピン12に代えて、ボール28を用いることも可能である。これらの何れの構成においても、ハブから突出する各態様の凸部16、28が、扇型カラーフィルタセグメント18に形成された凹部または貫通穴26と係合することで、ハブ12に対する各扇型カラーフィルタセグメント18、20、22、24の半径方向の位置決めがなされる。よって、カラーホイール15が高速回転する際に、各扇形カラーフィルタセグメント18、20、22、24に作用する遠心力に抗して、各扇形カラーフィルタセグメント18、20、22、24の飛散を確実に防止することができる。
また凸部16、28は、ハブ12とカラーフィルタセグメント18とが重なり合い、ハブ12に形成された穴若しくは凹部と、カラーフィルタセグメント18の凹部または貫通穴26とが一致した状態で、ハブ12の穴若しくは凹部と、カラーフィルタセグメント18の凹部または貫通穴26とに圧入または挿入されたものとすれば、カラーホイール15がハブ12に対し最終的に固定される状態で、ハブ12から突出する各態様の凸部16、28が、扇型カラーフィルタセグメント18に形成された凹部または貫通穴26と係合し、ハブ12に対する各扇型カラーフィルタセグメント18の半径方向の位置決めがなされる。よって、カラーホイール15が高速回転する際に、各扇形カラーフィルタセグメント18に作用する遠心力に抗して、各扇形カラーフィルタセグメント18の飛散を確実に防止することができる。
さらに、ハブ12を鋳造品とし、ハブ12から突出する凸部16を、ハブ12の他の部分と一体に成形することとしても良く、ハブ12をプレス成形品とし、ハブ12から突出する凸部16を、ハブ12の他の部分と一体にプレス加工により成形することとしても良く、何れの場合でも、凸部16を有するハブ12の構成部品数および組立工数の削減を図ることができる。
また、ハブ12の凸部にボール28を用いる場合には、ハブ12に形成された凹部を、環状の溝30としても良く、円弧状の溝としてもよい。そして、これらの構成によれば、ハブ12と扇型カラーフィルタセグメント18、20、22、24とを接着させる際に、ボール28をハブ12に形成された円弧上の溝30若しくは環状の溝に係合させて移動または転動させることができることから、ハブ12とカラーフィルタセグメント18、20、22、24とを当接させた状態で、両者の円周方向の相対位置を変化させて、いわゆる摺り合わせによる接着剤の延ばしを行うことが可能となる。
また、ハブ12の凸部16、28と、カラーフィルタセグメント18の凹部または貫通穴26とが、圧入固定されているものとしても良く、ハブ12の凸部16、28と、カラーフィルタセグメント18の凹部または貫通穴26とが挿入状態で、ハブ12とカラーフィルタセグメント18とが接着されていても良い。
さらに、分光装置10の、モータを構成するハブ12は、カラーホイール14、15をハブ12に結合した後に、モータを構成する他の部材と一体化することとすれば、ハブ12をモータの他の部分に対して回転自在に保持するための軸受に対し、カラーホイール14、15をハブ12に取り付ける際にハブ12に加わる力が加わることがないため、軸受不良を原因とするモータ不良の発生を抑えることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る、カラーホイールを使用した分光装置の要部を示す斜視図であり、(a)は分解図、(b)は組立完了図である。 図1に示す分光装置の応用例を示す分解斜視図である。 図2に示すカラーホイールの別の応用例を示す分解斜視図である。 従来の分光装置を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 従来のセグメントタイプのカラーホイールを示す平面図である。 図5に示すカラーホイールの分解断面図である。
符号の説明
10:分光装置、12:ハブ、14、15:カラーホイール、16:ピン、 18、20、22、24:扇形カラーフィルタセグメント、26:貫通穴、28:ボール、30:環状の溝

Claims (15)

  1. 異なる波長帯域の光を透過または反射する複数のフィルタ領域が形成されたカラーホイールと、該カラーホイールを回転駆動させるモータとを備え、
    前記カラーホイールが、前記モータを構成するハブに直接接合されていることを特徴とする分光装置。
  2. 前記カラーホイールは、複数の扇型カラーフィルタセグメントを同心円状に配列して構成されていることを特徴とする請求項1記載の分光装置。
  3. 前記ハブから突出する凸部が設けられると共に、前記カラーフィルタセグメントに前記凸部を受け入れるための凹部または貫通穴が形成されていることを特徴とする請求項2記載の分光装置。
  4. 前記凸部は、前記ハブに形成された穴若しくは凹部に、圧入固定されたピンであることを特徴とする請求項3記載の分光装置。
  5. 前記凸部は、前記ハブに形成された穴若しくは凹部に挿入され、接着固定されたピンであることを特徴とする請求項3記載の分光装置。
  6. 前記凸部は、前記ハブに形成された穴若しくは凹部に、圧入固定されたボールであることを特徴とする請求項3記載の分光装置。
  7. 前記凸部は、前記ハブに形成された穴若しくは凹部に挿入され、接着固定されたボールであることを特徴とする請求項3記載の分光装置。
  8. 前記凸部は、前記ハブと前記カラーフィルタセグメントとが重なり合い、前記ハブに形成された穴若しくは凹部と、前記カラーフィルタセグメントの凹部または貫通穴とが一致した状態で、前記ハブの穴若しくは凹部と、前記カラーフィルタセグメントの凹部または貫通穴とに、圧入または挿入されたものであることを特徴とする請求項3から7のいずれか1項記載の分光装置。
  9. 前記ハブは鋳造品であり、前記ハブから突出する凸部は、前記ハブの他の部分と一体に成形されたものであることを特徴とする請求項3記載の分光装置。
  10. 前記ハブはプレス成形品であり、前記ハブから突出する凸部は、前記ハブの他の部分と一体にプレス加工により成形されたものであることを特徴とする請求項3記載の分光装置。
  11. 前記ハブに形成された凹部は、環状の溝であることを特徴とする請求項7記載の分光装置。
  12. 前記ハブに形成された凹部は、円弧状の溝であることを特徴とする請求項7記載の分光装置。
  13. 前記ハブの凸部と、前記カラーフィルタセグメントの凹部または貫通穴とが、圧入固定されていることを特徴とする請求項3から12のいずれか1項記載の分光装置。
  14. 前記ハブの凸部と、前記カラーフィルタセグメントの凹部または貫通穴とが、挿入状態で前記ハブと前記カラーフィルタセグメントとが接着されていることを特徴とする請求項3から12のいずれか1項記載の分光装置。
  15. 前記モータを構成するハブは、前記カラーホイールを結合した後に、前記モータを構成する他の部材と一体化されるものであることを特徴とする請求項1から14のいずれか1項記載の分光装置。
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