JP2007199229A - カラーホイルを備えた画像形成装置 - Google Patents

カラーホイルを備えた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007199229A
JP2007199229A JP2006015912A JP2006015912A JP2007199229A JP 2007199229 A JP2007199229 A JP 2007199229A JP 2006015912 A JP2006015912 A JP 2006015912A JP 2006015912 A JP2006015912 A JP 2006015912A JP 2007199229 A JP2007199229 A JP 2007199229A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating body
damping material
filter
holder
vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006015912A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Bando
利明 板東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2006015912A priority Critical patent/JP2007199229A/ja
Publication of JP2007199229A publication Critical patent/JP2007199229A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Projection Apparatus (AREA)
  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)

Abstract

【課題】光源からの出力光をR,G,Bに切り変えるカラーフィルタを高速で回転させ得る回転体をもった画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】約60度の角度を持った略扇形をしたフィルター56がホルダー10に接着剤にて固定され、そのフィルター56に対して制振効果を持った制振材A13,および制振材B16がそれぞれ制振材ホルダーA12,制振材ホルダーB15にて、フィルター56の面に接触、あるいは、圧接するようフィルターユニット11に固定されて制振材付きフィルターユニット22が形成され、その制振材付きフィルターユニット22をモータの回転により回転するハブ6に接着剤にて取り付け、モータの回転によりフィルター56が回転するよう構成した回転体である。
【選択図】図1

Description

本発明は光の色が順次切り替わる画像形成装置に関するものであり、特に2次元マイクロ偏向ミラーアレイを用いて多諧調の画像を投影する画像形成装置において、振動が少なく、かつ、品質の安定したプロジェクタ装置に関するものである。
従来の画像形成装置として、複数人で使用する数十インチから100インチの高精細・大画面の画像表示と小型・軽量化への要求が高まっており、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ等の平面ディスプレイの製品が開発されている。液晶ディスプレイの場合、液晶空間光変調器を製作するプロセスが複雑で、大型のものができないため数十インチ以上の大型化は難しく、なされたとしても数枚の液晶空間光変調器を張り合わせて作るため、つなぎ目が問題となるほか、高価格となる。
プラズマディスプレイは、構造が簡単で、製作プロセスが短く、大画面のものが作り易いこと、プラズマからの紫外光による励起に適した蛍光体の開発により、色再現性のよいディスプレイが可能となってきている。しかしながら、プラズマディスプレイの場合、発光効率が悪いために大入力が必要であり、また、放電電圧が高いため高耐圧の駆動回路が必要になる等の問題がある。上記平面ディスプレイの有する問題を回避するものとして、プロジェクタ装置が知られている。プロジェクタ装置は、従来、光源や空間光変調器、3原色分離合成用光学系等の種類により種々のものが開発されており、空間光変調器としては、透過型あるいは反射型の液晶空間光変調器や、2次元マイクロ偏光ミラーアレイ等の種類がある。
図7に、空間光変調器と単一の2次元マイクロ偏向ミラーアレイを用いた従来のプロジェクタ装置を示す。図7において、プロジェクタ装置50は、白色光を発光するキセノンランプ、ハロゲンランプ等のランプ51と、このランプ51の光を集光した後、所定の方向に反射する放物線状のリフレクタ52からなる光源部53とからなる。さらに、光源部53の出力光53aから赤外成分を取り除くコールドミラー54と、コールドミラー54からの光をモータのハブ6に取り付けられた赤、緑、青(以下R,G,Bと略する。)3色のカラーフィルタ56(フィルター56r、56g、56bの総称)上に集光させる集光レンズ57と、カラーフィルタ56によって色分離されたR,G,Bの3色光Lr,Lg,Lbを折り返しミラー59に導くリレイレンズ58と、折り返しミラー59からの3色光Lr,Lg,Lbを偏向してR,G,B3色の画像信号光60r、60g、60bを出力する2次元マイクロ偏向ミラーアレイ60と、2次元マイクロ偏向ミラーアレイ60からの画像信号光60r、60g、60bと折り返しミラー59からのR,G,Bの3色光Lr,Lg,Lbとを分離する全反射プリズム61と、2次元マイクロ偏向ミラーアレイ60からの画像信号光60r、60g、60bをスクリーン63上に投影する投影レンズ62とを備えている(例えば特許文献1参照)。
このプロジェクタ装置50において、光源部53の出力光53aは、コールドミラー54で赤外光が除去され、集光レンズ57によって集光され、カラーフィルタ56のR,G,B3色のフィルター56r、56g、56bを透過する。カラーフィルタ56の回転速度は、画像のフレーム表示速度であり、毎秒60回転である。その一回転の間に、カラーフィルタ56の透過光はフィルター56r、56g、56bによりR,G,Bの3色光Lr,Lg,Lbに時分割的に色分離され、折り返しミラー59および全反射プリズム61を介して2次元マイクロ偏向ミラーアレイ60に入射する。2次元マイクロ偏向ミラーアレイ60に入射したR,G,Bの3色光Lr,Lg,Lbは、各色の画像信号に基づいて偏向され、画像信号60r、60g、60bとして形成される。この画像信号光60r、60g、60bは投影レンズ62によってスクリーン63に投影される。
上記カラーフィルタ56の構成について、図8を用いて説明する。図8は回転体64の断面図である。ベース1にシャフト2は接着等により固定されている。また、ベース1にステータ3が接着等により固定されており、そのステータ3には薄板鋼鈑を圧着等により固定したコア4が接着等により固定されており、そのコア4にはモータ駆動電流を印加するためのコイル5が巻きつけられている。回転するモータのハブ6にはシャフト2に対して微少な隙間(1〜3μm)を持ったスリーブ7、そのスリーブ7の外側にモータを回転させるのに必要な磁気回路を構成するバックヨーク8とそのバックヨーク8の外側にモータ駆動に必要な磁石9がそれぞれ接着材等にて固定されている。コイル5に電流を流すことによりコア4に磁界が発生し、その発生した磁界と磁石9との磁気作用によりモータは所望の方向に回転する。
ホルダー10にカラーフィルタ56が接着剤により固定され、フィルターユニット11が形成しており、そのフィルターユニット11は接着剤によりモータのハブ6に固定されている。図9を参照して、フィルター56r、56g、56bの構成について説明する。フィルター56r、56g、56bの夫々の一対がホルダー10に180度の位置を隔てて軸対称に接着にて固定され、フィルターユニット11を形成している。そのフィルターユニット11はモータハブ6に接着剤等により固定され、モータが回転することにより、フィルターユニット11が回転するので、フィルター56r、56g、56bがモータのシャフト2の周りを回動するよう構成されている。
R,G,Bのフィルター56r、56g、56bの面積比率はR,G,B光の強度により若干異なるが、R,G,B光それぞれの持続時間は平均5.6ミリ秒である。2次元マイクロ偏向ミラーアレイ60の各マイクロ偏向ミラーの偏向時定数は、5マイクロ秒と上記の持続時間の1/1000であり、マイクロ偏向ミラーの偏向時間の調節により、R,G,Bそれぞれ8ビット以上の諧調をつけることが可能である。このように単一の2次元マイクロ偏向ミラーアレイ60を用いることにより、部品点数が少なく、小型で、家庭用表示装置として適したプロジェクタ装置50を実現することができる。
特開平11−32278号公報
しかしながら、従来のプロジェクタ装置50においては、回転体64の回転数が約12000rpmであった。しかし、動画の再現性をよくするには回転体64の回転数をさらに高速にして14400rpm程度にする必要がある。ところが回転体64の回転数を14400rpmにすると、ホルダー10に取り付けられたフィルター56r、56g、56bが、回転体64からの振動、あるいは、モータの回転によりフィルター56r、56g、56b自体が回転によることにより発生する空気流の渦等により、大きな振動を起こし、フィルター56r、56g、56bはガラス材で作られているため、この振動により破壊する恐れが生じる。また、この振動が大きなために、フィルター56r、56g、56bが光軸に対して傾くため、フィルター56r、56g、56bによりR,G,Bの3色光Lr,Lg,Lbに時分割的に色分離された光は、2次元マイクロ偏向ミラーアレイ60に正確に入射することができなくなり、画像が乱れ、画質が劣化するという問題があった。
本発明は上記課題をかんがみてなされたものであり、高速回転が可能なフィルターユニット11を備え、画像品質のよいプロジェクタ装置50を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のカラーホイルを備えた画像形成装置は、光透過特性の異なる複数の透明基材を回転方向に配して構成され回転中心孔を持つ回転体と、前記回転体を回転させるための回転手段と、前記回転体と前記回転手段の回転軸とを接続するための結合部材とからなり、前記結合部材は前記回転手段を挟むように構成されるとともに前記結合部材と前記回転体との間に前記回転体の振動を抑制するための制振部材とを配置したカラーホイルを備えたことを特徴とする。
さらに本発明のカラーホイルを備えた画像形成装置において、前記結合部材は、前記回転体を接続するためのホルダー部と、前記回転体の両面で回転中心孔の周囲に前記制振部材が接続された複合回転体と、
前記複合回転体を両面から前記ホルダーに接続するための制振部材ホルダーとからなることを特徴とする。
さらに本発明のカラーホイルを備えた画像形成装置において、前記結合部材は、前記回転体を接続するためのホルダー部と、前記回転体の片面で回転中心孔の周囲に前記制振部材が接続された複合回転体と、
前記複合回転体を両面から前記ホルダーに接続するための制振部材ホルダーとからなることを特徴とする。
本発明のプロジェクタ装置の回転体は、約60度の角度を持った略扇形をしたフィルター6枚がホルダーの鍔部に接着剤にて固定され、かつ、制振効果を持った制振材A,および制振材Bがそれぞれ制振材ホルダーA,制振材ホルダーBにて、フィルター面に接触、あるいは、圧接するように固定されて制振材付きフィルターユニットが形成され、その制振材付きフィルターユニットをモータの回転により回転するハブに接着剤にて取り付け、モータが回転するとフィルターがモータの回転につれて回転するよう構成されており、モータの回転により発生するモータ構成部品からの振動、フィルターの寸法誤差、フィルターの取り付け誤差等による動バランスのズレ等による振動、あるいは、モータの高速回転によりフィルターに発生する空気流の乱れ等により生じる渦による振動が発生しても、制振材A,制振材Bが振動を吸収するので、フィルターの振動ピーク値が減少し、ガラス材にてつくられているフィルターの破損を防止するととともに、フィルターによりR,G,Bに色分離された光が、2次元マイクロ偏向ミラーアレイに精度よく入射し、安定した画像が実現できるプロジェクタ装置が実現できる。
以下に、本発明の請求項1から2に記載された発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。尚、各図とも従来技術と同一名称のものには共通した符号を付しており、重複する説明は省略する。
図1は本発明の実施形態のプロジェクタ装置50の回転体64の断面図であり、図2はフィルターユニット11に制振材A13を制振材ホルダーA12、および制振材B16を制振材ホルダーB15にて取りつける前の状態を示した断面図であり、図3はフィルターユニット11に制振材A13を制振材ホルダーA12、および制振材B16を制振材ホルダーB15にて取りつけた後の状態を示した断面図である。
図2において、フィルター56は接着等によりホルダー10に固定され、フィルターユニット11が形成されている。制振材ホルダーA12には制振材A13が装着されており、制振材Aユニット14を構成している。また、制振材ホルダーB15には制振材B16が装着されており、制振材Bユニット17を構成している。
フィルターユニット11に制振材Aユニット14を取り付けるとき、フィルター56と制振材A13が接触した状態において、制振材ホルダーA12とフィルター56間には隙間A18があるように構成されている。同様に、フィルターユニット11に制新材Bユニット17を取り付けるとき、フィルター56と制振材B16が接触した状態において、制振材ホルダーB15とフィルター56間には隙間B19があるように構成されている。
次に図3を参照して、フィルターユニット11に制振材Aユニット14、制振材Bユニット17を装着固定する方法について説明する。フィルターユニット11に制振材Aユニット14を装着した後、ホルダー10を固定した状態において振材Aユニット14に外力A20を加え、隙間A18がなくなる状態になるまで力を加える。その状態において接着剤によりフィルターユニット11と制振材Aユニット14を固定する。同様にして、フィルターユニット11に制振材Bユニット17を装着した後、ホルダー10を固定した状態において制振材Bユニット17に外力B21を加え、隙間B19が無くなる状態になるまで力を加える。その状態において接着剤によりフィルターユニット11と制振材Bユニット17を固定し、制振材付きフィルターユニット22を構成する。
外力A20、外力B21を加え、隙間A18、隙間B19が無くなる状況にて接着剤にて、フィルターユニット11に制振材Aユニット14および制振材Bユニット17固定することにより、フィルター56に制振材A、および制振材Bの制振効果がもたらされ、フィルター56が共振しても制振材A13、制振材B16の制振効果によりフィルター56の振動が低減できる。尚、隙間A18、隙間B19を無くした状態でなくても、制振材A13、および、制振材B16がフィルター56に接した状態から、隙間A18、および隙間B19が無くなる状態の間で、フィルターユニット11に制振材Aユニット14および制振材Bユニット17を固定しても、制振材A13、および制振材B16の制振効果によりフィルター56の振動は低減できることは、言うまでもないことである。
本発明の請求項3に記載された発明の実施の形態は、請求項1に記載された発明の実施の形態において、フィルターユニット11に制振材Aユニット14か制振材Bユニット17のいずれか一方を取り付ける構成なので、詳細図面は省略する。
図4、図5を参照して、有限要素法にて制振材の効果について解析した結果を説明する。図4は有限要素法による解析モデルの概要であり、フィルター56、制振材A13、制振材B16の板厚は夫々1mmであり、ホルダー10の材質はAl、フィルター56の材質はガラスである。また、制振材A13および制振材B16の内側半径は14mm、外側半径は18mmであり、フィルター56の外形半径は32mmである。ホルダー10の下部内周部を完全拘束し、制振材A13の内側半径位置の制振材ホルダーA12の位置全周を加振点とし、加振により振動する位置の観測点としてフィルター56の中央部(半径25mm、角度15度)とし、解析の減衰効果の計算に必要な制振材A13、および制振材B16の構造減衰は、500Hzで2%、および500Hzで5%の値にて、有限要素法解析ソフトANSYSにより周波数応答解析をする。図5は周波数応答解析結果をまとめたものであり、一次共振(千数百Hz)のピーク値は制振材が無い場合に比べて、制振材A13および制振材B16の構造減衰が500Hzで2%のものは、振動のゲインが約10db減少し、制振材A13および制振材B16の構造減衰が500Hzで5%のものは、振動のゲインが約十数db減少し制振材A13および制振材B16の減衰効果が、振動のピークゲインを大きく減少させることが解析からも実証できる。
図6を参照して、制振材A13および制振材B16の減衰特性について説明する。図6はあるメーカの制振ゴムの特性を示したものであり、横軸は周波数を示しており10のn乗が周波数の値(例えば周波数Logが3のとき、周波数は10の3乗なので1000Hz)である。制振ゴムとして損失係数(tanδ)のよいSBR(スチレンブタジエンゴム)がよく電子機器等に利用されるのであるが、低域から広域に渡ってSBRよりも数倍以上特性のよいGP−35L、GP−50V、CP−40S等の制振ゴムを利用することにより、フィルター56の振動を大幅に低減することができる。
図1を参照して、回転体64への制振材付きフィルターユニット22の取り付け方を説明する。制振効果を持った制振材付きフィルターユニット22をモータのハブ6に接着等にて固定することにより、フィルター56に対して制振効果のある回転体64が実現でき、回転体64が高速回転しても低域から広域に渡って振動が少なく、かつ、画像品質のよいプロジェクタ装置50を実現することができる。
図6を参照して、異なった制振部材を取り付けると振動の低減に効果があることを説明する。例えば、カラーフィルタ56の共振周波数が、2000Hz、及び、3000Hzにあるとすると、2000Hzにおける共振を低減させるには、図6よりGP−35Lを使用した方がよいことが分かる。それに対して、3000Hzの共振を低減させるには、GP−35LよりもGP−50Vを使用した方が損失係数(tanδ)が大きいのでよいことが分かる。即ち、カラーフィルタ56から発生する共振周波数により制振部材A13、及び制振部材B16の特性値を変えた方が振動の低減に効果があることが分かる。ここで、損失係数(tanδ)について説明する。損失係数(tanδ)は、貯蔵せん断弾性率(G1)と損失せん断弾性率(G2)の比であり、tanδ=G2/G1と表される。即ち、損失係数は、材料が変形する際に材料がどのくらいエネルギーを吸収するか(熱に変える)を示しており、損失係数が大きいほど振動のエネルギーを吸収するので、振動が低減できる。それ故、振動を低減させるには、出来るだけ損失係数の大きい材料を使用するとよい。
図6を参照して、制振材の損失係数が室温で且つ10Hzから1000Hzの振動帯域で、0.4以上であれば効果があることを説明する。電子機器において制振材として主に使用されているのは、図6に記載されているSBR(スチレンブタジエンゴム)であるが、3000Hzまでの周波数帯域において損失係数が0.4以下である。1000Hzの共振周波数においては、SBRの損失係数は約0.35であり余り振動の低減には効果が無いことが分かる。それに対して、GP−500の1000Hzの損失係数は約1.6であり、SBRより約4倍の制振効果があることが分かる。また、GP−35L,GP−50V、CP−40Sは10Hzから1000Hzの帯域において損失係数が0.4以上であり、その様な特性を持った制振材を使用することにより、振動の少ないカラーフィルター56を実現することができる。
本発明のカラーホイルを備えた画像形成装置は、カラーホイルとモータとの間に制振材を有するフィルターユニットを設けているので、モータの高速回転で生じる空気流の乱れ等により生じる渦による振動が発生しても、制振材が振動を吸収するので、カラーホイルの振動ピーク値が減少し、ガラス材にてつくられているフィルターの破損を防止するととともに、フィルターによりR,G,Bに色分離された光が、2次元マイクロ偏向ミラーアレイに精度よく入射し、安定した画像が実現できるプロジェクタ装置等に有用である。
本発明の実施の形態1に基づくプロジェクタ装置の回転体の断面図 本発明の実施の形態1に基づくプロジェクタ装置の回転体におけるフィルターユニットに制振材A,および制振材Bを取り付ける前の断面図 本発明の実施の形態1に基づくプロジェクタ装置の回転体におけるフィルターユニットに制振材A,および制振材Bを取り付けた後の制振材付きフィルターユニットの断面図 本発明の実施の形態1に基づくプロジェクタ装置の回転体における制振材ユニットの解析モデルの概要図 本発明の実施の形態1に基づくプロジェクタ装置の回転体における制振材ユニットの周波数応答解析の結果図 本発明の実施の形態1に基づくプロジェクタ装置の回転体における制振材の周波数と損失係数特性の概要図 従来のプロジェクタ装置の構成図 従来のプロジェクタ装置における回転体の断面図 従来のプロジェクタ装置におけるカラーフィルタの構成図
符号の説明
1 ベース
2 シャフト
3 ステータ
4 コア
5 コイル
6 ハブ
7 スリーブ
8 バックヨーク
9 磁石
10 ホルダー
11 フィルターユニット
12 制振材ホルダーA
13 制振材A
14 制振材Aユニット
15 制振材ホルダーB
16 制振材B
17 制振材Bユニット
18 隙間A
19 隙間B
20 外力A
21 外力B
22 制振材付きフィルターユニット
50 プロジェクタ装置
51 ランプ
52 リフレクタ
53 光源部
53a 出力光
54 コールドミラー
56 カラーフィルター
56r フィルター(赤)
56g フィルター(緑)
56b フィルター(青)
57 集光レンズ
58 リレイレンズ
59 折り返しミラー
60 2次元マイクロ偏向ミラーアレイ
60r 画像信号光(赤)
60g 画像信号光(緑)
60b 画像信号光(青)
61 全反射プリズム
62 投影レンズ
63 スクリーン
64 回転体

Claims (5)

  1. 光透過特性の異なる複数の透明基材を回転方向に配して構成され回転中心孔を持つ回転体と、
    前記回転体を回転させるための回転手段と、
    前記回転体と前記回転手段の回転軸とを接続するための結合部材とからなり、
    前記結合部材は前記回転手段を挟むように構成されるとともに前記結合部材と前記回転体との間に前記回転体の振動を抑制するための制振部材とを配置したカラーホイルを備えた画像形成装置。
  2. 前記結合部材は、
    前記回転体を接続するためのホルダー部と、
    前記回転体の両面で回転中心孔の周囲に前記制振部材が接続された複合回転体と、
    前記複合回転体を両面から前記ホルダーに接続するための制振部材ホルダーとからなる請求項1に記載のカラーホイルを備えた画像形成装置。
  3. 前記結合部材は、
    前記回転体を接続するためのホルダー部と、
    前記回転体の片面で回転中心孔の周囲に前記制振部材が接続された複合回転体と、
    前記複合回転体を両面から前記ホルダーに接続するための制振部材ホルダーとからなる請求項1に記載のカラーホイルを備えた画像形成装置。
  4. 前記制振部材の損失係数(tanδ)の値が、前記回転体の一方の面に取り付けた制振部材と他方の面に取り付けた制振部材とで異なる請求項2に記載のカラーホイルを備えた画像形成装置。
  5. 前記制振材の損失係数(tanδ)が、室温で且つ10Hzから1000Hzの振動帯域では、0.4以上である請求項1に記載のカラーホイルを備えた画像形成装置。
JP2006015912A 2006-01-25 2006-01-25 カラーホイルを備えた画像形成装置 Pending JP2007199229A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006015912A JP2007199229A (ja) 2006-01-25 2006-01-25 カラーホイルを備えた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006015912A JP2007199229A (ja) 2006-01-25 2006-01-25 カラーホイルを備えた画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007199229A true JP2007199229A (ja) 2007-08-09

Family

ID=38453920

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006015912A Pending JP2007199229A (ja) 2006-01-25 2006-01-25 カラーホイルを備えた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007199229A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6478091B2 (ja) 蛍光ホイール、光源装置及び投影装置
US20060256300A1 (en) Color wheel
WO2013008323A1 (ja) 光源装置及び投写型表示装置
TWI286223B (en) Reflective filter set and apparatus for color wheel with the filter set
JP6520942B2 (ja) 蛍光体ホイール、光源ユニットおよび画像表示装置
JP3099791U (ja) カラーホイール及びそれに用いられるキャップ
JP4223203B2 (ja) 回転光学フィルタ装置
JP2006285088A (ja) カラーホイール
US20080180823A1 (en) Color wheel
JP2007316632A (ja) カラーホイール及び該カラーホイールを用いる投影システム
US7940484B2 (en) Color wheel and optical device employing same
US7113353B2 (en) Method of fixing color wheel to motor
JP2007199229A (ja) カラーホイルを備えた画像形成装置
JP2002058225A (ja) カラーホイール駆動用モータ
JP3097094U (ja) カラーホイール及びそれに用いられるモータ
JP2004325721A (ja) 画像表示プロジェクタのカラーホイールバランス取り構造
JP2006323116A (ja) カラーホイール、カラーホイール装置及びプロジェクタ装置
JP4035307B2 (ja) 光学系、光学機器、画像表示光学系および投射型画像表示装置
JP3097095U (ja) カラーホイール
JP4696502B2 (ja) カラーホイール及び画像投影装置
US20070053089A1 (en) Color wheel
US20060132947A1 (en) Color wheel and motor thereof
JP2006215514A (ja) カラーホイール装置
JP2005326678A (ja) カラーホイール
CN100464249C (zh) 色轮