JP2006068100A - フラッシングデバイス及びカテーテルセット - Google Patents

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Abstract

【課題】 カテーテルにおいて、一般的なトルクデバイスを用いる場合にも、カテーテルチューブ内にガイドワイヤを挿入したままで、フラッシングできるようにする。
【解決手段】フラッシングデバイス100は、ガイドワイヤ30を貫通させる本体管部110と、本体管部110に連通するよう接続された側注管部120とから構成される。
本体管部110のスリットの部分をガイドワイヤ30の側面に押し当て、本体管部110をガイドワイヤ30に嵌め込む。そして、本体管部110の先端部111を、ハブ30の凹部24に嵌め込むことによって、フラッシングデバイス100が装着される。
側注管部120の先端部121に形成された凹部122に、シリンジ50のノズル52を挿入し、生理食塩水を注入することによってフラッシングする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、生体内に挿入するカテーテルをフラッシングするためのフラッシングデバイス及びカテーテルにフラッシングデバイスを組み合わせたカテーテルセットに関する。
血管内にマイクロカテーテルを挿入して血管内の手術を行なう医療が行なわれている。
このマイクロカテーテルとして、カテーテルチューブと、カテーテルチューブの端部に接続されたカテーテルハブと、カテーテルチューブ内に挿通されるガイドワイヤとを備えたものが多用されている。このマイクロカテーテルにおいて、ガイドワイヤの基端部にトルクデバイスを接続し、ガイドワイヤをカテーテルチューブの内腔に挿通し、体外から血管内にカテーテルチューブを挿入する。そして、トルクデバイスでガイドワイヤを操作し、ハブでカテーテルチューブを操作することによって、カテーテルチューブの先端を細い血管内に選択的に挿入して目的部位に到達させることができる。
また、ハブの基端部には、カテーテルチューブの内腔と連通する凹部が形成され、この凹部にルアーなどを挿入して薬液などをカテーテルチューブに注入できるようになっている。
ところで、このようなカテーテルを血管内に挿入する前に、カテーテルチューブの内腔に生理食塩水等を充填するフラッシングを行う必要がある。そのために、ガイドワイヤをカテーテルチューブからいったん抜き取って、カテーテルチューブの内部にフラッシング液(生理食塩水等)を充填し、ガイドワイヤも生理食塩水等で濡らしてカテーテルチューブ内に再挿入する作業が行われていた。
一方、特許文献1や特許文献2に開示されているカテーテル組立体のように、トルクデバイスの基端側からフラッシング液を注入して先端側に送り出す回路を設けて、トルクデバイスの先端側をカテーテルハブに接続可能としたものも開発されている。
このようなカテーテルによれば、ガイドワイヤをカテーテルチューブに挿入したままフラッシング操作を簡便に行なうことができる。
特公平4−2074号公報 特開2001−137351号公報
しかしながら、上記のようにトルクデバイスの基端側からフラッシング液を注入してフラッシングする場合は、フラッシング液を流通させる回路をトルクデバイスに形成する必要があり、一般的なトルクデバイスを用いることはできない。
本発明は上記課題に鑑み、カテーテルにおいて、一般的なトルクデバイスを用いる場合にも、カテーテルチューブ内にガイドワイヤを挿入したままで、フラッシングできるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では、カテーテルチューブと、カテーテルチューブに接続されカテーテルチューブと連通する凹部を有するハブと、カテーテルチューブ内に挿通されるガイドワイヤとを備えるカテーテルに装着するフラッシングデバイスを用いることとし、そのフラッシングデバイスを、ガイドワイヤを貫通させる本体管部と、本体管部に連通するよう接続された側注管部とで構成し、本体管部には、凹部に嵌まり込む形状に形成された先端部を設け、側注管部には、フラッシング液を吐出するノズルが挿入可能な形状に形成された先端部を設けることとした。
上記フラッシングデバイスにおいて、本体管部の管壁に、先端部から他端部にかけて切り込みを形成することが好ましい。
ここで、本体管部には、切り込みに臨む箇所に、本体管部の材料よりも柔軟な材料からなる弁体を取り付けてもよい。
上記フラッシングデバイスにおいて、本体管部の他端部を、蓋部で閉じ、その蓋部にガイドワイヤが貫通可能な孔を形成することが好ましい。
ここで、蓋部には、孔に臨む箇所に、当該蓋部の材料よりも柔軟な材料からなる弁体を取り付けてもよい。
蓋部は、本体管部の管壁よりも肉厚とすることが好ましい。
本発明のフラッシングデバイスによれば、ガイドワイヤを貫通させる本体管部には、ハブの凹部に嵌まり込む形状に形成された先端部が設けられているので、カテーテルチューブ及びハブにガイドワイヤを挿入したまま、ガイドワイヤを囲むように本体管部をはめ込んで、本体管部の先端部をハブの凹部に嵌め込むことができる。
また、側注管部には、フラッシング液を吐出するノズルが挿入可能な形状に形成された先端部が設けられているので、この先端部にフラッシング液を吐出するノズルを挿入して側注管部内にフラッシング液を注入することができる。
また、側注管部は本体管部に連通するよう接続されているので、側注管部内に注入されたフラッシング液は本体管部に流れる。
従って、本発明のフラッシングデバイスを、カテーテルチューブ及びハブにガイドワイヤを挿入したまま装着し、側注管部の先端にノズルを挿入して側注管部内にフラッシング液を注入すれば、注入されたフラッシング液は、本体管部、ハブの凹部を経由してカテーテルチューブに流れ、フラッシングがなされる。
フラッシング終了後は、フラッシングデバイスをガイドワイヤから取り外して、ガイドワイヤに通常のトルクデバイスを装着すれば、フラッシングデバイスによりトルクデバイスの操作性が損なわれることがない。
上記フラッシングデバイスにおいて、本体管部の管壁に、先端部から他端部にかけて切り込みを形成すれば、この切り込みを経由して、ガイドワイヤの側面から本体管部を嵌め込んだり、取り外したりすることができる。従って、着脱性に優れたものとなり、ガイドワイヤにトルクデバイスを装着したまま、トルクデバイスとハブとの間にフラッシングデバイスを容易に着脱することもできる。
この場合、本体管部における切り込みに臨む箇所に、本体管部の材料よりも柔軟な材料からなる弁体を取り付ければ、フラッシング時において、切り込みからフラッシング液が漏れにくくなる。
上記フラッシングデバイスにおいて、本体管部の他端部を、蓋部で閉じ、その蓋部にガイドワイヤが貫通可能な孔を形成すれば、フラッシング時において、他端部からフラッシング液が漏れにくくなる。ここで、蓋部における孔に臨む箇所に、当該蓋部の材料よりも柔軟な材料からなる弁体を取り付ければ、フラッシング時において、当該孔からフラッシング液が漏れにくくなる。
また、蓋部を本体管部の管壁よりも肉厚とすることによっても、フラッシング時において、当該孔からフラッシング液が漏れにくくなる。
以下、本発明の実施の形態にかかるカテーテル及びフラッシングデバイスについて、図面を参照しながら説明する。
(カテーテル)
図1は、カテーテルの構成とそれに装着するフラッシングデバイスを示す図である。
カテーテル1は、可撓性を有するチューブで構成されたカテーテルチューブ10と、該カテーテルチューブ10の基端に装着されたハブ20と、カテーテルチューブ10内に挿通して使用されるガイドワイヤ30と、ガイドワイヤ30の基端部に取り付けられたトルクデバイス40とから構成されている。このカテーテル1と、これに装着するフラッシングデバイス100とを合わせてカテーテルセットが構成される。
カテーテルチューブ10は、血管をはじめとする生体管腔に挿入して使用されるもので、可撓性を有するチューブ体である。
カテーテルチューブ10の基端部は、ハブ20の先端部に液密に接続されている。
カテーテルチューブ10は、可撓性を有する樹脂材料(ポリオレフィン、ポリエステル、フッ素系樹脂)或はエラストマーで構成されており、線状体やメッシュで補強層を有しているものも挙げられる。
ハブ20は、ガイドワイヤ30を挿通させる管状体であって、その先端部21に、カテーテルチューブ10の基端部が接続されている。なお、ハブ20の先端部21には、カテーテルチューブ10の基端部をカバーする細長いキャップ22が装着されている。
また、ハブ20の基端部23には、シリンジのルアーなどを挿入するための凹部24が形成されており、この凹部24はカテーテルチューブ10と連通している。
このようなハブ20は、カテーテルチューブ10内へガイドワイヤ30を挿入するときの挿入口として、あるいはカテーテルチューブ10内へ薬液等の液体を注入する注入口として、操作者がカテーテルチューブ10を操作するときの操作部として機能する。
凹部24の内壁は、基端方向に向かってその内径が漸増するテーパ状に形成されている。それによって、ルアーを嵌入して容易かつ確実に接続でき、ガイドワイヤ30の挿入も容易に行なうことができる、
また、ハブ20の側部には、複数の取っ手25が突出して形成されており、操作者が、ハブ20を把持してカテーテルチューブ10を操作する時には、この取っ手25を把持して操作することができる。
ガイドワイヤ30としては、Ni―Ti系合金線、ステンレス線、ピアノ線等が用いられる。あるいは、これらを芯材として、その外周を各種樹脂やエラストマーで被覆したものを用いてもよい。ガイドワイヤ30の先端部31は湾曲している。
トルクデバイス40は、操作者が把持して操作する操作部41と、操作部41の先端側においてガイドワイヤ30の基端部分を把持するチャックヘッド部42とからなり、チャックヘッド部42は、チャック爪43と、チャック爪43を締め付けるスクリューキャップ44が設けられている。
スクリューキャップ44の内周面には、操作部41の先端に形成された雄ネジ41aと係合する雌ネジが形成されており、このスクリューキャップ44を締め付けると、当該スクリューキャップ44がチャック爪43を周囲から押圧してガイドワイヤ30を把持するようになっている。
液体注入器具としてのシリンジ50には、フラッシング液(生理食塩水など)が充填され、プランジャ51を操作することによってノズル52からフラッシング液を吐出させることができる。
(フラッシングデバイス100の構成)
図2は、フラッシングデバイス100の斜視図である。
フラッシングデバイス100は、ガイドワイヤ30を貫通させる本体管部110と、本体管部110に連通するよう接続された側注管部120とから構成されている。側注管部120は、本体管部110の中央部(すなわち先端部111と基端部112との間)に接続されている。本体管部110と側注管部120との角度については、側注管部120が、本体管部110に対して垂直方向よりも基端部112側に傾いて接続されており、それによって、側注管部120から本体管部110に流れ込む液が先端部111方向に流れるようになっている。
本体管部110は、その先端部111が、凹部24に嵌まり込む形状に形成されいる。そして、先端部111を凹部24に嵌め込むことにより、本体管部110はハブ20と液密に接続され、接続状態が維持される。
一方、本体管部110の基端部112においては閉塞されてガイドワイヤ30との隙間が小さくなっている。具体的には、本体管部110の基端部112には、管を閉塞する蓋部114が設けられ、当該蓋部114の中央部分にガイドワイヤ30が貫通する孔114aが開設されている。
側注管部120は、その先端部121に、シリンジ50のノズル52を挿入可能な凹部122が形成されている。
凹部122は、基端方向に向かってその内径が漸増するテーパ状となっている。これにより、ノズル52を側注管部120へ確実かつ容易に嵌めこんで接続することができる。
フラッシングデバイス100は、アクリル系樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドエラストマー、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリアセタールを材料とし、この材料を射出成型することによって作製することができる。
本体管部110の管壁には、先端部111から基端部112にかけて、ガイドワイヤ30を側面から挿入させるためのスリット113が形成されている。なお、スリット113は上記の孔114aとつながっており、挿入したガイドワイヤ30を上記の孔114aに嵌め込むことができるようになっている。
(フラッシング操作)
カテーテル1にフラッシングデバイス100を装着してフラッシングする操作について説明する。
ここでは、フラッシングデバイス100において、ガイドワイヤ30はカテーテルチューブ10に挿通され、ガイドワイヤ30の基端部に、トルクデバイス40が連結された状態で、カテーテル1にフラッシングデバイス100を装着することとする。
フラッシングデバイス100装着時には、本体管部110のスリット113の部分をガイドワイヤ30の側面に押し当て、本体管部110をガイドワイヤ30に嵌め込む。そして、本体管部110の先端部111を凹部24に嵌め込むことによって、フラッシングデバイス100の装着が完了する。
このように、フラッシングデバイス100は、その本体管部110にスリット113が形成されているので、ガイドワイヤ30がカテーテルチューブ10に挿通され、トルクデバイス40が取り付けられた状態で、ガイドワイヤ30におけるハブ20とトルクデバイス40との間に、容易に装着することができる。
図3は、カテーテル1にフラッシングデバイス100が装着され、フラッシングする様子を示す断面図である。
図3に示すように、側注管部120の凹部122にノズル52を挿入して、シリンジ50を側注管部120に接続する。そして、プランジャ51を操作してシリンジ50内のフラッシング液を側注管部120に注入する。
側注管部120に注入されたフラッシング液は、側注管部120から、本体管部110に流れ込み、ガイドワイヤ30の表面を伝って、ハブ20内を経てカテーテルチューブ10内に流入する。これにより、カテーテルチューブ10の内腔とともに、ガイドワイヤ30の表面もフラッシングされる。
フラッシングが終われば、シリンジ50を側注管部120から外し、フラッシングデバイス100をカテーテル1から取り外す。この取り外し操作は、上記の装着操作と逆の操作を行なえばよい。
本体管部110にスリット113が形成されているので、本体管部110をガイドワイヤ30から外すことも容易に行なうことができる。
なお、フラッシングデバイス100を装着したままトルクデバイス40を操作することも可能ではあるが、トルクデバイス40の操作性がフラッシングデバイス100によって妨げられる。これに対して上記のようにフラッシング終了後にフラッシングデバイス100をカテーテル1から取り外せば、トルクデバイス40の操作性は妨げられない。
(カテーテルの血管への挿入)
フラッシング後に、カテーテル1を血管へ挿入する。そのときには、カテーテルチューブ10を、必要に応じてガイディングカテーテルや造影カテーテル内に挿入して、血管に挿入する。そして、トルクデバイス40を操作しながらカテーテルチューブ10の先端部12を目的部位まで到達させる。
カテーテルチューブ10の先端部12が目的部位へ到達したら、カテーテルチューブ10からガイドワイヤ30を抜き取る。
その後、ハブ20の凹部24に、シリンジ等の注入器具を接続し、造影剤や薬液を注入する。これにより、造影剤や薬液は、ハブ20からカテーテルチューブ10を経て、カテーテルチューブ10の先端部12から血管内に注入される。
以上の処理が終了した後には、カテーテルチューブ10をガイディングカテーテル(造影カテーテル)ごと血管から抜き取る。
(スリット113、蓋部114に関する詳細)
スリット113の隙間幅が大きいほど、フラッシングデバイス100をガイドワイヤ30に着脱しやすいが、フラッシング時にフラッシング液がスリット113から漏れやすいので、一般的には、スリット113の幅はガイドワイヤ30の直径と同程度とすることが好ましい。例えば、ガイドワイヤ30の直径が0.46mmの場合、スリット113の幅は、0.3〜0.6mmの範囲内に設定することが好ましい。ただし、スリット113の幅として適当な範囲は、フラッシングデバイス100を形成する材料によっても異なり、弾力性の大きい材料であれば、スリット113の幅をかなり小さく設定しても、フラッシングデバイス100をガイドワイヤ30に容易に着脱することができる。
なお、本体管部110において、スリット113の近傍だけ管壁を肉厚に形成してもよい。そうすることによってスリット113の管壁肉厚方向の長さが長くなるので、フラッシング液が漏れにくくなる。
また、蓋部114の肉厚については、本体管部110の管壁よりも厚めに設定することが好ましく、孔114aの大きさについては、ガイドワイヤ30の直径と同程度とすることが好ましい。そのように設定すれば、フラッシングデバイス100がガイドワイヤ30に装着された状態(孔114aにガイドワイヤ30が嵌め込まれた状態)で、フラッシング液が孔114aから漏れるのが防止できる。
(変形例など)
以上、カテーテル1とそれに装着するフラッシングデバイス100について説明したが、本発明は、上記のものに限定されるものではなく、以下のようなものでもよい。
(1)フラッシングデバイス100の変形例として、全体を同じ材料で形成するのではなく、
スリット113の近傍だけ、あるいはスリット113と孔114aの近傍だけを、柔軟性に富んだ材料で形成する例を挙げることができる。
例えば、フラッシングデバイス100を、基本的には上述したアクリル系樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドエラストマー、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリアセタールといった樹脂で形成し、スリット113ならびに孔114aに臨む部分に、柔軟性を有する材料(エラストマー系の材料)で形成した弁体を取り付ける。
図4は、変形例にかかるフラッシングデバイス100の基端部112を拡大した断面図である。当図には、フラッシングデバイス100において、蓋部114の肉厚が厚く設定され、蓋部114における孔114aに臨む部分に凹部が形成され、当該凹部にエラストマー系の材料からなる弁体115が嵌めこまれている様子が示されているが、同様の弁体を蓋部114における孔114aに臨む部分に接合してもよい。また、本体管部110のスリット113に臨む部分にも、同様にして、弁体を嵌め込んだり接合したりして取り付ければよい。
このように、スリット113ならびに孔114aに臨む箇所に弁体を取り付けることによって、当該弁体は、ガイドワイヤ30がスリット113を通過したり孔114aに嵌まり込むのを妨げることなく、スリット113や孔114aを閉塞する働きをする。従って、スリット113や孔114aからフラッシング液が漏れなくなる。
(2)上記のフラッシングデバイス100においては、側注管部120が本体管部110の中央部に接続されていたが、側注管部120が本体管部110の基端部112に接続されていてもよい。
(3) フラッシングデバイス100において、必ずしも本体管部110にスリット113を形成しなくてもよい。この場合、ガイドワイヤ30にトルクデバイス40を取り付けない状態で、
ガイドワイヤ30の基端部から本体管部110を嵌め込み、先端部111を凹部24に嵌めこむことによって、フラッシングデバイス100を装着する。そして、ノズル52を凹部122に挿入してシリンジ50を側注管部120に接続し、フラッシングする。
フラッシング後、フラッシングデバイス100をガイドワイヤ30の基端部から抜き、その後トルクデバイス40をガイドワイヤ30の基端部に装着する。
(4)フラッシングデバイス100において、本体管部110にスリット113を形成する代わりに、本体管部110の先端から基端にかけて、管壁の肉厚が薄い部分を設けてもよい。
この場合、予めガイドワイヤ30に、フラッシングデバイス100及びトルクデバイス40を装着しておく。そして、ノズル52を凹部122に挿入して、シリンジ50を側注管部120に接続し、フラッシングする。
そしてフラッシング後、フラッシングデバイス100の肉薄部分を裂いて、ガイドワイヤ30からフラッシングデバイス100を取り外す。
本発明にかかるフラッシングデバイスは、カテーテルチューブと、カテーテルチューブに接続されたハブと、カテーテルチューブ内に挿通されるガイドワイヤとを備えるカテーテルをフラッシングするのに利用することができ、特に、血管などに挿入する医療用のマイクロカテーテルをフラッシングするのに適している。
実施の形態にかかるカテーテルの構成及びそれに装着するフラッシングデバイスを示す図である。 上記フラッシングデバイスの斜視図である。 フラッシングデバイスを用いてフラッシングする様子を示す要部断面図である。 変形例にかかるフラッシングデバイスの基端部を拡大した断面図である。
符号の説明
1 カテーテル
10 カテーテルチューブ
12 カテーテルチューブの先端部
20 ハブ
23 ハブの基端部
24 凹部
30 ガイドワイヤ
40 トルクデバイス
50 シリンジ
52 ノズル
100 フラッシングデバイス
110 本体管部
111 本体管部の先端部
112 本体管部の基端部
113 スリット
114 蓋部
114a 孔
115 弁体
120 側注管部
121 側注管部の先端部
122 凹部

Claims (9)

  1. カテーテルチューブと、前記カテーテルチューブに接続され当該カテーテルチューブと連通する凹部を有するハブと、前記カテーテルチューブ内に挿通されるガイドワイヤとを備えるカテーテルに装着されるフラッシングデバイスであって、
    前記ガイドワイヤを貫通させる本体管部と、当該本体管部に連通するよう接続された側注管部とからなり、
    前記本体管部は、前記凹部に嵌まり込む形状に形成された先端部を有し、
    前記側注管部は、フラッシング液を吐出するノズルが挿入可能な形状に形成された先端部を有することを特徴とするフラッシングデバイス。
  2. 前記本体管部の管壁には、
    前記先端部から他端部にかけて切り込みが形成されていることを特徴とする請求項1記載のフラッシングデバイス。
  3. 前記本体管部には、
    前記切り込みに臨む箇所に、当該本体管部の材料よりも柔軟な材料からなる弁体が取り付けられていることを特徴とする請求項2記載のフラッシングデバイス。
  4. 前記本体管部の他端部は、蓋部で閉じられ、
    当該蓋部に前記ガイドワイヤが貫通可能な孔が開設されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載のフラッシングデバイス。
  5. 前記蓋部には、
    前記孔に臨む箇所に、当該蓋部の材料よりも柔軟な材料からなる弁体が取り付けられていることを特徴とする請求項4記載のフラッシングデバイス。
  6. 前記蓋部は、前記本体管部の管壁よりも肉厚であることを特徴とする請求項4記載のフラッシングデバイス。
  7. カテーテルチューブと、前記カテーテルチューブに接続され当該カテーテルチューブと連通する凹部を有するハブと、請求項1記載のフラッシングデバイスとを備えることを特徴とするカテーテルセット。
  8. カテーテルチューブと、前記カテーテルチューブに接続され当該カテーテルチューブと連通する凹部を有するハブと、前記カテーテルチューブ内に挿通されるガイドワイヤと、請求項1記載のフラッシングデバイスとを備えることを特徴とするカテーテルセット。
  9. カテーテルチューブと、前記カテーテルチューブに接続され当該カテーテルチューブと連通する凹部を有するハブと、前記カテーテルチューブ内に挿通されるガイドワイヤと、当該ガイドワイヤを操作するトルクデバイスと、請求項1記載のフラッシングデバイスとを備えることを特徴とするカテーテルセット。
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